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建設現場において品質・施工管理の効率化を図ることは,高品質な構造物を早く建設する上で非常に重要な事であります。そしてこれらを達成する手法の一つとして画像処理技術の活用があり,多くの技術が開発され実用化されています。本論は画像処理技術により品質・施工管理を効率化した事例の中で『粒度分布解析システム』,『コンクリ―ト打継面処理の定量化』および『連続ベルトコンベア監視技術における大塊岩石の検出』についての紹介です。
今回紹介する3つの技術で共通した画像処理技術として,二値化処理技術が挙げられます。この二値化処理は,判別したい対象物とそうでないものを明確に分離することが可能となります。この技術により骨材,輪郭線,岩石の判別を行うことが可能となりました。
『粒度分布解析システム』,『コンクリ―ト打継面処理の定量化』および『連続ベルトコンベア監視技術における大塊岩石の検出』を導入することで施工・品質管理の効率化やトラブルの防止が実現可能となります。
*1 技術センター 土木技術開発部 土木技術開発プロジェクト室 *2 技術センター 土木技術研究所 土木構工法研究室
ICT
60情報化施工
REPORT OF TAISEI TECHNOLOGY CENTER 2012 NO.45 60
粒度分布解析
面積算出
撮影画像
粒度分布
打継面処理程度定量化
0.659
0.165
は評価値を示す
大塊岩石検出
大塊検出画像
画像処理技術の建設施工への応用例
画像処理技術の建設施工への応用
片山 三郎*1・小山 哲*2・栗原 庸聡*1
Application of Image Processing Technology to Construction Saburo KATAYAMA, Satoru KOYAMA and Nobuaki KURIHARA