30歳過ぎても エンジニアでいるために やったこと
2016-09-29 社内勉強会
onozaty
30歳を迎えるにあたって
このままずっとソフトウエア開発に携わる仕事をしていけるのか不安に襲われる
• プログラマー35歳定年説 • 技術の移り変わりの速さ • ネット上で活躍している自分と同世代もしくは年下のエンジニアとの技術力の差
それまでやっていたこと
• 通勤時間の4分の1くらいを使って、技術書読むくらい (月に1、2冊ペース)
• 自宅では特に何もしない
アウトプットを意識しだす
• Blogを書く • コードを公開する • 勉強会で発表する
Blogを書く
• 29歳にして、Blogを書き始める(2005年11月) • http://blog.enjoyxstudy.com/
• 最初はあまり中身が無いようなことばかり… • だんだん技術的なことも書けるようになってきた
Blogを書く
• 書いたことに対してフィードバックをもらえる • 問題の解決方法 • 参考情報など
• アウトプットすることによって、アウトプットしたことに紐づく情報を得ることができた
コードを公開する
• 適当な題材でコードを書いて、それを公開した
• 最初に書いたのは、suggest.js という JavaScriptのライブラリ(2006年1月公開) • http://www.enjoyxstudy.com/javascript/suggest/
コードを公開する
• 試してくれる人がたくさんいた • フィードバックをたくさんもらって勉強になった
• 商用サイトでも利用された
コードを公開する
• この10年間で、小さいものをいくつか作って、それをメンテナンスしてきた • http://www.enjoyxstudy.com/products.html • https://github.com/onozaty
勉強会で発表する
• 社内で勉強会を始めた • 第1回は、Firebug勉強会(2007年4月)で、自分で実際にFirebugの操作をして説明した
• 今まで11回発表
勉強会で発表する
• 人に説明するにはそれなりに準備が必要で、発表することに対して深く知る良い機会になった
• 社内勉強会は気軽に参加できるので、参加者としてもインプットを得られる良い機会になっている
• 社員同士で情報共有できるので、会社にとってもプラスになっているはず
勉強会で発表する
• 社外の勉強会やイベントにもたまに参加して、良い刺激を受けている • 初めて参加したのは、2006年3月のデブサミ
• 昨年初めて社外でも発表した
アウトプットを10年間継続することによって
おきたこと
モチベーションが維持できた
エンジニアとしてのモチベーションを上げるようなことがいろいろあったので、どうにか40歳までやってこれた
モチベーションが維持できた
• 自分の書いたことを参考にしたり、作ったものを使ってくれる人がいた • 役に立ったという言葉をもらえるのがとてもうれしい
• 海外の人からも問い合わせが来た(=いろんな人が使ってくれている)
モチベーションが維持できた
• 自分の作ったものが、他のサイト(海外でも)で取り上げられた
• 作ったFirefoxのアドオンが、Mozillaのコンテストで入賞した
仕事でも役に立った
• xxxのプラグイン作ってます、xxxに関するライブラリ作ってますというところで、特定の技術に対する知識を信頼してもらえた
仕事でも役に立った
• 個人で作ったものを、仕事でも活用できた
作ったものの大半は自分で利用しておらず、コードを書く題材として、こういうのあったら誰か使うかなーといった感じで作ってる
技術力の維持につながってる
• 業務でコードを書けていない時もあったが、それでも家で書いているので、なんとかなっている気がする
技術力の維持につながってる
• アウトプットすることによって、インプットの契機も増えている • コメントもらったり、メールで質問受けたりといったところで、自分が知らなかったことを知ることが多々ある
マイナスな部分?
• 個人の時間を使ってのアウトプットになるので、その分、自由な時間が少なくなる
マイナスな部分?
• 個人の時間を使ってのアウトプットになるので、その分、自由な時間が少なくなる
• 自分にとっては趣味の一部になったので、良い時間の使い方になっていると思う • 何かで忙しい(家庭のことなど)ときは、無理せずサボってる
まとめ
• アウトプットをすることで、エンジニア人生が大きく変わった
• 遅すぎる/早すぎるということは無いので、やってみようかなと思った人はぜひ • アウトプットの方法は増えてきていて、敷居はどんどん下がっているので、今がチャンス!
※業務に関する情報のアウトプットは気をつけてください