Rainbow Six Siege1v1のセオリー

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はじめに

本稿ではRainbow Six Siege（R6S）の1v1におけるセオリーを説明します。

以下のような方を対象としています。

● 先に撃ち始めたのに撃ち負けた、何故？

● 敵の場所は分かっているけど、撃ちあうと負ける…● そもそも全然キルが取れない！

アジェンダ

本稿ではまず1v1で重要となるゲームの仕組みを解説し、次にそれをどう活用すべきか

を説明します

ゲームの仕組み

● 移動速度と騒音

● プレイヤーカメラの位置

● 飛び出し有利

● ダメージ減衰

● リコイルとその制御

ゲームの仕組みの活用法

● 基本攻撃パターン

● 索敵の方法

● 素早く飛び出す方法

● 頭部を素早く狙う方法

● 頭部を狙う練習

● 待ち伏せは悪手？

ゲームの仕組み

移動速度と騒音

R6Sではスタンスにより移動速度と発生

する騒音の度合いが変化します

最も速いのはダッシュ時ですが、ダッ

シュ中は射撃ができません

基本的に使うのはダッシュ、通常、通常

＋ADSの３つのスタンスです

スタンス 速度 騒音

ダッシュ 速い 大

通常 中

通常＋ADS 中

しゃがみ状態 小

伏せ状態小

（方向転換は中）

歩き 遅い 極小

移動速度と騒音

（騒音は床の材質により変化）

プレイヤーカメラの位置

R6Sにおけるプレイヤーの視界はゲー

ム内のモデルに紐付いているカメラの

映像です

カメラの位置は頭部ではなく、胸部の中

心に配置されています。

また、クロスヘアの中心はカメラの正面

部になります

プレイヤーカメラの位置

飛び出し有利

R6Sでは障害物を挟んで敵と相対した際、飛び出した方が先に相手を視認することがで

きる仕様になっています

これはサーバー・クライアント間のデータ遅延に起因しており、人間の反応速度も加味す

ると飛び出し側は約250msのアドバンテージがあることになります

ダメージ減衰

銃が与えるダメージは以下の要素によ

り変化する仕組みになっています

● 被弾部位

● オペレーターのアーマー値

● ルークのアーマープレートの有無

● 距離

● 障害物の有無（壁抜き）

いかなる場合でも、頭部への一撃は必

殺です。

このため頭部を狙うのがセオリーです。

部位 アーマー値 ダメージ量

頭部 - 即死

胸部

1 100%

2 85-90%

3 80%

腕や足

1 75%

2 70%

3 60%

部位/アーマー値別ダメージ表

（※ルークのアーマープレートは追加で20-40%ダメージを減衰）

リコイルとその制御

R6Sの武器は射撃を行うと銃が上に跳ね上がる仕組みになっています。射撃中に逆方

向にマウスを動かすことで連続して同じ場所に弾丸を命中させることが可能です。

左：リコイル制御なし　　右：リコイル制御あり

ゲームの仕組みの活用法

基本攻撃パターン

「部位によるダメージ減衰」及び「飛び出し有利」の要素を活用すると、以下の攻撃パ

ターンが望ましいことがわかります

飛び出しから射撃までを250ms以内に行うことで、反撃を受けることなく敵を無力化する

ことが可能です

索敵敵の位置を確認

飛び出し敵より先に相手を視認

照準頭部にクロスヘアを

合わせる

250ms以内

射撃頭部への攻撃で相手を無力化

索敵の方法

索敵には幾つかの方法があります。それぞれ良し悪しがあるため使い分けが必要です

● 一瞬覗き込む

○ カッティングパイ（※）で部屋や角の先を一瞬覗き込み、敵を視認したらすぐに引っ込む

○ 敵の隠れ場所が限定されている場合に有効

● Droneを使う

○ エリアを広く見渡すことができる場所にDroneを入れる

○ 構造が複雑な部屋、出入り口が多数ある場合に有効

● 仲間のコールに頼る

○ 仲間の索敵結果を教えてもらう（マップ構造と地名の記憶が必須）

○ コールの精度次第で失敗することも

また、足音や銃声により敵の位置をある程度予測することができます

（※近距離戦闘におけるテクニック）

素早く飛び出す方法

「素早く飛び出す」とは「素早くプレイヤーカメラの範囲内に敵を入れる」ことを意味します

カメラはプレイヤーモデルの胸部中心位置にあるため、ゆっくりと部屋を覗き込むと自分

のカメラに敵の頭部が映る前に、自分の胴体を視認されてしまいます

このため、飛び出しは移動速度が速い「通常＋ADS」で行うのが最適です

また、モデルを斜めにする「覗き込む/Lean」を使うことで敵頭部視認までの時間をさら

に最小化することが可能です

頭部を素早く狙う方法

基本攻撃パターンの中で最も時間のかかるのは「照準」の工程です。クロスヘアを常に

頭部頭の高さに合わせておくことで、照準にかかる時間を最小化することができます

また、ADS(Aim Down Site)を行うのにも時間がかかります。このため、飛び出す際は

あらかじめADSを行っておく必要があります。

頭部の高さにクロスヘアを合わせて索敵している例 頭部の高さにクロスヘアが合わずに索敵している例

頭部を狙う練習

頭部を狙う練習方法を紹介します。ゲームを始める前や待ち時間にオススメです。

1. テロハントのゲーム設定

○ 「設定＞ゲームプレイ＞マッチメイキング設定＞ゲームモード設定 - テロハント」より「テロハントクラッシック」以外全て

オフにする

2. 現状確認

○ テロハントをソロでプレイし、その様子をShadowplay等で録画する（クリアできなくても良い）

○ プレイ終了後、録画を見直しクロスヘアが頭部の高さになっているか確認する

3. 修正・習慣化

○ 再度テロハントを録画しながらプレイする

○ この際、クロスヘアの高さやヘッドショットを狙うことを意識してプレイする

○ プレイ終了後、録画を見直し改善効果を確認する

○ ステップ３をクロスヘアの位置が習慣化されるまで繰り返す

待ち伏せは悪手？

自分の位置が敵にバレている場合、飛び出し有利の原理により待ち伏せは必ず失敗し

ます。

自分の位置がバレたら即座に場所を変えるか、それが難しい場合は左右に体を大きく

動かす等、回避運動を行う必要があります。

一方、位置がバレていない待ち伏せは先手を取れるため非常に有効です。また、頭部

が通常の高さから外れる場所や入り口からの視認性が悪い場所での待ち伏せも有効で

す。

まとめ

1v1では「飛び出し有利」の原理が非常に強く働きます。このため、プレイ中もこの原理を

強く意識し、最大限に活用することが勝利への近道となります。

Clan Esc / a8085

初版：2016/02/24