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1から学ぶクラウドのセキュリティ勉強会@北九州 HAW International, Inc 2014. 8. 23 安土 茂亨 AWSに組み込まれている セキュリティ機能

1から学ぶクラウドのセキュリティ勉強会@北九州「AWSに組み込まれてるセキュリティ機能」

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1から学ぶクラウドのセキュリティ勉強会@北九州 2014.08.23 「AWSに組み込まれてるセキュリティ機能」

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1から学ぶクラウドのセキュリティ勉強会@北九州

HAW International, Inc  2014. 8. 23 安土 茂亨

AWSに組み込まれている

セキュリティ機能

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自己紹介 (安土 茂亨)

株式会社ハウインターナショナル

● Cloud Integratoin Service(クラウドに特化したシステム設計、環境構築、運用監視、 etc..)

● クラウドに特化した受託開発

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AWSでのセキュリティの考え方

共有責任モデル

(Shared Responsibility Model)

● 物理的なセキュリティ○ 場所の秘匿○ 全アクセスをロギング○ 物理アクセス可能なスタッフは論

理アクセス不可能● VMのセキュリティ

○ インスタンスの隔離○ 別のEC2のインスタンスデータの

読み取りは不可能○ APIのエンドポイントSSL

● ネットワークセキュリティ○ SGの設定に従ったアクセス制御○ ポートスキャンの検知・ブロック

● OSより上の階層の設定

● OSのファイアウォール

● ネットワーク設定

● SGの管理

● アカウント管理

● アプリケーションのセキュリティ

よくあるいつも気をつけていないといけないこと。

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AWS独自のセキュリティ関連機能

● セキュリティグループ

● VPC(Virtual Private Cloud)

● IAM(Identity and Accesss Management)

● MFA(Multi Factor Authentication)デバイス

● ストレージの暗号化

● Trusted AdvisorAWSセキュリティセンター

http://aws.amazon.com/jp/security/

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セキュリティグループ

EC2のインスタンスのトラフィックを制御する仮想ファイアウォール

Amazon EC2

Inbound、Outboundのトラフィックをプロトコル、

ポート、Sourcsを指定して制御

Inbound

Outbound

security group

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VPC(Virtual Private Cloud)

virtual private cloud

AWS cloud

コーポレートDC

Public subnet Private subnet

Amazon EC2 Amazon EC2

オンプレサーバ

VPN

論理的に分離した仮想ネットワーク環境を構築

IPレンジ

Subnet

ルートテーブル

Gateway

インターネットからのアクセスを許可するPublic Subnet

インターネットからのアクセスは許可せず、既存データセンターからのアクセスを許可するPrivate Subnet

セキュリティグループ、ACLでセキュリティ制御

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Private Subnetへの接続方法

① 専用線接続DC or オフィスとAWS間をインターネットを介さずに

専用線経由でアクセス。AWS Direct Connect

customer gateway

virtual private gateway

VPN connection

②ハードウェアVPN接続DC or オフィスのルーターとAWSの仮想ゲートウェイを

IPSec VPNで接続。

③ソフトウェアVPN接続Public Subnet内のインスタンスに構築したOpenVPN Serverを経由しPrivate Subnetに接続。

instance

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VPCのネットワークACL

VPC subnet

security group

Amazon EC2

Network ACL

Subnet内のトラフィックを制御するファイアウォール

セキュリティグループ ネットワークACL

インスタンス単位で設定 Subnet単位で設定

許可するルールのみ設定可能

許可ルールと拒否ルールを設定可能

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IAM(Identity and Access Management)

● AWSサービスにアクセス可能な個々のユーザを作成

● ユーザ個別にセキュリティ認証情報

(パスワード、アクセスキー、MFA)を設定

● 各AWSサービスへのPermission設定

● ユーザの集合に対して権限設定できるグループ

● AWSサービスにアクセスできる権限を定義し、AWSサービスに適用でき

るRole

● IAM Role for EC2 Instance

EC2起動時にインスタンスに適用するRoleを指定すれば、Roleの権限

によって、そのインスタンスから他のAWSサービスへアクセス可能に。

user

group

role

instancerole

適用 Roleに定義された権限を有するアクセスキーが自動的に配信され

定期的に更新される

APIやSDKを利用しAWSリソースにアクセスする際

のアクセスキー等

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MFAデバイス

ユーザ名とパスワードに加えて

MFAデバイスからの認証コードを使って

認証を行う仕組み。

購入するにはUS amazon.comのアカウントが必要

スマホ向け仮想MFAアプリ

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ストレージの暗号化

Amazon S3

Server Side Encryption

アップロード 暗号化

AWS側で生成したキーで暗号化

Client Side Encryption

アップロード

アップロード

暗号化

自前のキーを使用暗号化後はメモリ

上から削除

Ruby

Java

暗号化

クライアントサイド暗号化

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ストレージの暗号化

Amazon RDS

SSLによる通信の暗号化

instances

SSL

透過的なデータ暗号化(TDE)をサポート

暗号化/復号化のオーバヘッドは発生

● ストレージに書き込まれる前にデータを暗号化

● ストレージから読み込まれた後にデータを復号化

Amazon EBS

EBS Volumeの暗号化をサポート

volumeinstanceM3、C3、R3、CR1、G2、I2ファミリーのみサポート

スナップショット作成アタッチ

snapshot

スナップショットも自動的に暗号化※Root Volumeの暗号化は不可

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Trusted Advisor最近、無料化

(4プラクティス)

● 特定のポートに対して無制限アクセスを許可してないか?

● ルートアカウントでMFAが無効でないか?

● EC2のインスタンスやEBSボリュームが80%超えてないか?

● 最近EBSのSnapshotが取られてない?

● ロードバランサの最適化の提案