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Internal Medicine 1.講座名等:臓器器官病態内科学大講座(内科学第1) 2.スタッフ:25名 教 授 葭山 稔(循環器内科学)、平田一人(呼吸器内科学)、掛屋弘(臨床感染制御学) 准教授 島田健永、高木雅彦、竹本恭彦(総合医学教育学)、金澤 博、川口知哉 講 師 根来伸夫、花谷彰久、江原省一、杉岡憲一※、土井淳史、浅井一久、 鴨井 博(運動生体医学)、木村達郎(先端予防医療学)、栩野吉弘(総合医学教育学)、 光岡茂樹(臨床腫瘍学) 特任講師 吉村成央(臨床腫瘍学) 病院講師 白井伸幸、仲川将志、岩田真一、辰巳裕亮、宇治正人、小西一央、田中秀典、渡辺徹也 ※1名は出向講師 非常勤講師 計0名 3.講義名および担当者 循環器 単位数 循環器疾患総論 葭山 1 循環器疾患診断へのアプローチ 竹本 1 心電図の基礎と電気生理 土井 1 心不全/心筋症の病態・診断・治療 花谷 1 心臓弁膜症の診断・治療 杉岡 1 不整脈の診断・治療 高木 1 高血圧・成人における先天性心疾患の診断・治療 岩田 1 虚血性心疾患の診断・治療 仲川 1 循環器領域におけるカテーテル検査・治療 島田 1 循環器領域における非侵襲的画像診断 江原 1 不整脈の電気生理学検査と侵襲的治療 辰巳 1 動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離、ASO) 白井 1 心臓病の外科手術1 三島 1 心臓病の外科手術2 柴田 1 呼吸器 総論、問診、理学所見 平田 1 放射線診断学 大隈 1 肺結核、非結核性抗酸菌症 鴨井 1 気管支喘息 浅井 1 COPD、DPB、気管支拡張症 平田 1 間質性肺炎 金澤 2 呼吸器感染症 掛屋 1 呼吸不全 浅井 1 肺癌 川口 2 胸膜疾患 木村 1 呼吸器外科 西山 2 膠原病・リウマチ性疾患 総論 根来 1

01 H28 1内教育要項 - Osaka City University...・Dubois' Lupus Erythematosus and Related Syndromes (Expert Consult - Online and Print) 8th Ed. Daniel Wallace, Bevra Hannahs Hahn

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  • 内 科 学

    Internal Medicine

    1.講座名等:臓器器官病態内科学大講座(内科学第1)

    2.スタッフ:25名

    教 授 葭山 稔(循環器内科学)、平田一人(呼吸器内科学)、掛屋弘(臨床感染制御学)

    准教授 島田健永、高木雅彦、竹本恭彦(総合医学教育学)、金澤 博、川口知哉

    講 師 根来伸夫、花谷彰久、江原省一、杉岡憲一※、土井淳史、浅井一久、

    鴨井 博(運動生体医学)、木村達郎(先端予防医療学)、栩野吉弘(総合医学教育学)、

    光岡茂樹(臨床腫瘍学)

    特任講師 吉村成央(臨床腫瘍学)

    病院講師 白井伸幸、仲川将志、岩田真一、辰巳裕亮、宇治正人、小西一央、田中秀典、渡辺徹也

    ※1名は出向講師

    非常勤講師 計0名

    3.講義名および担当者

    循環器 単位数

    循環器疾患総論 葭山 1

    循環器疾患診断へのアプローチ 竹本 1

    心電図の基礎と電気生理 土井 1

    心不全/心筋症の病態・診断・治療 花谷 1

    心臓弁膜症の診断・治療 杉岡 1

    不整脈の診断・治療 高木 1

    高血圧・成人における先天性心疾患の診断・治療 岩田 1

    虚血性心疾患の診断・治療 仲川 1

    循環器領域におけるカテーテル検査・治療 島田 1

    循環器領域における非侵襲的画像診断 江原 1

    不整脈の電気生理学検査と侵襲的治療 辰巳 1

    動脈疾患(大動脈瘤、大動脈解離、ASO) 白井 1

    心臓病の外科手術1 三島 1

    心臓病の外科手術2 柴田 1

    呼吸器

    総論、問診、理学所見 平田 1

    放射線診断学 大隈 1

    肺結核、非結核性抗酸菌症 鴨井 1

    気管支喘息 浅井 1

    COPD、DPB、気管支拡張症 平田 1

    間質性肺炎 金澤 2

    呼吸器感染症 掛屋 1

    呼吸不全 浅井 1

    肺癌 川口 2

    胸膜疾患 木村 1

    呼吸器外科 西山 2

    膠原病・リウマチ性疾患

    総論 根来 1

  • 各論・自己免疫性疾患 根来 1

    各論・自己炎症性疾患 根来 1

    4.学習目標

    1)一般目標

    病棟において実際の患者診療を体験することにより、これまでに講義や書物によって習得した知識が、どのよう

    にして患者診療に活用できるかを学習することが目的である。この際、純粋に科学的手段としての医学的技術を見

    学あるいは実践することおよび、ひとりの人間として患者に接し、患者に対する全人的医療とはどういうものかを

    洞察させる機会をあたえることを臨床実習の2つの柱とする。

    基本姿勢

    (1)医療の基本は生命に対する畏敬と人類愛である。

    (2)患者の人格を尊重し、その信頼を得るように努力しなければならない。

    (3)自ら問題意識をもち、その診療には自らの全能力を駆使して当たらなければならない。

    (4)医師としての品位を欠くようなことがあってはならない。

    (5)医療に携わるすべての人々の立場と役割を理解しなければならない。

    実践の基本

    (1) 2週間の実習期間において、各領域の患者1名(計2名)を受け持ち、各疾病の診断や病態の評価を行うために

    必要な検査方法を考え、治療計画を立案する。

    (2) 受け持ち患者は毎日診察し、毎日Problem Oriented Systemに従い診療録を記載する。

    (3) 実習期間内は教官および受け持ち患者の主治医の指導のもと行動する。

    2)行動目標

    (1) 患者の病歴の取り方に習熟する。患者の訴えを十分に聞き、診断に必要な情報を引き出し、整理して記載する。

    (2) 身体所見を全身にわたってとり、異常所見を正しく記載することができる。胸部理学所見の取り方について習

    熟する。

    (3) 病歴、身体所見を正しく把握し、要約して述べることができる。

    (4) 一般臨床検査、循環器領域検査、呼吸器領域検査、腎臓・膠原病領域検査などの基本技能の習得と見学より検

    査の理論と意義を理解し、結果を分析し、評価して記載できる。胸部単純Ⅹ線の成り立ちを理解し基本的読影

    ができる。

    (5) 治療法について十分理解し、その予後を理解して記載できる。救急患者の対応を実際に体験し、救急手技を見

    学する。

  • 第一内科BSL予定表

    月 火 水 木 金

    第一週

    午前 オリエンテーション

    膠 原 病 の 診 か

    た・考え方

    病棟BSL

    呼吸器感染症 肺腫瘍の症例

    検討

    病棟BSL

    午後 教授回診 聴診シミュレーション 呼吸器疾患演習 化学療法センター

    見学

    気管支鏡検査

    呼吸器のまとめ

    第二週

    午前 オリエンテーション

    循環器診察法

    患者紹介

    外来診察見学 教授回診

    病棟BSL

    心臓カテーテル

    検査

    循環器診察実習

    病棟BSL

    午後 心血管画像診断

    電気生理検査

    心臓カテーテル

    検査

    心エコー検査

    循環器のまとめ

    5. 参考図書

    ・Braunwald's Heart Disease: A Textbook of Cardiovascular Medicine

    ・泉 孝英 編:標準呼吸器病学(医学書院)

    ・宮城征四郎 監修:呼吸器病レジデントマニュアル(医学書院)

    ・Fraser and Pare's Diagnosis of Diseases of the CHEST(4th Ed)

    ・Rheumatology (Enhanced Online Features and Print) 5th Ed. Marc C. Hochberg Eds. 2010/11/02, Mosby.

    ・Dubois' Lupus Erythematosus and Related Syndromes (Expert Consult - Online and Print) 8th Ed.

    Daniel Wallace, Bevra Hannahs Hahn Eds. 2012/10/16, Saunders.

    ・Harrison's Rheumatology, 3rd Ed. Fauci AS, et al. Eds. 2013/4/12, McGraw-Hill Professional.

  • 1.講座名等 臓器器官病態内科大講座(内科学第2)

    2.スタッフ

    教 授 稲葉雅章

    准 教 授 石村栄治、絵本正憲、庄司哲雄(循環器血管病態学)、福本真也(先端予防医療学)

    講 師 塩井淳(循環器血管病態学)、田原英樹、今西康雄、森克仁

    森岡与明、山田真介、元山宏華、藏城雅文

    病院講師 津田昌宏、仲谷慎也

    客員教授 黒尾誠(自治医科大学 抗加齢医学研究部 教授)

    倉恒弘彦(関西福祉科学大学 健康福祉学部健康科学科 教授)

    小山英則(兵庫医科大学内科学 糖尿病・内分泌・代謝科 教授)

    非常勤講師

    田畑勉 (井上病院 院長) 長﨑俊樹 (長﨑クリニック 院長)

    与田紘一郎 (与田病院 内科部長)

    3.担当講義および担当者

    ・内分泌学・代謝学・リウマチ学 稲葉雅章

    ・腎臓内科学・透析医学 石村栄治 ・糖尿病学・代謝学 絵本正憲

    ・代謝学・透析医学 庄司哲雄 ・動脈硬化学・予防医療学 福本真也

    ・血管病態学 塩井淳 ・内分泌学 田原英樹

    ・骨代謝学・内分泌学 今西康雄 ・糖尿病学・腎臓病学 森克仁

    ・糖尿病学・代謝学 森岡与明 ・リウマチ学 山田真介

    ・糖尿病学・動脈硬化学 元山宏華 ・内分泌学 藏城雅文

    ・腎臓内科学 津田昌宏 ・腎臓内科学 仲谷慎也

    ・抗加齢医学 黒尾誠 ・疲労学 倉恒弘彦

    ・内分泌学・動脈硬化学 小山英則 ・透析医学 田畑勉

    ・甲状腺超音波診断学 長﨑俊樹 ・内分泌学 与田紘一郎

    4.学習目標

    A.一般学習目標(GIO)

    臨床医学、特に内科学を総合的に理解し、診断、病態、治療を考える基礎的知識を習得する。さらに、

    内科診療の基本的技能の習得、個々の患者の問題点の把握、評価、治療するために問題指向型解決能力を習

    得し、診療録の適切な記載法を学ぶ。医師としての倫理観・使命を学び適切な行動をとれるように、また、

    患者・医療スタッフと良好な人間関係を形成しチーム医療を実践する能力を体得する。

    B.学習行動目標(SBO)

    (1)内科診療の基本的技能を習得する。

    病歴聴取、身体所見、鑑別診断、検査計画立案と評価、治療方法、インフォームドコンセント、症例

    のプレゼンテーション法など症例を通じて修練し修得する

    (2)特に、下記の内科疾患について、診断、検査、治療と患者のケア-までトータルに理解し、診療の実

    際について理解を深める。

    1) 糖尿病・代謝疾患とその合併症

    血糖値測定、糖負荷試験、インスリン分泌試験、人工膵臓によるインスリン抵抗性試験、動脈硬

    化評価のための超音波検査、脈波検査など担当医とともに参加する。糖代謝異常の病態を理解し

  • たうえで、経口糖尿病治療薬・インスリン治療・新規インクレチン療法などの治療法を理解し治

    療効果をみる。合併症の診断・治療・予後を理解しその予防と治療法を理解する。

    2)内分泌疾患

    内分泌ホルモンの整理調節機能を理解し、各種負荷試験の実際と評価、画像診断を学び、論理的

    鑑別診断を習得する。画像診断として、甲状腺エコーおよびエコー下吸引細胞診、副腎エコーな

    どを担当医とともに参加する。内分泌外科との症例カンファレンスにも手術適応に関する理解を

    深めるために参加する。

    3)腎臓疾患

    原発性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、続発性糸球体疾患、糖尿病性腎症につき理解する。腎生

    検に参加し、腎生検の病理診断(光学的顕微鏡、電子顕微鏡、蛍光抗体法)を理解し、ステロイ

    ド治療、免疫抑制剤治療、血漿交換療法につき指導医とともに参加する。腎不全進行防止の内科

    治療およびさまざまな血液浄化法につき理解する。透析導入適応、透析治療患者の管理、合併症

    予防につき理解する。

    4)関節リウマチおよびリウマチ疾患

    高齢者での身体活動性が生活レベルに影響する重要性を理解し、関節所見の診方、レントゲンの

    読影や関節内注射などの手技も見学する。抗リウマチ薬、特に最新の生物学的製剤の適応と効果、

    副作用などを理解する。リハビリテーションの重要性と手術適応について理解し、整形外科医と

    の症例検討にも参加する。

    5)骨代謝疾患

    骨代謝関連の特殊臨床検査、骨塩定量検査、骨生検の臨床的意義、適応を理解し、主治医ととも

    に病態把握、鑑別診断、治療の計画を議論し理解する。担当医とともに骨生検に参加し病理診断

    を理解する。

    6)動脈硬化性疾患

    上記疾患に関連する動脈硬化疾患について、超音波検査、脈波検査、CT、MRIなどの早期診

    断の意義、検査内容、治療計画への応用を理解する。下肢動脈硬化症に対する高度先進医療であ

    る幹細胞移植術の現状、臨床効果を理解する。

    (3)糖尿病教育プログラム、骨粗鬆症教室、腎臓病教室に参加し、患者教育の重要性を理解する。

    (4)上記疾患に対する各々の食事療法、運動療法、リハビリテーション(作業・理学療法)などの重要性

    を理解し、処方内容、その実際を体験する。

    C.学習方略

    (1)病棟症例実習におけるクリニカルクラークシップの実践:

    1)病棟診療チームの一員として、attending physician(教員)の指示のもと臨床研修医(担当医)・

    研究医(主治医)とともに、患者数名の病歴聴取、診察、検査評価、治療計画立案、効果判定、

    インフォームドコンセントなどの診療に参加、クリニカル・クラークシップを積極的におこなう。

    2)その内容を電子カルテに記載し、毎日attending physicianとともにディスカッションを行う。

    その過程で症例考察を深め、内科要約記載方法を習得するとともに、症例プレゼンテーション技

    術も習得する。

    (2)外来実習:attending physician(教員)の外来診療につき、初診患者の予診を行い、また適切な

    症例に関しては指導の下、理学所見もとり、実践的な内科診療を経験する

    (3)Meet the Professor :教授からのレクチャーとともにさまざまなテーマでディスカッションする

    (4)臨床ミニレクチャー:糖尿病、内分泌・骨・リウマチ疾患、腎臓病疾患の最新の検査・治療法の知識

    を習得し、最先端の治療法に触れ、知識を深める。

  • (5)BSL 2週間スケジュール

    1)病棟症例実習・外来実習

    ◆9:00 - 第二内科病棟(病院11階東病棟カンファランスルーム)に集合して症例実習

    あるいは外来にて実習

    ◆16:00- 同集合場所にて、attending physician とディスカッション・指導

    2)教授回診:火曜日午後1:30-3:30

    3)超音波検査実習(腹部・甲状腺・腎臓・血管・関節エコ-):木曜日午後1:00-4:00

    3)病棟合併症検査(血管エコー、脈波検査、睡眠検査)・運動療法:病院11階西病棟運動療法室

    4)腎生検および腎病理カンファランス:木曜日午前および午後病棟

    5)糖尿病教育プログラム、骨粗鬆症教室、腎臓病教室:病院11階東病棟カンファランスルーム

    午前 9:00‐12:00 午後 1:00-5:00

    第1週

    月 病棟ガイダンス

    <病棟症例実習><外来実習>

    臨床ミニレクチャー①

    <病棟症例実習>

    火 <病棟症例実習><外来実習>

    病棟合併症検査

    教授病棟回診 & Meet the Professor

    <病棟症例実習>

    水 <病棟症例実習><外来実習>

    臨床ミニレクチャー②

    <病棟症例実習>

    糖尿病カンファランス

    内分泌リウマチカンファランス

    <病棟症例実習><外来実習>

    臨床ミニレクチャー③

    超音波検査

    腎カンファランス

    <病棟症例実習>

    <病棟症例実習><外来実習>

    臨床ミニレクチャー④

    病棟合併症検査

    <病棟症例実習>

    糖尿病教育プログラム

    第2週

    月 <病棟症例実習><外来実習>

    臨床ミニレクチャー⑤ <病棟症例実習>

    火 <病棟症例実習><外来実習>

    病棟合併症検査

    教授病棟回診 & Meet the Professor

    <病棟症例実習>

    水 <病棟症例実習><外来実習>

    臨床ミニレクチャー⑥

    <病棟症例実習>

    糖尿病カンファランス

    内分泌リウマチカンファランス

    木 臨床ミニレクチャー⑦

    <病棟症例実習><外来実習>

    超音波検査

    腎カンファランス

    <病棟症例実習>

    臨床ミニレクチャー⑧

    <病棟症例実習><外来実習>

    病棟合併症検査

    担当症例のプレゼンテーション&病歴

    要約(レポート)提出

  • 1. 科目名 内科学第3

    2. 講座名等 臓器器官病態内科学大講座(内科学第3)

    3. スタッフ 教 授 藤原靖弘(消化器内科学)、河田則文(肝胆膵内科学)

    病院教授 田守昭博(輸血部)

    准教授 富永和作、渡辺俊雄、村上善基、榎本大、森川浩安*

    講 師 斯波将次、谷川徹也、山上博一、打田佐和子、萩原淳司*、鎌田紀子*、田中史生*、永見康明*

    *印は出向教員

    病院講師 湯川知洋、川村悦史、杉森聖司、細見周平、元山宏行、小塚立蔵、寺西優雅

    客員教授

    中村志郎(兵庫医科大学 炎症性腸疾患学 内科学部門 教授)

    樋口和秀(大阪医科大学 第二内科 教授)

    Francis Ka-Leung CHAN(香港中文大学医学部 教授)

    吉里勝利 (株式会社フェニックスバイオ 学術顧問)

    Massimo Pinzani (UCL Institute for Liver and Digestive Health 教授)

    西口修平 ()

    客員准教授

    佐藤博之(市立柏原病院 病院長)

    根引浩子(大阪市立総合医療センター 消化器内科部長)

    押谷伸英(愛染橋病院 副院長)

    渡辺憲治(大阪市立総合医療センター 消化器内科副部長)

    木岡清英 (大阪市立総合医療センター 肝臓内科部長)

    倉井修 (大阪市立十三市民病院 消化器内科部長)

    坂口浩樹 (和泉市立病院 病院長補佐)

    非常勤講師

    北野厚生(若草第一病院名誉院長)

    4. 講義名及び担当者

    消化器疾患総論 単位数

    消化管総論(解剖・生理・主要症候) 藤原 1

    消化管疾患の医療面接・理学所見のとり方 藤原 1

    消化管画像診断(2)(内視鏡(カプセル内視鏡を含む)) 藤原 1

    消化器疾患各論

    食道各論(1)非腫瘍 斯波 1

    胃十二指腸各論(1) 炎症・機能障害、消化管の薬剤(1) 富永 1

    胃十二指腸各論(2) 胃十二指腸潰瘍、静脈瘤、消化管の薬剤(2) 渡辺

    胃十二指腸各論(3) 隆起性病変 谷川 1

    胃十二指腸各論(4) 胃憩室、、急性胃拡張、胃軸捻転、Menetrier病 富永 1

    小腸・大腸・肛門各論(1)急性虫垂炎、腸憩室、腸結核 渡辺 1

    小腸・大腸・肛門各論(2)炎症性腸疾患(診断・内科治療) 山上 1

    小腸・大腸・肛門各論(3)薬剤性腸炎、腸管ベーチェット、感染性腸炎 山上 1

    小腸・大腸・肛門各論(4)ポリポーシスその他、消化管の薬剤(3) 細見 1

    小腸・大腸・肛門各論(6)リンチ症候群、大腸肉腫、腸瘻ほか 谷川 1

    小腸・大腸・肛門各論(7)過敏性腸症候群、血管閉塞性腸疾患ほか 斯波 1

  • 肝胆膵疾患総論 単位数

    臨床講義(肝胆膵)

    肝疾患の症状、所見と肝機能検査 田守 1

    肝疾患の病理と臨床像の関連性 元山 1

    画像診断(超音波診断)、門脈圧亢進症 打田 1

    肝胆膵疾患各論

    ウィルス性肝炎 田守・榎本 2

    肝硬変 河田 1

    自己免疫性肝疾患、代謝性肝疾患 小塚 1

    肝腫瘍と内科的治療 萩原 1

    非アルコール性脂肪肝炎とその他の肝障害 寺西 1

    劇症肝炎 河田 1

    胆・膵の生理機能、検査法と異常 森川 1

    第一週

    曜日 午前(9:00~) 午後(13:00~)

    9:00 オリエンテーション

    (10階東病棟カンファレンスルーム)

    10:00 外来診療

    (2F 外来)

    13:00下部消化管内視鏡検査

    (B1F 内視鏡センター)

    15:00 「肝胆膵回診」

    (10階東病棟カンファレンスルーム)

    9:00 上部消化管内視鏡検査

    (B1F 内視鏡センター)

    15:00 腹部超音波検査

    (メディックス8F SSC)

    9:00 外来診療

    (2F 外来)

    9:00 内視鏡的静脈瘤治療

    (B1F 内視鏡センター)

    14:00 症例検討

    (10階東病棟カンファレンスルーム)

    15:30 症例検討

    (10階東病棟カンファレンスルーム)

    9:30 腹部超音波検査

    (10階東 処置室)

    13:30 肝生検

    (10階東検査室)

    14:30 「消化管回診」

    (回診後の討議には担当研修医のグループ

    に分かれて参加)

    第二週

    曜日 午前(9:00~) 午後(13:00~)

    15:00 「肝胆膵回診」

    (回診後の討議には担当研修医のグループ

    に分かれて参加)

    9:00 内視鏡的静脈瘤治療

    (B1F 内視鏡センター)

    14:00 症例検討

    (10階東病棟カンファレンスルーム)

    木 11:00 肝胆膵疾患まとめ(試問)

    (10階東病棟カンファレンスルーム:河田教授)

  • 9:00

    (メディックス8F SSC)

    13:30 肝生検

    (10階東検査室)

    14:30 「消化管回診」

    (10階東病棟カンファレンスルーム)

    (回診後の討議には担当研修医のグループ

    に分かれて参加)

    16:30 ケースカンファレンス公開講座

    (学舎4F 小講義室1)

  • 小 児 科 学

    Pediatrics

    1.講座名等: 生殖発達医学大講座(発達小児医学)

    2.スタッフ:

    教 授 新宅治夫

    講 師 川村智行、斉藤三佳、瀬戸俊之、時政定雄、濱崎考史、徳原大介、佐久間悟

    病院講師 広瀬正和

    臨床教授

    市場博幸(大阪市立総合医療センター新生児科部長)

    川脇 壽(大阪市立総合医療センター小児神経内科部長)

    鈴木嗣敏(大阪市立総合医療センター小児不整脈科部長)

    西村 章(PL病院小児科部長)

    鍋谷まこと(淀川キリスト教病院)

    村上城子(和泉市立病院院長)

    村上洋介(大阪市立総合医療センター小児循環器内科部長)

    吉村彰友(若草第一病院小児科診療部長)

    臨床准教授

    佐野博之(淀川キリスト教病院小児科部長)

    非常勤講師

    生野照子(浪速生野病院心療医療科部長)

    江原英治(大阪市立総合医療センター小児循環器内科副部長・中央臨床検査医部長)

    田中勝治(西宮すなご医療福祉センター)

    藤岡雅司(藤岡クリニック院長)

    村上洋介(大阪市立総合医療センター小児循環器内科部長)

    余谷暢之(神戸大学大学院医学研究科先端緩和医療学分野)

    3.教育概要

    “child is not little man”との格言に示されたように、小児は絶えざる成長と発達を示す点が最大の特徴

    である。また、小児疾患は生物学的のみならず遺伝的、歴史的、社会的要因によって規定される部分も大きい。

    したがって、小児科学は単に疾患個体に着目するだけではなく、成長発達する健常小児の理解とその社会文化的

    背景を同時に勘案した総合科学であることを要する。講義ではこれらの観点を踏まえた内容を提供する。BSLで

    は病棟(一般小児科病棟、未熟児新生児病棟)、外来にて実際行われている診療に関わる実地指導をおこなう。

    すなわち、病歴の聴取とそこから演樺されうる鑑別診断、身体所見と、検査データの評価、治療法の選択と実施

    に至る知識習得と思考課程のトレーニングが主たる眼目である。同時に、不幸にして病を得た患児、家族との共

    感を形成すること、他のスタッフとの協力体制の重要性の認識などについても配慮してほしい。また、講義でカ

    バーできなかった細かな点をミニレクチャーの形式で補うとともに、学生諸氏とも活発にディスカッションした

    いと考えている。

  • 4.講義名および担当者

    内容 担当者 単位数

    総論 濱崎、藤岡(雅)、徳原 3

    未熟児および新生児学 新宅、斉藤 3

    先天性代謝異常 濱崎 1

    小児内分泌疾患 濱崎、西垣 2

    血液免疫疾患、悪性腫瘍 時政 2

    小児神経学 瀬戸、佐久間 2

    小児アレルギー疾患 新宅 1

    小児循環器疾患 村上、江原 2

    小児腎臓疾患 川村 1

    小児糖尿病 川村 1

    小児感染症 瀬戸 1

    小児消化器疾患 徳原 1

    心身症と心療医学 生野 1

    小児放射線学 下野 1

    小児外科 諸富 2

    5.BSLカリキュラム

    A.学習目標

    一般学習目標(GIO)

    知識・代表的小児疾患の病態生理、症候、診断、治療と主要症候の鑑別診断

    ・救急とプライマリーケアーの概要

    ・こどもの成長、発達と小児保健に関する基本的知識

    技能・問題解決システムによる症例へのアプローチ

    ・問診、理学的診療法の習得と実践および検査の評価と治療計画

    態度・医師として必要な倫理観をもち患者と接する、また他のスタッフと良好な人間関係をもつ

    ・自主的に学習する姿勢と方法を身につける

    学習行動目標(SBO)

    知識・各小児疾患の概要について理解する

    ・各症候の鑑別診断について考察する

    ・正常小児の生理、発達、健康概念からみた小児保健の概要について理解する

    技能・問診、身体所見のとりかたとカルテ記載法の習熟

    ・鑑別診断、検査、治療計画の立案とその評価について学ぶ

    ・一部の検査法、処置法の実施とその評価

    ・症例のプレゼンテーションの方法と実践

    態度・学生としての限界をわきまえつつ医療スタッフとしての自覚を持ち、患者との良好な関係を得る。

  • ・患者のパーソナリティ、年齢の遠いに応じた対応の仕方について考察する

    ・同僚、他のスタッフとの良好なコミュニケーションと協力関係を形成できるよう努める

    ・こどもと小児疾患をとりまく文化、社会状況について関心を持つ

    B.学習方略(Learningstrategies)

    担当スタッフと1対1で小児科病棟・外来・検査の場に付き、診療に参加する。

    教授外来、乳児健診、NICU実習、初診問診実習、教授回診、カンファレンス、小講義、新生児蘇生法

    SSC、まとめは全員参加で行う。これ以外はそれぞれの担当スタッフに付いて患者の診察、処置などの

    見学あるいは実習を行う。小講義では、スタッフが今日的話題や基礎知識の講義を行う。

    曜日 午 前 午 後

    第1週

    月 教授外来(初診)・NICU実習 乳児検診

    火 NICU実習 症例検討、小講義

    水 NICU実習、病棟実習 教授回診・カンファレンス参加

    木 外来実習(初診問診実習) 病棟実習

    金 症例検討 小講義

    第2週

    月 病棟実習 小講義

    火 症例検討、小講義 新生児蘇生法SSC

    水 症例検討、小講義 教授回診・カンファレンス参加

    木 外来実習(初診問診実習) 小講義

    金 病棟実習 まとめ(教授)

  • 神経精神医学

    Neuropsychiatry

    1. 科目名:神経精神医学

    2.講座名等:臓器器官病態内科学大講座(神経精神医学)

    3.スタッフ

    教 授 井上幸紀

    准 教 授 岩崎進一

    講 師 宮脇 大、片上素久

    山内常生、松田泰範

    出口裕彦、日下博登

    病院講師 田川 亮

    非常勤講師 切池信夫 (浜寺病院)

    古塚大介(大阪市健康福祉局医務監兼総合医療センタ-精神神経科部長)

    千頭孝史(三国丘病院)

    中西亜紀(大阪市立弘済院附属病院)

    4.担当講義名

    M4 精神医学の系統講義(以下は授業主題の概略)

    2016年5月11日から8月24日迄 11回

    精神医学序論 井上

    意識、知能、記憶、睡眠の障害 井上

    知覚、思考、感情、意欲と行動の障害 井上

    精神科診察法と診断学 岩﨑

    摂食障害 切池

    精神医学と法 古塚

    脳器質性精神障害(認知症を中心に) 中西

    躁うつ病 千頭

    統合失調症 日下

    不安障害と心身症、身体疾患に伴う精神障害 松田

    児童・青年期精神医学 宮脇

    M5 Bedside Learning(B.S.L)

    各班2週間ずつ、入院患者を中心に診断・治療を学ぶ。

    全教員に大学院生等も含め、分担して担当する。

  • 5. 学習目標

    一般目標

    一般臨床医になるために必要な神経精神医学系の知識、技術を習得すると同時に、患者との信頼関

    係、医療スタッフとの協調関係を築く習慣を身につける。

    行動目標

    1.指導医、主治医の指導のもとに入院患者を受け持ち、精神疾患の診断、治療に必要な基礎知識を習得す

    る。

    2.外来にて指導医のもとで予診を取り、その患者の外来治療の実際を見る。

    3.受け持ち患者について生活歴、病歴、精神症状、診断、治療方針などを把握し、プレゼンテーションが

    できる。

    4.医師ならびに他の医療スタッフとの間に協調関係を形成し、積極的に医療に参加する。

    5.参考書

    井上令一、田宮滋子監訳:カプラン臨床精神医学テキスト 第2版 医学書院

    大熊輝夫:現代臨床精神医学 第12版 金原出版

    野村総一郎他編集:標準精神医学 第6版 医学書院

    上島国利、丹羽真一編集:New 精神医学 第2版 南江堂

    加藤進昌, 神庭重信, 笠井清登編集:TEXT精神医学 第2版 南山堂

    秋元波留夫、山口成長編集:神経精神医学 第2版 創造出版

    日本臨床精神神経薬理学会専門医制度委員会:臨床精神神経薬理学テキスト 第3版、星和書店

  • 皮 膚 科 学

    Dermatology

    1.講座名等: 感覚・運動機能医学大講座(皮膚科学)

    2.スタッフ:

    教 授 鶴田 大輔

    准 教 授 深井 和吉・加茂 理英

    講 師 大迫 順子・小澤 俊幸・菅原 弘二・立石 千晴・今西 久幹

    病 院 講 師 楠谷 尚

    客員教授 橋本 隆(久留米大学皮膚細胞生物学研究所教授)

    山田 秀和 (近畿大学医学部付属奈良病院教授)

    非常勤講師 中西 健史 (滋賀医科大学特任准教授)

    3.教育概要:

    皮膚科学は歴史的に最も古い学問分野の一つである。皮膚疾患の多くは「視診」により明らかとなる。このため、

    熟達した皮膚科専門医であればほとんどの皮膚病変について、数秒で適切な診断名および鑑別疾患を列挙できる。

    また、日本の古いことわざに「皮膚は内臓の鏡である」というものがある。皮膚病変が全身疾患の診断の決め手

    になる場合があり、正確に皮膚病変を把握できることが患者の生命を左右する可能性があるということである。

    皮膚疾患の中で生命予後を左右するlife threatening diseaseは少ないかもしれないが、疾患の有無が患者の

    Quality of life (QOL)を規定してしまうlife deviating diseaseはとても多く、的確な診断・治療が強く望ま

    れている。ゲノム医学や分子生物学を始めとする基礎医学・基礎生物学の進歩にともなって、皮膚疾患の病態生

    理の理解について、近年著しい進展を見せている。皮膚科学は臨床医学の中でも特に基礎医学的知識が必要であ

    る学問分野の一つであると考えられる。この皮膚科学の特徴を余すところなくお伝えすることにより、現代皮膚

    科学の特徴を確実に理解し、いずれの臨床科に進んだとしても生涯役立つ実践力を培うことを目標とする。系統

    講義では網羅的講義を行うことをせず、ポイントに絞った講義のみを行う。少ない時間を補うために、講義DVD

    を併用する。合計10回の講義を受講することにより、自信を持って臨床実習に進むことができることを目標とす

    る。また、BSLで臨床経験を積むことにより、卒業後直ちに実践できる皮膚科の基本的能力を身につけているこ

    とを目標とする。

    4. 学習目標:

    (1)一般目標(GIO)

    1.皮膚科の基本的知識と臨床能力を身に付ける

    2. 患者、患者家族および全ての医療従事者と適切なコミュニケーションを取れるようにする

    3. 症例や皮膚科的知識について、日本語・英語を問わず適切にプレゼンテーションができる

  • (2)行動目標(SBO)

    系統講義においては、

    1. 代表的皮膚疾患の肉眼的特徴・ダーモスコープ像・病理組織像について的確に説明できる

    2. 鑑別疾患について考えることができる

    3. 鑑別するために必要な検査法について述べることができる。

    4. 治療法について述べることができる。

    ことを目標とする。

    BSLにおいては、

    1. 外来で、できるだけ多数の症例を診て、皮膚科診断に必要な眼を養う。

    2. 外来で、新規患者の問診と身体所見を取り、必要な鑑別疾患を考え、鑑別するための検査法と鑑別後の治

    療法について考える。

    3. 病棟で、患者を受け持ち、所見を取り、検査と治療の計画を立てる。

    4. 指導医、すなわち受け持ち患者の主治医の指導のもとに行動するとともに積極的に治療に参加する。

    5. 患者の気持ちを汲んで治療に当たる。

    6. 患者の病態、検査、治療方針と結果、合併症および問題点をよく把握しプレゼンテーションできる。

    7. 必要に応じて、英語を用いてプレゼンテーションを行う。

    5. 系統講義名(各一回)

    1 皮膚科肉眼診断・ダーモスコープ(今西)

    2 皮膚病理組織学(鶴田)

    3 炎症性皮膚疾患I(湿疹・蕁麻疹・薬疹など)(大迫)

    4 炎症性皮膚疾患II(血管炎・膠原病・水疱症など)(立石)

    5 物理化学的皮膚障害、感染症(小澤)

    6 遺伝性皮膚疾患(深井)

    7 真皮・皮下脂肪・毛髪・爪疾患(菅原)

    8 皮膚腫瘍(楠谷)

    9 皮膚外科学(加茂)

    10 まとめ(鶴田)

    系統講義においては講義時間数の関係上、講義計画にあるように各講義で10以下のポイントのみを提示する。

    これらのポイントは必要最小限かつ必須であると考えられる項目をスタッフ全員で吟味の上に選択した。この

    ため、これらの項目はBSLの前までに確実に把握しておくことが望ましい。余力のある学生諸氏は、下記に列

    挙した参考図書を積極的に利用し、これらのポイントに上積みして学力を形成して欲しい。皮膚科において最

    も重要なことは診断と治療である。これらを理解する上で基礎医学的知識、なかでも、解剖学、組織学、生理

    学、生化学、分子生物学、薬理学、病理学、細菌学の知識は必須である。皮膚科学の学習を行う上で、これら

    の学問の復習を同時に行っていただくことが望ましい。

  • 6.皮膚科BSLカリキュラム

    (実習スケジュールと集合場所)

    1週目 時 間 場 所 担 当 内 容

    8:45

    10:00

    15:00

    皮膚科教授室

    13西病棟

    皮膚科外来

    13西カンファレンス

    鶴田

    各診察室

    大迫/立石

    オリエンテーション

    病棟回診

    外来見学

    発疹学、ダーモスコープ、

    皮膚病理

    9:00

    13:00

    14:00

    16:30

    17:00

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    各診察室

    全員

    全員

    加茂

    菅原

    外来見学

    病棟カンファレンス

    新患・病理カンファレンス

    手術カンファレンス

    病棟患者割り当て

    水 総合診療センター

    木— A 8:55 4階手術室 加茂 手術

    木-B 9:00 皮膚科外来 各診察室 外来見学

    14:00 皮膚科外来(2診) 研究医 パッチテスト見学

    各種検査、治療説明

    金 9:00

    14:00

    16:00

    皮膚科外来

    スキルスシュミレーシ

    ョンセンター

    (メデイックス)

    皮膚科医局

    各診察室

    小澤/楠谷/研究医

    深井/菅原

    外来見学

    縫合練習

    One minutes presentation

    2 週目 時間 場所 担当 内容

    月 9:00

    15:00

    皮膚科外来

    13西カンファレンス

    各診察室

    研究医

    外来見学

    担当入院患者プレゼン予行

    9:00

    13:00

    14:00

    16:30

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    皮膚科外来

    各診察室

    全員

    全員

    加茂

    外来見学

    病棟カンファ、担当患者プレゼン

    新患・病理カンファレンス

    手術カンファレンス

    水 総合診療センター

    木-A 8:55 4階手術室 加茂 手術

    木-B 9:00 皮膚科外来 各診察室 外来見学

    14:00 皮膚科外来(2診) 研究医 パッチテスト見学

    金 8:45

    13:00

    皮膚科外来

    (教授診察室)

    皮膚科教授室

    鶴田

    鶴田

    外来見学

    テスト

    7.参考図書

    清水 宏(著):あたらしい皮膚科学(中山書店)(メイン教科書)

    田中 勝(著):ダーモスコピー超簡単ガイド(秀潤社)

    常深 祐一郎(著):あれだ!即答トレーニング皮膚病理診断(秀潤社)

    宮地良樹(著): 宮地教授直伝発疹のみかた(メディカルレビュー社)

  • 放 射 線 医 学

    Radiology

    1.講座名等:病態診断・生態機能管理医学大講座(放射線診断学・IVR学/放射線腫瘍学、核医学)

    2. スタッフ

    <放射線診断学・IVR学/放射線腫瘍学講座>

    教 授 三木幸雄

    准教授 細野雅子・下野太郎・羽室雅夫

    講 師 坂本真一・小山孝一・山本 晃・大隈智尚・

    堤 真一・濵本晋一・造酒慶喬

    病院講師 城後篤志・寒川悦次・中西能亜・松田尚悟

    非常勤講師 石井健太郎 (多根総合病院)

    <核医学講座>

    教 授 塩見 進

    准教授 河邉讓治

    病院講師 東山滋明

    3. 担当講義名

    放射線総論

    放射線診断学総論 (1) 三木幸雄

    放射線診断学総論 (2) 三木幸雄

    IVR学総論(血管造影) 羽室雅夫

    放射線物理学 堤 真一

    放射線生物学・放射線腫瘍学総論 細野雅子

    放射線腫瘍学各論 石井健太郎

    核医学

    核医学総論 塩見 進

    腫瘍核医学 小山孝一

    機能核医学 東山滋明

    核医学治療 河邉讓治

    肝・胆・膵・腹膜

    肝胆膵の画像診断について 山本 晃

    門脈圧亢進症、代謝性肝疾患 塩見 進

    肝胆膵のInterventional Radiology 羽室雅夫

    腎・泌尿器

    画像診断 濵本晋一

    小児科

    小児画像診断 下野太郎

    消化管

    画像診断(食道、十二指腸) 羽室雅夫

    画像診断(胃) 羽室雅夫

  • 神経・脳神経外科

    画像診断1 三木幸雄

    画像診断2 下野太郎

    呼吸器病学

    放射線診断学 大隈智尚

    4. 教育概要

    放射線医学は、放射線診断学(画像診断学)、放射線治療学、画像診断介入治療(Interventional Radiology;

    IVR)、核医学の4つの領域をカバーする分野である。放射線医学の領域全般にわたり教育する。すなわち、単純

    X線診断、CT診断、磁気共鳴画像(MRI)診断、核医学診断を含む画像診断全般について、現代の医療における位置

    づけを考え、同時に画像診断介入治療(Interventional Radiology; IVR)と放射線を用いた悪性腫瘍の治療につ

    いても講義実習を行う。

    5. 学習目標

    1) 一般目標

    (A) 一般臨床医として必要な各種画像診断、画像診断技術を応用した各種治療(IVR)、放射線を中心とした

    悪性腫瘍の治療の適応並びに基礎的知識を理解し、必要な技能を習得する。

    (B) 患者・医師間および他の医療スタッフとの人間関係の構築について修練する。

    (C) 放射線の安全取扱、各種画像診断における放射線被曝量並びに放射線障害防止についての知識を体得す

    る。

    2) 行動目標

    (A) 放射線診断学

    1 各種の画像診断機器の画像情報の特性を理解した上で、診断および治療方針の決定に結び付く

    系統だった無駄のない画像診断計画を立て、実施または依頼することができる。

    2 各種画像診断(単純Ⅹ線診断、CT、MRI)の基本的な読影方法を学ぶ。

    (B) IVR(Interventional Radiology)

    1 IVRの原理、基本的手技を学ぶ。

    2 IVRの対象疾患及び治療の適応を知り、その実際を見学する。

    3 IVR施行前後の患者管理についての基本的事項を学ぶ。

    (C) 放射線治療学

    1 放射線生物・物理学を学び、放射線治療効果を理解するために、背景となる理論とともに細胞、

    組織学的レベルでの影響について理解する。

    2 集学的治療における放射線治療の役割を理解し、放射線治療の臨床での基本的な流れを学ぶ。

    3 小線源治療並びに定位放射線照射をはじめとする高精度放射線治療の適応を知り、その実際を

    見学する。

    (D) 核医学

    1 放射性医薬品の取扱法を理解し、各種核医学検査の適応・検査手技を学ぶ。

    2 核医学画像の基礎的読影が行えるようになる。

    3 核医学検査の適切な検査計画を実施または依頼できる。

    (E) BSL

    1 患者の病歴や身体所見を正しく記載し、患者の持つ問題点を把握し必要な検査事項を挙げるこ

    とができる。

    2 画像診断に必要な正常解剖を把握し、基本的な放射線画像診断ができる。

  • 3 指導医と治療計画を練り、プレゼンテーションができる。

    4 全人医療を目指す医師となるよう心がける。

    (F) その他

    1 診療の一員として、また社会人として通用する規律、時間、服装を厳格に守る。

    2 他の医療スタッフの業務を知り、協力して診療にあたる。

    3) 学習方略

    (A) 教育用ビデオや教科書を参考にして予習しておく。

    (B) 各種放射線機器、CT、MRなどの取扱いや検査法を見学する。

    (C) 臨床フイルムをできるだけ多く指導医と共に読影する。

    (D) IVR手技の見学及び患者管理について実習する。

    (E) 画像診断をもとにシミュレーションシステムを用いて放射線治療計画を作成する。

    (F) 術者の放射線被曝低減ならびに患者の医療被曝低減をはかる方策を実習する。

    (G) 核医学検査における放射性物質の取扱いの実際を見学する。

    (H) 看護師、技師など他の医療スタッフと看護・介護を共に行うことにより、患者の悩み・不安を理解する。

    (I) 各種カンファレンスに積極的に参加し、知識を広める。

    M5 BSL

    【1週目】 月 火 水 木 金

    8:00~ モーニングカンファレンス※1

    9:30~

    オリエンテーション

    画像診断検査室見学

    脳神経CT・MRI診断

    (ポリクリ室)

    画像診断(総論)入門

    胸部単純X線写真診

    (読影室)

    腹部診断

    (読影室)

    尿路・生殖器診断

    (読影室)

    核医学総論

    (学11階核医学教室)

    13:00~

    撮影理論

    放射線防御

    (読影室)

    画像診断(総論)入門

    全身診断(主に胸部)

    (読影室)

    脊椎・脊髄の

    画像診断

    (読影室)※2

    腹部・骨盤

    救急画像診断

    (読影室)

    核医学各論

    (核医学検査室)

    18:00~ 画像診断カンファレンス

    国家試験にも役立ちます

    (読影室)※3

    【2週目】 月 火 水 木 金

    8:00~ モーニングカンファレンス※1

    9:30~ 血管造影・IVR

    (読影室)

    胸部診断

    (読影室)

    消化管透視

    (読影室)

    治療

    (読影室)

    放射線治療

    (読影室)

    13:00~ 血管造影

    (読影室)

    胸部診断演習

    (読影室)

    核医学各論演習

    (読影室)※2

    定位放射線照射

    小線源治療見学

    (読影室)

    放射線治療演習

    (読影室)

    18:00~ 画像診断カンファレンス

    国家試験にも役立ちます

    (読影室)※3

    ※1 その月の第2・4週目の水曜日にモーニングカンファレンスがあります(8:00~)

    ※2 原則としてその月の第2・4週目の水曜日に教授回診があります(14:00~)

    ※3 やむを得ない事情がない限り、必ず参加すること

    6. 参考書

    西谷 弘、松井 修、伊東 久夫、遠藤 啓吾: 標準放射線医学(医学書院)

    浮洲 龍太郎:研修医のための画像診断─厳選症例から学ぶ基礎知識(医療科学社)

  • 西村一雅、南 学、下野太郎:画像診断を考える-よりよい診断のために 第2版(学研メディカル秀潤社)

    三木幸雄: 放射線医学 脳画像診断 (金芳堂)

    細矢貴亮、興梠征典、三木幸雄、山田惠:脳のMRI (メディカル・サイエンス・インターナショナル)

    百島 祐貴:画像診断コンパクトナビ(医学教育出版社)

    大西裕満・粟井和夫/訳:フェルソン 読める! 胸部X線写真 (診断と治療社)

    大友邦・南学/監訳 画像診断シークレット (MEDSI)

    藤原 卓哉 (翻訳) スクワイヤ放射線診断学 (羊土社)

    久保敦司、木下文雄:核医学ノート(金原出版)1999年出版本

    猪俣泰典 放射線腫瘍学 (放射線医学) (金芳堂)

    日本放射線腫瘍学会・日本放射線腫瘍学研究機構/編集:臨床放射線腫瘍学− 最新知見に基づいた放射線治療

    の実践(南江堂)

    栗林幸夫・中村健治・廣田省三・吉岡哲也/編:IVRマニュアル第2版(医学書院)

  • 外 科 学

    Surgery

    1.講座名等:臓器器官病態外科学大講座(外科学第1)

    2.スタッフ

    教 授: 大平雅一

    准 教 授: 前田 清・八代正和・小野田尚佳

    講 師: 高島 勉・六車一哉・田中浩明・天野良亮・豊川貴弘・永原 央・木村健二郎・野田 諭

    柏木伸一郎

    病院講師: 渋谷雅常・山添定明・大平 豪・田村達郎

    非常勤講師:

    石川哲郎(市立柏原病院病院事業管理者、乳腺・内分泌腫瘍の病態と治療)

    仲田文造(市立柏原病院副院長、がんの集学的治療)

    西口幸雄(大阪市立総合医療センター消化器センター部長、大腸肛門外科、術後代謝栄養)

    3.担当講義名

    4.学習目標

    1)一般目標(GIO:General Instruction Objectives)

    一般臨床医になるために必要な一般・消化器外科の基礎的知識を診療あるいは手術を通して習得する。ま

    た、医療は患者を人格のある一人の人間としてとらえ、互いの信頼関係を築きながら治療にあたるものであ

    ることを体得する。

    2)行動目標(SBO:Specific Behavioral Objectives)

    1)患者を受持ち、手術適応・検査・選択すべき術式、術前・術後の管理など、消化器外科領域に必要な基礎

    的知識を習得する。

    2)自ら問題意識をもち、治療を行う一員のつもりで積極的に治療に参加する。

    3)指導医ならびに受持ち患者の主治医の指導のもとに行動する。

    4)手術をうける不安感をもつ患者に温かく接し、信頼関係を築く。

    5)BSL終了時には患者の病態・検査成績・治療方針・手術術式・合併症などを把握し、プレゼンテーション

    できるようにする。

    5.具体的に習得すべき事項

    1.問診・診察

    1)患者に問診し、診断に必要な情報を整理・分析して記載する。

    2)術前の全身ならびに局所の診察を行い、その所見を記載する。

    2.術前必要とする検査とその理解

    単位数

    胃十二指腸各論(5)胃十二指腸穿孔、胃癌、胃 GIST 六車一哉 1

    小腸・大腸・肛門各論(5)大腸癌、肛門(管)癌 八代正和 1

    小腸・大腸・肛門各論(8)腸閉塞、腸重積症ほか 永原央 1

    臓器相関 大平雅一 1

    小腸・炎症性腸疾患の手術適応・術式 前田清 1

    術前術後の栄養・合併症・対策 西口幸雄 1

    膵疾患(膵炎) 木村健二郎 1

    膵疾患(膵腫瘍) 天野良亮 1

    門脈・脾、腹壁疾患 豊川貴弘 1

    乳腺 高島勉 1

    甲状腺・上皮小体・副腎 小野田尚佳 1

  • 1)術前必要とする臨床検査項目を十分理解し、記載する。

    2)検査結果を十分理解・把握する。

    (異常値、画像診断所見を記載し、治療方針を担当教員と討議する。)

    a.理解すべき検査(外科的疾患における術前・術後の検査)

    1.一般臨床検査

    2.単純Ⅹ線(胸部・腹部)、頸部軟線撮影、Mammography

    3.消化管透視検査(上部・下部消化管)

    4.内視鏡検査(上部・下部消化管・ERCP)

    5.超音波検査(腹部・乳腺・甲状腺など)

    6.胆道造影

    7.血管造影

    8.PTC、PTCD

    9.PTP

    lO.CT、MRI、PET

    ll.核医学

    12.細胞診(吸引細胞診・針生検を含む)

    b.理解すべき処置・治療

    1.消毒法(清潔・不潔の概念)

    2.手術法

    3.内視鏡的治療

    4.栄養管理(TPN・経腸栄養)

    5.術前・術後の化学療法

    c.習得すべき技能

    1.手洗い、糸結び、縫合法、消毒法、ドレナージ法など

    2.胃管・レイウス管の挿入、胸水・腹水貯留に対する処置など‥・(可能ならば実施)

    ⅠVH挿入、静脈留置カテーテル挿入・‥・・・‥(見学or助手)

    6.学習方略(Learning Strategies)

    主治医(臨床研修医、臨床研究医)とペアを組み病棟、各種検査室、手術室などで教員の指導を受ける。受

    持ち患者の検査、理学所見、手術所見を理解し、術前術後の病態を把握し、BSL終了時には十分説明出来るよ

    うにする。下記のスケジュールを基本とし、2週間を単位としBSLを行う。

    BSL(Bed side learning)のスケジュール

    月 火 水 木 金

    オリエンテーション

    担当患者の割当

    縫合実習

    手術

    病棟

    病棟

    検査

    手術

    病棟

    手術

    手術

    病棟

    教授回診

    術前カンファレンス

    クリニカルカンファレンス

    手術

    病棟

    病棟

    検査

    手術

    研究室

    病棟

    (※)

    手術

    手術

    病棟

    ※ 2週目木曜日、手術についた患者(担当した患者)についてレポートを提出し、教授あるいは

    病棟責任者とディスカッションし、2週間で修得した内容について評価をうける。

  • 1.講座名 臓器器官病態外科学大講座(外科学第2・心臓血管外科)

    2.担当教員

    教 授 柴田利彦(心血管)

    准教授 久保正二(肝胆膵)・西山典利(呼吸器)

    講 師 諸冨嘉樹(小児)・竹村茂一(肝胆膵)・李 栄柱(消化管)・田中肖吾(肝胆膵)

    泉 信博(呼吸器)・村上貴志(心血管)・阪口正則(心血管)・藤井弘通(心血管)

    病院講師 岸田 哲(消化管)・藤原有史(消化管)・高橋洋介(心血管)・月岡卓馬(呼吸器)

    非常勤講師

    佐々木康之(大阪市立総合医療センター心臓血管外科部長、心血管外科)

    平居秀和(大阪府済生会野江病院、心臓血管外科部長、心血管外科)

    坂田親治(総合病院浅香山病院外科部長、肝胆膵外科)

    三島晃(名古屋市立大学病院、心臓血管外科教授、心臓血管外科)

    3.担当講義名

    講義主題 (担当者) (単位)

    心臓病の外科手術-Ⅰ 柴田利彦 1

    心臓病の外科手術-Ⅱ 三島 晃 1

    急性動脈閉塞および動脈瘤の原因と症状 佐々木康之 1

    四肢末梢血管疾患の原因と症状 平居秀和 1

    食道(悪性腫瘍) 李 栄柱 1

    胆石症,胆道の形態異常,胆道感染症 竹村茂一 1

    肝・胆道の外科的解剖,機能検査法,手術 坂田親治 1

    肝悪性腫瘍 竹村茂一 1

    肝移植 久保正二 1

    呼吸器外科-Ⅰ 西山典利 1

    呼吸器外科-Ⅱ 西山典利 1

    小児外科-Ⅰ 諸冨嘉樹 1

    小児外科-Ⅱ 諸富嘉樹 1

    外科感染症一般-Ⅱ 久保正二 1

    4.学習目標

    (一般目標)

    ・診断や治療方針の決定、術前準備、手術、術後経過など一連の過程につき症例を通じて学習する

    ことにより、外科学に対する理解を深める。また、医療従事者や学生同士で相互討論することで、

    共通の理解となるように努める。

    ・病棟のスタッフ、看護師、およびコメディカルの方々とのコミュニケーションの大切さを学ぶ。

    ・あらかじめ習得した知識を真に身についたものとする。

    ・医療専門職として適切な態度を身につけ、与えられた問題を的確に解決する能力を向上させる。

    ・人間として患者に接し、患者に対する全人的治療とはどうあるべきかを体験できる機会を与える。

    1.医療の基本は生命の尊厳に対する畏敬と人類愛である。

    2.患者の人格を尊重し、信頼を得るように努力しなければならない。

    3.医療に携わる人々の立場と役割を理解する。

    4.医学生として品位と自覚を持つ。

    5.医学学習であっても全能力をもってあたらねばならない。

  • (行動目標)

    症例を担当医と共に受け持ち、医療面接、身体所見を行い、医学用語を用いて正確な記録を行う。

    記録された所見についてプレゼンテーションを行い、その妥当性について、討論評価する。さらに

    引き出された結論から、論理的に病態を推測し、どのような検査あるいは処置が必要かを検討する。

    患者が受ける全ての説明と検査に可能な限り同席し、その実際を見学または患者の承諾と指導医の

    責任のおよぶ範囲内で検査を実行する。得られた検査結果を解読し(検査結果についてその意味す

    るところを評価し)、討論し、評価する。

    以上より疾患概念について学び、治療計画を立案し、最も推奨される治療法を選択する。この経

    過についてプレゼンテーションし、討論評価する。さらに実際の外科治療に参加し、外科医の手術

    室での役割について理解を深め、さらに外来、病棟での診療内容についても理解する。

    最終的に受け持ち症例の病態、診断、治療についての要約を作成し、問題点を見いだし、これを考

    察しレポートにまとめる。また,担当した症例の外科治療中に認められた異常所見について、問題

    点を短時間でプレゼンテーションすることを体験する。同時に、他の医療従事者とのコミュニケー

    ションの方法についても習得する必要がある。

    第2外科・心臓血管外科 BSL予定表

    1週 午前(9:00~) 午後 2週 午前(9:00~) 午後(13:00~)

    オリエンテーション

    (担当教員)

    受持ち症例割り当て、

    患者との応対、身体所見、

    清潔操作の体得

    (担当教員)

    手術参加

    (受持ち症例)

    同左、

    手術標本整理

    (8時)症例カンファレンス

    病歴聴取、理学所見

    心エコー(B)

    教授回診

    臨床検査の計画と実施

    治療の計画と実施

    症例カンファレンス

    手術記録作成

    心エコー(A)

    教授回診

    重症症例検討会

    手術

    (原則として所属グル

    ープ、ないときは他の

    手術)

    手術、術後管理

    手術

    (前日カンファレンス

    で参加したい手術を主

    治医に連絡)

    手術、術後管理

    手術標本整理

    臨床検査の計画と実施

    治療の計画と実施

    大腸内視鏡(A)

    腹部エコー(B)

    臨床検査の計画と実施

    治療の計画と実施

    胃内視鏡(A)

    術後経過観察

    大腸内視鏡(B)

    腹部エコー(A)

    術後経過観察

    胃内視鏡(B)

    金 (8時)カンファレンス

    回診(手術)

    術前まとめ

    胆道造影(A)

    気管支鏡(B)

    カンファレンス

    回診(手術)

    まとめ、評価

    レポート提出

    胆道造影(B)

    気管支鏡(A)

    基本的には,主治医(臨床研究医、研修医)あるいは指導医に受持ち症例を中心に指導を受ける。

    受持ち症例の属する診療グループごとに検査内容や予定が異なるため,担当者の指示に従っていただく。

  • 脳神経外科学

    Neurosurgery

    1.講座名等:感覚・運動機能医学大講座(脳神経外科学)

    2.スタッフ

    教 授 大 畑 建 治

    准 教 授 山 中 一 浩 ・ 高 見 俊 宏・

    講 師 後 藤 剛 夫 ・ 川 上 太 一 郎 ・ 川 原 慎 一

    宇 田 武 弘 ・ 森 迫 拓 貴

    病院 講師 内 藤 堅 太 郎 ・ 後 藤 浩 之

    非常勤講師

    夫 由 彦(医療法人三栄会ツカザキ病院院長)

    金 井 真(泉大津市立病院診療局理事兼脳神経外科部長)

    永 井 健 司(医療法人健永会理事長)

    西 川 節(守口生野記念病院脳神経外科部長部長)

    露 口 尚 弘(泉大津市立病院脳神経外科部長)

    石 橋 謙 一(大阪市立総合医療センター脳神経外科医長)

    中 村 一 仁(村田病院脳神経外科部長)

    一 ノ 瀬 努(八尾徳洲会総合病院脳神経外科医長)

    寺 川 雄 三(札幌第一病院脳神経外科)

    3.担当講義

    臓器別講義 神経・脳神経外科

    対象学年:4年次学生 コマ数:17 コース主任:後藤 剛夫(脳神経外科)

    担当教員

    脳外科概論・脳腫瘍(総論) 大 畑 建 治

    脳腫瘍 後 藤 剛 夫 ・ 寺 川 雄 三

    脳外科疾患にたいする低侵襲治療 石 橋 謙 一

    血管内手術 川 上 太 一 郎

    脳血管障害(出血性) 夫 由 彦 ・ 一 ノ 瀬 努

    機能外科 露 口 尚 弘

    小児脳神経外科 坂 本 博 昭

    脊髄、脊椎疾患 高 見 俊 宏

    頭部外傷 西 川 節 ・ 中 村 一 仁

    大学院修士課程講義 内 藤 堅 太 郎 ・ 森 迫 拓 貴

    コース概要:本コースは、中枢神経系の解剖・生理の基礎知識を基に、中枢神経疾患にたい

    する診断、治療について臨床にそくし実践的に学ぶ。

    評価方法:成績評価はコース終了時に行われる筆記試験の成績による。合格には、総合し

    て 60%以上の成績が必要である。

  • 4.BSLカリキュラム

    対象学年:5年次学生

    一般目標(GIO:General Instructional Objective)

    一般臨床医として必要な脳神経系の知識・技能を修得し、積極的に問題を解決する能力と、患者を全

    人的に把握して信頼関係を築く習慣を身につける。

    行動目標(SBO:Specific Behavioral Objectives)

    1)診断・治療にチームの一員として積極的に参加し、討論を行う

    2)時間・規律等の約束事を守る

    3)患者に暖かく接し、信頼関係を築く

    病歴

    患者に不安を与えることなく問診を行い、診断に必要な情報を患者から引き出し、得た情報を整理・

    分析し記載できる

    理学所見

    患者に苦痛を与えることなく、眼底鏡等の各種器具を使いこなしてバイタルサイン・神経学的所見を

    とり、得た情報を整理・分析して記載できる

    プレゼンテーション

    病歴・理学所見を正しく評価し、病態を推論して簡潔にプレゼンテーションできる。

    臨床検査・神経放射線検査

    各臨床検査・神経放射線検査法を十分理解し、結果を分析・評価して記載できる

    理解すべき検査

    一般臨床検査・単純Ⅹ線・CT scan・MRI・脳血管撮影・核医学検査・電気生理学検査

    修得すべき技能

    神経診察法・採血・画像の立体視・眼底検査(間接法)

    治療

    各治療法について十分理解し、その予後を推論して記載できる

    理解すべき治療法

    手術治療・術前術後管理法・放射線治療・ガンマナイフ・化学治療・看護法

    修得すべき治療法

    手洗い・手術室内での清潔保持・気管カニューレ交換、導尿、包帯交換、胃管挿入、静脈留置

    カニユーレ挿入等の処置・体位交換、食事介助等の看護

    学習方略(Learning Strategies)

    1. 教育用Videoを見て予習しておく

    2. 担当患者を紹介してもらい、良好なコミュニケーションをとる

    3. Video、実技等で病歴・理学所見のとり方について理解し、互いに練習する

    4. 担当患者の病歴・理学所見をとり、group discussionを行う

    5. 担当患者についてのプレゼンテーションを行い、group discussionを行う

    6. 担当患者に関するあらゆる情報を収集し、分析する

    7. 治療計画・予後について、group discussionを行う

    8. 病棟担当医とともに処置・治療を行う

    9. 互いに眼底鏡を見る練習をする

    10.画像の立体視の練習をする

    11.脳血管撮影を見学し、その方法・注意点等についてgroup discussionを行う

    12.手洗いを行い、清潔の状態で手術を見学する

    13. 病棟看護士の看護業務を把握する

  • 月 火 水 木 金

    第一週

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    フィルムカンファレンス

    オリエンテーショ

    指導 スタッフ

    交代

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    回診

    手術

    病棟実習

    8:00

    12Fカンファレンスルーム

    抄読会

    回診

    手術

    外来

    病棟実習

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    手術

    病棟実習

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    回診

    手術

    病棟実習

    指導:金井

    (泉大津市立

    病院)

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    指導:永井

    (あびこ永井

    クリニック)

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    手術

    病棟実習

    12:00

    18F会議室

    合同カンファレンス

    13:00

    同上

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    指導:坂本

    第二週

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    プレゼンテーション

    フィルムカンファレンス

    手術

    病棟実習

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    プレゼンテーション

    回診

    手術

    病棟実習

    8:00

    12Fカンファレンスルーム

    抄読会

    プレゼンテーション

    回診

    手術

    外来

    病棟実習

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    プレゼンテーション

    フィルムカンファレンス

    手術

    病棟実習

    7:45

    12Fカンファレンスルーム

    プレゼンテーション

    回診

    手術

    病棟実習

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    手術

    脳血管撮影

    病棟実習

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    手術

    病棟実習

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    病棟実習

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    手術

    病棟実習

    13:00

    12Fカンファレンスルーム

    脳血管撮影

    病棟実習

    指導:大畑

    まとめ

    ※ 各学生は複数の患者を担当しそのうち一人の患者についてはプレゼンテーションを行う。

    学生には担当医が一人つき患者の診察・治療を一緒に受けもつ。

    ※ 指導はBed side learning,Small group discussion,VTR学習等を組み合わせて行う。

    ※ 必要事項は医師の確認のもと電子カルテもしくは紙カルテに記載する。

    ☆ BSLが始まる前に中枢神経の解剖と生理は必ず復習しておく

    評価(Evaluation)

    学生は下記に示すように脳神経外科BSLカリキュラムの内容に対する評価と2週間の学習に対する自己

    評価、および教員・レジデントの評価も行う。

    カリキュラム評価表 自己評価表

    5 非常に満足している 5 充分な成果が得られた

    4 満足している 4 満足できる成果がえられた

  • 3 普通 3 普通

    2 やや不満足である 2 不満足な成果である

    1 大いに不満足である 1 全く成果が得られなかった

    教員評価表 レジデント評価表

    5 充分指導してくれた 5 充分指導してくれた

    4 よく指導してくれた 4 よく指導してくれた

    3 普通 3 普通

    2 あまり指導してくれなかった 2 あまり指導してくれなかった

    1 全然指導してくれなかった 1 全然指導してくれなかった

    各教員は評価表にもとづいて学生の評価を行う。

    5.参考図書

    太田富雄著 脳神経外科学(金芳堂)

    田嶋義昭著 ベッドサイドの神経の診かた(南山堂)

    後藤文男著 臨床のための神経機能解剖学(中外医学杜)

    橋本信夫著 脳神経外科臨床指針(中外医学杜)

    田村 晃・松谷雅生・清水輝夫著 EBMに基づく脳神経疾患の基本治療指針(メジカルビュ一社)

  • 整 形 外 科 学

    Orthopaedic Surgery

    1.講座名等 感覚・運動機能医学大講座(整形外科学)

    2.スタッフ

    教 授 中 村 博 亮

    准 教 授 乾 健太郎 寺 井 秀 富

    講 師 家 口 尚* 星 学 箕 田 行 秀

    橋 本 祐 介 岡 田 充 弘 池 淵 充 彦

    星 野 雅 俊

    助 教 高 橋 真 治*

    病院講師 大 田 陽 一 鈴 木 亨 暢 間 中 智 哉

    上 村 卓 也 岡 野 匡 志 大 戎 直 人

    * 印は出向教員

    非常勤講師 山 野 慶 樹(清恵会病院)

    佐 浦 隆 一(大阪医大)

    日 高 典 昭(大阪市立総合医療センター)

    坂 中 秀 樹 (清恵会病院)

    北 野 利 夫(大阪市立総合医療センター)

    伊 藤 陽 一(大阪ショルダーセンター)

    今 井 祐 記(愛媛大学プロテオサイエンスセンター)

    3.担当講義名

    「運動器」

    1. 運動器の構造と機能(鈴木亨暢)

    2. スポーツ整形概論-スポーツドクターの役割-(橋本祐介)

    3. 小児整形疾患の診断と治療(北野利夫)

    4. リハビリテーション医学(佐浦隆一)

    5. 骨代謝における基礎研究(今井祐記)

    6. 骨折治療の原則と方法(坂中秀樹)

    7. 末梢神経傷病の診断と治療(山野慶樹)

    8. 骨軟部腫瘍の診断と治療(星 学)

    9. 腰痛症の診断と治療(中村博亮)

    10. 筋骨格系における神経学的診断(寺井秀富)

    11. 肩関節疾患の診断と治療(伊藤陽一)

    12. 変形性関節症と人工関節(箕田行秀)

    13. 頚椎・胸椎疾患の診断と治療(星野雅俊)

    14. 肘、手関節、手の疾患の診断と治療(日高典昭)

  • 4.BSLカリキュラム

    学習目標

    1)一般目標

    将来医学関係のいずれの領域に進むうえにも必要な基礎的知識と技能を修得し、医療専門職としての適切な態

    度を身に付け、与えられた問題を的確に解決する能力を向上させ、それらの知識・技能・態度を自ら批判評価

    した上で更に発展させる習慣を自らのものとすることを目標とする。

    2)行動日標.

    #1 整形外科及びリハビリテーション領域においてよく見られる疾患の病態を具体的に述べることが出来る。

    よく見られる疾患とは、外傷、関節疾患、関節リウマチ、スポーツ障害、脊椎疾患、骨粗軽症、末梢神経障害、

    小児整形疾患等をさす。

    #2 整形外科及びリハビリテーション領域における系統だった患者面接ができる。従来の科学的側面一辺倒

    であった問診技術に加えて、患者との信頼関係を確立できる医術的側面から患者にアプローチ出来る。

    #3 整形外科及びリハビリテーション領域における系統だった一般的診察が出来る。

    a.脊椎一神経学的所見、可動域、筋力の評価が出来る。

    b.上下肢一関節可動域、筋力、神経学的所見の評価が出来る。

    #4 整形外科及びリハビリテーション領域における各種検査方法を列挙し、特定の疾患に有用で必要な検査

    を選択でき、結果を分析評価出来る。また、それらの検査に伴う副作用、偶発事故を具体的に述べ、その

    回避方法を説明できる。検査は単純X線、断層、MRI、CT、関節造影、脊髄造影、節電図、シンチなど。

    #5 以上の所見および評価をSAOP形式でカルテに記載することができる。

    #6 整形外科及びリハビリテーション領域における多様な処置を適切に行うこと、あるいは模倣することが

    出来る。項目は、ガーゼ交換、消毒、ギプス、関節穿刺、ブロック、皮膚切開、皮膚縫合、骨折徒手整複

    など。

    #7 整形外科及びリハビリテーション領域における疾患の治療法の多様性を理解し、いくつかの治療法を選

    択の幅をもって述べることが出来る。

    #8 チーム医療について理解し、その実施のために必要な約束事(時間厳守、相互協力)を守ることが出来

    る。整形外科BSLに欠席するには診断書、遅刻した場合には延着証明書あるいは理由書の提出が必要。

    5.2週間BSL予定表:オリエンテーション時に配布する。

    6.参考図書:標準整形外科(医学書院)

  • 臨床実習上の注意事項

    臨床実習にはいる前にこのページの記載事項を良く理解しておくこと。整形外科に関する臓器別講義等を参考にして、

    復習(一部予習)したうえで、整形臨床実習に臨むこと。臨床実習は、日頃診療の現場で医師としての在り方を体験しながら、

    必要な診療技術を身に付けることである。しかし、実際の診療の妨げにならない範噂での参加が許されていることを認識してお

    くこと。

    基本的心得に関して以下に列挙するが、細かい点は現場の指導医に従うこと。

    1.集合時間及び集合場所

    月曜日午前8時に18階会議室に集合すること。(時間厳守)カンファレンス及び教授回診の後にオリエンテーション

    を行い、2週間の週間予定表を配布する。ただし、学会等により予定変更の場合には前日までに連絡する。

    2.服装

    清潔を基本とし、患者さんに不快感を与えないようにすること。

    整形外科は清潔操作を最も必要とする診療科の一つであり、頭髪、爪の処置には十分に注意を払うこと。

    3.診療区域内での行動

    診療区域内への立入は原則として実習時間内に限る。それ以外の時間帯では現場の指導医の判断を仰ぐこと。

    担当患者との接触または診察などは、すべて指導医の指示に従い、勝手な行動はしないこと。ただし、指導医には積

    極的に質問し、知識修得を心掛ける。

    4.秘密保持

    患者の医療上の秘密は絶対に守ること。

    5.診療録・医療用器具等の取り扱い

    所定の場所から無断持ち出しは禁ずる。使用後は元の場所に戻すこと。

    実際の実習に関して

    基本は「自分達は医者ではなく学生であり傍観者である。」という考えを捨て、「主治医や看護師を助け、受け持ち患

    者への医療行為補助を行う過程で学習する。」ことを大前提とする。また、整形外科教科書とともに簡便な解剖学書を携帯し、

    知識の整理を行うこと。

    1.受け持ち患者の病歴を読んで十分に理解する。治療計画、現在の問題点を把握する。画像診断を中心に全てのデー

    タに目を通す。

    2.上記所見や考えなどは各自のノートに記載するようにし、電子カルテの記載は行わない。

    3.受け持ち患者とのコミュニケーションを十分にとり、毎日診察を行い、所見を各自のノートに記載する。

    4.受け持ち患者の手術には必ず助手として参加すること。

    5.受け持ち患者が検査などのために所定の場所に運ばれるとき(手術を含む)には、移送の介助を行う。移送に

    関しては受け持ち患者でなくとも積極的に行う。

    6.各種検査実習、ミニレクチャーには必ず参加する。

    7. 最終日には自分が経験したことをグループ内で報告し経験を共有する。

    8. 実習終了後、指導医からの評価フィードバックを受けること。

    9. 実習終了後、整形外科BSLアンケートに答えること。

    10.実習終了後、受け持ち患者に関するレポートを提出する。レポートは三部構成で、Ⅰ部(症例のまとめ)Ⅱ部(参

    考英語論文のサマリー、Ⅲ部(個別考察)の三部構成として十分に論述すること。期限は翌週月曜日正午までとする。

  • 泌 尿 器 科 学

    Urology

    1.講座名等

    泌尿器病態学講座

    2.スタッフ

    教 授 仲 谷 達 也

    准 教 授 武 本 佳 昭

    講 師 内 田 潤 次 ・ 鞍 作 克 之 ・ 田 中 智 章 ・長 沼 俊 秀

    玉 田 聡 ・ 井 口 太 郎 ・ 桑 原 伸 介 ・岩 井 友 明

    病院 講師 山 崎 健 史・加藤 実

    非常勤講師

    池 本 慎 一(八尾市立病院泌尿器科部長) 石 井 啓 一(大阪市立総合医療センター小児泌尿器科医長)

    岩 井 謙 仁(石原医院院長)

    熊 田 憲 彦(市立吹田市民病院泌尿器科部長) 吉 村 力 勇(大阪鉄道病院泌尿器科部長)

    3.担当講義名

    総 論 (泌尿器学症候学・診断学) 1回 仲 谷 達 也

    血液浄化療法 1回 長 沼 俊 秀

    二次性副甲状腺機能亢進症・腎不全外科 1回 武 本 佳 昭

    尿路結石症 1回 井 口 太 郎

    尿路上皮癌 1回 玉 田 聡

    前立腺癌 1回 吉 村 力 勇(大阪鉄道病院泌尿器科部長)

    男性学(アンドロロジー) 1回 鞍 作 克 之

    腎移植 1回 内 田 潤 次

    精巣腫瘍・陰茎癌 1回 池 本 慎 一(八尾市立病院泌尿器科部長)

    腎実質の腫瘍性病変 1回 桑 原 伸 介

    前立腺肥大症、LUTS、OAB、NGB 1回 田 中 智 章

    小児泌尿器科 1回 石 井 啓 一(大阪市立総合医療センター小児泌尿器科医長)

    4.BSLカリキュラム

    学習目標

    (1)一般目標(GIO:General Instructional Objectives)

    患者との接し方を習得する。

    一般臨床医として必要な泌尿器科的知識、診察方法、検査法および治療法を体得する。

    即ち初期診療に必要な基本的診療法を身につけ、患者、家族との信頼関係を築き、泌尿器科疾患の診断を行うと共に局在診断、鑑別診

    断を行う事を学ぶ。

  • 基本的な放射線学的検査法を理解し、読影力を身につける。

    泌尿器科における超音波検査法を体得する。

    さらに慢性腎不全対策(透析療法・腎移植)についての一般的知識を習得する。基本的な治療法について理解し、必要性を判断し、患

    者の十分な理解を得たうえで、実施できるように努める。

    (2)行動目標(SBO:Specific Behavioral Objectives)

    1. 患者を疾患中心的ではなく、人格を持った一個人として捉え、全人的に対応する事を学び患者及びその家族からの信頼を得る。

    この意味でも服装は患者及びその家�