サステナビリティ・サイエンス
http://www.ir3s.u-tokyo.ac.jp/about_sus
地球社会を持続可能なものへと導く地球持続のためのビジョンを構築するために、その基礎となる新しい超学的な学術
サステナビリティ学がめざすすがた
客観的⇔人間主体的を1つの軸に据え、真理探求型⇔問題解決型をもう1つの
軸とし、交点に生物主体的な見方を置いて、さまざまな学を配置した。下方ほど環境の基盤に近く、軸上には学問間に共 通する視点・手法が描かれる。
サステナビリティの系譜
Sustainability
環境容量carrying-capacity
技術至上主義批判
Silent Spring
風土
成長の限界低成長
Small is Beautiful
適正技術ゆとり
環境・資源問題
分散・自立・コミュニティエコ・デベロップメント
Sustainable Agriculture
地球設計のための手法地球を見る四つのレンズ
1.地球システムに関する科学的・経済的な基礎理論(自然系、生態系、人間系)
2.世界の資源や環境に関する統計資料、データベース(地球の大要をつかむ、概念のマッピング(オントロジー)、指標)
3.コンピュータモデル(システムダイナミックス、エージェントシミュレーション)
4.設計思想、世界観、パラダイム、ものの見方
(西洋産業社会に対するアジア的持続社会)
3段階アプローチ
1.調査対象の仕組みを定性的に理解するために、問題を広い視点から眺めること(大雑把に全体をとらえる)。
2.入手可能なデータを利用して、定性的な数量化を行い、詳細で定量的な解を得る。
3.感度分析を行う。(仮定が変化したりすることで、解がどう変動するか)
解析ツール定常ボックスモデル熱力学、エネルギー流化学平衡非定常モデル
牛を丸いものとして捉える
「持続可能な開発/花鳥風月/吾唯足知」
将来世代が自分たちのニーズを満たす能力を損なうことなく、現在世代のニーズを満たす開発または進歩
時間と空間のとらえ方:花鳥風月のGIS
足を知る、人間は地球の居候
京都・竜安寺にある蹲踞(つくばい)
ジオインフォマティクス(GI)の3層
環境・空間の認知
人間圏
状態方程式場の方程式(プロセスモデル)
価値観・信条・理念の創造
人間行動・情報流のモデル化
モニタリングセンシング(観測/野外調査)GIS・RS
流通・広報
行動規範
政策立案
合意形成
シミュレーション
GI Systems
GI Sciences
GI Services
g-コンテンツ
Geo-enabling society
高蔵寺ニュータウンの変容
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1961年撮影 2007年撮影
資料日本地図センター 田中圭
高蔵寺NT上空から望む鳥瞰図
1964年 造成工事開始
1967年 公団住宅建設開始藤山台住宅入居開始(1968年)岩成台住宅入居開始(1971年)
高森台住宅入居開始(1973年)中央台住宅入居開始(1974年)
高座台住宅入居開始(1978年)
1982年 竣工