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THINKJAM.が「を!」と思った 記事・セミナー・展⽰会などの 情報を3分でわかるくらい コンパクトにまとめてお届けします。 z in three minutes 【WO】 を! David Moth | September 26, 2013 iBeacons: what are they and why should marketers care? iBeaconの特徴とその可能性 201310 vol.026 http://econsultancy.com/jp/blog/63478-ibeacons-what-are-they-and-why-should-marketers-care/ 上記Econsultancyの記事を翻訳し、当社で情報や考察を加えています。

Wo! vol.26 iBeaconの特徴とその可能性

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THINKJAM.が「を!」と思った記事・セミナー・展⽰会などの情報を3分でわかるくらいコンパクトにまとめてお届けします。

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in three minutes

【WO】を !

David Moth | September 26, 2013

iBeacons:what are they andwhy should marketers care?iBeaconの特徴とその可能性

201310vol.026

http://econsultancy.com/jp/blog/63478-ibeacons-what-are-they-and-why-should-marketers-care/上記Econsultancyの記事を翻訳し、当社で情報や考察を加えています。

©2013 THINKJAM.Inc. Page 1

タッチで通信できる「NFC」

タッチで決済 タッチでクーポン取得

NFC(近距離通信技術)は、Andoroid4.0以降のスマホで実装されており、タッチするだけでデータ通信できる便利な機能です。

しかしながら、先⽇Appleより「タッチ」不要の通信機能が発表され、いま話題を呼んでいます。

©2013 THINKJAM.Inc. Page 2

タッチ不要で通信できる Appleの「iBeacon」

「ビーコン」と呼ばれる専⽤端末(3つセットで約9,900円)iOS7以降のiPhone端末

http://estimote.com/

省電⼒のBluetoothでデータ通信

(タッチ不要)

例えばクーポン表⽰

「iBeacon」とは iOS7から追加された省電⼒のBluetoothを⽤いて無線で近距離データ通信できる機能です。

©2013 THINKJAM.Inc. Page 3

iBeacon|5つの特徴

50m(推奨は10m)離れていても通信できる

3つ以上のビーコン(専⽤端末)を設置すれば、GPSよりも⾼精度にスマホの位置を特定することができる

顧客の位置や⾏動データを店舗などの運営側にフィードバックすることができる

過去の⾏動履歴などをもとに、ユーザーごとにカスタマイズしたオファーを送ることができる

iOSに限らず、省電⼒版のBluetoothが使えるAndroid4.3以降の端末も対応している

※NFCは20cm(実際は4cm)

※NFCはiOS⾮対応

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iBeaconの活⽤例①|店舗

店舗の⼊り⼝に近づくと‥

⽴ち寄ってもらうためのオファーが表⽰される

店舗に⼊ると‥

チェックインクーポン、店舗レイアウトの案内を表⽰される

商品棚に⽴ち寄ると‥

商品の情報が表⽰されたり、「さっき⾒たジーンズにお似合いですよ!」

とカスタマイズされたメッセージが表⽰される

店舗の出⼝に差し掛かると‥

レジに並ぶことなく、iBeaconを通じてクレジットカードで⽀払いできる

BC

Dhttp://estimote.com/estimote-for-retail.html

©2013 THINKJAM.Inc. Page 5

iBeaconの活⽤例②|野球場(MLBによる球場での実証実験)

球場に近づくと‥

本⽇の対戦カードが表⽰される

ゲートに近づくと‥

チケット情報や座席場所の地図が表⽰される

球場内に⼊ると‥

ホットドッグのクーポンや来場ポイントが表⽰される

球場内のオブジェに近づくと‥

球場の歴史に関する動画が再⽣される

http://mashable.com/2013/09/26/mlb-at-the-ballpark-app/

©2013 THINKJAM.Inc. Page 6

考察

iBeaconは、省電⼒版のBluetoothをベースにしているためiOS(7以降)とAndroid(4.3以降)の両⽅で利⽤することができる。そのため今後、iBeaconは広く普及する可能性を持っている。

iBeaconがNFCに取って代わるのでは?という議論もあるが、

1)iBeaconは受動的にも(意思がなくとも)通信が発⽣してしまう⼀⽅で、NFCは能動的なアクション(タッチ)をして、はじめて通信が発⽣する。

2)iBeaconは、⼈が密集すれば、その分トラフィックが増⼤し、通信が不安定になる可能性も考えられるが、NFCでは、1:1かつ近距離の通信のため、安定性が⾼い。

‥といった差異を鑑みると、⽬的や条件に応じて棲み分けされるものと考えられる。

どんな⼈が、どのように店舗内を動いて、どの商品の情報を閲覧して、結果的に、どの商品を購⼊したのか?といったリアルのログは、(リアル店舗の)ショッパー分析の新たな基礎データになるだけでなく、オンライン上の会員情報と結びつけることで、オムニチャネル施策を打つうえでの貴重なデータに成り得る。