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ものづくりオープンメソッドIAMAS・岐阜高専連携講座
ラピッドプロトタイピングとアーカイブ ワークショップ
高尾 俊介/takawo shunsuke[Generative Idea Flow,東京藝術大学芸術情報センター]
http://g-i-f.jp
ライティングデザインとアーカイブ
自己紹介‣高尾 俊介
‣Generative Idea Flow‣http://cenkhor.org
‣2008年 情報科学芸術大学院大学修了(studio 2)
‣現在 東京藝術大学芸術情報センター 教育研究助手
自己紹介‣Generative Idea Flow はIAMASの卒業生を中心に構成されており、発展性のあるプロトタイピング手法やプロジェクトのアーカイブ方法などの研究を行っています
‣また、開発した手法を使用し、電子玩具や知育玩具のデザインやメディア表現の領域で活動しています
‣http://g-i-f.jp
ワークショップ前半のリフレクション‣前半で製作したシェルの制作過程を写真で振り返って
‣記録された写真からどういったことが見えてくるか
‣デザインプロセスの段階的な行程
‣作られたモノのクオリティ
‣ここでの記録:プロトタイピングとモノをつなぐもの
ライフログ‣日常生活の行動や習慣、出来事を継続してデジタルデータとして記録していくこと
‣Memex/MyLifeBits/
‣Blog,Evernote(メモ)/Twitter(つぶやき)/ルナルナ(バイオリズム)
‣Aided Eye(写真、映像)
デザインプロセスにおけるアーカイブ‣デザインした試作物をビデオや写真で記録すること
‣複数人での共同参加のプロジェクトを想定
‣情報を共有する機能
‣開発速度を優先させるケースも多く軽視されがち
アーカイブの有用性‣デザインを行う過程でその経路や試行錯誤を記録可能
‣非同期・遠隔でのコミュニケーションを促進させる
‣段階を記録することで、より作業行程が明確化する
‣アーカイブが蓄積されてデータベース化されることによって、類似・派生した制作物やアイデアから新しい制作物などが生まれる可能性
Interactive Sketch(インタラクティブ・スケッチ)
Interactive Sketch(インタラクティブ・スケッチ)‣インタラクティブなプロダクト制作を支援する、アイデアスケッチの手法の研究。
‣使用するペンの種類や描き方を統一することで、画力に左右されないアイデアそのものを評価・検討がしやすい
‣2005年から現在まで行なってきたスケッチセッションのデータをアーカイブして、アイデアの着想やセンシング方法、インタラクションなどの項目ごとにタグ付けすることでデータベース化してアイデア・ディベロップメントのための支援ツールとして準備。
Process Archiving(プロセス・アーカイビング)‣アイデアスケッチから実働プロトタイプまでの過程を記録するための手法
‣回転台と連動する自動撮影システムを用意して、制作過程のものをYoutubeにアップロードする
Generative Idea Flowの活動‣主にプロトタイピングのデザインプロセスをアーカイブして検証し、作業行程を分解し、デザインプロセスを再構築する
‣作り手の視点に立った場合、バタフライ・スツールが柳宗理の手から生み出されたとしたら、着目すべきは柳宗理本人でもアイデア(根)でも実際の椅子(果実)ではなく、その間にある、デザイナーの試行錯誤やその変節点(茎と節)なのでは
‣デザインプロセスの中に、ものづくりのエッセンスが含まれている
Generative Idea Flowの活動‣レーザーカッターや、CNC、3Dプリンタといったファブリケーションツールの普及に応じて、ものづくりの在り方も必然的に変容を余儀なくされる
‣今までとは違うアプローチが必要
‣ものづくりの在り方が変わるならそれに合わせてデザインプロセスも変わるはず、変えるべき
‣デザイン手法が変われば必然的にアウトプットも変わる
ライティングデザインとアーカイブ‣以上の観点から、後半のワークショップでは、実際に撮影用のライトボックスをデザインする
‣撮影対象(Craft ROBOで切り出したシェル)の形状や特徴に適した機能を備えた照明装置を、プロトタイピングとリフレクションを繰り返しながら制作を進める
‣形状のデザインはIllustrator、展開図の出力はレーザーカッターで行う
‣制作の過程を撮影して、Web上にアップロードする。遠隔地や非同期で共有し、フィードバックや検証に役立てる
ワークフロー1.Illustratorでのデザイン
2.レーザーカッターでの出力
3.組み立て
4.撮影、アップロード
5.リフレクション‣1-5を繰り返し行うことで、プロトタイピングの実践と、アイデアを素早く具現化するファブリケーションツールを利用して他者と共同で検証を行いながら機能性を高めていくためのアーカイブの有効性を体験しながら学ぶ
撮影とライティングについて‣カメラ:自分が扱い易いものを使う
‣三脚:基本的に使用する(試作段階の差を明確にするため)
‣撮影アングル(視点・視座・視野)を考慮する
‣被写体は中心に収まるように
‣撮影してみる
‣取り込む
Hello World!(的に写真をアップロードする)‣Flickr Uploadr ‣Flickr Uploadrを起動
‣アップロードする写真を選択してTagsを"gifws_A"(Aはグループ名)
‣Add to setsをを"1111IAMAS・岐阜高専連携講座「ものづくりオープンメソッド」"を選んで
‣Uploadを押す
アップロードした写真を閲覧する‣http://www.flickr.com/photos/g-i-f/
‣
レーザーカッター用データの作成‣新規ファイルをRGB形式、幅400x高さ300mmで作成
‣カッティングパスをRGBの赤(255,0,0)線幅を0.03ptに
‣照明用ホール=径30mm
‣ Illustratorのバージョンを8で保存する
ワークショップ後半の進め方‣1回目プロトタイピング 35分
‣途中経過報告+リフレクション 10分
‣2回目プロトタイピング 35分
‣発表10分
‣まとめ10分