2008/06/29 エコアイランド宮古島宣言記念ゼロエミッションフォーラム in 宮古島 2008ゼロエミッションフォ ラム in 宮古島 2008

環境立国戦略と環境立国戦略と環境立国戦略と環境立国戦略と環境立国戦略と環境立国戦略とエコアイランド宮古島エコアイランド宮古島環境立国戦略と環境立国戦略とエコアイランド宮古島エコアイランド宮古島アイランド宮古島アイランド宮古島アイランド宮古島アイランド宮古島

鈴木基之*鈴木基之*

国際連合大学国際連合大学

*放送大学*放送大学

目目 次次目目 次次

私たちは、どこから来て、どこに居るのか私たちは、どこから来て、どこに居るのか

人間活動の爆発、地球環境問題

「環境立国戦略」の精神

人間活動の爆発、地球環境問題

「環境立国戦略」の精神「環境立国戦略」の精神

持続可能な社会とは

れからど 行く か

「環境立国戦略」の精神

持続可能な社会とは

れからど 行く かこれからどこへ行くのか

パラダイムシフトへ

これからどこへ行くのか

パラダイムシフトへラダイ シフト

宮古島の役割

ラダイ シフト

宮古島の役割

ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期ヒトの活動の転換期

• ヒトの発生 500万年前 ｸﾞﾚｰﾄ ﾘﾌﾄ ﾊﾞﾚｲ• ヒトの発生 500万年前 ｸﾞﾚｰﾄ ﾘﾌﾄ ﾊﾞﾚｲヒトの発生 500万年前 ｸ ﾚ ﾄ ﾘﾌﾄ ﾊ ﾚｲ– 東アフリカ（エチオピア）

– 直立歩行、道具･言葉・火の使用（70-130万年前）

ヒトの発生 500万年前 ｸ ﾚ ﾄ ﾘﾌﾄ ﾊ ﾚｲ– 東アフリカ（エチオピア）

– 直立歩行、道具･言葉・火の使用（70-130万年前）

農業 発生 8000年 1 年前 ﾔ ｶﾞ ﾄﾞ 期末農業 発生 8000年 1 年前 ﾔ ｶﾞ ﾄﾞ 期末• 農業の発生 8000年-1万年前 ﾔﾝｶﾞｰﾄﾞﾘｱｽ期末– パレスティナ、メソポタミア、ナイルデルタ、東南アジア、中国等

– 農作・畜産 稲作 土器 定住始まる 縄文時代

• 農業の発生 8000年-1万年前 ﾔﾝｶﾞｰﾄﾞﾘｱｽ期末– パレスティナ、メソポタミア、ナイルデルタ、東南アジア、中国等

– 農作・畜産 稲作 土器 定住始まる 縄文時代農作 畜産、稲作、土器、定住始まる 縄文時代

• 都市の発生 3500-4000年前– 4大文明（エジプト、シュメール、黄河、インダス）

農作 畜産、稲作、土器、定住始まる 縄文時代

• 都市の発生 3500-4000年前– 4大文明（エジプト、シュメール、黄河、インダス）

– 大規模潅漑技術、産業としての農、余剰の富、分業、城壁都市

• 科学の発生 17世紀 小氷期西欧のみで発生

– 大規模潅漑技術、産業としての農、余剰の富、分業、城壁都市

• 科学の発生 17世紀 小氷期西欧のみで発生– 西欧のみで発生、

– デカルト、ベーコン、ニュートン、ボイル、ラボアジェなど

– 機械論的自然観、産業革命(18世紀後半)につながる

– 西欧のみで発生、

– デカルト、ベーコン、ニュートン、ボイル、ラボアジェなど

– 機械論的自然観、産業革命(18世紀後半)につながる

現在の問題人間活動の巨大化、我々の環境の有限性が問題

現在の問題人間活動の巨大化、我々の環境の有限性が問題

有限の時代有限の時代有限の時代有限の時代

世界の一体化 (90年代に生じた激変)世界の一体化 (90年代に生じた激変)世界の 体化 (90年代に生じた激変)

IT技術の発展、世界的な情報の共有化

東西二極支配体制の崩壊 経済の一元化

世界の 体化 (90年代に生じた激変)

IT技術の発展、世界的な情報の共有化

東西二極支配体制の崩壊 経済の一元化東西二極支配体制の崩壊、経済の 元化

気候変動に見られる地球システムの全体像・脆さの理解

異常気象 災害の多発

東西二極支配体制の崩壊、経済の 元化

気候変動に見られる地球システムの全体像・脆さの理解

異常気象 災害の多発異常気象、災害の多発

有限な大きさの中の人間活動：自業自得の世界

逃げ場のな 空間

異常気象、災害の多発

有限な大きさの中の人間活動：自業自得の世界

逃げ場のな 空間逃げ場のない空間

限られた資源(エネルギー、食料、水、…)をめぐっての紛争

逃げ場のない空間

限られた資源(エネルギー、食料、水、…)をめぐっての紛争

文明、倫理、宗教、価値観の衝突を如何に回避するか

有限認識から生じる閉塞感：犯罪、異常行動の頻発

文明、倫理、宗教、価値観の衝突を如何に回避するか

有限認識から生じる閉塞感：犯罪、異常行動の頻発

⇒ 我々は地球の有限性に真に直面した初めての人類世代⇒ 我々は地球の有限性に真に直面した初めての人類世代Suzuki, UNU

地球上の人口増加地球上の人口増加地球上の人口増加地球上の人口増加

1010人口

1010人口

文献:Biraben, Jean-Noel, 1980D d J h D

文献:Biraben, Jean-Noel, 1980D d J h D109109

産業革命

Durand, John D., 1974Haub, Carl, 1995McEvedy Colin and

Durand, John D., 1974Haub, Carl, 1995McEvedy Colin and

109109

農業の始まり

都市文明

McEvedy, Colin and Richard Jones, 1978Thomlinson, Ralph, 1975

McEvedy, Colin and Richard Jones, 1978Thomlinson, Ralph, 1975

108108

0.0535%/年0.0535%/年

農業の始まり

1975United Nations (UN), 1973United Nations 1999

1975United Nations (UN), 1973United Nations 1999

107107

United Nations, 1999U.S. Bureau of the Census (USBC), 2002

United Nations, 1999U.S. Bureau of the Census (USBC), 2002

106106 寒冷期

-10000 -6000 -2000 0 2000年 M. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNU

-10000 -6000 -2000 0 2000年 M. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNU

⾃然⽣態系に対する⼈間活動の影響

F ti  F tFrontier Forests

Current Non‐frontier Forest

Original ForestsO g a o ests

雨の降り方

人間活動の拡大--温暖化の現実人間活動の拡大--温暖化の現実人間活動の拡大 温暖化の現実人間活動の拡大 温暖化の現実

M. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNU

地球表面温度の変化地球表面温度の変化 ーー過去過去 140 140 年間年間地球表面温度の変化地球表面温度の変化 ーー過去過去 140 140 年間年間

0.8 0.8

の差

(C)

の差

(C)

このまま上がり続けるとこのまま上がり続けるとGLOBAL

0.4 0.4

度か

らの

度か

らの 全地球全地球

このまま上がり続けるとこのまま上がり続けると

温度計による測定データ

0 00 0平均

温度

平均

温度

0.0 0.0

年の

平年

の平

D t f th t

-0.4 -0.4

－1990

－1990

地球シミュレーターによる計算海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球シミュレーターによる計算海洋研究開発機構(JAMSTEC)

Data from thermometers.

1860 1860 1880 1880 1900 1900 1920 1920 1940 1940 1960 1960 1980 1980 2000 2000 -0.8 -0.8

1961－

1961－

年年

Source: GRID Arendal温度上昇温度上昇

海面上昇降雨

影響影響人間活動 の影響

健康 水資源 沿岸域

人間活動への影響

健康 農業 水資源 沿岸域 種と自然域

天候関連水供給

海浜浸食

死亡率感染症

大気吸入疾病

作物収穫必要潅漑

水供給水質

水利用の競合

海岸水没

海岸域生活圏保護経費

棲息域と種の損失

極域：氷河消失

■■ 小島嶼の例：水資源の減少小島嶼の例：水資源の減少

海面上昇による淡水レンズ※への影響

気候変化により 今世紀ま気候変化により 今世紀ま 使用中気候変化により、今世紀までに、例えば、カリブ諸島や太平洋諸島等の多

気候変化により、今世紀までに、例えば、カリブ諸島や太平洋諸島等の多

放棄された井戸

使用中の井戸

淡水

地下水位上限

海面水位

くの小諸島において、小雨季の需要に満たないほど、水資源が減少する

くの小諸島において、小雨季の需要に満たないほど、水資源が減少する

淡水海水

地下水海面水位が

と予測される。と予測される。出典：AR4 SPM

地下水位上限

海面水位

海面水上がると・・・

※サンゴ礁からなる島の地層は、※サンゴ礁からなる島の地層は、地下水位上限

海面水位礁 島 層 、透水性の高い石灰岩で形成されているため、雨が川に流出せず、地下にレンズ状になってたまる。

礁 島 層 、透水性の高い石灰岩で形成されているため、雨が川に流出せず、地下にレンズ状になってたまる。

利用可能な淡水量が減少

出典：国立環境研究所地球環境研究センター（2001）Data Book of Sea-Level Rise 2000

これを淡水レンズと呼ぶ。これを淡水レンズと呼ぶ。

Mauna Loa観測所における月平均 CO2 濃度の変化

温暖化の原因の大部分は大気中の二酸化炭素濃度

pm

)

大気中の二酸化炭素濃度の上昇

濃度

(pp

化炭

素濃

二酸

化

人間活動からの排出

年

地球規模の炭素循環地球規模の炭素循環 (modified from SciStrat7(modified from SciStrat7--1)1)地球規模の炭素循環地球規模の炭素循環 (modified from SciStrat7(modified from SciStrat7--1)1)

大気 778 （年間3.2ずつ増加）大気 778 （年間3.2ずつ増加）大気 778 （年間3.2ずつ増加）

化石燃料化石燃料火山

2火山

2 60 61.460 61.4

化石燃料セメント7 2

化石燃料セメント7 2

3 1?

1.6 0.51.6 0.5光合成呼吸光合成呼吸

7.27.2

90.3 9290.3 92

3.1?

土地利用変化土地利用変化植生 610土壌 1 580植生 610土壌 1 580植生 610土壌 1 580

放散・吸収放散・吸収土壌 1,580

表層 1 020

土壌 1,580土壌 1,580

表層 1 020表層 1 020表層 1,020

深層 38,100海洋生物 3単位 G C G C/

表層 1,020表層 1,020

深層 38,100深層 38,100海洋生物 3海洋生物 3単位 G C G C/

海洋生物 3

海底沈殿物 150単位：GtC, GtC/year、

G = 109

海洋生物 3海洋生物 3

海底沈殿物 150海底沈殿物 150単位：GtC, GtC/year、

G = 109

対流圏地球の大きさを直径１メートルとすると厚さは１ミリ程度厚さは１ミリ程度

2121世紀環境世紀環境立国戦略立国戦略2121世紀環境世紀環境立国戦略立国戦略

中央環境審議会で検討、提言を中央環境審議会で検討、提言を

環境大臣に提出、

閣議決定(07.06.01)

「国内外挙げて取り組むべき

環境大臣に提出、

閣議決定(07.06.01)

「国内外挙げて取り組むべき「国内外挙げて取り組むべき

環境政策の方向を明示し、

今後の世界の枠組み作りへ

「国内外挙げて取り組むべき

環境政策の方向を明示し、

今後の世界の枠組み作りへ今後の世界の枠組み作りへ

我が国として貢献する

上での指針」

今後の世界の枠組み作りへ

我が国として貢献する

上での指針」

○ 三つの章から成る– I. 地球環境の現状と課題

II 「環境立国日本」の創造・発信

○ 三つの章から成る– I. 地球環境の現状と課題

II 「環境立国日本」の創造・発信– II. 「環境立国日本」の創造 発信– III. 今後1，2年で重点的に着手すべき8つの戦略

• 低炭素社会、循環型社会、自然共生社会に向けた3つの戦略横断的課題に関する5つの戦略：国際協力 経済との両立 地域社

– II. 「環境立国日本」の創造 発信– III. 今後1，2年で重点的に着手すべき8つの戦略

• 低炭素社会、循環型社会、自然共生社会に向けた3つの戦略横断的課題に関する5つの戦略：国際協力 経済との両立 地域社• 横断的課題に関する5つの戦略：国際協力、経済との両立、地域社会の活性化、人作り、制度作り

• 横断的課題に関する5つの戦略：国際協力、経済との両立、地域社会の活性化、人作り、制度作り

II．． 地球環境の現状と課題地球環境の現状と課題II．． 地球環境の現状と課題地球環境の現状と課題

３つの大きなリスク３つの大きなリスク

地球温暖化の危機 資源の浪費による危機 生態系の危機

３つの大きなリスク３つの大きなリスク

持続 能な社会 各側 を低炭素社会 循環型社会

３つの社会像３つの社会像持続可能な社会の各側面を

統合した取り組みの展開

炭

自然共生型社会

IIIIII．． 今後１，２年で着手すべき８つの戦略今後１，２年で着手すべき８つの戦略IIIIII．． 今後１，２年で着手すべき８つの戦略今後１，２年で着手すべき８つの戦略

戦略１戦略１気候変動問題の克服に向けた気候変動問題の克服に向けた

国際的リ ダ シ プ国際的リ ダ シ プ

戦略２戦略２生物多様性の保全による生物多様性の保全による自然の恵みの享受と継承自然の恵みの享受と継承

戦略３戦略３３３RRを通じた持続可能を通じた持続可能

な資源循環な資源循環国際的リーダーシップ国際的リーダーシップ 自然の恵みの享受と継承自然の恵みの享受と継承 な資源循環な資源循環

戦略４戦略４公害克服の経験と智恵を公害克服の経験と智恵を

活かした国際貢献活かした国際貢献

戦略５戦略５環境・エネルギー技術を環境・エネルギー技術を

中核とした経済発展中核とした経済発展活かした国際貢献活かした国際貢献 中核とした経済発展中核とした経済発展

戦略６戦略６自然の恵みを活かした自然の恵みを活かした活力溢れる地域づくり活力溢れる地域づくり

戦略７戦略７環境を感じ、考え、環境を感じ、考え、行動する人づくり行動する人づくり

戦略８戦略８環境立国を支える環境立国を支える

仕組みづくり仕組みづくり

会型

社会

循環

型持続可能な社会

循環

美しい星５０美しい星５０ (Cool Earth 50)(Cool Earth 50)美しい星５０美しい星５０ (Cool Earth 50)(Cool Earth 50)美しい星５０美しい星５０ (Cool Earth 50)(Cool Earth 50)美しい星５０美しい星５０ (Cool Earth 50)(Cool Earth 50)

2050年までにCO2の排出量を地球全体で50%削減2050年までにCO2の排出量を地球全体で50%削減2050年までにCO2の排出量を地球全体で50%削減現状のCO2排出量：72億炭素トン

2050年に半減：36億炭素トン

2050年 約92億人(国連の人口統計)

2050年までにCO2の排出量を地球全体で50%削減現状のCO2排出量：72億炭素トン

2050年に半減：36億炭素トン

2050年 約92億人(国連の人口統計)2050年：約92億人(国連の人口統計)一人当たり許容CO2排出量：0.4炭素トン/年

2050年：約92億人(国連の人口統計)一人当たり許容CO2排出量：0.4炭素トン/年

わが国におけるCO2発生量：一人当たりの実排出量：2.5炭素トン/年

わが国におけるCO2発生量：一人当たりの実排出量：2.5炭素トン/年今後40年余りの間に、2.5から0.4へと84%の削減をする必要がある今後40年余りの間に、2.5から0.4へと84%の削減をする必要がある

化石燃料の使用量を約1/6に縮小することエネルギー消費量が現在に比して1/6であった時代：昭

化石燃料の使用量を約1/6に縮小することエネルギー消費量が現在に比して1/6であった時代：昭ネルギ 消費量が現在に比して1/6であった時代 昭和30年ころ

ネルギ 消費量が現在に比して1/6であった時代 昭和30年ころ

Target

20世紀中頃以降の日本の発展20世紀中頃以降の日本の発展

55エネルギー(107kcal)エネルギー(107kcal)

一人一人

バブル

バブル

石石東西冷

東西冷

リオリオ

ヨハヨハ

44GNP(106yen)GNP(106yen)あ

たりの

あたりの

ル崩壊

ル崩壊

石油危機

石油危機

大阪万博

大阪万博

冷戦終結

冷戦終結

ストックホ

ストックホ

京京

オ会議・アジ

オ会議・アジ

ネスブルグ

ネスブルグ

33

のエネルギ

のエネルギ

第二第二

所得所得

東京オリ

東京オリ

博博ホルム会議

ホルム会議

京都会議

京都会議

ジェンダ

ジェンダ２１２１

グ・サミット

グ・サミット容容

22

ギー消費

ギー消費

二次世界大

二次世界大

得倍増計画

得倍増計画

韓国韓国

リンピック

リンピック国

際国際

議議

沈黙の春

沈黙の春

トト容器包装リサ

容器包装リサ

循環型社会

循環型社会

資源有効利

資源有効利

再生資源

再生資源

11

費量・国民

費量・国民

大戦大戦

画画国戦争

国戦争

際連合

際連合

春春サイクル法施行

サイクル法施行

会形成推進基

会形成推進基

公害対策

公害対策

環境基本

環境基本

廃廃廃掃廃掃

用促進法

用促進法

源利用促進法

源利用促進法地域汚濁

0019401940 19501950 19601960 19701970 19801980 19901990 20002000

民総生産

民総生産

行行基本法

基本法

策基本法

策基本法

本法本法

廃掃法

廃掃法

清掃法

清掃法

掃法改正

掃法改正

産業公害 地球環境

19401940 19501950 19601960 19701970 19801980 19901990 20002000産産

年年

増殖･成長の典型的なパターン増殖･成長の典型的なパターン増殖･成長の典型的なパターン増殖･成長の典型的なパターン

人口人口人口人口

指数増殖指数増殖 ソフトランディングソフトランディング

口、経

口、経

口、経

口、経 平衡安定平衡安定

着着経済な

経済な

経済な

経済な

着地点

着地点

20世紀型

・成長パラダイム

20世紀型

・成長パラダイム

21世紀型

・持続性パラダイム地方分権

21世紀型

・持続性パラダイム地方分権

などなどなどなど

破局破局

・都市集中・都市集中 ・地方分権・地方分権

時間経過時間経過時間経過時間経過

Suzuki, UNUSuzuki, UNU

パラダイム・シフトパラダイム・シフトパラダイム・シフトパラダイム・シフト

産業産業//生産生産産業産業//生産生産

成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ ⇒ ⇒ 持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ ⇒ ⇒ 持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ

製造業・建設 ⇒ サービス・保守

大量予測生産 ⇒ 適量生産/オンデマンド

労働生産性 資源生産性

製造業・建設 ⇒ サービス・保守

大量予測生産 ⇒ 適量生産/オンデマンド

労働生産性 資源生産性経済経済経済経済

労働生産性 ⇒ 資源生産性

物質フロ 経済 ⇒ ストック中心 ｻ ﾋﾞｽ経済

労働生産性 ⇒ 資源生産性

物質フロ 経済 ⇒ ストック中心 ｻ ﾋﾞｽ経済環境関連環境関連環境関連環境関連

物質フロー経済 ⇒ ストック中心・ｻｰﾋ ｽ経済

ｴﾝﾄﾞｵﾌﾞﾊﾟｲﾌﾟ ⇒ システム改編/ｾﾞﾛｴﾐｯｼｮﾝ

物質フロー経済 ⇒ ストック中心・ｻｰﾋ ｽ経済

ｴﾝﾄﾞｵﾌﾞﾊﾟｲﾌﾟ ⇒ システム改編/ｾﾞﾛｴﾐｯｼｮﾝ科学技術科学技術科学技術科学技術

ｴﾝﾄ ｵﾌ ﾊ ｲﾌ ⇒ システム改編/ｾ ﾛｴﾐｯｼｮﾝ

リニアーモデル ⇒ デマンド・プル

ｴﾝﾄ ｵﾌ ﾊ ｲﾌ ⇒ システム改編/ｾ ﾛｴﾐｯｼｮﾝ

リニアーモデル ⇒ デマンド・プル政策決定政策決定//操作方式操作方式政策決定政策決定//操作方式操作方式

微分発想 ⇒ 積分的/総括的・着地点指向微分発想 ⇒ 積分的/総括的・着地点指向

プロジェクション ⇒ バックキャスティングプロジェクション ⇒ バックキャスティング

M. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNU

従来の観光からの発展従来の観光からの発展--------ェェコツーリズム 持続可能な観光コツーリズム 持続可能な観光

従来の観光からの発展従来の観光からの発展--------ェェコツーリズム 持続可能な観光コツーリズム 持続可能な観光--------ェェコツーリズム、持続可能な観光コツーリズム、持続可能な観光--------ェェコツーリズム、持続可能な観光コツーリズム、持続可能な観光

●日本エコツーリズム協会：エコツーリズムとは●日本エコツーリズム協会：エコツーリズムとは

(1)自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。

(2)観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること

(1)自然・歴史・文化など地域固有の資源を生かした観光を成立させること。

(2)観光によってそれらの資源が損なわれることがないよう、適切な管理に基づく保護・保全をはかること基づく保護 保全をはかること。

(3)地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護＋観光業の成立＋地域振興の融合をめざす観光の考え方である それにより 旅行者に魅力的な地域資源とのふれ

基づく保護 保全をはかること。

(3)地域資源の健全な存続による地域経済への波及効果が実現することをねらいとする、資源の保護＋観光業の成立＋地域振興の融合をめざす観光の考え方である それにより 旅行者に魅力的な地域資源とのふれ観光の考え方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目的とする。

観光の考え方である。それにより、旅行者に魅力的な地域資源とのふれあいの機会が永続的に提供され、地域の暮らしが安定し、資源が守られていくことを目的とする。

●世界観光機関（WTO）1988 ：持続可能な観光（サステイナブル観光）開発とは

(1)現在 旅行者と受入れ地域 需要 適合 次世代 ため 機会

●世界観光機関（WTO）1988 ：持続可能な観光（サステイナブル観光）開発とは

(1)現在 旅行者と受入れ地域 需要 適合 次世代 ため 機会(1)現在の旅行者と受入れ地域の需要に適合しつつ、次世代のための機会を守り、強化するものである

(2)あらゆる資源を活用するにあたっては、文化の尊厳、大切な生態系環境、

(1)現在の旅行者と受入れ地域の需要に適合しつつ、次世代のための機会を守り、強化するものである

(2)あらゆる資源を活用するにあたっては、文化の尊厳、大切な生態系環境、生態系の多様性、生命を支える仕組みを維持しながら、経済的、社会的、美的な必要性を満たさなければならない。生態系の多様性、生命を支える仕組みを維持しながら、経済的、社会的、美的な必要性を満たさなければならない。

宮古島のエコアイランド化宮古島のエコアイランド化宮古島のエコアイランド化宮古島のエコアイランド化

文化的演出文化的演出文化的演出エコアイランドのデザイン

住民の認識、島全体でのエコ化をどう実現するか

文化的演出エコアイランドのデザイン

住民の認識、島全体でのエコ化をどう実現するか住民の認識、島全体でのエコ化をどう実現するかエコな宮古島とは何か

制度群

住民の認識、島全体でのエコ化をどう実現するかエコな宮古島とは何か

制度群法的制度等による自然保護対策

地下水の保全、観光客の持ち込むゴミ

経済的しくみ

法的制度等による自然保護対策地下水の保全、観光客の持ち込むゴミ

経済的しくみ経済的しくみ入島税、地域通貨などの仕組み宮古島に観光に来る人々の負担すべきものはなにか

エ ツア 持続可能な宮古島の全体システム構築

経済的しくみ入島税、地域通貨などの仕組み宮古島に観光に来る人々の負担すべきものはなにか

エ ツア 持続可能な宮古島の全体システム構築エコツアー・持続可能な宮古島の全体システム構築専門ガイドの育成、エコツアーガイドライン策定、それぞれの管理・評価

エコツアー・持続可能な宮古島の全体システム構築専門ガイドの育成、エコツアーガイドライン策定、それぞれの管理・評価宮古島の持つプレスティッジさ(特異性、優先性)宮古島の持つプレスティッジさ(特異性、優先性)

観光におけるパラダイム観光におけるパラダイム・シフト・シフト観光におけるパラダイム観光におけるパラダイム・シフト・シフト

ツーリズムツーリズムツーリズムツーリズム

成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ ⇒ ⇒ 持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ成長ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ ⇒ ⇒ 持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ持続性ﾊﾟﾗﾀﾞｲﾑ

最新近代設備 ⇒ 地域特色しかけ

大量観光客 ⇒ 参加者限定

短期駆け抜け 長期滞在

最新近代設備 ⇒ 地域特色しかけ

大量観光客 ⇒ 参加者限定

短期駆け抜け 長期滞在

経済経済経済経済

短期駆け抜け ⇒ 長期滞在

パターン化 ⇒ 個別設計

短期駆け抜け ⇒ 長期滞在

パターン化 ⇒ 個別設計経済経済経済経済

低質・物質経済 ⇒ 高質・ｻｰﾋﾞｽ経済

中央依存・交付金 ⇒ 自立経済・観光税

低質・物質経済 ⇒ 高質・ｻｰﾋﾞｽ経済

中央依存・交付金 ⇒ 自立経済・観光税物流関連物流関連物流関連物流関連

中央依存 交付金 ⇒ 自立経済 観光税

廃棄物処理 ⇒ 持ち込まない/ｾﾞﾛｴﾐｯｼｮﾝ

中央依存 交付金 ⇒ 自立経済 観光税

廃棄物処理 ⇒ 持ち込まない/ｾﾞﾛｴﾐｯｼｮﾝエネルギーエネルギーエネルギーエネルギー

棄 /

化石・電力主体 ⇒ 地域産出エネルギー

棄 /

化石・電力主体 ⇒ 地域産出エネルギー政策決定政策決定//操作方式操作方式政策決定政策決定//操作方式操作方式

トップダウン ⇒ トップ・ボトム共同トップダウン ⇒ トップ・ボトム共同M. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNUM. Suzuki, UNU

宮古島のエコアイランド化宮古島のエコアイランド化宮古島のエコアイランド化宮古島のエコアイランド化

島(市)の将来ビジョンの明確化 すべ の テ クホ ダ の力島(市)の将来ビジョンの明確化 すべ の テ クホ ダ の力島(市)の将来ビジョンの明確化 ---すべてのステークホールダーの力

現状の島の問題点はなにか次世代の島はいかにあるべきか

島(市)の将来ビジョンの明確化 ---すべてのステークホールダーの力

現状の島の問題点はなにか次世代の島はいかにあるべきか

観光立国を考える場合の資源の明確化 --専門家を活かす

インベントリーの掘り起こし、定量化

資源を生かすことに関して

観光立国を考える場合の資源の明確化 --専門家を活かす

インベントリーの掘り起こし、定量化

資源を生かすことに関して資源を生かすことに関して種々の資源の特性と活かし方 ----民間と行政、市民の力環境観光に参加する人々のセレクション

参加者にとって

資源を生かすことに関して種々の資源の特性と活かし方 ----民間と行政、市民の力環境観光に参加する人々のセレクション

参加者にとって参加者にとって参加することのプレスティッジ参加することによって環境保全、環境改善への貢献これらの効果の見える化

参加者にとって参加することのプレスティッジ参加することによって環境保全、環境改善への貢献これらの効果の見える化これらの効果の見える化

島の側から ----学識経験者と島の住民、行政の力

制度、構造の構築文化の確立

これらの効果の見える化

島の側から ----学識経験者と島の住民、行政の力

制度、構造の構築文化の確立文化の確立継世代的な価値観の確立文化の確立継世代的な価値観の確立