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2012年 秋 Vol - 株式会社仙醸 · iø4Ç-¶iñiòj i¼ 6 Ð )j iò0 iÐ i¼ [ ºjiòj ióiõ/ j j jféi½ 6j ið/ iÒ Ð )j iøiß Ø iÐ g ... 2012年 秋 vol.5

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〒396-0211長野県伊那市高遠町西高遠多町599-18:00~19:00日曜日0265-94-20760265-94-3555

桜井酒店  

社長の桜井節男氏は昭

和21年(1946)7月に

高遠酒造㈱(現在の仙

醸)に入社しました。昭

和39年(1964)5月に

酒類販売免許を取得、

23年間勤務した仙醸を

退社し、昭和44年(196

9)7月に桜井酒店を開

業しました。

 

創業から43年、「こだわりがない」の

がこだわり。たくさんのお客さんに

喜んで頂ければと思っています。

 

高遠山室産の酒米ひとごこちを使

い、仙醸で醸造し、高遠の酒屋8店

で販売する「やまむろ」です。定番の

「辛口純米720ml」は芳醇な味わい

と辛口らしいキレがうまく調和した

お酒です。12

月には新酒

をそのまま

瓶詰めした

「しぼりたて

生原酒」が、

9月にはしぼりたてを瓶燗急冷し、

低温熟成させた「ひやおろし」が発

売されます。どちらも数量限定のお

すすめ商品です。また「年取り酒」は

年末には欠かせないお酒として案内

しています。

 

高遠酒造で長年働いていた経緯も

あり、仙醸の支店のつもりでいつも仙

醸のお酒を販売しています。これか

らも信州を代表する清酒としていい

酒を造って頂きたいと思います。

 

近年、古い町並みや建物が見直さ

れています。当店でも長年物置に

なっていた店舗隣にある大正4年に

建築された町屋造りの建物を数年

前、傷んだ部分の取り換え、補修

等、なるべく当時の物を生かしなが

ら手を加え、試飲会や会議ができる

場所に自らの手で改修しました。

 

女性の集まりなどでは、時を忘れ

て夜遅くまで話し込み、「とうちゃん

が、どうかしちまったかと心配して

りゃしないか!」と大笑いでお開きに

なるなど、その雰囲気を楽しんでい

るところです。

 

最近では、古地図をデジタル化して

携帯端末で散策を楽しむ「高遠ぶら

り」の製作委員会の相生、多町散策

ワークショップが開催され、参加した

約30人の皆さんに町並み探索の途中

に見学に寄っていただきました。古地

図では旧「樽屋」にあたります。酒屋

が樽屋と面白い結びつきですので、

今後楽しい企画を考えたいです。

◆余談

◆お店のおすすめ

◆創業~

「蔵楽」Vol.5の発行にあたり、仙醸に勤務時代の昔の思い出話をして頂いたり、当時の懐かしい写真や新聞広告をお貸し頂きました。お忙しいなか取材にご協力頂き、誠にありがとうございました。今後とも、宜しくお願いします。

営業部  酒井 和広

住 所

営業時間定 休 日T E LF A X

社長 桜井 節男氏

  

入社した当時はまさに戦争の直後

のたいへんな食料不足の時代でした。

入社後、オート三輪で営業・配達を

していましたが、昭和23年頃、仙醸に

トラックが導入され、初代トラック運

転手として退社するまで営業として

働きました。昭和25年頃にはまだ新

しいトラックに乗って密造酒撲滅キャ

ンペーンを行ったりもしました。また

昭和42年には仙醸の新聞広告にも

載せて頂いたりと、今ではなつかしい

思い出になっています。

361

小原

高遠公園下

高遠消防署ニシザワ食彩館

GS

セブンイレブン

高遠小

高遠文化体育館

三峰川

至長谷

至伊那

至高遠公園

152

◆思い出

昭和42年8月5日 信濃毎日新聞より

昭和20年代の懐かしい写真

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今年の夏はロンドンオリンピックで日本中が

盛り上がり寝不足の人が多かったと思いま

す、各競技に日本人選手の活躍が目立ち

ました、何十年ぶりにメダルを獲得した種

目も数有り大変盛りあがった夏でした。

 

お盆も過ぎ朝晩は秋風が心地良く感じら

れるようになり、これからの信州は秋の行

楽シーズンに入ります、南アルプスの紅葉は

9月中旬頃から始まりますが、低い山では

紅葉の見頃は10月中旬~11月中旬です。

 

秋と言えば清酒が美味しくなる季節で

す、晩酌に温い燗で一杯、月見で一杯、秋の

夜長を日本酒で・・・

 

夢の続きは身近な願い、思いの話題発

信基地になることです。

 

その話題の提供の一つに酒造りを知っ

て頂くことも大事なことです。作り手

と呑み手の違いを充分に認識して造り

手の拘りやエゴ、自己満足に陥ることな

く、呑み手の評価、要求を真摯に聞く

耳を持ち、時代のニーズを掴むアンテナ

を高くし的確に情報を取捨選択して効

率の良く造り手の意思を表現する術を

用意して、呑み手の共感を得るのが卑

近な夢です。それには造った酒を呑んで

頂く場が必要です。多くの方が一同に

会して試飲して頂けるのは秋の蔵まつ

り、春の新酒まつりです。全商品を展

示して日本酒の素晴らしさを体験して

戴き日々の暮らしに反映して頂けたら

至上の悦びです。そんな折にも呑み手

の評価、ご意見に聞き入る耳を持ち続

けることでしょう。次回からは視点を変

えて、今後の清酒業界の生き残りに夢

を掛けてみたいですね。      

つづく

昭和53年に入社し、醸造部に配属さ

れました。様々な事を教わり、質問

したり、見て覚えて来ました。入社

時は今とは全く違い上下関係が厳し

く、有無をいわさず下が動かなけれ

ば怒号が飛んだものでした。

 

入社から35年が経ち後輩を指導す

るかたわら、機械のメンテナンスを

行い、いつでも潤滑に作業ができる

ように努めています。若かりし頃

は、登山にはまって仕事を忘れてし

まうこともしばしば・・・。会社に

野球チームを作り早朝・ナイターと

よく頑張りました(もちろん仕事も

です)。

 

今はわがままな娘に振り回される

毎日です。可愛くてたまらないので

それはそれでいいかなと思っていま

す。定年まであと2年となった今

は、培ってきた技術を後続に残すた

めにも、健康に気をつけて頑張って

いこうと思っています。

醸造部 松下清登入社35年目

第5回

社員紹介

蔵楽

第5

号◆

第4号

 2012年

9月1日

発行

  

◆発

行 

株式

会社

仙醸

 蔵

楽編

集委

員会

〒396-0295 

長野

県伊

那市

高遠

町2432 

TEL 0265-94-2250 FAX 0265-94-2025

初呑切り

蔵便り7月

社内初呑切りの様子伊那酒造協会初呑切りの様子

 

呑切りとは貯蔵しているタンクの呑

口(のみくち)から、お酒を採取して

香味の変化をチェックすることです。

変質・腐敗だけではなく、お酒の熟成

度合いや出来具合をチェックするため

に行われます。初めて行う呑切りのこ

とを、初呑切りと言い、例年ほとんど

の酒蔵で6~8月頃に行われます。

その年の目標どおりにお酒ができた

かをチェックする、酒蔵にとって一大

行事と言えます。

 

仙醸でも7月25日に社内初呑切り

が行われました。昨年11月~今年4

月までに搾られ、タンクに貯蔵されて

いたお酒17点を中心に、社員全員で

利き酒をして、今年のお酒の味や香

り、熟成度合いを

確認しました。今

年のお酒は全体

的に香りがよく、

味にまとまりが

ある印象で、社

員の評価も上々

のものでした。

 

また、26日には上伊那地域の清酒

メーカー7蔵が集まり、伊那酒造協

会主催の初呑切りが行われました。

長野県と関東信越国税局から酒類

指導の先生方にお越しいただき、利き

酒をして、お酒の評価や指導をして

頂きました。今年のお酒の熟成具合

等が評価されるため、社長をはじめ、

造りに携わる社員全員が真剣に結果

を聞いていまし

た。これからも、

皆様にもっと美

味しいお酒とお

酒を飲む喜びを

お届けできるよ

う、頑張ってまい

ります。