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miyashita-mako
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標準溶液 (0,0.05,0.10,0.15,0.20,0.25) mMも作り、吸光度を測定。
標準溶液 (0,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5)µM も作り、吸光度を測定。
標準溶液 (0,0.5,1.0,1.5,2.0,2.5)µM も作り吸光度を測定する。
倍率 × 100
陽イオン
陰イオン
No 1 2 3 4 5 6
Distance(m) 0 6 12 18 23 27Temperature(℃) 56.6 52.6 50.5 48.7 46.2 42.7
pH 6.27 7.35 7.46 7.57 7.66 7.84H4SiO4 2.055 2.069 1.722 1.626 1.656 2.047
Al 0.00003 0.00003 0.00003 0.00002 0.00003 0.00003Fe(Ⅲ) < 0.0001 < 0.0001 < 0.0001 < 0.0001 < 0.0001 < 0.0001Fe(Ⅱ) 0.00027 0.00008 0.00005 0.00006 0.000 0.00008Mg 3.809 4.142 3.854 4.158 4.107 4.098Ca 3.948 3.733 2.586 2.952 1.978 1.262Na 3.516 4.181 3.659 4.019 4.173 4.241K 1.122 1.213 1.115 1.233 1.192 1.268F⁻ 0 0 0 0 0.19 0Cl⁻ 5.123 5.491 3.970 5.449 5.715 5.781NO₃⁻ 0 0 0.003 0.005 0.018 0.023HCO³⁻ 23.5102 16.4722 15.3269 14.9435 12.8764 12.8264SO₄²⁻ 1.457 1.408 1.077 1.433 1.540 1.510
結果〈データのまとめ〉 温泉水の分析 温度 ,pH, イオン濃度 (mM)
考察 〈生成反応〉• X 線回折の結果から、すべてのデータのピーク位置を見比べると、地点 No.1 はカルサイトで No.2 から No.6 はアラゴナイトであると分かった。どちらも化学式は CaCO₃ である。• CaCO₃ の生成は以下の化学式で表すことができる。 HCO₃⁻ + Ca²⁺→CaCO₃ + H⁺ ① CaCO₃ が生成すると同時に H⁺ も生成するため pH は下がる。• 地点 No.1( 0m ) から地点 No.6(27 m ) の間で HCO₃⁻ が減少し続けていることが液体クロマトグラフの測定結果から分かった。この減少理由を、 HCO₃⁻ が気体となり蒸発したと考えてみる。 HCO₃⁻ がガスとなって大気中に放出されるとき、CO₂ として放出されるので以下の化学式で表すことができる。
HCO₃⁻→CO₂ + OH⁻ ② No.1 から No.6 にかけて HCO₃⁻ が減少しているということは pH はそれに伴ってだんだんと下がるはずである。しかし今回の調査地では pH は 6.27 ~ 7.84 とだんだんと上がっていた。