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長谷川研の基本的な考え方
• 当たり前ですが、長谷川研では「研究」をします。
• 実は最近、これが当たり前でなくなってきています。
• 大学院は、就活のための場ではありません。
• 長谷川研の研究の方向性に共感し、そうした研究に真剣に取り組む気の無い人は、長谷川研には向きません。(入っても、辛いだけです。)
• 上記を読んで、「自分は向かないかな」と思う人は、志望されないことを強くお勧めします。
長谷川研の「研究」とは (1)
• 研究の目標
–研究は自らの幸福、さらには人類の幸福のために行います。よって、これに反することは行いません。
–同時に、「研究をさせて頂いている」という意識も必要です。つまり、研究は自分勝手、好き勝手にやってよい、というものではありません。
–以上の観点から、長谷川研では、将来のコンピュータやロボットの「知能」のあるべき姿を考え、その工学的実現の方法を探ります。
–自分たちの興味と、社会的ニーズの接点がそこにあると考えるからです。
長谷川研の「研究」とは (2)
• 研究の目標
–日本の少子高齢化に伴う労働力不足は深刻です。ごく近い将来(今の学生さんが中高年になる頃までに)、コンピュータやロボットに、少しでも人の手伝いをさせねばなりません。
– しかし、現状ではそれを実現するために不可欠な、「実環境で機能する、人工の知能」が存在しないのです。
–そこに、自分たちの知能研究の成果をお使い頂くことで、社会に貢献することを、長谷川研の最大の目標とします。
研究を進めるにあたって (1)
• 「日本語が話せる」と思ってはいけない –毎年のことですが、実は、殆どの「日本人の」 学生さんが、満足に日本語が話せません。
–正確には、「自分が、今、何のために、何をしており、次に何をすべきか」をきちんと話せる人は、極めて少ないのです。
–そこで、長谷川研に入った人は、まず上記がきちんとできるよう、「日本語の研修」から取り組みます。
– (日本語を話さない留学生には、以上を英語で行います。)
研究を進めるにあたって (2)
• 「自分が、今、何のために、何をしており、次に何をすべきか」を考えることの重要性は、研究に限ったことではありません。
• たとえば、 – 何のために大学(院)に行くのか?
– 大学(院)修了後は、どこで何をし、自分の人生を どうするのか?
に自分なりの「答え」を見つけることは、容易
なことではありません。
しかし、誰もが必ず考えねばなりません。
研究を進めるにあたって (3)
• 繰り返しになりますが、長谷川研では、全ての学生さんに、
あなたは、今、何のために、何をしており、
次に何をすべきか
を徹底して問います。
• つまり、「自分の知能」も徹底的に鍛えます。
• こうした活動を通じ、
自ら考え、行動できる、技術者・研究者
の養成を目指します。
「楽しい」は「楽」ではない。
• 研究において、研究すること自体を楽しめたら、こんな幸せなことはありません。
• しかしそれは決して、楽をする、ということではありません。
• 高い山の頂であるほど、登るのは大変ですが、制した時の喜びは無上のものとなります。
• 研究も、まだ誰も登ったことのない頂への挑戦です。決して楽ではありません。
「強い心」を持って挑もう!
• オリジナルな研究であればあるほど、理解者は少なくなります。
• とんでもない誤解や、間違った批判をされることも珍しくありません。
• そうした時、たとえ自分以外の世界中の人が「間違い」と言っても、「正しいものは正しい」と信念を貫く、強い心が必要です。
• 「正しい」かどうかは、自然(実験)が証明してくれます。心配要りません。
待っています。
• ここまで読んで、なお長谷川研に興味を持ってくれた人は、まず研究室見学に来て下さい。
• そして、長谷川や現役の学生さんと話してみてください。
• その上で、「よし、自分もここで研究したい」と思う人は、ぜひ長谷川研に参加して下さい。
• 長谷川研一同、そうした人を心から待っています。