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SketchUp研究会 第4回定例会
建築VRを作る方法
2016.08.05DVERSE Inc. CTO 高田
1
1. Unityについて
2
Unityとは
マルチプラットフォームに対応した、人気の高い3Dゲームエンジンの1つ
http://unity3d.com/jp/unity
⇒リアルタイムに3Dコンピュータグラフィックを描画する環境 3
ゲームエンジンとは
ゲームエンジンの要件
⇒建築向けのプレゼンテーション/シミュレーションのビジュアライズに利用
1 リアルタイムレンダリング ・3D描画(ワールド座標→スクリーン座標)・ライティング、影
2 物理演算 ・重力等の力の作用・物体の衝突・摩擦
3 マルチプラットフォーム対応 ・Windows / Mac OS X・iPhone / Android / Windows Phone・PlayStation / Xbox・VR機器(Oculus Rift / HTC Vive等)
4 スクリプティング ・自由にロジックを組める(動的なコンテンツ)・プログラミング言語またはビジュアルスクリプティング
4
Unity5の特徴
Unity5の注目すべき変更点
⇒SketchUpの高品位なリアルタイムレンダラーとして利用可能
⇒今流行りのVRコンテンツも簡単に作成できる
Ver. リリース日 変更内容
5.0 2015/3/3 ・価格/ライセンス体系変更→Personal Edition(無料)でUnity4 Pro(有料)機能が利用可能に
・GI(拡散反射光)/物理ベースシェーダー対応→高品位なリアルタイムレンダリング
5.1 2015/6/9 ・VR(バーチャルリアリティ)にネイティブ対応→別途プラグインを使わずに、Oculus Rift向けコンテンツが作成可能
・SketchUp対応→skpファイルが直接インポート可能に
- 2016/6/8 ・ライセンス体系変更→Personal(無料、~10万USD/年)/Plus(4,200円/月、~20万
USD/年)/Pro(15,000円/月)/Enterprise(お問合せ)
5.4 2016/7/28 ・OpenVR(SteamVR/HTC Vive)、Playstation VRにネイティブ対応→UnityだけでHTC Vive向けコンテンツが作成可能
※SketchUp 2016形式には未対応(2015形式で保存すればOK)
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2. 10分で作る建築VR
6
1. PCにOculus Riftを接続
2. Unityを起動
3. UnityのVR設定
4. SketchUpファイルをUnityにインポート
5. シーンにSketchUpモデルを追加
6. シーンに背景画像(Skybox)を設定
7. シーンにプレイヤー(FPSController)を追加
手順
7
【実演】 Oculus RiftでSketchUpの建物内を歩くまで
8
UnityのVR設定
1. メニュー「Edit → Project Settings → Player」を選択
2. 「Other Settings」の「Virtual Reality Supported」にチェック
3. HTC Viveの場合は、「Virtual Reality SDKs」に「OpenVR」を追加
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SketchUpファイルをUnityにインポート1. 「Project」ビューにSketchUpファイルをDrag&Drop
2. 「Inspector」ビューで「Generate Colliders」にチェックし、「Apply」ボタンをクリック
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シーンにSketchUpモデルを追加1. 「Project」ビューのSketchUpモデルを「Hierarchy」ビューまたは「Scene」ビューにDrag&Drop
2. 実行ボタンをクリックして、Oculus Riftで見れるか確認
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シーンに背景画像(Skybox)を設定(1/3)1. 「Project」ビューに360°パノラマ画像(Equirectangular形式)をDrag&Drop
2. 「Texture Type」から「Cubemap」を選択し、「Apply」ボタンをクリック
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シーンに背景画像(Skybox)を設定(2/3)1. 「Project」ビューの「Create」メニューから「Material」を選択し、Skyboxマテリアルを作成
2. 作成したSkyboxマテリアルの「Shader」で「Skybox/Cubemap」を選択
3. 「Cubemap」に、先ほど作成した「Project」ビューCubemapをDrag&Drop
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シーンに背景画像(Skybox)を設定(3/3)1. メニュー「Window → Lighting」を選択
2. 「Skybox」に、先ほど作成したSkyboxをDrag&Drop
3. 実行ボタンをクリックして、Oculus Riftで見れるか確認
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シーンにプレイヤー(FPSController)を追加(1/2)1. メニュー「Assets → Import Package → Characters」を選択
2. ダイアログボックスの「Import」ボタンをクリック
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シーンにプレイヤー(FPSController)を追加(2/2)1. 「Project」ビューから、「Assets / Standard Assets / Characters / FirstPersonCharacter / Prefabs」
フォルダーを選択
2. 選択したフォルダー内の、「FPSController」プレハブを「Scene」ビューにDrag&Drop
3. 実行ボタンをクリックして、Oculus Riftで見れるか確認
16
3. SYMMETRYについて
17
SYMMETRYとは
3D CADデータに対して、VR技術を使って、
を行うツールです。18
Visualization
Presentation
Communication
Collaboration
UnityのSketchUp対応と制限事項
⇒SYMMETRYが解決します!
http://docs.unity3d.com/Manual/HOWTO-ImportObjectSketchUp.html
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SYMMETRYを使うメリット
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機能 Unity標準 SYMMETRY 備考
環境
VR対応 ○頭の位置と回転
◎頭に加えて手に対応
Oculus Rift / HTC
Viveに対応
インポート
マテリアル/テクスチャ △均一な質感
○素材ごとに最適な質感
SketchUp標準マテリアルを自動変換
ジオロケーション △データ読み込みだけ
○日光シミュレーション可能
シーンアニメーション △データ読み込みだけ
○VR内で移動可能
レイヤ ×非対応
○プレゼン時にON/OFF可能
編集
編集操作の分かりやすさ ×項目が多く、用語が難解
○簡易なGUI操作のみ
原則、プリセットを選択する方式
VR空間でのシーン編集 ×不可
○直観的でリアルタイムな編集が可能
未来のクリエイティブ環境を先取り
シーンの素材 △Asset Storeは品質バラバラ
○VRに最適化された素材集
パフォーマンスと品質を調整済み
プレゼンテーション
SketchUpシーンの巡回 ×機能なし
○シーンの巡回が可能
自由移動と固定移動の選択が可能
動的な挙動 △固定アニメーションのみ
○プレイヤーにリアルタイムに反応
手で触ると、何らかの反応を返す
環境シミュレーション △物理挙動
○物理挙動、日光/影、天候等
シミュレーション結果の可視化にも対応
便利なツール ×機能なし
○距離測定や写真撮影が可能
ツールは適宜ニーズに合わせて追加予定
※機能詳細および提供時期については未定です。
【実演】 環境シミュレーション/便利ツールのデモ
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【展示】 VR空間でのシーン編集のデモ
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ご清聴ありがとうございました。
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