WHERE DOES MY MONEY GO? 税金はどこへ行った？

hakodate.spending.jp!函館市版の立ち上げについて

2013.7.21 @Spending Data Party Japan 2013 田村元、庄司望

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WHERE DOES MY MONEY GO? とは？ あなたの年収のうちいくらが市税や町税で、それらが何の目的に使われているのか、1日当たりの金額で可視化するWEBサービスです。 詳細は http://spending.jp にて。

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2012年に作られた「横浜市版」

函館版開発の経緯 WHERE DOES MY MONEY GO？有志のコミュミティにより開発・運営されています。このムーブメントをより広げることを目的とた国際的なイベント"Spending Data Party"が2013年7月20日に開催されました。東京会場のイベントに参加した田村、庄司が、出身地である函館版を開発することにしました。 イベントの詳細は http://spendingparty2013.peatix.com/ にて。

1.データを探す！

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市のHPにアクセスするものの... •  イマイチ良く分からず。。。。 •  「函館市　予算」「函館市　決算」などでググリ続けるしかなかった。結局、議会に提出した説明資料に、調度良い「中分類」が見つかった 平成23年度函館市各会計予算及び予算説明書 http://www.city.hakodate.hokkaido.jp/zaimu/teisyutsugian/23-2/sainyu.pdf

•  予算 or 決算 ： 「予算」に。中分類のデータがそれしか見つからなかったから

•  使ったデータ：平成23年度函館市各会計予算及び予算説明書～「平成23年度」しかない

•  「基本六項目」というデータはあったが「主な内容」であり、包括的でない。比較や分析には不向き

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2.データを分類する！

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「中分類」が欲しい 予算には、「款 」->「項」-> 「目」-> 「節」という分類があるらしい。 「款 」の代表項目は、「総務費」「民生費」「衛生費」など。 （しかし、「市民目線」の分かりやすいネーミングであるとは言えない） 「項」は、もう少し分かりやすく、「社会福祉費」「清掃費」など。

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「項」のデータ(=中分類)が拾えれば、それが何目的か、検討はつく。 *それでも分かりにくい場合は「労働諸費　内訳」などでググると、他の自治体の情報も合わせて、なんとなく想像ができる。

大きな方針として •  「款 」を第一カテゴリに。「項」を第二カテゴリに。

•  「款 」のネーミングは分かりにくすぎる。横浜版、千葉版のネーミングを参考に、当てはまるものをまず決める。

「款」-->第一カテゴリ名 議会費->政策 総務費->政策 民生費->健康福祉 衛生費->健康福祉 労働費->市民 農林水産費->経済・観光 商工費->経済・観光 土木費->街づくり 消防->消防費 教育費->子育て・教育 公債費->(使わない) 諸支出金->公営企業費* 職員費->政策費 予備費->政策費

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　　　　（参考） 【横浜版】 健康福祉 子育て・教育 経済・観光 街づくり 環境 市民 交通・水道 政策 資源環境 消防

【千葉版】 健康福祉 子育て・教育 経済・観光 まちづくり 環境 市民 上下水道 政策 消防・防災

「方針」と微修正 「分類」を進めていくと、いくつか悩む項目が。下記のように「方針」を策定した。 政策 or 市民：例えば「選挙」に関するものは「政策」か「市民」か ->選挙そのものは市民のためであるが、この予算は選挙スタッフの人件費である。この予算の直接的な受益者によって決める、という方針のもと、「政策」に分類した。 市民 or 健康福祉 ->身体に関係するもので、特定の受益者を対象とした意味合いが強いもの(高齢者、児童)は「健康福祉」、特に受益者を指定せず、広く市民一般を対象としているものを「市民」とした 環境 or 街づくり ->公害対策、温暖化対策など、ネガティブなものに対処する予算を「環境」、それ以外のものを「街づくり」とした

Photo  by  Joel  Abroad  CC  BY-­‐NC-­‐SA  2.0   *川島宏一さんにアドバイスいただきました。

函館ならでは 「西部地区歴史的町並み資金費」は、「街づくり」か「経済・観光」か ->歴史的な地区の整備は、観光の促進にも、市民生活向上にも寄与している。どちらに分類するか迷ったが、「もっと函館に来て欲しい！」という作業者の想いによって、「経済・観光」に分類した。 公営企業費をどうするか ->「経済・観光」に入れるべきだが、金額が大きいためあえて「独立したカテゴリ」にした。当然、歳入も大きいと想定されるが、良くも悪くも函館が「公営ギャンブルの街」であるという側面を、予算の面から強調したかった

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第二カテゴリは「項」をそのまま使う 第二カテゴリは、比較的表現が分かりやすく、作業時間短縮のため、「項」の項目をそのまま使うことにした。 下記は一例。全対応表は、http://j.mp/14t7Vue を参照のこと。

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議会費 総務管理費 徴税費 戸籍住民基本台帳費 選挙費 統計調査費 監査委員費 国際交流資金費 社会福祉費 児童福祉費 生活保護費 災害救助費 社会福祉施設整備資金費 住宅福祉ふれあい資金費 国民健康保険費 介護保険費 母子寡婦福祉資金貸付費 保健衛生費

3.サイトを構築する！

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サイトを構築する サイトの構築方法については、 http://spending.jp/ を参照。 今回の作業では... 文字化けに苦労した 結局Google Spreadsheetからコピー、エクセルに貼り付け、テキストエディタで開き直し、Shift-JISで開かれるものを、UTF8にエンコードして保存して解決 サブカテゴリをKeyにして、第一カテゴリ側で分かりやすいidを設定してあげたほうが扱いやすい 時間がないので、アイコンを第一カテゴリで活用したものを第二カテゴリでも活用することにした(本当は、第二カテゴリを整理して、アイコンも付け直したい)

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気付いたこと

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分かりやすいカタチでデータを公開して欲しいという気持ちがふつふつと沸いてきた

他の街と比べてみたいという気持ちが、ふつふつと沸

いてきた

自分たちの手でこうしたプロジェクトに関わることで、函館に対する想いがふつふつと高まった

hakodate.spending.jp

Thank you!

田村元、庄司望

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