59
平成29年度(第1回) 福岡市総合図書館運営審議会 平成29年9月27日(水) 午前10時00分~11時30分 福岡市総合図書館 第1会議室 館長挨拶 議題 平成28年度事業報告について 報告事項 ・平成28年度福岡市総合図書館の運営に関する評価について (福岡市総合図書館新ビジョン推進に関する点検評価会議の報告)

平成29年度(第1回) 福岡市総合図書館運営審議会toshokan.city.fukuoka.lg.jp/files/AboutDetail/AboutDetail_519_file.pdf · 3 報告事項 ・平成28年度福岡市総合図書館の運営に関する評価について

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平成29年度(第1回)

福岡市総合図書館運営審議会

日 時 : 平成29年9月27日(水)

午前10時00分~11時30分

場 所 : 福岡市総合図書館 第1会議室

〔 次 第 〕

1 開 会

館長挨拶

2 議 事

議題 平成28年度事業報告について

3 報告事項

・平成28年度福岡市総合図書館の運営に関する評価について

(福岡市総合図書館新ビジョン推進に関する点検評価会議の報告)

4 閉 会

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平成29年度 第1回 福岡市総合図書館運営審議会 座席表

高橋会長

脇川郁也委員

青木理枝委員

梶山副会長

香川純子委員

出入口

傍聴席

傍聴席

渡邊由紀子委員

白根恵子委員

増本桂子委員

傍聴席

柴田富之委員

坂本課長

運営課)

係長席

三浦課長

文学・文書課)

齋田館長

齋田館長

係長席

市澤安雄委員

岩口課長

図書サー

ビス課)

阿久根健一郎委員

係長席

八尋課長

映像資料課)

係長席

中川事業管理部長

木村由美委員

梶田由美子委員

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- 1 -

議題 1

平成28年度事業報告について

Ⅰ 利用状況

図書館全体

○館別開館日数

開館日数については,休館日の年度内の日数や閏年の関係で,前年度に比べて2日減少した。

(単位:日)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

総合 図書館 289 291 288

東 図書館

和白 図書館

博多 図書館

博多南図書館

中央 図書館

南 図書館

城南 図書館

早良 図書館

西 図書館

西部 図書館

277 ※1

288

288

288

288

288

288

288

288

288

249 ※1

290

290

290

290

290

290

290

290

290

287

287

287

287

287

287

287

151 ※2

287

287

※1 東 図書館:移転開館のため平成 28年2月1日~6月3日は長期臨時休館

※2 早良図書館:空調改良工事のため平成 26年 10月 1日~3月 31日は長期臨時休館

○入館者数

一日平均入館者数については,総合図書館では前年度比 0.2%の増,分館では前年度比

12.1%の増となった。図書館全体の合計では一日平均 14,285 人であり,前年度比で 7.1%

の増となった。

(単位:人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均

総合図書館

分 館

1,634,359

2,476,052

5,655

8,630

1,642,032

2,201,432

5,643

7,697

1,757,239

2,302,710

6,102

8,435

合 計 4,110,411 14,285 3,843,464 13,340 4,059,949 14,537

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- 2 -

図書資料部門

1 個人貸出

○新規登録者数

総合図書館と分館を合わせた一日平均の新規登録者数は,前年度と比較して 32%の増とな

っている。

(単位:人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年度計 一日平均 年度計 一日平均 年度計 一日平均

総合図書館

分 館

10,125

23,244

35

81

10,338

14,999

36

52

10,796

15,175

37

56

合 計 33,369 116 25,337 88 25,971 93

○貸出利用者数

総合図書館と分館を合わせた一日平均の貸出利用者数は,前年度と比較して 1.7%の増と

なっている。

(単位:人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年度計 一日平均 年度計 一日平均 年度計 一日平均

総合図書館

分 館

361,641

829,515

1,251

2,891

376,771

794,698

1,295

2,779

395,613

785,731

1,374

2,878

合 計 1,191,156 4,142 1,171,469 4,074 1,181,344 4,252

○貸出冊数

総合図書館と分館を合わせた一日平均の貸出冊数は,前年度と比較して 0.7%の減となっ

ている。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年度計 一日平均 年度計 一日平均 年度計 一日平均

総合図書館

分 館

1,375,600

2,800,989

4,760

9,763

1,449,611

2,757,427

4,981

9,641

1,521,851

2,750,214

5,284

10,074

合 計 4,176,589 14,523 4,207,038 14,622 4,272,065 15,358

○自動貸出機の利用状況

自動貸出機の利用状況は,前年度と比較して 0.6%の減,自動返却機の利用状況は,4,2%

の増となっている。

(単位:冊/%)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

利用冊数 2,123,007 / 49.7% 2,167,165 / 50.3% 2,206,470 / 50.4%

○自動返却機の利用状況 (単位:冊/%)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

利用冊数 1,827,827 / 43.9% 1,669,754 / 39.7% 1,584,218 / 36.9%

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- 3 -

○予約件数

予約件数は,前年度と比較して 0.1%の増となっている。

そのうちインターネットよる予約は 645,195 件で,予約件数全体の 76.5%となっている。

(単位:件/%)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

インターネット 645,195 / 76.5% 642,297 / 76.2% 647,971 / 75.7%

館内検索機 87,877 / 10.4% 91,743 / 10.9% 95,387 / 11.1%

窓口・電話受付 110,328 / 13.1% 108,492 / 12.9% 112,803 / 13.2%

合 計 843,400 /100.0% 842,532 /100.0% 856,161 /100.0%

※平成 19年 10月からインターネット予約の開始

○図書館以外に設置している図書返却ポスト及び返却拠点の利用状況

利用者の利便性の向上を図るため,図書館外への図書返却ポスト及び返却拠点の設置を

進めており,平成 28年度は 12箇所で返却受付を行った。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

合 計 一日平均 合 計 一日平均 合 計 一日平均

地下鉄博多駅 46,777 130 47,926 132 46,856 130

地下鉄別府駅 22,057 91 23,419 95 22,369 91

情報プラザ 36,668 102 39,108 109 36,853 102

入部出張所 10,219 28 10,893 30 10,492 30

西鉄薬院駅 13,926 39 14,503 41 13,316 37

地下鉄西新駅 18,089 62 20,378 70 22,553 77

福岡県立図書館 7,252 25 7,695 26 6,841 25

木の葉モール橋本 63,752 175 58,065 163 42,398 116

ふくふくプラザ 9,333 27 5,780 17 - -

九州がんセンター 4,019 12 - - - -

合 計 232,092 227,767 201,678

※九州がんセンターは,平成 28年 4月 1日取り扱い開始

※その他,福岡市男女共同参画推進センター(アミカス)図書室,公益財団法人

博多駅地区土地区画整理記念会館図書室の2か所においても,返却受付を行っている

○「有料宅配サービス」の利用状況

自宅等で予約した図書の受け取りができる「有料宅配サービス」については,前年度に

比べ 11.9%の減であった。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

利用冊数 134 152 119

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○福岡都市圏図書館の広域利用

平成 13 年度から福岡都市圏広域行政推進協議会の共同事業として,都市圏 17 市町 32 図書

館では広域利用を行っている。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

福岡市の図書館における

福岡市民の貸出冊数 4,134,978 4,056,123 4,108,390

他市町の図書館における

福岡市民の貸出冊数 688,659 704,488 708,915

都市圏 32図書館全体の

貸出冊数 11,615,015 11,607,185 11,736,363

*福岡市の図書館には,アミカス図書室を含む。

○相互貸借利用状況 (単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

借 入 9,052 9,608 8,519

貸 出 5,829 6,090 7,338

合 計 14,881 15,698 15,857

○大学図書館とのネットワーク

平成 28 年度4月1日現在,9大学 13図書館と協定を締結している。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

借 受 275 350 317

貸 出 179 158 190

合 計 454 508 507

○議会図書室との連携

平成 27 年2月から,市議会議員等の調査・研究を支援するため,議会図書室へ図書資料

の貸出を行っている。

(単位:件,冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

利用件数 33 39 4

貸出冊数 45 59 8

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2 団体貸出

○団体貸出登録状況

団体貸出では,登録団体数は年々増加している。

(単位:団体,人)

区 分 平成 28年度

(平成 29年 3月 31日)

平成 27年度

(平成 28年 3月 31日)

平成 26年度

(平成 27年 3月 31日)

登録団体数 375 356 349

団体会員数 80,874 60,734 57,687

○団体貸出状況(配本冊数) (単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

児 童 書 197,940 195,621 195,597

一 般 書 34,810 33,296 34,003

合 計 232,750 228,917 229,600

3 調査相談

○図書資料の調査相談件数

レファレンス等の一日平均の調査相談件数は,前年度と比較して 2.0%減となった。

(単位:件)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均

レファレンス

利 用 案 内

102,370

93,894

357

327

107,950

93,574

374

324

99,031

75,478

352

269

合 計 196,264 684 201,524 698 174,509 621

○国立国会図書館のレファレンス協同データベース登録状況

平成 25年 5月から開始した国立国会図書館レファレンス協同データベースへの当館の

レファレンス事例登録状況は,前年度比 7.9%減,事例被参照数は,7.7%増となっている。

(単位:件)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

事例登録数 70 76 63

事例被参照数 97,612 90,630 44,720

※全国の図書館等がレファレンス事例を登録し,図書館員や一般利用者に提供するシステム

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○国立国会図書館デジタル化資料送信サービス利用状況

平成 26年 1月から開始した国立国会図書館デジタル化資料送信サービスの利用者数は,

105 人の利用があり,2,524 枚の資料を提供した。

※国立国会図書館がデジタル化した資料のうち,絶版等の理由で入手困難な資料が対象

○利用者用インターネット情報検索端末サービス

総合図書館2階のパソコンルームにインターネットが利用できるパソコンを5台設置し,

利用者自身がインターネットで情報を検索出来るサービスを実施した。

(単位:人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均

利用者数 8,070 28 7,749 27 7,374 26

○ホームページの複写サービス

インターネット情報を利用者の調査研究に役立てるため,同資料を収集し,複写サービス

を提供した。

(単位:件)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

利用件数 32 35 26

4 読書行事

(1)総合図書館

○読書活動ボランティア講座

地域における子どもの読書活動を推進するため,ボランティア養成講座や読み聞かせ,

ストーリーテリングを実施した。

平成 28 年度より経験者コースに,受講後一定期間(約 3か月半)が経過した後,受講者

のフォローアップを目的とした講座を追加実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

初心者コース 8 327 8 321 8 383

経験者コース 7 265 6 137 6 200

合 計 15 592 14 458 14 538

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

利用者数(人) 105 160 148

複写タイトル数(件) 212 329 345

複写枚数(枚) 2,524 2,229 3,249

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- 7 -

○おはなし会 (単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

おはなし会 96 3,157 96 3,528 98 4,148

こぐまちゃん

おはなし会 12 865 12 930 12 1,287

こどもの日

特別おはなし会 1 317 1 204 1 174

一日

おはなし会 1 180 1 63 1 172

クリスマス

特別おはなし会 1 308 1 303 1 376

総合図書館開館

20周年記念

おはなし会

1

214

- - - -

合 計 112 5,041 111 5,028 113 6,157

○布の絵本講習会

手づくり布の絵本作成の講習会を実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

布の絵本講習会 6 242 6 539 12 1,080

○小学生読書リーダー養成講座

小学5~6年生を対象に,読書の意義,図書館の本の探し方,絵本の読み聞かせ等の

講習を行い,学校図書館活動の実践での活用を図ることを目的に養成講座を実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 認定者数 回数 認定者数 回数 認定者数

小学生読書

リーダー養成講座 2 229 2 195 2 138

○夏休み図書館の達人講座

小学4~6年生を対象に,夏休みの自由研究等にも役立つ図書館を利用した調べ学習の

方法を学ぶことで,図書館の利用に関する基本的知識の習得を図ることを目的に講座を

実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

夏休み図書館

の達人講座 2 31 2 30 2 37

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○福岡市ブックスタート事業

乳幼児の4か月児健診の機会に赤ちゃんに絵本を手渡すブックスタート事業で,絵本の読み

聞かせの楽しみ方や赤ちゃんとの遊び方等を説明,実演するボランティアの研修を実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

「絵本ふれあい

タイム」

ボランティア研修

1 51 1 47 1 49

○本の木をつくろう

こどもの読書週間の事業として,こども図書館の利用者の好きな本やおすすめの本を葉

っぱの形の紙に書いてもらい,本の木に掲示し紹介した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

本の木をつく

ろう 1 361 - - - -

(2)分館

○おはなし会 (分館合計) (単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

どよう

おはなし会 496 8,466 459 6,456 444 7,052

赤ちゃん

おはなし会 159 5,529 140 5,756 111 5,634

※その他の

おはなし会 34 1,388 36 1,738 33 1,486

合 計 689 15,383 635 13,950 588 14,172

※「どようおはなし会」「赤ちゃんおはなし会」以外の分館のおはなし会は,様々な名称が

あるため,「その他のおはなし会」として集約している。

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- 9 -

5 学校図書館支援センター

○学校図書館支援センター

各学校が,学校図書館を効果的に運用できるよう,平成 26年9月に,総合図書館内に

学校図書館支援センター準備室を設置した。

平成 27 年4月から本格稼働し,「情報」「ひと」「もの」の観点から支援を行った。

区 分 平成 28年度 平成 27年度

相談業務(件) 103 138

要請訪問(回) 3 22

計画訪問(回) 68 20

登録校数(校) 小学校 59・中学校 6 小学校 27

貸出冊数(冊) 小学校 2,566・中学校 229 小学校 936

※平成 27年4月~ホームページを開設し,情報を配信中

※平成 28年9月~中学校へ学習支援用図書の貸出を開始

文書資料部門

○文書資料の調査相談件数

文書資料部門では,一日平均のレファレンス件数は横ばいだが,利用案内件数は,前年度と

比較して増加している。

(単位:件)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均

レファレンス

利 用 案 内

5,485

3,665

19

13

5,647

3,116

19

11

5,339

2,917

19

10

合 計 9,150 32 8,763 30 8,256 29

<主な普及活動>

○歴史的公文書の展示

歴史的公文書に対する市民の理解と関心を深めていただくための展示を行った。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ来場者数 回数 延べ来場者数 回数 延べ来場者数

歴史的公文書

の展示 2 5,364 2 2,864 2 1,579

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- 10 -

○古文書学講座

古文書に初めて接する市民を対象に,古文書学の基礎を学ぶ講座を実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

古文書学講座 4 179 4 143 4 156

○文学館事業(企画展示)

福岡ゆかりの文学者や文学作品,福岡での様々な文学活動を紹介する展示を行った。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 来場者数 回数 来場者数 回数 来場者数

企画展 1 2,643 1 2,500 1 3,847

○文学館事業(講座)

福岡ゆかりの文学者や文学作品,福岡での様々な文学活動に関する講座を実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

企画展関連

講座 2 88 2 34 1 42

読書講座 3 88 3 41 3 59

市民公開講座 4 179 4 60 4 181

赤煉瓦夜話 5 219 5 232 5 232

その他 1 43 3 59 - -

合 計 15 617 17 426 13 514

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- 11 -

映像資料部門

○入場者数

映像ホール・シネラとミニシアターを合わせた一日平均の入場者数は,前年度と比較して

4.8%増加している。

(単位:人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年 度 計 一回平均 年 度 計 一回平均 年 度 計 一回平均

映像ホール・シネラ

ミニシアター

28,558

6,154

66

21

27,417

6,384

61

22

24,715

6,635

54

23

合 計 34,712 87 33,801 83 31,350 77

○貸出数

ビデオ・CD等の一日平均の貸出数は,前年度と比較して 13.4%減少している。

(単位:点)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均 年 度 計 一日平均

ビデオ等貸出

CD等貸出

11,404

42,925

39

149

13,475

49,775

46

171

15,736

53,401

55

185

合 計 54,329 188 63,250 217 69,137 240

○映像ホール・シネラ上映実施状況

映像ホール・シネラの運営等については,図書館と映像ホール・シネラ実行委員会が共催

して行っている。

・通常上映事業:図書館で収集しているアジア映画や日本映画の収蔵作品を上映する。

毎週水曜日~日曜日(1日1回~3回上映)

・特別企画上映事業:他の映像関係団体等との共催による企画や,福岡で上映される機会

の少ない映画を特集的に上映する。

・貸館上映事業:映像文化の振興・普及のため自主上映(非営利に限る)を行う希望者に,

月末週の土曜日と日曜日のみ,映像ホール・シネラを有料貸出している。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ入場者数 回数 延べ入場者数 回数 延べ入場者数

通常上映 242 12,498 182 7,282 219 9,067

特別企画上映

(イベント込) 190 15,338 261 19,800 221 14,619

貸館上映 13 722 8 335 14 1,029

合 計 445 28,558 451 27,417 454 24,715

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○講演会実施状況

特別企画上映事業に関連する各種講演会を実施した。

(単位:回,人)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数 回数 延べ参加人数

講演会 4 349 4 551 3 357

○展示事業

区分 平成28年度

展示事業

①展 示 名:福岡市総合図書館開館 20 周年記念「シネラポスターの 20 年」 開催期間:6 月 1 日~6 月 29 日

②展 示 名:福岡市フィルムアーカイヴ アジア映画収蔵資料コレクション 2016 展 「ベトナム映画ポスター集」 開催期間:8 月 3 日~8 月 30 日

○館外上映事業

区分 平成28年度

館外上映事業

事業名:こんにちは!シネラです。 開催日: 11月13日(日)

総合図書館が収蔵しているアジア映画の作品を,図書館以外の市の

施設で上映し,フィルムの有効活用を図った。

会 場:東区市民センター(なみきスクエア)

入場者:60 名

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- 13 -

Ⅱ 事業概要

図書館全体

1 分館整備事業

事 業 名 内 容 実 施

東図書館移転整備 (香椎副都心公共

施設整備事業)

平成27年度末に建設工事が完了した香椎副都心

公共施設(なみきスクエア)内に,東図書館を移

転開館した。

平成28年

6月4日開館

新たな分館の検討 新たな分館を併設する「早良地域交流センター

(仮称)基本計画」が,平成29年3月に策定された。

関係部局(市民

局等)と継続協

2 快適な空間づくり事業

事 業 名 内 容 実 施

やすらぎと交流の 場づくり

平成28年4月から総合図書館エントランスホー

ルに「語らいの場」を設置するとともに,季節に

応じたイベントを実施した。

合計27のイベ

ントを実施

3 効率的で効果的な図書館運営

事 業 名 内 容 実 施

指定管理者制度の

導入

総合図書館(建物管理等)及び東図書館(選書

を除く図書館サービス等)について,指定管理者

制度を導入した。

総合図書館

平成28年4月1日~

東図書館

平成28年6月4日~

4 財源確保に係る事業

事 業 名 内 容 実 施

ふくおか応援寄付 図書購入への活用を目的に,「ふくおか応援寄付

制度」において寄付の募集を行った。 平成28年度実績

529,500円

駐車場有料開放 総合図書館駐車場を事業者に貸付け,閉館時間

帯等に有料開放することで,財源確保に努めた。

平成28年度実績

5,199,860円

広告収入の拡充 雑誌スポンサー制度による,図書資料等の

寄付について,調査検討を行った。 継続検討中

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- 14 -

5 利用時間の拡大

事 業 名 内 容 実 施

開館時間,休館日 の見直し

総合図書館について開館時間の延長,東図書館

について開館日・開館時間の拡大を行った。

総合図書館

平成28年4月1日~

東図書館

平成28年6月4日~

6 市民との共働事業

事 業 名 内 容 実 施

図書館ボランティア との共働

市民活動の場を提供するため,余暇(月2回,

4時間以上)を活用して活動できる市民ボランティ

アを受け入れた。

81名

総活動時間

2,775時間

インターンシップ 生の受入

九州インターンシップ推進協議会等からの受入

れ要請に対して,受け入れを行った(平成28年度か

ら)。

2名受入

7 研修・危機管理対策

事 業 名 内 容 実 施

基礎研修 接遇やコンプライアンス,防災等に関する基礎

研修を実施した。

平成28年度実績

9回実施

専門研修 図書館職員として専門知識や技術向上を目指す

研修を実施した。

「子育て支援等の

現代的課題につい

ての研修」など各

種研修を各部門ご

とに実施

防災避難訓練

火災・地震を想定した避難誘導訓練と消火器及

び屋内消火栓使用の実地訓練を実施した。

また,消防局の協力によるAEDの操作訓練も

実施した。

平成29年1月31日

参加職員100名

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8 見学・視察等受入事業

事 業 名 内 容 実 施

見学・視察受入 小学校,中学校,高校,各種学校他,自治体,

図書館関連機関等からの受け入れ要請に対し,受

け入れを行った。

小中高・大学

延20校 967名

その他

2件 55名

バックヤードツアー

見学視察が比較的少なくなる11月から翌年3月

にかけて,一般および親子を対象とする図書館の

裏側を紹介するツアーを実施した。(一般4回,

親子4回)

一般 40名

親子30組85名

9 情報発信事業

事 業 名 内 容 実 施

メールマガジン・

SNSの活用

FacebookやTwitter,LINE

等による情報発信,メールマガジンの配信(月1

回)を開始した。

Facebook等

平成28年5月30日~

メールマガジン

平成28年6月~

ホームページの

改修

総合図書館ホームページをより見やすく,利用

しやすくするため,レイアウトや操作性の改善に

取り組んだ。

随時実施

10 新ビジョンの推進

事 業 名 内 容 実 施

新ビジョンの 進行管理と評価

福岡市総合図書館新ビジョンの推進に向けて,

平成27年度の取組状況についての評価を行い,そ

の内容を公表した。

平成28年7月6日

点検評価会議

を開催

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図書資料部門

1 図書資料の収集,整理・保存

○収集資料の充実

事 業 名 内 容 実 施

資料収集の充実

公共図書館としての役割を発揮するため, 図書資料の収集方針の見直しを行い,新たに 「福岡市総合図書館図書資料部門収集方針」を 策定した。分館においては,平成28年5月より,

地域の実情に合わせて分館毎の収集方針を作成

し,毎年度更新することとした。

平成27年

10月1日

から施行

○図書資料の所蔵状況

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

図 書 1,950,274冊 1,945,127冊 1,947,037冊

逐次

刊行物

雑誌(寄贈を含む)

新聞(寄贈を含む)

法令集追録

国会議事録他

1,822 種

214 種

6種

2種

1,834 種

156 種

6種

2種

1,925 種

154 種

6種

2種

マイクロフィルム 24,160 巻 24,112 巻 24,064 巻

CD-ROM,DVD-ROM 11種 12種 12種

オンラインデータベース 7種 8種 7種

※ 図書の冊数については年度末現在で,その他については翌年度 4 月 1日現在での延べ数である。

2 レファレンスサービスの充実

事 業 名 内 容 実 施

電子メールによる レファレンス サービス

電子メールによるレファレンスサービスを 開始した。

平成28年

8月から

開始

情報提供の充実

①ビジネス支援として,平成28年4月より,中小

企業診断士による「起業・経営相談会」を開催した。

②医療情報の提供として「九州がんセンター講演

会」をシリーズ化し実施した。

①平成28年度

69回開催

②平成28年度

2日開催,

計101名参加

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3 各種図書館間協力ネットワークの構築

事 業 名 内 容 実 施

国立国会図書館 総合目録ネット ワークへの参加

公共図書館における資料の共有化,書誌サー ビスの標準化と効率化を図るため,ネットワーク に参加し,当館書誌データの提供や,国立国会 図書館及び参加図書館の書誌データ検索を実施 した。 (参加館1,134館,うち書誌データ提供館66館)

平成12年

3月から参加

平成14年

7月から当館

書誌データの

提供開始

4 読書普及活動

事 業 名 内 容 実 施

企画展示

各部門及び各分館において,テーマを設定し,

テーマに沿った図書の展示やブックリスト配布

などを行った。

なお,10月は図書館マンスとし,全館統一の

テーマを定め,各部門及び各分館においてサブ

テーマを設定し,図書の展示等を行った。

毎月

5 モデル児童図書目録の配布

事 業 名 内 容 実 施

モデル児童 図書目録の配布

モデル児童図書目録の配付や掲載図書の展示,貸出

を行った。 現行モデル児童図書目録の改訂案について検討,協

議を行い,平成 29 年度より,幼児から小学 5・6 年

生向けの図書を掲載したモデル児童図書リストを毎

年度作成し,配付することとした。 ※モデル児童図書リスト(平成 29 年度)の 配付を平成 29 年 4 月に始めた。

総合図書館

及び分館で

配布

6 地域読書活動への支援

事 業 名 内 容 実 施

公民館等の 読書活動への支援

毎年,別々に開催していた総合図書館が主催する

「地域文庫交流会」と,教育委員会生涯学習課が主

催する「公民館文庫活動実践報告会・交流会」につ

いて,地域のニーズを把握し,実情に合った支援を

行うため,団体貸出未利用の公民館等の現状や要望

等の収集,団体貸出の新規利用に向けた情報提供を

行うとともに,地域文庫ボランティア相互の情報交

換・交流の機会として,平成 28年度より合同で開催

することとした。

平成29年

2月21日(火)

「地域文庫交流

会」及び「公民館

文庫活動実践報告

会・交流会」を合同

開催

参加:地域文庫

12団体・17名

公民館

7館・10名

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文書資料部門

1 文書資料の収集,整理・保存

○公文書資料の収集状況

平成 28 年度の公文書資料収集は,完結後 30年経過した永年保存文書 381冊と,保存期間が

満了した有期限保存文書のうち歴史的文化的価値があると認められる 28 冊を収集し,その他

保存委託文書 22冊を受け入れた。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

公文書資料 431 517 221

○行政資料の収集状況

平成 28 年度の行政資料収集は,主に本市行政各部局が発行する刊行物等を中心に,1,029

冊を収集した。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

行政資料 1,029 984 1,191

○古文書資料の収集状況

平成 28 年度の古文書資料収集は,古代,中世,近世及び近現代の郷土福岡に関する歴史資

料として,髙宮貝島本家資料(追加分三)他 1,864 点の寄贈を受け,平井家資料 他 93 点を

購入した。また,青木綜一資料 62点をマイクロフィルム収集として受け入れた。

(単位:点)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

古文書資料 2,019 2,152 2,313

○郷土資料の収集状況

平成 28 年度の郷土資料収集は,福岡市を中心とする県内の各分野にわたる図書等 815 冊を

収集した。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

郷土資料 815 1,141 996

○文学資料の収集状況

平成 28 年度の文学資料収集は,福岡ゆかりの作家等に関する資料として,114 点を購入し,

939 点の寄贈を受けた。

(単位:点)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

文学資料 1,053 493 612

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○文書資料の所蔵状況

文書資料の総数は,年々増加傾向にある。

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

公文書資料(冊) 29,062 29,336 29,073

行政資料(冊) 47,125 46,096 45,132

古文書資料(点) 73,746 71,727 69,575

郷土資料(冊) 100,531 99,739 98,598

文学資料(点) 23,585 22,532 22,039

合 計 274,049 269,430 264,417

2 公文書資料目録の作成

事 業 名 内 容 実 施

公文書資料目録 平成28年度版 (PDF)の作成

平成 27年度までに収集・整理した公文書資料

の簿冊及び件名目録(PDF)を作成し,ホームペ

ージに掲載した。

平成29年

3月作成

3 古文書資料目録の作成

事 業 名 内 容 実 施

古文書資料目録 22の発行

平成 28年度までに収集した古文書資料の検索

用目録を作成した。 平成29年

3月作成

4 郷土資料展示

事 業 名 内 容 実 施

郷土資料展示

郷土に関する市民の理解と関心を深めていた

だくため,レファレンスカウンター4前の展示

スペースにて,様々なテーマで郷土福岡の歴史

などを紹介し,読書案内のための展示を行った。

6つのテーマ

を定め,通年で

実施

5 文学館事業(常設展示)

事 業 名 内 容 実 施

常設展示

福岡ゆかりの文学者や文学作品,福岡での様々

な文学活動を紹介する展示を行った。

会場:福岡市総合図書館1階ギャラリー

赤煉瓦文化館1階展示室

通年で実施

(企画展期間中除く)

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6 委員会等

事 業 名 内 容 実 施

福岡市総合図書館 文書資料収集審査 委員会

所管する文書資料収集の適正化を図るため,

8名の委員により1回開催した。

平成29年

3月23日(木)

開催

福岡市文学館資料 委員会

福岡市文学館資料の充実と有効活用を図る ため,8名の委員により1回開催した。

平成29年

3月22日(水)

開催

福岡市文学振興 事業実行委員会

文学振興事業の企画と円滑な実施運営を 図るため,8名の委員により3回開催した。

平成28年5月11日(水)

平成28年9月23日(金)

平成29年2月17日(金)

開催

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映像資料部門

1 映像資料等の収集,整理・保存状況

○映像フィルム収集状況

アジア映画を中心とした国内外の優れた映像資料を収集し,貴重な映像文化財として長期

保存を行っており,平成 28年度の映画フィルム収集は,購入4本,寄贈 441 本の合計 445本

であった。

(単位:冊)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

購 入 4 6 8

寄 贈 441 54 188

合 計 445 60 196

○映画フィルム所蔵状況 (単位:本)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

映画フィルム 3,246 3,271 3,255

購入分 1,015 997 991

寄贈分 2,231 2,274 2,264

○ビデオ等所蔵状況 (単位:点)

区 分 平成 28年度 平成 27年度 平成 26年度

ビデオ/DVD 6,200 6,000 6,300

CD/カセット 13,200 12,300 12,000

合 計 19,400 18,300 18,300

2 委員会等

事 業 名 内 容 実 施

福岡市総合図書館 映像資料収集 委員会

映像資料の整備・拡充を図るため,東京と

福岡で各4名の委員により各1回開催した。

平成29年5月18日(木)

平成29年5月24日(水)

開催

福岡市総合図書館 映像ホール・シネラ 実行委員会

福岡市総合図書館映像ホール・シネラでの 上映等を開催し,その運営を円滑に行うため, 8名の委員により1回開催した。

平成29年

4月25日(火)

開催

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平成 28年度 刊行物等一覧

(1)刊行物

(2)インターネットホームページ

名 称 所管課 発行月 サイズ ページ 部数 Web閲覧

図書館要覧(平成 28年度版) 運営課 8月 A4 69 400 ○

こどもとしょかんニュース 図書サービス課 年6回 A3 1 2,500 ○

こどもとしょかんのほんだな 図書サービス課 季刊 A3 1 1,050 ○

レファレンスだより 図書サービス課 毎月 A4 4 300 ○

クンドルニュース 図書サービス課 奇数月 A4 1 700 ○

福岡市文学館機関誌

「文学館倶楽部」 文学・文書課 10 月・3月 A4 12 各 4,800 ―

「銀の爪 紅の爪-竹下しづの女

と龍骨」展図録

文学・文書課

(福岡市文学振興

事業実行委員会)

11月 B5 65 1,000 有償販売

福岡市文学館選書4

「竹下しづの女・龍骨句文集」

文学・文書課

(福岡市文学振興

事業実行委員会)

3月 四六判 256 500 有償販売

平成 28年度古文書資料目録 22 文学・文書課 3月 A4 186 450 有償販売

福岡市総合図書館研究紀要 第 17号 文学・文書課 3月 A4 80 500 ―

シネラニュース 映像資料課 毎月 A4 4 8,000 ○

よかたい通信

運営課

(よかたい図書館

共同事業体)

季刊 A3 1 100 ―

百道浜散策マップ

運営課

(よかたい図書館

共同事業体)

不定期 A3 1 300 ―

名 称 所管課 ア ド レ ス

福岡市総合図書館 運営課 http://toshokan.city.fukuoka.lg.jp/

福岡市総合図書館うえぶシネラ 映像資料課 http://www.cinela.com/

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平成 29 年 9 月

福岡市総合図書館

平成 28 年度

福岡市総合図書館の運営に関する評価

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福岡市総合図書館新ビジョン推進に関する点検評価会議委員名簿

(五十音順)

所属等

梶田 由美子 福岡市総合図書館運営審議会委員 (社会教育関係)

木村 由美 福岡市総合図書館運営審議会委員 (家庭教育関係)

柴田 富之 福岡市総合図書館運営審議会委員 (本市の住民)

高橋 昇(委員長) 福岡市総合図書館運営審議会委員 (学識経験者)

八尋 和郎 公益財団法人九州経済調査協会 事業開発部長兼 BIZCOLI 館長

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※図書館サービスに関する調査3項目の満足度のうち,最も低い値を成果とした

※( )は前年度からの増減

※[  ]は前年度からの増減

内  部  評  価 事業別評価

〈評価〉 成果指標は,利用者満足度調査3項目のうち最も低い「開館時間および休館日」についての85.9%を,これまでと同様に「図書館利用者における図書館サービスの満足度」としたが,前年度から1.7ポイント上がっている。これは,東図書館の開館時間等を拡大したことが影響しているものと推測される。 目標数値のうち,入館者数,貸出利用者数,新規登録者数については,前年度から増加に転じており,個人貸出冊数については,減少傾向は続いているものの鈍化してきている。 事業別評価では,計画どおりに取り組んでいない事業数は前年度よりも減っている。〈対応〉 平成29年度は,新ビジョン前期5年間の事業計画の残り2カ年度の時期となるため,目指す図書館像の実現に向けて必要な取り組みに努めていく。

A評価 15事業

B評価 14事業

C評価 1事業

D評価 -

③貸出利用者数【平成30年度:1,400千人】

1,290,720人1,227,351人

-63,369-4.9%

1,217,508人-9,843-0.8%

1,233,797人+16,289+1.3%

④新規登録者数【平成30年度: 45千人】

29,915人25,971人-3,944-13.2%

25,337人-634

-2.4%

33,846人+8,509+33.6%

①入館者数【平成30年度:5,500千人】

4,223,589人4,059,949人-163,640-3.9%

3,843,464人-216,485-5.3%

4,110,411人+266,947+6.9%

②個人貸出冊数【平成30年度:5,200千冊】

4,633,083冊4,378,475冊-254,608-5.5%

4,311,916冊-66,559-1.5%

4,274,103冊-37,813-0.9%

様式2

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(総括) 

福 岡 市 総 合 図 書 館 新 ビ ジ ョ ン 基 本 理 念

市民がくつろぎ,本や人と楽しくふれあえる新たな学び・情報・交流の拠点となる図書館

 利用者の高度化・多様化するニーズに対応できる資料・情報を提供する生涯学習施設として,また,内部空間だけでなく外部空間も含めて,快適な空間を最大限に活用することにより,これまで図書館を利用したことのない人なども集う場を創出し,多くの市民がくつろぎ,楽しさを共有できる新たな情報・交流の拠点となる図書館を目指します。

成  果  指  標

目  標  数  値

目 標 数 値 平成25年度 平成26年度 平成27年度 平成28年度

成 果 指 標 平成25年度末 平成26年度末 平成27年度末 平成28年度末

図書館利用者における図書館サービスの満足度 【平成30年度:85%】

75.5%80.1%( +4.6 )

84.2%( +4.1 )

85.9%( +1.7 )

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<評価の基準>

 計画どおり取り組み、内容も十分である。

 ほぼ計画どおり取り組んでいるが、少し不十分な点がある。

 計画どおりには取り組んでおらず、不十分である。

 取り組んでいない。D

D評価 0 D評価 0

 福岡市総合図書館新ビジョン事業計画の取組状況については,下記の基準により評価を行っている。

判 定 評 価 内 容

D評価 0 D評価 0 D評価 0

A

B

C

B評価 18 B評価 17

C評価 2 C評価 2 C評価 13 C評価 2 C評価 1

B評価 16 B評価 18 B評価 12

A評価 12 A評価 10 A評価 5

外  部  評  価

・経営に欠かせない三要素「ひと・もの・かね」においていずれも福岡市の図書館経営に欠けている。図書館で働くひとの育成計画も十分に練られたものではなく,利用できるものを単に利用しているに過ぎない。また,総合図書館の役割を超えるものであるが,図書館という範囲から考えて,福岡市の学校図書館司書の圧倒的な不足を補充すべく図書館ボランティアの育成を図り,こどもたちの読書への意欲をそがないような努力を教育委員会と協力して行わなければならない。ものに関しても,施設面では開館から20年を経て設備の劣化は否めない。寄付者を顕彰するような形で寄付を募り,リニューアルをしていくことが求められている。市民から新刊書の寄付を募るだけでなく,読み終えた図書の寄付も呼びかけるべき。かねの問題はここ十年間で予算が1億円も減少し,市民から見て魅力のある書架を実現できていない。市政の他の施策との兼ね合いもあるであろうが,このような予算の削減は図書館から市民を遠ざける大きな要因になっていることを,市政を預かる方々にしっかりと伝えてもらいたい。

・東図書館のオープンに伴い,目標数値のいくつかはプラス方向に転じているが他の図書館については,減少傾向がみられ,より深い検証が必要。一方,個々の事業については,年度を重ねる毎に充実した内容の項目もみられ今後の進展に期待する。充実した資料と専門的な力を持った人材を基に,各事業が丁寧に進められることを望む。予算面での厳しさもあろうが今後も引き続き尽力願いたい。

・一つ一つの計画は,着実に実施されている。評価については,もう少し分析が必要。コストと効果のみあいが適切かどうかや人口の増加に比べてどうかなど手法を含め検討が必要。全体で見た時,計画の横のつながりなど,計画と計画の相乗効果にもう少し取り組むことができるのではないか。

・利用者アンケートでは,開館時間及び休館日の不満が14%で利用サービス7%,窓口サービス1%に比較してワーストである。アンケート結果については,真摯に対応するべき。総括の内部評価では,東図書館の各館時間の拡大が満足度の上昇に影響していると分析されているのに,対応しないのは理解できない。図書館サービスの満足度を上げるには避けて通れない案件である。

委員① 委員② 委員③ 委員④ 委員⑤

A評価 10 A評価 12

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○福岡市総合図書館新ビジョン事業計画一覧表

図 書 館 像 項     目 内     容

1 分館の新設

2 貸出・返却拠点等の新設

3 利用時間の拡大 開館時間,休館日の見直し

4 図書館イベントの充実 図書館イベントの充実

5 やすらぎと交流の場づくり

6 館内レイアウトの変更

7 資料収集の充実

8 レファレンス(相談)サービスの充実

9 情報提供の充実

10 ホームページの複写サービス

11 無線LAN環境の整備

12 団体貸出先の拡大

13 公民館等の読書活動への支援

14 議会図書室との連携

15 市施設の図書室との相互協力

16 モデル児童図書目録の配布

17 新一年生への貸出カードの付与

18 ヤングアダルト層(12歳~18歳)への広報活動の強化

19 読書活動ボランティア講座の強化

20 学校図書館への支援 学校図書館支援センターの設置

21 図書館外施設でのアジア映画上映事業

22 広報活動の強化

23 歴史的公文書のデジタルデータ化及びシステム化

24 古文書資料・郷土資料のデジタルデータ化

25 福岡市文学館の利用拡大

26 運営方法(民間活力の導入)の検討

27 図書館ボランティアとの共働の推進

28 職員の育成及び技術向上

29 施設の有効活用などによる財源確保

30 情報発信の推進

映像資料部門の強化

文書資料部門の強化

図書館運営の強化

誰もが楽しめる魅力ある図書館

さまざまな情報を求める市民に応える図書館

子どもと本をつないで豊かな心を育む図書館

総合図書館の特色を生かした図書館

効率的で効果的な図書館運営

図書資料の貸出・返却拠点の新設

快適な空間づくり

図書館サービスの充実

地域読書活動への支援

市関連施設の図書室の相互協力

子どもへの読書普及

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1

A : 4

B : 0

C : 1

D : 0

平成29年度 平成30年度

平 成 29 年 度

計画

 早良地域交流センター施設全体の設計・建設は,平成33年度の施設供用開始に向けて,PFI方式により事業化されることから,所管する市民局と連携して,要求水準書の作成を進めていく。 基本的なコンセプト案については,必要に応じて修正を行う。

平 成 28 年 度

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

事業計画

取組状況

誰もが楽しめる魅力ある図書館 図書資料の貸出・返却拠点の新設

分館の新設

図書館像

内 容

項 目

 早良地域交流センター(仮称)の基本計画策定にあわせて,早良区新分館について整備の方向性をまとめ,平成29年第1回市議会第2委員会(平成29年2月)にて報告を行った。 また,図書資料収集の考え方などの基本的なコンセプト案を作成した。

 平成28年度の市全体のスケジュールの中で,早良区地域交流センター(仮称)の基本構想・基本計画の策定,基本設計等が予定されていることから,教育委員会においても,分館の運営方針やコンセプト等の検討を行っていく。

平成26年度 平成27年度 平成28年度

地域交流センター等の整備検討に併せて,新たな分館の新設を検討します。

内  部  評  価

外  部  評  価

・充実した内容の分館となるよう,今後の丁寧な取り組みを期待する。

・福岡市の図書館サービスが充分に及んでいなかった地域における拠点となるには,不充分な施設である。

A 市議会への報告など当初の計画どおり実施していることから,A評価とする。

検討,協議

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2

A : 0

B : 3

C : 2

D : 0

・貸出拠点が設けられないまま,数年経過していることは残念。今後,ますます高齢化社会になることも考え利用しやすい拠点をもっと多く作ることを検討すべき。

・長年にわたる運営審議会での議論を生かすことなく貸出拠点の増加がまるで進展しないことを反省すべき。

平 成 29 年 度

B

計画

 引き続き,新たな貸出・返却拠点等の新設について,随時検討していく。

内  部  評  価

返却拠点は1か所の増設を達成したが,貸出拠点は現状通りとなったため,B評価とする。

取組状況

 返却拠点については,平成28年4月1日より九州がんセンターに返却ポストを設置した。また,東図書館指定管理者の代表団体である株式会社紀伊國屋書店の市内店舗における返却ポストの設置を検討したが,既設置の返却ポスト利用者が増加しており、新たに設置した場合、物流体制全体の見直しが必要であり、物流経費の増額が見込めなかったため見送りとなった。 貸出拠点については、市役所庁舎内への設置について所管部局と協議を重ねたが、図書保管スペースや予算面の課題から実現に至らなかった。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

 平成28年4月1日より九州がんセンター(南区野多目)に返却ポストを設置する。 また,東図書館指定管理者の代表団体である株式会社紀伊國屋書店の市内店舗(博多バスターミナルもしくはゆめタウン博多)における返却ポストの設置を検討する。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 誰もが楽しめる魅力ある図書館 項 目 図書資料の貸出・返却拠点の新設

内 容 貸出・返却拠点等の新設

事業計画

 図書館サービスが行き届かない地域に対して,交通の便の良い公共施設などに図書の貸出・返却拠点の新設を推進し,図書館利用者の利便性の向上を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

検討,協議

◇設置 ◇設置

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3

A : 1

B : 2

C : 2

D : 0

取組状況

 総合図書館については,平成28年4月1日から開館時間の延長を実施した。 東図書館については移転開館した平成28年6月4日から開館日・開館時間の拡大を実施した。

外  部  評  価

・開館時間及び休館日の見直しについては,市民からの要望も多く,早急な検討が必要。また,一方で内部事務への影響など丁寧な検証も求めたい。・利用者アンケートでは,開館時間及び休館日の不満が14%で利用サービス7%窓口サービス1%に比較してワーストである。アンケート結果については,真摯に対応するべき。総括の内部評価では東館の各館時間の拡大が満足度の上昇に影響していると分析されているのに,29年度計画に改善アクションを織り込んでいないし内部評価でも触れていないのは,この事業について今後,取り組む意思がないと考えられても仕方ないと思慮する。・総合図書館の開館時間の延長が利用者増に結びついていない。分館の閉館日の多様化,閉館時間の多様化について実証実験を行うべき。・利用時間は拡大したが,入館者数の増減の評価などもう少し分析が必要。

計画

 総合図書館においては,利用状況のデータ分析を進め,成果の検証を進めていく。 また福岡市の図書館全体に関しては,市政アンケートの活用等により市民ニーズの把握を行い,継続的に検討を進めていく。

内  部  評  価

 総合図書館においては,一日あたり入館者数は前年度比で0.2%増となっている。 東図書館については,移転による交通利便性の向上という要因も含め,一日あたり入館者数は前年度の2.7倍と大幅な増加となっている。 利用者の利便性の向上が図られ,入館者数も増加したため,A評価とする。

平 成 29 年 度

内 容 開館時間,休館日の見直し

事業計画

 総合図書館について4月1日から開館時間の延長,東図書館について6月4日から開館日・開館時間の拡大を実施する。 利用時間の拡大については,成果や内部事務への影響等を検証するとともに,市の図書館全体において継続的に検討していく。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

平 成 28 年 度

計画

 休館日及び開館時間の見直しを行い,図書館を利用できる時間を拡大することにより,図書館利用者の利便性の向上を図ります。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 誰もが楽しめる魅力ある図書館 項 目 利用時間の拡大

【休館日】 検討(段階的に実施)

【開館時間】 検討(段階的に実施) ◇全館 ◇東

◇総合,東

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4

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

計画

  「図書館マンス」や成人を対象とした読書会を実施したが,総合図書館における読書会については,1回の試行実施に留まったため,B評価とする。

取組状況

 総合図書館及び分館において,共通テーマで選んだ各館の蔵書を10月に一斉展示する「図書館マンス」を実施した。 また,大人を対象とした読書会について,中央図書館での継続した実施に加え,総合図書館においても平成28年10月に実施した。

平 成 29 年 度

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 誰もが楽しめる魅力ある図書館 項 目 図書館イベントの充実

・読書につながる図書館ならではの企画を是非,継続して実施してほしい。

・図書館イベントの充実という内容に対して読書会が年間一回と蔵書の展示だけでは少ない気がする。

・図書館に利用者を呼び込むには不充分な取り組みであり,読書につながる企画を考える必要がある。

 総合図書館及び分館において,共通テーマで選んだ各館の蔵書を10月に一斉展示する「図書館マンス」をはじめ,「こどもの読書週間」や「読書週間」などを中心に読書普及につながるイベントを企画・実施する。 また,大人を対象とした読書イベントを今後も継続して企画・実施する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 図書館イベントの充実

事業計画

 成人を対象とした読書会等を実施し,読書の普及や図書館の活用促進を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

 総合図書館及び分館において,共通テーマで選んだ各館の蔵書を10月に一斉展示する「図書館マンス」をはじめ,「こどもの読書週間」や「読書週間」などを中心に読書普及につながるイベントを企画・実施する。

計画

大人向けイベントの実施 計画 大人向けイベントの実施 計画

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5

A : 4

B : 1

C : 0

D : 0

・利用者の満足度も高く,広報努力も続けていることは評価したい。さらなる工夫,内容の充実を検討してほしい。

・計画通りの進捗と評価する。

・やすらぎとともに読書へ誘う展示などを企画することが必要。

平 成 29 年 度

計画

 指定管理者と連携して,より充実したイベントを企画実施していくとともに,広報にも努めていく。

内  部  評  価

  平成28年12月に実施した利用者アンケートでは,「語らいの広場」やコンビニ型自販機などの取り組みについては満足度94.2%,イベント実施については同93.3%と,利用者から高い評価を得ることができたことから,A評価とする。

取組状況

 施設内に,カフェベンダーやテーブル,イスを配置した「語らいの広場」や,コンビニ型自販機を設置するとともに,ロボットPepperを配置して,子どもたちの楽しみとなるような取り組みを行った。 また,エントランスホールや正面玄関前広場等を活用して,七夕,ひなまつりなど季節ごとの節句祭や音楽会,バザーなど,また,ぬりえやかるたなどの子ども向け行事など,合計27のイベントを実施した。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

 エントランスホールや正面玄関前広場について,指定管理者により,「語らいの場」の設置や,節句祭,納涼祭など季節ごとのイベント実施を行う予定である。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 誰もが楽しめる魅力ある図書館 項 目 快適な空間づくり

内 容 やすらぎと交流の場づくり

事業計画

 誰もが気軽に立ち寄り,思い思いの時間を過ごし,くつろぎ楽しむ,潤いややすらぎの場となるよう,エントランスホールや正面玄関前広場等を活用し,快適な空間づくりを行います。 また,広場等を活用したイベントを実施していきます。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

検討(段階的に実施)

◇エントランス,広場

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6

A : 0

B : 0

C : 5

D : 0

・限りある予算の中で,少しでも有効なレイアウトを工夫するなど,あらゆる可能性を探って進めてほしい。

・設備改修を伴わないレイアウト変更は可能かと思う。

・利用者にとって魅力ある活用を考えなくてはならない。

平 成 29 年 度

計画

 築20年を経過した施設の老朽化により,各種設備などの改修の必要が生じていることから設備改修を優先し,館内レイアウトの見直しについては,利用者のニーズも勘案し,福岡市総合図書館新ビジョンの後期5年間(平成31年度~平成35年度)の事業計画の中で再度検討を進めていく。

内  部  評  価

  館内レイアウトについては平成27年度より検討を進めてきたが,その実現については予算確保が必要となる一方で,他の設備の改修を優先的に進めていく必要が生じたことにより,その見直しについては今後の具体的な計画づくりまでには至らなかったことから,C評価とする。

取組状況

 ビデオライブラリースペースの将来的な有効活用について,利用者アンケートを平成28年12月に実施した。 ・利用者同士が談話しながら読書ができるオープンスペース(必要40.3%,不要59.7%) ・ワークショップやトークショー等が開催できる多目的スペース(必要34.7%,不要65.3%) ・市政や暮らし,文化,スポーツ,レクリエーション等に関する最新情報が得られるコーナー(必要41.3%,  不要58.7%)

外  部  評  価

平 成 28 年 度

 平成27年度に作成したビデオライブラリー等活用プランをもとに,快適な空間づくりに向けての新たな機能等の方向性を検討のうえ,平成29年度以降の実現を目指す。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 誰もが楽しめる魅力ある図書館 項 目 快適な空間づくり

内 容 館内レイアウトの変更

事業計画

 文学資料エリアのリニューアル,ビデオライブラリーの見直し及びカフェスペースの設置などを行い,図書館の魅力の拡大を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

検討 ◇文学資料エリア, ビデオライブラリー, カフェスペース

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7

A : 1

B : 2

C : 2

D : 0

・充実した資料収集は図書館の核となるところ。適正な財源確保も検討してほしい。・電子書籍について27年度導入検討,28年度計画で取扱い検討,28年度取組状況で導入継続審議,29年度計画では継続協議となっており進捗が見えない。事業計画に仮でもタイムスケジュールを示してほしい。・資料収集経費が,平成19年度と比較して平成29年度予算額が2億4千万円から1億4千万円と1億円も減額されている。これでは情報を求める市民の要求に応えることはできない。・検討はされているようだが,電子書籍については遅れ気味の印象。もう少し実験など積極的に取り組むべき。

平 成 29 年 度

計画

 電子書籍に関しては,その導入に必要な図書館業務システムの改修について,「情報システム審査委員会」と継続して協議を進めていく。 分館における資料収集方針については,年度毎に更新することとしており,平成29年度については5月末までに見直しを行う。

内  部  評  価

 平成28年度に行うべき作業は当初の計画どおり実施していることから,A評価とする。

取組状況

 電子書籍の導入にあたっては,業務システムにおけるインフラ整備がまず必要であることから,「図書館業務システム改修計画書」を,市総務企画局が所管する「情報システム審査委員会」に提出し,現在まで継続審議中である。 分館における資料収集については,平成28年5月に各分館別の収集方針を作成し,今後は年度毎に更新することとした。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

 電子書籍については,取扱に関する検討を継続する。 分館における資料収集については,平成28年5月末までに見直しを行い,今後は年度毎に更新する。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 図書館サービスの充実

内 容 資料収集の充実

事業計画

 公共図書館としての役割を発揮するため,図書資料の収集方針の見直しを行い,計画的な資料収集に努めるとともに,電子書籍の取り扱いについて検討します。 分館においては,地域の実情にあわせて特色を持たせた資料収集を行っていきます。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

収集方針改定

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8

A : 1

B : 3

C : 1

D : 0

計画

 電子メールによるレファレンスサービス開始後の受付件数は7カ月で50件ほどと,他都市と同程度の相談を受け付けたが,開始時期が当初計画から遅れたため,B評価とする。

取組状況

 平成28年8月25日から電子メールによるレファレンスサービスを開始。図書館ホームページのトップページの「調査・相談(レファレンス)」のボタンをクリック後の,「電子メールでのご相談」コーナー内専用フォームへの入力送信により問合せができる仕組みとした。 平成28年度受付件数53件のうち,図書資料関連35件,文書資料関係16件である。

平 成 29 年 度

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 図書館サービスの充実

・より充実したレファレンスサービスとなるよう内容,質の向上等も検討してほしい。

・計画通りの進捗と評価する。

・平成18年度のレファレンスサービス件数60,110件から平成28年度34,090件と大幅なサービス量の低下を招いている。この原因を探らなければならない。

・まだ始まったばかりであるがもう少し増やす努力が必要。

 引き続き,レファレンス(相談)サービスの充実を図っていく。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 レファレンス(相談)サービスの充実

事業計画

 電子メールによるレファレンスサービスを実施し,利用者への図書館サービスの充実と利便性の向上を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

平成28年6月に運用方針を策定し,平成28年7月から実施。実施後は事例の分析などを進め,必要に応じて運用方針の見直しを行っていく。

計画

検討

システム対応 電子メールによるレファレンスサービス

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9

A : 4

B : 1

C : 0

D : 0

計画

 18歳からの選挙権や商店街振興など新たな情報提供に関係部局と連携して取り組み,熊本地震に際しては,地震翌日に安否確認方法等の情報を臨時で提供するなど情報提供の充実を図った。 ビジネス支援として,平成28年4月より中小企業診断士による「起業・経営相談会」を毎月開催し,医療情報の提供については,「九州がんセンター講演会」をシリーズ化し実施するなど,計画どおりの進捗状況であるため,A評価とする。

取組状況

○ビジネス支援として,平成28年4月から毎月第2・第4日曜日に中小企業診断士による起業・経営相談会 を開催した。(年間開催数 69回 30件申込 / 相談内訳:起業相談 約9割) また,相談会開催について, 図書館ホームページで毎月広報を行った。○医療情報の提供として「九州がんセンター講演会」を4回シリーズで企画し,平成28年度に2回開催した。   第1回(医療費・社会制度) : 平成28年10月23日(日)開催(40人参加)   第2回(胃がん・大腸がん) : 平成29年 2月18日(土)開催(61人参加)○本市関係部局と連携し,相談窓口や市の事業,新たな制度などの情報提供を行った。(展示件数 28件)

平 成 29 年 度

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 図書館サービスの充実

・昨年に比べ,充実した内容になっていることを評価する。こうした支援の積み重ねは図書館の財産にもなっていく。今後も,課題を探り市民ニーズに応える支援の取り組みを期待している。

・計画の子育て支援にもっと積極的に取り組んでほしい。

・さらなる充実を期待する。

・タイムリーな企画もあり評価。

 ビジネス支援などの課題解決に対して,本市関係部局及び国・県等関係機関と連携を図り,引き続き図書館資料を活用した情報提供の充実を図る。 ビジネス支援及び医療情報支援について継続実施するとともに,さらに暮らしに密着した情報等について支援を検討していく。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 情報提供の充実

事業計画

 ビジネス支援や子育て支援などの課題解決に対して,本市関係部局及び国・県等関係機関と連携を図りながら,図書館資料を活用した展示等の情報提供などを行っていきます。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

ビジネス支援や子育て支援などの課題解決に対して,本市関係部局及び国・県等関係機関と連携を図り,引き続き図書館資料を活用した情報提供の充実を図る。 なお,平成28年4月から福岡県中小企業診断士協会と連携し,ビジネス支援として中小企業診断士による「起業・経営相談会」を毎月開催予定。

計画

計画 ビジネス支援等の情報提供

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10

A : 5

B : 0

C : 0

D : 0

計画

 総合図書館及び各分館において,利用者の調査研究に役立てるため,複写サービスの提供を行い,平成27年度と同程度の実績があり,計画どおりの進捗状況であるため,A評価とする。

取組状況

 福岡市及び国等のホームページに掲載されたインターネット情報を利用者の調査研究に役立てるため,複写サービスの提供を行った。 平成28年度 32件 (平成27年度 35件)

平 成 29 年 度

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 図書館サービスの充実

・引き続き複写サービスの提供が実施されることを評価する。

・現状のサービスを継続を望む。

 福岡市及び国等のホームページに掲載されたインターネット情報を利用者の調査研究に役立てるため,引き続き複写サービスを提供する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 ホームページの複写サービス

事業計画

 福岡市及び国等のホームページに掲載されたインターネット情報を利用者の調査研究に役立てるため,同資料を収集し,複写サービスを提供します。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

 福岡市及び国等のホームページに掲載されたインターネット情報を利用者の調査研究に役立てるため,引き続き複写サービスを提供する。

計画

試行 ホームページ等の複写サービス

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11

A : 1

B : 3

C : 1

D : 0

・すべての分館において早急な環境整備を求める。

・計画通りの進捗と評価する。

・総合図書館,すべての分館における無線LANの整備を行ってもらいたい。

平 成 29 年 度

計画

 各分館が入居する市民センターなどの施設を所管している市民局と,引き続き無線LANの設置について協議を行っていく。

内  部  評  価

平成28年9月1日から,総合図書館2階フロアの持込パソコン利用可能席を,23席から125席に拡大を図り,平成28年度のアクセス数は一日あたり657回(平成27年度は455回)と,約44%増加している。東図書館内における無線LANサービスの導入については,「なみきスクエア」を所管する市民局と協議を行ったが,館内へのスポット設置には至らず,館内西側フロアのみ利用可能の状況にとどまったため,B評価とする。

取組状況

 平成28年6月4日に移転開館した東図書館が入る施設「なみきスクエア」には無線LANが導入されたが,東図書館フロア内へのスポット設置には至らなかった。 また平成28年9月1日から,総合図書館2階フロアの持込パソコン利用可能席を,23席から125席に拡大を図った。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

計画

 市民局と協議を進め,東図書館内における無線LANサービスの導入,平成29年度以降の他の分館への順次導入を目指す。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 図書館サービスの充実

内 容 無線LAN環境の整備

事業計画

 利用者の調査・研究の補助として,個人持ち込みの端末機器(ノートパソコン,タブレット,スマートフォン等)が利用できるよう,公衆無線LAN 「Fukuoka City Wi-Fi」によるインターネット環境を整備し,利用者の利便性の向上を図ります。 なお,分館については,施設管理者と検討を進めます。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

検討,協議

◇総合 ◇分館 (1館)

◇分館 (3館)

◇分館 (3館)

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12

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

・登録団体の増加は嬉しいことではあるが,同時に貸し出し資料の充実,配本の体制についての検討もお願いしたい。

・事業計画の団体貸出先サービスの充実のためには,配本周期の3ヶ月から4ヶ月への変更は逆行しており,内部努力してほしい。

・配本頻度を減少させた一方で配本冊数を増やす対策がとられておらずサービスが低下した。

・周期の変更でサービス向上につながっているかは疑問。

平 成 29 年 度

計画

 平成30年度目標登録団体数の390団体に向けて拡大への取り組みを進めるとともに,配本方法等の更なる効率化に努める。

内  部  評  価

 平成30年度目標登録団体数の390団体に向けて着実に登録団体数を増やしており,登録団体に対し配本周期の変更を依頼することで配本の効率化も推進できたため,A評価とする。

取組状況

 団体貸出の登録団体は平成28年度末時点で375団体となり,平成27年度に比較して19団体増加した。配本方法の効率化については,留守家庭子ども会を中心に配本周期が3カ月の128団体に対し4カ月周期への変更を依頼し,82団体(うち留守家庭子ども会56団体)から変更への同意を得た。また,52団体から比較的配本の少ない午前中に配本を実施することへの同意を得た。「青い鳥だより」について,地域文庫交流会で配布を行うなど,未登録の公民館関係者に対する広報活動を実施した。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

  団体貸出先の計画的な拡大を図るため,留守家庭子ども会に関する配本方法の更なる効率化に取り組む。平成28年度上半期に検討し,下半期に登録団体(留守家庭子ども会)への周知を行い,平成29年度より実施を目指す。 「青い鳥だより」については,年3回の発行を予定しており,貸出先増加のためのツールとして活用を検討する。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 地域読書活動への支援

内 容 団体貸出先の拡大

事業計画

 図書館利用が困難である施設入所者等への団体貸出を実施し,団体貸出サービスの充実を図ります。団体貸出先については,高齢者施設や病院などに広報活動を行い,貸出先を拡充。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

団体貸出先の拡大 検討

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13

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

・公民館は,地域の住民にとって身近な場所である。そこでの読書支援は,とても重要。関係機関との協議を重ね,地域に即した支援を,創っていくことが求められる。

・公民館の読書活動の支援について効果のある具体的アクションを希望する。交流会をやっただけでは効果は不十分ではないか。

・公民館を図書サービスの実現場所とすべく努力を進めてほしい。

平 成 29 年 度

計画

 地域における読書活動の支援は,第3次福岡市子ども読書活動推進計画において重点的に取り組むべき施策と位置付けられ,関係各課と連携して取り組みを進める。 また,留守家庭子ども会など選本に来館することが困難な団体に対する支援として,セット本以外の蔵書も利用できるように,登録団体にはホームページ上で団体部門の蔵書検索を可能にできないか検討を行う。

内  部  評  価

 公民館等の読書活動への支援について関係課と協議を実施するなど検討を進め,地域文庫交流会を生涯学習課と共同で開催するなど取り組みを進めたが,成果が不十分な面もあるため,B評価とする。

取組状況

 公民館への読書活動支援の方向性等について市民局との協議及び子ども読書活動推進に関する生涯学習課との協議を踏まえ,平成28年度の地域文庫交流会を,生涯学習課主催の「公民館文庫活動実践報告・交流会」と併せて共同開催し,団体の新規登録(1団体)など支援の拡大を図った。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

計画

平成27年度に実施した地域文庫交流会でのアンケートの結果及び公民館等対象のアンケート調査結果を踏まえ,今後の公民館等の読書活動への支援についてさらに検討し,取り組みを進める。 留守家庭子ども会への支援としては,「青い鳥だより」などの広報活動により情報面の支援を行う。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 地域読書活動への支援

内 容 公民館等の読書活動への支援

事業計画

 地域において読書活動を行っている公民館や留守家庭子ども会等を訪問して,図書コーナー(室)の運営や環境整備への助言や支援等を行います。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

公民館等への支援 協議

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A : 2

B : 3

C : 0

D : 0

・市民にとって議会への支援は大切。貸出だけでなく,より充実した支援を工夫・検討してほしい。

・市議会議員への条例立案・審議,市行政職員への行政情報の提供に果すべき点はまだまだあると考えられる。

・議員活動にどう反映したかを知りたい。数ももう少しあってもいい。

平 成 29 年 度

計画

 引き続き議会図書室への図書資料の貸出による支援を実施する。

内  部  評  価

 議会図書室と協力し,毎月,市内部への広報を実施し,図書資料の貸出も円滑に実施しているため,計画どおりの進捗状況であるため,A評価とする。

取組状況

 平成26年度から引き続き,議会図書室への図書資料の貸出による支援を実施した。 平成28年度の貸出件数は33件,貸出冊数は45冊であり,議会図書室の単年度総貸出冊数の約1割を占めている。 市内部への周知については,議会図書室と協力し,毎月,制度についての広報を実施した。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

計画

 市内部への周知に努め,引き続き議会図書室への図書資料の貸出による支援を実施する。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 市関連施設の図書室の相互協力

内 容 議会図書室との連携

事業計画

 議会図書室と連携し,議会における政策,立案等の調査・研究を支援します。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

議会図書室との連携 協議

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A : 2

B : 3

C : 0

D : 0

・資料の返却・貸出拠点という連携だけでなく専門的な資料・情報などの相互協力なども検討できないか。また,市の他施設(例:アジア美術館,あいくる等)との連携も検討してほしい。

・限定しないで幅広く支援してほしい。

・28年度計画では,市施設と運用連携協議,28年度取組では協議を行った。29年度は引き続き協議を行うとなっている。内部的に努力していると推察するが事業計画をより詳細にしてほしい。

・よりよいサービスに向けて協議願いたい。

・他の施設との連携もがんばってほしい。

平 成 29 年 度

計画

平成29年10月に開館予定の福岡市科学館・情報ライブラリー(図書室)との連携について,引き続き協議を進めていく。

内  部  評  価

 平成28年度に行うべき作業は当初の計画どおり実施していることから,A評価とする。 A

取組状況

 中央区六本松で整備が進められている,福岡市科学館・情報ライブラリー(図書室)については,その前身である旧少年科学文化会館図書室(中央区舞鶴,平成28年3月末閉館)の運用方法を引き継ぐ形で連携できるよう,所管する子ども未来局と協議を行った。 ふくふくプラザについては,継続して連携を行った。

外  部  評  価

平 成 28 年 度

 各施設のシステム統合については事業費等課題が多く,実現が困難なことから,現システムを活用しての相互協力について,より利用しやすい運用について協議を行う。また,少年科学文化会館の移転後の連携継続についても,引き続き協議を行う。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像さまざまな情報を求める市民に応える図書館

項 目 市関連施設の図書室の相互協力

内 容 市施設の図書室との相互協力

事業計画

 少年科学文化会館及びふくふくプラザなどとの連携,相互協力化を検討します。

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

連携 検討,協議

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A : 3

B : 2

C : 0

D : 0

・作成されたリストの内容について,検証し今後のリストの内容がより充実したものとなるよう期待する。

・リストの内容でA4になっているようだが,ボリュームが少ないので出会ってほしい本を紹介してほしい。

・ベースになる目録をやめてしまったのはサービス低下になってしまった。若い母親へは薄いサービスしか提供していないことに結果的になった。

 モデル児童図書リストを関係機関(保育園,小学校,公民館等)に配付し,掲載図書を展示,貸出を行う。 また,おはなし会等の催しにおいて掲載図書を紹介し,リストの活用や貸出を促す。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 モデル児童図書目録の配布

事業計画

 子どもたちやその保護者等が子どもの本を選ぶ目安として,各年齢層に応じた本を紹介したリストを配布し,子どもの読書推進に寄与します。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

  モデル児童図書目録の配付や掲載図書の展示を継続して行う。  現行モデル児童図書目録の作成方針について,関係団体と協議のうえ,見直しを検討する。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像子どもと本をつないで豊かな心を育む図書館

項 目 子どもへの読書普及

計画

 モデル児童図書目録の配付や掲載図書を展示し,貸出を継続して行うとともに,現行モデル児童図書目録の見直しを実施し,平成29年度よりモデル児童図書リストとして毎年度発行,配付を行うこととしたため,A評価とする。

取組状況

 モデル児童図書目録の配付や掲載図書の展示,貸出を行った。 現行モデル児童図書目録の改訂案について検討,協議をし,平成29年度より,幼児から小学5・6年生向けまでの図書を掲載したモデル児童図書リストを毎年度作成し,配付することとし,その準備に着手した。

平 成 29 年 度

検討,協議

作成 ◇配布 幼児用

小学生用

計画

初級(1・2年生)

作成 ◇配布 中級(3・4年生)

検討,協議

中級(3・4年生用)は平成33年度,上級(5・6年生)は平成36年度に配布予定

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17

A : 0

B : 4

C : 1

D : 0

・少しずつ丁寧に進められていることは,評価したい。多くの子どもたちにとってこの事業が図書館と繋がるはじめの一歩となるのではないだろうか。今後も引き続き可能性を探りながら進めてほしい。

・新一年生への貸出カード付与件数増加について更なる工夫努力を希望する。

・個人情報を保護しながら全員配布への知恵を出し合うべきである。

 平成29年4月に,生涯学習課が作成する新一年生(約1万4千人)を対象とした推薦図書リストの配布と併せて,貸出カードの作成に関する案内文書を小学校新一年生の保護者に対して配布する。 また,小学校及び中学校の各1校において,試験的に全児童・生徒の保護者を対象とした案内文書を配布する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 新一年生への貸出カードの付与

事業計画

 新一年生のうち図書館の貸出カードを所有していない児童を対象として,貸出カードを付与することにより,読書の普及等を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

 平成28年4月に,生涯学習課が作成する新一年生(約1万4千人)を対象とした推薦図書リストの配布と併せて,貸出カードの作成に関する案内文書を小学校新一年生の保護者に対して配布する予定である。 また,平成29年4月の中学校新一年生に対する案内についても協議を進める。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像子どもと本をつないで豊かな心を育む図書館

項 目 子どもへの読書普及

計画

貸出カードの案内等は積極的に行ったが,貸出カードは個人情報を元にした申請が必要なことから,いまだ申請に至っていないケースが多く十分な成果が得られなかったため,B評価とする。

B

取組状況

 平成28年4月に,生涯学習課が作成する新一年生(約1万4千人)を対象とした推薦図書リストの配布と併せて,貸出カードの作成に関する案内文書を小学校新一年生の保護者に対して配布した。(新規登録者数 137人) また,平成29年4月に配布予定の案内文書を各小学校に配布するとともに,一部の小学校及び中学校において全児童・生徒の保護者を対象とした案内文書を平成29年4月に配布する旨で協議を進めた。

平 成 29 年 度

貸出カードの付与 検討,協議

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18

A : 0

B : 4

C : 1

D : 0

・ヤングアダルト層と本・読書を繋ぐ柔軟な取り組みを期待している。

・28年度計画の広報活動充実が29年度予定の企画立案だけとは不十分である。28年計画が企画を立案し実施に向けて作業となっているが,これは具体性に欠ける。計画は具体的であるべき。

・ヤングアダルト層へ呼びかけ,彼等自身のアイデアで広報し企画を実践することが必要。

 従来の対応を継続することに加え,他の政令指定都市立図書館の取り組み等を参考に,ヤングアダルト層に対する広報活動を充実する企画を立案し,実施に向けて作業を進める。 また,市立高等学校を対象に,総合図書館の一般書架の図書資料を調べ学習用に貸出する制度を,平成29年4月から実施する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 ヤングアダルト層(12歳~18歳)への広報活動の強化

事業計画

 総合図書館内にヤングアダルトコーナーを設置し,推薦図書の展示等を実施するとともに,ヤングアダルト向けの推薦図書に関するリストを作成・配布することで,読書普及のための広報を実施します。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

 従来の対応を継続することに加え,他の政令指定都市立図書館の取組等を参考に,ヤングアダルト層に対する広報活動を充実する企画を立案し,実施に向けて作業を進める。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像子どもと本をつないで豊かな心を育む図書館

項 目 子どもへの読書普及

計画

従来の取り組みの継続及び新制度の試験的な実施を開始する準備に留まったため,B評価とする。 B

取組状況

 従来の対応を継続するとともに,市立高等学校を対象に,総合図書館の一般書架の図書資料を調べ学習用に貸出する制度を平成29年度から試験的に実施する計画を立案した。

平 成 29 年 度

継続的に広報の強化

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19

A : 4

B : 0

C : 1

D : 0

・読書ボランティアの育成の場は,他に多くなく要望は多いと聞く。今後も関係団体と協議しながら更なる充実を期待する。

・読書ボランティアを大胆に方向転換し学校図書館へ派遣することと,学校司書業務に当たらせるようなことが求められていると思う。

 平成29年5月~6月に絵本の読み聞かせコース(初心者向けを名称変更)を,平成29年9月~11月にストーリーテリングコース(経験者向けを名称変更)をそれぞれ実施する。また,平成30年2月に反復練習のためのおさらい会を実施する。 講座受講者には,受講後に地域文庫MAPを配布する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 読書活動ボランティア講座の強化

事業計画

 読書活動ボランティア講座を開催し,学校や地域等幅広いボランティアを養成して,地域の読書活動の推進に寄与します。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

 平成28年5月~6月に初心者向け講座を,平成28年9月~11月に経験者向け講座をそれぞれ実施する。また,経験者向け講座については,平成29年2月に反復練習のためのおさらい会を実施する。 講座受講者には,受講後に地域文庫MAPを配布する。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像子どもと本をつないで豊かな心を育む図書館

項 目 子どもへの読書普及

計画

 計画どおりに進捗しているため,A評価とする。 A

取組状況

 平成28年5月~6月に初心者向け講座(4日間,100名)を実施し,平成28年9月~11月に経験者向け講座(4日間,60名)を実施した。講座受講者には,福岡市内で活動している文庫団体の活動拠点を掲載した地域文庫MAPを配布し情報提供を行った。また,新たな取り組みとして平成29年2月に経験者向け講座のおさらい会(1日間,31名)を実施した。

平 成 29 年 度

初心者向け講座の実施 準備

準備 経験者向け講座の実施

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20

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

・どのような支援が求められ必要なのか,関係団体と協議しながら進めてほしい。他都市での学校支援の取組みなども参考にしてはいかがか。

・中学校向けの支援に力を注いでほしい。

 学校指導課と連携して,全小中学校の学習支援用図書の利用登録を目標に,平成29年度当初に校長会などでの依頼と利用の周知を行うことを予定している。「小学生読書リーダー養成講座」については,受講希望者が多いため,開催日程の追加などの対応を予定している。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 学校図書館支援センターの設置

事業計画

 総合図書館内に学校図書館支援センターを設置し,学校図書館への人的・物的支援を行います。 ・学校図書館への運営等に関する指導,助言 ・学校図書館の図書への選書や助言 学校図書館支援センターについては,学校指導課と連携して,学校図書館を支援していきます。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

 平成28年4月より,総合図書館の資料や端末を利用して,館内で調べ学習などの授業を行う図書館学習を新規に実施する。学校訪問については随時要請訪問に応じるとともに,月1~2校を目標に計画訪問を実施する。学習支援用貸出については,平成28年9月より中学生用の学習支援図書貸出を実施する。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像子どもと本をつないで豊かな心を育む図書館

項 目 学校図書館への支援

計画

 概ね計画どおりに進捗し,小学校向け支援用図書の貸出については増加しているが,中学校向けの支援について登録及び貸出とも少なく,更なる周知が必要であるため,B評価とする。

B

取組状況

 平成28年度に実施した学校訪問については,要請訪問3校・計画訪問71校で計74校訪問した。小学生用の学習支援用図書貸出については,累計79校から利用があり,2,566冊貸出した。平成28年9月から開始した中学生用の学習支援図書貸出については5回,161冊に留まった。図書館学習については,交通費など学校側の負担があるが1校(156名)の利用があり,有意義な学習ができたと好評であった。 また,市内小学校5・6年生を対象に,受講した児童を「小学生読書リーダー」に認定する「小学生読書リーダー養成講座」については,6月に2日間開催し,68校から229名の参加があった。

平 成 29 年 度

学校図書館への支援 準

備 ホームページ運用

図書の配送

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21

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

・参加者の評価も高く,ぜひ継続していただきたい事業である。広報の努力・工夫をさらに求める。

・どのようにしたらアジア映画に関心を寄せてもらえるかの工夫が不足している。

・素晴らしい取組なので更なる充実・拡大に期待。

事業名称:「こんにちは! シネラです」開催日時:平成29年10月29日(日)予定会場:城南区市民センター

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 図書館外施設でのアジア映画上映事業

事業計画

 総合図書館が収蔵するアジア映画の作品を,図書館以外の市の施設で上映し,フィルムの有効化を図るとともに,映像文化の普及・振興・市民サービスの促進を行います。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

事業名称:「こんにちは! シネラです」開催日時:平成28年11月13日(日)会場:なみきスクエア(東市民センター)・ホール ※平成28年6月4日に新たな東図書館とともに供用開始されるホールで,開館記念として上映会を計画。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 総合図書館の特色を生かした図書館 項 目 映像資料部門の強化

計画

  計画どおり図書館外での上映を2回開催し,事業開始から2年目となる平成28年度はアンケートを実施した。その結果,シネラ(アジア映画)を遠く感じている市民の方へ,より身近な市の施設を利用してアジア映画を上映して,新たなシネラ観客を開拓するという目的に応じた市民の方(早良区外97.1%,総合図書館に映画を見に来たことがなかった20%)が参加された。ほとんどの方(94.3%)が事業の継続を希望していることが分かったが,60名の入場者にとどまってしまったため,B評価とする。

取組状況

開催日時:平成28年11月13日(日)会場:なみきスクエア(東市民センター)・ホール上映作品:「ジャングルスクール」(インドネシア),「シンガポール・グラフィティ」(シンガポール)入場者数:60名入 場 料:有料(大人:500円,大学生・高校生:400円,中学生・小学生:300円)

平 成 29 年 度

検討,協議

アジア映画上映

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22

A : 4

B : 1

C : 0

D : 0

・アジア美術館,博物館など他の市の施設との連携も検討し,より多くの市民にPRできないだろうか。更なる工夫を期待する。

・アジアに興味がある層にアピールするためにアジア美術館との連携を検討してほしい。

・何回プレスリリースを行ったのか,ホームページのリニューアルをしたのかも不明。取り組み状況は 21 に移すべきである。

○平成29年8月16日~27日まで開催する「タイ映画特集」に併せて,タイ映画の貴重な映画ポスターを1階ショーケースに展示する。○平成29年12月6日~22日まで開催する「マレーシア・シンガポール映画特集」に併せて,マレーシア・シンガポール映画の貴重な映画ポスターを1階ショーケースに展示する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 広報活動の強化

事業計画

 総合図書館が収蔵するアジア映画等のポスターを,1階ショーケース等において展示し,映像文化の普及・振興・市民サービスの促進を行います。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

○平成28年6月8日~25日まで開催する「アジア映画名作選」に併せて,アジア映画の貴重な映画ポスターを1階ショー ケースに展示する。○平成28年7月1日~31日まで開催する「映画で見る名作文学」に併せて,図書部門において,名作文学やその著者に 関連する図書を図書館1階の特設コーナーに展示する。○平成28年8月10日~26日まで開催する「ベトナム映画特集」に併せて,ベトナム映画の貴重な映画ポスターを1階ショ ーケース に展示する。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 総合図書館の特色を生かした図書館 項 目 映像資料部門の強化

計画

 「シネラポスターの20年」では,開館20周年を記念して,タイムリーに平成8年の開館から現在までの主なシネラポスターや上映企画の内容を紹介する展示を行うことができた。 「ベトナム映画ポスター集」では,貴重な古いベトナム映画ポスターを展示し,展示終了後,劣化が進む同ポスターの修復を行うなど今後も有効に広報活動に使用できるよう努めた。 開館20周年記念「映画で見る名作文学」の上映では,上映される名作文学の展示を行い,映像ホール・シネラに約5,800人の入場者(1回上映当たり137人)を迎えることができたことから,A評価とする。

取組状況

 6月1日~29日 「アジア映画名作選」の上映に併せて、開館20周年記念「シネラポスターの20年」を開催し、これまで作成したシネラポスターを展示した。 7月1日~31日 開館20周年記念「映画で見る名作文学選」の上映に併せて,上映映画の原作を集めた特設コーナーをポピュラー部門に設けた。 8月3日~30日 「ベトナム映画特集」の上映に併せて、「ベトナム映画ポスター集」の展示を行った。

平 成 29 年 度

ポスターの展示

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23

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

外  部  評  価

・今後も丁寧な調査・協議を進め確実に実施につながることを期待する。

・歴史的公文書の蓄積努力を今後も進めてほしい。

平 成 29 年 度

計画

○デジタルデータのホームページでの公開のため,対象とする資料の選定を行うとともに,ホームページの改修に ついて検討する。○引き続き,歴史的公文書に係る展示をデジタルデータ化した資料を活用して定期的に行い,公文書館活動に ついて普及啓発を図る。○歴史的公文書管理システムの構築,電子決裁文書の移管等について,費用対効果を含めて関係部局と協議 検討を行う。

  歴史的公文書の展示は,入場者も増加している。また,デジタルデータ化した資料の展示により,内容 充実及び理解促進が図られ,当館の公文書館機能についてアピールできた。  一方,電子決裁文書の移管等については,関係部局との協議が進んでいないことから,B評価とする。

内  部  評  価

○デジタルデータ化について,経費に係る調査検討を行うとともに,他公文書館の対応状況の調査を行う。○デジタルデータの提供のあり方(閲覧方法,利用料金,HP公開基準)について,関係課と協議を行う。○引き続き,歴史的公文書に係る展示をデジタルデータ化した資料を活用して定期的に行い,公文書館活動について 普及啓発を図る。○市文書管理システムとのデータファイルによる連携について,アクセス等のソフトによる実地検証を行うとともに, 電子決裁文書の移管等について関係課と協議検討を行う。

平 成 28 年 度

計画

取組状況

○デジタルデータ化について,政令市等の公文書館の対応状況を調査し,デジタルデータ活用のあり方の検討を 行い,ホームページでの公開について,館内で協議を行った。○「福岡市の図書館のあゆみ」「広報写真と歴史的公文書で見る昭和の福岡市」をテーマに歴史的公文書の展示 を行い,一部資料をデジタルデータ化して展示(PCで閲覧等)するとともに,展示概要のしおりをホームページで 公開した。(入場者数計5,364人)○市文書管理システムとのデータファイルによる連携について,アクセス等のソフトによる実地検証を行った。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 総合図書館の特色を生かした図書館 項 目 文書資料部門の強化

内 容 歴史的公文書のデジタルデータ化及びシステム化

事業計画

 総合図書館ホームページを活用し,インターネットによる情報提供の充実を図ります。 また,保存期間満了の福岡市作成の公文書のうち,歴史的公文書として残す資料の選び出しや関係課との移管協議文書作成など,収集に係る事務手続き及び検索について,システム化を図ります。 ・歴史的公文書目録検索 ・現在マイクロフィルム撮影にて複製保存している歴史的公文書の一部デジタルデータ化 ・公開できる歴史的公文書をデジタルデータにて公開 ・歴史的公文書管理システムの構築 ・公文書検索のシステム化

平成26年度 平成27年度 平成28年度 平成29年度 平成30年度

目録掲載 データ化

デジタルデータ化検討 デジタルデータ化

公開 システム化

業務分析 協議 システム検討 運用

目録掲載 データ化

デジタルデータ化検討 デジタルデータ化

公開 システム化

業務分析 協議 システム検討 運用

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24

A : 0

B : 5

C : 0

D : 0

・協議が進まなかったことは残念だが,粘り強く検討を続けてほしい。

・予算確保のため議会対策を検討してほしい。

・着実に進められている印象。

○平成29年度に収集する古文書資料約2,000点を,1点ごとに整理・マイクロ撮影し,『古文書資料目録23』  に掲載する事業と並行して,一部をデジタル撮影する。○目録およびデジタル化した資料データを,HP上で公開するためのHPの改修について検討する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 古文書資料・郷土資料のデジタルデータ化

事業計画

 福岡の歴史に係わる古文書資料や郷土資料等のデジタルデータを作成し,情報提供の充実を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

○平成28年度に収集する古文書資料約2,000点を,1点ごとに整理・マイクロ撮影し,『古文書資料目録22』 に掲載する事業と並行して,デジタルカメラでの試験撮影を行う。○目録およびデジタル化した資料データを,HP上で公開するための準備を行うとともに,引き続き,公開に 必要なHP容量確保のための協議を進める。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 総合図書館の特色を生かした図書館 項 目 文書資料部門の強化

計画

 デジタルデータ(JPEG形式).260点を作成し,データの蓄積を進めた。 目録およびデジタル化した資料データをHP上で公開するために必要なHP容量確保のための協議が,HPの許容量や経費増加の問題により進まなかったため,B評価とする。

B

取組状況

○平成28年度に収集した古文書資料2,018点を,1点ごとに整理・マイクロ撮影し,『古文書資料目録22』に 掲載したのと並行して,カラー撮影が望ましい資料(色刷りのもので,且つ資料保存上の配慮が必要な 資料)を選んで,試験的にデジタルカメラで撮影し,デジタルデータ(JPEG形式)260点を作成した。

平 成 29 年 度

試験撮影 検討,準備 試験撮影 検討,準備 試験撮影 検討,準備

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A : 1

B : 4

C : 0

D : 0

・今後もあらゆる可能性を探りながら,質の高い内容を創っていってほしい。期待している。

・28年度に福岡ミュージアムウィークに参加を決定とあるが数年前からのイベントである。1年間かけて決める内容でもない。迅速なアクションを希望する。

・参加者は,3,000人~4,000人を目標数値とすれば良いのではないか。

○企画展図録を販売していることをPRするため,総合図書館1Fロビーにコーナーを設ける。○市内の美術館・博物館等施設の連携イベント「福岡 ミュージアムウィーク」に参加し,文学館の認知度アップを図る。○文学館事業として以下の事業を実施する。 ・企画展 11月~12月 テーマ「上野英信」 ・企画展開催期間以外は,常設展示を開設 ・赤煉瓦夜話,読書講座等の文学講座,企画展関連講演会

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 福岡市文学館の利用拡大

事業計画

 市民に認知され,利用しやすい文学館となるよう,福岡市文学館サテライトである赤煉瓦文化館との連携を図りながら,事業充実及び広報強化により,文学館全体の利用拡大を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

○総合図書館HPの文学館紹介ページに工夫を加えわかりやすくするとともに,公開している資料目録を掲載し,活用 を図る。○文学館事業として以下の事業を実施する。 ・企画展 11月~12月 テーマ「俳人竹下しづの女と息子龍骨」 ・企画展開催期間以外は、常設展示を開設 ・赤煉瓦夜話,読書講座等の文学講座,企画展関連講演会

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 総合図書館の特色を生かした図書館 項 目 文書資料部門の強化

計画

 文学館の認知度アップにつながるよう,市内の美術館・博物館等施設との連携イベント「福岡ミュージアムウィーク」への参加を決定し,その準備を進めた。 次年度赤煉瓦夜話の実施方法を検討し,参加者の利便性を考え,当日先着順受付から事前申込制に変更した。 企画展について新聞社に働きかけ,2社で紹介記事が掲載された。 企画展入場者,文学講座参加者はともに昨年度より増加したが,3,260人に留まっており,B評価とする。

取組状況

○総合図書館HPの変更にはいたっていないが,最新の資料目録及び文学館倶楽部をHP掲載できるよう整  理,準備中。○文学館事業として以下の事業を実施した。 ・企画展「銀の爪 紅の爪-竹下しづの女と龍骨」H28.11.9(水)~12.11(日),入場者2,643人 ・ギャラリー常設展「福岡の謎、『エニグマ』を彩った人々」,赤煉瓦常設展「福岡ゆかりの文学者-井上光晴・  小島直記・大西巨人」,小展示「サークル誌上の版画運動・1950年代福岡」 ・赤煉瓦夜話,読書講座・番外,企画展関連講演会,共催事業等の文学講座 15回 参加者数617人

平 成 29 年 度

企画展の開催

広報強化

企画展の開催

広報強化

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26

A : 4

B : 1

C : 0

D : 0

・東図書館については,運営面から指定管理者に業務委託をしている。より丁寧な検証を望む。

・計画通りの進捗と評価する。

・東図書館の資料に陽射しが当たることへの対応が生じてしまった。開館時の設計に甘さがあった。

 総合図書館,東図書館それぞれの平成29年度指定管理業務についてモニタリングを実施するとともに,平成28年度の業務実施について,選定・評価委員会の意見も聞き,評価を行う。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 運営方法(民間活力の導入)の検討

事業計画

 図書館サービスの向上を図るため,指定管理者制度などの民間活力の導入を含めた運営方法について検討します。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

 東図書館について,平成28年6月4日付の指定に向けて基本協定,実施協定の締結を行うとともに,業務の引き継ぎを行う。 また,総合図書館,東図書館について,指定管理業務を適切に実施しているか,提供されるサービスの水準が要求を満たしているかなど,指定管理者が行う業務の実施状況に対するモニタリング(実地確認や定期実地調査などによる点検)を実施し,点検の結果,必要に応じて改善指示や指導を行うとともに,平成28年度業務の評価に向けての調査記録をまとめていく。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 効率的で効果的な図書館運営 項 目 図書館運営の強化

計画

[総合図書館] 指定管理業務の実施において改善指導を行った事例はなく,良好に実施された。[東図書館] 指定管理業務の実施において改善指導を行った事例はなく,良好に実施された。

取組状況

 総合図書館の建物管理について平成28年4月1日から,東図書館の運営について平成28年6月4日から,それぞれ指定管理に移行した。移行後はモニタリング実施要領に基づき,指定管理者が行う業務の実施状況について,実地確認や実地調査などによる点検を定期的に実施した。

平 成 29 年 度

検討・準備 公募・選定 総合(建物管理のみ)

東(運営)

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27

A : 0

B : 4

C : 1

D : 0

・市民との共働という視点からボランティア活動を捉え主体的で充実した活動が創っていけるよう検討してほしい。

・総合図書館ボランティアの数を増やして,学校図書館に派遣することも教育委員会と相談して実現してもらいたい。 19 でも述べたが,福岡市の学校司書不足は,見過ごしがたい状況ではないだろうか。

 ボランティア活動に必要な研修を実施するとともに,インターンシップについては,引き続き,福岡市インターンシップ研修生(市人事部が窓口)の受け入れを行う。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 図書館ボランティアとの共働の推進

事業計画

 図書館サービスの充実と市民活動の場の提供を図るため,図書館ボランティアとの共働を推進します。 ・図書館ボランティアの養成 ・学生のインターンシップの導入

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

 ボランティア登録時の説明会において,今後の連携を図ることを目的に,活動経験やアドバイスなどをテーマとした新規ボランティアと継続ボランティアの懇談会を実施する。 ボランティア活動の運営方法については,ボランティア活動に従事いただいている登録者の意見をアンケートやヒアリングなどにより聴取のうえ,検討していく。 インターンシップについては,福岡市インターンシップ研修生(市人事部が窓口)の受け入れを行う。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 効率的で効果的な図書館運営 項 目 図書館運営の強化

計画

 計画どおり,年度当初に新規ボランティアと継続ボランティアの懇談会を実施するとともに,平成28年度のインターンシップ研修生については,本人の進路に成果があった。 平成29年度の新規ボランティア募集については,活動内容を拡大して実施したが,当初の計画からは1年遅れているため,B評価とする。

取組状況

 新規ボランティアと継続ボランティアの懇談会については,平成28年4月24日に開催した。 図書館におけるボランティア活動については,現場スタッフへのヒアリングや活動しているボランティアに対するアンケート調査をもとに活動内容を拡大して,平成29年度の新規ボランティアを募集した。 インターンシップについては,福岡市インターンシップ研修生(市人事部が窓口)2名の受け入れを行った。

平 成 29 年 度

検討・準備 ボランティア・インターンシップ

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28

A : 5

B : 0

C : 0

D : 0

・全体研修・専門研修ともに,質の高い内容を継続して行うことを今後も期待する。

・本の返却時の落書き汚損等のチェック強化研修をしたらどうか。

・全員のキャリアに即した研修をしてほしい。

 全体研修については,利用者サービスの向上を目的に,福岡市職員,図書館職員としての資質を高める研修を,年間を通して計画的に実施していく。 専門研修については,研究集会や県立図書館の研修等へ職員を派遣するとともに,高齢者問題や子育て等の市民生活に密着したテーマに関する研修を実施する。また,レファレンスや資料保存,著作権等に関する国立国会図書館のインターネットによる遠隔研修を取り入れ,各分館を含めた職員の専門知識習得に努める。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 職員の育成及び技術向上

事業計画

 利用者が心地よいと感じる図書館となるよう,図書館職員の接遇研修等を強化します。 併せて,図書館職員として専門知識や技術の向上を目指し,各種研修を実施していくことで,図書館サービスの向上と充実を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

 全体研修については,利用者に対して職責を果たせる福岡市職員,図書館職員となるべく,必要な研修等を実施して育成に努めるとともに,館内業務の情報共有を図り,利用者サービスの向上につなげていく。 専門研修については,平成27年度に引き続き,研究集会や県立図書館の研修等へ職員を派遣するとともに,高齢者問題や子育て支援等の現代的課題に関する研修を実施する。 また,レファレンスや資料保存,著作権等に関する国立国会図書館のインターネットによる遠隔研修を取り入れ,各分館を含めた職員の専門知識習得に努める。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 効率的で効果的な図書館運営 項 目 図書館運営の強化

計画

 計画どおり実施していることから,A評価とする。 A

取組状況

 全体研修については,各部門および点字図書館が行う利用者サービスの情報の共有化を図る研修や,障害者差別解消法に関する研修など10回実施した。 専門研修については,研究集会や県立図書館の研修等へ職員を派遣(延39人)するとともに,子育て支援や地域福祉等の現代的課題について,保健所による分館への出前研修(実施分館数:2館)を実施した。 また,著作権や資料保存等に関する国立国会図書館のインターネットによる遠隔研修を取り入れ,各分館を含めた職員の専門知識習得に努めた。(受講者数:63人)

平 成 29 年 度

検討 研修等の強化

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29

A : 3

B : 1

C : 1

D : 0

・今後も様々な可能性を探りながら,財源の確保に取り組んでほしい。

・雑誌スポンサー制度については,28年度検討29年度引き続き検討となっているが2年もかける内容ではない。不都合と判断されるなら導入見送りでもいいのではないか。

・椅子一脚,書架一段から市民,企業からの寄付を受付け,顕彰する制度を考えるべきである。

・財源確保の取り組みは不十分。もっと,アイデアと情熱をもって取り組んでほしい。

 ホームページや広報紙の広告を継続して獲得するとともに,駐車場の適切な運営や寄付金制度のPRに努めていく。 雑誌スポンサー制度については,他の図書館の状況などを注視しながら引き続き検討する。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 施設の有効活用などによる財源確保

事業計画

 駐車場の有料化など,既存施設の有効活用を図ることで,財源確保につながる取り組みを進めます。 また,広告収入やスポンサー制度,寄付などによる財源の確保に努めます。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

計画

 ホームページや広報紙の広告を継続して獲得するとともに,駐車場の適切な運営や寄付金制度のPRに努めていく。雑誌スポンサー制度については検討を継続する。

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 効率的で効果的な図書館運営 項 目 図書館運営の強化

計画

 ほぼ計画どおり,財源確保につながる取り組みを進め,各収入の合計は前年度よりも約100万円上回った。雑誌スポンサー制度については,導入の可否を検討する調査に着手したため,A評価とする。

取組状況

 図書館ホームページのバナー広告や,広報紙製作に必要な広告を計画どおり獲得した他,総合図書館駐車場を閉館時間帯等にも有料開放することで年間で約520万円の収入を確保するとともに,「ふくおか応援寄付」制度により,図書購入のための寄付金約50万円をいただいた。 雑誌スポンサー制度については,既に制度を導入している他都市の状況の確認を随時行うなど検討を進めた。

平 成 29 年 度

その他財源の確保

駐車場の有料化

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30

A : 0

B : 4

C : 1

D : 0

・様々な形での情報発信がいろいろな年代の市民に届いていくことを期待している。内容の充実もさらに検討してほしい。

・ホームページが有効に活用されていない。見やすいレイアウト,情報リンク集の不足は目を疑いたくなる。

・登録者数が少なすぎる。広報に力を入れる必要がある。

 総合図書館ホームページをより見やすく,利用しやすいものになるよう改善を進めていく。 メールマガジン及び各種ソーシャルメディアの登録者数増に向けて取り組んでいく。

内  部  評  価

外  部  評  価

内 容 情報発信の推進

事業計画

 子どもから高齢者まで分かりやすく,使いやすいホームページを目指し,充実を図ります。 また,積極的な情報発信としてRSS機能の追加やメールマガジンの配信等を実施し,図書館から積極的な情報発信を行い,図書館利用が少ない層への利用促進を図ります。

平成26年度 平成27年度 平成30年度平成28年度 平成29年度

平 成 28 年 度

 6月からメールマガジンを月1回配信し,図書館事業を積極的に告知していくとともに,SNSによる新着情報の発信にも取り組んでいく。 ホームページについても,必要に応じてレイアウトや操作性の改善に努めていく。

計画

様式1

平成28年度 福岡市総合図書館 運営に関する評価調書(事業別)

図書館像 効率的で効果的な図書館運営 項 目 図書館運営の強化

計画

  計画していた取り組みは実施できているが,メールマガジンや各種ソーシャルメディアの登録者数を今後増やしていくという課題があるため,B評価とする。(平成28年度末現在の登録者数:メールマガジン112人,Twitter120人,LINE790人 等)

取組状況

 FacebookやTwitter,LINEなど各種ソーシャルメディアでの情報発信を平成28年5月30日から開始するとともに,同年6月からメールマガジン(月1回)の配信を開始した。

平 成 29 年 度

ホームページの改修

準備 メールマガジンの配信