5
新・国立循環器病研究センター 新・国立循環器病研究センターご案内 ご案内 新・国立循環器病研究センターご案内

スオッチ - ncvc.go.jp · PDF fileq e+ ´Z ·ï» x z ¢ ¤ è £ å D z å DT Z ~ ` z ¢ R £ å Dtx qæ S O ^ ttz ¢ R £ å DT qZ C O

  • Upload
    vothu

  • View
    222

  • Download
    3

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: スオッチ - ncvc.go.jp · PDF fileq e+ ´Z ·ï» x z ¢ ¤ è £ å D z å DT Z ~ ` z ¢ R £ å Dtx qæ S O ^ ttz ¢ R £ å DT qZ C O

新・国立循環器病研究センター新・国立循環器病研究センターののご案内ご案内新・国立循環器病研究センターのご案内

TEL : 06-6833-5012(代) http://www.ncvc.go.jp

JR 大阪環状線

現 国立循環器病研究センター

彩都

岸辺

阪急京都線 大津

京都

正雀

京橋

JR京都線

新大阪

千里中央大阪空港

新神戸

三ノ宮

大阪モノレール

大阪・梅田

JR京都線

新幹線

なんば

奈良

所要時間30分

所要時間21分

所要時間12分

所要時間34分

所要時間19分

所要時間7分

所要時間60分

所要時間35分

所要時間24分

 「健都」のまちづくりは、国循に加え、医療及び健康関連の企業や研究機関、サテライトオフィス等の進出用地であるイノベーション

パーク、市立吹田市民病院、複合商業施設、住宅、公園などからなる一大プロジェクトです。それぞれの区域・施設で「健康・医療」に関

する事業が展開され、相互に連携することとしています。

 とりわけ国循としては、OIC入居企業等に加え、イノベーションパーク進出企業等との連携により、循環器疾患分野の予防・治療・研究

で世界をリードしたいと考えています。

センターと健都の関係

アクセス

地域の名称 : 「北大阪健康医療都市」Nor thern Osaka Health and Biomedical Innovation Town(NohBIT)

※循環器病予防に必要な

Knowledge(正確な知識、知の集積)、Exercise(適度な運動)、Nutr it ion(適切な栄養・食事)とTown(まちづくり)の頭文字を並べたもの

愛称:健都(K E N TO※)

● 電車で

● 車で

主要駅からの所要時間・JR新大阪駅から:約7分 ・JR大阪駅から:約12分・地下鉄なんば駅から:約21分・JR・京阪京橋駅から:約19分・JR京都駅から:約24分  ・JR三ノ宮駅から:約34分・伊丹空港から:約30分

また、吹田サービスエリアから救急車両が新センターまで5分で到着するなど、交通アクセスは現在よりも大きく改善されます。

KENT

ACCESS

京都約30分

京都約60分

東京約2時間30分

JR岸辺駅

大阪国際空港約60分

神戸

新大阪約7分

大阪約12分

神戸

約3時間 約30分

関西国際空港約90分

新大阪から7分

JR 大阪環状線

現 国立循環器病研究センター

彩都

岸辺

阪急京都線 大津

京都

正雀

京橋

JR京都線

新大阪

千里中央伊丹空港

新神戸

三ノ宮

大阪モノレール

大阪・梅田

JR京都線

新幹線

なんば

奈良

所要時間30分

所要時間21分

所要時間12分

所要時間34分

所要時間19分

所要時間7分

所要時間60分

所要時間35分所要時間

24分

 「健都」のまちづくりは、国循に加え、医療及び健康関連の企業や研究機関、サテライトオフィス等の進出用地である健都イノベーションパーク、市立吹田市民病院、複合商業施設、住宅、公園などからなる一大プロジェクトです。それぞれの区域・施設で「健康・医療」に関する事業が展開され、相互に連携することとしています。 とりわけ国循としては、OIC入居企業等に加え、健都イノベーションパーク進出企業等との連携により、循環器疾患分野の予防・治療・研究で世界をリードしたいと考えています。

センターと健都の関係

アクセス

地域の名称 : 「北大阪健康医療都市」

Nor the rn Osaka Hea l t h and B iomed ica l I n nova t io n Town(NohB I T)

※循環器病予防に必要なKnowledge(正確な知識、知の集積)、Exerc i se(適度な運動)、Nut r it ion(適切な栄養・食事)とTown(まちづくり) の頭文字を並べたもの

愛称:健都(K E N TO※)

また、吹田サービスエリアから救急車両が新センターまで5分で到着するなど、交通アクセスは現在よりも大きく改善されます。

ACCESS

京都約30分

名古屋約60分

東京約2時間30分

JR岸辺駅

伊丹空港約30分

神戸

新大阪約7分

大阪約12分

福岡

約3時間 約40分

関西国際空港約90分

新大阪から7分

電車で

広域

・JR新大阪駅から:約7分・JR大阪駅から:約12分・地下鉄なんば駅から:約21分・JR・京阪京橋駅から:約19分・JR京都駅から:約24分・伊丹空港から:約30分 ・J R三ノ宮駅から:約34分

主要駅からの所要時間

※いずれも乗り換え時間・待ち時間を含みません。※所要時間は時間帯によって異なります。

Page 2: スオッチ - ncvc.go.jp · PDF fileq e+ ´Z ·ï» x z ¢ ¤ è £ å D z å DT Z ~ ` z ¢ R £ å Dtx qæ S O ^ ttz ¢ R £ å DT qZ C O

1 2

国立循環器病研究センターは、1977(昭和52)年6月開設、同年8月から診療・研究を開始し、2010(平成22)年4月には

独立行政法人に、さらに2015(平成27)年4月から国立研究開発法人に移行しました。

この間、「国の医療政策と一体となって国民の生活を守る」という使命の下、一貫して心臓病、脳卒中、大動脈を含めた

血管疾患、高血圧症などの循環器病の制圧に努めて参りました。

しかしながら、開設以来40年が経過し、国内外の医療界をリードする新たなイノベーションを創出するためには、現在の

建物や敷地では限界が生じています。

このため、2019年7月に、JR東海道本線岸辺駅前(吹田操車場跡地)へ移転いたします。

新センターでは、健康寿命の延伸に向けた予防・医療をさらに推進するとともにオープンイノベーションの展開による研究

開発に全力を挙げて参ります。皆様のご協力をお願い申し上げます。

「循環器」を対象とする唯一の国立高度 専門医療研究センターとして、国民の健康と幸福のため、循環器疾患の⦆究明と制圧に挑みます。

国立研究開発法人 国立循環器病研究センター

理事長 小川 久雄

心筋梗塞や脳卒中死亡数を減らすことだけが、当センターのミッションではありません。予防と早期診断、発症後の急性期医療による迅速な治療、さらには適切なリハビリでの後遺症からの脱却、予防法の確立など、総合的な取組で“健康寿命”を推進することこそ、重要なポイント。20年後、30年後の社会に大きく貢献する自負を持って歩んでいます。

予防からリハビリまで“健康寿命”を推進する

循環器病の多くは時間との闘い。超急性期治療を含めた新たな治療法と、医療モデル地区の確立こそ、未来を開く鍵となります。このため当センターでは、地域と密着してデータを蓄積。「都市型住民の追跡調査(吹田コホート研究)」から、学校での「心肺蘇生教育」や、病院間連携などにより安全で安心な“都市型医療環境”を形成し、その成果情報を国内外に広く提示しています。

地域医療モデルの実践と情報の普及

最先端医療の現場である当センターだからこそ、はじめて現場につきつけられる課題が明らかになります。その課題の解決を図る最高水準の研究所が一体化する中で、当センターはレジデント育成に30年にわたって取り組んできました。この優れた医療環境で、課題に立ち向かい、明日の循環器病医療の“牽引役”となるリーダーシップを持つ医師の育成を目指しています。

明日の循環器病医療のリーダー育成

当 セ ン タ ー の 使 命

大阪・神戸

京都

国循主導で企業・大学等の研究者と共同研究を行う拠点、約1万㎡のオープンイノベーションセンター(OIC)の整備

全長3km 超の緑の遊歩道

吹田市民病院(2018 年度開院予定)

複合商業施設

健都イノベーションパーク(4ha)医療系企業・大学・研究機関等を誘致

国立循環器病研究センター(2019年7月移転予定)

岸辺駅から国循入口には、空中デッキで直結

循環器病研究センターを核とした医療クラスター形成

 基本理念(平成26年5月医療クラスター形成会議において合意)  ① 地域に密着しつつ、ナショナルセンターとしてのミッションである「循環器病の予防と制圧」の拠点を目指す。  ② オープンイノベーションにより最先端医療・医療技術の開発で世界をリードする。  ③ オープンイノベーションに連動したエリアの産業活性化により、国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)を形成する。

循環器疾患分野の予防・医療・研究で世界をリードする地域に循環器疾患分野の予防・医療・研究で世界をリードする地域に循環器疾患分野の予防・医療・研究で世界をリードする地域に

JR岸辺駅を中心とした吹田市、摂津市をまたぐ東西3.5キロの吹田操車場跡地に

「緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」の創出をコンセプトに土地区画整理事

業により整備された土地で、岸辺駅から貨物線路敷を挟んで北西側に位置する一街

区である。岸辺駅からのアプローチには貨物線路敷を渡る自由通路が設けられてい

る。敷地北西側は都市計画道路を挟んで住宅地があり、南西側の街区には商業施設

及び吹田市民病院の建設が進んでいる。北東側は市境、摂津市緑道に接している。

環境

施設概要

所在地:大阪府吹田市岸部新町24番敷 地:30,585.17㎡建 物:129,881.84㎡病床数:550床外 来:700~800人/日診療科目:28診療科

地下2階 / 地上10階 / 塔屋2階、駐車場304台

健康増進公園・高齢者向けウエルネス住宅

市立吹田市民病院

複合商業施設

国立循環器病研究センター国立循環器病研究センター(オープン・イノベーションセ(オープン・イノベーションセンター)ンター)国立循環器病研究センター(オープン・イノベーションセンター)

都市型住宅(国循と連携)

公園

健都イノベーションパーク

企業等との共同研究拠点を新センター内に

「健康と医療」をキーワードに先端的な研究開発を行う企業等の研究施設等の集積をめざす

京都方面→

京都 約 30 分

←新大阪、大阪都心方面

・新大阪 約 7分・大 阪 約 12分・神 戸 約 30分

JR岸辺駅

JR岸辺駅

計画地

吹田市民病院商業

施設

都市型住居

東海道本線

阪急京都線

Page 3: スオッチ - ncvc.go.jp · PDF fileq e+ ´Z ·ï» x z ¢ ¤ è £ å D z å DT Z ~ ` z ¢ R £ å Dtx qæ S O ^ ttz ¢ R £ å DT qZ C O

3 4

移転後の取組

病院・研究所・OICの構成

●オープンイノベーションによって最先端医療・医療技術の開発で世界をリード現在、新しい医薬品や医療機器を開発するためには、産業界や大学との連携をいかに進めるかということが重要です。新

センターでは、研究開発基盤センターを中心にトランスレーショナルリサーチをさらに発展させ、民間企業の研究部門や

他の大学が参入できるような構造にすることを計画しています。

●オープンイノベーションセンターの創設民間企業等との連携を深めるため、共同研究の拠点となるオープンイノベーションセンターを新センター内へ設置いたし

ます。病院や研究所と「一つ屋根の下」で、国立循環器病研究センターの研究者等と密接な連携が可能であるとともに、

循環器病や健康に関して当センターに蓄積されている様々なデータや試料、最先端の設備の利用が可能となります。

また、共同研究のサポートや更なる連携のコーディネート、企業等同士のオープンな連携促進を行う体制を整備したいと

考えています。

●国際的な医療クラスターを形成新センターを中心とした医療クラスターを形成し、産業界や他の研究機関と包括的に連携していきます。先進医療を実現する中で、

課題解決的な研究をする、そして研究成果を事業化して関連産業を集積する。そのように医療クラスターを発展させていきます。

Ⅰ 病棟の構成

10階は2病棟を1看護単位で運用。特別個室はAタイプ2室、Bタイプ4室、Cタイプ4室、計10床及び特別ラウンジを整備。特A・Bは50~70㎡の広さ確保。

2病棟の病室構成は基本同じ。重症者個室のうち1室は感染症対応。4床室は、2スパンで1室とし、ベッド間の仕切りを延ばすことで個室化。

2病棟の病室レイアウトは基本同じ。重症者個室のうち1室は感染症対応。4床室は、2スパンで1室とし、ベッド間の仕切りを延ばすことで個室化。

8~10階の心臓血管病棟との連携を考慮し、高度心不全治療及び心移植・再生医療ユニットの2病棟並びに心臓リハビリテーションを配置。

脳卒中患者を中心とした早期脳リハビリテーションを行うため、脳血管病棟及び脳リハを同一フロアに集約。脳血管3は、SCU、NCUからの転棟患者を対象とし、リハビリと同じ並びに配置。

PICU・NICU・GCU・産婦人科・小児・成人先天性心疾患を1フロアに配置。LDR2室、手術室1室。また、将来的な母胎胎児集中治療が可能となる設備を整備。

術後等の患者を1フロアに集約。手術、カテ、救急等との効率的な動線を確保。各集中治療室は同じ広さ・設備とし、心臓血管系、脳血管系は、一体連携可能。

救急外来・カテ・画像診断との迅速な動線確保。CCU・SCUは同じ設えで見通しが良く、容態の急変に対応が可能。

循環器予防高血圧・腎・糖尿・心内

心臓血管(内・外科)

心臓血管     心不全

心臓血管(不整脈)

脳血管1(脳外)脳血管3(脳内/脳外)

特別室高機能ドック・治験10階

9階

8階

7階

6階

5階

3階

1階

全体 550床

Ⅲ オープンイノベーションセンター(OIC)

■OICの概要●オープンイノベーションにより最先端医療・医療技術の開発で世界をリード

●革新的な技術・製品を生み出すためには、企業・大学・研究機関の知識・技術の結集が必要

→国循内の“一つ屋根の下に”共同研究拠点「OIC」を設置

■OICの特徴●国循のバイオバンク、創薬オミックス解析センター、統合情報センター、コホート研究(我が国唯一の都市型コホート)等のビッグ

データや試料等の利用が可能

●建物内の動物実験施設やトレーニングセンターの活用が可能

●OIC区画と病院・研究所区画が隣接し、国循の研究者等と密接な連携が可能。各所に意見交換が可能なスペースを配置する

と共に、オープンな連携を推進する組織を設置予定

●共同研究のサポートや更なる連携のコーディネートを担当する部門を設置予定

Ⅱ 研究所の構成

分子生物学部、分子生理部、細胞生物学部、生化学部、分子薬理部の5部やP2実験室、低温実験室、セミナー室などを設置

分子病態部、心臓生理機能部、血管生理学部、病態代謝部、病態ゲノム医学部の5部やセミナー室などを設置

先進医工学部門は、人工臓器部、循環動態制御部、画像診断医学部、再生医療部、生体医工学部の5部。研究推進支援部門は、各部門からアクセスしやすい位置に配置

バイオバンク部門は、病院側病理部門との連携を考慮し、同一階に隣接配置創薬オミックス解析センターは、予防医学・疫学情報部に近接する位置に配置

動物実験室は全体共有実験室7室、部専有実験室10室と病理解剖室を設置動物手術室は7室、うち2室はハイブリッド手術室。見学廊下も設置

病院とサイクロトロンの共用が可能な位置に特殊実験室を配置

研究開発基盤センターは、予防医学・疫学情報部、知的資産部、臨床研究部、教育推進部、データサイエンス部、セルプロセッシングセンター、トレーニングセンターで構成情報統括部は、国循全体の情報系システム運用のマネジメント、各部門の事業支援を行うため、研究所と病院の中間に配置

基礎医科学部門

病態医科学部門

研究推進支援部門

創薬オミックス解析センター

循環器病統合情報センター

実験動物飼育室

実験動物飼育室

先進医工学部門オープンイノベーションセンターバイオバンク部門オープンイノベーションセンター

研究開発基盤センター

情報統括部

動物実験室

特殊実験室

オープンイノベーションセンター

6階

5階

4階

3階

2階

1階

地下1階

階層 部門構成 特色等

乳幼児PICU・NICU・GCU 産婦人科

ICU

CCU

NCU

小児 成人先天性疾患

SCU

心臓血管(肺循環)

心臓血管(血管外科)

心移植再生医療ユニット脳血管2(脳内)

機械室

機械室

ガンマナイフ・PET・サイクロトロン・薬剤・栄養

病 棟

病 棟

病 棟

病 棟

病 棟

病 棟

医局・管理・教育・安全

ICU・NCU

機械室

会議室

予防健診

食堂

駐車場

手術・透析・病理 中材

外来 検査

救急 画像診断CCU・SCU

受付・医事エントランス

O I C

O I C

ヘリポート

心リハ

脳リハ

分娩

機械室

研究室(基礎医科学部門)

研究室(病態医科学部門)

研究室(先進医工学部門)

オープンイノベーションセンター

研究開発基盤センター

動物手術室 動物実験室

動物実験室特殊実験室(RI)

実験動物飼育室

実験動物飼育室

RF

10F

9F

8F

7F

6F

5F

4F

3F

2F

1F

B1F

断面構成図

階層 病棟構成 特色等

Page 4: スオッチ - ncvc.go.jp · PDF fileq e+ ´Z ·ï» x z ¢ ¤ è £ å D z å DT Z ~ ` z ¢ R £ å Dtx qæ S O ^ ttz ¢ R £ å DT qZ C O

6

循環器疾患の病態解明と診断・治療への展開実績

JR岸辺駅を中心とした吹田市、摂津市をまたぐ東西3.5キロの吹田操車場跡地に

「緑と水につつまれた健康・教育創生拠点」の創出をコンセプトに土地区画整理事

業により整備された土地で、岸辺駅から貨物線路敷を挟んで北西側に位置する一街

区である。岸辺駅からのアプローチには貨物線路敷を渡る自由通路が設けられてい

る。敷地北西側は都市計画道路を挟んで住宅地があり、南西側の街区には商業施設

及び吹田市民病院の建設が進んでいる。北東側は市境、摂津市緑道に接している。

施設概要

所在地:大阪府吹田市岸部新町24番敷 地:30,585.17㎡建 物:129,881.84㎡病床数:550床外 来:700~800人/日診療科目:28診療科

地下2階 / 地上10階 / 塔屋2階、駐車場304台

遺伝性心疾患、生活習慣病に伴う心疾患の病態解明を推進し、さらにその病態診断・治療戦略を展開してきました。移転後も最先端生命科学研究と医工学研究を発展させ循環器病制圧に臨みます。

Ⅳ 循環調節分子(心房性利尿ペプチドファミリー分子)  の診断応用と心不全・癌治療

Ⅲ 革新的な医療機器の開発

■先進医工学技術による機器開発

Ⅴ 遺伝子改変動物と高精度画像診断(放射光)  による循環病態生理解明

■多孔化カバーステント(NCVC-CS1)

Ⅰ 診療実績

ANP

(1984)

● 心不全の治療薬(1955)

BNP

(1988)

● 心不全の診断薬(1996)

CNP

(1990)

● 血管内膜肥厚の抑制作用● PCI後の再狭窄予防薬● 心筋の線維化抑制作用● 血管新生促進作用● 心筋梗塞・心不全治療薬

臨床応用に向けて検討中

既に臨床で使用

■OICの概要●オープンイノベーションにより最先端医療・医療技術の開発で世界をリード

●革新的な技術・製品を生み出すためには、企業・大学・研究機関の知識・技術の結集が必要

→国循内の“一つ屋根の下に”共同研究拠点「OIC」を設置

■OICの特徴●国循のバイオバンク、創薬オミックス解析センター、統合情報センター、コホート研究(我が国唯一の都市型コホート)等のビッグ

データや試料等の利用が可能

●建物内の動物実験施設やトレーニングセンターの活用が可能

●OIC区画と病院・研究所区画が隣接し、国循の研究者等と密接な連携が可能。各所に意見交換が可能なスペースを配置する

と共に、オープンな連携を推進する組織を設置予定

●共同研究のサポートや更なる連携のコーディネートを担当する部門を設置予定

人工心臓開発

カバードステント開発

肥大型心筋症マウス 対照マウス

領 域 項 目 名

心 臓 血 管 領 域

脳 血 管 領 域

小 児 科 領 域

件 数

2014年1月~12月 2015年1月~12月 2016年1月~12月

心臓血管カテーテル検査

冠動脈ステント

カテーテルアブレーションによる不整脈治療

開心術

冠動脈バイパス手術

弁膜症手術

大動脈瘤手術

大動脈ステントグラフト内挿術

補助人工心臓(LVAS)装着手術

心臓移植

t-PA実施数

脳神経外科手術(総数)

脳血管内治療(総数)

脳動脈瘤コイル塞栓術(破裂・未破裂)

頸動脈ステント留置術

急性期血行再建術

小児心臓カテーテル検査・カテーテル治療

カテーテルによる心房中隔欠損閉鎖術

このうち退院時の日常生活自立率 (modified Rankin Scale 0-2)

3,594

449

488

510

180

262

283

115

21

5

71

48%

687

132

62

11

29

657

83

3,857

523

505

645

164

312

300

138

28

11

107

49%

737

211

58

22

69

684

70

3,904

686

508

778

164

337

394

149

39

20

124

57%

724

231

75

31

78

705

90

カテーテル検査・治療

手 術

治 療

脳神経外科手術

脳血管内治療

治療

Ⅱ 高度・専門的な医療の提供

(図1)僧帽弁閉鎖不全症(MR)に対する カテーテル治療(AVJ-514)の治験

(図2)僧帽弁置換術後弁周囲 逆流に対する経カテーテル逆流孔 閉鎖術

人工心肺を使用しない手術や低侵襲手術を積極的に施行

(写真はダヴィンチロボットシステム)→

■僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテル治療 開心手術が困難な症例に対するカテーテル治療の治験において、国内第一症例の登録に成功。当センターの平成27年度症例登録数は10例で、国内最多となった。(図1)

■僧帽弁置換術後弁周囲逆流に対する 経カテーテル逆流孔閉鎖術 「STOP-PARA study」という臨床研究において、心尖部アプローチによる経カテーテル逆流孔閉鎖術を国内で初めて成功させ、従来よりも低侵襲・短時間での治療を可能にした。(図2)

■急性期脳梗塞患者に対する再開通治療 静注血栓溶解療法107件、急性期脳血管内治療69件と共に国内1位の実績を挙げた。

●治験治療例(大型内頚動脈瘤)

●治療のイメージ

治療前

バルーンカテーテルマウント時 バルーン拡張後

NCVC-CS1留置直後

早期・探索的臨床試験拠点としての医療機器開発プロジェクト(MeDICIプロジェクト)において、世界に先駆けて開発した“多孔化カバードステント(NCVC-CS1)”のFirst in human試験を医師主導治験として進行中。

●形状 オーバーザワイヤー型のバルーンカテーテル上にカバードステントを搭載したカバードステントシステム

●ステント本体 L605コバルトクロム合金●カバーフィルム 多数の微細孔が形成された ポリウレタン製フィルム

右心房

左心室

左心室

右心室

カテーテル

人工弁

心尖部

ワイヤー

心臓・血管ホルモンナトリウム利尿ペプチド・ファミリー

●対象:現在の治療法では根治困難な内頚動脈や椎骨脳底動脈に未破裂脳動脈瘤を有する患者に留置し、治療後180日までの安全性と性能を評価●対象症例数:12例  ●期間:平成28年5月9日から2年間 

(画像提供:グッドマン社)

5

Page 5: スオッチ - ncvc.go.jp · PDF fileq e+ ´Z ·ï» x z ¢ ¤ è £ å D z å DT Z ~ ` z ¢ R £ å Dtx qæ S O ^ ttz ¢ R £ å DT qZ C O