15
資料:農林水産省「食料需給表」、FAO“Food Balance Sheets”等を基に農林水産省で試算。'アルコール類は含まない。( ただし、スイスについてはスイス農業庁「農業年次報告書」、韓国については韓国農村経済研究院「食品需給表」による。 (注)1.数値は、2007年(ただし、スイスは2008年、韓国は2009年、日本は2010年度2.カロリーベースの食料自給率は、総供給熱量に占める国産供給熱量の割合である。畜産物については、輸入飼料を考慮している。 3. (1)食料自給率の各国比較 10 オーストラリア アメリカ ドイツ イタリア 韓国 カナダ フランス イギリス スイス 日本 173 168 124 111 80 65 63 55 50 39 0 50 100 150 200

3. (1)食料自給率の各国比較 - maff.go.jp3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ

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Page 1: 3. (1)食料自給率の各国比較 - maff.go.jp3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ

資料:農林水産省「食料需給表」、FAO“Food Balance Sheets”等を基に農林水産省で試算。'アルコール類は含まない。( ただし、スイスについてはスイス農業庁「農業年次報告書」、韓国については韓国農村経済研究院「食品需給表」による。 (注)1.数値は、2007年(ただし、スイスは2008年、韓国は2009年、日本は2010年度) 2.カロリーベースの食料自給率は、総供給熱量に占める国産供給熱量の割合である。畜産物については、輸入飼料を考慮している。

3. (1)食料自給率の各国比較

10

オーストラリア アメリカ ドイツ イタリア 韓国 カナダ フランス イギリス スイス 日本

173 168

124 111

80

65 63 55 50

39

0

50

100

150

200

Page 2: 3. (1)食料自給率の各国比較 - maff.go.jp3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ

3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識

○ 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ る程度不安がある」とする者の割合が8割超となっている。 ○ 主な不安の理由として、異常気象・災害による不作、地球環境問題の深刻化による食料増産の 限界、国際情勢の変化による食料輸入の減尐、世界人口の急激な増加などをあげている。

非常に不安がある

38.2%

ある程度不安がある

47.7%

あまり不安はない

9.7%

全く不安はない

1.4% わからない

3.0%

資料:内閣府「食料の供給に関する特別世論調査'2010年9月調査(」

11

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70%

とうもろこしなどを原料とするバイオ燃

料需要が増加して、穀物が足りなくな

る可能性があるため

穀物市場への投機資金の流入によ

り、穀物価格の乱高下の恐れがある

ため

途上国の経済成長に伴い、大量の穀

物を必要とする畜産物の消費が増

え、穀物に対する需要が増加する…

世界人口が急激に増加するなどによ

り、食料に対する需要が大幅に増加

するため

国際情勢の変化により、食料や石油

等の生産資材の輸入が大きく減った

り、止まったりする可能性があるため

長期的に見て、地球環境問題の深刻

化や砂漠化の進行などにより、食料

増産には限界があるため

異常気象や災害による海外の不作の

可能性があるため

異常気象や災害による海外の不作の可能性があるため

長期的に見て、地球環境問題の深刻化や砂漠化の進行などにより、食料増産には限界があるため

国際情勢の変化により、食料や石油等の生産資材の輸入が大きく減ったり、止まったりする可能性があるため

世界人口が急激に増加するなどにより、食料に対する需要が大幅に増加するため

途上国の経済成長に伴い、大量の穀物を必要とする畜産物の消費が増え、穀物に対する需要が増加するため

穀物市場への投機資金の流入により、穀物価格の乱高下の恐れがあるため

とうもろこしなどを原料とするバイオ燃料需要が増加して、穀物が足りなくなる可能性があるため

将来の食料輸入に対する意識 不安の理由'複数回答(

Page 3: 3. (1)食料自給率の各国比較 - maff.go.jp3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ

○ 大豆については、国別輸入量を見ると、米国が7割弱、米国を含めた上位3カ国でほとんどを占めている。また、国内消費仕向量の9割以上を輸入に依存している。米国の占める割合は、2009年(71%)と比較して若干低下。

○ とうもろこしについては、国別輸入量を見ると、米国が9割を占めている。また国内消費仕向量のほとんどを輸入に依存している。米国の占める割合は、2009年(95%)と比較して若干低下。

国内生産量 223千t '6.1%(

中華人民共和国 47千t'1.4%(

その他 115千t'3.3%(

カナダ 367千t'10.6%(

国別輸入量

'2010年度(

国内消費仕向量に占める国内生産量と輸入量の割合

'2010年度(

資料:2010年度食料需給表'概算値(

輸入量 3,456千t '95.0%(

国内消費仕向量 3,638千t

在庫増 41千t '1.1%(

輸出量 0千t

'出所:財務省 貿易統計(

国内消費仕向量に占める国内生産量と輸入量の割合

'2010年度(

ブラジル 506千t'3.2% (

その他 118千t'0.7%(

アメリカ合衆国 2,370千t'68.6%(

ブラジル 557千t'16.1%(

国内生産量 0千t

輸入量 16,055千t '101.4%(

国内消費仕向量 15,830千t

在庫増 225千t '1.4%(

輸出量 0千t

資料:2010年度食料需給表'概算値(

3.(3)大豆及びとうもろこしの国別輸入量と割合

12

アメリカ合衆国 15,222千t(93.9%)

ウクライナ 120千t(0.7%)

(注) 国別輸入量、国内生産量及び輸入量 等の数値は、千t以下を四捨五入

(注) 国別輸入量、国内生産量及び輸入量 等の数値は、千t以下を四捨五入

アメリカ合衆国 1,444千t'90.0%(

アルゼンチン 867千t'5.4% (

大豆の需給と輸入先国 とうもろこしの需給と輸入先国

国別輸入量

'2010年度(

'出所:財務省 貿易統計(

Page 4: 3. (1)食料自給率の各国比較 - maff.go.jp3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ

0%

10%

20%

30%

40%

50%

60%

70%

80%

90%

100%

2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011

その他

ブラジル

ドイツ

アルゼンチン

ロシア

カナダ

EU27

豪州

フランス

米国

3.(4)小麦の国別輸入量と割合

○ 世界の小麦輸出は、各地域に分散しているが、2005年以降ロシアの割合が拡大している。我が国の小麦の国別輸入割合を見ると、米国が6割弱、カナダと豪州とも約2割を占め、この割合は過去ほとんど変わっていない。

米国

3,610千トン

'58.1%(

カナダ

1,319千トン

'21.2%(

豪州

1,264千トン

'20.3%(

その他

21千トン

'0.4% (

我が国の小麦輸入の国別割合 世界の小麦輸出の国別割合

2011年の輸入量

6,214千トン

資料:Global Trade Atlas より作成

13

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3.(5)穀物等の主要な輸出国

14

○ 大豆やとうもろこしの輸出について、ブラジル、アルゼンチンやウクライナの国際的な位置づけが 高まっている。

資料:USDA「PS&D」より作成

0 500

1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000

ブラ

ジル

米国

アル

ゼン

チン

パラ

グア

カナ

ウル

グア

ウク

ライ

中国

0 500

1,000 1,500 2,000 2,500 3,000 3,500 4,000 4,500

米国

ウク

ライ

アル

ゼン

チン

ブラ

ジル

EU

-2

イン

ロシ

セル

ビア

穀物等の主要輸出国'2011/12年、万トン(

【大豆】 【小麦】 【とうもろこし】

穀物等の輸出国順位の推移

大豆 とうもろこし 小麦

2007/08 2009/10 2011/12 2007/08 2009/10 2011/12 2007/08 2009/10 2011/12

1位 米国 米国 ブラジル 米国 米国 米国 米国 米国 米国

2位 ブラジル ブラジル 米国 アルゼンチン アルゼンチン ウクライナ カナダ EU-27 豪州

3位 アルゼンチン アルゼンチン アルゼンチン ブラジル ブラジル アルゼンチン ロシア カナダ ロシア

4位 パラグアイ パラグアイ パラグアイ インド ウクライナ ブラジル EU-27 ロシア カナダ

5位 カナダ カナダ カナダ 南アフリカ 南アフリカ EU-27 アルゼンチン 豪州 EU-27

6位 ウルグアイ ウルグアイ ウルグアイ ウクライナ インド インド カザフスタン ウクライナ カザフスタン

7位 中国 ウクライナ ウクライナ パラグアイ EU-27 ロシア 豪州 カザフスタン アルゼンチン

8位 ウクライナ 中国 中国 カナダ パラグアイ セルビア 中国 アルゼンチン ウクライナ

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

3,000

3,500

米国

豪州

ロシ

カナ

EU

-2

カザ

フス

タン

アル

ゼン

チン

ウク

ライ

トル

ブラ

ジル

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中国

ウクライナ

(6)大豆の二国間国際貿易

15

55

日本

台湾

韓国

インドネシア

タイ

ベトナム

EU27

エジプト

米国

ウルグアイ アルゼンチン

ブラジル

カナダ

メキシコ

EU27

エジプト

ブラジル

アルゼンチン

189

129

2,235

53 99

50

124

71

261

51

504

58

316

124

226

121

資料:Global Trade Atlas より作成

緑枠:輸出国 赤枠:輸入国

数値の単位:万トン

2011年のデータを使用

50万トン以上の貿易を対象

185

784

2,062

ウルグアイ 143

パラグアイ パラグアイ

35

米国

0 1000 2000 3000 4000

カナダ

ブラジル

米国

日本以外向け 日本向け

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3.(7)我が国への大豆の供給

16

約35日

約30日

約15日

約5日

数値の単位:万トン

2011年のデータを使用

カッコ外の数値:日本への輸出量

※なお、日本の数値は輸入量

' (:国内生産量

日本への輸送ルート

日本 282

米国

189'8,317(

カナダ

35'426(

中国

4'1,449(

パラグアイ

0.3'831(

ブラジル

53'7,482(

アルゼンチン

'4,888(

資料:Global Trade Atlas 及びFAOSTATより作成

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中国

ウクライナ

3.(8)とうもろこしの二国間国際貿易

17

南アフリカ

インド

602

日本

台湾

韓国 EU27

インドネシア

マレーシア バングラデッシュ

ベトナム

イスラエル

モロッコ

アルジェリア エジプト

イラン

サウジアラビア

セルビア

米国

パラグアイ

アルゼンチン

ブラジル

カナダ

メキシコ

コロンビア

ペルー

ドミニカ共和国

ベネズエラ

EU27

エジプト

イスラエル

サウジアラビア

ブラジル

アルゼンチン

1,377

265

169

89 99

64

65

42

70

67

90

107

106

124 182 73 111

62

66

69

256

58

62

181 155

94

232

71 83

55

864

56

84

121

191

資料:Global Trade Atlas より作成

緑枠:輸出国 赤枠:輸入国

数値の単位:万トン

2011年のデータを使用

50万トン以上の貿易を対象 0 2000 4000 6000

ブラジル

アルゼンチン

米国

万トン

日本向け

日本以外向け

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3.(9)我が国へのとうもろこしの供給

18

約35日

約30日

約15日

数値の単位:万トン

2011年のデータを使用

カッコ外の数値:日本への輸出量

※なお、日本の数値は輸入量

' (:国内生産量

日本への輸送ルート

日本 1,528

米国

1,377'31,392(

パラグアイ

0.3'831(

ブラジル

89'5,566(

アルゼンチン

42'2,380(

資料:Global Trade Atlas 及びFAOSTATより作成

南アフリカ

13'1,036(

ルーマニア

5'1,172(

オーストラリア

0.9'36(

約40日

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中国

ウクライナ

3.(10)小麦の二国間国際貿易

19

EU27

139

日本

台湾

韓国

インドネシア

マレーシア

バングラデッシュ

ベトナム モロッコ

アルジェリア

エジプト イラク

サウジアラビア

ロシア

米国

ウルグアイ

アルゼンチン

ブラジル

フィリピン

メキシコ

コロンビア

ペルー

スリランカ ベネズエラ

EU27

エジプト

ナイジェリア

イエメン

ブラジル

アルゼンチン

361

102

169

164 92

82

75

75

62

51

71

216

135

374

192

62

194

58

67

70

132

150

90

598

98 61

249

67

67

314

360

114

126

102

資料:Global Trade Atlas より作成

緑枠:輸出国 赤枠:輸入国

数値の単位:万トン

2011年のデータを使用

50万トン以上の貿易を対象

オーストラリア

カナダ

タイ

イエメン

スーダン

ケニア

トルコ

ナイジェリア

100

トルコ 68

イラク

南アフリカ

64 64

南アフリカ

154

61

91

74

57

132

110

475 216

70 455 69

112 250

0 1000 2000 3000 4000

カナダ

オーストラリア

米国

日本向け 日本以外向け

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-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

北米百万トン

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

中南米百万トン

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

アジア百万トン

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

オセアニア百万トン

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

アフリカ百万トン

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

欧州百万トン

-200

-150

-100

-50

0

50

100

150

200

1997年 2009年 2021年

中東百万トン

3.(11)大豆の需給動向と見通し(地域別)

資料:農林水産省農林水産政策研究所「2021年における世界の食料需給見通し」'2012年2月(

○ 農林水産省農林水産政策研究所の研究報告によれば、大豆については、搾油用や飼料用需要の増 加が著しい中国を含むアジアや、欧州の純輸入量が拡大。 ○ このアジア、欧州の純輸入量増に対して、供給面では、北米の純輸出量は現状程度で推移するも のの、アルゼンチンを中心に中南米の生産増大により純輸出量が拡大。

20

消費量 純輸出量

生産量 純輸入量

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-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

北米百万トン

-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

中南米百万トン

-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

オセアニア百万トン

-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

アジア百万トン

-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

アフリカ百万トン

-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

中東百万トン

-450

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

450

1997年 2009年 2021年

欧州百万トン

3.(12)とうもろこしの需給動向と見通し(地域別)

○ 農林水産省農林水産政策研究所の研究報告によれば、とうもろこしについては、純輸入地域のア ジア、純輸出地域の北米の二地域で世界の消費量・生産量の約7割を占め、引き続き消費量・生産 量ともに増加する見通しで、他の地域の貿易シェアは引き続き低い。 ○ 消費量のうち、飼料需要が約6割、バイオエタノール需要が約15%と需要の仕向け比率は横ば いの見通し。

資料:農林水産省農林水産政策研究所「2021年における世界の食料需給見通し」'2012年2月(

消費量 純輸出量

生産量 純輸入量

21

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-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

北米百万トン

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

中南米百万トン

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

オセアニア百万トン

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

アジア百万トン

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

アフリカ百万トン

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

中東百万トン

-350

-250

-150

-50

50

150

250

350

1997年 2009年 2021年

欧州百万トン

3.(13)小麦の需給動向と見通し(地域別)

○ 農林水産省農林水産政策研究所の研究報告によれば、小麦については、純輸入地域のアジア、純輸出地域の欧州の二地域で世界の消費量・生産量の約7割を占め、引き続き消費量・生産量ともに増加する見通し。

○ また、アフリカ、中東、中南米で、消費量が増加し、純輸入量もアフリカを中心に増加する見通し。

消費量 純輸出量

生産量 純輸入量

資料:農林水産省農林水産政策研究所「2021年における世界の食料需給見通し」'2012年2月( 22

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3.(14)主な穀物等輸出国の需給動向と見通し

○ 米国をはじめ、南米のブラジル、アルゼンチンや東欧のウクライナでは、穀物等の生産量が大幅に増加し、輸 出が増大してきた。 ○ 農林水産省農林水産政策研究所の研究報告によれば、今後もこの傾向が続く見通しであるが、ブラジルについ ては、とうもろこしの輸出は増加するものの、大豆は国内需要増により純輸出量はほぼ横ばいで、小麦の輸入が 増加する見込み。

-50

0

50

100

150

200

250

生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量

他穀物

小麦

とうもろこし

大豆

-10

0

10

20

30

40

50

60

生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量

1996-98 2008-10 2021

他穀物

小麦

とうもろこし

大豆

0

20

40

60

80

100

120

140

生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量

1996-98 2008-10 2021

他穀物

小麦

とうもろこし

大豆

0

100

200

300

400

500

600

700

生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量

1996-98 2008-10 2021

他穀物

小麦

とうもろこし

大豆

ブラジル 米国

資料:農林水産省農林水産政策研究所「2021年における世界の食料需給見通し」'2012年2月(に基づき作成

1996-98 2008-10 2021 ウクライナ

1996-98 2008-10 2021 アルゼンチン

1996-98 2008-10 2021 1996-98 2008-10 2021

百万トン 百万トン

百万トン 百万トン

23

ウクライナの需給動向と見通し アルゼンチンの需給動向と見通し

ブラジルの需給動向と見通し 米国の需給動向と見通し

Page 15: 3. (1)食料自給率の各国比較 - maff.go.jp3.(2)将来の食料輸入に対する国民意識 内閣府の世論調査によれば、我が国の将来の食料輸入について、「非常に不安がある」、「あ

3.(15)中国の需給動向と見通し

○ 中国では、1990年代末から生活水準の向上で食用油と飼料(肉類の消費量増大)の需要が増大する一方、大豆の国内生産は横ばいに推移し、大豆の輸入が急激に拡大。とうもろこしは、国内生産で対応してきているが、最近では備蓄補てんのための輸入も見られる。

○ 農林水産省農林水産政策研究所の研究報告によれば、中国の一人当たり肉類消費量は、今後も引き続き増大するとともに、肉類や大豆、とうもろこしの輸入量が拡大する見通し。

資料:農林水産省農林水産政策研究所「2021年におけ る世界の食料需給見通し」'2012年2月(により作成

-100

0

100

200

300

400

500

600

700

800

生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量 生産量 消費量 輸出量

1996-98 2008-10 2021

他穀物 米 小麦 とうもろこし 大豆

0

10

20

30

40

50

60

70

80

1990

91

92

93

94

95

96

97

98

99

2000

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

11

輸入量

生産量

消費量

在庫量

0

50

100

150

200

250

1990

91

92

93

94

95

96

97

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99

2000

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

11

輸入量 生産量

輸出量 消費量

在庫量

百万トン

百万トン

百万トン

0

10

20

30

40

50

60

1995

96

97

98

99

2000

01

02

03

04

05

06

07

08

09

10

11

その他

アルゼンチン

ブラジル

米国

百万トン

資料:USDA「PS&D」及びGlobal Trade Atlas より作成

中国・大豆の需給動向

中国・穀物等の需給見通し

中国・大豆の主な輸入先国

中国・とうもろこしの需給動向

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中国・とうもろこしの需給動向

中国・大豆の需給動向

中国・穀物等の需給見通し

中国・大豆の主な輸入先国