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お蔵入りコンテンツ救済 クラウド利用に向けて情報インフラ見直し 山田修

クラウド時代のItインフラ見直しlt版

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お蔵入りコンテンツ救済

クラウド利用に向けて情報インフラ見直し

山田修

レジュメ

Office365導入時の検討事項•ファイアウォールの処理能力•将来を見越しての認証連携•まとめ

ファイアウォールの処理能力

Office365を導入する際のはまりポイントかもしれない

Office365導入を決定し、

「さぁ、やるぞ」 と思ったら

いきなり、問題発覚

処理能力不足

打ち合わせ中にベンダーから強烈な一言

セッション処理能力が不足するかも

• Outlook2010の場合、1クライアント7セッション程度(Outlook2013なら、少し減るかも。)

• Office365以外にもセッションは必要

ファイアウォール、プロキシーの能力増強が必要

× クライアント数

セッション1

セッション5セッション4セッション3セッション2

セッション10・・・

処理能力が10倍必要になる

結局

ファイアウォール・プロキシーの

能力不足

→更新が必要(PaloAltoシリーズ一択になるかも?)

思わぬ出費納期も心配

将来を見越しての認証連携

最初の選択が後々影響する可能性大

2014年の年末、こんなことを聞きました

「Office365の認証は

AzureAD」

クラウドサービスの利用は増加の一方

• コスト削減(管理工数、サーバー更新費用)

•利便性(社外の拠点で利用できる)

•便利なサービス(Azure、AWSなどで提供される)

• IoTでクラウドのサーバー利用

→ Office365だけでは終わらない。

将来、認証サービス連携が必要になる

• ADFS on Cloud(ソフトバンク、5000ユーザー以上、25万/月)

• ADFS on Azure(富士ソフト、1000ユーザー以上、10万/月)

• Online Service Gate(ソフトバンク、100ユーザー以上、18万/年~)

• ADFS(自力?)

• Azure上で安価にADFS提供(してほしい)

高いな~

ということで、聞いてみました。

「将来、ADFS設定のサポートしてくれますか?」

回答1 R社の場合

「当社で、ADFS設定のサポートをしておりません。協力業者にお願いすることになります。」

本命だったのに。。。

回答2 F社の場合

「ADFSの設定サポートは当社でOffice365を導入していただいた場合のみとなります。」

でも、Office365に本気じゃなさそう。。。

回答3 O社の場合

「ADFS設定をサポート可能ですが、当社で導入していただかないと、Office365との連携で障害発生時にご迷惑がかかるかと。」

Office365の導入ノウハウは多そう。。。

事実上

ADFSの連携サポートは

Office365とセットサポートは必要だよな~

まとめ

ということで

クラウドサービス導入時の注意点

•ITインフラの処理能力を事前に検討

•認証サービス連携(ADFSなど)の必要性を検討