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医学教育プロジェクト公募型助成
【テーマ:うつ病診療の質の向上に向けた取り組み】
応募要項
申請プロセス ファイザー米国本社のWEB申請システムにて、WEB申請をして頂きます。
申請のための“助成申請手続きガイド”が、応募要項の後にあります。
申請前に、アカウント登録をする必要がありますので、ご注意ください。
申請後、外部有識者等のレビューを経たのち、申請結果をメールでご連絡します。
事務局
(問い合わせ先)
ファイザー株式会社(日本法人)MEG-J事務局
e-mail: [email protected]
住所 :東京都渋谷区代々木 3-22-7 新宿文化クイントビル
応募資格 以下の施設・団体に所属し、その所属施設・団体からの応募してください。個人として応募す
ることはできません。
大学、大学病院、地域中核病院
医学系の学会・研究会等
医学系の財団法人・NPO法人等
医師会・薬剤師会・歯科医師会
応募の際には、各所属施設・団体からの了解を得てください。
募集開始日 2017年 9月 1日(金)
対象疾患等 うつ病
対象疾患詳細 うつ病は、精神障害の診断と統計マニュアル第 5版(DSM-5)1)では大うつ病性障害に
該当し、抑うつ気分および興味と喜びの著しい減退を主症状とする抑うつ障害・うつ病性障
害のひとつです。国内での大規模な疫学調査によると、うつ病の 12 ヵ月有病率は 1~
2%、生涯有病率は 3~7%とされていますが、厚生労働省が実施した患者調査によると気
分障害患者数は増加しています。近年はうつ病による生活の質の低下のみならず、その社
会経済的影響の甚大さから、注目が集まっています。2)。
【参考文献】
1) American Psychiatric Association, 2013
2) 川上憲人:医学のあゆみ 219(13):925-929, 2006
支援対象外
介入試験、臨床試験、非臨床試験(動物実験等)、疫学研究等の“研究”を含むプロジ
ェクト
本応募の目的 うつ病診療の質の向上を目指した教育的活動の支援を目的とします。具体的には下記に
挙げる項目のプラクティスギャップ、クオリティギャップを埋める活動を対象とします。なお、教育
の対象は医師に限らず、薬剤師、看護師、臨床心理士などの医療スタッフを含んでも構いま
せん。
適切な診断のためのインタビュースキル
早期の医師―患者関係の構築と治療計画の策定のためのスキル
心理社会的診療スキル
向精神薬の適正使用(ベンゾジアゼピン系薬剤、抗うつ薬など)
日常診療における評価尺度の導入と継続的評価
本応募の背景 精神疾患の診断は評価者間一致度が低いことが知られており、精神科専門医の間でも医
師によって診断や治療方針が大きく異なります。その理由として、精神疾患の多くは病因が
明らかになっていないこと、画像診断や疾患マーカーなどの明確な指標がないことなどが挙げら
れます。それゆえに、精神疾患の診断と治療はマニュアル化しにくい全人的要素が重要であ
ると報告されています。1-3)。
優れた精神科医の育成のために 2004年度に発足した精神科専門医制度では、精神科
専門医を目指す医師が 2年間の卒後臨床研修(初期研修)を終えてから、精神科専門
医制度研修施設および指導医のもとで 3年以上の実地研修を受け、認定試験に合格す
る必要があります。(合格者数 1,080名、合格率 75.5%)。一方で、2004年以前に
すでに精神医療に携わっていた医師は、一定の資格要件を満たせば、試験のみで専門医と
して認定されました(合格者数 10,500名、合格率 96.5%)。このいわゆる「試験認
定」ではレベルが易しすぎたとの指摘もあり、精神医学・医療の質が担保されているかどうかの
実態は必ずしも明らかとなってはいません。4)。また、初期研修では精神科は選択必修科目
のため、精神科を目指さない場合は必ずしもすべての医師が精神科を経験していないという
問題もあります 3)。
近年、うつ病とその治療に社会的関心が高まっています。一方で、精神科医療の現場ではう
つ病が多様化して治療方針が立てづらいと言われています。治療方針の立案に向けた診
断・評価のプロセスや、具体的にどのような事柄を検討すべきかについて各臨床医が必ずしも
認識を共有できていません。5)。わが国のうつ病治療ガイドラインは日本うつ病学会により
2012年に発表され、2016年 7月に改訂されていますが、ガイドラインの記載内容が広く
周知され、うつ病治療の質が向上したとは言い難く、精神科を標榜しているか否かに関わら
ず、受診した患者を的確にうつ病と診断し、治療の経過を評価し、いち早く患者を寛解に導
いて社会生活に復帰させるためには、本ガイドラインの普及・浸透をうながし、実践されるため
の教育の機会が必要です。6)。
豊富な知識と高い診療スキルを有する医師と医療スタッフによって質の高いうつ病診療が行
える環境が整備されれば、うつ病患者の生活の質が向上し、社会経済的にも好影響を及ぼ
すことが期待されます。7)
【参考文献】
1. 一般診療科におけるうつ病の治療と予防のための委員会
http://www.jcptd.jp/medical/point_10.pdf
2. 宮岡等:精神科治療学 31(3):281-2,2016
3. 武田雅俊:精神神経学雑誌 118(5):311-320, 2016
4. 山内俊雄:精神神経学雑誌 118(5):287-303,2016
5. 小笠原一能、尾崎紀夫:臨床精神薬理 20(5):495-504,2017
6. 渡邊衡一郎:臨床精神薬理 20(5):491-494,2017
7. 厚生労働省 自殺・うつ対策の経済的便益(自殺・うつによる社会的損失)の推計の概要
http://www.mhlw.go.jp/stf2/shingi2/2r9852000000sh9m-att/2r9852000000shcq.pdf
助成金額 本公募の予算:2,000万円
プログラム 1件あたりの上限額:1,000万円
申請期限 2017年 10月 15日(日)
申請方法
ファイザー米国本社 の申請ページ (←こちらをクリックしてください)より、本応募要項の後
に添付の“助成申請手続きガイド”に従って進み、必要情報を入力後、送信してください。
必要書類 申請プロジェクトの“フルプローザル”
:書式は自由ですが以下の形式にて作成をお願いします。
A.表紙
1.プロジェクトタイトル
2.プロジェクトのサマリー
B.目次
C.プロジェクト詳細
1.プロジェクトの背景・目的
2.プロジェクトの対象者
3.プロジェクトメンバー
4.プロジェクトプラン
:具体的な実施方法や、プロジェクトのマイルストーンをどのように設定しているのか記
載してください。
:プロジェクトの評価・結果をどのように測定するのか、指標や基準を明確にしてくださ
い。
5.既存のプロジェクト
:応募プロジェクトに先駆けて実施した、もしくは進行中のプロジェクトがあれば、その成
果も含めて記載してください。
6.プロジェクトの成果の公表・展開
ⅰ.プラクティスギャップ・クオリティギャップが解消されたかどうか、プロジェクトの評価を
測定する指標を用い、どのように判定するのか、以下の項目を含め、記載してく
ださい。
◎判定に使用するデータソース
◎データの収集・分析方法
◎評価結果とプロジェクトとの因果関係を判断する方法
ⅱ.プロジェクトの予想成果を“教育の対象者”の観点から定量化してください。
(例:ベースラインから 10%上昇する)
ⅲ.プロジェクト終了後、成果・結果をどのように展開していくか、どのように教育を継
続させていくことを考えているか記載してください。
D.プロジェクトのタイムライン
E.申請団体(施設)について
1.団体(施設)の正式名称
2.団体(施設)の概要
3.団体(施設)の役員
F.予算
:指定の書式(←こちらをクリックしてください)で作成してください。
G.その他情報、資料
レビュー 申請頂いた書類・情報を、弊社にて、内容の確認をします。その後、追加の書類・情報
の問合わせをさせていただく場合があります。レビューに必要なすべての書類・情報が確
認できた時点で、申請の正式受領とします。
外部有識者等(後日、WEBサイトにて公開予定)によりレビューが行なわれます。
申請の結果は、2017年月中にメールでお送りします。
注意事項 外部有識者によるレビューの結果、助成が決定された後、ファイザー米国本社と申請団
体との間で教育助成契約(英文)を締結します。契約が締結されない場合は、レビュ
ーの結果で助成が決定されていたとしても、助成することができません。
弊社からの助成金は、ご申請頂きましたプロジェクトにご使用ください。尚、医療用医薬
品製造販売業公正競争規約で定めている“個人費用”(懇親会費、一般参加者の
交通費など)にご使用頂くことはできません。また薬剤の購入にもご使用頂くことはでき
ません。
またプロジェクト中止及び大幅な変更に伴う資金が確認された場合、もしくは所定の目
的以外で資金を使用された場合は、教育助成契約に基づき、助成金の返還を求める
ことがあります。
プロジェクト期間中、進捗等の中間報告依頼のメールを送付します。申請時と同様に、
WEBから中間報告をお願い致します。郵送やメールによる報告書等のご提供では、中
間報告をお受けすることができませんのでご留意ください。
プロジェクト終了後、弊社より実施報告依頼のメールを送付します。申請時と同様に、
WEBから実施報告をお願い致します。郵送やメールによる報告書・決算書のご提供で
は、実施報告をお受けすることができませんのでご留意ください。
その他注意事項につきましては、上記事務局までお問い合わせください。
応募要項内に記載されたリンクをクリックすると次ペ
ージ①のページが表示されます。
初めて、“ファイザー医学教育プロジェクト公募型助成(Track1)”の申請を行う場
合は、最初にアカウントを作成します。
注)“教育イベント等”など、他のアカウント(ID)とは異なりますのでご注意ください
③
名前を英語で入力してください 苗字を英語で入力してください
電話番号を入力してください
メールアドレスを入力してください パスワードをご自身で設定してください
-以下の条件を満たす必要があります-
*6文字~32文字
*アルファベット 1字以上含む
*数字1字以上含む
*「!,#,$,-,@」のいずれかの文字を1字以上
含む
上で設定したパスワードを再
入力してください
貴団体の正式名称を英語
で記載してください
郵便番号を入力してください
プルダウンメニューから”Japan”を選択
してください
入力不要です
入力不要です
入力不要です
すべの入力が完了しましたら
”Save“をクリックしてください
⑤
このページ以降で問い合わせ担当者/団体/申請内容に関する
情報を入力します。
[注意]入力はすべて、“半角”でお願いします
英語の敬称を入力してください 名前を英語で入力してください
電話番号を入力してください
肩書を英語で入力してください 苗字を英語で入力してください
メールアドレスを入力してください
FAX番号を入力してください
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
⑥
登録済の団体名が表示されます
プルダウンメニューから該当する団体タイプを
選択してください。
例)学会・研究会
⇒State of Regional Medical
Specialty Society
住所を英語で入力してください 住所を英語で入力してくださ
い
登録済の郵便番号が表示されます
ホームページのアドレスを入力して
ください(任意)
住所を英語で入力してください
選択不要です
入力不要です
申請団体の活動目的を英語で入力してくだ
さい。概略で結構です
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
⑦
申請予定のプロジェクトを他の団体と共同
で実施する場合には、プルダウンメニューか
ら“Yes”を選択してください。
そうでない場合は、”No”を選択してくださ
い
選択しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
⑦-i
「Yes」を選択された場合
共同で実施する団体数をプルダウンメニュ
ーから選択してください
入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
各団体の名称を英語で入力してください
各団体の Tax ID を半数英角で入力してく
ださい
各団体の連絡担当者を英語で入力
してください
各団体のメールアドレスを英語で入力
してください
⑧
⑨
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
申請予定のプロジェクトが一番あてはまるタイプを
プルダウンメニューから選択してください。
*Education/Education Research
⇒講義やトレーニングにより教育を実施する
*Quality Improvement
⇒医療現場における行動の質を改善するため
のプログラムを実施する
*D&I Research
⇒医療現場における行動及び行動の質を
改善するために、調査などを行う
“Depression Treatment
in Japan”をプルダウンメニュ
ーから選択してください
プロジェクトタイトルを英語で入力してください
開始日をカレンダーから
選択してください
終了日をカレンダーから選択してください
プルダウンから”No”を選択してください
(日本のプログラムでは原則 YESにはなりません)
プロジェクト責任者の名前を英語で入力してください
プロジェクト責任者の苗字を英語で入力してください
プロジェクト責任者の学位を英語で入力してください
例)MD,PhD など
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
⑩
支出予算総額を“ドル換算”し、入力してください
ファイザーへの助成依頼額を“ドル換算”し、入力し
てください
上記の予算以外で、このプロジェクトを実行するために、
貴団体内で費用が発生する場合は、Yes を選択してく
ださい
ない場合は No を選択してください
弊社からの助成金を、飲食費用には使用できな
いことに同意頂けましたら、チェックしてください
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
⑪
クリックし、応募プロジェクトの”フルプロポーザル”を
アップロードしてください
書式は自由ですが、本ガイド⑪-Aに記載の形式
で作成をお願いします。フルプローザルは日本語で
記載頂いて構いません
クリックし、次ページ⑪-i の⑦に掲
載している書式を使用し、「予算
書」をアップロードしてください。予
算書は英語で記載してください
参照をクリックし、ご自分の PC内
に保存されているファイルを選択し
てください
Upload File をクリックしてください
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください
⑪-i
A.表紙
1.プロジェクトタイトル
2.プロジェクトのサマリー
B.目次
C.プロジェクト詳細
1.プロジェクトの背景・目的
2.プロジェクトの対象者
3.プロジェクトメンバー
4.プロジェクトプラン
:具体的な実施方法や、プロジェクトのマイルストーンをどのように設定し
ているのか記載してください。
:プロジェクトの評価・結果をどのように測定するのか、指標や基準を明確
にしてください。
5.既存のプロジェクト
:応募プロジェクトに先駆けて実施した、もしくは進行中のプロジェクトが
あれば、その成果も含めて記載してください。
6.プロジェクトの成果の公表・展開
ⅰ.プラクティスギャップ・クオリティギャップが解消されたかどうか、プ
ロジェクトの評価を測定する指標を用い、どのように判定するのか、以
下の項目を含め、記載してください。
◎判定に使用するデータソース
◎データの収集・分析方法
◎評価結果とプロジェクトとの因果関係を判断する方法
ⅱ.プロジェクトの予想成果を“教育の対象者”の観点から定量化してくだ
さい。(例:ベースラインから 10%上昇する)
ⅲ.プロジェクト終了後、成果・結果をどのように展開していくか、どのよ
うに教育を継続させていくことを考えているか記載してください。
D.プロジェクトのタイムライン
E.申請団体(施設)について
1.団体(施設)の正式名称
2.団体(施設)の概要
3.団体(施設)の役員
F.予算
:指定の書式(←こちらをクリックしてください)で作成してください。
G.その他情報、資料
⑫
このページでは、弊社から、コンプライアンスに関わる事項(情報
公開含む)についてご同意頂きたい事項が記載されています。
ご同意頂けましたら、チェックをお
願いします
過去 1年間、個人として、もしく
は団体(施設)として、弊社の
プロモーション活動に関与されてい
た場合は、”Yes”を選択してくださ
い。 “Yes“を選択された場合は
「その内容を英語で記載してくださ
い。
すべの入力が完了しましたら
”Save and Proceed“をクリックしてください