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Windows用
カスタムコントロールと汎用APIライブラリ
インストール手順
( 2.7.7.1 版 )
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- 目次 -
1. 概 要 ......................................................................................................... 1 2. 対応する Windows/VisualStudioのバージョン .................................................................... 2 3. インストール手順 .............................................................................................. 3 4. サンプルプログラムのセットアップ .............................................................................. 6 5. 開発環境の設定 ................................................................................................ 7
5.1. C/C++プロジェクトで、DLL(AjtCtl32.dll or AjrCtl64.dll)を使用する場合 ............................... 7 5.1.1. AjrCtl32/AjrCtl64の設定をツールで行う場合 ............................................................. 7 5.1.2. AjrCtl32/AjrCtl64の設定を手動で行う場合 ............................................................... 8 5.1.3. AjrCtl32.dll/AjrCtl64.dllへのパス設定 ................................................................ 9
6. アンインストール手順 ......................................................................................... 10 7. 再配布 ....................................................................................................... 10 8. 免責事項 ..................................................................................................... 10 9. 本ソフトウェアのソースプログラム入手 ......................................................................... 11 10. 問い合わせ先 ................................................................................................. 11
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1. 概 要
このソフトウェアは、C/C++用カスタムコントロールや汎用API(.dll)のライブラリです。
下図のようなリアルタイムなグラフ表示、入力/表示用のGUIコントロールや各種APIを含んでいます。
このソフトウェアの概略説明は、以下のURLから「カスタムコントロールと汎用API」を参照してください。
Windows 32ビットプラットフォーム(WIN32)では、汎用API(AjrCtl32.dll)がインストールされます。
Windows 64ビットプラットフォーム(WIN64)では、汎用API(AjrCtl64.dll)がインストールされます。
32ビットプラットフォーム(WIN32)用の汎用 API(AjrCtl32.dll)と、64ビットプラットフォーム(WIN64)の汎用API(AjrCtl64.dll)で機能的な差異
は(ほとんど)ありません。
http://www.ne.jp/asahi/ajara/kojara/
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このソフトウェアの詳細な内容については、次の文書ファイルを参照してください。(上記URLにもあります)
・AjrCtl32.pdf (カスタムコントロールと汎用APIライブラリ ライブラリ説明書 C/C++ 用レギュラーDLL編)
文書ファイルは、インストールフォルダ下の「_gbl\Doc」(通常は、C:\Program Files\Ajara\AjrCtl32\_gbl\Doc)に格納されています。
または、「スタート」→「全てのプログラム」→「AjrCtl32」or「AjrCtl64」→「説明書(PDF文書)」から開くこともできます。
2. 対応するWindows/VisualStudioのバージョン
本コントロール群は、PC版のWindows(32ビット版Windows(x86) および 64ビット版Windows(x64))のWindowsXP(SP3)以降で動作可能です。
対応するVisualStudioのバージョンは、VisualStudio2010以降(VisualStudio 2010, ・・・ ,VisualStudio 2019 ・・・)となります。
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3. インストール手順
本ライブラリは、以下の手順でインストールします。
1)インストールデータ
「AjrCtlXX.zip」を解凍すると以下のインストールデータが作成されます。
インストールデータ
32ビットWindows用 64ビットWindows用
日本語版 AjrCtl32Jフォルダ AjrCtl64Jフォルダ
AjrCtl32SetupJ.msi, setup.exe AjrCtl64SetupJ.msi, setup.exe
英語版 AjrCtl32Eフォルダ AjrCtl64Eフォルダ
AjrCtl32SetupE.msi, setup.exe AjrCtl64SetupE.msi, setup.exe
英語版のインストールデータは、インストール時のメッセージが英語となっていますが、内容は日本語版と同じです。
英語版のインストールデータは、日本後 Windows-PC以外でインストールするために用意しています。
2)インストールの実行
1)すでに以前のバージョンがインストールされている場合は、アンインストールしておいてください。
アンインストールの手順は「6.アンインストール手順」を参照してください。
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2)解凍したファイルから「setup.exe」を実行すると、インストールを開始します。
インストール中は、次の画面が順次表示されますので、画面の指示に従って「次へ」ボタンを押してください。
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インストール後のフォルダ構成
インストール後のフォルダ構成は、以下のとおりです。
バイナリファイル(.exe, .dll, .lib, .ocx)
ドキュメントファイル(.pdf)
C/C++ 用ヘッダーファイル(.h)
C/C++ サンプルプログラム(VisualStudio2010のプロジェクトファイル)
(C/C++ サンプルプログラムの実行ファイル(.exe)は、「_gbl\Bin32」に格納されています)
バイナリファイル(.exe, .dll, .lib)
ドキュメントファイル(.pdf)
C/C++ 用ヘッダーファイル(.h)
C/C++ サンプルプログラム(VisualStudio2010のプロジェクトファイル)
(C/C++ サンプルプログラムの実行ファイル(.exe)は、「_gbl\Bin64」に格納されています)
AjrCtl32 (32ビットプラットフォーム)の場合
AjrCtl64 (64ビットプラットフォーム)の場合
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4. サンプルプログラムのセットアップ
サンプルプログラムを実行する場合は、インストール・フォルダ全体を、いずれかの作業用フォルダにコピーし、作業用フォルダ上で実行するよ
うにしてください。
インストールしたフォルダ全体を、いずれかの作業用フォルダにコピーするには、
「スタート」→「全てのプログラム」→「AjrCtl32」or「AjrCtl64」→「サンプルプログラムのセットアップ」でセットアップ用のプログラムを起
動します。
ここで、コピー先のフォルダを設定し、「コピー」ボタンを押すと、インストール・フォルダ下の「_gbl」フォルダが、コピー先のフォルダにコピ
ーされます。
尚、上記セットアップ用プログラムを使用せずに、エクスプローラ等で、手動でコピーしてもかまいません。
コピー先フォルダ選択
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5. 開発環境の設定
インストールしたライブラリを使用するには、開発環境(Visual Studio)で、以降に示す設定を行う必要があります。
5.1. C/C++プロジェクトで、DLL(AjtCtl32.dll or AjrCtl64.dll)を使用する場合
C/C++プロジェクトで、AjrCtl32.dll/AjrCtl64.dllを使用するには、次の3つの設定を行う必要があります。
1)インクルードパスに「AjrCtlXX.h」へのパスを追加
2)リンカのライブラリパスに「AjrCtl32.lib」or「AjrCtl64.lib」へのパスを追加
3)リンカの依存ファイルへ「AjrCtl32.lib」or「AjrCtl64.lib」を追加
5.1.1. AjrCtl32/AjrCtl64の設定をツールで行う場合
C/C++プロジェクトでは、「CL」と「LINK」環境変数を設定することにより、コンパイラとリンカにあらかじめ規定の設定を盛り込
むことができます。
また、「PATH」環境変数で、AjrCtl32.dll/AjrCtl64.dllへのパスを設定することにより、プログラムの実行時にシステムが当該DLLを見
つけることができるようになります。
これらの環境変数を設定するには、「スタート」→「すべてのプログラム」→「AjrCtl32」or「AjrCtl64」→「環境変数の設定」を選択し、環
境変数の設定ツールプログラム(AjrSetEnv32.exe / AjrSetEnv64.exe)を起動します。
「設定」ボタンを押すと、「追加設定する内容」で示される内容が、当該環境変数に追加設定されます。
(「設定」ボタンを押しても、レジストリに記録されるだけで、まだ、環境変数には反映されません)
「解除」ボタンを押すと、追加設定した内容を削除します。
上記3つの設定を全て行なうことにより、VisualStudio(C/C++プロジェクト)では何も設定することなく、AjrCtl32/64を使用したコンパイル/
リンク および、プログラムを実行することができます。
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5.1.2. AjrCtl32/AjrCtl64の設定を手動で行う場合
C/C++プロジェクトで、AjrCtl32/AjrCtl64の設定を手動で行うには、VisualStudioで以下の設定操作を行います。
1)インクルードパスに「AjrCtlXX.h」へのパスを追加
プロジェクトのプロパティで、「構成プロパティ」→「C/C++」→「全般」の「追加のインクルードディレクトリ」へ
インストールフォルダ下の「_gbl\Inc」を設定します。
2)リンカのライブラリパスに「AjrCtl32.lib / AjrCtl64.lib」へのパスを追加
プロジェクトのプロパティで、「構成プロパティ」→「リンカ」→「全般」の「追加のライブラリディレクトリ」へ
インストールフォルダ下の「_gbl\Bin32」or「_gbl\Bin64」を設定します。
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3)リンカの依存ファイルへ「AjrCtl32.lib / AjrCtl64.lib」を追加
プロジェクトのプロパティで、「構成プロパティ」→「リンカ」→「入力」の「追加の依存ファイル」へ
インストールフォルダ下の「AjrCtl32.lib」or「AjrCtl64.lib」を設定します。
5.1.3. AjrCtl32.dll/AjrCtl64.dllへのパス設定
プログラムの実行時には、システムが DLL(AjrCtl32.dll/AjrCtl64.dll)を見つけられるようにする必要があります。
システムがこれらの実行ファイルを検索可能とするためには、「PATH」環境変数に、DLLが格納されているフォルダを追加指定するか、アプリ
ケーション・プログラム(.exe)と同一フォルダに、DLLを一緒に格納しておきます。
「PATH」環境変数に、フォルダを追加指定する場合はインストールフォルダ下の「_gbl\bin32」or「_gbl\bin64」
(通常は、C:\Program Files\Ajara\AjrCtl32\_gbl\Bin32 or C:\Program Files\Ajara\AjrCtl64\_gbl\Bin64 )を指定します。
アプリケーション・プログラム(.exe)と同一フォルダに、実行ファイルを一緒に格納する場合は、インストールフォルダ下の「_gbl\bin32」
or「_gbl\bin64」から以下のファイルをコピーします。
32ビット・プラットフォーム(WIN32) 64ビット・プラットフォーム(WIN64)
AjrCtl32.dll
( AjrPowMg32.exe )
AjrCtl64.dll
( AjrPowMg64.exe )
※ AjrPowMgXX.exeは、「タスクスケジュールと電源制御」を使用していない場合は必要ありません
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6. アンインストール手順
アンインストールは、コントロールパネルの「プログラムの追加と削除」から実行します。
1)タスクスケジュール・プログラム「AjrPowMg32.exe」or「AjrPowMg64.exe」が起動済の場合は、先に終了しておいてください。
2)「設定」→「システム」→「アプリと機能」から「AjrCtl32(Custom Control)」or「AjrCtl64(Custom Control)」を選択し、「アンインス
トール」を押します。
7. 再配布
C/C++用DLL(AjrCtl32.dll/AjrCtl64.dll)を再配布する場合は、アプリケーション・プログラムと同一のフォルダに、32ビットプラットフォ
ーム(WIN32)の場合は「AjrCtl32.dll」,64ビットプラットフォーム(WIN64)の場合は「AjrCtl64.dll」を置いてください。
(AjrPowMgXX.exeは、「タスクスケジュールと電源制御」を使用していない場合は必要ありません)
8. 免責事項
本ソフトウェアは、一通りの動作チェックを行っていますが、動作を完全に保障するものではありません。
本ソフトウェアを使用したアプリケーションの運用結果については、一切の責任を負いかねますのでご了承下さい。
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② ③
④
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⑥
⑦
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9. 本ソフトウェアのソースプログラム入手
本ソフトウェアのソースプログラム(VisualStudio2010のプロジェクト形式)は、(有償になりますが)以下のベクター・サイトから入手可能です。
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/prog/se520408.html
ソースプログラム(VisualStudio2010のプロジェクト形式)には、C#版のソースも同梱されています。
C#版の説明書は、以下のサイトで参照できます。
http://www.ne.jp/asahi/ajara/kojara/data/AjrMsilInstall.pdf (インストール手順)
http://www.ne.jp/asahi/ajara/kojara/data/AjrMsil.pdf (ソフトウェア説明書)
10. 問い合わせ先
本ソフトウェアに関するお問い合わせは、件名の先頭を「Ajara:」として、以下のメールアドレスにて受け付けます。
xxxajarakojara@kk.email.ne.jpxxx
[注] 先頭と末尾の「xxx」は削除してください。
「@」は、全角となっていますので、半角に訂正してください。