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THINKJAM.が「を!」と思った記事・セミナー・展示会などの情報を3分でわかるくらいコンパクトにまとめてお届けします。
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【WO】を !
VUGCの企業メディアへの活用(海外事例&DATA集)
201703vol.044
©2017 THINKJAM.Inc. Page 1
VUGCの企業広告活用
Webサイトの利用者によって制作・生成されたコンテツの中でも、VisualがメインのSNS(Instagramなど)の画像や動画といった投稿内容のこと
VUGCとは?Visual User-Generated Content
企業がつくるビジュアルよりも、商品を実際に使っている画像「VUGC」を活用したECサイト、広告の成果が見えるようになってきましたので海外事例を中心に、「現実的な画像」が販売に結びついているというレポートをまとめてみました。
メディアからの情報収集 自社キャンペーンサイトにまとめる
(ハッシュタグキャンペーン)
自社ECサイトでの活用 コンバージョン向上に寄与
自社の公式SNSページでの活用
CTR向上コンバージョン向上に寄与
Web広告メールマガジンとして活用
ブランドイメージ向上顧客ロイヤリティ向上
フォロワー増加
VUGC活用の流れ
ユーザー投稿 ソーシャルメディア 企業側 成果VUGCの掲載場所
専用ツールを使うことが多い。
自社ブランドのハッシュタグなどを基に、画像を収集し、編集者orキュレーション
アルゴリズムによって選別。
最もエンゲージメントやCV率の高い画像の情報をキュレーションアルゴリズムに投入することで「販売に寄与する画像」を選ぶことができるユーザーへの許諾(許諾率70%)
©2017 THINKJAM.Inc. Page 2
UGC施策は、ミレニアル世代(現在の20~30代)に重要
ミレニアル世代:1980年代から2000年代初頭(2000年前後)に生まれた世代
ミレニアル世代(Y世代)に関していえば、
UGCが与える影響度は他のどのメディアよりも20%高い。
購入の決断をする際、ミレニアル世代の44%が
家族や友達よりも購入・体験した消費者(他人でも)を信じている。
86%のミレニアル世代が、
UGCがブランドや製品の品質を示す適切な指標であると考えている。
ミレニアル世代は、UGCの
印象度は他のメディアよりも35%高く感じ、
信頼性は50%も高いと考えている。51%のミレニアル世代が、企業のサイトやニュース記事、
会社や製品に関するブログ、広告コピーの内容よりもUGCに信頼性があると感じている。
84%のミレニアル世代が、企業サイト上のUGCが
何を購入するかに多少は影響を与えると考えている。
アパレル、音楽・映画・エンターテインメント、電化製品などの
娯楽性の高いプロダクトにおいて、
18-34歳の世代(41%)には従来のメディア広告よりもUGCが受け入れられている。
35-54は30%、55以上は23%。全体では28%。※1
※1 http://www.marketingcharts.com/television/younger-consumers-receptive-to-ads-on-ugc-sites-495/それ以外:https://www.tintup.com/blog/38-mind-blowing-stats-effectiveness-user-generated-content/)
©2017 THINKJAM.Inc. Page 3
VUGC(ユーザーが撮った写真)を広告に活用した例①http://www.socialmediaexaminer.com/how-to-improve-your-facebook-ads-with-customer-reviews/)
●初回ビジターは「興味のあるアイテム」が特定されているため「人気商品の広告」で訴求し、購買に至らなければ「ブランドへの関心」を高めてもらう。
※ビジターが今、購買サイクルのどのステージにいるのかを見極めることが重要。
Pawstruck(ドッグフードメーカー)顧客エピソードを交えたレビューと写真をFacebook広告に採用。
Perfect Locksヘアエクステンション販売
●顧客レビューに企業コメントを入れないのが重要。
ダメな例・私たちのお客様からの素晴らしいレビューをチェックして‥・私たちのファンの一人の素晴らしい写真を見て‥
※センスある短いブランドコピーと顧客レビューが効果的。
©2017 THINKJAM.Inc. Page 4
VUGC(ユーザーが撮った写真)を広告に活用した例②http://www.socialmediaexaminer.com/how-to-improve-your-facebook-ads-with-customer-reviews/)
Vodafone Australia海外ローミングサービスの販促で「ハッシュタグフォトコンテスト」を実施。
Crown ResortsダイナミックUGCでレレバンス(自分事化)を高める
Facebook広告を推進
同じ予算とターゲットで行われた他のキャンペーンと比べ・・・・CPM (1,000回表示あたりの広告コスト):21%減・インプレッション回数:40%増・「いいね!」:25%増・「いいね!」1件当たりのコスト:61%減・Instagramフォロワー増加率:拡大
●旅行先で撮った写真をSNSに投稿するコンテスト(景品は5千ドルの旅行券)。写真は広告クリエイティブに活用。
●YouTube広告キャンペーンで使用許可の依頼
●インスピレーションを与えるコンテンツをデジタル広告クリエイティブに活用※Wayin Rights Managementツールを使って、ユーザーコンテンツの使用許可を獲得。
●滞在者が撮る高品質な写真を使って、常連客や旅行者にリーチ。エンゲージメントの向上が目的。
●下記プラットフォームでInstagram上のベストショットを抽出できるため、使用許可の獲得や、Facebook広告への掲載が簡潔。
※StacklaとBrand Networksのプラットフォームを採用し、 顧客コンテンツのペイドメディアへの変換を簡単、かつ効果的にオートメーション化。
参考になる数値
©2017 THINKJAM.Inc. Page 5
VUGC(ユーザーが撮った写真)を広告活用した例③
West Elm(インテリア販売)
Instagram上の写真をFacebookカルーセル広告に活用し、売上増
West Elmは、カタログにもUGCを活用。
※ツールはOlapicとSocialCodeを採用。SocialCodeによると、
大手顧客企業5社では、UGCを使った広告は
ROAS(費用対効果)が7倍にもなるという。
A/Bテスト結果(Instagram上のUGCを使った広告と通常のFacebookコンテンツを使った広告の比較)
●CTR=2.6倍●サイト訪問者の売上CV=3倍
参考になる数値
その他参考になる数値
●93%の消費者が、「UGCは購入の決断の際に役立つ」と感じる。
●71%の消費者が、UGCを検索してから製品を購入する方が安心できる。
●48%の消費者が、UGCは新製品を探す優れた方法だと考える。
●キャンペーンやサイトにUGCを採用するとWEBコンバージョンが29%増加。
●UGCを集約したサイトはリピーターが20%増加し、サイト滞在時間が90%まで増える。
(以上、出典:https://www.tintup.com/blog/38-mind-blowing-stats-effectiveness-user-generated-content/)
●マーケティング/広告戦略の対象はFacebookからInstagramにシフト。Instagramの2017年広告売上は28億ドルになる見込み。
(出典: https://adespresso.com/academy/blog/instagram-ads-best-practices/)
●UGCを使った広告は、ブランドコンテンツのみの広告よりROIが高い。特にSNSで明白。
(出典: https://www.yotpo.com/blog/5-inspiring-user-generated-content-examples/)
©2017 THINKJAM.Inc. Page 6
VUGC(ユーザーが撮った写真)をE-mailに利用した例https://www.listrak.com/resources/webinars/2016-user-generated-content-in-email/?trk_msg=TREIAIUUCFNKPCNAFOMCBJSH3O&trk_contact=ENMN68ASITKC1537KH35JG5R6S、
https://www.listrak.com/about/news-events/Press-Release-Olapic-Partners-With-Listrak-to-Bring%20Consumer-Generated%20Visual%20Content%20to%20%20Retail-Spe/
パーソナライズとUGCを活用したemailマーケティング
UGCを組み込んだemailだとCTR=4.6%上昇
メール1件あたりの収益=19.8%上昇
顧客のお気に入りや、購入・閲覧履歴をもとにパーソナライズした商品のリコメンデーションメール、プロダクトごとのプロモーション、
カート内削除、入荷お知らせなどのトリガーメールやプロモーションメールよりもUGCの効果は高い。
参考になる数値
©2017 THINKJAM.Inc. Page 7
VUGC(ユーザーが撮った写真)のEC活用http://dbny.co/blog/growing-ecommerce-brands-user-generated-content-marketing/
Sephora(コスメメーカー)顧客から投稿された写真をコラージュした「Beauty Board」をつくっている。
各写真は商品とダイレクトにリンク。また、SNSと共有しやすい。リアル感が伝わり、購入だけでなくブラウジングも促す。
ブランド認知度やエンゲージメントを高め、フォローを持続させる効果がある。ライトボックスでユーザー画像が大きく表示
ユーザーの画像集(サイトのいろいろなところからアクセス可)
商品詳細ページへ
LIPのカテゴリにタグ付けされている他のユーザーの画像へ
SNS上のハッシュタグ付きの写真をクリックすると、商品サイトにダイレクトに飛ぶ仕組みを導入。InstagramやTwitterで写真が7千枚投稿され、メインギャラリー(ソーシャルハブ)への訪問回数が4万件突破(lululemon.com)。※Tiffany & Co.の#TrueLovePicturesとNikeの#MakeItCountも同じケース).(出典: https://www.americanexpress.com/us/small-business/openforum/articles/lessons-from-4-killer-ugc-campaigns/)
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