Upload
others
View
4
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
1
WORD 操作のポイント中のポイント
Word を使う上でのキーポイント
Widows が提供する Office ソフト(Word ソフト、Excel ソフト、及びパワーポイントソフトなど)
の基本的な操作は、若干の違いはあれ、ほとんど同じです。Word ソフトは、この基本的な共通操作
をベースに、文書の作成ツールとして重要となるさまざまな固有の機能(操作方法)を提供していま
す。Windows 体験版により、Office ソフトを一通り使った後で、このポイント中のポイントに進ん
でください。Word 操作がより効率的に行えるようになります。
Word は、まずは環境設定から
「ツール」⇒「ユーザ設定」⇒「オプション」のお勧め
ツールバー上に表示される項目は臨機応変に切り替える
「表示」⇒「ツールバー」操作でも出来るが、ツールバー上のボタン操作のほうが簡単に設
定できます。
ツールバーの表示位置は、各ツールバーの左端にある移動ボタンをドラッグ操作することに
より、自由に場所を変えることができます。
ツールバー以外に表示されたツールバーは、タイトルバーをドラッグ操作することにより移
動できます。
見やすい
選択しやすい
フォントリスト上で、そ
のフォントの形状が分か
る。
2
補足:
ツールバーの移動操作で、ツールバー上の、他のツールバーが表示されている行に並べて表
示するように挿入した場合、表示しきれないアイコンは、最近使っていないものから非表示
モードに切り替わります。
編集記号(段落記号など)は表示モードとして使用する
段落記号は、「表示」⇒「段落記号」操作で設定します。
タブ記号やスペースは、「標準」ツールバー上の「編集記号の表示/非表示」アイコン操作に
て設定します。
ツールバー上に表示されないアイコンの表示方法
余計なお節介は遠慮してもらうのが得策
「ツール」⇒「オートコレクトのオプション」
先頭文字が大文字に成る
や、自動修正など、余計な
お世話になるることが
多々ある
OutLook 連携が不要なら
設定の必要はない
このボタンを使います。
3
URL を設定すると勝手にハイパーリンク設定されてしまう、「インターネットとネ
ットワークアドレスをハイパーリンク」にする、の項目もチェックは外した方が良
い
入力領域を明示的に破線表示するオプション設定
「ツール」⇒「オプション」⇒「表示タブ」⇒「文字列表示範囲枠」をチェックします。
複数プリンターを設定した場合の常に使用するプリンターの設定
「スタート」ボタン⇒「コントロールパネル」⇒「プリンタと Fax」操作により表示される
プリンタアイコンを右ボタンでクリックし、「通常使うプリンタに設定」を選択⇒⇒レ点マー
クが表示されます。
注意:
印刷したのに出力されないからと言って何度も印刷要求はしないで、タスクトレーの印刷状
態アイコンをクリックし、スプールされていないかどうかを確認してください。
括弧の組み合わせは、自動的に閉じ
括弧を修正してくれる
結びの言葉を入力すると右
揃えとなる
4
文書作成手順を考えないと後戻り作業が多くなります
文書作成操作の手順
1. 新しい文書を開きます
2. プリンタの設定をします
用紙の大きさ⇒印刷形式⇒余白⇒基本の文字の大きさ⇒1ページの行数
補足:行送りは文字サイズの 1.5~2 倍とします。
「その他」タブで「行番号」ボタンをクリックして行番号を設定することにより、
行番号が表示されます。
3. 文書を作成します(印刷レイアウトモードで作成)
下書きモード :高速動作モード(図は非表示)
Web レイアウトモード :Web 画面を作成するモード
5
印刷レイアウトモード :印刷を前提に作成するモード(通常使用モード)
アウトラインモード :章立て文書などを作成するモード
閲覧モード :閲覧を目的としたモード(2003以降)
4. 文書を保存します
プリンタの設定を行った段階で「ファイル」⇒「名前を付けて保存」操作により文書を
保存することをお勧めします。
これ以降は、逐次「上書き保存」操作により保存することをお勧めします。
⇒障害発生時に自動リカバリ機能により被害を最小限にすることもできます。
ファイルは、分類別のフォルダを作成して、その中に保存します。
フォルダは、ファイル保存操作で表示されるファイルリスト表示画面上でも、右ボタン
操作で作れます。
同じフォルダに同じ名前は登録できません。同じ名前で書き込んだときに警告表示が行
われますので、不用意に OK ボタンを押さないでください。
同じようなファイル名で保存したい場合は、同じファイル名の後ろに日付けなどを付け
ることにより別名として登録します。
5. 文書を印刷します
プレビューにて確認します。
「ファイル」⇒「印刷」操作にて行います。(「印刷」アイコン操作は、印刷条件設定画
面が表示されず、自動的に印刷処理に入るので避けた方が良い)
6. 終了の方法は幾つかありますが、終わり方が異なります。
「ファイル」⇒「終了」操作では、開いている全てのワードが終了します。
画面右上の□X ボタンで終了する場合は、そのボタンが付けられているワードのみ終了しま
す。
タイトルバーの右ボタン操作、あるいはタスクトレー上のアイコンの右ボタンによる終了
は、その対象となるワードのみが終了します。
補足:
不要な文書は閉じておかないとトラブルの原因となります。
保存しないで終了した場合、警告表されますので、注意して対応します。
補足:
文書を作成する場合、まずは、印刷をどのようなフォーマットで行いたいのかを設定します。
この設定内容に従って文書は編集されます。
作った文書は必ず保存してください。
⇒CD-ROM に書き込むツールで、フロッピーの感覚で操作できるツールがあります。
6
(書き込みという概念が無い)このフォーマットで記録した場合、同じソフトを
持っていないパソコン上では、その CD-ROM を読むことは出来ません。
⇒保存するフォルダを明確にしておきます。
7
Word には便利な機能、不便な機能が山ほどあります
ワードのテンプレートは使わないほうが良い
一般的な文書を作成する場合は、白紙のテンプレート(起動時や新規作成時に自動的に使
用される)を使用することをお勧めします。その他のテンプレートを使うとかえって変更に
手間取り効率ダウンにつながる可能性があります。
文書の体裁は、文字の体裁と段落の体裁で決まる
段落は、「ENTER」キーが押される(段落記号が付く)までの文字列。⇒文章の意味の切れ
目ではない。
文書の体裁の基本は段落ごとに決めます。
行の「右揃え」、「左揃え」、「中央揃え」、「両端揃え」は段落単位で行います。
⇒用紙サイズが変更されたり、余白が変わっても自動的に調整されます。
直前の段落に設定された内容は、新しく作成される段落にそのまま引き継がれます。
⇒入力文字により勝手に「右揃え」になるのは、「オートコレクション」機能です。
インデントは箇条書きに有効な手法
インデントとは、段落の左右端の位置を変えた書式
左インデント :段落の左端の表示位置(左余白を設定できます)
右インデント :段落の右端の表示位置(右余白を設定できます)
一行目のインデント :段落の1行目を表示位置
ぶら下げインデント :段落の2行目を表示位置
インデントによる設定は、「書式」⇒「段落」操作による設定方法と、ルーラによる設定
方法があります。
大きなフォントを使用時に行間が大きく
なり、調整が出来なくなった場合は、この
チェックを外します。
「ページ設定」時の行数設定と関係してい
ます。
8
任意の番号の後にタブを設定し、その後ろに文書を作成した場合、先頭の番号は「一
行目のインデント」で、それ以降の文書は「ぶら下げインデント」で設定できるよう
になります。
ルーラのインデントマーカは一定の間隔で移動しますが、「Alt」ボタン併用により、
インデントマーカの位置を自由に移動させることもできます。(マーカの位置も表示され
ます)
補足:
左インデント操作を行った場合、この設定は左側余白の設定ですので、一行目の
インデントも、ぶら下げインデントも一緒に移動します。
補足:
ルーラのメモリは「ツール」⇒「オプション」⇒「全般」タブの”使用する単位”
の設定と、「ファイル」⇒「ページ設定」⇒「文字数と行数」タブで設定する”字送
り”設定操作により行えますが、混乱の元ですので使わないほうが懸命です。
文書の位置を揃える場合はタブを使用する
ルーラに任意のタブ位置を設定
タブの種類の選択
左揃え :タブの後の左端の位置を揃える
中央揃え :タブの後の中央位置を揃える
右揃え :タブの後の右端の位置を揃える
小数点揃え :タブの後の数値の小数点の位置を揃える
縦棒 :設定した位置に縦棒を表示する
ルーラ上の任意の位置をクリックしてタブを設定します。
一行目インデント
ぶら下げインデント
左インデント(1 行目インデントが連動)
右インデント
左余白/右余白
9
補足:
設定されたタブの削除は、タブマークをドラッグしてルーラの外に出す操作で行
います。
タブ設定は「書式」⇒「タブとリーダ」操作でも設定できます。
補足:
タブが設定された文書上のタブマーカの部分を任意のリーダ(点線な
ど)で置き換える場合は、その文字範囲を選択後に、「書式」⇒「タブと
リーダ」操作により、リーダを設定します。(但し、ルーラ上にタブマー
クが表示されている状態でタブを設定しておく必要があります)
補足:
インデントとは、表示する開始/終了を示すもので、タブとは、そのイン
デントで指定した範囲内での文字列毎の開始位置を定義するものです。
左インデントを操作した場合は、一行目のインデントマーカも連動して
移動/設定され。
補足:
ルーラの両端の空白を表す部分をダブルクリックすることにより、「ペ
ージ設定」画面を表示させることが出来ます。
行間の大きさを変える
以下のいずれか、或いは組み合わせにより行います。
「ファイル」⇒「ページ設定」⇒「行送り」操作による設定します。
段落の選択⇒「書式」⇒「段落」⇒「行間」操作で固定値、或いは倍数を選択して、間隔
「タブ位置」にてリーダ
を描画したいタブを選
択⇒「リーダ」にてリー
ダの形式を選択⇒「OK」
操作
10
を設定することにより設定します。
段落を選択⇒書式ツールバーの「行間」アイコン操作により設定します。
補足:
1行分の高さをワードでは「行送り」といい、「ページ設定」で設定します。
行送りは、文字のサイズの 1.5~2倍が適切です。
補足:
ワードにおける標準的な段落配置は、「両端揃え」、左右インデントは「0」、タブ指定無し、
行送り1行です。
補足:
インデントやタブの設定の解除は、対応する段落を選択状態にし、「Ctrl」+「Q」操作によ
り行います。
補足:
スタイルとは書式の組み合わせに名前を付けたものです。
フォントの標準は、半角英数記号が「Century」、それ以外が「MS 明朝」となっている。
日本語と英文字の組み合わせは以下が適切です。
MS 明朝 ⇔ Century 又は TimesNewRoman
MS ゴシック ⇔ Arial
補足:
日本語フォントの切り替えに連動して半角英数字記号のフォントも切り替わらないよう
にするには、「ツール」⇒「オプション」⇒「全般」タブ⇒”日本語と英数字に同じフォン
トを使う”という設定をチェックします。
MS明朝 MSP明朝
フォントには固定ピッチと変動ピッチがある
MS 明朝 :固定
MS P 明朝 :変動(P:Proportional:比例した)
HG ゴシック E :固定
HGS ゴシック E :半角英数字のみ変動、その他は固定
HGP ゴシック E :半角英数字と、かなが変動
Century :変動
CourierNew :固定
固定ピッチと変動ピッチの違い
は、文字送り間隔が一定か、文
字により切り替えるかの違いで
す。
固定ピッチと変動ピッチの違いは、文
字送り間隔が一定か、文字により切り
替えるかの違いです。
11
補足:
固定ピッチフォントとは、文字送りピッチが一定のフォントであり、変動ピッチフォント
とは、文字送りのピッチが文字の種類に応じて変わるフォントのことです。
通常の印刷物では、和文は固定ピッチ、欧文は変動ピッチを使うので、MS P フォントは
使わないのが無難と思います。
補足:
”,”等も詰めたくない場合は以下の設定を行います。
「ツール」⇒「オプション」⇒「文字体裁」⇒文字間隔の調整で「間隔を詰めない」を選択
します。
補足:
表示文字のピッチや体裁が希望通りに行かない場合は、「書式」⇒「文字種の変換」操作と
組み合わせて調整されることをお勧めします。
補足:
文書の文字数は、「ツール」⇒「文字カウント」操作でチェックすることができます。
フォントを大きくすると行間が異様に多くとられた場合の対応
以下のいずれか、或いは組み合わせにより行います。
「書式」⇒「段落」⇒行間を固定値にして間隔を指定します。
「書式」⇒「段落」⇒”1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線にあわせる”のチ
ェックを外し、行間を任意に設定します。
補足:
「ファイル」⇒「ページ設定」操作で行数を指定した状態で、その指定により計算される一
行の高さ以上のフォントサイズが指定されると、行間が自動的にその高さの数倍で設定され
てしまいます。また、”1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線にあわせる”のチェッ
クがあると、その計算された値より小さな設定は全て無視されてしまいます。
文字の飾りとして、ボールド、斜体、下線などなどがある
書式ツールバー
ボールド、斜体、下線(任意形状)、囲い込み、網掛け、拡大/縮小表示、蛍光表示、色の設定、
ルビ表示、囲い文字などなどができます。
このボタンで下線の種類が
選択できる
12
ツールバー上の下線のメニュー選択で、下線の色を選択することにより、下線にも色をつける
ことができます。
「書式」⇒「フォント」操作により、もっと効果的な文字表示ができます。
浮浮浮ききき彫彫彫りりり表表表示示示なななどどどははは、、、網網網掛掛掛けけけととと併併併用用用しししたたたほほほうううががが効効効果果果がががあああるるる。。。
補足:
網掛けは罫線と共通ですので、「罫線」⇒「線種とページ罫線と網掛けの設定」で
行います。(網掛けは段落を対象としますので、網掛けの幅を変える場合はルーラ
を使用します。)
補足:
ツールバー上のアイコンは、未設定の状態でのクリックで設定します、また、設定済みの状
態でのクリックで解除となります。
メニューボタン(▼マーク)のあるアイコンは、そのアイコンをクリックして(カラーの場
合は自動を選択など)解除を行います。
書式の初期化設定は Ctrl+スペースが簡単、「書式」ツールバーのスタイルで「書式のクリア」
操作を行っても可能
ワードには、以下のような標準のスタイル書式があり、初期化はその標準スタイルで再設定
されるという意味です。
「MS 明朝」、「10.5pt」、標準文字形式(「太字、斜線、下線無し」など)、文字色は
自動
意外と便利なダブルクリック、トリプルクリックによる選択操作
単語の一部にカーソルを置いてダブルクリック :単語が選択される
単語の一部にカーソルを置いてトリプルクリック :単語が含まれる段落が選択される
行頭空白部でのシングルクリック :行全体の選択
13
行頭空白部でのダブルクリック :段落の選択
行頭空白部でのトリプルクリック :文書の全選択
段落に設定されたスタイルは、解除が行われるまで、追加段落に対しても適用されるので、適用
したくない場合は以下のような解除操作が必要。
Ctrl+スペース操作
標準書式の選択
「罫線」⇒「罫線を引く」は、段落や文字に対する罫線(囲い込み線)であって、単線は引けま
せん。単線は、オートシェープを使用します。この罫線には表も含まれます。
罫線には以下があります。
文字の囲い込み線 :「書式設定」ツールバーの「囲い込み」アイコン使用
段落罫線 :段落に枠をつける(段落記号を含んだ文字列に対する
罫線描画)
ページ罫線 :本文全体を罫線で囲む
表 :表は罫線
補足:
表は罫線なので、表に色をつける場合は、「図の描画」ツールバーではなく、「罫線」⇒「線種と
ページ罫線と網掛け」操作による網掛け設定操作にて行います。
補足:
罫線ツールバーの罫線を設定するアイコンを使っての囲い込みが出来ます。操作は、囲い込みた
い文字列を選択(段落記号を除く)⇒罫線関連の設定(太さ、色など)⇒罫線描画アイコンの順
に操作します。(段落を含むと段落に対する罫線となる)
補足:
罫線の描画方法を変えることにより、指定された段落に対していろいろの形状での罫線表示が行
えます。(段落と段落の間にだけ罫線を引くなど)
最初の文字列を入力後に、その文字列を使って表を作る場合はタブを挿入して作表を使います
セル毎にタブを設定して文書を作成⇒「罫線」⇒「挿入」⇒「表」操作で表を作成します
任意のオートシェープ図形に任意の画像をはめ込み表示することができます。
オートシェープを使って図を描画します⇒図の上で右ボタンクリック⇒「オートシェープの書
式設定」⇒「色と線」タブの選択⇒塗りつぶしの「色」の設定で、「塗りつぶし効果」を選択⇒
「図」タブの選択⇒挿入したい画像を選択⇒「図の縦横比を固定にする」のチェック操作で表示
します。
補足:「図の縦横比を固定にする」をチェックしない場合は、挿入しようとしている図形の形状
に合わされて圧縮/拡大処理が行われてしまいます。
14
任意の位置に目立つ水平線を挿入したい場合の操作は、罫線の水平線を使います。
挿入したい場所にカーソルを設定⇒「罫線」⇒「線種とページ罫線と網掛けの設定」⇒「水
平線」⇒挿入したい水平線の線種を選択操作により行います。
補足:
水平線は図形ですので、幅や長さは図形を扱う方法で調整することが出来ます。
文字や表に対する網掛け表示は、罫線ツールバーの「網掛けの色」アイコンを使うのが簡単
以下のいずれかの方法にて設定します。
1 網掛けしたい文字列などを選択⇒罫線ツールバーの「網掛けの色」アイコン操作により
色を選択
2 網掛けしたい文字列などの選択⇒「書式設定ツールバー」の「文字の網掛け」操作
3 網掛けしたい文字列などの選択⇒「罫線」⇒「線種とページ罫線と網掛けの設定」⇒「網
掛け」タブ操作により色を選択
補足:
2番目の方法では、固定色のグレーしか設定できません。
補足:
網掛けを文字対象にするか、段落対象にするかは、対象を選択するときに段落記号を含める
か否かで決まります。また、3の場合は、「線種とページ罫線と網掛けの設定」画面にて選択
することもできます。
文字列や段落に対して背景色と網掛けを混在してかける為には、「線種とページ罫線と網掛けの
設定」で、色の設定と網掛けの設定を行います。
罫線、網掛けの解除方法はいろいろ
囲い込み :「書式設定」ツールバー上の「囲い込み」アイコンのクリック
:「罫線」ツールバー上の罫線アイコンで”枠無し”を選択
:「罫線」ツールバー上の、”線の種類”の選択アイコンで、”罫線無し”を選択
文字の網掛け:「書式設定」ツールバー上の「文字の網掛け」アイコンのクリック
:「罫線」ツールバー上の、”網掛けの色”の選択で、”塗りつぶし無し”を選択
段落罫線 :「罫線」ツールバー上の罫線アイコンで”枠無し”を選択
補足:罫線段落とは、罫線記号を含めて選択した状態で罫線を描画したもの。
:「罫線」ツールバー上の、”線の種類”の選択アイコンで、”罫線無し”を選択
補足:
結局は、罫線や網掛けを描画した方法で解除も行います。
補足:
インデントやタブなども同時に解除したい場合は、Ctrl+Q 操作でも行えます。
15
表の操作は、Excel のようであり、Excel のようではない
表は罫線機能ですので、表に対する設定は全て罫線機能を使います。
表の作成は、「罫線」⇒「挿入」⇒「表」操作か、標準ツールバー上の「表の挿入」アイコン
で行います。
最初の列上の任意のセルの左端をダブルクリックすれば、その行の選択となります。
最上段の任意のセルの最上部を選択すれば、そのセルを含む列の選択となります。
上記のクリック場所は、表示されるカーソルの形状が変わりますので、その形状で判断しま
す。また、クリック操作、ドラッグ操作、shift 併用操作による選択操作は Windows 標準操
作に同じです。また、Alt ボタンを併用操作は、移動やサイズ変更などに関する微調整を可能
とします。
補足:
Excel のようであり、Excel と異なる紛らわしい表です。主に以下の操作が異なります。
Enter キーはセル内での折り返しとなります。
Excel は図形描画の塗りつぶし操作で網掛けができますが、ワードの表の塗り
つぶしは、「罫線」操作で行います。
関数による計算式の設定は出来ますが、自動計算は行われません。
関数による計算式を設定する場合、行と列を番号で指定する必要があります。
(Above や Left などの予約語を使った設定も可能です)
複数列を選択してセルの幅を変えても、選択された全てのセルには反映され
ません。
標準設定では、セルに文字を入力すると、その文字の大きさに応じてセルの
大きさが自動的に変わる場合があります。(罫線ツールバーの「表の挿入」ア
イコンで「列の幅を固定にする」の設定を行う必要があります)
「罫線」ツールバー上の、「表の挿入」アイコンのサブメニューボタン操作で、
「文字列の幅に合わせる」を選択することにより、表の幅が、入力されてい
る文字列の長さに自動的に調整されます。(「表の挿入」アイコンは、設定さ
表のサイズ変更用
表の移動用
文字を入力するセル
16
れた項目により、選択された機能に対するアイコンに切り替わります)
補足:
矢印ボタン操作や、TAB によるセル移動操作(Shift+TAB 含め)は Excel に同じです。
補足:
ワードで表を作りたいのであれば、標準ツールバーの「MicrooftExcel ワークシートの挿入」
アイコンを使って挿入した方が何かと便利です。
表に対する行、列の追加削除は罫線処理
挿入したい場所にカーソルを設定して、罫線ツールバーの「表の挿入」アイコンの▼マーク
をクリックすることにより挿入方法を決めます。(「罫線」⇒「挿入」操作でも同じ)
下側への挿入であれば、最下段の右端のセルにカーソルを置き、「TAB」ボタンを押すか、表
の枠外(右側)にカーソルを設定し、「Enter]ボタンを押します。
表の削除は、削除したいセルを選択して「罫線」⇒「削除」操作により行います。(セル上で
右ボタンをクリックして、削除を選んでも同じです)
補足:
削除する場合は、特別な理由が無い限り、行単位、或いは列単位で行ったほうが賢明です。
任意の文字列を表にしたい場合は、セルを変えたい場所にタブコードを挿入し、文字列選択
⇒標準ツールバー上、或いは罫線ツールバー上の「表の挿入」アイコン操作(アイコンに付
いているメニューボタン操作)で行います。
表に対する表示体裁は「表のプロパティー」で設定します。
セルの選択⇒「罫線」⇒「表のプロパティー」操作にて行います。(縦、及び横方向の文字の
表示位置、セルの高さ/幅、などなど)
セルの大きさを固定する設定もできますが、(表タブでのオプション設定と、列タブでの幅の
設定により)、個々のセルに対して大きさを設定しなければならない為に、設定が困難)、セ
ルサイズの固定は、罫線ツールバー上の「表の挿入」アイコンの「列のサイズを固定にする」
を使った方が賢明です。(「罫線」⇒「自動調整」⇒「列の幅を固定にする」でも可)
セルの入力された文字を、ある行以下を見えなくする場合は、セルの高さを固定にする設定
で行います。
本文の横に表を配置する方法には幾つかあります。
表を小さくして、移動ボタンにより本文の挿入したい位置に移動します。本文は表を避けて
表示されます。
罫線ツールバー上の「罫線を引く」アイコン(或いは、「罫線」⇒「罫線を引く」操作)をク
リックし、表を作りたい位置にセルを描画します。このセルに追加するように描画を繰り返
すと複数のセルを持った表が描画できます。これを作表モードといい、解除は「ESC」ボタ
ンで行います。
17
ワードの表は、挿入される文字でセルの大きさが自動的に変化するので、セルの大きさを固定化
した方が体裁は整う。
表を作成し、セルの大きさを調整する⇒表全体を選択する⇒罫線ツールバーの「表の挿入」
アイコン(メニュー表示部分の操作)⇒「列の幅を固定にする」を選択します。
補足:
表の各セルの大きさは、「罫線」⇒「表のプロパティー」の設定により設定することもできる
が、使い勝手は良くないので、あまり勧められません。
セルの微調整は、Excel 同様にセル間にカーソルを置き、セル変更モードの状態でドラッグ操
作を行います。高さに関する微調整も同様の操作で行います。
複数の表の列幅を揃えたい場合は、罫線ツールバーの「列の幅を揃える」アイコンをクリッ
クします。
セルを扱う操作は、ワードも Excel も同じようなのですが、微妙に違います
ワードでは、セルの結合や分割を行う場合は、罫線ツールバー上のアイコン操作で行いますが、
Excel は書式設定ツールバーで行います。
ワードでは、「セルの分割」操作により一つのセルを細分化できますが、Excel は結合セルを元
に戻す操作だけが出来ます。
ワードでは、縦書きを行う場合は「標準ツールバー」の「文字方向の変更」アイコン(「書式」
⇒「横書きと縦書き」操作、又は右ボタン操作によっても可能)を使用しますが、Excel では、
「書式」⇒「セル」⇒「表示形式」タブ操作で切り替えます。
ワードでは、表のセルに表示された文字列の縦方向の配置(中央揃えなど)は、「罫線」⇒「表
のプロパティ」で行いますが、Excel では、「書式」⇒「セル」⇒「配置」タブ操作で切り替え
ます。
ワードでは、網掛け操作は罫線ツールバーで行いますが、Excel では、「図形描画」ツールバー
の「塗りつぶし」アイコンで行います。
ワードでは、表の列を合わせたり、高さを合わせる場合は、罫線ツールバーの「行の高さを合
わせる」、或いは、「列の幅を揃える」のアイコンを使用しますが、Excel では、複数のセルを
選択して、その一つを調整すると全てが揃います。(「書式」⇒「列」、又は「書式」⇒「行」操
作でもできます)
補足:
「表のプロパティー」は、表左上の移動用ボタン、或いは右下のサイズ変更用ボタンをダブル
クリックすることによっても表示できます。
補足:
罫線ツールバーの「罫線の削除」アイコンを使い、セル間の境界線を消せば簡単にセルの結合
ができます。逆に、セルの分割は、「線を引く」アイコン操作により視覚的にできます。
18
補足:
表示されている表の線の太さなどを変えることは出来ませんが、罫線ツールバーの「線の種類」
により罫線の形状を変更した後に、「罫線を引く」ボタンを使って罫線を描画した場合は、指定
された罫線の種類で表を作ることができます。
ワードの表はあくまで罫線です。罫線の操作で境界線の太さや網掛けをします。
罫線は、罫線を引きたいセルを選択した状態で、罫線ツールバーの罫線の形状を選択するアイ
コン(アイコンは、「格子」や「外枠」など、設定した内容に変わります)で行います。
罫線の太さや種類は、罫線ツールバー上の「線の種類」アイコンを使って設定し、その後で外
枠などの形状を選択するアイコンを操作すれば適用できます
セルの背景色(網掛け)は、罫線ツールバーの「網掛けの色」アイコンを使って設定します。
(「罫線」⇒「線種とページ罫線と網掛けの設定」操作でもできます。この方式であれば、網掛
けのパターンの設定もできます)
補足:
「罫線」⇒「表のオートフォーマット」操作により、予め用意されているサンプルに従った表
の作成ができます。あまりお勧めはしません。
表を文書の中に併記する考え方は、文書に図を挿入する考え方と同じですが、微妙に違います。
表の移動マーカーをドラッグして表示したい位置に移動します。また、表全体の左揃えや中央
揃えを行う場合は、表全体を選択状態にして、「書式設定」ツールバーの「両端揃え」アイコン
などを使って設定します。(図では出来ません)
セル上に設定されている文字列の左揃えや中央揃えを行いたい場合は、セルの内容を選択し、
「書式設定」ツールバーの何某揃えアイコンを選択します。(表の全体選択では出来ません)
「罫線」⇒「表のプロパティー」⇒「表示」タブを使って、表の表示位置を決めます。(表の移
動マーカのダブルクリックで「表のプロパティー」を表示できます)
表が表示されている直前の段落と連動させたい場合は、「表のプロパティー」⇒「表」タブ⇒「位
置」ボタン操作により表示される画面で、垂直方向の基準を段落とし、位置を0(段落からの
位置)に設定します。また、"文字列と一緒に移動する”をチェックします。
本文が移動しても表を変わらない位置に表示したい場合は、「表のプロパティー」⇒「表」タブ
⇒「位置」ボタン操作により表示される画面で、"文字列と一緒に移動する”のチェックを外し
ます。
「表のプロパティー」の設定により、セル上での文字の表示場所の微調(表全体、行、列、セ
ル毎に)を行うことができます。(詳細は省きますが、やってみれば分かります)
セルに表示されている文字列の配置(中央揃えなど)は、書式設定ツールバーのアイコンを使
って行えます。(罫線ツールバーの位置きめアイコンを使えば、もっと細かな設定ができます。
表を効率的に使用する方法は、表全体のセルの大きさが確定したら、罫線ツールバーの「表の
挿入」アイコンに付いているメニューボタン(▼)をクリックして、”列の幅を固定にする”を
19
選択することです。これがポイントです。
補足:
作成した表を「左端揃え」などで位置決めした場合は、左端のセルに入力された文字列は本文
と一致するように配置されますので、表の枠は本文とずれてしまいます。これを回避するには、
表描画時に、「左側のインデント」を使って、表全体の表示位置を微調整する必要があります。
補足:
「表のプロパティー」は、表の上にカーソルを置いて右ボタン操作することにより表示される
メニューからの選択操作でもできます。
画像キャンパスはオプション設定でオートシェープ指定時に表示しないようにできます。
「ツール」⇒「オプション」⇒「全般」タブ⇒”オートシェープの挿入時に、自動的に新し
い画像キャンパスを作成する”のチェックを外せば表示されません。
補足:
描画されたキャンパスを無視して、キャンパス以外に描画するか、描画された時に「ESC」
ボタンをクリックすることにより画像キャンパスが自動的に解除されます。
補足:
表示したい場合は、「挿入」⇒「図」⇒”新しい画像オブジェクト”を指定します。
補足:
ワードが扱う図形は以下のとおりです。
オートシェープ :線や四角などを描画
ワードアート :飾り文字
チャート図 :要素関係図
組織図 :組織の図
画像、図形の描画/制御は、「図形描画」ツールバーと「図」ツールバーで全てができます。
写真の挿入 :「図」の挿入アイコン操作(「図」又は「図形描画」ツールバー)
図の描画/挿入 :オートシェープ操作(「図形描画」ツールバー)
文字の挿入 :テキストボックス(「図形描画」ツールバー)
オートシェープ上での文字書き込み :オートシェープを右ボタン操作して、”テキストの
追加”を選択
飾り文字 :ワードアート操作(「図形描画」ツールバー)
写真集からの挿入 :クリップアート(写真集)操作(「図形描画」ツールバー)
図表・組織図 :図表又は組織図を挿入操作(「図形描画」ツールバー)
補足:
写真の体裁(コントラストなど)は、「図」ツールバーで調整できます。
20
補足:
ワードアートは事後にどうにでも変えられます。
描画したワードアートを選択⇒右ボタン操作⇒”ワードアートツールバーの表示”操作により
表示されるツールバーで、ワードアート形状の変更、テキストの変更、回り込みの設定、横書
き/縦書きなどなどが出来ます。
挿入された図には、「行内配置」と「浮動配置」があります。最初の描画では「行内配置」とな
り、「テキストの折り返し」で”行内折り返し”以外を設定することにより「浮動配置」に切り
替わります。「浮動配置」モードでは、マウス操作により自由に図を移動させることができます。
「行内配置」は、文字と同等の扱いとなります。
本文画像を同じ行内に併記する文書(文書の横に画像など)を作る場合は「浮動配置」に切り
替えます。
補足:
浮動配置で画像同士、或いはテキスト間で隠れてしまう場合は、オブジェクトの重ね順番を調
整する必要があります。この操作は、オブジェクトの選択⇒右ボタン操作⇒”順序"操作により
設定します。
画像キャンパスの
枠を右ボタン操作
して、”画像キャン
パスツールバー表
示を選択します。
画像のコントラストからトリミング
まで、様々な画像処理ができます
21
補足:
図形を描画した場合に自動的に「浮動配置」となるように設定することができます。これは、
「ツール」⇒「オプション」⇒「編集と日本語入力」タブ⇒”図を挿入/貼り付ける形式”で「行
内」を、最も使用頻度の高い別のモードに切り替えます。
図形を描画する場合は、その図形が何と連動して移動すべきかを設定します。これを行わないと、
図形が意図しない場所に移動してしまいます。
描画した画像に対するアンカー(「行内配置」の場合は定義されません)を、その画像とペアに
なるべき段落の位置に固定化します。(固定化は、図を選択⇒アンカーを所定の位置に設定⇒
「図」ツールバー⇒「図の書式設定」⇒「レイアウト」タブ⇒「詳細設定」⇒”アンカーを段
落に固定する”操作で行います。また、「図の書式設定」は右ボタン操作でも可能です)
補足:
画像をそのページの固定の領域に表示(文書を変更しても位置が変わらない)したい場合は、
その図に対するアンカーはそのページの先頭に固定します。
アンカーマークは、文書画面の左側に表示される錨マークです。
アンカーマークは、通常は表示モードになっていませんので、「ツール」⇒「オプション」⇒「表
示」タブ⇒"アンカー記号”の部分にチェックを入れて表示モードにします。
補足:
図のアンカーと段落が結合され、段落の移動に応じて図形も移動する関係を連結といいます。
図形描画で重要なことは、描画する図の基準となる位置を確定する(アンカー)ことと、図形
に関連する段落との適切な連結です。
補足の補足:
図の挿入とアンカー設定の操作は以下のとおりです
浮動配置モードで図形(画像)を描画
図形(画像)をクリックしてアンカーマークを表示し、図形とアンカーを基準となる段落(場
所)に設定。
「図」ツールバーを使って、”アンカーの固定化”を行います。
画像キャンパスは、複数の図形をひとつの図形として扱えることです。ですが、普通に使う分に
はあまり必要の無い機能ですので、標準的には、自動的に画像キャンパスを描画する指定は外し
ておいた方が賢明です。(前述)
画像キャンパスの最適なサイズに切り替える場合は、キャンパスの枠を右ボタン操作し、「画像
キャンパスツールバー」を表示します。このツールバー上で、「描画に合わせる」を選択すれば、
現在描画されている図形にヒットした大きさに調整されます。
画像キャンパスに描かれた複数の図形は、ひとつのオブジェクトとして扱われますので、「図」
ツールバーの”テキストの折り返し操作なども、キャンパス単位で設定することになります。
22
ワードは、不具合が発生した場合の為に自動的にバックアップを取り、次の起動時にその内容を
表示しますので、確認後に、どのファイルを使うかを決めます。
回復時に保存 :トラブル時に緊急に保存された内容です
自動回復機能による最終保存 :自動バックアップ機能により自動的に保存された内容
です。(「ツール」⇒「オプション」⇒「保存」タブの”
自動バックアップ”で設定された時間間隔で保存されま
す)
ユーザによる最終保存 :前回保存した時の内容です。
補足:
保存されたどのファイルを使用するかは、表示される各項目にカーソルを移動したときに表示
されるメニューボタン(▼)操作で選択します。
お勧めは、”回復時に保存”の内容を確認して、問題が無ければその文書を使うことですが、心
配であれば、自動保存で保存されたファイルを別なファイル名で保存し、回復時のファイルに
問題が無いことを確信した時点で、オリジナルのファイル名に上書きしてください。
移動やコピー操作は基本的には他のアプリケーション(パワーポイントなど)と共通の操作で行
えます。
移動したい文字列を選択状態にします⇒左ボタンに移動したい場所にドラッグ操作します。
また、標準ツールバー上の、「切り取り」アイコン、「コピー」アイコン、「貼り付け」アイコン」
などを使っても行えます。(「編集」メニューを使っても行えます)
書式のみ(文字の色やアンダーラインなど)をコピー/適用したい場合は、コピーしたい書式の
文字列の先頭にカーソルを置いて、標準ツールバー上の「書式のコピー/貼り付け」アイコンを
クリックし、コピー先で適用したい文字列を選択し、再度「書式のコピー/貼り付け」アイコン
をクリックします。
補足:
「コピー」機能などは、書式も一緒にコピーします。また、段落記号を含めて選択した場合は、
段落書式も含めてコピーします。書式などをコピーしたくない場合は、「貼り付け」操作後に表
示される「貼り付けのオプションボタン」をクリックし、適切な項目を選択します。
「書式のコピー/貼り付け」操作で、コピー先を選択しないでクリックすると、その位置によっ
ては段落書式も一緒に適用されたりしますので、コピー先の適用範囲を確実に選択する方式を
使うことをお勧めします。
文書作成中に使用された書式を記録しておき、その履歴を使うことにより簡単に書式設定するこ
とができます。
設定された書式などを記録する場合は、「ツール」⇒「オプション」⇒「編集と日本語入力」⇒”
23
書式の履歴を維持する”をチェックします。次に、記録されたスタイルや書式を参照できるよ
うに、「作業ウインド」上の「スタイルと書式」を選択し、「書式の一覧」を選択します。
記録された書式の選択は、書式設定ツールバーのスタイルボタン操作か、或いは作業ウインド
上の”スタイルと形式"操作により表示されるメニューから行います。(適用したい文字列を選
択後に、書式メニューから選択します)
現在設定されている書式を一括で変更したい場合は、その書式が設定されている文字列の一部
をクリックし、作業ウインド上の「スタイルと書式」画面で「すべて選択」をクリックしてか
ら書式メニュー上の項目を選択します。
補足:
スタイルとは、書式の組み合わせに名前を付けて登録できる機能のことです。
任意の名前で、任意のスタイルを登録しておき、同じ操作で簡単に文書に適用することができ
ます。また、作業ウインド上の「スタイルと書式」画面で、表示項目を”スタイル一覧”とし
ておけば、スタイルだけの一覧表となります。
登録されたスタイルを変える(名前やスタイル形状など)場合は、作業ウインド上に表示され
たスタイル名の右側に表示されるマークをクリックして、「変更」を選択します。
定型句登録をしておけば、頻繁に使う文字列を文書の挿入することや、自分の住所・氏名などを
挿入することが意図も簡単に出来てしまいます。登録は以下の方法で行います。
定型句の登録したい文字列を作り、選択状態にします。
「表示」⇒「ツールバー」⇒「定型句」操作で定型句ツールバーを起動し、「新規作成」ボタン
をクリックします。
定型句として呼び出したいキーワードを設定します。(登録は、「標準」など、その時に使用さ
れた段落スタイル名で登録されます)
登録したキーワードを入力後に ENTER キーを押すか、F3 キーを押します。
予め標準で登録されている定型句、或いは新規に登録された定型句は、定型句ツールバーの全
てのエントリーから選択することにより呼び出すこともできます。
補足:
Windows の標準の定型句として登録されている定型句も同様の操作(2文字以上入力)で呼び
出せます。
定型句を呼び出す時のキーワードは、全ての定型句の中でユニークな文字列(2文字以上)を
設定しなければ表示されません。
ページ番号は、「表示」⇒「ヘッダーとフッター」操作でも付けられますが、「挿入」⇒「ページ
番号」で付けた方がバリエーションがあります。
「挿入」⇒「ページ番号」⇒位置や書式の設定により設定する。
ページ番号の表記に関する書式の変更は、作業ウインドを「スタイルと書式」に切り替え、表
示を「全てのスタイル」とし、”ページ番号”項目の”変更”画面を表示する(右側のクリック)
24
ことによりフォントの形状変更などを行います。
補足:
「スタイル書式」で設定されたページ番号の表示形態は、「ヘッダーとフッター」で設定される
ページ表示に対しても適用されます。
定型文書は、以下のような手順によりテンプレートを作成し、任意のフォルダ(或いは、ワード
の「標準」テンプレートフォルダ)に登録しておいた方が便利です。
定型文書となる基本の文書を作成します。
「ファイル」⇒「名前を付けて保存」⇒ファイルの種類で”文書テンプレート”を選択⇒任意
の名前で登録します。
「ファイル」⇒「新規作成」⇒作業ウインド上で”このコンピュータ上のテンプレート”⇒「標
準」タブ操作により表示されるテンプレート一覧から、テンプレートを選択します。
補足:
任意のフォルダに保存したい場合は、通常のファイル保存操作(ファイルの種類はテンプレー
ト)で保存し、読み込みは、「ファイル」⇒「開く」でも行えます。
補足:
テンプレートを保存する時は、「ファイル」⇒「プロパティー」⇒「ファイルの概要」操作で
表示される画面上で、”プレビューの図を保存する”をチェックしてください。
覚えやすく、知っていると便利なショートカット操作
右ボタンクリックで表示されるショートカットメニューを使い、コピー/貼り付け操作から、フ
ォントの設定、プロパティーの表示、ヘルプ表示などなどの様々な処理ができます。この操作
は、選択されている内容に応じて変わりますが是非活用してほしい機能の一つです。(まず困
ったら右ボタン操作をしてみてください)
Ctrl ボタン併用でも様々な簡単操作ができます。
Ctrl+「Q」 :段落書式を「標準」の書式に戻します
Ctrl+「スペース」 :文字書式を「標準」の書式に戻します
Ctrl+「B」 :選択された文字列の"太字⇔標準"の切り替えをします
Ctrl+「I」 :選択された文字列の"斜体⇔標準"の切り替えをします
Ctrl+「U」 :選択された文字列の"アンダーライン⇔標準"の切り替えをします
Ctrl+「X」 :選択された範囲を切り取り、クリップボードに登録します
Ctrl+「C」 :選択された範囲をコピーし、クリップボードに登録します
Ctrl+「V」 :クリップボードに登録された最新の内容を文字カーソルの位置貼
り付けます
コピーした内容はクリップボードに登録されますので(特別な指定をしない限り)、後で再利用
できます。コピー/貼り付けを繰り返す文書を作成する場合は必須の操作です。
25
コピー、切り取りは普通の操作で行います。
「編集」⇒「クリップボード」操作でクリップボードに登録された内容が表示されますので、
その中から選択して、文書の中に貼り付けます。(登録された個々のアイテムの削除は、個々の
項目の右側のメニュー操作で行います)
補足:
クリップボードの表示は、Ctrl+「C」+「C」操作でも行えます。
箇条書きと段落番号は
箇条書きは、行頭文字(丸や四角)とその文字の表示位置、字下げ(定型文字と本文の間の距離)、
ぶら下げ(2行目の表示位置)などを整えないと体裁が整いません。
また、箇条書きでアウトラインを使う場合は、アウトライン表示モードで文書を作成したものでなけ
れば適用できません。
縦書きモードで文書を作成した時のローマ字の縦書きは、
縦書きモードで文書を作成している時に、ローマ字部分が横に表示される場合は、その部分を選択
状態にして、「漢字変換ボタン」を押します。この操作で表示される候補リストの中にローマ字が縦
に表示されているものがありますので、その文字を選択します。
また、「書式」⇒「拡張書式」⇒「縦中横」操作でも行えます。
漢字変換で出てこない漢字を探す場合は IME のツールボタンから、「IME パッド」⇒「手書き」
⇒「消去」⇒手書きで漢字を書くが簡単
頻繁に使う漢字や文字列は、「IME パッド」⇒「単語/用例登録」操作により登録しておけば、漢
字変換と同じ操作で単語/用例変換ができる。
住所から郵便番号を求める方法は、また、その逆は
住所を記述して、選択状態にします⇒IME の「変換モード」を「人名/地名」に切り替えます。
⇒住所の上で右ボタンクリックを行い「再変換」を行います⇒郵便番号が表示されますので、選
択します。
郵便番号から住所への変換は、同様の操作で「人名/地名」に切り替え、郵便番号を入力後にス
ペースボタンを押します。
文書の中にコメントを挿入する方法
コメントを付加したい文字列の選択⇒「挿入」メニュー⇒「コメント」操作で表示される「吹き出
26
し」にコメントを設定します。
また、削除を行う場合はコメント上の右ボタンで表示されるメニュー上で「削除」を選択します。
ページ設定画面の簡単な起動
余白などを設定する「ページ設定」画面は、ルーラの余白をダブルクリックすることにより簡単に
起動することができます。
27
ワードを使用する上では頻繁に使用される機能ですので、操作をマスターしておいてください。
WORD ソフトの起動
「スタートボタン」⇒「すべてのプログラム」操作による起動
既存ファイルが格納されているファイルアイコンのダブルクリックによる起動
既存ファイルが格納されているファイルアイコンの右ボタンクリック⇒「開く」操作による
起動
Word ソフトの終了
「ファイル」メニュー⇒「終了」操作による終了
ウインド右上の「閉じる」ボタン操作による終了
タイトルバーの右ボタンクリック⇒「閉じる」操作による終了
補足:
アプリケーションの起動/終了操作はWORDアプリケーションに限らず、Windows 上で動作
する全てのアプリケーションに対して共通である。
Word 画面構成
タイトルバー、メニューバー、ツールバー、ツールバー移動ハンドル、ルーラ、インデント
マーカ、タブマーカ、質問ボックス、分割バー、文字カーソル、編集ウインド、作業ウイン
ド、IME2002 ツールバー、スクロールバー、ジャンプボタン、文書表示モード切り替えボ
タン、ステータスバーから構成される。
28
メニューバーのショートカット操作
メニューバーの英文字併記は、Alt 併用(Alt ボタンと一緒に操作された時に実行される)
で実行できるショートカット文字である。
サブメニュー上での併記英文字は、その文字をキーボードから直接入力した時に実行され
るショートカット文字である。
ツールバーへのコマンドの追加
ツールバーに任意のコマンドを追加する場合は、「ツール」⇒「ユーザ設定」⇒“コマン
ド”タブ操作により表示される“分類”を選択し、その分類に登録されているコマンドを
ドラッグ操作することにより、ツールバーの移動したい場所に登録する。
削除は、同様の操作で「ユーザ設定」画面を表示した状態でツールバーからドラッグ操作
により外に出す。
右ボタンのショートカット操作
アイコンや文字列を選択状態として、右ボタンクリックすることにより表示されるメニュ
ーを使うことにより、「切り出し」、「コピー」、「貼り付け」、「削除」などのショートカッ
ト操作ができる。
ツールバーの仕組みと使い方、
ツールバーは、「表示」メニュー⇒「ツールバー」操作で、カテゴリ別に表示/非表示を切
り替えることができる。
実際に操作する場合は、必要なツールバーのみを表示状態にして、必要時に追加表示を行
った方が良い。
推奨は、「標準、「書式設定」、「罫線」と「図形描画」を表示モードにして、それ以外は必
要時だけ表示する方法である。
29
メニューバーのサブメニュー表示
メニューバーの隠しメニュー表示機能(最初のクリック操作でサブメニューが途中まで表
示され、追加表示操作で残りが表示される)は使い勝手の観点から好ましくない。
全てのサブメニューを常に表示する形式に変えることを勧める。(「ツール」⇒「ユーザ設
定」⇒オプションタブ⇒“常に全てのメニューを表示”にて設定)
作業ウインドの目的と用途
作業ウインドは頻繁に使用するコマンドを集めたものであるが、ワードの場合は、余りお
勧めではない。パワーポイントは有効。
作業ウインドには、「新しい文書」、「クリップボード」、「検索」、「クリップアートの挿入」、
「スタイルと書式」、「書式詳細設定」、「差込印刷」、「翻訳(英訳/和訳)」がある。
「ツール」⇒「オプション」⇒「表示」で起動時の非表示設定が可能
全画面表示
全画面表示は、「表示」⇒「全画面表示」機能を使う。この場合の画面のスクロール操作
は、マウスのダイアルボタンか、矢印ボタンを使用する。(解除は ESC)
任意倍率により表示
表示倍率切り替えは、「表示」⇒「ズーム」を活用(直接倍率設定も可能)
ルーラによる文書表示位置の設定
「表示」メニュー⇒「ルーラ」操作で表示されるルーラを使って、段落の先頭だけを一文
字ずらす(1行目インデント、ぶら下げインデントにより)などの操作ができる。
表示メニューで切り替えられる文書表示形式
グリッド線表示/非表示、見出しマップ(文書内見出しの左画面での表示)の表示/非表示
などの切り替えを、「表示」メニュー⇒“モードの選択”操作により行うことができる。
グリッド線は印刷モードのみ有効である。(モード切替は画面左下のアイコンで行う)
ヘルプ処理
分からなくなった時に手助けとなるヘルプ処理には、「ヘルプ」⇒“Office アシスタント
の表示”でイルカアイコンをクリックして行う方法がある。
質問ボックスを使って行う方法や、「ヘルプ」メニューの“ポップヒント”を使って行う
方法などなど、様々な方法もある。(ポップアップヒントは Office2003 ではなくなったか
もしれない)
30
文書作成
現在編集中の文書とは別に、別なウインドを表示して、新規に文書を作成する方法として
は、「ファイル」メニュー⇒新規作成⇒「白紙の文書」操作による方法が一般的であるが、
「スタート」ボタンからワードを起動した方が簡単である。
作業ウインド上の「テンプレートから新規作成」操作を選択する方法(ウイザードを使っ
たテンプレートもある)などもある。
オリジナルなテンプレートを作成/登録して活用することもできる。
文書の余白調整
ページに文字は入りきらない場合の調整などに便利な、文書の余白調整は、「ファイル」
メニュー⇒「ページ設定」により表示される画面上の各種のタブ(「余白」や「用紙」な
ど)を操作することにより行う。(用紙サイズ設定、文字方向/文字数/行数設定、余白と印
刷向き、など)で行う。
文書読み込み
既存の文書を読み込む場合は、「ファイル」メニュー⇒「開く」⇒ファイルの選択操作、
及び「開く」操作で表示される画面右上の「ツール」⇒「検索」機能で行うことができる。
文書の挿入
現在表示されている文書の任意の場所に別のファイルの内容を挿入する場合は、挿入した
い位置にカーソルを設定して、「挿入」メニュー⇒「ファイル」操作により行う
文書の保存
文書を保存する方法として、ファイル」メニュー⇒保存したい方式の選択がある。方式は、
様々で以下のようなものがある。
前のファイルの上に上書きする「上書き保存」方式がある。
別な名前で保存する「名前を付けて保存」方式がある。
Web ページ形式(HTML)で保存する「Web ページで保存」方式がある。
ファイルを保存しないで閉じる操作を行った時に行われる「自動保存」方式がある。
バージョン管理(作業履歴)として保存できる「版の管理」保存方式がある。
文書の送信処理
文書をメール等で送信する機能として、「ファイル」メニュー⇒「送信」操作により、文
書の送信を行う機能がある。(メール本文として、メールの添付ファイルとして、Fax と
して、など)
ファイルの印刷
31
「ファイル」メニュー⇒「印刷プレビュー」により実際に印刷される時の形式で表示する
ことができる。印刷される状態を確認してから印刷を行いたい場合は、この方式をお勧め
する。(このプレビュー画面からの印刷もできる)
「ファイル」メニュー⇒「印刷」操作で、プレビュー無しの印刷ができる。
印刷される各行に、行番を追加印刷する場合は、「ファイル」メニュー⇒「ページ設定」
⇒「その他」タブの行番号ボタンで行う。
文字列の選択操作
文字単位での選択(文字列をドラック操作)、行単位選択(行頭の余白をクリック)、段落
単位で範囲指定(行頭の余白部分をダブルクリック)、ブロック単位で範囲選択(Alt を押
しながらドラック)、文書全体を選択(「編集」⇒「全て選択」操作などがある
文字列移動とコピー
文字列移動/コピー操作は、“文字列選択”⇒“右ボタンによるクリック”⇒「コピー」/
「切り出し」⇒「貼り付け」操作、“文字列選択”⇒“ドラッグ&ドロップ”操作などが
ある。
クリップボードを使った複製
「コピー」操作や「切り出し」操作を行った場合、その対象となった文字列などは、クリ
ップボードと言われる場所に格納される。このクリップボードを活用することにより、過
去にクリップボードに登録された文字列などを貼り付けることができる。
操作は、作業ウインド上のタブを「クリップボード」に切り替えて、貼り付けたい項目を
選択する。
クリップボードの表示は、Ctrl+C+C 操作でも行える。
文書中に、別なファイルをハーパーリンクとして貼り付ける
文書中に別のファイルの任意の文字列をハイパーリンクとして貼り付ける場合は、「ファイル」
メニュー⇒「開く」⇒“挿入したい文書の文字列を選択して、右ボタン操作によりコピー”⇒
挿入される文書の挿入位置にカーソル設定⇒「編集」メニュー⇒「ハイパーリンクとして貼り
付け」操作で行う。
この設定により、挿入された文字列を、Ctrl キー併用でクリック操作をすることにより表示フ
ァイルを切り替えることができる。
文字列削除
文書中の任意の文字列を削除する場合は、その文字列を選択状態として「Delete」ボタンを
押す方法、「編集」メニュー⇒「クリア」操作による方法、右ボタン操作により「切り取り」
を選択する方法などがある。
32
編集結果の復元
変更した内容を元に戻す場合は、「編集」メニュー⇒「元に戻す」操作、ツールバーの“元に
戻す”アイコン操作、Ctrl+Z 操作などがある。
やり直し(元に戻す操作に対する、元に戻す操作)
編集結果の復元操作を行ったが、その復元処理を元に戻したい場合は、「編集」メニュー⇒「や
り直し」(「やり直し」は、「元に戻す」メニューと排他的)操作、ツールバー上の“やり直し”
アイコン操作、Ctrl+Z操作などがある。
繰り返し操作
同じ文字列を繰り返して入力したい場合は、繰り返したい文字列入力⇒「編集」メニュー⇒「繰
り返し」操作、または、Ctrl+Y操作により行う。
検索、置換、ジャンプ処理
文書中に挿入されている任意の文字列を検索する場合は、「編集」メニュー⇒「検索」操作で
表示される画面上で、検索したい文字列を入力することにより行う。
任意の文字列を別の文字列に切り替える場合は、「編集」メニュー⇒「置換」操作で行う。
置換操作は、個別に行うことも、一括で行うこともできる。
フォント設定
文書中に表示されている文字列を任意のフォントで表示する場合は、文字列の選択⇒「書式」
メニュー⇒「フォント」操作、またはツールバー上の“フォント選択”メニュー操作で行う。
このフォント設定では、文字飾り(上付き、影付)、文字幅と間隔、アニメーションの設定など
ができる。
文字の均等割付
文字の種類に関係なく、文字の間隔を均等にするには、均等にしたい文字列の選択⇒「書式」
メニュー⇒「文字の均等割付」操作で行う。
この操作は、書式設定ツールバーの「均等割付」アイコンでも行うことができる。
文字種の変換(大文字、小文字、など)
文書中に表示されている文字列を大文字に変換したり、小文字に変換する場合は、変換したい
文字列の選択⇒「書式」メニュー⇒「文字種の変換」操作で行う。
文字列を選択して、F9ボタンか F10 ボタンを押すことによっても変換はできる。(「表示」メ
ニュー⇒「ツール」⇒「ファンクションキーの表示」操作により、各ファンクションの機能が
表示される。
33
文章の段組設定
文書を何列かに分割して表示する段組表示は、「書式」メニュー⇒「段組」⇒”段組の形状の選択
“操作で行うことができる。
段組を指定する場合は、対象となる文字列の最後の行は、Enter ボタンで改行されていなければ
ならない。
縦書き文書設定
現在表示されている文書、或いはこれから作成する文書を縦書きにする場合は、「ファイル」メ
ニュー⇒「ページ設定」⇒「文字数と行数」タブ⇒“縦書き”を選択することにより設定できる。
「書式」メニュー⇒「縦書きと横書き」操作でも同様の設定ができる。
段落スタイルの設定(先頭文字の字下げ処理など)
文字列の表示方法(中央揃えなど)や、インデント幅の設定は、“文字列を選択”⇒「書式」メ
ニュー⇒「段落」操作で表示される画面で設定できる。
右クリックによる「段落」操作でも同様の設定ができる。
段落の字下げ処理は、ルーラを使って行うこともできる。
行の配置(中央揃え、その他)
任意の文字列を、その行のどの場所(左側、中央、など)に表示するかは、ツールバー上のアイ
コン(両端揃えアイコンなど)操作によりできる。
「書式」メニュー⇒「段落」操作や、Ctrl ボタン併用のシートカット操作(J:両端そろえ、L:左
そろえ、E:中央揃え、R:右揃え)でも同様の設定ができる。
ウインドの分割操作
一つの文書を2つのウインドに縦方向で別々に表示することができます。
① スクロールバーの上に表示されている分割ボタンをドラッグします。
解除は、元の場所にドラッグします。
② 「ウインドウ」⇒「分割」操作により分割を行います。
解除は、同操作で行います。
34
頻繁に必要となる機能ではありませんが、知っているとワード操作の幅が広がります。
行間隔の設定
ワードの文書を、どうしても1ページに収めたい時などに使用します。
行間隔の設定は、「書式」メニュー⇒「段落」⇒行間隔の設定で行う。
入力される文字は、ページ設定で設定された行数により行方向の表示位置が抑制されますの
で、微調整を行いたい場合は、「書式」メニュー⇒「段落」操作でひょうじされる画面状で、
「1ページの行数を指定時に文字を行グリッド線に合わせる」項目のチェックを解除します。
書式設定ツールバー上の「行間」アイコン操作で行うこともできる。
拡張書式設定ツールバーの「行間」アイコン操作で行うこともできる。
段落のページ跨りを避けるなどの設定
段落を選択⇒「書式」メニュー⇒「段落」⇒「改ページと改行」タブにより設定する。
ページを連続的に表示する操作
ページとページの間にある空白行をクリックする。(元に戻す場合は、ページとページの間
をクリック)
改行時の行頭文字、及び行末に対する禁則処理(定義された文字が、その場所に表示されない
ようにする)、日本語と英語、日本語と数字の文字間隔の調整
禁則処理の設定は、段落を選択⇒「書式」メニュー⇒「段落」⇒体裁タブ⇒「オプション」
ボタン操作で表示される画面上で設定する。
日本語と英語、日本語と数字の文字間隔の設定は、段落を選択⇒「書式」メニュー⇒「段落」
⇒体裁タブ操作により設定する。
TAB ボタンでカーソルの移動を行う為のタブの設定
タブの位置は、「書式」メニュー⇒「タブとリーダ」⇒「タブの位置」項目でタブを設定し
たい位置に設定⇒「設定」ボタン操作で設定できる。複数のタブ設定を行う場合は、「タブ
の位置」から「設定」までの操作を繰り返し、最後に「OK」ボタンをクリックする。
補足1:
ルーラ上に、タブマークが表示されることを確認する。
補足2:
タブ操作時に、リーダ(タブの部分を線などで表示する)を設定/表示したい場合は、「タ
35
ブとリーダ」画面上で、リーダの設定を行う。
補足3:
タブ、及びリーダの設定は、「設定」ボタンを使って個別のタブに対して設定されなけれ
ばならない。
タブが適用された段落に対してリーダを適用する場合は、段落を選択した状態で、「書式」
メニュー⇒「タブとリーダー」操作により設定する。
タブは、ルーラ上の任意の場所でクリックすることにより設定できる。
タブの削除は、ルーラ上に設定されたタブマークを、ドラッグ操作でルーラ外に移動するこ
とにより行うことができる。
タブには、タブ実行時の文字列の表示を、左揃えで行うか、中央揃えで行うかなどの設定が
できる。この設定は、「タブとリーダ」操作により表示される画面上の種類の設定でも、ル
ーラ上の左端のタブ切り替えボタンでもできる。(タブマーカの形状で判断できる)
箇条書きと段落番号設定
段落の選択⇒「書式」メニュー⇒「箇条書きと段落番号」⇒各段落の先頭に表示したい任意
の形状を選択
規定の形状以外を選択したい場合は、上記ウインド上で「変更」ボタンをクリックする
形状の解除は、同様の操作で、形状を選択する代わりに「なし」の項目を選択
段落の先頭文字を大きくするドロップギャップ操作
段落にカーソルを設定⇒「書式」メニュー⇒「ドロップギャップ」操作にて表示したい形状
を選択する。
解除は同様の操作で「なし」の項目を選択する。
「書式」メニュー⇒「拡張書式」操作でできる様々な機能
ルビ(読み仮名の付け方)
ルビ設定を行いたい文字列の選択⇒「書式メニュー」⇒「拡張書式」⇒「ルビ」を選択
する。
ルビの解除は、同様の操作で「ルビ」の代わりに「ルビの削除」を選択する。
上記操作は、拡張書式ツールバーの「ルビ」アイコンでも可能
縦書きの文書の一部を横書き(数字や英字に有効)にする方法
横書きにしたい英数字の選択⇒「書式」メニュー⇒「拡張書式」⇒「縦中横」操作で行
う。
解除は同様の操作で、縦中横画面で解除を選択する。
複数の文字列を結合して一つの文字にする組文字の設定
36
組み文字にしたい文字列の選択⇒「書式」メニュー⇒「拡張書式」⇒「組み文字」操作
で行う。
拡張書式ツールバーの「くみもじ」アイコン操作でも行うことができる。
解除は同様の操作で「組み文字」画面を表示し、解除を行う。
文字を円で囲い込む方法
文字の選択⇒「書式」メニュー⇒「拡張書式」⇒「囲い文字」操作で行う。
解除は同様の操作で「囲い文字」画面を表示し、解除を指定する。
⑳を超えた数字の囲い込み表示を行いたい場合はこの機能を使う。
注意:
囲い文字を行った後で拡大した場合、中の文字だけが拡大される。
文書に中に、(この部分は割 注 で す)のような注釈を挿入する方法
挿入したい場所にカーソルを設定⇒「書式」メニュー⇒「拡張書式」⇒「割注」操作に
より行う。
解除は同様の操作で、割注画面を表示し解除を行う。
文書作成時の文書形式を自動、或いは一括で行う操作
「書式」メニュー⇒「オートフォーマット」⇒「オプション」操作にて表示される画面上
で対応する項目を設定し、実行する。
頻繁に使う段落スタイルなどをマクロのように登録しておき、簡単な操作で任意の段落等に適
用させる操作
「書式」メニュー⇒「スタイルと書式」⇒作業ウインド上の「新しいスタイル」ボタン操作に
より表示されるウインド上で操作する。基本操作は以下の通り。
登録するスタイル名を設定する。
「書式」ボタンをクリックし、設定したい書式(フォントや罫線、網掛けなど)を設定
する。
このスタイルシートを適用したい段落などを選択状態にし、「書式」メニュー⇒「スタイ
ルと書式」操作により表示される作業ウインド上から、適用したい書式を選択する。
変更、削除処理は、作業ウインド上のスタイルシート一覧表の対応する項目の右端に表
示されるメニューマークを操作することにより行う。
Web ページモードで文書を作成する場合の背景色を設定する操作
「書式」メニュー⇒「背景」操作により、背景としたい色や模様を設定する。
補足:
2002 以前は、この操作を行うとWeb文書モードに切り替わりましたが、2003以降は、
37
印刷モードでも背景色設定が可能となりました。
印刷物の背景に透かしを入れた透かし印刷ができる
「書式」メニュー⇒「背景」⇒「透かし」選択により、全ての文書に対し、図や文字列を背景
に薄く表示する「透かし」表示/印刷ができる。(社外秘資料などを作成する場合に有効)
同様の効果としてとして、Web 文書等で活用できる背景、及び書式を設定するテーマ機能が
ある。
「書式」メニュー⇒「テーマ」⇒背景や文書のテンプレートのなかから選択する。
同様の効果として、背景の図を任意の場所に設定できる、ウォータマークがある。
「挿入」メニュー⇒「図」⇒「クリップアート」操作により図を挿入⇒「挿入された図
をクリック」⇒表示された図ツールボックス上で「色」アイコンをクリック⇒ウォッシ
ュアウトを選択する。
補足:
図と文字をどのような方法で表示するか(文字を図の上に上書き表示するなど)は、図ツー
ルバーの“テキストの折り返し”アイコンを使って設定する)
ページ全体やセクション(段落)単位での、罫線による囲い込み表示操作
「罫線」メニュー⇒「線種とページ罫線と網掛けの設定」操作により、表示したい、罫線、
ページ罫線、網掛けの選択を行う。(線の表示位置などの調整は、罫線設定画面のオプショ
ンボタンを使用する。)
文書の上部や下部への、任意の文字列やページ番号などの挿入操作
「表示」メニュー⇒「ヘッダーとフッター」操作にて設定する。
ヘッダーやフッター上に図や画像などを挿入することも可能である。また、通常の段落同様
に「中央揃え」などの操作もできる。
「ヘッダーとフッター」画面上で、「ページ設定」アイコン⇒「その他」タブによりヘッダ
ーとフッターの表示ページ方法を任意に行うことができる。(例えば、奇数と偶数のページ
番号を別々に形式で表示するなど。)
ヘッダーとフッターを編集する場合は、ヘッダーとフッター部分に表示されている文字や図
をダブルクリックすることにより行うことができる。
さまざまな図形を文書の中に描画する操作
「表示」メニュー⇒「ツールバー」⇒「図形描画」をチェックし、図形描画ツールバー上のア
イコン、又は“オートシェープ”ボタンをクリックすることにより表示される図形を使うことに
より、ワード文書上に図形を描画する。
描画キャンパスの無い場所で図形を描画する場合、最初に「描画キャンパス」が表示される。
このキャンパス上に描画した場合、各々の位置関係は保たれるが、描画キャンパスを使用したく
38
ない場合は、「描画キャンパス」が表示された時点で「ESC」ボタンを押すことにより、「描画
キャンパス」�