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大容量データのバックアップ よくあるストレージスナップショットとは ストレージの会 1193日土曜日

大容量データバックアップ

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大容量データのバックアップよくあるストレージスナップショットとは

ストレージ友の会

11年9月3日土曜日

データインフレ時の課題TB(テラバイト)級のデータを、バッチウィンドウ内でにバックアップできるのか

バックアップ中のデータの更新はどうする

オンラインバックアップ時の業務への影響(負荷)が気になる

ネットワークの負荷が気になる

11年9月3日土曜日

大容量データバックアップの救世主 ~snapshot~

ある時点のファイルシステム・ボリュームの静止点を取って、あたかも、他のデバイスに瞬時にコピーさせたかのように振る舞わせる行為、またはその様子。

ある瞬間のデータの状況が、二つ同時に存在している

11年9月3日土曜日

snapshot とは何者か

コピー元の領域 コピー先の領域

snapshot を発行した直後・・・。

コピー元の領域を参照するリンクが作成される

従って、コピー先となる領域へアクセスすると、実際はコピー元のデータ自体にアクセスする。

11年9月3日土曜日

snapshot とは何者か

コピー元の領域 コピー先の領域

snapshot 後にコピー元に更新が発生すると・・・

コピー元の変更前データをコピー先の領域へコピーする

更新の発生した部分のみを、コピー先の領域へ退避しておくことで、コピー先の領域を抑制することができる

11年9月3日土曜日

その結果TB(テラバイト)級のデータを、バッチウィンドウ内でにバックアップできるのか

バックアップ中のデータの更新はどうする

ネットワークの負荷が気になる

オンラインバックアップ時の業務への影響(負荷)が気になる

この辺は何となく対応できそうである。

でも、これが対応できないのは致命傷じゃないか?

11年9月3日土曜日

IBMのケース

FlashCopy + VolumeCopy

FlashCopy = Snapshot

VolumeCopy = Snapshot 時のデータを完全にコピー

倍の容量のディスクが必要

同一筐体内

FlashCopy(snapshot)を実行した直後から、前回からの差分をディスク内で高速コピー。

※ 2009年現在の情報です

11年9月3日土曜日

HITACHIのケースShadowImage

常にコピー元の更新情報を転送し続ける

snapshot時に転送を停止して、静止点とする。

倍の容量のディスクが必要

同一筐体内

snapshotを発生させたタイミングで、コピー先への同期を停止して、静止点をとる。バックアップ取得後に同期を再開する。

×

※ 2009年現在の情報です

11年9月3日土曜日

総論

ACID*1型の課題の一つ

業務影響を鑑みると、大容量データをバックアップするために、別のディスクへのコピーは免れない。

ACID型でなければ、完全にデータを分散して、小容量化しつつ、こまめなバックアップも考慮できる。

※1 原子性(Atomicity:アトミック性)、一貫性(Consistency)、独立性(Isolation)、および永続性(Durability)

11年9月3日土曜日