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ISE Residency 2011 © 2011 IBM Japan Systems Engineering Co.Ltd. XPages使用した Lotus Domino移行 2011/11/30 ISE 成果物 成果物 成果物 成果物

XPages を使用した Lotus Domino ゠フヨクヺサュヱへの 移行 …public.dhe.ibm.com/.../ldd_tech/2013_xpagesmigr_guide.pdfXPagesを使用したLotus Domino゠フヨクヺサュヱへの移行オアデ

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ISE Residency 2011

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XPagesを使用したLotus Dominoアプリケーションへの移行ガイド

2011/11/30

ISE レジデンシーレジデンシーレジデンシーレジデンシー 成果物成果物成果物成果物

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特記事項

� 本資料の記載内容は、正式な日本IBM のテストやレビューを受けておりません。内容

について、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじめご了承ください。

� 本資料は、ワーキング・グループにより作成したものであるため、コンテンツの中身に関する個別の問い合わせ等には対応できませんので、あらかじめご了承ください。

� 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事はご遠慮ください。

� 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング株式会社にあり

ます。

� IBM, Lotus, Lotus Notes, Lotus Domino は、International Business Machines

Corporationの米国およびその他の国における商標。

他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。

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目次1. はじめにはじめにはじめにはじめに

2. XPagesの概要の概要の概要の概要

1. 従来のDomino Webアプリケーション

2. XPagesとは

3. XPages化が推奨されるケース化が推奨されるケース化が推奨されるケース化が推奨されるケース

1. XPages化の利点

2. Domino Webアプリケーション開発診断チャート

4. XPages化の基本方針化の基本方針化の基本方針化の基本方針

1. XPages化に必要なスキルセット

2. XPages化の作業

5. XPages化の移行・導入計画化の移行・導入計画化の移行・導入計画化の移行・導入計画

1. 移行の前に

2. 移行の方針

6. まとめまとめまとめまとめ

7. 参考参考参考参考

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1. はじめに

� 当ガイドは2011年10月~11月に実施されたISE Residencyプログラム「XPagesを使用したLotus Dominoアプリケーション構築スキル習得」の成果物です。

� ISE Residencyとは・・・

– お客様の成功のために IT技術で貢献するためには、常に新技術を吸収しながら、自らをスキルアップし、お客様が IBMに期待する IT技術の変化に適応することがますます重要となってい

ます。ISEでは IBMグループ社員が集中して体得することをご支援するために、一連のTOT

(Transfer of Technology) 活動を 、「ISE Residency プログラム」 として 2005年より推進して

おります。

ISE Residency は 研修とは違った Residencyスタイルによる演習で、参加者が ビジネスに活用できる成果物を作成することが 大きな特長です。

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当ガイドの目的� 目的目的目的目的

– 当ガイドは、 Lotus Dominoのアプリケーション開発技術であるXPagesに関する、以下の2点を目的としています。

• XPagesの利点を理解することで、XPagesの説明・提案が可能なスキルをつける。• XPages化の計画・作業を理解することで、XPagesへの移行のデリバリースキルをつける。

� 前提スキル前提スキル前提スキル前提スキル

– 当ガイドは、Lotus Notes/Dominoのアプリケーションを独力で作成できる、もしくは、助言を受けながら作成できる程度の製品スキルを保有していることを前提として記述されています。

� 内容内容内容内容

– 当ガイドは、以下のような内容を記述しています。

• 第1章では、当ガイドについて説明します。• 第2章では、従来のDomino Webアプリケーションと比較してXPagesの概要を説明します。• 第3章では、XPages化の利点及び移行を判断するための診断方法について説明します。• 第4章では、XPages化に必要なスキルセット及び作業内容について説明します。• 第5章では、XPages化の移行・導入計画及びキャパシティ・プランニングについて説明します。

� 環境環境環境環境

– 当ガイドは、Lotus Notes/Domino 8.5以降のXPagesが使用可能な環境を想定しています。

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2.XPagesの概要

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2.XPagesの概要

2.1. 従来のDomino Webアプリケーション

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2.1. 従来のDomino Webアプリケーション:動作環境(1/2)

� 基本的には基本的には基本的には基本的にはDomino HTTPエンジン上で動作を実行エンジン上で動作を実行エンジン上で動作を実行エンジン上で動作を実行

– Domino HTTPエンジンが動的にHTMLを作成

– Webエージェント、Javaサーブレットの実行も可能

– Domino URLでブラウザからのリクエストを受け取り、実行

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2.1. 従来のDomino Webアプリケーション:動作環境(2/2)

� クライアントクライアントクライアントクライアント(Webブラウザブラウザブラウザブラウザ)側で動作を補足側で動作を補足側で動作を補足側で動作を補足

– Web クライアント技術で、サーバーの自動変換を補足する

• HTML/JavaScriptによる、基本的なページ構造と動きを定義

• ブラウザの機能にあわせ、CSSやDHTML、XML/XSLなどの技

術を利用

ノーツDB

Domino サーバー Webブラウザ

HTML

HTML生成

HTTP/Cookie

エージェントサーブレット

HTML/CSS

DHTML,JavaScript

JavaアプレットXML+XSL

HTTPエンジン

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1. Domino Web サーバーがサーバーがサーバーがサーバーが自動変換した自動変換した自動変換した自動変換したHTMLををををWeb

ブラウザから閲覧し、ブラウザから閲覧し、ブラウザから閲覧し、ブラウザから閲覧し、表示結果や動作を確認表示結果や動作を確認表示結果や動作を確認表示結果や動作を確認。。。。

2. 上手く表示されない見た目上手く表示されない見た目上手く表示されない見た目上手く表示されない見た目部分の判別・回避。部分の判別・回避。部分の判別・回避。部分の判別・回避。

– 原因をDesignerヘルプなどで確認しつつ、Webアプリケー

ションの仕組みを考慮しながら、回避手段を検討。

3. 変換されなかった既存ロジックを変換されなかった既存ロジックを変換されなかった既存ロジックを変換されなかった既存ロジックをJavaScriptで補強で補強で補強で補強。。。。

– @関数(例:入力確認式) → JavaScriptで置き換え。

– ウィンドウ操作等 → JavaScriptで代替機能を作成。

4. 参照・保存時の処理の一部を、参照・保存時の処理の一部を、参照・保存時の処理の一部を、参照・保存時の処理の一部を、サーバーエージェントなサーバーエージェントなサーバーエージェントなサーバーエージェントなどで補強どで補強どで補強どで補強。。。。

– 例:メール送信

2.1. 従来のDomino Webアプリケーション:Web化作業の基本的な流れ

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2.1. 従来のDomino Webアプリケーション:アプリケーション開発

文書データ

文書データ

フォーム設計

Domino HTTP

エンジン

ビューデータ

ビュー設計

アプリケーション開発者

エンドユーザー

アクセス

開発

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2.XPagesの概要

2.2. XPagesとは

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2.2. XPagesとは:技術的な特徴

� 標準テクノロジーである標準テクノロジーである標準テクノロジーである標準テクノロジーである JavaServer Faces(JSF) をベーをベーをベーをベー

スに採用スに採用スに採用スに採用

• 柔軟な拡張性を持つランタイム(実行環境)

• 開発した設計要素は、XML の形式で NSF に格納される

– 従来のDomino Web アプリケーション開発における様々な

問題を解決

• UI とデータの分離、HTML 生成コントロール、サーバーのステート管理、ローカライズ、拡張など:

– CSS、AjaxやDojoといった近代的な Web 技術/ツールキット

もビルトイン

これら最新技術でのコーディングを隠蔽化し、ノンプログラミングで開発可能これら最新技術でのコーディングを隠蔽化し、ノンプログラミングで開発可能

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2.2. XPagesとは:アプリケーション開発

文書データ

文書データ

XPagesランタイム(JSFベース)

Domino HTTP

エンジン

フォーム設計

ビューデータ

ビュー設計

XPage

設計

アプリケーション開発者

エンドユーザー

アクセス

開発

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2.2. XPagesとは:用語① コントロール

� あらかじめ用意されたあらかじめ用意されたあらかじめ用意されたあらかじめ用意されたWebページ上の主要な部品(コンページ上の主要な部品(コンページ上の主要な部品(コンページ上の主要な部品(コン

ポーネント)ポーネント)ポーネント)ポーネント)

– Xpage設計要素に配置するもの

• Notesフォームで言えば「xxxフィールド」、表、セクション、ボタン

といった部品

• HTMLで言えば「xxxタグ」

「編集ボックス」コントロール

「リッチテキスト」コントロール

「ボタン」コントロール

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2.2. XPagesとは:用語② プロパティ

� 従来の従来の従来の従来のNotes設計要素でいう「プロパティ」とほぼ同じもの設計要素でいう「プロパティ」とほぼ同じもの設計要素でいう「プロパティ」とほぼ同じもの設計要素でいう「プロパティ」とほぼ同じもの

– フィールドのプロパティ、設計のプロパティなど

– CSSを含む表示スタイルの設定、編集可能フィールドのサイ

ズ制御など

� 編集可能フィールドでは編集可能フィールドでは編集可能フィールドでは編集可能フィールドではXPages特有のプロパティが用意特有のプロパティが用意特有のプロパティが用意特有のプロパティが用意

– 「データソース」と紐付けるためのバインド情報

– 入力された値のチェックを行う「妥当性検査」

– キー入力に応じて選択候補を提示する「タイプアヘッド」

– etc

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2.2. XPagesとは:用語② 補足)妥当性検証

� コーディングなしで入力値チェック機能を実現可能コーディングなしで入力値チェック機能を実現可能コーディングなしで入力値チェック機能を実現可能コーディングなしで入力値チェック機能を実現可能

– 必須フィールドの指定と、エラーメッセージの指定も可能

– 編集可能フィールドのデータタイプに応じた、検証設定が簡単に実現

• 文字列、数値、日付/時刻、マスク

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2.2. XPagesとは:用語② 補足)タイプアヘッド

� コーディングなしでタイプ・アヘッド機能を実現可能コーディングなしでタイプ・アヘッド機能を実現可能コーディングなしでタイプ・アヘッド機能を実現可能コーディングなしでタイプ・アヘッド機能を実現可能

– Ajaxの技術をビルトイン済みのためコーディングは不要

– 複数のオプションを提供

• 動的計算による選択候補の提示も可能

以下のような@関数などの計算

ロジックを組み込み可能

@Unique(@DbColumn(@DbN

ame(),"AltFullName",6))

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2.2. XPagesとは:用語③ データソースとバインド

� コンポーネントに入出力データソースを割り当てることをコンポーネントに入出力データソースを割り当てることをコンポーネントに入出力データソースを割り当てることをコンポーネントに入出力データソースを割り当てることを「バインド」と呼ぶ「バインド」と呼ぶ「バインド」と呼ぶ「バインド」と呼ぶ

– 単純な例では「ノーツ文書」のフィールド値をデータソースとして割り当て

ノーツ文書(フォーム)の文字列フィールド「Subject」

ノーツ文書(フォーム)のリッチテキストフィールド「Body」

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2.2. XPagesとは:用語④ イベント

� ユーザー操作によって発生する様々な「イベント」に動作ユーザー操作によって発生する様々な「イベント」に動作ユーザー操作によって発生する様々な「イベント」に動作ユーザー操作によって発生する様々な「イベント」に動作を追加するを追加するを追加するを追加する

– コントロールのイベント

• フィールド、ボタンなどのコントロールに対するマウス、キー操作やフォーカスなど

– onClick、onBlur、onKeyPress、onChangeなど

– XPageのイベント

• Webページ(XPage設計要素)が呼び出されるタイミングで発生

– beforePageLoad、afterPageLoad

– データソースのイベント

• ノーツ文書では queryOpenDocument、querySaveDocument

• ノーツビューでは postOpenView、queryOpenView

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2.2. XPagesとは:用語④ 補足)ページの部分更新

� ページの一部分だけをリフレッシュする機能ページの一部分だけをリフレッシュする機能ページの一部分だけをリフレッシュする機能ページの一部分だけをリフレッシュする機能

– 更新対象としてページ内のコントロールを指定(複数指定可)

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2.2. XPagesとは:用語④ 補足)イベントと動作

� クライアント・サイドの動作はクライアント・サイドの動作はクライアント・サイドの動作はクライアント・サイドの動作は JavaScript で自由に記述で自由に記述で自由に記述で自由に記述

– 主にコントロールのイベントで利用

� サーバー・サイドの動作は様々な場面・方法で対応可能サーバー・サイドの動作は様々な場面・方法で対応可能サーバー・サイドの動作は様々な場面・方法で対応可能サーバー・サイドの動作は様々な場面・方法で対応可能

– 主にXPageのイベントで利用

– GUIで簡単に動作を指定できる「シンプルアクション」

• 確認メッセージのポップアップ出力、データの保存(Submit)、別

ページを開くなど

– カスタム・ロジックを実現する「サーバーサイドJavaScript」

• LotusScriptのバックエンドクラスやノーツ@関数に似たJavaScriptライブラリが利用可能

• Javaの呼び出しも可能

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2.2. XPagesとは:まとめ

ページページページページ(XPage)

プロパティ

イベント

コントロールコントロールコントロールコントロール

プロパティ

イベント

ロジック

データソース

妥当性検査

タイプアヘッド

文書データ

XPagesランタイム(Dominoサーバー)

ビューデータ

データデータデータデータ

設計設計設計設計

HTTP

XPagesでは、データ層が完全に分離されておりでは、データ層が完全に分離されておりでは、データ層が完全に分離されておりでは、データ層が完全に分離されており

アプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できるアプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できるアプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できるアプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できる

XPagesでは、データ層が完全に分離されておりでは、データ層が完全に分離されておりでは、データ層が完全に分離されておりでは、データ層が完全に分離されており

アプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できるアプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できるアプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できるアプリケーション層とプレゼンテーション層のみを開発できる

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3.XPages化が推奨されるケース

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3.XPages化が推奨されるケース

3.1. XPagesの利点

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XPagesの利点(1)

� Lotus Notes とととと Web ブラウザの両方に対応できるブラウザの両方に対応できるブラウザの両方に対応できるブラウザの両方に対応できる

Lotus Notes での表示Web ブラウザでの表示

– プロパティの設定のみでLotus Notes 上で動作可能

※8.5.1より

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XPagesの利点(2)

� モバイル・アプリケーションを開発できるモバイル・アプリケーションを開発できるモバイル・アプリケーションを開発できるモバイル・アプリケーションを開発できる

– iPhone, Android, Blackberry

– Dojo Mobile を利用 (Notes/Domino 8.5.3からバンドル)

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XPagesの利点(3)

� ビジュアルにアプリケーションを作成できるビジュアルにアプリケーションを作成できるビジュアルにアプリケーションを作成できるビジュアルにアプリケーションを作成できる

– 様々な UI コントロールをドラッグ&ドロップして開発

ドラッグ & ドロップ

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XPagesの利点(4)

� 既存資産を再利用できる既存資産を再利用できる既存資産を再利用できる既存資産を再利用できる

– フォーム• XPages で表示/処理するデータソースとして利用• フォームのフィールドと XPages のコントロールをバインド

– ビュー• Notes ビューをそのまま XPages 上に表示可能• Notes ビューの設計を引き継いだビュー・コントロールの表示

• 追加の検索条件の設定が可能

– エージェント• JavaScript を用いて、エージェントを呼び出し可能

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XPagesの利点(5)

� XPages 開発用のビュー開発用のビュー開発用のビュー開発用のビュー(パースペクティブパースペクティブパースペクティブパースペクティブ) が提供されるが提供されるが提供されるが提供される

– 設計要素は変更可能

• 「プリファレンス」 - 「Lotus Domino Designer」 - 「アプリケーションナビゲータ」

※8.5.3より

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XPagesの利点(6)

� ソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できるソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できるソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できるソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できる

– NSFベースの設計要素をソース制御リポジトリに保存

– 他の開発者の変更を監視

– ソース制御プラグイン:

• Subversion(SVN)

• ClearCase Remote Client(CCRC)

※8.5.3より

詳細は以下を参照:http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/index.jsp?topic=/com.ibm.designer.domino.ui.do

c/wpd_srcecontrol_top.html

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XPagesの利点(7)

� XPages Extension Libraryによる柔軟な機能追加ができるによる柔軟な機能追加ができるによる柔軟な機能追加ができるによる柔軟な機能追加ができる

例)

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XPagesの利点(8)

� ソーシャル機能との連携ができるソーシャル機能との連携ができるソーシャル機能との連携ができるソーシャル機能との連携ができる

例例例例)Dorpbox

IBM connections

Facebook

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XPagesの利点のまとめ

生産性生産性生産性生産性 運用性運用性運用性運用性 拡張性拡張性拡張性拡張性

Lotus Notes とととと Web ブラウザの両方に対応できるブラウザの両方に対応できるブラウザの両方に対応できるブラウザの両方に対応できる ○○○○ ○○○○

モバイル・アプリケーションを開発できるモバイル・アプリケーションを開発できるモバイル・アプリケーションを開発できるモバイル・アプリケーションを開発できる ○○○○

ビジュアルにアプリケーションを作成できるビジュアルにアプリケーションを作成できるビジュアルにアプリケーションを作成できるビジュアルにアプリケーションを作成できる ○○○○

既存資産を再利用できる既存資産を再利用できる既存資産を再利用できる既存資産を再利用できる ○○○○

XPages 開発用のパースペクティブが提供される開発用のパースペクティブが提供される開発用のパースペクティブが提供される開発用のパースペクティブが提供される ○○○○

ソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できるソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できるソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できるソース・コントロール・サーバーを利用して共同開発できる ○○○○

XPages Extension Library による柔軟な機能追加ができるによる柔軟な機能追加ができるによる柔軟な機能追加ができるによる柔軟な機能追加ができる ○○○○ ○○○○

ソーシャル機能との連携ができるソーシャル機能との連携ができるソーシャル機能との連携ができるソーシャル機能との連携ができる ○○○○

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3.XPages化が推奨されるケース

3.2. Domino Webアプリケーション開発診断チャート

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HTML自動変

換でほぼ対応できている

将来的にポータル/クラウド化/ソーシャル連携

したい

Domino Webアプリケーション開発診断チャート

Web化の目的はUIの刷新 (Web2.0対応)?

はい

Web化の目的はモバイル機能の追加?

いいえ

新規のWebアプリ開発

である はいいいえ

NotesクライアントとWeb

クライアントでUIを共通化

したい

はい

いいえ

はい

HTML自動変換(従来型)による

Web化推奨

いいえ

長期的視野ではXPages化を検討すること推奨

はい

XPages

化推奨

XPages化の

コストは確保できている

はい

はい

はい

いいえ

いいえ

いいえはい

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診断チャートの各条件について

� 新規に新規に新規に新規にDominoののののWebアプリを作成アプリを作成アプリを作成アプリを作成

– 新規に開発するWebアプリケーションであれば積極的にXPagesを取

り入れるべきである

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� NotesクライアントとクライアントとクライアントとクライアントとWebクライアントでクライアントでクライアントでクライアントでUIを共通化したいを共通化したいを共通化したいを共通化したい

– XPiNC(XPages in Notes Client)

• Lotus Notesクライアント上でXPagesアプリケーションがそのまま稼動(Notes

8.5.1以上のStandard版利用時)

– プロトコルはNRPC

– NotesIDでログオンしていれば、インターネットパスワードは不要

– Lotus Notes クライアント上でのXPages利用の流れ

①Notes起動オプションを“指定されたXPageを開く(Standard版クライアント)”にセットする。※この場合、BASIC版では、デフォルトのビューが代わりに

表示される。

②Standard版から開くと画面のロードが行われたのち、指定したXPageが表示される。

診断チャートの各条件について

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� Web化の目的は化の目的は化の目的は化の目的はUIの刷新の刷新の刷新の刷新 (Web2.0対応対応対応対応)?

– 下記のような機能は従来のDomino Webでは実現困難。XPagesで実現できる。

• 今風の画面設計

• 画面遷移を伴わない動的なWebアプリケーションの製作

• グラフ・チャートの表示

★考慮点★★考慮点★★考慮点★★考慮点★

– Dojo toolkit(オープンソース)の利用については、製品同梱のものについても考慮が必要

• 出典「ソフトウェア・サポート・ハンドブック」第三者ソフトウェアとオープンソースソフトウェア(http://www-

06.ibm.com/software/jp/supportguide/handbook/practices.html#4)

• <前略>IBMが提供するソリューションにオープンソース・ソフトウェアが含まれる場合があります。コードはオープンソース・コミュニティの所有でありIBMの所有ではないため、ライセンス資料やライセンス資料の添付によって確認することになります。コードがIBMの所有するものではないため、保証な

どはされません。しかしながら、上記第三者ソフトウェアにて述べたように、IBMはオープンソース・ソフトウェアと共に作動し、正しく機能することをテストしています。

第三者ソフトウェアのケースと同様に、IBMソフトウェア・サポートは、IBMコードとオープンソース・ソフトウェアを共に作動させるための知識を利用

して、疑わしい不具合の原因を特定するようにします。いくつかのケースでは、ソースコードを持っており、報告されている問題の回避策を提供することが可能な場合がありますが、修正策が提供可能

かどうかの最終的な判断は、オープンソース・コミュニティによって行われます。(従って、"保証しない"ことを意味します)

診断チャートの各条件について

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� Web化の目的はモバイル機能の追加化の目的はモバイル機能の追加化の目的はモバイル機能の追加化の目的はモバイル機能の追加?

– XPagesによるオープンなモバイル開発フレームワークの利用

• 従来型のWeb化も不可能ではないが、XPagesはWebの標準技術を取

り入れることができるため、さまざまなオープンモバイルフレームワークを利用可能。

• Lotus Domino 8.5.3にはDojo Mobile (Dojo Toolkitの1.5.1) が同梱

されているため、これを利用するのが、最も標準的な方法といえる。

★考慮点★★考慮点★★考慮点★★考慮点★

– Dojo toolkit(オープンソース)の利用については、製品同梱のものについても考

慮が必要(前述)

診断チャートの各条件について

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� XPages化のコストは確保できている化のコストは確保できている化のコストは確保できている化のコストは確保できている

– コストとは・・・・・

• ヒト

– スキルパーソンの確保

– お客様システム担当者への研修(運用管理研修)

• モノ– インフラ整備(HW/SW)

– クライアント環境の整備(XPiNC使用時のNotesクライアントなど)

• サービス– サービスインまで十分な時間の確保。(特に初めてのXPages開発の場合は、

テスト期間は長めに設定しておくこと)

– バグ対応等も考慮し、SS&S契約は必須

診断チャートの各条件について

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� 将来的にポータル/クラウド化/ソーシャル連携したい将来的にポータル/クラウド化/ソーシャル連携したい将来的にポータル/クラウド化/ソーシャル連携したい将来的にポータル/クラウド化/ソーシャル連携したい

– Lotus製品はProject Vulcanの構想の元に製品拡張が予定されていて、Notes/Dominoに関してはXPagesの技術をベースに拡張予定。

– “OneUI” を適用し、標準的Web技術に即したソーシャルアプリケーション開発を効率的に開発可能。

– 将来的にOpenSocial コンテナを提供し、Embedded Experienceに対応することができる。

診断チャートの各条件について

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� HTML自動変換でほぼ対応できている自動変換でほぼ対応できている自動変換でほぼ対応できている自動変換でほぼ対応できている

– HTML自動変換で対応可能な部分が多い場合、従来型で最低限

のコストで対応可能。

– HTML自動変換で対応可能な部分が少ない場合、従来型で対応するメリットが少ない。従来型と比較してXPages化にかかるコストのほうが安くなることも想定されるため、将来的にXPages化を検

討。

診断チャートの各条件について

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4. XPages化の基本方針

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4. XPages化の基本方針

� 従来アプリケーション開発とXPagesの主な違い

– XPagesはDominoアプリケーション開発環境にWeb2.0の

技術を取り込んだもの

従来アプリケーション開発 XPages メリット

Notesクライアントを前提としたフォーム、ビュー、エージェントなどの設計要素を用いて開発

従来のフォーム、ビューから切り離された(データとUIの分離)、新しいWebアプリケーションプラットフォーム

Dominoアプリケーションを最新のWebアプリケーションにすることが可能

Domino Webアプリケーションは基本的にフォームをHTMLで表示するだけで、他Webアプリケーションプラットフォームに比べて見劣りするもの

Ajaxを利用した動的なUIをAjax

を意識せず比較的簡単に作成可能

要素技術の多い操作性の良いアプリケーションを比較的容易に作成可能

データとUIが同じ設計要素に混在 MVCモデルの開発 (データとUI

が分離)

データとUIが分離されメンテナンス性が向上

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4.XPages化の基本方針

4.1. XPages化に必要なスキルセット

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4.1. XPages化に必要なスキルセット

� 従来アプリケーション開発

– Dominoアーキテクチャー、従来アプリケーション開発知識

• XPagesではDomino文書構造をそのまま利用

• XPages機能マッピングのための従来Dominoアプリケーション機能分析

• 開発環境はDomino Designer利用のため従来と変わらない

� XPages全般

– Web2.0開発フレームワーク知識

• MVCモデル

• Ajax

� HTMLとCSS

– Webサイト画面作成では一般的なHTMLやCSSの知識が必要

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4.1. XPages化に必要なスキルセット

� クライアントサイドJavaScript

– クライアント上での入力値の妥当性検査など動的な処理を行うには、一般的なクライアントサイドJavaScriptを使う

� Dojo

– 更に高度なUIを作成する場合、クライアントサイドJavaScriptのAjaxフレームワークとしてDojo toolkitを利用可能

� サーバーサイドJavaScript

– XPagesではサーバーサイド処理はJavaScriptで記述する

• Dominoビルトインクラスを利用

• @関数に似たJavaScriptライブラリを利用

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4.1. XPages化に必要なスキルセット

Dominoアプリケーション開発スキル

Webアプリケーション開発スキル

適用

従来アプリケーション開発従来アプリケーション開発従来アプリケーション開発従来アプリケーション開発 ○ Domino: 現行分析、XPages機能マッピング、開発環境

XPages全般全般全般全般 ○ ○ Domino: Dominoオブジェクト利用の知識Web: MVC、Web開発フレームワークの知識

HTML・・・・CSS ○ Web: 画面記述

クライアントサイドクライアントサイドクライアントサイドクライアントサイドJavaScript ○ Web: クライアント側の処理記述

Dojo ○ Web: Toolkitフレームワーク利用

サーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドJavaScript ○ ○ Domino: Domino提供ライブラリ、バックエンドクラス利用Web: サーバー側の処理記述

� 技術分野別

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4.1. XPages化に必要なスキルセット

担当分野 作業

全体設計全体設計全体設計全体設計 移行(機能マッピング)、統合、新機能追加→ Domino / Webアプリケーション開発両方のスキルが必要

個別設計個別設計個別設計個別設計実装実装実装実装

モデルモデルモデルモデル(ビジネスロジックビジネスロジックビジネスロジックビジネスロジック)

LotusScriptでエージェント作成→ 従来のDominoアプリケーション開発者向き

ビュービュービュービュー(画面表示画面表示画面表示画面表示)

CSSで画面作成、クライアントサイドJavaScript記述→ Webアプリケーション開発経験者向き

コントローラーコントローラーコントローラーコントローラー(入力と制御入力と制御入力と制御入力と制御)

XPagesプロパティ・イベント・コントロール記述、サーバーサイドJavaScript記述→ Domino / Webアプリケーション開発両方のスキルが必要

� 担当分野別

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4.XPages化の基本方針

4.2. XPages化の作業

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4.2. XPages化の作業

� 移行のための作業概要

1. 既存アプリケーションの分析

• ナビゲーション (フォーム・ビューなどのユーザー操作)

• コンテンツ表示 (ユーザーが必要な情報、見た目)

• ビジネスロジック (アプリケーション処理、データ検査)

2. 移行機能検討

• 要件調査・検討 (要不要、他と統合、新機能)

• 機能マッピング

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4.2. XPages化の作業

1. 既存アプリケーション分析

� ナビゲーションコンテンツ情報へのアクセス方法を調査

• アプリケーション起動方法

– 独立したアプリケーションか大規模サイトの一部か

– Notesクライアント かWebブラウザか

XPagesではデータソースが同一DBでなくてもよいので最適化を検討

• 画面切り替え (ページ遷移)

典型的なNotesアプリケーション

– ビューナビゲーションでビューを選択

– アクションバーのボタンクリックでフォームを開く

– データを参照・登録する

Notesアプリケーションのナビゲーションとして作成されたものを

Webアプリケーションとして見直す

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4.2. XPages化の作業

1. 既存アプリケーション分析

� コンテンツ表示コンテンツ情報の表示について分析を行う

• ユーザーが必要な情報

– フィールド、データタイプ、作成更新機能、妥当性検査

• どのように見せるか

– レイアウト、非表示制御

従来アプリケーション表示を、XPagesで置き換えるための

資料となる

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4.2. XPages化の作業

1. 既存アプリケーション分析

� ビジネスロジックアプリケーション処理を抽出

• エージェント

• フォームイベント処理

• 妥当性検査ロジック

• 段落非表示式

ユーザーインターフェースと混在したものはロジックのみを

抜き出し、分散しているものはまとめて、ロジックの再利用を検討

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4.2. XPages化の作業

2. 移行機能検討

� 要件調査XPages化するアプリケーションの要件を調査する

• 不要になった機能

• 他のアプリケーションと統合可能な機能

• 他のアプリケーションへ移す機能

• 追加する機能

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4.2. XPages化の作業

2. 移行機能検討

� 機能マッピング

1. 現行アプリケーションのモックアップを作成

– 必要な要素が盛り込まれたシンプルな画面を作成

アクションバー

コンテンツView or Form

ビューナビゲーション

Notes Tab

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4.2. XPages化の作業

2. 移行機能検討

� 機能マッピング

2. XPages化後のモックアップを作成

画面レイアウトを検討

– 標準のWebアプリケーションのレイアウトに合わせる

– 新たなレイアウトを採用する (例: IBM Lotus標準のOneUI)

ナビゲーション

コンテンツ

ロゴ

コンテナー

フッター

ナビゲーション

サイト名

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4.2. XPages化の作業

2. 移行機能検討

� 機能マッピング

3. 機能マッピングを行うモックアップ上の各セクションを比較して移行方法を検討する

– 同じ機能を提供するXPagesコントロールで置き換え

– 同じ機能がないものを代替コントロールを作成

– ビジネスロジックはエージェント化による再利用を検討

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4.2. XPages化の作業

Dominoアプリケーション機能

XPages機能へのマッピング

フォームフォームフォームフォーム

イベント サーバーサイドJavaScript化、エージェント化して呼び出し

フィールドフィールドフィールドフィールド

テキストリッチテキスト

編集ボックスリッチテキストコントロール

添付ファイル アップロード/ダウンロード・コントロール利用

名前フィールド ネームピッカーのカスタムコントロールを用意

イベント サーバーサイドJavaScript化

要素要素要素要素

表 HTML表、または表コントロール作成

非表示式 表示プロパティ式

セクション セクションコントロール利用

2. 移行機能検討

機能マッピング表

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4.2. XPages化の作業

Dominoアプリケーション機能

XPages機能へのマッピング

ビュービュービュービュー 従来のビューをそのまま利用、または新たなビューを作成

ビューのアクション リンクコントロール利用

アウトラインアウトラインアウトラインアウトライン CSSで調整されたリンクのリストを利用

検索検索検索検索 新たに実装、またはOpenNTFで検索用コントロールを取得して利用

ビジネスロジックビジネスロジックビジネスロジックビジネスロジック

エージェントライブラリ

既存エージェントを呼び出して利用、またはサーバーサイドJavaScriptで書き直し

2. 移行機能検討

機能マッピング表(続き)

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4.2. XPages化の作業

Dominoアプリケーション機能

XPages機能へのマッピング

セキュリティセキュリティセキュリティセキュリティ

制限付きアクセスのセクション

カスタムコントロールで代替可能か検討

署名・編集者権限の必要なフィールド

フォームベースのセキュリティ

エージェントセキュリティを使用

2. 移行機能検討

機能マッピング表(続き)

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5.XPages化の移行・導入計画

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5.XPages化の移行・導入計画

5.1. 移行の前に

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� 既存の既存の既存の既存のJ2EE開発と比べて考慮すべきこと開発と比べて考慮すべきこと開発と比べて考慮すべきこと開発と比べて考慮すべきこと

– 最低限のNotesアーキテクチャの理解が必要• 各コントロールがNotesのアーキテクチャで作られている• 基本的にはデータソースはNotes DB (NSFファイル)となる

– 通常のチーム開発、構成管理の概念が異なる• 各リソースがNSF内に格納される• NSFファイルをサーバー上に置くだけで、Deploymentは完了• NSFファイルの設計を複数のユーザーが編集ことは可能だが、個別の

設計要素はロックされる• 標準の構成ではバージョン管理の概念はない

移行開発における考慮点

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最低限のNotesアーキテクチャの理解が必要

ただし、コントロールを利用するためには、Dominoの知識が必要

例:Dominoデータソースへのアクセス@Unique(@DbColumn(@DbName(),

"AltFullName",6))

JSFライクなコントロール群、開発環境もEclipseの操作性を備

えている。

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XPagesやカスタムコントロールはNSF内に格納

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スタイルシートもNSF内に格納される

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既存のDomino開発と比べて考慮すべきこと

– 外部の設計要素が存在する外部の設計要素が存在する外部の設計要素が存在する外部の設計要素が存在する

• CSS等の画面デザイン等の画面デザイン等の画面デザイン等の画面デザイン

• JPG等のイメージリソース等のイメージリソース等のイメージリソース等のイメージリソース

• Javaのライブラリのライブラリのライブラリのライブラリ

– オープンな技術要素を把握する必要があるオープンな技術要素を把握する必要があるオープンな技術要素を把握する必要があるオープンな技術要素を把握する必要がある

• ヘルプや参照情報が従来のヘルプや参照情報が従来のヘルプや参照情報が従来のヘルプや参照情報が従来のNotesの世界に属さない場合があの世界に属さない場合があの世界に属さない場合があの世界に属さない場合があ

り、より広範なリファレンスソースが必要になるり、より広範なリファレンスソースが必要になるり、より広範なリファレンスソースが必要になるり、より広範なリファレンスソースが必要になる

※※※※JavaScript自体の文法、自体の文法、自体の文法、自体の文法、CSSの文法、の文法、の文法、の文法、Dojo等々等々等々等々

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5.XPages化の移行・導入計画

5.2. 移行の方針

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5.2. 移行の方針

� Web/Notesの特徴の把握の特徴の把握の特徴の把握の特徴の把握

� XPagesの位置づけの把握の位置づけの把握の位置づけの把握の位置づけの把握

� 移行パターンの比較検討移行パターンの比較検討移行パターンの比較検討移行パターンの比較検討

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Web/Notesの開発における特徴の把握

� 長所

– 技術者が比較的多く存在する技術者が比較的多く存在する技術者が比較的多く存在する技術者が比較的多く存在する

– 分析・設計・開発・テストの一連のメソッドが分析・設計・開発・テストの一連のメソッドが分析・設計・開発・テストの一連のメソッドが分析・設計・開発・テストの一連のメソッドが確立されている確立されている確立されている確立されている

– 支援するツール類が充実している支援するツール類が充実している支援するツール類が充実している支援するツール類が充実している

– フェーズ分け、機能別の分業、それをまとめフェーズ分け、機能別の分業、それをまとめフェーズ分け、機能別の分業、それをまとめフェーズ分け、機能別の分業、それをまとめる構成管理等の仕組みが充実しているため、る構成管理等の仕組みが充実しているため、る構成管理等の仕組みが充実しているため、る構成管理等の仕組みが充実しているため、要員によるスケールメリットが出やすい要員によるスケールメリットが出やすい要員によるスケールメリットが出やすい要員によるスケールメリットが出やすい

– 最新技術の早期取り込みが可能最新技術の早期取り込みが可能最新技術の早期取り込みが可能最新技術の早期取り込みが可能

� 考慮点

– 個々の技術要素の積み重ねのため、目的の個々の技術要素の積み重ねのため、目的の個々の技術要素の積み重ねのため、目的の個々の技術要素の積み重ねのため、目的の開発に必要なスキルの定義・習得が難しい開発に必要なスキルの定義・習得が難しい開発に必要なスキルの定義・習得が難しい開発に必要なスキルの定義・習得が難しい

– Java、、、、Java Script、、、、Dojo、、、、XML、、、、Ajax等々、等々、等々、等々、すべて個別の技術要素で個別に習得の必すべて個別の技術要素で個別に習得の必すべて個別の技術要素で個別に習得の必すべて個別の技術要素で個別に習得の必要がある要がある要がある要がある

� 長所

– 独自の強固なセキュリティーモデル独自の強固なセキュリティーモデル独自の強固なセキュリティーモデル独自の強固なセキュリティーモデル

– シェアドナッシング型のシンプル且つ強固なクラシェアドナッシング型のシンプル且つ強固なクラシェアドナッシング型のシンプル且つ強固なクラシェアドナッシング型のシンプル且つ強固なクラスターモデルスターモデルスターモデルスターモデル

– シンプルな配布管理シンプルな配布管理シンプルな配布管理シンプルな配布管理

� 考慮点

– チーム開発を支援する標準機能がないチーム開発を支援する標準機能がないチーム開発を支援する標準機能がないチーム開発を支援する標準機能がない

– 構成管理構成管理構成管理構成管理/変更管理の機能が標準ではない変更管理の機能が標準ではない変更管理の機能が標準ではない変更管理の機能が標準ではない

– 仕様・設計の文書化が標準化されていない仕様・設計の文書化が標準化されていない仕様・設計の文書化が標準化されていない仕様・設計の文書化が標準化されていない

Web Notes大規模大規模大規模大規模/長期開発も可能長期開発も可能長期開発も可能長期開発も可能仕様に基づく要求管理仕様に基づく要求管理仕様に基づく要求管理仕様に基づく要求管理

迅速迅速迅速迅速/堅牢な開発堅牢な開発堅牢な開発堅牢な開発ユーザー参加型要求管理ユーザー参加型要求管理ユーザー参加型要求管理ユーザー参加型要求管理

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XPagesの位置づけの把握

� 長所

– Notesの長所、の長所、の長所、の長所、Webの長所を併せ持つの長所を併せ持つの長所を併せ持つの長所を併せ持つ

– Webブラウザ、ブラウザ、ブラウザ、ブラウザ、Notesクライアント双方をサポートクライアント双方をサポートクライアント双方をサポートクライアント双方をサポート

– Eclipseの技術を利用した実績のある多機能な開発環境の技術を利用した実績のある多機能な開発環境の技術を利用した実績のある多機能な開発環境の技術を利用した実績のある多機能な開発環境

� 考慮点

– Notesの開発の考慮点と同種の考慮点を持つの開発の考慮点と同種の考慮点を持つの開発の考慮点と同種の考慮点を持つの開発の考慮点と同種の考慮点を持つ

– Notes+Webに加えてに加えてに加えてに加えてXPagesのスキルが必要のスキルが必要のスキルが必要のスキルが必要

• 特殊なデバッグ環境特殊なデバッグ環境特殊なデバッグ環境特殊なデバッグ環境

• サーバーサイドスクリプトサーバーサイドスクリプトサーバーサイドスクリプトサーバーサイドスクリプト

• XPagesでも利用できる既存機能の把握でも利用できる既存機能の把握でも利用できる既存機能の把握でも利用できる既存機能の把握

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Eclipse技術の利用

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サーバーサイドデバッグ

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クライアントサイドデバッグ

ただし、追加のツールが必要

ブラウザー:FireBug

http://www.lotus.com/ldd/ddwiki.nsf/dx/FireBug

ノーツクライアント:Firebug Lite

http://hnagasim.blog8.fc2.com/blog-entry-338.html

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SSJSで利用可能な@関数一覧@Abs @Do @IsNull @Name @Sum

@Abstract @Element @IsNumber @NewLine @Text

@Adjust @Elements @IsResponseDoc @No @TextToNumber

@AttachmentLengths @Ends @IsText @Now @TextToTime

@AttachmentModifiedTimes @Error @IsTime @Null @Time

@AttachmentNames @Explode @IsUnavailable @ProperCase @Today

@Attachments @Failure @Left @Random @Tomorrow

@Author @False @LeftBack @Repeat @Trim

@Begins @GetField @Length @Replace @True

@Char @Hour @List @ReplaceSubstring @Unique

@ClientType @If @LowerCase @ReplicaID @UpperCase

@Contains @Implode @Max @Return @UserName

@Count @Integer @Member @Right @Weekday

@Created @IsAvailable @Middle @RightBack @Word

@Date @IsDocBeingLoaded @MiddleBack @Round @Year

@Day @IsDocBeingSaved @Min @Second @Yes

@DbColumn @IsError @Minute @Select @Yesterday

@DbLookup @IsMember @Modified @SetField

@DbName @IsNewDoc @Modulo @Subset

@DbTitle @IsNotMember @Month @Success

※※※※使用頻度の高いと思われるものを使用頻度の高いと思われるものを使用頻度の高いと思われるものを使用頻度の高いと思われるものを太字太字太字太字で示すで示すで示すで示す

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移行パターン比較

案案案案1 案案案案2 案案案案3

Notesクライアント併用クライアント併用クライアント併用クライアント併用

既存環境はそのまま、一部既存環境はそのまま、一部既存環境はそのまま、一部既存環境はそのまま、一部Web利用利用利用利用

Notesクライアント併用クライアント併用クライアント併用クライアント併用

ハイブリッドハイブリッドハイブリッドハイブリッドDB化して移行化して移行化して移行化して移行

Notesクライアント廃止クライアント廃止クライアント廃止クライアント廃止

アプリのアプリのアプリのアプリのWeb対応対応対応対応

既存影響がほとんどない形でSmall Startが可能

××

Web化で失われる機能もあるなど、Web化一般の考慮事項はどのパターンでも認識が必要

データと表示を分離できる点を活かしていることで、XPagesのメリットが出やすいパターンと言える

既存リソースでHTTPサービスは困難な場合が多いと思われるので、基本的にH/W更改を伴う

Notes8.5.1以上では、ノーツとWebで同様なUIを提供できる点が他パターンにない特徴

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移行パターン比較 (詳細)

比較項目

既存アプリケーションへの影響

XPagesの機能・長所と親和性の高いものだけXPages化する等影響度を考慮した計画が可能

基本的に案3と同じ

既存Notesクライアント向けアプリケーションは刷新が必要

開発の難易度 低

必要な機能のみXPages化すれば良いため、リスクは少ない

最高

複数タイプのクライアントを意識し、且つ全てのアプリケーションの機能をXPagesの機能の範囲内で実現する設計を行う必要有

すべてのアプリケーションの機能をXPagesの機能の範囲内で実現する設計を行う必要有

開発のワークロード 最小

新規開発、および移行対象のみの設計。テストの範囲も限定的

全てのアプリケーションをXPagesの機能で再設計する必要有既存アプリケーションのリグレッションテストやブラウザ向け、クライアント向けの複数のテストパターンの網羅等、検証にかかるワークロード大

すべてのアプリケーションをXPagesの機能で再設計する必要有

アプリケーションの機能の制約

最小最新機能を享受しつつ、ノーツクライアントの利便性も残せる 中

基本的にXPagesでサポートする機能のみでアプリケーションを構築する必要有

大 XPagesでサポートされる機能で実現する必要有

UIの統一化

バージョンの制約 少ほぼ想定される全環境で利用可能

有サーバー、Notesクライアントのバージョンに制約有 有

サーバーのバージョンに制約有

保守コスト 高Notes、XPages双方のスキルセットを保持する必要有 中

基本XPagesのスキルセットで対応可。一部Notesスキルが必要 低

XPages向けのスキルセットで対応可

移行計画 段階的

必要性、難易度、ユーザー種別等、各種要件から段階的に移行計画を立案可能フォールバックも可能 制約有

Notesクライアントが残されるため段階的移行も可能だが、クライアントはR8.5以上、ブラウザユーザーのみが使用するアプリケーションは自動変換Webを併用するなどの制約が考えられる制約はあるがフォールバックも可能

一括

Notesクライアント廃止や、最新Notesクライアント導入等アプリケーション環境、クライアント環境等と整合性を取った移行計画が必要になる。基本的にはフォールバックは困難

案1:Notesクライアント併用 案2:ハイブリッド 案3:全面移行

不可能 可能 可能

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6.まとめまとめまとめまとめ

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XPagesを使用したLotus Dominoアプリケーションへの移行 まとめ

� XPagesは多様化するアクセス手段に対しては多様化するアクセス手段に対しては多様化するアクセス手段に対しては多様化するアクセス手段に対してDominoアプリケーションを対応させアプリケーションを対応させアプリケーションを対応させアプリケーションを対応させるための最重要な技術るための最重要な技術るための最重要な技術るための最重要な技術

– モバイルデバイス等からのアクセスに対して従来のHTML自動変換でのWeb化作業の限界

– データとUIの開発分離による自由度の向上

– Web開発の標準的な技術の採用

� XPagesを使用したアプリケーション開発はを使用したアプリケーション開発はを使用したアプリケーション開発はを使用したアプリケーション開発はWebアプリケーション開発技術者の参アプリケーション開発技術者の参アプリケーション開発技術者の参アプリケーション開発技術者の参画も必要画も必要画も必要画も必要

– 従来のLotus Script、関数中心による開発に加えてWeb開発のスキルが必要

– 開発チームとして可能な限り、従来のDomino開発者とWeb開発者の混成チームが必要

� 従来の従来の従来の従来のDominoアプリケーションの全てをアプリケーションの全てをアプリケーションの全てをアプリケーションの全てをXPages化するのではなく、化するのではなく、化するのではなく、化するのではなく、XPages化化化化が必要とされるアプリケーションの分類・分析を行うことが重要が必要とされるアプリケーションの分類・分析を行うことが重要が必要とされるアプリケーションの分類・分析を行うことが重要が必要とされるアプリケーションの分類・分析を行うことが重要

– UIの観点、アクセスデバイスの観点でのXPages化必須の判断を行う

– 簡易診断チャートによる初期段階での分類も有効

新規Webアプリ開発及びモバイル対応追加等の場合はXPages適用を検討

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7.参考参考参考参考

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注意事項①XPagesの制限事項

� クライアントとしてブラウザを使用する上での制限事項は、クライアントとしてブラウザを使用する上での制限事項は、クライアントとしてブラウザを使用する上での制限事項は、クライアントとしてブラウザを使用する上での制限事項は、従来の従来の従来の従来のWeb化と同様化と同様化と同様化と同様

– 制限事項例

• フィールドの暗号化は使用できない

– フィールドの暗号化は、ユーザーIDファイル内にキーを格納するため

• 「コピー不可」の機能は利用できない

– Notesクライアントの機能であるため

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注意事項②リッチテキストコントロールの制限事項

� 8.5.2FP1で検証にて確認で検証にて確認で検証にて確認で検証にて確認

– インデント/アウトデントが保存されない。

– イメージの幅・高さは、保存後、反映されない。

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注意事項③サーバーサイドJavascriptのコーディング

� Lotus NotesのオブジェクトはのオブジェクトはのオブジェクトはのオブジェクトはRecycle() メソッドにより明示的にメモメソッドにより明示的にメモメソッドにより明示的にメモメソッドにより明示的にメモリを開放することを推奨リを開放することを推奨リを開放することを推奨リを開放することを推奨

– XPagesのDominoライブラリはサーバーサイドJavascriptはLotus DominoのJavaクラスをコールしている。そのため、Lotus Domino上でJavaを使用する場合と同様の考慮点がある。詳細は下記参照。

『Lotus Notes/Domino における Java 実行環境とその問題判別について 』http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21466201

� 利用がサポートされるライブラリ利用がサポートされるライブラリ利用がサポートされるライブラリ利用がサポートされるライブラリ/クラスはヘルプに記載されたものクラスはヘルプに記載されたものクラスはヘルプに記載されたものクラスはヘルプに記載されたもの

– Java/JSF/XPages Extensiblity APIも利用可能だが、すべての利用がサポートされるわけではない。

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参考:Domino Web パフォーマンスチューニング Tips

– .最大スレッド数の設定最大スレッド数の設定最大スレッド数の設定最大スレッド数の設定

• 1111CPUあたり最大に増やしてもあたり最大に増やしてもあたり最大に増やしてもあたり最大に増やしても80まで。まで。まで。まで。 それ以上必要になる場合は、他の方法を試す方が良いと言われている。それ以上必要になる場合は、他の方法を試す方が良いと言われている。それ以上必要になる場合は、他の方法を試す方が良いと言われている。それ以上必要になる場合は、他の方法を試す方が良いと言われている。

– .Webエージェント同時実行の有効化エージェント同時実行の有効化エージェント同時実行の有効化エージェント同時実行の有効化

• 十分なメモリや十分なメモリや十分なメモリや十分なメモリやCPU資源がない場合は逆に処理を圧迫する可能性がありますので、検証が必要です。資源がない場合は逆に処理を圧迫する可能性がありますので、検証が必要です。資源がない場合は逆に処理を圧迫する可能性がありますので、検証が必要です。資源がない場合は逆に処理を圧迫する可能性がありますので、検証が必要です。

– .最大キャッシュユーザーを増やす最大キャッシュユーザーを増やす最大キャッシュユーザーを増やす最大キャッシュユーザーを増やす

• サーバーあたりサーバーあたりサーバーあたりサーバーあたり1000ユーザー以上アクセスしている場合は、この値をデフォルト値よりも増やすと効果があることがありまユーザー以上アクセスしている場合は、この値をデフォルト値よりも増やすと効果があることがありまユーザー以上アクセスしている場合は、この値をデフォルト値よりも増やすと効果があることがありまユーザー以上アクセスしている場合は、この値をデフォルト値よりも増やすと効果があることがあります。す。す。す。

– .GZIP圧縮を使用する圧縮を使用する圧縮を使用する圧縮を使用する

• クライアント側がクライアント側がクライアント側がクライアント側がHTTP1.1に対応しているブラウザを利用している場合は、この設定を施すことである程度パフォーマンスに対応しているブラウザを利用している場合は、この設定を施すことである程度パフォーマンスに対応しているブラウザを利用している場合は、この設定を施すことである程度パフォーマンスに対応しているブラウザを利用している場合は、この設定を施すことである程度パフォーマンスを向上する場合があります。を向上する場合があります。を向上する場合があります。を向上する場合があります。

– .メールボックスの数を増やすメールボックスの数を増やすメールボックスの数を増やすメールボックスの数を増やす

• このメールボックスは、個々人のメールファイルではなく、送信時にサーバーが利用する「このメールボックスは、個々人のメールファイルではなく、送信時にサーバーが利用する「このメールボックスは、個々人のメールファイルではなく、送信時にサーバーが利用する「このメールボックスは、個々人のメールファイルではなく、送信時にサーバーが利用する「Mail.box」という名前のファイル」という名前のファイル」という名前のファイル」という名前のファイルです。通常一つだけ利用されているのですが、これを複数個にすることでメールルーティングの効率を向上させることもでです。通常一つだけ利用されているのですが、これを複数個にすることでメールルーティングの効率を向上させることもでです。通常一つだけ利用されているのですが、これを複数個にすることでメールルーティングの効率を向上させることもでです。通常一つだけ利用されているのですが、これを複数個にすることでメールルーティングの効率を向上させることもできるかもしれません。きるかもしれません。きるかもしれません。きるかもしれません。

– .Listenキューのサイズを増やすキューのサイズを増やすキューのサイズを増やすキューのサイズを増やす

• デフォルトデフォルトデフォルトデフォルト512なのですが、この値を調整することでチューニングできる場合がありますが、高度な調整項目なため、変更なのですが、この値を調整することでチューニングできる場合がありますが、高度な調整項目なため、変更なのですが、この値を調整することでチューニングできる場合がありますが、高度な調整項目なため、変更なのですが、この値を調整することでチューニングできる場合がありますが、高度な調整項目なため、変更には慎重な検討が必要です。には慎重な検討が必要です。には慎重な検討が必要です。には慎重な検討が必要です。

– .「アイコンの有効期限を延ばす」について「アイコンの有効期限を延ばす」について「アイコンの有効期限を延ばす」について「アイコンの有効期限を延ばす」について

• イメージファイルの要求を少なくすることでサーバーの負荷を小さくすることができます。イメージファイルの要求を少なくすることでサーバーの負荷を小さくすることができます。イメージファイルの要求を少なくすることでサーバーの負荷を小さくすることができます。イメージファイルの要求を少なくすることでサーバーの負荷を小さくすることができます。– .「ログ書き込み」をテキスト形式にする「ログ書き込み」をテキスト形式にする「ログ書き込み」をテキスト形式にする「ログ書き込み」をテキスト形式にする

• ノーツノーツノーツノーツDBへの書き込みがデフォルトの形式なのですが、ログが肥大化するとこれが負荷になってしまっている場合がありへの書き込みがデフォルトの形式なのですが、ログが肥大化するとこれが負荷になってしまっている場合がありへの書き込みがデフォルトの形式なのですが、ログが肥大化するとこれが負荷になってしまっている場合がありへの書き込みがデフォルトの形式なのですが、ログが肥大化するとこれが負荷になってしまっている場合があります。この場合は、テキストファイルへの保存へ変更することで負荷が軽減する場合があります。ます。この場合は、テキストファイルへの保存へ変更することで負荷が軽減する場合があります。ます。この場合は、テキストファイルへの保存へ変更することで負荷が軽減する場合があります。ます。この場合は、テキストファイルへの保存へ変更することで負荷が軽減する場合があります。

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� XPagesのパフォーマンスオプションのパフォーマンスオプションのパフォーマンスオプションのパフォーマンスオプション

– 独自のパフォーマンスオプションがあります独自のパフォーマンスオプションがあります独自のパフォーマンスオプションがあります独自のパフォーマンスオプションがあります• ・・・・XPageプリロードオプションプリロードオプションプリロードオプションプリロードオプション

– XPagesのアプリケーションの初回の起動を早くするオプションのアプリケーションの初回の起動を早くするオプションのアプリケーションの初回の起動を早くするオプションのアプリケーションの初回の起動を早くするオプション– 特定の特定の特定の特定のDBのみ指定することも可能のみ指定することも可能のみ指定することも可能のみ指定することも可能

• ・・・・JavaScript/CSS集約機能集約機能集約機能集約機能– 複数の複数の複数の複数のDojoモジュールまたは複数のモジュールまたは複数のモジュールまたは複数のモジュールまたは複数のCSS をををを1 つのつのつのつのファイルに動的に集約する新規オファイルに動的に集約する新規オファイルに動的に集約する新規オファイルに動的に集約する新規オ

プションプションプションプション– サーバー送信要求数を削減し、構文解析速度も向上させますサーバー送信要求数を削減し、構文解析速度も向上させますサーバー送信要求数を削減し、構文解析速度も向上させますサーバー送信要求数を削減し、構文解析速度も向上させます

• 詳しくは詳しくは詳しくは詳しくは– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/index.jsp?topic=/co

m.ibm.designer.domino.ui.doc/wpd_whatsnew.html

参考:パフォーマンスチューニングについて

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参考:パフォーマンス向上 TIPS

� XPagesのパフォーマンス向上の最も大きな部分は、画面とデータを分離すのパフォーマンス向上の最も大きな部分は、画面とデータを分離すのパフォーマンス向上の最も大きな部分は、画面とデータを分離すのパフォーマンス向上の最も大きな部分は、画面とデータを分離することにより、リクエスト⇒画面遷移⇒フォームのロードが都度発生するというることにより、リクエスト⇒画面遷移⇒フォームのロードが都度発生するというることにより、リクエスト⇒画面遷移⇒フォームのロードが都度発生するというることにより、リクエスト⇒画面遷移⇒フォームのロードが都度発生するという実行モデルから脱却したことです実行モデルから脱却したことです実行モデルから脱却したことです実行モデルから脱却したことです

� そのフォームのロードについては下記そのフォームのロードについては下記そのフォームのロードについては下記そのフォームのロードについては下記3種類のオプションが設定できます種類のオプションが設定できます種類のオプションが設定できます種類のオプションが設定できます

– パフォーマンス優先:文書をメモリ内に保持しておく

– スケーラビリティー優先:ページはディスクに保持しておく

– 折衷案:現行ページだけメモリに保持しておく

� 設定方法等は下記を参照ください設定方法等は下記を参照ください設定方法等は下記を参照ください設定方法等は下記を参照ください– http://www-

10.lotus.com/ldd/ddwiki.nsf/dx/High_level_introduction_of_XPages#Performance+Improvements+related+to+XPages

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参考:コーディング上のテクニック

– 複雑な処理はサーバーサイド複雑な処理はサーバーサイド複雑な処理はサーバーサイド複雑な処理はサーバーサイドJavaスクリプトよりも、スクリプトよりも、スクリプトよりも、スクリプトよりも、JavaClassととととして実行した方が良いして実行した方が良いして実行した方が良いして実行した方が良い

– 大きな配列は大きな配列は大きな配列は大きな配列はJavaScriptの配列よりもの配列よりもの配列よりもの配列よりもJavaののののHashMap等のクラ等のクラ等のクラ等のクラスを利用した方が効率が良いスを利用した方が効率が良いスを利用した方が効率が良いスを利用した方が効率が良い

– サーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドJavaスクリプトよりもスクリプトよりもスクリプトよりもスクリプトよりもELの方が効率が良いの方が効率が良いの方が効率が良いの方が効率が良い

– サーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドサーバーサイドJavaスクリプトの設定を「スクリプトの設定を「スクリプトの設定を「スクリプトの設定を「compute dynamically 」ではなく「」ではなく「」ではなく「」ではなく「compute on page load 」にしておくと」にしておくと」にしておくと」にしておくと良い良い良い良い

– 画面については、部分的な更新の機能を使うと良い画面については、部分的な更新の機能を使うと良い画面については、部分的な更新の機能を使うと良い画面については、部分的な更新の機能を使うと良い

Page 90: XPages を使用した Lotus Domino ゠フヨクヺサュヱへの 移行 …public.dhe.ibm.com/.../ldd_tech/2013_xpagesmigr_guide.pdfXPagesを使用したLotus Domino゠フヨクヺサュヱへの移行オアデ

XPagesを使用したLotus Dominoアプリケーションへの移行ガイド

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Systems Engineering Co.Ltd.90

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� XPages_Extension_Library http://www-10.lotus.com/ldd/appdevwiki.nsf/dx/XPages_Extension_Library

� ICS Business Partner Technical Enablement team Japan Blog https://www.ibm.com/developerworks/mydeveloperworks/blogs/bptej/?lang=ja