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浜 松 医 科 大 学 vol. 142 Hamamatsu University School of Medicine 大学から北西方向を望む 学会・研究活動等 ・平成23年度学位記・修了証書授与式 国際交流のつどい ・平成24年度入学式 4 2012.4.1

vol.142 4¤§学トップページ...1 大学ニュース て行くのです。医師としての知識、技術、 そして人間としての教養など、トータルし た総合的な力を身につけて社会に、世界に

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  • 浜 松 医 科 大 学 vol.142Hamamatsu University School of Medicine

    大学から北西方向を望む

    大 学 ニ ュ ー ス 学 会 ・ 研 究 活 動 等

    ・平成23年度学位記・修了証書授与式

    大 学 ニ ュ ー ス

    国 際 交 流 の つ ど い

    永 年 勤 続 者 表 彰

    諸 報

    ・平成24年度入学式

    42012.4.1

  • 目 次

    ・・・ 1

    ・・・ 9

    ・・・12

    ・・・12

    ・・・13

    ・・・13

    ・・・13

    ・・・14

    ・・・33

    ・・・37

    ・・・38

    ・・・40

    ・・・41

    ○ 大学ニュース

    ・平成23年度学位記・修了証書授与式

    ・平成24年度入学式

    ○ 学会・研究活動等

    ・第34回脊髄機能診断研究会報告

    ・第2回日本成人脊柱変形学会を開催して

    ○ 諸報

    ・学会賞等受賞(平成24年1月~3月)

    ・研究助成金等の採択(平成24年1月~3月)

    ・平成23年度厚生労働科学研究費補助金一覧

    ・地域貢献活動状況一覧(平成23年度)

    ・平成24年度各種委員会委員名簿(大学分)

    ・管理運営組織

    ・会議

    ○ 永年勤続者表彰

    ○ 国際交流のつどい

    ※各項目をクリックすると該当ページにジャンプします。

  • 平成23年度学位記・修了証書授与式

    大学ニュース

    平成23年度本学学位記・修了証書授与式が3月19日(月)アクトシティ浜松・中ホールにおいて行

    われ、医学科卒業生102名、看護学科卒業生68名、大学院医学系研究科修了生49名、論文博士11名及び

    助産学専攻科15名に対し、学長から次のような式辞がありました。

    長かった寒い冬が明けて春の兆しが見えて

    きましたこのよき日、ここに、平成23年度浜

    松医科大学学位記・修了証書授与式を迎える

    ことができました。卒業生、並びにご父兄の

    皆様方に、心からお祝いを申し上げます。本

    当におめでとうございます。また、本日、卒

    業生の皆さんを祝福するためにこの式典にご

    参集いただきましたご来賓や職員の皆様に厚

    く御礼申し上げます。

    本日、学位記および修了証書を授与される

    方は、卒業生、医学科102名、看護学科68

    名、助産学専攻科15名、医学科大学院博士課

    程26名、看護学科修士課程23名、および論文

    提出による論文博士11名の、計245名であり

    ます。

    栄誉ある学位記・修了証書授与式を迎えら

    れました皆さんのお喜びは勿論のこと、これ

    まで皆さんが晴れてこの日を迎えるのを心待

    ちにし、長きにわたって物心両面で支えて下

    さったご家族の皆様におかれましても、お喜

    びはひとしおであろうと思います。また、修

    士あるいは博士学位を晴れて授与される方に

    おかれましては、皆さんが快適な学園生活を

    送れるよう日夜指導してくれました教職員一

    同も心から喜んでおります。論文博士学位を

    授与される方を含む卒業生の皆さんには、本

    日、ここにこうして皆で喜びを共にできる幸

    せをかみしめ、この日の感激を忘れることな

    く、生涯感謝の気持ちで日々精進されますよ

    う願っております。

    皆さんは国立大学が法人化されて活性化さ

    れ、浜松医科大学が生まれ変わりつつある時

    期に入学されました。本学が教育・研究・診

    療、そして地域医療・社会貢献について整備

    し、改革してきましたことを皆さんは肌身で

    感じられたことと思います。今年6月で開学

    後38年が経過します。本学の開学の理念

    は、質の高い医師・看護師の養成、独創的

    研究の推進と先進的・先端的医療の提供、

    地域医療の中核的役割などを担い、社会に

    貢献することであります。浜松医科大学は

    これらの目標に向かって頑張ってきてお

    り、これからも良き伝統は脈々と受け継が

    れる筈です。皆さんは本学の卒業生である

    ことを生涯の誇りにしていただきたいと思

    います。

    さて、先ず、医学科を卒業される皆さん

    に申し上げます。皆さんは、卒業試験や医

    師国家試験が終わり、試験の連続から解放

    され、ほっと一息ついているところかと思

    います。ところが本当の試験はこれから始

    まるのです。今は「学生としての試験」が

    終ったに過ぎず、これからが本番の「医師

    として、人間としての試験」が始まりま

    す。皆さんがこれまでに学んで来たこと

    は、医学・医療に関するほんの一部分であ

    り、基礎的な原理を学んだに過ぎません。

    実際に行う医学・医療は実学であり、これ

    から長い時間をかけて学び体験し身につけ

    ◇式 辞

    学長 中 村 達

    1

  • 大学ニュース

    て行くのです。医師としての知識、技術、

    そして人間としての教養など、トータルし

    た総合的な力を身につけて社会に、世界に

    羽ばたいて欲しいと思います。人の命を預

    かる医師の責任は極めて大きい、だからこ

    そ絶えず学び、生涯磨いて行かなければな

    りません。

    医学は常に進歩しています。医学の基盤

    である生命科学の進歩も留まることを知り

    ません。医療の技術は10年単位で見ると大

    きく変わって進歩しています。例えば、私

    が外科医になったころは、大きくお腹を切

    開するほうがやりやすく容易にできる、「腹

    部の切開創はおおきい方がいい」と言ってい

    ました。ところが10年、20年経つと腹腔鏡

    を用いて小さな傷で大きな手術をするよう

    になりました。いまやrobotic surgery

    さえ導入されています。手術による侵襲が

    軽く、患者さんは痛みが少なく、早く回復

    して早く退院でき、費用もかからなくなる

    など、社会的にもニーズが高く、それに合

    わせて医療機器の発達は目覚しく、医師た

    ちの技術も高度になってきています。この

    ような変化は医療ばかりでなく、研究にお

    いても大変な進歩を遂げています。こうし

    た新しい変化に対応する力は、学び続け、

    常に一流を目指し、立派なプロフェッショ

    ナルを目指すことにより得られます。医療

    を実践する立場からみて、環境、社会構

    造、経済の動静、国民の意識など、医療に

    関係する情勢が刻々と大きく変化していま

    す。医療ばかりでなく、我々を取り巻く世

    界は生き物のごとく変わっていくでしょ

    う。しかし、世の中の小さく、下らぬ変化

    には動じず、大局的に見ていく目を持って

    医療人としてプロフェッショナルなあるべ

    き姿に向かって生き抜いて欲しいと思いま

    す。

    次に看護学科の卒業生の皆さんに申し上

    げます。看護の「看」は「みる」と読みま

    す。「看」という字は「手」という字と

    「目」という字で出来ています。手は体を

    象徴していて、体全体を使って「献身的」

    に人の面倒を看るという意味であります。

    通常の目で見るという字の「見ること」

    も、「優しい眼差しと心をもって見る」意

    味で、大切です。観察の「観」という字も

    観ると読み、「科学者の目でよく観察す

    る」のですが、広く大きな観点から観ると

    いう意味を含みます。監視するの「視」と

    いう字も「視る」と読み、「見落としの無

    いように視る」必要があります。脈、目、

    顔色、お腹、尿の色などを基に診断するこ

    とも「診る」といいます。「奥深い医学的知

    識で診る」ことが大切です。申すまでもな

    く看護師にとって最も大切な「みる」は、

    看護の「看」という字です。「病んだ人の

    気持ちになって看ること」はまさに看護の

    心の原点であり、これによって患者さんは

    癒されます。さらに、聴力の聴という字は

    「聴く」と読みますが、患者さんの言うこ

    とを門構えのただ聞くのではなく、耳を傾

    けて聴くことが大切です。患者さんの訴

    え、気持ち、悩みをゆったりと聴いてあげ

    ることは、患者さんに癒しを与え、大きな

    信頼関係を築くことができます。癒された

    患者さんの中では副交感神経が優位とな

    り、心ばかりでなく体にも安堵の兆候が現

    れるはずです。

    助産学専攻科の修了生の皆さんに一言で

    すが、申し上げます。この世に尊い命を授

    けられた子どもが生れでてくるとき光に浴

    することを初めて先導して頂く人になられ

    る訳です。ありがたい尊い仕事です。不安

    を抱いておられる妊婦を安らかに導き、同

    時に生れてくる新たな命を大きく育てと支

    えてやってください。少子化は社会問題に

    なっており、周産期についてもハイリスク

    な分娩が増えています。若い母親とこれか

    ら生れ出てくる小さい命を導いてやってく

    ださい。

    本日医学博士の学位を授与された皆さんに申し上げます。博士学位を取得された方

    は取らない方と比べて見かけ上は変わりな

    いかも知れません。しかし、大きな違いが

    あるのです。博士学位として認められる仕

    事は、すでに世に出された仕事と同じで

    あってはならない。その条件のもとに成し

    遂げられ、評価された仕事に対して博士学

    位が授与されたのです。実際はそんな簡単

    なものではなく、世に初めての結論を出す

    までの発想、議論、情報収集、研究の方法

    と技術の修得、考察、そして失敗を繰り返

    し、血みどろの苦労をして得られた体験の

    2

  • 大学ニュース

    プロセスと感動が、あなた方の血となり肉

    となり、個人にとって大きな財産になって

    いるのです。そうした体験でr e s e a r c h

    mindが身につき板に付くのです。日常の患

    者さんを見る目、これから出くわすであろ

    ういろいろな新しい事象を「なぜだろう」

    と考える。「正しいものの見方、考え方」

    が知らぬ間に身について、以前とは違って

    きているはずです。世界に一つしかない仕

    事を成し遂げるまでの過程で得たものは、

    人生で掛け替えのない力であり、宝なので

    す。学位取得を誇りにすると共にそれに相

    応しい人格、見識を身につけ、さらに学び

    続けて発展して行って欲しいと思います。

    次に、修士学位を授与された23名の皆さ

    んに申し上げます。皆さんは看護学の研究

    者、教育者、或いは病院看護部の指導者、

    教育者など、将来の看護指導者を目指して

    学んでこられました。看護学修士という学

    位は、看護学をまさにmasterした証であ

    り、看護指導者への道のりの第一歩を踏み

    出した証でもあります。指導者になるため

    には、それなりの自覚と努力が必要です。

    一層の専門性が要求され、人格的にも磨か

    れねばなりません。医療・保健・ケアの現

    場もますます高齢者が増加していく社会の

    変化と共に大きく変わりつつあります。皆

    さんも、現在に踏みとどまることなく、生

    涯学び続け、優れた看護指導者になってく

    ださい。看護研究のあり方についてはまだ

    まだ発展していきます。日本の看護学の質

    と水準を向上させ、社会のニーズに応える

    ためにも、より深くより広く学び努力され

    ることを願っています。

    外国からの留学生の皆さんに申し上げま

    す。留学生の皆さんにおかれましては、本

    学で学んだ医学研究の方法や習得した医療

    技術を持ち帰り、母国の医学・医療の発展

    に役立ててください。また皆さんの母国と

    わが国との友好関係の発展、強化のための

    架け橋となっていただきますよう願ってい

    ます。

    さて、皆さんは1000年に一度しか起こら

    ないという大震災を昨年の3月11日に体験

    しました。このような大災害はいつ起きる

    か分かりませんが、医療人はいの一番に活

    動することが望まれます。皆さんは人間性

    豊かな医師、看護師に成長され、困った人

    たちに尽くされることを期待しています。

    最後に、本学は、地域に根ざし、世界に

    はばたき、きらりと個性輝く大学にしたい

    と頑張っています。皆さんは母校を誇りに

    しつつ、心ある医療を実践し、研究、或い

    は行政の立場から「常にベストを尽くして」

    社会に貢献していただきたいと願っていま

    す。

    学位記および修了証書授与のこのよき日に

    当たり、皆様の前途を祝福するとともに、大い

    なる期待を寄せていることを申し上げて祝辞と

    いたします。

    3

  • 大学ニュース

    例年に無い冬の厳しさに耐えてきた梅の花が

    咲き、いくつもの桜の蕾も出来始めた中、今日

    のよき日に浜松医科大学を御卒業、ならびに大

    学院課程を修了される皆様、御卒業おめでとう

    ございます。在校生一同、心よりお祝い申し上

    げます。

    皆様は、この浜松医科大学に入学されてから

    今日までの間、多くの出会いや経験をされたこ

    とと思います。それらの出会いや経験は、学生

    時代のよき思い出として、皆様の心に深く刻ま

    れるとともに、これからの人生においてもきっ

    と心の支えとなることでしょう。

    思い起こせば、医学科の先輩方は大学生活に

    おけるあらゆる場面で、至らない私たちの模範

    となってくださいました。臨床実習において

    は、初めての実習で戸惑う私たちを優しく導い

    てくださいました。その豊富な知識や技術に、

    先輩方の勉学に励まれている真摯な姿勢を感じ

    るとともに、私たちも将来について決意を新た

    にした事を記憶しております。部活動では技術

    の面ばかりでなく、将来において必要となる社

    交性や日々の努力の大切さを先輩方から学びま

    した。

    看護学科の皆様は私たちにとって初めての後

    輩でしたが、逞しく成長され、今日卒業してい

    くことに驚きと共に寂しさを感じます。臨床実

    習においては、ベッドサイドで患者さんのお世

    話をし、コミュニケーションを図られている姿

    が印象に残っています。部活動においても、私

    たちを常に手助けしていただき、また、後輩か

    らも慕われる欠かすことのできない存在でし

    た。

    ご参列されている御父兄の皆様、本日は御子

    息、御令嬢の御卒業、誠におめでとうございま

    す。卒業生の皆様は本日に至るまでの長い間、

    愛情に包まれ、支えられ、この様に立派に育て

    ていただいたことに感謝されていることと思い

    ます。

    さて、私は一年間の臨床実習を終えて、医学

    というものの奥深さを改めて実感しました。今

    後の多様化する医療を考えると、より一層の努

    力と倫理観、責任感を持って臨まなければなら

    ないと感じております。これからの医療現場に

    おいても、皆様方はより多くの患者さんを救う

    ために果敢に道を切り拓いていってくださると

    信じております。

    皆様方が御卒業された後は、長年築き上げら

    れた伝統を引き継ぎ、浜松医科大学のさらなる

    発展のため鋭意努力する所存でございます。

    最後になりましたが、皆様の今後の御活躍と

    御多幸を心よりお祈りしつつ、送辞とさせてい

    ただきます。

    在校生代表 金子 裕太郎

    ◇在学生挨拶

    4

  • 大学ニュース

    ◇謝 辞

    医学科卒業生代表 鈴木 利章

    心地よい春風に乗って ほのかな花の香りが

    漂う頃となりました。早春のこの佳き日に、

    私どものためにこのような厳粛かつ盛大な学

    位記・修了証書授与式を執り行っていただき

    まして、誠にありがとうございます。また、

    ご来賓の皆様をはじめ、学長先生、諸先生

    方、ご父兄の皆様にはご多忙の中ご臨席を賜

    り、医学科卒業生を代表して、厚く御礼申し

    上げます。

    思い起こせば6年前、私達は医学の道を志

    し、ここ浜松の地に集い、新しい出会いに心

    躍らせ、期待と不安を胸に抱きながら、大学

    生活のスタートを切りました。

    入学当時の私たちは、ただ漠然と目の前に

    ある、医学という学問の大きさに戸惑うばか

    りでした。一般教養、解剖、基礎医学、臨床

    医学と、授業内容は日を追うごとに専門的に

    なっていき、要求される知識の多さに驚嘆し

    ました。しかし、友人と支え合い、協力し合

    い、夜遅くまで勉強したことは今となっては

    良き思い出です。CBT、OSCEを乗り越え病院実

    習が始まると、直接患者さんを受け持たせて

    いただくことで、患者さん一人一人への血の

    通った診療を常に心がけることを学びまし

    た。同時に、患者さんの医学的な面だけでな

    く、精神的な面や、社会的な面も考えなけれ

    ばならないことも実感しました。

    また、私事ではありますが、学業の傍ら部

    活動として弓道を続け、時間を見つけては弓

    を引いていました。弓道を通して、努力を

    継続することの大切さを身をもって知るこ

    とができました。数々の苦難はありました

    が、仲間と切磋琢磨し合い、部活を作り上

    げていった経験は私にとって大切な財産に

    なったと思います。

    このように成長することができましたの

    も、私たちを信じて見守り、叱咤・激励し

    てくださった皆様のお蔭です。今の私たち

    をつくってくださった皆様に心より感謝申

    し上げます。

    これから私たちは2年間の研修を経て、

    それぞれの道を歩んで行きます。その過程

    では幾多の試練があると思いますが、浜松

    での6年間の経験を礎として乗り越えて参

    りたいと思います。決して、現状の知識や

    能力に甘んじることなく、生涯にわたって

    広い意味での学習を続け、自己の向上に努

    めていき、幅広い視野と深い洞察力を常に

    磨き続けていきたいと思います。

    最後になりましたが、6年間を通し、ご

    指導、ご鞭撻いただいた先生方、良い環境

    を整えていただいた職員の皆様、生活を支

    えてくださったご父兄の皆様、全てのお世

    話になった方々に改めて御礼申し上げま

    す。浜松医科大学の益々のご発展と、ご臨

    席の皆様のご健勝、ご活躍を祈念して、謝

    辞とさせていただきます。

    5

  • 大学ニュース

    ◇謝 辞

    桜のつぼみも膨らみはじめ、日増しに春の暖

    かさを実感するようになったこの良き日に、多

    数の方々のご臨席を賜り、このような盛大な学

    位記・修了証書授与式を催していただいたこと

    に心よりお礼申し上げます。中村学長のご祝

    辞、また在校生の心温まる送辞を頂き感銘を受

    けると共に、大きな夢と希望を胸に目の前に開

    かれている各々の道に進んでいくことを改め

    て決意いたしました。

    4年前の春、満開の桜のもと、私達は看護の

    道を志し、ここ浜松医科大学に入学しました。

    4年間の大学生活は、とても短かったように感

    じますが、思い返せば、日々の努力と経験が、今

    の自分を大きく成長させてくれたのだと強く

    実感しています。

    看護を学んでいく中で、命の尊さ、一人一人

    の患者さんと向き合う大切さ、そして人々に生

    きる希望と勇気を与え、生まれたそのときから

    最期の瞬間までその人らしく生きることを支

    援する看護の素晴らしさを実感することがで

    きました。また実習を通して、看護を展開して

    いく上で、患者さんの生き様、心を感じ取り、患

    者さんにとっての最大の幸せを考え、その幸せ

    を患者さんと共に導いていくことが重要であ

    ると思いました。人によってそれぞれの幸せ

    や、喜び、怒り、悲しみ、悩み、価値があります。

    そして人には数えきれないほどの心が存在し

    ます。看護をする側は、その心を汲み取り、一瞬

    一瞬を見逃さない深い洞察力を持ち、その人に

    とっての最適なケアの方法を提案し、幸せを共

    に模索していく大切さを学びました。また、患

    者さんの苦痛に寄り添い、思いを共有すること

    で、患者さんにとって医療職の中で一番身近で

    ある存在となり、全人的なサポートをしていく

    看護職の素晴らしさを肌で感じることができ

    ました。

    また、緑豊かな、自然に囲まれた環境に立地

    する大学と附属病院をはじめ、多くの医療福祉

    施設、企業に携わる方々に、多くのご指導を頂

    き、学びの場を提供していただきました。この

    ような素晴らしい環境の中で実習に取り組め

    たことをとても幸せに思います。

    大学生活4年間を共に過ごしてきた、仲間

    との何気ない日々も私にとっての大切な宝

    物です。共に笑い合い、喜び、悩み、悲しみな

    ど多くの感情と時間を友人と共有し、苦しい

    こともすべて共に乗り越えてきました。ま

    た、共通の目標に向かって励んだ日々は、私

    達にとって一生の財産となることでしょう。

    全国から集まった志を共にする仲間と切瑳

    琢磨できたことを誇りに思います。また、そ

    のことが何より大きな私の力となっていた

    ことを感じています。

    そして、これまでどんな時も私達のことを

    一番に考えてくださり、傍で支え続けてくだ

    さった家族にも本当に感謝しています。「家

    族」という名の存在の大きさを心から強く実

    感しました。

    今、私達は看護職として新たな一歩を踏み

    出そうとしています。医療をとりまく環境

    は日々変化し、看護の専門性と柔軟性が追求

    される中、一人の看護者として地域社会に根

    差したきめ細かい看護と、社会の健康づくり

    に貢献できる看護の実践に、全身全霊を尽く

    していく覚悟です。看護職としての自覚、品

    性、知性を兼ね備え、人間的魅力に溢れた看

    護者であり続けられるよう、日々、精進して

    いきたいと思います。

    看護学科卒業生代表 海道 梨菜

    6

  • 大学ニュース

    今まで、本当に多くの方々が私達を成長へと

    向かう道へ導いてくださいました。最後にもう

    一度、諸先生方、実習施設の皆様、私達を支えて

    くださったすべての方々に深く感謝の意を表

    し、お礼の言葉といたします。

    ◇謝 辞

    厳しい寒さも終わり、春の香りが漂う今日

    の良き日に、学位記授与式を挙行して頂き、

    大学院博士課程および修士課程修了生、論文

    博士授与者ならびに助産学専攻科修了生一

    同、心より感謝しております。大学院修了

    生・論文博士授与者は、医療関係者として臨

    床の現場で経験を積んだのち再び学生として

    研究生活に身をおく者、社会人としての活動

    を経て、社会人学生として在籍する者、ある

    いは論文博士取得のために研究する者、そし

    て、修士課程修了後に博士課程に進学した

    者、様々な立場で研究活動を行ってまいりま

    した。

    また、助産学専攻科では、学部卒業後に進

    学した者、看護師としての経験を経た後に助

    産師を志した者などが、同じ専攻科生として

    学習に力を注いでまいりました。

    私は博士課程の大学院生として、主に薬理

    学に関する研究に取り組んでまいりました

    が、実験の方法や研究の進め方について、試

    行錯誤を繰り返しながら、指導教員や先輩研

    究者の方々から、多くのことを教わりまし

    た。そして、この研究生活を通して、様々な

    ことに気付かされました。

    まず、普段我々が提供している医療行為

    が、先人たちの膨大な研究の上に成り立っ

    ているということです。例えば、薬物投与

    についても、その基本的な概念の発見から

    臨床への応用まで、とてつもない道のりの

    上に成り立っていることを再確認させられ

    ました。

    また、医学研究の重要性を改めて認識い

    たしました。浜松医科大学では医師、薬剤

    師、看護師といった医療関係者だけでな

    く、工学部や理学部、農学部を卒業した多

    くの研究者が日々研究を行っております。

    たくさんの研究者の優れた科学的思考や技

    術によって今日の科学や医学が支えられて

    おり、我々も非常に多くのことを教えられ

    ました。

    我々は、多くの指導者、先輩方の支えに

    より学習・研究を遂行することができまし

    た。改めて御礼申し上げます。そして、

    我々が学んでいる間、大学病院等で、医療

    を支えてくれた医療関係者の皆様に深く感

    謝いたします。

    大学院医学系研究科及び助産学専攻科修了生代表 原田 恒介

    7

  • 大学ニュース

    また、昼夜を問わない学習・研究で家族に負

    担をかけたこともあったかもしれません。この

    場をかりて、心から感謝したいと思います。

    今後はこれまでの研究をさらに発展させ研究

    者として活躍するもの、あるいは臨床の現場で

    研究の成果を医療へ還元するもの、今の職場で

    更に飛躍するもの、助産学専攻科を修了し、助

    産師として活躍するもの等、浜松医科大学で学

    んだことを活かし、おのおのの選んだ道で社会

    に貢献できるようますます研鑽を積んでいきた

    いと思います。

    最後に、更なる浜松医科大学の発展を願っ

    て、謝辞とさせていただきます。

    8

  • 平成24年度入学式

    大学ニュース

    平成24年度入学式が4月4日(水)アクトシティ浜松・中ホールにおいて行われ、医学科入学生115

    名、看護学科入学生60名、看護学科3年次編入学生10名、大学院医学系研究科博士課程(医学)入学

    生32名、大学院医学系研究科修士課程(看護学)入学生15名、助産学専攻科入学生16名に対し、学長

    から次のような告辞がありました。

    浜松医科大学には、入学を祝福しキャンパスに迎えるために開いたかのように、たくさんの

    花が咲いて皆さんを待っています。春の風、春

    の景色の変化を感じるこのよき日、平成24年度

    浜松医科大学入学式を挙行するにあたり、先

    ず、新入学生の皆さんに「おめでとう」と祝福

    の言葉を申し上げます。入学されたご本人は言

    うまでもありませんが、今日のこの日を一日千

    秋の思いで待ち望んでこられたご家族の方々に

    も、心よりお祝いを申し上げます。

    さて、本年度の新入学生は、医学科は115名、

    看護学科は60名、看護学科3年次編入学10名、

    助産学専攻科が16名であります。また、大学院

    医学系研究科の入学生は、博士課程が32名、修

    士課程が15名であります。計248名の皆さん

    に、これから始まる日々はどうあって欲しいか

    について述べたいと思います。

    今、皆さんの心は、難関を見事に突破できた

    喜びと、将来への夢で、満ち溢れているに違い

    ありません。この感激は、恐らく、生涯忘れら

    れないものとなる筈です。是非、今日という日

    を入学の感激に浸ると同時に、皆さんは医学・

    医療の道を選んで大学では何を学ぶか、どんな

    医療人になりたいのか、それに近付くためには

    どうすれば良いかなど、将来のことをよく考え

    る一日にして欲しいと思います。将来に向けた

    決意の日、誓いの一日とし、よき医療人を目指

    して努力を開始してください。

    現在のような医学・医療は20世紀に入って急

    激な進歩を遂げました。医学ばかりでなく科学

    の進歩は、目覚しいものがあります。日常の生

    活に係わるすべてのものが目まぐるしいほどの

    スピードで変化し、進化してきていることはお

    分かりの通りです。それに伴い人々の医療に対

    する意識までも変化してきています。一方、こ

    の世の政治、経済にどんな混乱が起ころうと、

    日本にいつ、どんな大震災、大災害などの天変

    地異が起ころうと、医療人の心、どうあるべき

    かという理想像、すなわち道徳心や倫理観は変

    わらないはずです。紀元前4世紀、医学の父と

    いわれるヒポクラテスの時代から医療の倫理の

    根幹をなす思想は現在まで受け継がれて、2千

    数百年経った今も変わっていません。善悪の判

    断の規準となる一人ひとりの、個人が踏み行う

    べき道を道徳といいます。道徳とは人間として

    の基本の姿であります。医療人には道徳、およ

    び倫理面から見て正しいかどうかが常に強く求

    められます。常に社会の見本となる行動、言動

    をして欲しいと思います。このような基本的な

    ことを述べないといけないほど若者の意識が低

    下し変わってきているのが実情です。ことに医

    師、看護師という職業には、しっかりした道徳

    心と倫理観が備わって行動しないと、非難を浴

    びますし、社会的に厳しい目に合うことは当然

    のこととご存知いただきたい。Noblesse-

    obligeという言葉があります。身分の高いもの

    は当然勇気・慈しむ心・高潔な品格などの徳を

    ◇告 辞

    学長 中 村 達

    9

  • 大学ニュース

    備えていなければならない、という意味です。

    そうしたことが今日からでも求められるように

    なるわけで、医科大学に入学した今、身分が高

    くなったわけではありません。精進して自己を

    磨いて立派な大人に、そして医療人に成長して

    ください。

    さて、皆さんは浜松医科大学の入学試験に合

    格されたことは確かです。医師、あるいは看護

    師を目指されたあなた方は、浜松医科大学ばか

    りでなく、社会が、国が選んだ限られた人たち

    です。生涯、職業を医療人として働くために学

    ぶ資格を与えられた人達であります。病に苦し

    み、悩んでおられる患者さんは皆さんを頼って

    来られるのです。そう考えただけでも皆さんは

    素晴らしい人間として、立派な医療人に成長さ

    れることが望まれることは明らかです。そのた

    めには知識、技術を身につけるだけではいけま

    せん。最も大切なものは教養です。人間として

    社会で立派に仕事を成し遂げるには「教養」が

    大切です。入学したとき点数がよかったとか、

    数学ができるとか、英語ができるとか、得意、

    不得意があったかもしれない。しかし、それは

    医療人としては医師、看護師になって行く上

    で、今このスタートに着くまでの準備に過ぎま

    せん。医療人として修業を始めようとする皆さ

    んたちの間で現時点ではまったく差はないので

    す。他の大学の人たちと比べても差はありませ

    ん。ところがこれから長い時間掛けて、教養を

    身につけ、たくさんの体験をして人格形成など

    についてどれだけ努力し、成長したかで差がつ

    いてくるのです。努力は続けることにより力と

    なります。スポーツ選手も科学者も努力し、努

    力を続けてきたものには勝てません。教養を身

    につけるにはスポーツも読書もいい方法です。

    しかし、ただ本を読んで多くの知識を身につけ

    るだけではいけません。考える読書、目標を

    持ってする読書を心がけてください。また、ス

    ポーツもただ体を鍛えるだけではいけません。

    クラブ活動ではよいコミュニケーションのとり

    方やチーム或いはグループ活動において、学ぶ

    べきことはたくさんあります。これからは何を

    やるにも自己の形成のための基本的な方法とし

    て「よく考えて行動してください」。

    新聞などの報道では医療界のことがいつも大

    きく報道され、常に人々の注意を引いているこ

    とはご存知のとおりです。それだけ人々は生

    命、あるいは生きるということに関心が高いの

    です。そんな医療の世界に入門され、医師ある

    いは看護師を生涯の仕事として医療職を選ばれ

    た皆さんは素晴らしいと思います。一旦医療の

    世界に入られたなら、皆さんは医療人としての

    プロフェッショナルを目指すべきであります。

    人の命を預かり、病める人々を癒すプロフェッ

    ショナルを目指してください。テレビの番組で

    もプロフェッショナルとは何かをよく報道して

    いますが、共通して感じることは工夫に工夫を

    重ねて作り上げた技術にプロフェッショナルと

    してのこだわりの心を持っておられる方が多

    く、私はいつもそれに感動を覚えます。成長し

    ていく過程ではこの感動が大切であろうと思い

    ます。大学に入学後は、自ら学ぶものを求めて

    学び、常になぜだろうと問題意識を持って取り

    組み、学んだことによって新たな問題にぶつ

    かって更に掘り下げて取り組み、自分で問題を

    解決していく。一つ問題を解決すると、一つの

    体験として知識となり体の一部となります。問

    題解決による感動が大きければ大きい程、それ

    は生涯、「知識」として記憶に残ります。本物

    のプロフェッショナルとはどんなものかを追求

    していってください。あなた方は今日ここに医

    学を学び、科学を学ぶものとして入門するので

    す。科学的な思考は自ら学び取るものであり、

    これから生涯続くものです。あなた方は今その

    スタートについたのです。

    現在、医師ならびに看護師不足、助産師不

    足は深刻な問題であります。そんな中でさらに

    自分を磨き、研鑽して自分を高め、医療の質の

    向上を目指しておられる医学博士課程、看護学

    修士課程の大学院に進まれる皆さんに申し上げ

    ます。皆さんに望まれる人間像は「幅広い知識

    を基盤とする高い専門性」を身につけた人に成

    長し、より高度な技術と知識を身につけて欲し

    いということですが、たゆまない努力をしてい

    る間に失敗もあるでしょう。しかし、その過程

    でどう立ち向かうかが最も重要なことです。人

    生で何かを失敗し、或いはなかなか上手くいか

    ないなど、解決していかねばならないことにた

    くさん遭遇します。そんな時解決まで漕ぎ着け

    るプロセスは絶対忘れない貴重な体験となりま

    す。善を積み重ね、コミュニケーション能力を

    高めることも重要です。しかし、転んで立ち直

    るまでのプロセスが最も身に付く体験です。知

    らぬ間に自己は磨かれ、成長しているはずで

    す。新しいこと、困難なことに自ら進んで立ち

    向かってください。これからの日本を背負って

    いくのは正に皆さんの世代です。期待していま

    10

  • 大学ニュース

    す。

    最後に、昨年の3月11日に発生した東日本大

    震災は日本にとって大変な災害でした。すでに

    1年余が経過していますが、いろいろな問題が

    指摘され報道されてきました。皆さんは貴重な

    体験を無駄にしてはいけません。災害はいつ起

    こるかわかりませんが、大震災、大災害では医

    療人はいの一番に率先した対応が望まれます。

    日常の地域医療ばかりでなく、このような大災

    害における危機管理において、人間性豊かな医

    療人として活躍され、世のため、人のために尽

    くされることを願っています。これまでたくさ

    んの課題について述べてきましたが、全てのこ

    とにベストを尽くして立ち向かい、生涯を通じ

    て大きく成長していかれるよう祈ります。

    簡単ではございますが、これをもちまして本

    日入学されました皆さんへの祝辞とさせていた

    だきます。おめでとうございました。

    11

  • ◇第34回脊髄機能診断研究会報告

    整形外科学講座 助教 小林 祥

    平成24年2月4日に東京商工会議所にて、当

    科の松山幸弘教授が会長を務めました第34回脊

    髄機能診断研究会を開催致しました。この会は

    脊髄機能について主に電気生理学的に解明する

    研究会で、参加者は全国の整形外科医、脳神経

    外科医、麻酔科医、神経生理学者、臨床工学技

    士や臨床検査技師など多岐にわたっています。

    臨床と基礎の幅広い脊髄に関する演題が42題も

    集まり、朝の9時から夕方6時30分までみっち

    りの日程で白熱した議論が展開されました。

    我々、浜松医科大学からは整形外科6人(松山

    幸弘、長谷川智彦、大和雄、戸川大輔、小林

    祥、安田達也)、臨床工学技士3人(田仲飛

    学会・研究活動等

    学会・研究活動等

    ◇第2回日本成人脊柱変形学会を開催して

    整形外科 講師 長谷川 智彦

    (日本成人脊柱変形学会事務局長)

    平成24年3月4日、コンベンションルームAP品

    川にて、第2回日本成人脊柱変形学会が整形外科

    松山幸弘教授を学会長として開催されました。本

    学会は第2回と歴史の浅い学会でありますが、参

    加者数を見ると、第1回は118名であったもの

    の、第2回は197名と倍増しており、脊椎外科医

    にとっては非常に興味のある学会となっておりま

    す。元来、本邦における脊柱変形に関する学会は

    日本側弯症学会と乳幼児側弯症学会の2つが存在

    しており、またこの2つは非常に熱い意見が飛び

    交う学会でもあります。しかし、両学会のfocus

    は主に小児または思春期にあり、成人以降、特に

    高齢者の脊椎病変について検討する場が非常に少

    ない状況でした。そのため、高齢者の脊柱変形

    は、脊椎外科医の間でも、疾患の概念ですら一定

    のコンセンサスが無く、個々の判断で診断、治療

    を行っているという状態でした。しかし、現実の

    問題として、社会の高齢化、高齢者の社会参加の

    広まり、医療に求める水準、また医療技術の進歩

    により、手術を必要とする患者数は高齢者の方が

    断然多く、今なお増え続けているのが現状です。

    特に変性側弯症と呼ばれる中高年者の脊椎変性に

    伴う後側弯と骨粗鬆症を基盤とする脊椎骨折によ

    鳥、木村竜希、川村茂之)が参加しました。発

    表は『多施設前向き研究による術中脊髄モニタ

    リング (Br-MsEP) のアラームポイント』、

    『Double-train経頭蓋電気刺激による術中脊髄

    機能モニタリング』の2題を小林が、『腰椎変

    性側弯症における術中脊髄モニタリング』を安

    田が、『Double-train経頭蓋電気刺激における

    至適トレイン間隔』を木村が、『脊髄円錐部腫

    瘍に対する術中脊髄モニタリング』を田仲がそ

    れぞれ発表しました。発表後の質疑応答では質

    問者が大勢いまして、有意義な討論ができまし

    た。我々の研究についても多大なる関心が寄せ

    られていると実感できました。

    る変形は、患者のQOLを著しく低下させるため、

    脊椎外科治療の大きなトピックスですが、この

    疾患に主眼をおいて症例を検討し合い、疾患の

    概念から、診断、治療に至るコンセンサスを作

    り上げて行く場がありませんでした。そこで、

    平成23年より済生会中央病院名誉センター長の

    鈴木信正先生を発起人として、日本成人脊柱変

    形学会が立ち上がり、第1回、第2回学会が整

    形外科 松山幸弘教授を学会長として開催されま

    した。今回はその第2回目であり、「de novoの

    脊柱側弯症の手術的治療」、「成人特発性側弯

    症の手術治療」「脊椎圧迫骨折を伴った脊柱後

    弯症の手術的治療」の3つのテーマの元に集中

    的な発表と議論が行われました。また、第1回

    からの懸案であった成人脊柱変形の症候と治療

    の方向性について、学会より選出された6大学

    関連施設における多施設調査が成人脊柱変形定

    義付け委員会によって行われ、その結果が当科

    大和雄より報告されました。今後、更なる患者

    の増加が予想される疾患であり、本学会を通じ

    て、全国の脊椎外科医の意見を集約し、より良

    い診断と治療法が確立するであろうと確信して

    います。

    12

  •  学会賞等受賞(平成24年1月~3月)

     研究助成金等の採択(平成24年1月~3月)

    所  属 職  名 研究者 研 究 助 成 機 関 助成金額単位(千円)

    公益財団法人 上原記念生命科学財団 5,000

    (財)ノバルティス科学振興財団 1,000

    病 理 学 第 一 教 授 椙 村 春 彦 公益財団法人 高松宮妃癌研究基金 2,000

     平成23年度厚生労働科学研究費補助金一覧

              ※()は追加交付で内数

    生 化 学 第 一 准 教 授 丹伊田 浩行

    受  賞  内  容

    所属・職名 氏  名 (研究題目)

    第25回静岡県病院薬剤師会学術大会・優秀演題賞

    がん教育研究センター 特任助教

    堀 雄 史 H24.2.12

    チーム医療推進のための血液内科・緩和ケア病棟サテライト薬剤業務への取り組み

    賞 の 名 称受    賞    者

    受賞年月日

    7,500

    (1,000)

    研究事業名 研 究 課 題 名交付決定額

    単位(千円)

    感染症学(ウイルス学・寄生虫学分

    野)

    助 教 伊 藤  昌 彦 代表者肝炎等克服緊急対策研究事業

    慢性C型肝炎患者由来HCV株感受性正常肝細胞による病原性発現機構の解明および薬剤評価系の構築

    研 究 者代表者分担者

    所  属 職  名

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  • 地域貢献活動状況一覧(平成23年度)

    部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    総合人間科学(物理学)

    共同授業

    静岡県西部地域の8大学 (浜松医科大学、静岡大学、静岡文化芸術大学、浜松大学、聖隷クリストファー大学、浜松学院大学・短期大学部、静岡理工科大学、静岡産業大学)

    浜松市企画部、磐田市市民活動推進課、袋井市教育委員会

    静岡県西部地域8大学の学生及び一般市民(計101名)

    H23.10.8-12.17(全16講)

    8大学が協力して大学の授業を行う

    出席状況、レポートにより学生及び科目等履修生(市民)に単位を与える

    総合人間科学(生物学)

    サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト

    総合人間科学(生物学)

    独立行政法人科学技術振興機構

    中学3年生~高校2年生・約40名(浜松日体)

    H23.7.22理科への関心を高めるため講義を通した中高生対象の教育支援を行う

    生命の歴史や眼のメカニズムについて学ぶ出前講座を実施「視覚の探求~情報としての光の利用~」

    総合人間科学(生物学)

    サイエンス・パートナーシップ・プロジェクト

    総合人間科学(生物学)

    独立行政法人科学技術振興機構

    中学生、高校生・8名(浜松日体)

    H23.8.1-8.2.

    研究現場での実験・実習を通して科学技術への興味・関心を高める

    研究者から指導・説明を受けながらグループ実験・発表を実施「視覚の探求~情報としての光の利用~」

    総合人間科学(生物学)

    浜松市民アカデミー「『目指そう!心豊かな暮らし』~今こそ学ぶ知識と知恵」

    総合人間科学(生物学)

    浜松市一般市民約100名

    H23.10.7最新の情報や専門的な知識の講座を通して生物への興味・関心を高める

    ヒトと生物の関係について学ぶ講座を実施「工夫に満ちた身近な生き物たち:生物多様性とバイオミメティックス」

    総合人間科学(生物学)

    共同授業「『人間と環境』―海・川・山―」

    総合人間科学(生物学)

    静岡県西部高等教育ネットワーク会議

    大学生および一般市民101名

    H23.10.29講座を通して生物や環境への興味・関心を高める

    生命の歴史や人を取り巻く世界について学ぶ講座を実施「環世界と人間―バイオミメティックスの潮流」

    総合人間科学(生物学)

    浜松医科大学公開講座2011「健康で美しく生きる!」

    総合人間科学(生物学)

    静岡新聞社・静岡放送

    一般市民 H23.12.10生命の歴史に関する講座を通して生物や健康への興味・関心を高める

    生命の歴史について学ぶ講座を実施「動物たちの健康法―森の宝石から美しさを知る」

    14

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    総合人間科学(日本語・日本事情)

    ドイツ語会話

    総合人間科学(日本語・日本事情)佐藤 清昭

    SBS学苑 5-7名

    H23.4-H23.12の毎週水曜日

    ドイツ語会話のブラッシュアップを通じて日独交流に資する

    解剖学(神経機能学分野)

    地域コメディカル学生・医療従事者に対する解剖学教育推進活動

    解剖学(神経機能学分野)

    静岡県内医療専門学校等

    地域コメディカル学生・医療従事者・700名

    H23.10.1-12.10

    肉眼解剖学、臨床解剖学実習の指導

    系統解剖学の実習用のご遺体を用いて、実際にマクロ解剖に接する機会のない地域コメディカル学生・医療従事者に対して、解剖実習体験の指導を行う

    解剖学(細胞生物学分野)

    浜松北高等学校 講義 浜松北高等学校解剖学(細胞生物学分野)

    100名 H23.11.7進路設計活動の一環として活用していただくため

    「人は、どうして死ぬのか。」というタイトルで講義を行った

    解剖学(細胞生物学分野)

    暮らしの中のサイエンス―カガクで健康美(11/12) - 健康美つくりを支える科学・化学

    神奈川大学工学研究所・大学院工学研究科共催

    解剖学(細胞生物学分野)

    30名 H23.11.12

    講義を通して、生き生きと生きる心得、生き生きとした自分を創る手立てを会得していただくこと

    「健康寿命をのばす秘訣ーより長く生き生きと」というタイトルで講義を行った

    生理学第二雄踏中学講演会「熱中症予防」

    雄踏町医師会 浜名医師会

    中学校教員、スポーツ指導者及び生徒・約100名

    H23.5.26 安全対策 セミナー(浦野 哲盟)

    第一内科西部健康福祉センター(西部保健所)

    静岡県地域医療課

    100名 H23.3.14 地域保健医療の推進 難病在宅療養者支援研修会

    第一内科

    浜松市保健所 保健予防課感染症・難病グループ

    浜松市保健所 30名 H23.12.10 神経難病医療支援 多発性硬化症の医療相談

    第一内科西部健康福祉センター(西部保健所)

    静岡県地域医療課

    100名 H23.11.23 神経難病医療支援 パーキンソン病の医療相談

    第一内科

    浜松市保健所 保健予防課感染症・難病グループ

    浜松市保健所日本ALS協会静岡県支部

    60名 H23.5.29 神経難病医療支援 筋萎縮側索硬化症の医療相談

    第一内科浜松市保健所 保健予防課感染症・難病グループ

    浜松市保健所 50名 H24.2.16 神経難病医療支援難病の基礎知識、難病患者の心理及び家族の理解

    15

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    第一内科 掛川市役所高齢者支援課掛川市役所高齢者支援課

    110名 H23.2.8 認知症予防講演会市民講座(認知症予防講演会)

    第一内科静岡県健康福祉部医療健康局疾病対策課

    静岡県健康福祉部医療健康局疾病対策課

    140名 H23.2.23難病患者等ホームヘルパー養成研修兼ケアマネージャーの養成

    難病の基礎知識および難病患者の心理および家族の理解の講義

    第一内科第82回市民公開講座「生活習慣とおなかの病気」

    第一内科(消化器内科)

    日本消化器病学会 東海支部

    一般市民100名

    H23.11.5 市民のための健康教育講演③「生活習慣と腸の病気」

    第一内科 腎臓病戦略研究第一内科腎臓グループ

    浜松市医師会、静岡市静岡医師会

    かかりつけ医20名、慢性腎臓病患者100名、管理栄養士20名

    H20.4-継続中

    かかりつけ医と腎臓専門医の協力を促進する慢性腎臓病重症化予防のための診療システムの有用性の検討

    慢性腎臓病患者を対象にした臨床介入試験、拠点施設として参画

    第一内科From-J地域連携ミーティング in 浜松

    第一内科腎臓グループ

    浜松市医師会

    かかりつけ医8名、腎専門医5名、管理栄養士10名

    H23.9.29浜松市内の慢性腎臓病医療連携

    腎臓病戦略研究の進捗と慢性腎臓病医療連携システム構築に向けての意見交換

    第一内科From-J地域連携ミーティング in 静岡

    第一内科腎臓グループ

    静岡市静岡医師会

    かかりつけ医9名、腎専門医4名、管理栄養士10名

    H23.9.13静岡市内の慢性腎臓病医療連携

    腎臓病戦略研究の進捗と慢性腎臓病医療連携システム構築に向けての意見交換

    第一内科市民公開講座「血圧管理で健康長寿-慢性腎臓病にならない、悪くしない」

    第一内科腎臓グループ

    日本高血圧協会、浜松市医師会

    一般市民208名

    H24.3.20 市民のための健康教育

    講演①「「血圧管理の必要性」講演②「慢性腎臓病(CKD)と高血圧」演題③「血圧管理のためにすべきこと」および市民相談会

    第三内科静岡リウマチネットワーク

    静岡リウマチネットワーク事務局(第三内科内)

    日本リウマチ友の会

    医療従事者63名、患者さん一般370名

    通年 リウマチ診療環境向上総会、市民公開講座、学術講演会、ホームページ運用

    16

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    第一外科 医師会生涯教育研究会 講演 浜松市医師会 約100名 H23.4.28地域医療従事者への専門研修、教育活動

    肺がんの診断と治療に関する講演

    第一外科浜松市肺癌検診 二次読影

    二次読影 浜松市医師会200名/回の二次読影

    H23.4-毎月2回

    肺癌の早期発見

    開業医が一次読影した胸部X線フィルムを医師会読影室において、ダブルチェックの二次読影を行う

    第一外科富士宮市救急医療センター

    救急診療 富士宮市市民不特定多数

    月11日程度 地域救急医療体制確保

    第一外科御殿場市救急医療センター

    救急診療 御殿場市市民不特定多数

    月23日程度 地域救急医療体制確保

    第一外科 講演会 事務局担当 本学医療従事者等・30名

    H24.1.19地域医療従事者への啓蒙、教育活動

    移植医療普及のための啓蒙活動

    第一外科 東海心臓外科懇話会 主催 研究会本部 約50名 H23.9.10地域医療従事者への専門研修、教育活動

    第一外科 浜松循環器研究会 講演 浜松市医師会 約50名 H24.4.14地域医療従事者への専門研修、教育活動

    大動脈瘤治療の啓蒙活動

    第一外科 メディメッセージ2011

    メディメッセージ2011実行委員会(浜松市、浜松医師会など)

    静岡県教育委員会、浜松市教育委員会など

    一般市民・7,000名来場

    H23.10.1実演や体験、展示を通じて一般の方に医療情報を提供

    バーチャルシミュレーターによる腹腔鏡下胆嚢摘出術とダビンチの実演

    第一外科 第300回生涯教育研修会 浜松医師会医師・30名出席

    H24.2.23 浜松医師会の生涯教育腹腔鏡手術の進歩(TANKO、細径鉗子、NOTES)

    第一外科浜松乳がん情報局第12回市民公開講座

    NPO法人がん情報局

    一般市民約200名

    H23.8.21乳がんに関する正しい知識の普及

    基調講演1時間市民からの質問に対する回答3時間回答者(講師)として参加

    第一外科浜松乳がん情報局第13回市民公開講座

    NPO法人がん情報局

    一般市民約180名

    H24.2.19乳がんに関する正しい知識の普

    基調講演1時間市民からの質問に対する回答3時間回答者(講師)として参加

    第一外科 浜松市乳癌検診読影 浜松市医師会 毎月1回 毎月1回 MMG読影指導毎回2時間各100-150症例読影

    17

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    整形外科第7回はままつ健康フォーラム

    浜松市浜松市医師会中日新聞社

    浜松市民200名

    H24.1.28

    元気で楽しく健康に暮らせる街 浜松!誰もが関心を持つ「健康」というキーワードを8のテーマに分けて信頼できる講師陣が分かりやすく講演する 市民のみなさまと一緒に健康について考える医療フォーラムである

    「加齢による骨・関節の病気について~寝たきりにならないために~」という内容で講演(松山 幸弘)

    整形外科保護者・地域の方々と語る会

    浜松西高等学校PTA

    浜松西高等学校2年生60名

    H23.11.24地域で活躍している社会人の話を聞いて進路決定の一助とする

    「人生を豊かにするこだわりの仕事術」という講演、質疑応答(星野 裕信)

    皮膚科マイクロニードルの細胞賦活化作用の検討とツール作製

    皮膚科学講座 南部化成(株) 5名 年度1年間地域企業との共同研究を行い、地域産業創出するため

    皮膚科マイクロニードルのデリバリシステム構築

    皮膚科学講座 アスティ(株) 5名 年度1年間地域企業との共同研究を行い、地域産業創出するため

    皮膚科静岡県皮膚科地域医療体制の確立

    皮膚科県内21病院皮膚科

    50名 年度1年間

    皮膚科静岡皮膚病カンファランス

    皮膚科県内22病院皮膚科

    80名毎月1回第2水曜日

    皮膚科 皮膚病無料相談本学皮膚科及び県内病院皮膚科

    静岡県皮膚科医会

    200名11.12または近傍日

    皮膚科 新聞紙上皮膚病相談 皮膚科 静岡新聞社 50名 年間約30回

    眼科静岡県立富士高等学校出張講義

    静岡県立富士高等学校

    進路指導課高校2年生・30名

    H23.11.16 進路指導「医学部入学から医師へのあゆみ」について母校で1時間の出張講義を行った

    眼科H23年度VSAT第3回メンバーイベント

    視覚科学コンソーシアム(VSAT)

    視覚科学コンソーシアムメンバー30名

    H24.1.13 視覚科学を学ぶ「片眼白内障手術後の色知覚とコントラスト感度」について講演

    18

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    放射線科県内高校生の医学を目指す志を育成するセミナー

    静岡県 県内高校生 H23.8.25県内高校生の医学を目指す志の育成

    講演

    放射線医学緊急被ばく医療ネットワーク調査検討会

    静岡県 年2回緊急被ばく医療に対する態勢の整備

    会議

    放射線医学静岡県環境放射能測定技術会

    静岡県 年4回浜岡原子力発電所周辺の環境放射能測定結果の検討

    会議

    産婦人科藤枝、焼津市男女参画共同事業

    藤枝市、焼津市あざれあ交流会議

    50名 H24.2.25 男女共同参画事業の支援 女性の健康に関する講演

    小児科 アレルギー大学NPO法人アレルギー支援ネットワーク

    あいち小児保健医療センターアレルギー科

    100名(栄養士、調理師、看護師、患者など)

    H23.5.29

    小児科富士市ぜんそくキャンプ

    富士市役所30名(患者)

    H23.7.23

    小児科アレルギー児を持つ家族への震災時対応に関する意識調査

    浜松アトピーの会

    静岡小児アレルギー研究会

    140名(患者団体)

    H24.1.1

    小児科 浜名小児医療懇話会浜名小児医療懇話会

    10名(医師)

    H23.4.23

    小児科静岡県栄養士会 西部地区栄養士研修会

    静岡県栄養士会100名(栄養士)

    H23.9.9

    小児科小笠地区乳幼児保健会講演会

    小笠地区乳幼児保健会

    100人(保育園・幼稚園職員)

    H24.1.28

    小児科 教育家庭新聞小児科緒方 勤

    保護者 H23.10.17子どもの成長およびそれに関連する内容を専門医、学校医、保護者の立場から述べる

    教育家庭新聞

    19

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    小児科第1回乳幼児発達指導研究会

    小児科緒方 勤

    保健師50名

    H23.7.25 保健師の方に対する啓蒙乳幼児期および思春期の性について

    小児科 浜松小児科医会小児科緒方 勤

    浜松小児科医会小児科医30名

    H23.7.27 浜松市内の医師に対する啓蒙 子どもを取り巻く環境と健康

    小児科浜松市医師会生涯教育研修会

    小児科緒方 勤

    浜松市医師会医師30名

    H24.1.26 浜松市内の医師に対する啓蒙生殖補助医療における遺伝的安全性の検討

    小児科 浜松小児科医会小児科緒方 勤

    浜松小児科医会小児科医30名

    H24.3.7 浜松市内の医師に対する啓蒙 性の分化・発達と小児医療

    小児科子育て支援ボランティア養成講座

    小児科藤澤 泰子

    NPO法人ころころねっと浜松

    託児者養成講座受講者10名

    H24.3.2浜松市における子育て支援ボランティア養成

    託児をするにあたって、必要なこどもの病気に関する知識

    小児科学校保健・保健活動セミナー

    小児科藤澤 泰子

    主催 ファイザー株式会社

    学校保健関係者20名

    H24.3.3

    浜松市及び近郊の学校等の保健事業関係者(教師、養護教諭、保母、保健師など)に対する啓蒙

    学校等の健診で発見できる内分泌疾患に関する教育

    周産母子センター

    地域教育講座周産母子センター岩島 覚

    本学県内在住の高校生35名

    H23.7.28県内在住の高校生へ医療現場の情報提供

    出産後の新生児への対応を行なう小児科医の役割

    周産母子センター

    静岡県小児循環器テレビ会議

    周産母子センター岩島 覚

    本学

    静岡県内で小児循環器疾患に関わる医師

    H23.9.16,10.21,11.18

    静岡県内の医師への啓蒙ネットワークを利用した医療情報カンファレンス

    周産母子センター

    心臓病の子を守る会周産母子センター岩島 覚

    静岡県難病連絡会

    静岡県内在住の先天性心疾患患児

    H23.11.27先天性心疾患患者および家族への相談会

    医療相談会

    周産母子センター

    静岡県西部新生児蘇生法講習会

    新生児集中治療室 大石 彰

    県西部の周産期医療関係者

    H23.3.9,5.21,8.6,11.23

    新生児蘇生法の普及日本周産期・新生児医学会公認の新生児蘇生法講習会を開催

    臨床検査医学(検査部)

    静岡県「臨床検査精度管理調査」

    静岡県医師会静岡県臨床検査技師会

    静岡県臨床検査担当者・関連メーカー

    H23.11- 臨床検査の精度管理調査

    20

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    救急医学中学生のための救急蘇生講座改訂第2版の発行

    救急医学 2,700部浜松市内の全中学生を対象とした救急蘇生講座のテキスト作成

    平成22年に発行したテキストの内容を一部改定し38ページの改訂第2版としたもの毎週土曜日に行われる中学生の救急蘇生講座に配布される

    地域医療学こころざし育成セミナー2011

    静岡県

    磐田市立総合病院藤枝市立総合病院

    高校1・2年生約25名

    H23.7.25-8.23

    医師を目指す高校生にその意義を認識させ、将来の静岡県の医療を支える人材を育成すること

    ・医療現場の模擬体験・病院の施設見学・先輩医師との懇談

    地域医療学 メディメッセージ2011浜松市医師会協和医科機器

    一般市民約7,000名

    H23.10.1,10.2

    医療技術の体験を通して医療の今を知ること

    ・放射線計測の実演・暮らしの中の放射性物質に関する説明

    地域医療学地域医療を考える市民フォーラム

    藤枝市静岡県

    志太医師会一般市民約280名

    H23.11.29市民に対する地域医療の実態を啓発すること

    ・パネルディスカッションのコーディネーター(テーマ:いざという時にお医者さんのかかり方)

    地域医療学 地域医療シンポジウムNPO法人ブライツ袋井市

    一般市民約130名

    H24.1.28市民に対する地域医療の実態を啓発すること

    ・パネルディスカッションのコーディネーター(テーマ:安心できる地域医療体制をめざして)

    地域医療学 地域医療講演会f.a.n地域医療を育む会

    一般市民約100名

    H24.2.4市民に対する地域医療の実態を啓発すること

    ・講演(演題:安心して暮らせる地域づくりに必要なこと)

    地域医療学静岡県緊急被ばく医療研修会

    静岡県

    初期被ばく医療機関の職員約40名

    H24.1.22静岡県の初期被ばく医療機関体制の充実を図ること

    ・講義(演題:緊急被ばく医療の基礎知識)

    基礎看護学ひらめきときめき実験講座

    基礎看護学三浦 克敏

    静岡県内高校高校生25名

    H23.12.23-12.24

    高校生に生物実験を体験させ、医学や生物学に対する向学心を刺激する

    各実験を半日ずつ、3班に分かれて、以下の実験を行った。1.モルモットの解剖と心臓拍動の刺激実験 2.手形培地を用いた各人のもつ細菌の培養と同定 3.手指からの血液塗抹標本の作製と観察、ルミノール反応の観察

    21

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    基礎看護学サイエンスパートナーシップ実験講座

    基礎看護学三浦 克敏

    浜松北、磐田南、掛川西高校

    高校生24名

    H23.12.26-12.27

    高校生が自分の眼で見て、手で触れて、体を使って実際の実験や観察を行い、最新の医学の成果を体験する

    各実験を半日ずつ、3班に分かれて、以下の実験を行った。1.モルモットの解剖と心臓拍動の刺激実験 2.手形培地を用いた各人のもつ細菌の培養と同定 3.手指からの血液塗抹標本の作製と観察、ルミノール反応の観察

    基礎看護学「看護学校等進路説明・相談会」の全体講義

    静岡県及び静岡県看護協会

    高校生・保護者458名

    H23.6.25進路を選択するための情報を提供する

    「看護への道」をテーマに講演

    地域看護学 富士市健康推進会総会富士市健康推進会・富士市

    富士市健康推進員、富士市町内会(区)長350名

    H23.4.27健康推進員が地域で元気で活動するにあたり、活動の意欲を高める

    エンパワメントを中心に健康づくりの活動のポイントについて講演をした

    地域看護学健康づくりリーダー研修会

    富士市

    富士市職員健康づくりリーダー170名

    H23.5.30職場のメンタルヘルスと健康づくりリーダーが果たす役割について学ぶ

    メンタルヘルスケアの基本と対策、コミュニケーションスキルについて講演

    地域看護学 睡眠保健指導研修会静岡県精神保健福祉センター

    静岡県内保健師80名

    H23.10.24メンタルへルス対策としての睡眠保健指導について学ぶ

    うつ病等メンタルヘルス不調を予防するための睡眠等生活のアセスメント方法と保健指導方法について講義をした

    地域看護学看護師の定着・離職防止対策事業

    静岡県ナースセンター

    静岡県看護協会

    静岡県内の病院看護師長:各病院代表1名、合計30名

    H23.8.23働きやすい職場づくりに向けた中間管理職への研修

    中間管理職が傾聴能力を高めることにより、部下に対する相談対応を円滑にする方法について講演・GWをした

    地域看護学 富士市 労働安全講座富士市商工農材部商業労政課

    富士市勤労者91名

    H23.9.8労働者の心の健康のために快眠を勧める

    健康の維持増進のための睡眠の重要性と睡眠障害対策

    地域看護学看護職のメンタルヘルスケアアプローチ

    地域看護学巽 あさみ

    看護学実習指導者:事業所保健師23名

    H23.5.13事業所のメンタルヘルス対策のための保健師実践能力のため

    管理監督者に対する積極的傾聴教育の方法を学ぶ

    地域看護学 労働衛生管理セミナー静岡県労働基準協会連合会

    静岡労働局

    事業所の人事労務担当者及び衛生管理者等150名

    H23.11.21メンタルへルス対策の効果的な進め方

    近年増加している事例紹介と対策ついて講演

    22

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    地域看護学健康ふじ21アクションプランの策定

    富士市健康対策課健康政策担当

    富士市30-50名

    H23.6-11まで5回

    健康日本21計画富士市版についてアクションプランを策定するため

    具体的な行動プランの策定について保健師等に総合的に指導し、プランを策定した

    地域看護学パーソン・センタード・ケアと認知症ケアマッピングDCM基礎コース

    認知症介護研究研修大府センター

    英国ブラッドフォード大学

    36名H23.1.19-1.21

    パーソン・センタード・ケアの理念とDCMの基礎ユーザーとしての基本的な知識技術を学ぶ

    認知症高齢者にケアに関わる看護師、介護福祉士などを対象に生涯教育の一貫として認知症ケアの研修を実施した

    助産学専攻科外国人のための無料医療相談会と検診会

    「外国人のための無料健康相談会と検診会」実行委員会

    NGO「アジアを考える静岡フォーラム」

    126名 H23.11.13

    医療関係者や外国人支援の市民団体が集まって、「日本に滞在する外国人とその家族が、言葉や保健の有無に関係なく日本人と同じ水準の一次検診を受ける事ができる

    保健指導と検診(内科・小児科・レントゲン・整形外科・婦人科・耳鼻科・歯科)および健康相談(医療相談・保険相談・心の相談)

    助産学専攻科健康教育:子育て支援「ぼく・わたしのカラダを知るはじめの一歩」

    助産学専攻科学生

    30名(小名14名、大名16名)

    H23.12.11

    幼児期の子どもと保護者に対し、男女の身体の違いや基本的生活習慣(清潔・排泄)、心の発達の理解を促すことで子どもに生命の大切さを知ってもらい、保護者の子どもの性に関する対応への不安を軽減させ、親子の絆を深める

    健康教育方法論の授業の一環として準備から実施・評価まで学生が主体となり、近隣の幼児とその親を対象に行った

    助産学専攻科健康教育:母親教室「母乳で育てたい!教室」

    助産学専攻科学生

    12名(妊婦11名、妊婦の母親1名)

    H23.12.11

    ①産後の母乳育児が身体的にも精神的にもスムーズに移行できるよう母乳育児に対する正しい知識の普及②母親役割獲得への援助

    健康教育方法論の授業の一環として準備から実施・評価まで学生が主体となり、近隣の妊婦を対象に行った

    助産学専攻科

    健康教育:性教育「家族へありがとう!~生まれてきてよかった、命の大切さを知ろう~」

    助産学専攻科学生

    浜松市立有玉小学校

    4年生3クラス(1クラス38名)

    H23.12.13生命誕生の喜びを伝え、家族への感謝や自身・他者を大切にする心を育てる

    健康教育方法論の授業の一環として準備から実施・評価まで学生が主体となり、近隣の小学校の4年生を対象に行った

    保健管理センター

    学校保健講演会保健管理センター

    学生教育・医療関係者他200名

    H24.2.23 心身の健康の保持増進を図る「うつ病と自殺予防」について講演

    保健管理センター

    出張講義静岡県立沼津東高校

    高校生50名

    H23.10.22 医療への理解と関心を高める「感染症は過去の病気か」について講義

    23

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    がん教育研究センター

    浜松医科大学市民講座がん教育研究センター

    41名 H23.9.3地域市民に対するがん知識の向上と情報の提供をする

    講演(「骨髄移植と白血病の治療」「抗がん剤の副作用」「消化器がんに対する分子標的治療」)

    がん教育研究センター

    平成23年度第1回合同セミナー

    がん教育研究センター

    名古屋大学 64名 H23.7.31専門家による講演会の開催により、連携施設間での意見交換を行い有効な連携を図る

    講演(「骨軟部腫瘍の治療~化学療法を含めて~」「がんと放射線治療」「頭頸部がん治療の現況」)

    がん教育研究センター

    平成23年度放射線治療セミナー

    がん教育研究センター

    名古屋大学 113名 H23.11.27専門家による講演会の開催により、連携施設間での意見交換を行い有効な連携を図る

    講演(「次世代重粒子線がん治療システム」「頭頸部腫瘍に対するIMRT」)

    がん教育研究センター

    第10回静岡がん治療フォーラムがんプロフェッショナル養成プラン

    がん教育研究センター

    腫瘍センター 105名 H23.9.9緩和医療・ケアに関する研修機会、意見交換、教育普及の目的を達成する

    講演(「向精神薬の使い方」)

    がん教育研究センター

    第11回静岡がん治療フォーラムがんプロフェッショナル養成プラン

    がん教育研究センター

    腫瘍センター 83名 H24.2.15医療に関する最新の情報を提供し、知識と技術を高める

    講演(「肺がんに対する完全胸腔鏡下肺葉切除術の実際」)

    輸血細胞治療部 浜松市立北部中学校中学生・3名

    H23.5.19将来の医療従事者育成と地域への貢献

    職場体験

    輸血細胞治療部 磐田第1中学校中学生・4名

    H23.10.13将来の医療従事者育成と地域への貢献

    職場体験

    24

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    血液浄化療法部平成23年度丸山病院腎友会災害講演会

    丸山病院腎友会透析患者50名

    H23.7.10 東海地震に備えた啓蒙活動被災時における緊急対応および避難所生活での注意点を概説した

    血液浄化療法部 第38回東北腎不全研究会東北腎不全研究会

    透析スタッフ300名

    H23.8.28東日本大震災を今後いかにいかすかに関するシンポジウム

    災害時の透析医療に対する静岡県の取り組みについて、東北地区の透析施設に紹介した

    血液浄化療法部第6回浜松地区透析施設災害時ネットワーク勉強会

    浜松地区透析施設災害時ネットワーク

    協和発酵キリン、扶桑薬品

    透析スタッフ150名

    H23.9.3浜松地区における透析施設間の情報ネットワークを整備する

    東日本大震災時における日本透析医会の災害ネットワークの稼働状況を検証した

    血液浄化療法部東海地震~透析患者を守るために

    血液浄化療法部静岡県立大学食品栄養学部・臨床栄養学

    静岡県内の透析患者3,000名

    H24.3.13災害時における透析患者用の非常食を提案する

    透析患者用の非常食を提案し、リーフレットとして作成し、静岡県内の全透析施設に配布した

    医療福祉支援センター

    平成23年度第3回北区事業者情報交換会

    北区区役所浜松市北区包括支援センター

    50名 H23.12.13地域の医療・介護スタッフへの啓発活動

    訪問看護ステーション・介護支援事業所関係者向けの教育講演

    医療福祉支援センター

    広沢小学校での出前授業浜松市立広沢小学校

    浜松市 150名 H23.12.6 保健授業の一環命の大切さの啓発(医療者の立場から)

    医療福祉支援センター

    地域医療を考える -緊急性と専門性-.地域医療を考える市民フォーラム-あなたなら こんな時どうする!!これからの地域医療-

    藤枝市 藤枝市 200名 H23.11.29救急医療への問題意識を高めるため

    救急医療の現実と有効活用への啓発活動

    医療福祉支援センター

    第297回生涯教育研修会 浜松医師会 浜松医師会 30名 H23.11.24 地域開業医への生涯教育疾病管理と医療の質評価 -静岡県西部地域の医療環境の維持を目指して-

    医療福祉支援センター

    メディメッセエージ2011協和医科機器(株)

    浜松市医師会 3,000名H23.10.1-10.2

    市民向けの医療啓発活動各種ゾーンでの体験的医療テーマパーク

    医療福祉支援センター

    富塚西小学校の出前授業浜松市富塚西小学校

    浜松市 150名 H23.9.13 保健授業の一環命の大切さの啓発(医療者の立場から)

    医療福祉支援センター

    浜松市保健医療審議会 浜松市役所 浜松市 50名 H23.7.28浜松市の保険医療事業の報告会

    浜松市のがん診療を考える-連携と競合の両立を目指して-

    25

  • 部署名 事業名 活動主体 連携団体等対象者・人数

    実施期間 事業の目的 事業の概要又は内容

    医療福祉支援センター

    いきいき健康セミナー 遠鉄百貨店 遠鉄グループ 30名 H23.7.21 浜松市民への教育・啓発活動大震災から考える地域の救急診療

    医療福祉支援センター

    明日の病院運営を考える会

    地域医療学講座 本学 40名 H23.7.13静岡県内の病院事務職員の教育

    地震に強い病院を考える-東北支援を経験して-

    医療福祉支援センター

    伎倍小学校での出前授業浜松市立伎倍小学校

    浜松市 130名 H23.6.28 保健授業の一環命の大切さの啓発(医療者の立場から)

    医療福祉支援センター

    浜松市内科医会 浜松市医師会 浜松市医師会 40名 H23.6.15浜松市での5大がん地域連携パスの統一化に向けて

    「がんの連携パス」の運用と届け出に係る説明

    医療福祉支援センター

    平成23年度 がんの連携パスの運用と届け出に係る説明会

    本学医学部附属病院

    浜松市医師会 40名 H23.5.18浜松市での6大がん地域連携パスの統一化に向けて

    「がんの連携パス」の運用と届け出に係る説明

    医療福祉支援センター

    平成23年度 がんの連携パスの運用と届け出に係る説明会

    浜松医療センター

    浜松市医師会 50名 H23.5.11浜松市での7大がん地域連携パスの統一化に向けて

    「がんの連携パス」の運用と届け出に係る説明

    医療福祉支援センター

    いきいき健康セミナー 遠鉄百貨店 遠鉄グループ 30名 H23.4.22 浜松市民への教育・啓発活動メタボリック症候群と健診・検診について

    腫瘍センター

    「5大がん地域連携パス」の運用・届出に関する説明会 (第1回説明会 浜松医療センター 第2回説明会 本学医学部附属病院)

    本学医学部附属病院浜松医療センター聖隷三方原病院聖隷浜松病院

    同左

    地域のかかりつけ医等病院勤務医、看護師、コメディカルスタッフなど各80名

    H23.5.11-5.18

    地域医療体制の充実

    テーマ:「地域連携パスの運用意義と目指すもの」講師:当院副病院長 小林 利彦、「5大がん地域連携パス」の説明 胃がん、肝がん、大腸がん、肺がん、乳がん各担当医師、「具体的な事務運用と届出等について」静岡県西部広域地域連