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改版履歴
■ 2011年 06月 06日............................................................第 2.0版
■ 2011年 11月 11日............................................................第 2.1版
■ 2011年 12月 20日............................................................第 2.2版
■ 2012年 05月 14日............................................................第 2.3版
■ 2012年 06月 08日............................................................第 2.4版
1章. はじめに ...................................... 1-1
1-1)接続構成と機能概要 ............................................ 1-2
1-2)事前の準備 .................................................... 1-3
1-3)WakeOnLAN ソフトのライセンス条件 .............................. 1-5
2章. 電源管理するサーバや自席 PCの確認 ............. 2-1
2-1)WakeOnLAN 機能の有効化手順 .................................... 2-1
2-2)MACアドレス/NWセグメントの確認手順 .......................... 2-2
3章. MC3000 の初期設定 ............................. 3-1
3-1)本体の出荷時設定 .............................................. 3-1
3-2)添付 USBメモリの格納品 ........................................ 3-2
3-3)添付 USBメモリの MagicConnect Client の接続 .................... 3-3
4章. WOL 管理者、サーバ管理者の利用手順............. 4-1
4-1)WOL管理者の MC3000利用手順 ................................... 4-1
4-2)サーバ管理者の MC3000利用手順 ................................. 4-3
5章. 電源管理するサーバや自席 PCの登録・削除 ....... 5-1
5-1)電源管理するサーバや自席 PCを登録する ......................... 5-3
5-2)登録した設定内容を変更する .................................... 5-5
5-3)登録した設定を削除する ........................................ 5-6
6章. IP アドレス、ユーザアカウントの変更手順 ........ 6-1
目 次
1-1
1章. はじめに
マジックコネクト専用 WakeOnLAN コントローラ MC3000 は、電源復旧時に自動的に起動し、社外か
ら社内のサーバや自席 PCの電源管理やメンテナンスを実現するアプライアンスです。
MC3000 の導入に際しては、
最初に、1章~4章をお読みいただき、動作条件や機能、設定手順をご理解くださ
い。
次に、5章をお読みいただき、電源管理するサーバや自席 PCを登録してください。
※ MC3000 に登録したサーバや自席 PC の電源をオン/オフする手順は、一般ユー
ザ利用手順書をお読みください。
MC3000 に設定されている IP アドレスなどを変更される場合は、6章をお読みくだ
さい。
【利用上の注意】
1. MC3000を遠隔から利用するには、別途、マジックコネクトの契約が必要です。
また、インターネットやイントラネットが正常に動作している必要があります。
なお、FLX、DLO タイプのマジックコネクトの場合、次ページの表の左欄「図中番号」の①
と③の機能は利用できません。これらの機能を利用される場合は、他のタイプのマジックコネ
クトを利用するか、MC3000にモニタとマウスとキーボードを接続してご利用ください。
2. ネットワーク環境は、インターネットの Web サーバの https のページが閲覧で
きる必要があります。
3. MC3000 と電源管理したい社内のサーバや自席 PC が、異なる NW セグメントに配
置される場合は、以下の条件を満たす必要があります。
満たさない場合は、MC3000と電源管理したい社内のサーバや自席 PCは、同じ NW
セグメントに配置してください。
MC3000から電源管理したい社内のサーバや自席 PCに至る経路上のルータや L3スイッチが
ディレクティッド・ブロードキャスト等に対応しており、MC3000から送出されたマジック
パケットが社内のサーバや自席 PCに到達できること
4. MC3000に同梱の電源ケ-ブルは、本製品以外の電気機器では使用できません。
1-2
1-1)接続構成と機能概要
社外の手元 PC・MC3000・電源管理したい社内のサーバや自席 PCの間の接続構成、MC3000の機能概
要とその機能を利用できる利用者区分を下記に示します。
利用者区分は、「WOL 管理者」「サーバ管理者」「一般ユーザ」の3種類からなり、利用できる機能
が異なります。
社外の手元 PC・MC3000・社内のサーバや自席 PCの間の接続構成
図中番号 機能概要 利用者区分
① 社外/社内からマジックコネクトを使用して MC3000 にアクセスし、
MC3000のメンテナンスを行う。
WOL管理者
② 社外/社内からマジックコネクトを使用して MC3000 にアクセスし、
WakeOnLAN機能を利用して社内のサーバや自席 PCの電源をオンにする。
(100台のサーバや自席 PCを電源オン対象として登録できます)
WOL管理者
サーバ管理者
一般ユーザ
③ 社外/社内からマジックコネクトを使用して MC3000 にアクセスし、
MC3000 経由でリモートデスクトップ/SSH を使用して社内のサーバの
メンテナンスやシャットダウンを行う。
(自席 PCのシャットダウンは、一般ユーザがマジックコネクトを使用
して自席 PC に直接アクセスし、実施します)
WOL管理者
サーバ管理者
1-3
1-2)事前の準備
マジックコネクト専用 WakeOnLAN コントローラ MC3000 の他に、用途に応じて、下記のマジックコ
ネクト接続をご用意ください。
さらに、社内のサーバや自席 PC、社内ネットワークが記載の条件を満たすようになっていること
をご確認ください。
■WOL管理者が、遠隔から MC3000にアクセスし、MC3000のメンテナンスを行う場合
①WOL管理者が、MC3000にアクセスするマジックコネクト接続(注)を用意してください。
注:FLX、DLO のマジックコネクト接続では本機能は利用できません。本機能を遠隔から利用
される場合は、前記以外のタイプの接続をご用意ください。
■WOL管理者やサーバ管理者が、遠隔から MC3000にアクセスし、
・MC3000経由でリモートデスクトップ/SSHを使用して、社内のサーバの
メンテナンスやシャットダウンを行う場合
・WakeOnLAN機能を利用して社内のサーバの電源をオンする場合
①WOL管理者、サーバ管理者が、MC3000にアクセスするマジックコネクト接続(注)を用意して
ください。
注:FLX、DLO のマジックコネクト接続では、社内のサーバのメンテナンスやシャットダウン
を行う機能は利用できません。本機能を遠隔から利用される場合は、前記以外のタイプの
接続をご用意ください。
②社内サーバ等の条件を確認してください。
a)メンテナンスやシャットダウンを行う場合は、MC3000を設置した NWセグメントから当
該のサーバに、リモートデスクトップ/SSHでアクセスできることを確認してください。
b)社内のサーバの電源をオンする場合は、当該のサーバの WakeOnLAN 機能が有効になってい
ることを確認してください。WakeOnLAN機能の有効化については、2章を参照してくださ
い。
【USBキー】 【MC3000】
常時電源ON マジックコネクト接続
WOL管理者
標準接続
※)同じ契約単位内において、アカウン
トIDが異なる手元PC(USBキー)と対象
機器(MC3000)を接続可能とします。
グループ化接続(※)
サーバ管理者
サーバ管理者
サーバ管理者
接続構成例
【USBキー】 【MC3000】
常時電源ON マジックコネクト接続
WOL管理者
標準接続
接続構成例
1-4
■一般ユーザが、MC3000 にアクセスし、WakeOnLAN 機能を利用して社内の自席 PCの電
源をオン、シャットダウンを行う場合
①一般ユーザが、MC3000と自席 PCにアクセスするマジックコネクト接続(注)を用意してくだ
さい。
注:FLX、DLOのマジックコネクト接続でも、本機能は利用できます。
②自席 PC等の条件を確認してください。
a)自席 PCの WakeOnLAN機能が有効になっていることを確認してください。
WakeOnLAN機能の有効化については、2章を参照してください
b)自席PCのMagicConnect Clientとリモート操作アプリケーションは、自席PCの電源オンに
連動して起動(サービス起動)するようになっていることを確認してください。
【USBキー】 【MC3000】
常時電源ON マジックコネクト接続
標準接続
※)同じ契約単位内において、アカウントID
が異なる手元 PC( USBキー)と対象機器
(MC3000)を接続可能とします。
グループ化接続(※)
一般ユーザ
接続構成例
一般ユーザ
一般ユーザ
一般ユーザ
自席PC
自席PC
自席PC
自席PC
1-5
1-3)WakeOnLAN ソフトのライセンス条件
本ソフトウェアのライセンス条件は、以下となります。ご理解、ご納得いただいた上でご利用くださ
い。
Copyright (C) NTTテクノクロス株式会社 2017
WakeOnLANソフトウェアはWakeOnLANサーバプログラム、および、
WakeOnLANクライアントプログラムです。
本ソフトウェアの著作権はNTTテクノクロス株式会社が保有します。
以下の条件において、本ソフトウェアの使用を許可します。
1.MagicConnect専用WakeOnLANコントローラとMagicConnectプログラムと
の組み合わせにおいてのみ使用してください。
2-1
2章. 電源管理するサーバや自席 PCの確認
古いサーバや PCは WakeOnLAN に対応していない場合がありますので、当該の対象機器(起動する
サーバや PC)が WakeOnLAN に対応しているか確認してください。
また、WakeOnLANに対応している場合でも、MC3000からマジックパケットを受け取っても起動でき
ない場合があります。その場合はサーバや PCのご購入先にお問い合わせください。
2-1)WakeOnLAN 機能の有効化手順
一般的には BIOSのメニュー内に WakeOnLANを無効/有効にする項目があります。
項目がない場合は、WakeOnLANに対応していない可能性があります。
BIOSの表示方法や詳細な設定方法は、サーバや PCにより異なりますので、各マシンの取扱説明書
を参照するか、ご購入先にお問い合わせください。
①対象機器の BIOSのメニューを表示します。
例:PC起動時に[F2]
②WakeOnLANを無効/有効にする項目を「有効」にします。
例:Remote Wake Up ・・・・・・・・・・ Off → On
③変更を保存して終了します。
例:[ESC] → Save Changes and Exit
以上で、対象機器の設定は完了です。
2-2
2-2)MAC アドレス/NW セグメントの確認手順
対象機器を MC3000に登録(5章参照)する際に、
①対象機器の MACアドレスが必要になりますので、確認してください。
②対象機器が MC3000と同じ NWセグメントにある場合と異なる NWセグメントにある場合では、
登録するデータが異なりますので、対象機器と MC3000の IPアドレスを確認してください。
■ MACアドレス、IPアドレスは、以下のコマンドで確認できます。
「コマンドプロンプト」を開き、ipconfig /allと実行します。
表示例
■同じ NWセグメント/異なる NWセグメントの例
対象機器の IPアドレスが 192.168.40.xxx、サブネットマスクが 255.255.255.0
の場合、
→同じ NWセグメント :MC3000の IPアドレスが 192.168.40.xxx
→異なる NWセグメント:MC3000の IPアドレスが 192.168.42.xxx、10.90.1.xxx 等
Physical Address
= MACアドレス
IPアドレス
3-1
3章. MC3000の初期設定
3-1)本体の出荷時設定 ■起動と停止
電源ケーブルを電源コンセントに挿すと、自動的に起動し、前面パネル上部の電源ボタンが緑に
変わります。
停止させる場合は、電源ボタンを押します。電源が切れると電源ボタンが緑からオレンジに変わ
ります。再起動する場合は、再度、電源ボタンを押します。
停電等により給電が途切れた後、復旧した場合は、自動的に起動します。
■IPアドレス 納品時の設定は DHCP です。
但し、固定 IPアドレス環境で利用される場合は、ご要望に応じて、IPアドレスを設定して出荷
しています。設定した IPアドレスは、納品文書に記載してあります。
IPアドレスを変更する場合は、6章を参照してください。
■Windowsログオンアカウント 1-1)接続構成と機能概要に記載の利用者区分の権限で、MC3000 の Windows OS にログオンで
きるアカウントとして、下記を登録してあります。
ところで、MC3000を同時に利用できるユーザ数は、Windowsログオンできる WOL 管理者/サーバ
管理者:1名、WOL機能を利用するユーザ:1名の計2名となりますので、ご注意ください。
なお、Windowsログオンしたユーザが、MC3000 からログオフした場合、メモリクリーンアップの
ため自動的に再起動します。
この場合、マジックコネクト接続が切断され、約3分間利用できなくなります。
利用者区分 登録数 ユーザ名 パスワード 注意 WOL管理者 1 納品文書に
記載
同左 本権限ユーザは追加登録できませ
ん。
必要に応じてパスワードを変更し
てください。
本ユーザに開放されている機能概
要は、1-2ページを参照してくだ
さい。
サーバ管理者 納品文書に
記載
同左 同左 本権限ユーザは、追加登録できま
す。
必要に応じてパスワードを変更し
てください。
本ユーザに開放されている機能概
要は、1-2ページを参照してくだ
さい。
再起動管理者 1 納品文書に
記載
同左 本権限ユーザは、パスワード含め、
一切変更しないでください。また、
追加登録できません。
本ユーザは、Windows OS にログオ
ンしたユーザがログオフした場合、
再起動を実行します。ログオン用途
には使用しないでください。
パスワードを変更する場合、サーバ管理者を追加/削除する場合は、6章を参照
してください。
3-2
3-2)添付 USB メモリの格納品
MC3000に挿してご利用いただく、添付 USBメモリの格納品を以下に示します。
なお、格納品一式は、万一に備え、バックアップを取得してください。
MagicConnect Client
プログラムが格納さ
れています。
作業代行依頼に基づき、
社内サーバにアクセス
する用途のリモートデ
トップクライアント/
SSHクライントが格納さ
れています。
MC3000 の取扱説明
書が格納されてい
ます。
WakeOnLAN Server プロ
グラムが格納されてい
ます。
電源管理するサーバや
自席 PC を登録したファ
イルが保存されます。
3-3
3-3)添付 USB メモリの MagicConnect Client の接続
添付 USBメモリに格納されている MagicConnect Clientを中継管理サーバに接続する手順を説明しま
す。
①停止状態の MC3000 に、添付 USBメモリ、モニタとマウスとキーボードを接続した後、電源ボ
タンを押して、起動します。
②Ctrl+Alt+Delキーを押してログオン画面を表示させ、WOL管理者のアカウントでログオンしま
す。
③WOL管理者のデスクトップ画面が表示されます。
④デスクトップのタスクトレイのマジックコネクトのアイコン を右クリックして、設定を選
択します。
⑤下図の設定ウィンドウが表示されますので、説明に従って、設定します。
①MC serverのホス
トとポートを設定
してください。
ASP サーバをご利用の場
合は、ユーザアカウント
一覧表に記載してありま
す。
自営サーバをご利用の場
合は、御社のご担当部門
の方にご確認ください。
③下記に従い HTTP Proxy 欄を設定
してください。 インターネット接続に Proxy を利用して
いない場合 →1.利用するのチェックを外す。
インターネット接続に Proxy を利用して
いる場合
→1.利用するにチェックを付ける。
2.ホストとポートを入力する。
3.認証を利用している場合は、認証を
利用するにチェックを付け、ユーザ
名とパスワードを入力する。
4.ドメインの設定が必要な場合は入力
する。
④ビューアの接続
先一覧に表示され
るホスト名とグル
ープ名を設定して
ください。
⑤適用を押してください。
⑥認証設定を押
し、下図を参考に
設定してくださ
い。
⑦OKを押して設定完了です。
②サーバへ自動で接続を
選択してください。
3-4
⑥タスクトレイのマジックコネクトのアイコン を右クリックして、接続を選択します。
アイコンが、グレー表示 からカラー表示 に変われば、MagicConnect Client は中継管
理サーバに接続しています。
グレー表示 のまま、または、×印のグレー表示 に変った場合は、設定を確認してくだ
さい。
以上で、添付 USBメモリの MagicConnect Clientの設定作業は完了です。
以降の設定は、FLX、DLO 以外のマジックコネクト接続を使用して遠隔から、あるいは、添付 USB メ
モリを別の PCに挿して実行可能です。必要に応じて、MC3000からモニタとマウスとキーボードを取
り外してください。
①MagicConnect のユ
ーザ名とパスワード
を入力する。
ASP サーバをご利用の場合
は、ユーザアカウント一覧
表に記載してあります。
自営サーバをご利用の場合
は、御社のご担当部門の方
にご確認ください。
②OKを押す。
4-1
4章. WOL管理者、サーバ管理者の利用手順
4-1)WOL 管理者の MC3000利用手順
WOL 管理者が、社外/社内から FLX、DLO 以外のマジックコネクト接続を使用して MC3000 にアク
セスし、利用する方法を記します。
①手元の PC にマジックコネクトの USB キーを挿し、MagicConnect Viewer を起動して、マジックコ
ネクトのユーザ名とパスワードを入力して「OK」を押します。
②一覧からアクセスする MC3000を選択、接続方法から[リモートデスクトップ]を選択して、「接続」
を押します。
③ログオン画面が表示されますので、WOL管理者のユーザー名とパスワードを入力して「OK」を押し
ます。
4-2
④WOL管理者のデスクトップ画面が表示されます。
下記の各機能を利用し、MC3000 のメンテナンス、社内のサーバのメンテナンスやシャットダウ
ンを行います。
⑤利用を終了する場合は、[スタート]からログオフを実行します。
ログオフを実行すると MC3000は再起動します。
【注意】
1.利用を終了する場合は、必ず、ログオフしてください。サーバ管理者が利用で
きなくなります。
2.タスクトレイのアイコンから、添付 USB メモリの取り外し、マジックコネクト
接続の切断は実行しないでください。MC3000が利用できなくなります。
OSを格納している CF(コンパクトフラッシュ)の書き
込みの禁止/解除を設定できます。
利用方法は、6章を参照してください。
但し、お試し利用の場合、本機能は開放していません。
MC3000 の MAC アドレスや IP アドレスを確認する
「ipconfig /all」、再起動する「shutdown /r」等のコ
マンドを実行できます。
リモートデスクトップクライアント/SSHクライントを起動できま
す。
リモートデスクトップ/SSHを使用して、社内のサーバのメンテナ
ンスやシャットダウンを行います。
MC3000 の取扱説明書が格納されています。
電源管理するサーバや自席 PCを登録できます。
利用方法は、5章を参照してください。
電源管理するサーバや自席 PCを登録したファイルが格
納されています。
利用方法は、5章を参照してください。
4-3
4-2)サーバ管理者の MC3000 利用手順
サーバ管理者が、社外/社内から FLX、DLO 以外のマジックコネクト接続を使用して MC3000にア
クセスし、利用する方法を記します。
①手元の PC にマジックコネクトの USB キーを挿し、MagicConnect Viewer を起動して、マジックコ
ネクトのユーザ名とパスワードを入力して「OK」を押します。
②一覧からアクセスする MC3000を選択、接続方法から[リモートデスクトップ]を選択して、「接続」
を押します。
③ログオン画面が表示されますので、サーバ管理者のユーザー名とパスワードを入力して「OK」を押
します。
4-4
④サーバ管理者のデスクトップ画面が表示されます。
下記の機能を利用し、社内のサーバのメンテナンスやシャットダウンを行います。
⑤利用を終了する場合は、[スタート]からログオフを実行します。
ログオフを実行すると MC3000は再起動します。
【注意】
1.利用を終了する場合は、必ず、ログオフしてください。他のサーバ管理者が利
用できなくなります。
リモートデスクトップクライアント/SSHクライントを起動できま
す。
リモートデスクトップ/SSHを使用して、社内のサーバのメンテナ
ンスやシャットダウンを行います。
5-1
5章. 電源管理するサーバや自席 PCの登録・削除
本章では、電源管理したいサーバや自席 PCを MC3000 に登録/編集/削除する手順を説明します。
4章の4-1)WOL 管理者の MC3000 利用手順の④の WOLServer プログラムのショートカットから
WOLServerを起動します。すると下記の画面が表示されます。
なお、サーバや自席 PC を登録/変更/削除した場合、添付 USB メモリに保存されている登録ファイル
は、万一に備え、社内の PC等にバックアップしてください。
なお、登録ファイルは以下の手順で取得できます。
① 4章の4-1)WOL管理者の MC3000利用手順の④の WakeOnLAN Server フォルダのショートカ
ットからフォルダを開きます。
② フォルダの WOLs.ini が該当のファイルです。
WOLs.iniの添付USBメモリ内への自動バックアップについて WOLServerプログラムは、登録ファイル WOLs.iniが更新される都度、更新前の登録ファイルをバック
アップします。
バックアップされた登録ファイルは、WOLs.iniが格納されているフォルダに、下記のファイル名で保
存されます。
WOLs.bak.yyyyMMddhhmmss.fff.ini yyyyMMddhhmmss.fff は、ファイルがバックアップされた西暦年~ミリ秒を表します。
yyyy(西暦)MM(月)dd(日)hh(時)mm(分)ss(秒).fff(ミリ秒)
例: WOLs.bak.20120604112411.588.ini
2012年06月04日11時24分11.588秒に、バックアップされたことを表します。
バックアップされた設定ファイルは最大で10世代分まで保存されます。
10世代を超える場合、バックアップ日時の古いファイルから順に自動削除されます。
メインウィンドウ(初期状態)
5-2
【 WOLサーバ設定 】
□ 待ちうけポート番号 : WOLサーバの待ち受けポート番号 5009を指定します。
□ MagicPacket ポート番号 : マジックパケット送信先ポート番号 9を指定します。
単一の LAN構成の場合は変更の必要はありません。
ブリッジ機能付き中継機器や内部ルータで WakeOnLAN の
マジックパケットが届かないようになっている場合は、そ
れらの中継機器において、ここに設定した UDPポートにつ
いてフォワーディングするよう設定する必要があります。
各中継機器へ設定する際に、ポート番号が 9であると問題
がある場合は、適当な番号に変更してください。
各中継機器の設定方法については各取扱説明書を参照し
てください。
□ 初期設定 : 各ポートの値を初期状態に戻します。
【 各ボタン 】
□ 追加 : 電源管理する対象機器(サーバや自席 PC)の情報を登録する場合
に押します。
□ 編集 : 選択した対象 PC の設定内容を編集する場合に押します。
□ 削除 : 選択した対象 PC の設定を削除する場合に押します。
□ OK : 変更した内容を添付 USBメモリに保存して、[WOLServer.exe]が終
了します。
□ キャンセル : 変更した内容を添付 USB メモリに保存せずに、[WOLServer.exe]
が終了します。
□ 適用 : 変更した内容を添付 USB メモリに保存します。[WOLServer.exe]
は終了しません。
5-3
5-1)電源管理するサーバや自席 PC を登録する
電源管理する対象機器の情報を登録する方法を説明します。
① メインウィンドウの「追加」ボタンを押すと、PCの追加ウィンドウが表示されます。
② 各項目を入力して「設定」ボタンを押すと、メインウィンドウの対象 PC一覧へ追加されま
す。
③ 入力した情報を添付 USBメモリに保存するには、メインウィンドウの「適用」ボタンを押し
ます。
入力した情報を添付 USBメモリに保存して作業を終了する場合は、メインウィンドウの「OK」
ボタンを押します。
メインウィンドウ
PC の追加ウィンドウ
②各項目に情報を
入力し、設定を押し
ます
各項目の詳細は、次ペ
ージを参照してくださ
い
①追加を押します
③適用、あるいは、
OKを押します
5-4
【 追加する PCの設定 】
□ 対象 PC名 : 電源管理する対象機器の名称を設定します。
実際の名称と一致している必要はありません。
□ グループ名(任意) : メインウィンドウの一覧に表示する「グループ」名
を設定します。
□ パスワード : 対象機器を起動する際に入力するパスワードを設
定します。
マジックコネクトのアカウント ID のパスワードと
の関係はありません。セキュリティの点から異なる
文字列を設定することを推奨します。
□ 対象 PCの MACアドレス : 電源管理する対象機器の MAC アドレスを設定しま
す。
MAC アドレスは、ipconfig /all コマンドで調べる
ことができます。下記の表示例を参照してくださ
い。
□ ブロードキャストのアドレス : 電源管理する対象機器と MC3000が同じ NWセグメン
トの場合は、[255.255.255.255]を設定します。
異なる NWセグメントの場合は、御社の NW管理者に
ご確認ください。
【 各ボタン 】
□ 設定 : 入力した内容を追加して、メインウィンドウに戻り
ます。
□ キャンセル : 入力した内容を追加せずに、メインウィンドウに戻
ります。
■ 対象 PCの MACアドレス、IPアドレスは、以下のコマンドで確認できます。
「コマンドプロンプト」を開き、ipconfig /allと実行します。
表示例
Physical Address
= MACアドレス
IPアドレス
5-5
5-2)登録した設定内容を変更する
登録した対象機器の情報を編集する方法を説明します。
① メインウィンドウで編集する対象 PCを選択して「編集」ボタンを押すと、PCの編集ウィン
ドウが表示されます。
② 編集ウィンドウから情報を編集し、「設定」ボタンを押すと、編集内容がメインウィンドウ
の対象 PC一覧へ反映されます。
③ 編集した情報を添付 USBメモリに保存するには、メインウィンドウの「適用」ボタンを押し
ます。
編集した情報を添付 USBメモリに保存して作業を終了する場合は、メインウィンドウの「OK」
ボタンを押します。
メインウィンドウ
PC の編集ウィンドウ
②情報を編集し、
設定を押します
①選択して、編集
を押します
③適用、あるいは、
OKを押します
5-6
5-3)登録した設定を削除する
登録した対象機器の情報を削除する方法を説明します。
① メインウィンドウで削除する対象 PC を選択して「削除」ボタンを押すと、確認ウィンドウ
が表示されます。
② 「はい」ボタンを押すと、選択した対象 PCがメインウィンドウの対象 PC一覧から削除され
ます。
③ 編集した情報を添付 USBメモリに保存するには、メインウィンドウの「適用」ボタンを押し
ます。
編集した情報を添付 USBメモリに保存して作業を終了する場合は、メインウィンドウの「OK」
ボタンを押します。
メインウィンドウ
確認ウィンドウ
①選択して、削除
を押します
②はいを押しま
す
③適用、あるいは、
OKを押します
6-1
6章. IPアドレス、ユーザアカウントの変更手順
以下の手順を記します。
・IPアドレスの変更
・WOL管理者とサーバ管理者のパスワード変更
・サーバ管理者の追加
・サーバ管理者の削除
・日付と時刻の調整
1.WOL 管理者で MC3000 にログオン (1)社外/社内から FLX、DLO 以外のマジックコネクト接続を使用して MC3000 にアクセスし、WOL
管理者でログオンします。WOL管理者のユーザ名とパスワードは、納品文書を参照してくださ
い。
2.コンパクトフラッシュを書き換え可能な状態に変更 (2)デスクトップの「OS機能」→「EWF」ショートカットから、EWF Utility Login画面を開いて、
パスワードを入力し、「Login」を押します。パスワードは納品文書を参照してください。
(3)EWF(Enhanced Write Filter) Utility 画面が開きますので、「Disable Write Protect」を選
択して「Close」、次に「はい」を押すと、MC3000が書き換え可能な状態で再起動します。
3.設定を変更 (4)再度、FLX、DLO以外のマジックコネクト接続を使用して MC3000 にアクセスし、WOL管理者で
ログオンします。
(5)①IPアドレスの変更
「スタート」→「コントロールパネル」→「ネットワーク接続」→「ローカルエリア接続」
→「プロパティを選択」→「全般」タブから InternetProtocolを選択した後、プロパティ
を選択」して、IP アドレスを変更します。次に、変更を反映するために、「OK」を押しま
す。
②WOL管理者とサーバ管理者のパスワード変更
「スタート」→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」から、パスワードを変
更するアカウントを選び、パスワードを変更します。
③サーバ管理者の追加
「スタート」→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」から、新しいサーバ管
理者のアカウントを作成します。アカウントの種類は「制限」を選択し、マジックコネク
トを使用してのリモート接続を可能とするため、パスワード保護を付加してください。
次に、「システム」→「リモートタブのリモートユーザーの選択」から、リモートデスクト
ップユーザーに、作成したユーザーアカウントを追加し、変更を反映するために、「OK」を
押します。
④サーバ管理者の削除
「スタート」→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウント」から、削除するアカウ
ントを選び、削除します。
⑤日付と時刻の調整
「スタート」→「コントロールパネル」→「日付と時刻」から、日付や時刻を調整し、変
更を反映するために、「OK」を押します。
4.コンパクトフラッシュを書き換えできない状態に戻す (6)デスクトップの「OS機能」→「EWF」ショートカットから、EWF Utility Login画面を開いて、
パスワードを入力し、「Login」を押します。。
(7)EWF(Enhanced Write Filter) Utility画面が開きますので、「Enable Write Protect」を選択
して「Close」、次に「はい」を押すと、MC3000が書き換えできない状態で再起動します。
6-2
以上で設定変更は完了です。
■注 意 ※出荷時の状態から、①上記3の(5)以外の設定を変更した場合、②プログラムなどをインス
トールした場合、③コンパクトフラッシュを書き換え可能な状態のまま運用した場合は、無償
保証や保守契約の対象外となります。
※コンパクトフラッシュを書き換えできない状態に戻しませんと、ウイルス等が保存されてしま
う可能性が生じます。MC3000のセキュリティ低下や動作不具合を発生させることになります
のでご注意ください。
※MC3000 にログオンするユーザ名とパスワードが漏洩すると、第三者が操作できてしまいます
ので、管理にご注意ください。