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  • 9Cover DesignFavorite Graphics Inc.Cover PhotoHiro Soga©WORLD PHOTO PRESS 2015

    ※本文中の価格は消費税込みの総額表示です。

    2015.Sep.No.474

    C O N T E N T S

    ふれんどりっファイヤー!GAME OVER THE TOPUSシューティングライフ! ●鮫島宗貴ザ・ビクトリーショーAPSカップ直前 フロンティア公式練習会蛙のゆびさき(中山 蛙)ミリタリー雑学講座読んで覚える TakuのHOW TO Shooting 射撃のススメ戦車兵通信 WORLD OF TANKSCOMBAT FRONT LINE 番外編太平洋戦争敗戦に見る徹底抗戦派の動向バックナンバーリストミリタリー・コレクションレア・ミリタリー・テクノロジーA STITCH IN TIME死ななきゃ食える! 救荒食指南狩野健一郎のシネマ放浪記狩野健一郎の新作DVD紹介物欲ワンホールコンバットマガジン・インフォメーション・センター読者プレゼント応募方法編集後記

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    PRESENT096

    Goods & Accessory058

    サーいじ技研084

    中田商店グッズ200S&Grafグッズ202

    PROJECT NINJA136●morizo(東京装備BAKA)

    FEAR NOT THE DARK……Power of Light

    act10 日中に潜む闇を見る……夜だけじゃない“シュアファイヤ”

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    ●Photo & Text Tomo Hasegawa

    SURE FIRE

    兵装嗜癖 ●by Fujiwara

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    グラフィック・コンバット146機関銃と歩兵●イラスト・解説:坂本 明

    サバゲ三等兵●写真・文:織本知之

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    COMBAT FRONT LINE 番外編欧米スパイ映画の変遷 ●文:狩野健一郎

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    月刊・自衛隊 にっぽんのちからこぶ ●取材:菊池雅之

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    カスタムナイフメイカー 高本龍雄154

    スタッフ通信 from Knife Magazine Staff 158

    東京マルイNew 純正オプションパーツLEDプロライト & マイクロ500バッテリーEX変換アダプター●Photos&Text by Taku

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    WESTERN ARMS

    M4A1 FULL METAL CUSTOMAMERICAN SNIPER Ver.●Photos & Text by SHOTGUN MARCY

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    WA  SVIスピードコンプHG MkⅡ&SVIスピードマスターHG MkⅡWA  WA王道シリーズ〈コルトM1911A1〉タナカ ブローニング・ハイパワーMkⅠ〈ステンレス・フィニッシュ〉タナカ S&W M36 チーフ・スペシャル〈1966年アーリー・モデルHW〉

    トイガンニュース078

    004 COMBAT FRONT LINE

    008●Photos & Text by Hiro SogaPMC Style Training in USA【第1特集/実銃】

    ●Photos&Text by Taku

    カスタム・トイガンGLOCK17 SPEED GUN

    018【第3特集/トイガン&サバゲ】

    ●写真・文:圷正史

    ●Photos&Text by Robert Bruce(USA Military Aff airs Editor)●Translation by Yu P. Eiwaikee

    アメリカの生んだ「戦車の悪夢」BAZOOKA !

    072

    ●Photos & Text by SHOTGUN MARCY

    WESTERN ARMS〔所ジョージ/ウエスタン アームズ〕コラボレーション“世田谷ベース制式装備品”シリーズ第3弾!!SETAGAYA A.F. BASE MODEL M1934 SILENCER MODEL

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    ●解説:菊月俊之

    Militaria Roundup!WWⅡドイツ海軍ユニフォーム Part.2

    085

    ●fujiwara

    NEW GENERATION STYLERJW2305 GROM

    062

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    取材:上矢ゆい

    走って撃って楽しんでサバゲ放浪記 ゆい散歩 其の10 千葉編

    【第2特集/ミリタリー】

    USMC CQB Equipment(海兵隊接近戦闘装備)[現用米軍装備カタログ] 第125回

    ●解説:松原隆 ●撮影:山崎 学

    048 The Equipments of the U.S. Force

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  • 「カーンクエスト15」にて、世界中に衝撃を与えた写真。なんと陸自隊員と中国軍兵士が一緒に警戒している。中国軍兵士が構えているのは、中国国産の95式アサルトライフル。中国軍だけは装備を直接モンゴルへと持ち込んだ。★

    ニッポ ン

    の★自衛隊

    か ら こぶ

    月 刊

     今世界が自衛隊に期待している任務。それが国連平和維持活動や人道復興支援活動だ。'92年のカンボジア派遣に始まり、東チモール、イラク、南スーダンと、これまで多くの現場を踏んできた。 この貴重な経験を生かすため、今年から本格的に多国間PKO訓練「カーンクエスト」に参加した。部隊の練度を高めるだけでなく、世界の軍隊へと指導する立場として―。 そしてそれは、日中韓が一緒に訓練をするという歴史的なシーンをも生み出した!

    Regiment :CRR)の25名、国際活動教育隊8名、陸幕等6名である。 その他の参加国は、アメリカ、モンゴル、オーストラリア、バングラディシュ、ベラルーシ、ブルネイ、カナダ、カンボジア、中国、チェコ、フランス、ドイツ、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、韓国、マレーシア、ネパール、フィリピン、シンガポール、タジキスタン、タイ、トルコ、イギリス、ヴェトナムのトータル26ヵ国。 驚くべきは、多国間という枠組みではあるが、中国人民解放軍と陸自が一緒に訓練を行なう事になった点であろう。言うに及ばず、中国は日本の喫緊の脅威であり、尖閣諸島をはじめとして、領土・領海問題でもめている間柄だ。今回日中は、PKO活動中に、負

    取材・菊池雅之

    傷した隊員を収容する第一線救護訓練等を実施した。これを機に、両国間の関係が改善されていくきっかけになれば幸いではあるが、正直そんなには甘くはないであろう……。 またここに掲載されている写真を見て、自衛隊員がAKMを携行している点に驚かれた読者も多いことだろう。実は今回の演習にて、陸自は小銃や車輌等を日本から持ってきていない。そこでモンゴル軍の装備を借りることになったのだ。これは陸自だけではなく、他国についても、基本的にすべての装備を借りて使用している。ただし中国軍については、陸続きで、輸送が簡単だったのが理由なのだろうか、自前の小銃等を使用していた。

    日中韓が一緒に訓練!?新たな歴史を切り開く! 6月20日から7月1日までの間、モンゴルの首都ウランバートルから約60㎞ほど西にあるタバントロゴイ演習場にて、多国間共同訓練「カーンクエスト15」が行なわれた。同演習は、国連平和維持活動に必要な各種能力の向上を図り、各国との信頼関係の強化を図る事を目的としている。要するに多国間PKO訓練である。 これまで日本は、オブザーバーや教官(インストラクター)として数名規模で参加した実績はあるが、今回初めて部隊を参加させた。参加陣容は、中央即応集団(Central Readinese Force:CRF)の中央即応連隊(Central Readiness

    多国間PKO訓練

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    WESTERN ARMS

    SETAGAYA A.F. BASE MODELM1934 SILENCER MODEL

    ●ウエスタン アームズ ☎03-3407-5922 http//www.wa-gunnet.co.jp●Photos & Text by SHOTGUN MARCY

    世田谷ベース・モデル第3弾《M1934サイレンサー・モデル》●全長:約149㎜●銃身長:約69㎜●重量:約590g●装弾数:20+1発●価格3万2,400円●8月初旬WA渋谷店発売予定

    シークレットなムードが漂う世田谷ベース・モデル第3弾!!

     日本の国民的タレント、「遊びの達人」所ジョージさんと、マグナブローバックのウエスタン アームズ(以下:WA)がコラボレーションした異色のカスタムガン“世田谷ベース制式装備品シリーズ”に、早くも第3弾が登場。最新企画は、「世田谷ベースの下士官に支給されたセミオート」、という設定の、ベレッタM1934だ。 モデルガンの時代から、熱狂的なWAファンだった所さんがアイデアを出し、「思い付きと出来心」でスタートした“世田谷ベース”シリーズ。

    SETAGAYA A.F. BASE MODEL 《M1934 SILENCER MODEL》

    ●Photos & Text by SHOTGUN MARCY

    [所ジョージ/ウエスタン アームズ]コラボレーション[所ジョージ/ウエスタン アームズ]コラボレーション

    グリップには、所さんオリジナルのキャラクター、ロード・ストローラーのブロンズ風メダリオン。

    完成したM1934世田谷ベース・モデルを手に、今回も大満足の所さん。次はどんな企画が飛び出すのか、今後の展開が楽しみだ。(写真提供:所ジョージ/世田谷ベース)

    “世田谷ベース制式装備品”シリーズ第3弾!!

  • 第132回[現用米軍装備カタログ] ●解説:松原隆 ●撮影:山崎 学 ●協力ショップ:LAZY CAT(http://lazycat.jp/)/TRi'S(旧特小工房)(http://tri-ss.com/)/Gamis(http://www2.ocn.ne.jp/̃gamis/)/トイソルジャー(http://www.toysoldier.com.hk/)●参考資料 :US NAVY(http://www.navy.mil/)

    AVSアウターシェル・キャリア・ベスト、通称「THE BEAST T」。フロント及びリアパネルには専用防弾プレート・ポケットが付属。左右のパイル&フック付きエラステックバンドのみで身体に固定する。ポーチ類に関してはPB社が納品する米国SWAT装備とデザインが同じようだ。1998年になるとFSBEキットに変更され同社AAV装備としてMOLLEとなって一部復活する。

    U.S. Marine Corps CloseQuarters Battle Equipment(海兵隊接近戦闘装備)

    U.S. Marine Corps Close QuartersBattle Equipment

    FRONT

    BACK

     1996年頃から'98年まで海兵隊FORCE RECON や SRT( Special Reaction Team)に採用されたモジュラー装備がポイントブランク(PB)製AVS(Assault Vest System)だ。PB社製作のこのベストは2層に別れており、まず内側の防弾素材を挿入するアウターシェル・キャリア・ベスト。前後にはセラミック防弾プレートが挿入可能で、インナー防弾素材は水に浸かってもある程度の防水効果があるオレンジ色のカバーが付いている。これは防弾素材が水に濡れてしまうと極端に防弾効果が落ちてしまうからだ。そのベストを上から覆うようにタクティカルロードベアリングベストが取り付けられている。ポーチはドットボタンの位置に合わせ兵士の好みの位置に貼り付ける事が可能。難燃素材ノーメックスを使ったCWU-27/Pパイロットスーツ、もしくはCQBアサルトスーツを着用し、VBSS作業時にはパラシューティストB-7プリザーバーを追加装備する。こうした装備は1997年発行の「 U.S. Marine Corps Close Quarters Battle Equipment Technical Manual」に細かく表記されており、パソコンで簡単に閲覧する事ができる。このマニュアルには現在のMLCSやFSBE装備と同じ様に各サバイバル装備メーカーや軍納品問屋からの納品で成り立っているのが分かる。

    (海兵隊接近戦闘装備)

    ONT

    B

    AVSの全貌

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    『1942年9月、アメリカからやってきた輸送船の1隻が、極めて機密性の高い積み荷と共にスエズに到着した。それは600門のバズーカだった。この戦域の兵士たちにとっては初めて見る兵器であった。当時の段階で

    う事だろう。しかし、バズーカがこのご先祖様に比べて明らかに大威力であり、明らかに対戦車用途、装甲を貫通して大打撃を与える事を目的として設計されていると言う点では、確かにバズーカは「兵器史上初」と言って差し支えないだろう。 たったひとりの兵士で携行でき、準備し、発射する事が可能であり、極めて効果的な対装甲弾頭を有したこの兵器に、アメリカ人は「バズーカ」という愛称を付け、味方には愛され、敵には恐れられ、そして敵にコピーされるに至った。陸軍はバズーカを評して曰く、「唯一の真に革新的なアメリカ製兵器である」とまで言っている。 この変わった兵器が誕生するに至

    良く似ている])は、肩撃ち式の2.36インチ(約6㎝)の対戦車ロケット兵器であった。これは兵器史上初めて、歩兵に対して装甲を貫通し得る兵器が供給されたことを意味した』──合衆国陸軍歴史シリーズ「海岸線で、そして最前線で」より抜粋

     陸軍の軍史家の主張は以上の通りであるが、たいていの軍史家はこの「兵器史上初めて」に異を唱え、史上初の対戦車兵器は第1次世界大戦時にドイツ帝国/プロイセン陸軍が開発したマウザー1.3㎝口径1918対戦車ライフル、通称T-ゲヴェーア「タンクゲヴェーア(戦車小銃)」だと言

    ひとりぼっちの研究所『1933年、合衆国陸軍は1名のロケット部門にレズリー・A・スキナ―大尉を任命し、ロケット活用の可能性について学習する事になった。スキナーは限られた予算、同僚士官たちの不協力など、様々なハンデを負っていた。このため、1940年までの間、このプロジェクトは難航していた』

    ──合衆国陸軍歴史シリーズ「戦時の弾薬計画」より抜粋

     スキナー大尉(陸軍弾薬科)のひとり研究所がなんと2倍(つまり2名)に「大幅に拡充」されたのが1941年6月、エドワード・G・ユール中尉が追加配属された時の事である。ユールは才能豊かな技術系士官であり、これによってスキナーの研究は大いに捗るようになった。しかし陸軍の研究部門としての人員が1~2名しか居ないため、その他の協力者は全て外部機関に依存していた。海軍のジェット推進研究所(JPL)、国防研究委員会(NDRC)、ベル研究所

    はコードネーム「ザ・ウィップ(鞭)」としてのみ知られたバズーカ(当時人気だったラジオ番組に登場する音楽コメディアンの楽器に由来する[訳注:楽器バズーカは原始的な直管のトロンボーンのようなもので、確かに形が

    るまでには数々の意思堅固なる男たちのたゆまぬ努力の物語があるわけだ。中でもリズリー・スキナー陸軍大尉という傑出した男に触れずに済ませる事はできないだろう。バズーカはアメリカが太平洋戦争に参戦した後である1942年にいきなり登場したように見えるが、実のところ長く険しい道程を経て完成したものなのである。BAZOOKA ! !アメリカの生んだ 「戦車の悪夢」●Photos&Text by Robert Bruce(USA Military Affairs Editor)●Translation by Yu P. Eiwaikee

    太平洋戦線のバズーカ手。日本軍の戦車は軽装甲であった事、そもそも数が少なかった事もあり、太平洋戦線ではバズーカはもっぱら日本軍の掩蔽壕や機関銃座の破壊に用いられた。〔Photo:National Archives〕

    1918年、「現代ロケット工学の父」ロバート・ゴッダード博士が開発したロケットランチャー(現代で言うところの無反動砲)。この発明は20数年後に陸軍で「再発明」されることになる。〔Photo:National Archives〕

    「ランチャー ロケット 2.36インチ口径 M1」の最初期量産モデル。下に写っているのはM6対戦車ロケット弾。〔Photo:National Archives〕

    電池交換。M1とM1A1では木製ストック部分に電池ボックスと電着装置が備えられており、下部の蓋を開けて乾電池を交換するようになっていた。〔Photo:National Archives〕

    M1バズーカとロケット弾、それにM1903ライフルと対戦車グレネード。バズーカ登場以前には、歩兵にとっての(地雷の類を除く)対戦車兵器は、このライフル・グレネード弾しかなかった。〔Photo:US A rmy Cente r f o r Military History〕

    「元祖」バズーカを手にしたボブ・バーンズ(右)とM1バズーカ。〔Photo:National Archives〕

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