Ir Higuchi

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函館

大沼

松前

もくじ

ゴールデンウィークの連休を利用して函館に行くこと

になった。ゴールデンウィークに函館といえば、桜。

札幌生まれ、札幌育ちの私はお花見なんて殆どしたこ

とがない。その上、道内旅行なんてあんまり行ったこ

とないから私はウキウキしちゃってたんだけれど、な

んと今年は4月だというのに以上に暖かい日が続いた。

というわけで、既に桜がちりはじめてるのでは?!と

いう不安要素が一つ。さらに、車で行くのになんと運

転手は過去に3回程車での事故経験があり、バイク修

理(これも事故によるもの)の帰り際におもっきしコ

ケて血だらけになってもう一度修理場まで向かったと

いう経緯の持ち主だ。死ぬかもしれない。

ロリッ子ゆきちゃんに言われた。

「絶対寝ちゃだめだよ。ちゃんと見張ってなきゃだめだ

からね」

うなずく私。無事に帰って来れるといいんだけれど。

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道南が桜の名所だってしってはいたけ

ど、こんなにたくさんの桜がいっぺん

にみれるだなんて!

しかも桜ってものすごい種類があった

んだなぁ。

私は色の薄いやつが好き。

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で、いざ出発したのはいいけれど。つ、つかない。

函館には車で凡そ六時間ほどで着くという。カーナビ

もついてるから別に道に迷った訳じゃないけれど十二

時過ぎに札幌を出発して、夕方になってもまだまだつ

かないのはどういうわけだ。どういうわけかというと、

途中で足湯につかり、きのこ王国をうろつき、コンビ

ニを見つける度に休憩をしていたからだ。仕様がない。

「あ、ここ有名なアイス屋だよ。クミ、よってく?」

「いや、そういうのもういいよ。なんか苦しくなってき

たし」

で、ようやく本気で函館へ向かう私ら。気がつくとあ

たりは真っ暗。もう、函館に今日中につくのは無理な

んじゃないかと諦めかけてたら段々明かりがぽよぽよ

と都会の雰囲気がかもしだされてきた。

「おろー!これが函館では?!!」

「都会だー」

「う、海もあるぜ!」

ばんざーいばんざーい!苦節、凡そ十二時間。昼に出

たのにただ今深夜零時。函館に着いたら、とりあえず

寝た。なんか、今日なんもしてないよね。なんてちら

りと脳裏をかすめたが、とりあえず明日に備え寝るこ

とにした。

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生はやっぱ美味しい

函館つったらやっぱ烏賊だし

思う存分食べようと思ってたのに

でも、あまり食べれなかった

結局食べたのなんて

回転寿しの烏賊だけだし

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ってなんだ?

すっごく濃厚。

陶板焼きで焼いて食べた。

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さて、朝日が昇ると函館の景色もかわる。函館は、

夜景だけではないのだ。それはそれで美しいではない

か。私は大変はしゃいだ。坂の上からみる景色は海を

臨む。わーいわーい。さらに坂の上にある小学校にの

ぼれば、もっといい景色が見えるはず。うん、すごく

いい具合だと、騒ぐ私たち。もっと登ってみよう、もっ

ともっとと走ってる私たちの後ろをいつの間にかおじ

さんもくっついて走っていた。なんかおかしな光景。

心配していた桜も新緑が芽吹きはじめてたものの、ま

だ無事であった。五稜郭のおぞましいほどの桜、宴会

ではしゃぐ人達。あぁ、まじりたい。ていうか、寒い。

バーベキューしているその火であたたまらあせてくれ

ませんか。おまけにお腹空いたから食べ物をわけてほ

しい。だが、さすがにそれは私でも恥ずかしい。おど

おどしていたら、おじさんに写真を撮られた。展覧会

に出展するらしい。これを機にモデルの話がくるかも

しれないという相方を無視して、私は今夜の寝床を考

える。うーん、今日こそ野宿か。そう、今回の旅行は

桜が観れるかわからないから、ろくに宿をとらないで

やってきたのである。桜が散っていないぎりぎりの土

地まで行こう。と、まぁカッコつけたが実際私たちは

ビンボーなのである。だから、車中泊。車中泊、そん

なの無理だよ、やめておきなよ、と友達のありがたい

忠告を無視して私たちはここまできたのであった。何

故なら、本当のところ私はしてみたかったのだ。キャ

ンプすらろくにしたことのない私は、車中泊というワ

イルドな響きにこっそり憧れていた。だが、それはつ

らかった。なんてったって恥ずかしい。それに寒い。

持参したブランケットに顔を埋めてもやはり恥ずかし

いし寒い。結局ろくに眠れず、疲れがとれぬままに次

の日を出発することになった。はからずしも旅中での

車中泊は旅をもっと過酷なものにするだけである。お

すすめはしない。。

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市場では値切って買うのが常

識らしい。

なんだか、東南アジアのおぞ

ましい市場を思い出す。

あのときはあっちもこっちも

泣きながら交渉したものだ。

今回はもちろんそんなことは

なかったけど

市場で買ってその場で剥いて

もらってそれをそのままご飯

にのせて食べた

けど、その生臭さは表現不可。

それともこれがムラサキウニ

ってものなのか?

ウニは大好きだけど、こんな

に磯くさいなんて・・・

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五稜郭タワー

五稜郭タワー

五稜郭公園

函館の夜景

あんみつ

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松前城って小さい!

ビンボーだったのね。

中には習字と絵がいっぱい飾られてたけど

なにせ小さいから親しみやすい

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城のなかにあった絵画。

亀が五匹。なんか武器持ってる

これって、もしかして懐かしの

タートルズなんじゃないかなぁ

つまり、原型。

それも和風仕立て。

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松前で、迷った。だって、公

園がすごく広い。陽はどんどん

くれてゆく。電灯さえろくにつか

ない山のなかで、いくら公園の

敷地内とはいえ、怖い。音がな

い。昼間だったら、さぞかしの

どかだったろう。自分たちのしゃ

べる声だけが閑静な闇の中に静

かに溶けてゆくのだ。ひゃー、

しかも墓地への入り口はあっち、

とかもう勘弁して欲しい。

なんとか、駐車場にもどってき

て、幻ののりべん(!)を食べ、

あわび飯を食べて閉店したお土

産屋をこじ開けて松前漬けを買

い込んだ。帰りにピカチュウの物

まねをしたのだが、なかなか難し

くおよそ半日の松前滞在だった。

 

続いて大沼公園にむかってま

ず、大沼団子で一服。ちっちゃ

いのが箱の中にびっしり入って

たから、食べごたえは抜群。で、

だだっぴろーいひろーい公園を

散策して、帰ってきた。帰りに

みかけた、連結チャリ。先生ら

しき人のかけ声にあわせて漕ぐ

様。あぁ、楽しそう。と思ったら、

通り雨がザザざっとものすっご

い勢いで降ってきた。益々必死に

叫ぶ先生。必死にこぐ生徒たち。

あぁ、私もまじりたかったなぁ

〜。

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幻ののり弁

大沼公園

松山公園

松山の城下町

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無事に帰ってくることができました。

戦利品は、五稜郭タワーで入手した

「新撰組鉢巻き」

飲み会で活躍させる意外

どうしようもない一品である