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[概 要 版]

[概 要 版] - Kawachinagano集約連携都市(ネットワーク型コンパクトシティ) 2 将来都市構造 「都市づくりの基本理念」を踏まえた「都市の将来像」の具体的な形や規模、配置や仕組みを示す将来の

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  • [概 要 版]

  • ○自然(緑)の豊かさが際立つ都市

    ○近くて深い自然と都市的な利便性・ライフ

    スタイルが共存する都市

    ○中世に花開いた多くの歴史文化が薫る都市

    ○交通の要所として産業が元気な都市

    ○災害に充分に備えた心強い都市

    ○事故や犯罪が少ない安全・安心な都市

    ○人口が減少しても心豊かに暮らせる都市

    ○市民参加、協働、地域のつながりにより、

    みんなでまちづくりができる都市

    自然・歴史文化が暮らしを彩り、

    多様な個性ある地域がつながりあう都市

    都市計画マスタープランとは 都市計画マスタープランの構成

    都市づくりの基本理念 都市の将来像

    魅力(地域資源)を活かした都市づくり

    安心して暮らせる都市づくり

    持続発展できる都市づくり

    都市計画マスタープランとは、都市計

    画の土地利用、施設整備・開発事業などの

    基本となるものです。長期的な視点に立

    った都市の将来像やその実現に向けた方

    針を明らかにするもので、都市づくりを

    進めていくための指針となるものです。

    都市計画マスタープランで示す将来像

    は、広く市民や事業者などに共有され、都

    市づくりの方針に基づき、市民・事業者・

    行政などのそれぞれが互いの役割を持っ

    て実現していくための羅針盤となりま

    す。

    自然

    資源

    産業

    防災

    交通

    協働

    拠点

    本市の都市づくりを進めていくうえで、今後普遍

    的に変わらない「都市づくりの基本的な考え方」とし

    て、次の3つの理念を掲げます。

    「都市づくりの基本理念」のもと、河内長野市が目

    指す目標としての「都市の将来像」とそれを支える7

    つの柱を次のとおり設定します。

    [都市の将来像を支える7つの柱]

    豊かな自然に囲まれた都市的生活が可能な都市

    継承し続ける伝統・歴史文化や地域資源などが誇れる都市

    力強い産業が創造・発展する都市

    まとまりある生活圏(拠点)が互いに連携しあう都市

    防災・防犯力が高い都市

    南河内の交通拠点として市内外がネットワーク化され移動が便利な都市

    市民・事業者・来訪者の活動がまちづくりのエンジンとなる都市

    理念 1

    理念 2

    理念 3

    1

    《都市の将来像》

  • 集約連携都市(ネットワーク型コンパクトシティ)

    将来都市構造

    「都市づくりの基本理念」を踏まえた「都市の将来像」の具体的な形や規模、配置や仕組みを示す将来の

    都市構造として、次のとおり示します。

    ●市内を南北に鉄道が貫き、5つの谷や丘陵部を切り開いた住宅地が広範囲に広がる本市の特徴を踏

    まえ、「拠点」と「ネットワーク」により構成する集約連携都市(ネットワーク型コンパクトシテ

    ィ)を目指します。 ●「拠点」と市民生活が営まれるそれぞれの生活圏を含む「地域圏」、「地域圏同士」「市外との広域

    連携」など、道路や公共交通などの交通基盤、人的資源や地域のつながりを含めた、人、モノ、情

    報の交流が行われるネットワークを形成し、それぞれが有機的に連携・補完することで、質の高い

    暮らしを創出します。

    将来都市構造図

  • 将来都市構造「集約連携都市」の実現のため、「住宅ゾーン」「商業ゾーン」「工業ゾーン」を下記のと

    おり設定します。また、「実情にあわせた土地利用を行う地域」では、ルール作り、用途変更や地区計画

    などの手法の活用を検討し、計画的なまちづくりを行います。

    1 土地利用の方針

    分野別方針

  • 2 拠点・市街地整備の方針

    ①都市拠点づくり

    ②行政拠点づくり

    ③地域拠点づくり

    ④丘の生活拠点づくり

    ⑤地域活性・交流拠点づくり

    ⑥小さな拠点づくり

    拠点整備の方針 [

    ①地域性ある市街地などの形成

    ②拠点周辺市街地(歩いて暮らせ

    るゾーン)の整備

    ③丘の市街地の再生

    ④交通軸沿道の市街地の形成

    ⑤住工共生する市街地の形成

    市街地整備の方針 [

    ①総合的な住宅施策の推進

    ②魅力ある集合住宅の供給

    ③多様な住宅・住宅地の形成

    ④まちの再生に向けた住み替えの

    促進

    ⑤空家・空地対策

    住環境整備の方針

    3 都市施設の整備方針

    ①広域交通軸・都市環状の形成

    ②拠点形成の礎となる道路等施設

    の整備

    ③歩いて暮らせるゾーン(拠点周

    辺市街地)の整備

    ④地域圏の連携

    ⑤地域資源を活用した質の向上

    ⑥安全・安心な道路環境の形成

    ⑦市民参加による管理の推進

    道路など [

    ①拠点の連携

    ②地域と拠点の連携

    ③市民協働による交通システム

    ④環境にやさしい交通

    公共交通環境 [

    ①広域的観光・レクリエーション

    施設の保全・整備

    ②市街地内緑地の保全、身近な憩

    いの場の整備・維持

    ③拠点の魅力を高めるオープンス

    ペースの創出

    ④市民参加の促進

    ⑤河川の多様な機能の活用

    公園緑地・河川

    ①安全な上水道の安定供給

    ②安定した下水道の整備と管理

    上下水道

    ①公共施設のストックの有効活用

    ②福祉のまちづくりの促進

    ③地域のコミュニティ活動の支援

    ④その他都市施設の適正運営

    その他施設

    4 都市環境・景観形成の方針

    ①自然的環境・景観の保全

    ②歴史的・文化的景観資源の保全

    と活用

    ③都市的景観の形成

    ④市民参加の促進

    都市環境・景観形成

    5 都市防災・防犯の方針

    ①災害危険箇所の安全対策

    ②防災都市基盤施設の整備、防災

    機能の強化

    ③広域的な防災の役割を担う拠点

    の整備

    ④構造物の安全化の促進

    ⑤安全生活圏の形成

    ⑥防犯機能の向上

    ⑦防災・防犯のコミュニティの育

    都市防災・防犯

  • 5 つの谷について

    本市の奥深い河川渓谷に位置した旧村

    圏とかさなる「5 つの谷」は、それぞれが独自に豊かな資源や生きた文化財を有す

    る自立した地域です。 現在、この5つの谷を接続する都市環

    状・広域農道(ふるさと農道)の整備を推

    進していますが、これの開通によって、今

    後5つの谷はこれまではなかった緊密な

    連携が可能になります。 本市では谷ごとの大切な宝、地域資源を

    有効活用しながら、更に都市環状・広域農

    道の開通を契機に、谷筋間の交流を活性化

    し、5つの谷・農山村集落の維持や活性化

    を目指します。

    地域別構想

    地域別構想の考え方

    地域別構想は「集約連携都市(ネットワーク型コンパクトシティ)」の実現に向け、先行して進める

    べき重点的取り組みを地域圏ごとに示します。 地域圏は、コンパクトシティの拠点である主要 3 駅周辺の「都市拠点」(河内長野駅周辺)「地域拠

    点」(千代田駅周辺、三日市町駅周辺)のいずれかを含み、その拠点から公共交通ネットワークで結ば

    れた鉄道駅勢圏とします。先行して進めるべき重点的取り組みは、「都市の将来像を支える7つの柱

    (自然、資源、産業、防災、 交通、拠点、協働)」が多角 的に実現でき、実現効果の 高いものとし、積極的に推 進していきます。

    [地域の設定]

  • 千代田駅地域圏の方針 ①傾斜地緑地(グリーンベルト)や寺ケ池公園の保全、活用

    ②千代田駅と生活圏をつなぐ交通手段の確保

    ③地域拠点として千代田駅周辺の機能 強化

    ④千代田駅周辺の歩いて暮らせるゾーンの形成

    ○地域が活動・管理する緑地保全活動、 寺ケ池公園管理

    ○持続発展できる交通手段の確保

    ○バス利用の増進 ○都市機能の集積

    ○歩行者系ネットワークの整備 ○暫定ポケットパーク、休憩スペースの創出

    河内長野駅西地域圏の方針 ①都市拠点と行政拠点をつなぐシンボルロードの整備

    ○シンボルロードの整備

    ②石川水辺空間を活かす交流資源の開拓

    ○石川 3 水辺空間ネットワーク(旧高野街道、地域活性・交流拠点、滝畑地区)の形成

    ○河内長野駅を中心に旧高野街道、石川を巡る散策路の整備

    ③上原・高向の広域幹線軸沿いの計画的なまちづくりの推進

    ○農業の保全に配慮しつつ、産業施設を中心とした土地利用の促進

    ④都市拠点として河内長野駅周辺の機能強化

    ○都市機能の集積 ○まちなか広場の整備 ○都市拠点の整備 ○まちなか居住の推進

    ○赤峯トンネルから堺市に続く幹線道路の整備

    ○広域防災拠点の整備 ○小山田の新たな産業地の形成

    ○歴史文化遺産を活かした活性化、交流人口の増加

    ⑤市内外をつなぐ広域幹線軸となるアクセス道路の整備、新たな産業地の形成

    ⑥金剛寺などの歴史文化遺産を活かした地域の活性化

    【将来像】緑が日常にあふれ、駅前が便利な暮らし心地のよい地域

    【将来像】石川を軸に森・里・まちの拠点が連なり、市の顔として

    活力を牽引する地域

  • 河内長野駅東地域圏の方針 ①河内長野駅周辺の水・緑・歴史の回廊 形成

    ②観心寺、河合寺などの歴史文化遺産を活かした地域の活性化

    ③コミュニティ醸成の場となる小さな 拠点の形成

    ④河内長野駅周辺の定住促進、歩いて 暮らせるゾーンの整備

    ○河内長野駅を中心に旧高野街道、石川を巡る散策路の整備

    ○歴史文化遺産を活かした活性化、交流人口の増加

    ○誰かいつもいる小さな拠点づくり

    ○低利用地での住宅供給など多様な機能の誘導

    ○歩行者系ネットワークの整備 ○暫定ポケットパーク、休憩スペースの創

    【将来像】奥深い自然、歴史・文化に包まれた市の魅力がつまった

    地域

    三日市駅地域圏の方針 ①史跡烏帽子形城跡、三日市宿場町などの歴史を活かした地域づくり

    ②開発団地の生活サービスを担う丘の 生活拠点の形成

    ④地域拠点として三日市町駅周辺の機能強化

    ○旧三日市宿を中心とした地域の歴史的景観を活かした環境の向上、地域活性化

    ○丘の生活拠点としての都市機能の集積 ○持続発展できる交通手段の確保

    ○中古住宅の流通促進 ○空家・空地を地域資源として有効活用 ○まちの資源を活かした地域のブランド

    化 ○歩行者系ネットワークの整備

    ○都市機能の集積

    【将来像】新たな住まい方を次代に発信する地域

    ③ニュータウン再生のモデルづくり

    ⑤三日市町駅周辺の歩いて暮らせるゾーンの形成

    ○未利用地、市街化調整区域での土地利用の誘導

    ○歩行者系ネットワークの整備 ○暫定ポケットパーク、休憩スペースの創