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マルクスと社会契約論② 資本論の前半部分でマルクスの社会システム論の理論枠組みを確認します。 資本論第一分冊第一章第二節
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社会契約論とマルクス 中俣保志
資本論第一分冊の検討 •マルクス生前の集大成 第一分冊第一章商品部分における理論枠組みの検討
資本論を読むにあたって •第一節おさらい 商品が社会的富の総体となる社会
商品の使用価値、交換価値、価値
資本論を読むにあたって •第一節おさらい 商品のを現す三つの価値の議論(使用価値、交換価値、価値)と、価値の源泉としての労働
•第一分冊第一章第二節のキーワード 労働の二重性
なぜ商品は、社会的富となりうるのか?(なぜ商品は交換が可能なのか?)
•第一分冊第一章第二節のキーワード 労働の二重性
使用価値を生み出す労働↓
具体的有用労働
•第一分冊第一章第二節のキーワード 労働の二重性
「価値」を生み出す源泉↓
抽象的人間労働
•第一分冊第一章第二節のキーワード 労働の二重性
社会的分業の存在
自然と人間との物質代謝としての媒介=労働
まとめ 商品が社会的富の総体となっている社会
商品の使用価値と価値と交換
労働の二重性とその背景
資本論における「制」や「制度」の理解について
「次には、労働も使用価値のうみの親(母)」(82P最後)という文章の意味が分からない。
中俣メモ •使用価値を商品が持つための労働が有用労働ですが、労働の有用性は、商品が交換されるときや商品そのものの価値を規定するところの抽象的人間労働では、むしろ捨象されてしまう、そういった労働の二重性と商品交換における商品価値のお話をしているところです。
83p「上着は~」の部分。対象、手段、結果」の所は結構凄い事を言っていると思いますが短いのはなぜでしょうか。
→研修で解説します。 84p「古代インドの共同体」のくだり、インドではどういう物々交換が行われていたのか?
→研修で解説します。ちなみにマルクスのインドなどアジア観は、当時のイギリスの状況ですとか時代的な制約ですとか、いまの視点から見るとかなり事実認識が狭かったようです。
84p7行目、例えば同じ工場の中のラインの事を言っていて、「独立に行われていて互いに依存しない」は同じ工場の中の話しではなく、他の工場の商品の交換は可能と言う事か。
→そうです。その部分の後で、もう少し具体的な表現が出てきます。商品生産にとって社会的分業は生存条件だが、社会的分業は決して商品生産の生存条件ではない、そういう点をマルクスは強調しています。
84p「ひとつの多肢的体制」とはどういうことなのか?社会的分業の言葉で意味は分かるがなぜ、このような言葉を使ったのか。
88p生産者の背後で確定され、の前後が分りにくいです。
→研修で補足します。
90p最後から3行目が良く分からなかった。 91pは先生の解説を聞いて自分の考えを確かめたいです。生産力が上がると使用価値量は増えるが価値は下がる。
→こちらも研修で補足します。
※このスライドで出てくる質問者の頁数は特に断りがない限り国民文庫版『資本論』第一巻の頁数に対応しています。