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WebRTC Meetup Tokyo #3 の発表資料です。
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海外カンファレンス参加報告 WebRTC Summit 2014 Newyork
WebRTC Meetup Tokyo #3 インフォコム株式会社
がねこまさし
WebRTC Summit 2014 NYとは
• Cloud Expo 2014 に併設された、NY初のWebRTCのイベント • 開催日: 2014/6/10(火) ~ 6/11(水)
– ※Cloud Expo は 6/10(火)~6/12(木)
• 開催場所:ニューヨーク – Javits Center、ブロードウェーまで徒歩15分
• Cloud Expo – 最大… 9トラック – 推定参加人数… 3000~5000人 – 推定スーツ率… 40%
WebRTC Summit 2014 NYとは
• Cloud Expo 2014 に併設された、NY初のWebRTCのイベント • 開催日: 2014/6/10(火) ~ 6/11(水)
– ※Cloud Expo は 6/10(火)~6/12(木)
• 開催場所:ニューヨーク – Javits Center、ブロードウェーまで徒歩15分
• Cloud Expo – 最大… 9トラック – 推定参加人数… 3000~5000人 – 推定スーツ率… 40%
• WebRTC Summit – 最大… 1トラック – 目測参加人数…20人 (小さっ!) – 目測スーツ率… 0%
気を取り直して WebRTC Summit 2014 ハイライト
How the Norwegian Red Cross Built a Video Tutoring SoluRon with
WebRTC
Appear.in CEO, Svein Willassen
How the Norwegian Red Cross Built a Video Tutoring SoluRon with WebRTC
• hWp://webrtcsummit.net/node/3003241 • WebRTCを使った無料ビデオ会議サービス Appear.in CEO による、教育での利用事例紹介
• ノルウェーでは Red Cross という大きなボランティア団体があり13万人以上が登録されている
– 山での捜索、救助などが主な作業
• ボランティアの作業の中に、移民の子供を対象とした Leksehjelp (宿題という意味)の学習支援サービスあり – 発音「れくしあるぷ」
hWp://www.rodekors.no/leksehjelp
hWp://www.rodekors.no/leksehjelp
私は宿題の助けが必要!
私は宿題の助けとなるだろう
How the Norwegian Red Cross Built a Video Tutoring SoluRon with WebRTC
• 遠隔地で教室に来れない児童を対象として、オンライン版が以前からあった (MSN messengerベース)。しかし問題が2つ
• (1) 非公式授業 – 教師と生徒がアカウント情報を交換して接続する – 生徒が直接先生を呼び出して非公式なセッションを開始 – 講義の順番が守られない – そのため正式なセッションを申し込んだ生徒に順番が回ってこない
• (2) MSN messenger 終了 – Skypeの買収に伴い、MSN messengerが終了 – サービスを作り直さなければならない
How the Norwegian Red Cross Built a Video Tutoring SoluRon with WebRTC
• そこで、次のバージョンとしてWebRTC (Appear.in)を使ったものをトライアル中
• ビデオチャットはAppear.inそのまま • セッションの予約管理のWebシステムを開発
• セッションの順番が来ると、その時に動的にルームを作成 – → 作成されたルームに、教師と生徒を案内する
ちなみに、Appear.inとは
• アプリケーションとしての完成度が高い • クールな見た目と動きに加えて • ミュート機能やキック機能(不埒な参加者を追い出す)など
• TURN over TCPを提供していて、通常のhWp/hWpsポートだけでFW越え通信ができる
How the Norwegian Red Cross Built a Video Tutoring SoluRon with WebRTC
• Good Points: – セットアップが、MSN messenger に比べて容易
– アカウント情報を交換しないので、非公式なセッションが発生せず、管理された運営ができるようになった
• Bad Points: – カメラを使いたがらない生徒が多い
• 音声も無しのテキストチャットだけを使う生徒もいる • 先生世代はテキストチャットに慣れておらず、十分なコミュニケーションが取れ
ないことがある
– IEでは使えないとの注意書きにも関わらず、IEで接続を試みて失敗するケースが多い
• WebRTCを使ったオンライン教育サービスには大きな可能性と市場がある、との見解
WebRTC Summit 2014 ハイライト
WebRTC and the Customer Experience
LiveOps CTO, Keith McFarlane
WebRTC and the Customer Experience • hWp://webrtcsummit.net/node/2970868 • LiveOps社による コールセンターへのWebRTC導入事例
の紹介 • ある企業のコールセンターの仕組みに、twillioによるWebRTC VoIPとIVR を導入。映像なし、音声のみ
– twillioを使うことで、既存の電話網との接続を実現
– 顧客は既存の電話網(固定電話、携帯)から電話
• 今後 – 顧客側もtwillo/WebRTCを使える様にしていく
– Webサイトで困っているようだったら“Call now”のボタンをポップアップするように → コンバージョンレートが上がるはず
• 最終的に、通信コストは30%ぐらい下がる見通し
hWp://www.liveops.com/
twillio
WebRTC Summit 2014 ハイライト
PracRcal WebRTC: From API to SoluRon
Temasys CTO, Alex Gouaillard
PracRcal WebRTC: From API to SoluRon • hWp://webrtcsummit.net/node/3094577 • Temasys CTOによる、WebRTCの動向についての発表 – Temasysはシンガポールで設立されたスタートアップ – 2年前からWebRTCに取り組んでいる – ※IE用のWebRTCプラグインを公開したことで話題
• WebRTCのAPIの標準化は W3Cのワーキンググループで実施中
• 対してORTCはワーキンググループではなくコミュニティ – → なので標準を決めることはできない
• IETFではセキュリティ関連や、コーデック関連を協議
PracRcal WebRTC: From API to SoluRon • WebRTCに欠けている要素: – サーバー側の仕組みについては何も規定していない
• シグナリングなど
– Peer-‐to-‐Peerが全組み合わせで接続されるフルメッシュ構造 • MCUのようなものが必要
• クラウドファンディングのIndiegogoに、MCUの開発プロジェクトあり(※プロジェクト名メモ忘れた…)
• Appleの中の人と協議中 – iOS用WebKitにWebRTCを組み込むため協力体制を提案中 – 上手く行けば年末までにリリースされるのでは? – ※Temasysにそこまで影響力があるとは思えない…
– Mobile Safariに組み込まれるのではなく、WebKitに • →サードパーティーアプリや、Chromeなどのブラウザで使える
PracRcal WebRTC: From API to SoluRon • IE, Safariのプラグインを提供中
– 最新の規格、実装についていくのが大変。2名専属体制
• PeerConnecRonはGoogle実装とMozzila実装の2通り – TemasysはGoogle実装を採用 – → Chromeとは問題なく通信できるはず
• Recordingの規格 – リリースされたばかりの Firefox 30 で実装された ※試したい
• WebRTC V1 ではSDPを採用、V2では使わない見通し
※Temasys CTOは日本語が話せるし、読み書きもできる → 某KO大学 湘南藤沢キャンパス卒業とのこと (もし来日することがあったら、ゲストスピーカーに…)
WebRTC Summit 2014 ハイライト
WebRTC -‐ The Promise of a Paradigm shij in B2C
Customer CommunicaRons
Aspect, Tobias Goebel
WebRTC -‐ The Promise of a Paradigm shij in B2C Customer CommunicaRons
• Aspectではコールセンター向けソリューションを販売 – カスタマーサポートサイトに段階的にWebRTCを組み込んで
いるところ
• サイトに入力済の情報はオペレータに引き継がれる – アカウント情報、製品情報、開いているFAQページなど – 従来の電話の場合はIVRで改めて入力しなければならず、非
常に面倒。離脱率も高い。
• 副次的な効果として、ビデオチャットにすると顧客の満足度がある(安心する)
• さらにオペレータのモチベーションも向上する、らしい – この人の問題を解決したい、と思うらしい ※本当??
WebRTC -‐ The Promise of a Paradigm shij in B2C Customer CommunicaRons
• 電話/Web/モバイルアプリの複数手段を提供するだけのMulR-‐Cannelではなく、融合させたOmni-‐Channelを目指している – 履歴や直前の操作が共有され、Webで調べていた情報について、アプリ
で引き続き調べたり、電話ですぐに聞けるようにすることを目指している – ※完成イメージ映像によるデモあり
– Webサイトでログインしてサポートサイトを検索 – iPhoneアプリでログインすると、検索していた状況が再現 – そこから音声通話すると、「○○さんですね、××の件での問い合わせです
か?」と確認される
• コールセンターでの利用は他のカンファレンスでも何度か語られている
• → コンテキストを理解しているコンタクトセンターの実現という切
り口を、具体例で説明していた
hWp://jp.aspect.com/Pages/default.aspx
WebRTC Summit 2014 まとめ
• 全体を通して、WebRTC セッションは小規模 • 少人数な分、みな顔なじみになり、ちょっとした連帯
感が漂っていた • キーマンであるAppear.inのCEO、TemasysのCTOと直
接話が出来たのがラッキーだった
• ちなみに、参加者にはIntelの中国の人が1人 – → 翌月、Intel CollaboraRon Server for WebRTC 発表 – hWps://sojware.intel.com/sites/landingpage/webrtc/
WebRTC Summit 2014 まとめ
• 全体を通して、WebRTC セッションは小規模 • 少人数な分、みな顔なじみになり、ちょっとした連帯
感が漂っていた • キーマンであるAppear.inのCEO、TemasysのCTOと直
接話が出来たのがラッキーだった
• ちなみに、参加者にはIntelの中国の人が1人 – → 翌月、Intel CollaboraRon Server for WebRTC 発表 – hWps://sojware.intel.com/sites/landingpage/webrtc/
いつもの一言:Intel Server for WebRTC, 使えた人が居たら、教えてください!
END
ありがとうございました