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User’s Manual IM 36J04A15-04 Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web 画面構築編 IM 36J04A15-04 9

User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

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User’s Manual

IM 36J04A15-04

Exaquantumエンジニアリングガイド Vol.4 Web 画面構築編

IM 36J04A15-049 版

Page 2: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<改訂情報> 目次-1

IM 36J04A15-04

7th Edition : 2008.02.29-00

目 次 1. はじめに......................................................................................... 1-1

1.1 対象読者 .................................................................................................... 1-1 1.2 本書の構成 ................................................................................................ 1-1

2. Exaquantum/Web ......................................................................... 2-1 2.1 Exaquantum/Web の概要 ........................................................................ 2-1

3. Exaquantum/Web サイト.............................................................. 3-1 3.1 クライアント用 Web サイト..................................................................... 3-1 3.2 定義ツール用 Web サイト ........................................................................ 3-2

4. Web ページ作成ツール .................................................................. 4-1 4.1 Web ページの種類 .................................................................................... 4-1 4.2 Web ページ作成ツールの概要 .................................................................. 4-2 4.3 Web ページ作成ツールの機能 .................................................................. 4-3 4.4 Web ページ作成前の事前準備 .................................................................. 4-4 4.5 ActiveX コントロールの有効化 ................................................................ 4-7

5. グラフィック Web ページ.............................................................. 5-1 5.1 新規グラフィック Web ページの作成 ...................................................... 5-2

5.1.1 新規にグラフィック Web ページを作成する .............................. 5-2 5.1.2 グラフィックエディタのコンポーネント.................................... 5-3

5.2 CENTUM グラフィック変換機能 ............................................................. 5-9 5.2.1 CENTUM グラフィック変換のログ ........................................... 5-10 5.2.2 CENTUM グラフィック変換の手順 ........................................... 5-10 5.2.3 CENTUM グラフィック変換の対象 ........................................... 5-16

5.3 Exaquantum/Explorer ドキュメント変換機能...................................... 5-24 5.3.1 Exaquantum/Explorer ドキュメント変換の手順 ....................... 5-24

6. トレンド Web ページ..................................................................... 6-1 6.1 トレンド Web ページの概要..................................................................... 6-1 6.2 トレンド Web ページの定義..................................................................... 6-1

7. アラーム&イベントサマリ Web ページ ........................................ 7-1 7.1 アラーム&イベントサマリ Web ページの定義 ....................................... 7-1

8. ユーザ数の管理 .............................................................................. 8-1 8.1 ユーザ情報の削除 ..................................................................................... 8-1

Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web 画面構築編

IM 36J04A15-04 9 版

All Rights Reserved. Copyright © 2001, Yokogawa Electric Corporation 9th Edition : 2010.12.27-00

Page 3: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<改訂情報> 目次-2

IM 36J04A15-04

7th Edition : 2008.02.29-00

9. Web クライアントでの大容量データの読み込み........................... 9-1 9.1 IIS メタベースの ASPBufferingLimit の変更 .......................................... 9-1

Page 4: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <1. はじめに> 1-1

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

1. はじめに 1.1 対象読者

本書では,Exaquantum/Web 機能により,Exaquantum システムを Web 環境で

使用する方法について説明します。本書は,以下の分野についての知識と経験があ

り,Exaquantum のトレーニングを終了していることを前提としています。 ・ Windows ドメインセキュリティ(ユーザ,グループ,アクセス権など) ・ DCOM ・ Microsoft Excel ・ ネットワークコンポーネントの定義 ・ WWW(World Wide Web)

1.2 本書の構成

本書は,Exaquantum システムを Web 環境で使用する方法や手順について説明し

ます。 本書は,以下の章から構成されています。 第 1 章:はじめに 第 2 章:Exaquantum/Web 第 3 章:Exaquantum/Web サイト 第 4 章:Web ページ作成ツール 第 5 章:グラフィック Web ページ 第 6 章:トレンド Web ページ 第 7 章:アラーム&イベントサマリ Web ページ 第 8 章:ユーザ数の管理

4th Edition : 2004.09.07-00

Page 5: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

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Page 6: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <2. Exaquantum/Web> 2-1

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

2. Exaquantum/Web Exaquantum は,最新のインターネット技術を利用した Exaquantum/Web 機能を

提供します。Exaquantum/Web 機能により,クライアント PC からインターネッ

トを経由して Exaquantum/PIMS が保存しているデータにアクセスすることがで

きます。

2.1 Exaquantum/Web の概要

Exaquantum/Web 機能は,Exaquantum/Web サーバコンポーネントと Exaquantum/Webクライアントコンポーネントで構成されます。 Exaquantum/Explorer は,Exaquantum/PIMS が保存する瞬時データやヒストリカル

データに直接アクセスできますが, Exaquantum/Web クライアントは,

Exaquantum/Web サーバを経由して Exaquantum/PIMS が保存するデータにアクセス

します。

制御システム(PCS)

ローカルエリアネットワーク

ユーザ PC ユーザ PC

External Data: ERP, LIMS, etc

OLE DB, ODBC, etc

ユーザ PC ユーザ PC

Exaquantum/Explorer

OPC サーバ

Exaquantum/Web

PCS インタフェース

定義ツール

リアルタイムデータベース

ロールベース・ビュー

ヒストリアン

長期 アーカイブ

Exaquantum/PIMS(サーバ)

Exaquantum/PIMS (サーバ)

Exaquantum/PIMS (サーバ)

インターネット

Web サーバ

図 2-1 Exaquantum システム概要図

Page 7: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <2. Exaquantum/Web> 2-2

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

Exaquantum/Web サーバの概要 Exaquantum/Web サーバは,Exaquantum/Web クライアントが Exaquantum/PIMS サー

バのデータにアクセスするための Exaquantum 専用コンポーネントです。

Exaquantum/Web サーバは,Exaquantum/PIMS サーバと同一 PC,または別 PC 上で

動作することができます。

参照 Exaquantum/Web サーバのインストール手順については,『Exaquantum インストールガイド』を参照し

てください。

Exaquantum/Web クライアントの概要 Exaquantum/Web ク ラ イ ア ン ト は , Exaquantum/Web サ ー バ を 経 由 し て

Exaquantum/PIMS サーバが保存するデータにアクセスし,Exaquantum/Explorer と同

様にグラフィックやトレンドなど様々な形式でデータを表示します。 Exaquantum/Web クライアントは,汎用の Web ブラウザ(Microsoft Internet Explorer 6.0)を利用しているため,Exaquantum 専用のコンポーネントをインストールする

必要はありません。 ただし,Exaquantum/Web クライアント上でトレンド画面やアラーム・イベントサ

マリ画面などを表示するために,Exaquantum 専用の ActiveX コントロールを使用し

ます。これらの ActiveX コントロールは,Exaquantum/Web サーバの以下の URL に

アクセスすることで,Exaquantum/Web クライアント PC 上に自動的にダウンロード

されます。

http://<Exaquantum/Web サーバ名>/ExaquantumHome

また,Excel Add-In 機能も,Exaquantum/Explorer と同様に Exaquantum/Web クライア

ントで使用できます。Exaquantum コンポーネントをインストールするために,ログ

オンする際はローカルアドミニストレータ権限でログオンする必要があります。 注意:Exaquantum/Web クライアント上で Excel Add-In を使用するには,Exaquantum/Explorer の場合と同様にクライアント

PC 上に,MS-Excel をインストールする必要があります。

7th Edition : 2008.02.29-00

Page 8: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <2. Exaquantum/Web> 2-3

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

Web サーバ・マネージャ Excel Web クライアントの接続設定を変更するために,Web サーバ・マネージャを

使用します。Web サーバ・マネージャを以下に示します。Windows の[スタート]

メニューから[プログラム]-[Exaquantum]-[Web サーバ・マネージャ]を選

択し,Web サーバ・マネージャを起動します。

図 Web サーバ・マネージャツール

Web サーバ・マネージャで,以下の設定を行います。 ・ Web サーバ:Exaquantum Web サーバのコンピュータ名または Exaquantum PIMS

サーバと Web サーバが同居のコンピュータ名 ・ ユーザ名:Web サーバにログオンする際に使用するユーザ名(統合認証を使用

するときは空欄) ・ パスワード:Web サーバにログオンする際に使用するパスワード(統合認証を

使用するときは空欄) 上記設定はユーザごとのレジストリに保存(パスワードは暗号化)されます。 設定変更後に,[テスト]ボタンをクリックして,接続確認を行います。 設定変更後は,Excel Web クライアントを再起動してください。

7th Edition : 2008.02.29-00

Page 9: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

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Page 10: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <3. Exaquantum Web サイト> 3-1

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

3. Exaquantum/Web サイト Exaquantum/Web 機能は,以下の 2 つの Web サイトを提供します。 ・ クライアント用 Web サイト ・ 定義ツール用 Web サイト

3.1 クライアント用 Web サイト

Exaquantum/Web クライアントは,はじめに以下の URL にアクセスします。アクセ

スすると,クライアント用の Exaquantum/Web サイトが表示されます。 http://<Exaquantum/Web サーバ名>/ExaquantumHome

この Web ページで,以下のような操作を行うことができます。 ・ タグおよびファンクションブロックの現在値,または過去の値を参照する ・ タグのデータ値を変更する ・ プラントビューの変更,またはタグ名やファンクションブロック名を検索して,

タグやファンクションブロックを表示する さらに,以下に示す他の Web ページに展開することができます。 ・ グラフィック Web ページ(画面更新周期は 1 分です) ・ トレンド Web ページ ・ アラーム&イベントサマリ Web ページ

グラフィック Web ページ,トレンド Web ページやアラーム&イベントサマリ Webページに展開する方法を以下に示します。 ・ プラントビューを表示し,展開する Web ページの種類をクリックします。選択

した Web ページの種類に登録された Web ページが一覧で表示されます。一覧

の中から表示する対象の Web ページを選択します。 また,「マイリスト」に Web ページをあらかじめ登録しておくことで簡単に展開

することができます。 ・ プラントビューを表示し,展開する Web ページの種類をクリックします。選択

した Web ページの種類に登録された Web ページが一覧で表示されます。対象

の Web ページにチェックマークをつけて「マイリストに選択したアイテムを追

加」を選択します。これによりウィンドウ左側の「マイリスト」項目に対象の

Web ページが登録されます。 ウィンドウ左側の「クイックリンク」は,頻繁にアクセスする Web ページを登録

でき,このリストから選択することで,対象の Web ページに展開できます。 ウィンドウ左側の「クイックヘルプ」は,開いている Web ページに関するヘルプ

を表示します。

8th Edition : 2009.09.14-00

Page 11: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <3. Exaquantum Web サイト> 3-2

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

3.2 定義ツール用 Web サイト Exaquantum のシステム構築に関する,以下の 4 つのサイトにアクセスし,システム

構築などを行うことができます。 ・ システム管理ツール

http://<Exaquantum/Web サーバ名>/Exaquantum

/Applications/admintools.asp

・ タグ構成ビューア http://<Exaquantum/Web サーバ名>/Exaquantum

/Applications /tagconfigtool.asp

・ クロスリファレンスツール http://<Exaquantum/Web サーバ名>/Exaquantum

/Applications /xreftool.asp

・ システムイベントビューア http://<Exaquantum/Web サーバ名>/Exaquantum

/Applications /syseventview.asp

これらのサイトは Windows 2000 アドバンスドサーバのターミナル OS により利用で

きます。Exaquantum/Web からアクセスした場合でも,これらのシステム構築ツー

ルの機能および動作は Exaquantum/PIMS や Exaquantum/Explorer からアクセスした

場合と同様です。また,これらのサイトにログオンする際には,ユーザ自身の

Windows ユーザ名とパスワードでログインする必要があります。 注意:サーバ側にターミナルサービスをインストールする必要があります。

2nd Edition : 2003.08.05-00

Page 12: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-1

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

4. Web ページ作成ツール Web ページ作成ツールでは,Exaquantum/Web クライアント上で表示する様々な

Web ページを作成することができます。Exaquantum/Explorer クライアント同様

に,Exaquantum/Web クライアント上で,グラフィックやトレンド形式でデータ

を表示・参照することができます。 本章では,Web ページ作成ツールの機能や操作手順について説明します。

4.1 Web ページの種類

Web ページの新規作成 Exaquantum サーバ/クライアント上では,3 種類の Web ページを作成できます。 ・ グラフィック Web ページ ・ トレンド Web ページ ・ アラーム&イベントサマリ Web ページ

グラフィック Web ページは,グラフィックエディタで構築します。 トレンド Web ページとアラーム&イベント Web ページは,汎用の Web ホームペー

ジ作成ツールを使用して,Exaquantum/Explorer と同様に,ActiveX コントロールで

構築します。 作成した Web ページは,3 種類のいずれかの Web ページとして保存することで,

Exaquantum/Web サイトに登録されます。

Exaquantum/Explorer ドキュメントのインポート Exaquantum/Explorer で作成したドキュメントを Exaquantum/Web ページに変換する

こ と が で き ま す 。 こ れ に よ り , Exaquantum/Explorer と 同 様 の 画 面 を

Exaquantum/Web クライアント上で表示することができます。

CENTUM グラフィック画面のインポート CENTUM CS 1000/CENTUM CS 3000/CENTUM VPのグラフィック画面を Exaquantum/ Web ページに変換することができます。これにより,CENTUM のグラフィックを利

用して,Exaquantumが保存する過去のデータを表示することなどができます。 注意:CENTUM グラフィック画面の変換ツールはオプションパッケージです。

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 13: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-2

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

4.2 Web ページ作成ツールの概要

Web ページ作成ツールの種類 Exaquantum/Web ページを作成するツールとして,以下のツールを利用することが

できます。 ・ グラフィックエディタ ・ 汎用 Web ホームページ作成ツール

グラフィックエディタ グラフィックエディタは,グラフィック Web ページを作成するためのツールで

す。Exaquantum/Explorer ドキュメントを作成するのと同じ手順で,グラフィック

Web ページを作成できます。しかし,以下の機能はグラフィックエディタでは利用

できません。 ・ ActiveX コントロール ・ 一部のクライアント・スクリプティング

Exaquantum/Explorer では,画面間や表示オブジェクト間の双方向操作を可能にする

クライアント・スクリプティング機能があります。Exaquantum/Web でのクライア

ント・スクリプティングはオブジェクト内部の処理に限定されるため,以下のよう

な場合のみ使用できます。 ・ グラフィック Web ページでの,レポート時間。これにより,表示する値の時間

選択が可能です。 ・ グラフィック Web ページでの,データパラメータ化。これにより,表示する

データ項目,たとえば現在値や時間平均などの選択が可能になります。

汎用 Web ホームページ作成ツール 汎用 Web ホームページ作成ツールを使用する場合は,SharePoint Designer 2007 また

は Expression Web 4(推奨)を使用します。Exaquantumでは,Exaquantum/Web サイ

トへの組み込みを可能にする SharePoint Designe 2007 または Expression Web 4 用の

アドイン機能を提供します。 汎用 Web ホームページ作成ツールを使用して以下の Web ページを作成できます。 ・ トレンド Web ページ ・ アラーム&イベントサマリ Web ページ ・ トレンドコンポーネントやアラーム&イベントコンポーネントを組み込んだグ

ラフィック Web ページ ・ 双方間に画面展開機能を持つグラフィック Web ページ

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 14: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-3

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

4.3 Web ページ作成ツールの機能 Web ページ作成ツールで作成した Exaquantum/Web の Web ページを Exaquantum Webサイトに登録する手順を説明します。 Web ページ作成ツールで作成した Web ページは,Web ページファイルとして保存さ

れ,Exaquantum/Web サーバの Web サイトに登録することで,Exaquantum/Web クラ

イアントがアクセスできるようになります。

Web ページファイルの保存 Web ページファイルは,通常 HTML ファイルですが,グラフィックエディタの場

合は SVG(Scalable Vector Graphics)ファイルとして保存されます。

Exaquantum/Web サイトへの登録 Exaquantum Web サイトへは,以下の操作により登録できます。

- グラフィックエディタを使用して作成したグラフィック Web ページを,

[ウェブページとして保存]で保存した場合 - FrontPage を使用して作成した Web ページを,HTML ファイルで保存した場

合 Web ページファイルは Exaquantum/Web サーバ上に格納されます。Web ページファ

イル(HTML ファイルまたは SVG ファイル)を作成するごとに,指定された

Exaquantum/Web サーバ上のフォルダにファイルを保存する必要があります。これ

を行うために Web ページ作成ツールで Web ページを作成する前に,保存場所を設

定しておく必要があります。詳細は,「4.4 Web ページ作成前の事前準備」を参照

してください。 Web ページファイルの保存後,Web ページ作成ツールの[ビューの等値化]から

Web ページの登録を行います。 登録された Web ページは,Exaquantum/Web サイ

トの「Mimics」(グラフィック),「トレンド」,「アラーム・イベント」の各リ

ストに表示されます。

Web ページ作成ツールのインストール Web ページ作成ツールを使用するためには,Exaquantum/Web クライアント PC に

Web ページ作成ツールのコンポーネントをインストールする必要があります。 Web ページ作成ツールは,以下のコンポーネントで構成されます。 ・ グラフィックエディタ ・ SharePoint Designer 2007 アドインプログラム ・ Expression Web 4 アドインプログラム

- タグやファンクションブロックのブラウザで,「トレンド」などのコン

ポーネントにタグをドラッグ&ドロップすることができます。これはパラ

メータとしてタグのパス名を必要とするコンポーネントを設定するのに使

用されます。 - Web ページとして保存。この機能はファイルが生成されるとき,

Exaquantum Web サイトに登録します。

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 15: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-4

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

Web ページ作成ツールは,Exaquantum/PIMS サーバと Exaquantum/Web サーバの両

方へのオンラインアクセスを必要とします。これはインストール時にあらかじめ定

義します。この定義情報は,Web ページ作成ツールを再インストールしない限り

Web サーバを変更できません。 また,Exaquantum マルチサーバ環境では,インストール時にプライマリサーバとセ

カンダリサーバを指定することができます。画面作成ツールは,まずプライマリ

サーバにアクセスし,応答に失敗するとセカンダリサーバにアクセスします。

4.4 Web ページ作成前の事前準備

Exaquantum/Web ページ作成ツールを使用する前に,Exaquantum/Web クライアント

PC で以下の設定を行う必要があります。SharePoint Designer 2007,Expression Web 4のアドイン機能を使用するために,アドイン機能を追加しておく必要があります。

Web ページファイルを格納するフォルダの設定 Web ページファイルは Exaquantum/Web サーバの正しいフォルダに格納する必要が

あります。 Web ページファイルを格納するフォルダの設定方法を示します。 1. Web ページファイルを格納するフォルダを以下のフォルダ内に作成します。 ¥<Exaquantum インストールフォルダ>¥Yokogawa¥Exaquantum PIMS¥WebRoot

2. 格納フォルダを共有設定にします。

Expression Web 4 アドインの追加 Web ページを構築する Experssion Web 4 には,以下に示すとおり,すでに

Expression Web 4 アドインプログラムが追加されているので,作業は必要ありませ

ん。

図 4-1 「Expression Web4」メニュー

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 16: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-5

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

SharePoint Designer 2007 アドインの追加 Web ページを構築する SharePoint Designer を使用する前に,SharePoint Designer 2007アドインプログラムを追加する必要があります。 SharePoint Designer 2007 アドイン機能を追加する手順を示します。 1. Microsoft Office SharePoint Designer 2007 を起動します。 2. Web ページ上にコントロールを配置するには,[挿入]-[Web コンポーネン

ト]を選択します。「Web コンポーネントの挿入」ウィンドウが表示されるの

で,[カスタムコントロール]-[ActiveX コントロール]を選択します。 [次へ]ボタンをクリックします。続けて[ユーザー設定]ボタンをクリック

し,次ページの 4.からの操作を続けます。

図 4-2 「ActiveX コントロール」メニュー

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 17: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-6

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

3. 「Web コンポーネントの挿入」ウィンドウが表示されます。表示するコント

ロールを選択して,[OK]ボタンをクリックします。

図 4-3 「Web コンポーネントの挿入」ウィンドウ

4. 表示したいコントロールがリストにない場合は,[ユーザー設定]ボタンをク

リックします。「ActiveX コントロールリストのカスタマイズ」ウィンドウにす

べてのコントロールが表示されます。

図 4-4 「ActiveX コントロールリストのカスタマイズ」ウィンドウ

5. 該当するコントロールのチェックボックスをチェックしてから[OK]ボタンを

クリックします。

PC 上のすべてのコントロールが表示されますが,スクリプティングや初期化に対

して影響がないように最小限の項目だけが選択されていることに注意してくださ

い。

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 18: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-7

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

4.5 ActiveX コントロールの有効化 Windows XP Service Pack 3 (SP3)と Microsoft Windows Server 2003 Service Pack 2 (SP2) (アップデート番号 912945 または累積アップデート番号 912812)上の Microsoft Internet Explorer 6 の更新プログラムが Microsoft からリリースされました。このアッ

プデートを行うと,Web ページに使用されている ActiveX コントロールや Java アプ

レットの Internet Explorer での取り扱いが変わります。 このアップデートを行うと,ActiveX コントロールを有効化するまで,ある Webページからの ActiveX コントロールが機能しなくなります。ActiveX コントロール

の有効化は手動で行います。また,Web ページをアップデートする有効な手段もあ

ります。

コントロールの有効化 対話型コントロールはユーザインタフェースを提供する ActiveX コントロールに

よって実現しています。Web ページに ActiveX コントロールをロードする

APPLET,EMBED または OBJECT エレメントを使用している場合,ユーザがコン

トロールを有効化するまでコントロールのユーザインタフェースはブロックされま

す。複数のコントロールをロードするためにこれらのエレメントを使用している場

合は,個別に有効化する必要があります。 コントロールを無効化していると,以下のような影響が発生します。 ・ onblur や onclick など,ユーザインタフェースに連動したダイナミック HTML

のイベントがブロックされる ・ キーボードやマウスの操作に反応しない ・ コントロールの OLE サイトで作成されるオーバレイウィンドウで,キーボード

やマウスからのメッセージが無効化しているコントロールに届かない コントロールを無効化していると,ユーザの入力に反応しません。ただし,双方向

でない操作は実行します。たとえば,音楽ファイルを再生するために Microsoft Windows Media Player を使用する Web ページを開くと,ページが読み込まれた後に

音楽が再生されます。ところが,コントロールのユーザインタフェースを有効化す

るまでは,以下に示すように Windows Media Player を操作できません。

図 4-5 コントロールリストの無効化

注意: 有効化されていないコントロールは直接ユーザ要求に反応せず,スクリプトコマンドに反応します。

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 19: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-8

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

対話型コントロールを有効化するには,そのコントロールをクリックするか,[タ

ブ]キーで有効化したいコントロールにフォーカスをあて,スペースバーまたは

[Enter]キーを押します。外部スクリプトファイルから読み込まれた対話型コント

ロールは直ちにユーザの要求に反応します。この方法であれば,コントロールを有

効化する必要がありません。

外部から対話型コントロールを読み込む ユーザの入力に直ちに反応する対話型コントロールを読み込む Web ページを作成

するには,Microsoft JScript を使用して外部スクリプトファイルからコントロールを

読み込みます。コントロール外部的に読み込むためのスクリプトを HTML ページ

に埋め込むことはできません。writeln 機能を例にすると,スクリプトがプログラミ

ングのように行内に書き込むと,そのコントロールは,HTML ドキュメントが読み

込んだように動作し,有効化を求められます。読み込まれたときにそのコントロー

ルが対話的であることを明確にするために,外部ファイルから読み込む方法を以下

に示します。 以下の例では,動的にコントロールを読み込むために document.write を使用してい

ます。 <!-- HTML File -->

<html>

<body leftmargin=0 topmargin=0 scroll=no>

<script src="docwrite.js"></script>

</body>

</html>

// docwrite.js

document.write('<object classid="clsid:6BF52A52-394A-11d3-B153-

00C04F79FAA6">');

document.write('<param name="URL" value="example.wmv">');

document.write('<param name="autoStart" value="-1"></object>');

同様の効果を実現するために,外部スクリプトファイルはエレメントの outerHTMLプロパティを変更することもできます。以下に例を示します。

<!-- HTML File -->

<html>

<body>

<div id="embedControlLocation">

<script src="embedControlOuterHTML.js"></script>

</div>

</body>

</html>

// outerhtml.js

embedControlLocation.outerHTML = '<embed src="examplecontrol">';

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 20: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-9

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

次の例では,OBJECT エレメントを使用している ActiveX コントロールを読み込む

ための document.createElement を使用しています。

注 意

createElement を使用して Web ページにオブジェクトまたは埋め込みエレメントを追

加する際は,新しいエレメントによって読み込まれる ActiveX コントロールを作成

する前に,注意してエレメントの作成,属性の初期化,ページの DOM への追加を

行ってください。

<!-- HTML File -->

<html>

<body>

<div id="DivID">

<script src="createElementExplicit.js"></script>

</div>

</body>

</html>

// createElementExplicit.js

var myObject = document.createElement('object');

DivID.appendChild(myObject);

myObject.width = "200";

myObject.height = "100";

myObject.classid= "clsid:6BF52A52-394A-11d3-B153-00C04F79FAA6";

myObject.URL = "example.wmv";

myObject.uiMode = "none" ;

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 21: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <4. Web ページ作成ツール> 4-10

IM 36J04A15-04

1st Edition : 2002.06.17-00

次の例では,パラメータ値を特定する際に ActiveX コントロールを読み込むために

innerHTML と JScript 機能を使用しています。 <!-- HTML File -->

<html>

<head>

<script src="external_script.js" language="JScript"></script>

</head>

<body>

<div id="EXAMPLE_DIV_ID">

This text will be replaced by the control

</div>

<script language="JScript">

CreateControl( "EXAMPLE_DIV_ID",

"clsid:6BF52A52-394A-11d3-B153-00C04F79FAA6",

"EXAMPLE_OBJECT_ID", "600", "400", "example.wmv",

"-1")

</script>

</body>

</html>

// external_script.js

function CreateControl(DivID, CLSID, ObjectID,

WIDTH, HEIGHT, URL, AUTOSTART)

{

var d = document.getElementById(DivID);

d.innerHTML =

'<object classid=' + CLSID + ' id=' + ObjectID +

' width=' + WIDTH + ' height=' + HEIGHT +'>

<param name="URL" value=' + URL + '>

<param name="autoStart" value=' + AUTOSTART + '/>';

}

サンプルが Exaquantum/Web サーバ上の<Exaquantum インストールフォルダ>

¥WebRoot¥Samples にあります(Exaquantum インストールフォルダ例:C:¥Program Files¥Yokogawa¥Exaquantum PIMS)。サンプルは,ブランクのトレンドとデータセ

レクタが表示されるページになっているので,表示後すぐにトレンド画面へのタグ

のドラッグができます。

9th Edition : 2010.12.27-00

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-1

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5th Edition : 2005.12.28-00

5. グラフィック Web ページ Exaquantum/Web のグラフィック Web ページは,グラフィックエディタにより

作成できます。グラフィックエディタは,以下の機能を備えています。 ・ Exaquantum/Web 上に表示するグラフィック Web ページを作成する機能 ・ CENTUM CS 1000/CS 3000/CENTUM VP の グ ラ フ ィ ッ ク 画 面 を

Exaquantum/Web ページに変換する機能 ・ Exaquantum/Explorer のグラフィック画面を Exaquantum/Web ページに変

換する機能 なお,グラフィックインポートを実行する時のログインユーザは、CENTUM HIS のコンピュータに事前に登録する必要があります。 以下の手順でログインユーザを CENTUM HIS のコンピュータに登録してくださ

い。 例として,Exaquantum にユーザ名 Users1 でログインしていることとします。 このユーザは,ワークグループユーザでもドメインユーザでも構いません。 Explorer を 編 集 す る の で , Exaquantum の グ ル ー プ QUserGroup と

QExplorerDesignGroup に属している必要があります。 1. Administrator 権限のあるユーザで HIS PC にログインします。 2. [スタート]-[設定]-[コントロールパネル]を選択してから,管理

ツールを選択します。 3. コンピュータの管理画面をクリックします。 4. ローカルユーザとグループをダブルクリックし,画面を展開します。 5. ユーザを選択して右クリックし,新しいユーザを選択します。 6. ユーザ名に User1 を登録します。パスワードは,Exaquantum の PC の

User1 と同一でなければなりません。 「ユーザーは次回ログオン時にパスワードの変更が必要」のチェックを外し

た後,「パスワードを無期限にする」にチェックをしてください。 7. 作成をクリックして,User1 を登録します。 本章では,Exaquantum/Web グラフィック Web ページを作成するための,グラ

フィックエディタの機能と操作手順を説明します。最後に,Explorer グラフィッ

クスのインポートと CS 1000/CS 3000/CENTUM VP グラフィックスへのコンバー

トに関して説明します。 注意: Windows Server 2008,Windows Server 2008 R2,Windows Vista または Windows 7 でグラフィックエディタを使用

する場合は,仮想化設定(スタート画面から管理ツール - ローカルセキュリティポリシーを選択し,ローカルセキュリティ画面の「ローカルポリシー」 - 「セキュリティオプション」-「ユーザアカウント制御:各ユーザの場所へのファイルまたはレジストリの書き込みエラーを仮想化する」)を有効にします。仮想化はセキュリティ拡張の一部であり,ファイルやフォルダ(たとえば,Windows の「Program」フォルダ)へのアクセス権のないユーザに対するアクセスを管理します。アクセス権のないユーザによるフォルダの作成,pxg ドキュメントの保存の場合,OS はこれらを仮想保存フォルダに書き込みます。仮想保存フォルダの場所は,ユーザプロファイル環境変数で定義されています。これにより,ファイルやフォルダを作成したユーザ以外は,それらの保存場所にアクセスできないので,共有ドキュメントを作成する場合は,保存場所に注意してください。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-2

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5.1 新規グラフィック Web ページの作成 5.1.1 新規にグラフィック Web ページを作成する

新規に Exaquantum/Web のグラフィック Web ページを作成する手順を以下に示しま

す。 1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Exaquantum]-[グラフィック

エディタ]を選択し,グラフィックエディタを起動します。 2. [ファイル]メニューから[新規]を選択します。 3. パレット上のコントロールをページ描画エリアにドラッグ&ドロップして,各

コントロールのプロパティを定義します。 4. グラフィック Web ページの編集が完了したら,[ファイル]メニューの[ウェ

ブページとして保存]を選択します。Exaquantum Web サイトで表示可能な

SVG ファイルが作成されます。SVG ファイルは,Exaquantum/Web サーバ上の

フォルダに保存します。 5. グラフィック Web ページの登録を行います。[ファイル]メニューの[ビュー

の等値化]を選択します。「名前」,「コメント」,「Web ページ」を入力しま

す。「Web ページ」には,SVG ファイル名とそのパスを設定します(例:

¥Users¥MIMIC¥TEST.svg)。 「ビューのタイプ」は,「グラフィック」を選択します。

注意:作成したグラフィック Web ページは,編集可能な PXG ファイルで保存してください。PXG ファイルで保存するこ

とで,次回グラフィック Web ページの編集が可能となります。 注意:ヒストリリプレイオプションは Exaquantum/Explorer でのみ利用できます。グラフィックエディタではサポートされ

ていません。 注意:旧レビジョンのクライアントでドキュメントを表示する必要がある場合は,旧レビジョンで作成したドキュメント

を,新レビジョン環境で上書き保存を行わないで下さい。旧レビジョン環境の Web クライアントで表示できなくなります。

注意: SVG ファイル名で,半角カナ,全角数字を含むファイル名を使用しないでください。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-3

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5.1.2 グラフィックエディタのコンポーネント グラフィックエディタ(図 5-1)は,Exaquantum/Explorer のデザインモードと同様

な手順でグラフィック Web ページを作成できます。 グラフィック Web ページに貼り付けるコントロールは,ウィンドウ左側領域のパ

レットから中央の描画エリアにドラッグ&ドロップします。各コントロールに割り

付けるデータは,ウィンドウ右側領域のデータセレクタからドラッグ&ドロップで

きます。

図 5-1 グラフィックエディタのウィンドウ構成

作成したグラフィック Web ページは,PXG ファイルで保存してください。 次に,グラフィック Web ページを Exaquantum/Web 上で表示するために, SVG ファ

イルとして保存し,Exaquantum Web サイトに登録してください。

パレット Exaquantum/Explorer のパレットと同様に,グラフィックエディタで使用できる以下

のコントロールをアイコン形式で表示します。描画領域にコントロールをドラッグ

&ドロップして割り付けることができます。

・ :直線

・ :楕円

・ :枠線

・ :テキスト

・ :折れ線

・ :円弧

・ :ビットマップ

・ :ゲージ

・ :ポインタ

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-4

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5th Edition : 2005.12.28-00

データセレクタ Exaquantum に登録されているタグ一覧を階層構造で表示します。描画エリアに表示

されているコントロールにタグをドラッグ&ドロップすることで,データを割り付

けることができます。 ハイパーリンク(画面展開) ハイパーリンク機能により,他の Exaquantum/Web ページに展開するグラフィック

Web ページを作成することができます。

図 5-2 「プロパティシート」ウィンドウのハイパーリンク

ハイパーリンクは,対象のコントロールを選択し,右クリックで表示されるポップ

アップメニューから[Object プロパティ]を選択し,表示されたプロパティウィン

ドウの[Hyperlink]で設定します。これにより,対象のコントロールをクリックす

ると別のグラフィック Web ページや,指定した Web ページを表示することができ

ます。

[Hyperlink] コンポーネントをクリックした時に展開するグラフィック Web ページの URL を入

力します。

SVG 形式で保存したファイルへ展開したい場合は以下のように記述します。 http://<Exaquantum/Web サーバ>/exaquantum/Applications/WAC/

MimicFrameSet.asp?svg=http://<Exaquantum/Web サーバ>/exaquantum/

<パスを含む SVG ファイル名>

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-5

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5th Edition : 2005.12.28-00

階層(レイヤ) 階層は,Exaquantum/Web グラフィック Web ページ内に作成することのできる,コ

ントロールのグループです。たとえば,すべてのパイプを 1 つの階層に,プロセス

コンポーネントと機器を別の階層に描くことができます。階層を使用すると,グラ

フィック Web ページ内の,どの部分の作業を行うかを選択できます。また,現在

必要でない部分を非表示にし,ロックすることもできます。「階層」ウィンドウ

(図 5-3)には,グラフィック Web ページに含まれるすべての階層と,各階層に設

定されたプロパティが表示されます。 階層の設定は,描画エリアを右クリックし,ポップアップメニューから[Object プロパティ]を選択します。プロパティシートが表示されるので,[ViewLayers]の

右の列で[オプション]ボタンをクリックします。「階層」ウィンドウ(図 5-3)が表示されます。

図 5-3 「階層」ウィンドウ

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-6

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5th Edition : 2005.12.28-00

初期設定では,グラフィック Web ページ上のすべてのオブジェクトが同一階層内

に設定されていますが,独自の階層を追加できます。また,階層ごとに表示/非表

示を選択できます。

図 5-4 「プロパティシート」ウィンドウの階層

ローカル変数 グラフィック Web ページでは,Exaquantum/Explorer と同様にローカル変数を定義

することができます。

参照 ローカル変数の詳細については,『Exaquantum/Explorer 説明書 Vol.4 アドバンスド操作編( IM 36J04A12-04)』を参照してください。

レポート時間 グラフィック Web ページでは,Exaquantum/Explorer と同様にレポート時間を定義

することができます。

参照 レポート時間の詳細については,『Exaquantum/Explorer 説明書 Vol.1 共通操作編(IM 36J04A12-01)』

を参照してください。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-7

IM 36J04A15-04

5th Edition : 2005.12.28-00

演算エディタ CENTUM CS 1000/3000 グラフィックには演算式が含まれていることがあります。

演算式を含んだグラフィック画面を Exaquantum/Web グラフィック Web ページに変

換した場合には,演算式エディタを使用して,演算式を編集したり,新しい演算式

を作成できます。新規に作成した演算式は,データのパラメータ化やレポート時間

などの演算式エディタ固有の機能など,Exaquantum/Explorer のスクリプティングと

同等の機能を利用できます。

演算式エディタの概要 演算式は定数やデータ変数と同様にオブジェクトに結びつけることができます。 演算式エディタは,2 つの基本的なタイプの演算式を作成できます。 ・ 単純な表現式 ・ 条件付の表現式

このエディタは複数の簡単な演算子とともに,データ変数やローカル変数を使用す

ることができます。 演算式をプロパティに結びつける前に,エディタは演算式を構文解析して,それが

有効であることを確認します。

単純な表現式 単純な表現式は結果を直接プロパティに返します。単純な表現式の例を示します。

[TestRootTestTag20FIC053PVValueValue] + [OFFSET] )/100

この式は,Exaquantum タグ(データ変数)を OFFSET(ローカル変数)に加えて,

その結果を 100 で割ります。 このような表現式は,どのようなテキストプロパティ(トップ,幅,値など)にも

結合させることができます。 たとえば,上記演算式の値に従って楕円の高さを設定するとします。楕円を右ク

リックして表示されるポップアップメニューで,[Object プロパティ]を選択して

「プロパティ」ウィンドウを表示します。 [Height]の右側の列をクリックして「プロパティバインダ」ウィンドウを表示し

ます。 「表現式」ラジオボタンを選択します。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-8

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図 5-5 「プロパティバインド」ウィンドウ(単純な表現式)

単純な表現式フィールドの演算式では,変数の名前(パスではなく)が使用される

こと,またオペランドを演算子から分離するために角カッコ([ ])が使用され

ます。

単純な表現式の演算子 単純な表現式で使用できる演算子を以下に示します。

演算子 説明 ( ) 括弧 + 加算

- 減算

* 算

/ 除算

& ビット AND

| ビット OR

条件付の表現式 条件付の表現式は,1 セットの条件によって値をプロパティに返します。条件付の

表現式の例を示します。 FIC100.PV >50.0

FIC100.PV +FIC300.PV <=FIC400.PV

FIC100.PV >50.0 and FIC200.PV < FIC100.ALRM

FIC100.AOFS ="AOF"

これら 4 つの条件は順番に評価されます。条件が真である判明されると,指定値

(カラーコードなど)がプロパティに返されます。

条件付の表現式では,多数のタグを比較することによって,主にオブジェクト上の

色が変化するパターンを設定するために使用されます。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-9

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条件付の表現式の演算子 条件付の表現式で使用できる演算子を以下に示します。

演算子 説明 = 等しい <> 等しくない

> より大きい

< より小さい

>= 等しいまたはより大きい

<= 等しいまたはより小さい

And 論理積

Or 論理和 注意:条件付の表現式の「継続」の欄には,条件式の判定の継続をする/しないを指定します

5.2 CENTUM グラフィック変換機能

CENTUM グラフィック変換ツールにより,CENTUM CS 1000/CS 3000,CENTUM VP のグラフィック画面をネットワーク経由,または自コンピュータ内で

Exaquantum/Web のグラフィック Web ページに変換することができます。

変換の範囲 CENTUM グラフィック変換ツールは,CENTUM CS 1000/CS 3000,CENTUM VP グ

ラフィックを SVG ファイルに変換します。ただし,計器図など変換できないプリ

ミティブもあります。詳細については,「5.2.2 CENTUM グラフィック変換の手

順」を参照してください。

注 意

大量のオブジェクト(250 以上)にモディファイ条件を設定すると,以下のイン

ポートエラーが発生します。 「この操作を完了するのに十分な記憶域がありません。」 その場合は,画面を分けるか,オブジェクトを減らすなどで回避をしてください。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-10

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5.2.1 CENTUM グラフィック変換のログ Exaquantum データベースで使用されるタグ名と CS 1000/CS 3000,CENTUM VP グ

ラフィックで使用されるタグ名が異なることがあるため,すべてのタグが対応づけ

出来ないことがあります。これを解決するために,グラフィック変換のたびに 2 つ

のログファイルが生成されます。 TAGxxxx_Mapped.log グラフィック内で変換されたすべてのタグ名のリスト TAGxxxx_Missing.log Exaquantum データベースのタグ名と一致しないすべてのタグ名のリスト xxxx はシステムによって固有の文字列が与えられます。 ログファイルの格納先は以下のディレクトリです。 %TEMP% 例:Windows XP の場合 C:¥documents and settings¥<ユーザ名>¥Local Settings¥Temp

5.2.2 CENTUM グラフィック変換の手順

CS 1000/CS 3000 の場合 グラフィック変換を行う場合,対象変換のファイルタイプにより以下のいずれかを

選択します。 EDF ファイル → HIS グラフィックインポート SVG ファイル → SVG ファイルインポート 1. 変換を開始する前に,変換前の準備作業が正しく定義されていることを確認し

ます。 2. グラフィックエディタを起動して,[ファイル]メニューの[インポート]か

ら[HIS グラフィックインポート]または[SVG ファイルインポート]を選択

します。

SVG ファイルインポート用

HIS グラフィックインポート用 インタフェース呼び出し

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-11

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3. グラフィックインポート ・ [HIS グラフィックインポート]を選択した場合

接続先の HIS のコンピュータ名,CS3000 のプロジェクト名,グラフィックの

ファイル(SVA・EDF)および,Exaquantum サーバのコンピュータ名,OPCサーバの OPC ゲートウェイ名を設定して,[OK]ボタンをクリックします。

OPC サーバ名は,CENTUM タグ(T100.PV など)を Exaquantum パス名

(Root.Folder.T100.PV.Value:Value など)に変換するときに使用します。OPCサーバの定義にワイルドカード「%」が使用出来ます。「%」は 0 文字以上の

文字を意味します。例えば Exaopc01 と Exaopc02 が定義されている場合,

Exaopc0%と設定すると Exaopc01,Exaopc02 の両方からの情報が取得できま

す。

・ [SVG ファイルインポート]を選択した場合

別ファイルで提供される変換ツール(SVG ファイル作成ツール)を使用してグ

ラフィックファイルを HIS 上で SVG 形式に変換し,変換したファイルをイン

ポートします。変換済みの SVG ファイル名,Exaquantum サーバのコンピュー

タ名,OPC サーバの OPC ゲートウェイ名を入力して[OK]ボタンをクリック

すると,指定したグラフィック画面を変換してインポートします。OPC サーバ

の定義にワイルドカード「%」が使用出来ます。「%」は 0 文字以上の文字を

意味します。例えば Exaopc01 と Exaopc02 が定義されている場合,Exaopc0%と

設定すると Exaopc01,Exaopc02 の両方からの情報が取得できます。

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-12

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SVA ファイルから SVG ファイルへの変換は以下のツールを使用します。

本ツールは HIS 上でグラフィックファイルを SVG ファイルに変換するツール

です。Exaquantum のインストール DVD「¥Tool¥Graphic Converter for HIS¥」に

格納されている「¥Tool¥Graphic Converter for HIS¥」をフォルダ毎 HIS にコピーし

てから「ToolSVGConvert.exe」をダブルクリックして起動します。 起動後に,プロジェクト名・ステーション名を選択してグラフィックファイル

の一覧を取得します。 グラフィックドキュメント内のファイルを選択して[変換]ボタンをクリック

すると,変換後ファイルの保存先を指定するダイアログが表示されます。指定

したフォルダに SVG ファイルを出力します。 なお,本ツールは HIS 上でのみ実行可能です。 4. グラフィックファイルを Exaquantum/Web グラフィック(PXG ファイル)に変

換します。変換元のグラフィックファイルの容量によって,多少時間がかかり

ます。画面上に進捗状況が表示されます。 5. Exaquantum/Web グラフィックへの変換後は,新規にグラフィック Web ページを

作成した場合と同様に編集できます。

CENTUM VP の場合 グラフィック変換を行う場合,対象変換のファイルタイプにより以下のいずれかを

選択します。 SVG ファイル → SVG ファイルインポート 1. 変換を開始する前に,変換前の準備作業が正しく定義されていることを確認し

ます。

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Page 34: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-13

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2. グラフィックエディタを起動して,[ファイル]メニューの[インポート]か

ら[SVG ファイルインポート]を選択します。

3. グラフィックインポート ・ [SVG ファイルインポート]を選択

別ファイルで提供される変換ツール(SVG ファイル作成ツール)を使用してグ

ラフィックファイルを HIS 上で SVG 形式に変換し,変換したファイルをイン

ポートします。変換済みの SVG ファイル名,Exaquantum サーバのコンピュー

タ名,OPC サーバの OPC ゲートウェイ名を入力して[OK]ボタンをクリック

すると,指定したグラフィック画面を変換してインポートします。OPC サーバ

の定義にワイルドカード「%」が使用出来ます。「%」は 0 文字以上の文字を

意味します。例えば Exaopc01 と Exaopc02 が定義されている場合,Exaopc0%と

設定すると Exaopc01,Exaopc02 の両方からの情報が取得できます。

SVG ファイルインポート用

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-14

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SVA ファイルから SVG ファイルへの変換は以下のツールを使用します。 本ツールは HIS 上でのみ実行可能な,グラフィックファイルを SVG ファイル

に変換するツールです。 Exaquantum インストール DVD の「¥Tool¥Graphic Converter for CENTUMVP¥」

に格納されている「¥Tool¥Graphic Converter for CENTUMVP¥」をフォルダごと HISにコピーしてから「Yokogawa.IA.iPCS.CENTUMVP.ENG.UTY.FontConvertTool.exe」をダブルクリックして起動します。

ツールを起動すると,以下のダイアログが表示されます。「SVG 変換ツー

ル」,「フォント変換ツール」の両方にチェックを入れて,[OK]ボタンをク

リックします。

SVG 変換ツールが起動されます。

起動後に,[Add File]ボタン,または[Add Folder]ボタンをクリックすると

変換するグラフィックファイル,またはフォルダを指定するダイアログが表示

されるので,ファイル名,またはフォルダ名を指定します。指定したグラ

フィックファイル、またはフォルダ内のグラフィックファイルは,SVG 変換を

するファイルの一覧に追加されます。

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Page 36: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-15

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TargetFolder の[Browse]ボタンをクリックすると,変換後ファイルの保存先

を指定するダイアログが表示されるので,保存先を指定します。 [Convert]ボタンをクリックすると,指定したフォルダに SVG ファイルを出

力します。 次にフォント変換ツールが起動されます。

起動後に,[ファイル追加]ボタン,または[フォルダ追加]ボタンをクリッ

クするとフォントを変換する SVG ファイル,またはフォルダを指定するダイア

ログが表示されるので,ファイル名,またはフォルダ名を指定します。指定し

た SVG ファイル、またはフォルダ内の SVG ファイルは,フォント変換をする

ファイルの一覧に追加されます。 出力先フォルダ の[参照]ボタンをクリックすると,変換後ファイルの保存先

を指定するダイアログが表示されるので,保存先を指定します。 [変換]ボタンをクリックすると,指定したフォルダにフォント変換された

SVG ファイルを出力します。 注意: CS 3000 で作成したグラフィックファイルを CENTUM VP のグラフィックファ

イル変換ツールで CENTUM VP 用グラフィックファイルに変換した場合、SVG変換を実行する前に CENTUM VP のグラフィックビルダで一度グラフィック

ファイルを開き、保存し直す必要があります。 4. グラフィックファイルを Exaquantum/Web グラフィック(PXG ファイル)に変

換します。変換元のグラフィックファイルの容量によって,多少時間がかかり

ます。画面上に進捗状況が表示されます。 5. Exaquantum/Web グラフィックへの変換後は,新規にグラフィック Web ページを

作成した場合と同様に編集できます。

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Page 37: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-16

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5th Edition : 2005.12.28-00

5.2.3 CENTUM グラフィック変換の対象 CENTUM グラフィック変換ツールで,CENTUM CS 1000/CS 3000/CENTUM VP の

グラフィック画面を Exaquantum/Web グラフィックに変換した場合,変換できない

項目があります。この場合には,Exaquantum/Web グラフィックで同等の機能を作

成してください。 以下,CENTUM グラフィック変換ツールのサポートの可否を示します。

CENTUM CS 1000/CS 3000 プリミティブ

静的プリミティブ

CENTUM CS 1000//CS 3000 プリミティブ 変換ツールでのサポート ペン ○(制限-C,D) 直線 ○

折れ線 ○(制限-D,E,F)

円弧 ○(制限-C)

長方形 ○(制限-C,D)

円 ○(制限-C)

楕円 ○(制限-C)

扇形 ○(制限-C)

塗りつぶし領域 ○(制限-C,D)

マーカ ○(制限-G)

テキスト ○(制限-H,I)

ビットマップ ×

ISA シンボル ○

グループオブジェクト ○

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 38: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-17

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5th Edition : 2005.12.28-00

動的プリミティブ

CENTUM CS 1000//CS 3000 プリミティブ 変換ツールでのサポート

プロセスデータ文字 ○

データ付長方形 ○(制限-A)

データ付矢印 ×

データ付円 ×

線分グラフ ×

ユーザ定義線分グラフ ×

棒グラフ ×

ステップグラフ ×

レーダグラフ ×

2D-グラフ ×

タッチターゲット ○(制限-B)

押しボタン ○(制限-B)

面板ブロックボタン ×

計器図 ×

ウィンドウ ×

メッセージ ×

ダイアログ名 ×

トレンド ×

コントロール(ActiveX) ×

一覧 ×

ソフトキー ×

ファンクション

CENTUM CS 1000//CS 3000 プリミティブ 変換ツールでのサポート 計算 ○ 図形変更 ○ 座標変更 ○ アクション ○(制限-B) データ結合 ×

制限 説明 A データ値の中央揃えはできません。 B 展開先の情報は反映されません。 グラフィックウィンドウの呼び出しのみになります。

C 塗りの種類がパターン,階調は,塗りつぶしに変換されます。 D 角の丸みは,変換されません。 E 背景は,変換されません。 F ベジエ曲線は、直線として描かれます。 G 独立したプリミティブに分かれます。 H テキストパス情報は,変換されません。 I キャラクタアプベクタは,回転されません。

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 39: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-18

IM 36J04A15-04

5th Edition : 2005.12.28-00

プロパティ

静的プロパティ

CENTUM CS 1000//CS 3000 プリミティブ 変換ツールでのサポート プロパティ 項目

ウィンドウ パネルタイプ × サイズ ○

画面更新周期 ×

画面背景色 ○

ウィンドウ名 ×

ウィンドウコメント ×

共通 オブジェクト名 ×

位置 ○

サイズ ○

タグオブジェクト ×

デバッグ ×

線 線スタイル ○

線の太さ ○

線の色 ○

矢印 ○

先端の丸み ×

塗りつぶし

塗りつぶしタイプ

○(「パターン」と「階調」は,「塗りつぶし」に変換)

前景色 ×(パターン用アイテム)

背景色 ○

パターン 常に塗りつぶし

階調 常に塗りつぶし

テキスト フォントタイプ ○

フォントサイズ ○

フォントスタイル ○

テキストの色 ○

背景色 ○

テキスト角度 ○(左 90 度のみ)

マーカー マーカータイプ ○

マーカーサイズ ○

マーカーの色 ○

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 40: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-19

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5th Edition : 2005.12.28-00

動的プロパティ

CENTUM CS 1000//CS 3000 プリミティブ 変換ツールでのサポート CS 3000 プロパティ 項目 修正するもの タイプ変更 ○ 条件 No. ×(オーダは同じ意味)

条件式 ○

色変更タイプ

標準色変更 ○

アラーム色変更 ○([タグ名]=”*”式は、未サポート)

一覧色変更

○(一覧色はプロセスタグを選択する場合にサポートされます。[タグ名]=”*”式は、未サポート)

点滅 ×

透明 ×

座標変更 X データ ○

Y データ ○

最小移動位置 ×

データ結合 セット No ○

CENTUM VP プリミティブ

静的プリミティブ

CENTUM VP プリミティブ 変換ツールでのサポート ペンツール ○(制限-B,C,E,K) 線 ○(制限-K)

ポリライン ○(制限-C,D,K)

弧 ○(制限-K,M)

矩形 ○(制限-B,C,K)

円 ○(制限-B,K)

楕円 ○(制限-B,K)

扇 ○(制限-B,K)

フィルエリア ○(制限-B,C,K)

マーカ ○(制限-F,K)

テキスト ○(制限-G,H,I,L,O)

ビットマップ ×

ISA シンボル ○(制限-J,K)

グループオブジェクト ○(制限-J,K)

Motor ○(制限-J,N)

Others ○(制限-J,K)

Pipe ○(制限-J,K)

Pump ○(制限-J,K)

Switch ○(制限-J,K)

Tank ○(制限-J,N)

Valve ○(制限-J,K)

9th Edition : 2010.12.27-00

Page 41: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-20

IM 36J04A15-04

5th Edition : 2005.12.28-00

動的プリミティブ

CENTUM VP プリミティブ 変換ツールでのサポート

データ文字表示 ○(制限-I,N)

矩形バー ○(制限-A,K)

矢印バー ×

円バー ×

折れ線グラフ ×

ユーザ定義折れ線グラフ ×

棒グラフ ×

ステップ形グラフ ×

レーダチャート ×

2 次元グラフ ×

タッチターゲット ×

押しボタン ×

フェースプレートブロックボタン ×

計器図 ×

ビュー ×

メッセージ ×

トレンド ×

Windows 標準コントロール ×

オーバービュー ×

ソフトキー ×

CENTUM VP プリミティブ制限事項 制限 説明 A データ値の中央揃えはできません。

B 塗りの種類がパターン,グラデーション,テクスチャ,ピクチャは,塗りつぶしに変換されます。

C 角の丸みは,変換されません。 D 背景は,変換されません。 E ベジエ曲線は、直線として描かれます。 F 独立したプリミティブに分かれます。 G テキストパス情報は,変換されません。 H キャラクタアプベクタは,回転されません。 I フォントは,MS ゴシックのみサポートされます。 J 左右反転,上下反転を行った場合はサポートされません。 K 回転の度数は,90,180,270,-90,-180,-270 のみサポートされます。 L 回転の度数は,-90 のみサポートされます。 M 矢印は変換されません。 N 回転はサポートされません。 O グループ化した後に回転を行った場合はサポートされません。

9th Edition : 2010.12.27-00

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-21

IM 36J04A15-04

5th Edition : 2005.12.28-00

プロパティ

CENTUM VP 静的プロパティ

CENTUM VP プリミティブ 変換ツールでのサポート

プロパティ 項目

属性 画種 ×

サイズ ○

画面更新周期 ×

ウィンドウ背景色 ○

スケーリングモード ×

ウィンドウ名 ×

ウィンドウコメント ×

ウィンドウ呼び出し ウィンドウ呼び出し ×

計器指令操作 計器指令操作 ×

汎用名 セット No ○(制限-a)

セット名 ×

コメント ×

汎用名 ×

データ値 ○(制限-b)

全般 オブジェクト名 ×

位置 ○

サイズ ○

タグオブジェクト ×

デバッグ ×

可視 常に有効

有効 常に有効

コメント ×

ライン スタイル ○

透明 ×

線の太さ ○

極細線 ○

色 ○

矢印(開始,終了) ○(制限-c)

矢印のサイズ ×

丸角 ×

ディスジョイント ○

弧 弧サイズ ○

時計回り(掃引方向) ○

反時計回り(掃引方向) ○

大きい弧にする ○

塗り 塗りつぶしタイプ ○(制限-d)

前景色 ×(パターン用アイテム)

背景色 ○

透明 ○

9th Edition : 2010.12.27-00

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-22

IM 36J04A15-04

5th Edition : 2005.12.28-00

塗り(続き) ソリッド 常に塗りつぶし

パターン 常に塗りつぶし

グラデーション 常に塗りつぶし

テクスチャ 常に塗りつぶし

ピクチャ 常に塗りつぶし

フォント フォント ○(制限-e)

サイズ ○

スタイル ○

取り消し線 ×

下線 ×

表示 境界線項目の境界線スタイル ×

境界線項目の前景境界線スタイル ×

境界線スタイル ×

境界線の線の太さ ×

塗りの前景色 ○(制限-d)

塗りの背景色 ○(制限-d,j)

塗りの境界線の色 ×

塗りの前景境界線の色 ×

塗りの工業単位色 ×

データ文字表示

拡張位置指定の使用

× 常に有効(「拡張位置指定の使用」のチェック=有効/無効の設定に関係なく,常に チェック=有効(固定)で取り込まれます)

タイプ ×

日付フォーマット ×

タイムフォーマット ×

桁数 ○(制限-f)

小数点 ○(制限-f)

ユーザ定義 ×

整列 ×

ゼロリーディング ○

末尾のゼロ 常に有効

工業単位の表示 ○(制限-g)

工業単位 ×

単位長 ×

矩形バー バータイプ ×

移動方向 ○

基準点 ×

マーカー 形状 ○

マーカーサイズ ○

前景色 ○

透明(前景色) ×

背景色 ○

透明(背景色) ○

マーカの影の表示 ×

9th Edition : 2010.12.27-00

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-23

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5th Edition : 2005.12.28-00

CENTUM VP 動的プロパティ

CENTUM VP プリミティブ 変換ツールでのサポート プロパティ 項目

モディファイ 実行モード ○ 条件 No. ×

条件式 ○

継続 ○

標準色変化 ○

警報色変化 ×

オーバービュー色変化 ×

ブリンク ×

アラーム対応ブリンキング ×

画面対応ブリンキング ×

オーバービューブリンキング

×

透明 ×

モディファイ文字列 ×

反転 ○(制限-h,k)

アドバンストデータリンク X 軸の値 ×

X 軸の下限値 ×

X 軸の上限値 ×

Y 軸の値 ×

Y 軸の下限値 ×

Y 軸の上限値 ×

最終移動位置の X 座標 ×

最終移動位置の Y 座標 ×

データリンク プロパティ ×

値 ○(制限-i)

下限値 ○

上限値 ○

コンテンツ ×

CENTUM VP プロパティ制限事項 制限 説明 a 条件式のタグ名はデータ変数として変換されます。 b 条件式の汎用名はデータ値に置き換えて変換されます。

c 矢印はすべて固定の矢印タイプに変換されます。

d 塗りの種類がパターン,グラデーション,テクスチャ,ピクチャは,塗りつぶしに変換されます。

e MS ゴシックのみサポートされます。 f 最大 15 桁までサポートされます。

g 「工業単位の表示」が有効な場合、その他のフォーマット(「桁数」,「小数点」,「ゼロリーディング」,「末尾のゼロ」は無効となって変換されます。)

h テキスト,データ文字表示のみ変換されます。 i データ文字表示、矩形バーのみ変換されます。 j 矩形バーは透明に変換されます。 k 標準色変化と同時に設定した場合は,サポートされません。

9th Edition : 2010.12.27-00

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<目次> <5. グラフィック Web ページ> 5-24

IM 36J04A15-04

5th Edition : 2005.12.28-00

5.3 Exaquantum/Explorer ドキュメント変換機能 Exaquantum/Explorer のドキュメントを Exaquantum/Web グラフィックに変換するこ

とができます。しかし,この変換機能によって,以下のような Exaquantum/Explorerドキュメントの機能が使用できない場合があります。 ・ トレンドやアラーム&イベントサマリなどのすべての ActiveX コンポーネント

が,変換されたファイルから削除されます。変換後に,Exaquantum/Web のグラ

フィックエディタを使用して,必要な ActiveX コントロールを追加してグラ

フィック Web ページ(SVG ファイル)を保存してください。 ・ スクリプトのほとんどが削除されます。スクリプトの内容によっては,以下の

ような処理が必要です。 - 変換されたグラフィック Web ページでパラメータ化が利用できますので,

修正する必要はありません。 - 変換されたグラフィック Web ページでレポート時間機能が利用できますの

で,修正する必要はありません。 - ドキュメント間の画面展開機能は変換されません。変換後に,画面展開機

能を定義してグラフィック Web ページ(SVG ファイル)として保存してく

ださい。 - コンポーネント間の操作機能が失われます。グラフィック Web ページで,

同一条件で各コンポーネントを再定義してください。 - この他のスクリプティング機能が失われます。再構築する必要があります。

5.3.1 Exaquantum/Explorer ドキュメント変換の手順

1. グラフィックエディタを起動して,[ファイル]メニューから[インポート]

-[Explorer ドキュメントのインポート] を選択します。 2. 「ファイルを開く」ダイアログで,Exaquantum/Explorer ドキュメントファイル

タイプ(エクスプローラのドキュメント (*.pxd))タイプを選択して,

Exaquantum/Explorer ドキュメントファイルを開きます。 3. Exaquantum/Explorer ドキュメントファイルを Exaquantum/Web グラフィック

Web ページ(PXG ファイル)に変換します。変換元のグラフィックファイルの

サイズによっては,多少時間がかかります。画面上に進捗状況が表示されま

す。 4. Exaquantum/Web グラフィック Web ページへの変換後は,新規に Exaquantum/Web

グラフィック Web ページを作成した場合と同様に編集できます。

9th Edition : 2010.12.27-00

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<目次> <6. トレンド Web ページ> 6-1

IM 36J04A15-04

9th Edition : 2010.12.27-00

6. トレンド Web ページ Exaquantum/Web では,トレンド Web ページを作成して表示することができま

す。Exaquantum/Explorer と同様に,トレンド表示用のコントロールが用意され

ています。定義方法も,Exaquantum/Explorer でトレンドを表示する場合とほぼ

同様ですので,本章では Exaquantum/Explorer との違いについて説明します。

6.1 トレンド Web ページの概要

Exaquantum/Web のトレンド Web ページは,Exaquantum/Explorer トレンドコント

ロールと機能的に同等な ActiveX コントロールです。ただし,以下の違いがありま

す。 ・ トレンド Web ページ作成時に表示するタグを定義する必要があります。

Exaquantum/Explorer のトレンド画面のように,ランモード時に定義したタグを

追加・削除することはできません。

6.2 トレンド Web ページの定義

Expression Web 4 を使用する場合 1. Microsoft Expression Web 4 を起動します。 2. メニューバーの[Exaquantum]メニューから[Trending Control の挿入]を選択

します。 3. サイズ変更ハンドルで表示したいサイズに変更します。 4. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ActiveX

コントロールのプロパティ」を選択して,「ActiveX コントロールのプロパ

ティ」ウィンドウを表示します。 トレンドプロパティ内容は,Exaquantum/Explorer のトレンドコントロールと同

じですので,同様にそれらを設定します。 5. トレンド表示するタグをデータセレクタから選択し,トレンドテンプレートの

「付属データ」リストに,ドラッグ&ドロップします。 6. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ページ

のプロパティ」を選択して,「ページのプロパティ」ウィンドウを表示します 7. 「言語」タブを選択して,「保存時のエンコード」に「日本語(シフト JIS)」を

選択します。 8. [ファイル]メニューの[名前を付けて保存]でファイルを保存します。

Exaquantum Web サイトに表示されるトレンド Web ページのファイル名を入力

します。

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<目次> <6. トレンド Web ページ> 6-2

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9th Edition : 2010.12.27-00

SharePoint Designer 2007 を使用する場合 1. Microsoft SharePoint Designer 2007 を起動します。 2. [挿入]-[Web コンポーネント]を選択します。「Web コンポーネントの挿

入」ウィンドウが表示されるので,[カスタムコントロール]-[ActiveX コ

ントロール]を選択します。[次へ]ボタンをクリックします。 3. 「ActiveX コントロールの挿入」ウィンドウから[Yokogawa Exaquantum/Web

Trending Control]を選択し,[完了]ボタンをクリックします。 4. サイズ変更ハンドルで表示したいサイズに変更します。 5. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ActiveX

コントロールのプロパティ」を選択して,「ActiveX コントロールのプロパ

ティ」ウィンドウを表示します。 トレンドプロパティ内容は,Exaquantum/Explorer のトレンドコントロールと同

じですので,同様にそれらを設定します。 6. トレンド表示するタグをデータセレクタから選択し,トレンドテンプレートの

「付属データ」リストに,ドラッグ&ドロップします。 7. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ページ

のプロパティ」を選択して,「ページのプロパティ」ウィンドウを表示します 8. 「言語」タブを選択して,「保存時のエンコード」に「日本語(シフト JIS)」を

選択します。 9. [ファイル]メニューの[名前を付けて保存]でファイルを保存します。

Exaquantum Web サイトに表示されるトレンド Web ページのファイル名を入力

します。 10. トレンド Web ページの登録を行います。[Exaquantum]メニューの[ビューの

等値化]を選択します。「名前」,「コメント」,「Web ページ」を入力しま

す。「Web ページ」には,HTML ファイル名とそのパスを設定します(例:

¥Users¥TREND¥TEST.htm)。 「ビューのタイプ」は,「トレンド」を選択します。

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<目次> <7. アラーム&イベントサマリ Web ページ> 7-1

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9th Edition : 2010.12.27-00

7. アラーム&イベントサマリ Web ページ Exaquantum/Web では,アラーム&イベントサマリ Web ページを作成して表示す

ることができます。Exaquantum/Explorer と同様に,アラーム&イベント表示用

のコントロールが用意されています。定義方法も,Exaquantum/Explorer でア

ラーム&イベントサマリを表示する場合とほぼ同様ですので,本章では

Exaquantum/Explorer との違いについて説明します。

7.1 アラーム&イベントサマリ Web ページの定義

Expression Web 4 を使用する場合 1. Microsoft Expression Web 4 を起動します。 2. メニューバーの[Exaquantum]メニューから[Event Summary Control の挿入]

を選択します。 3. サイズ変更ハンドルで表示したいサイズに変更します。 4. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ActiveX

コントロールのプロパティ」を選択して,「ActiveX コントロールのプロパ

ティ」ウィンドウを表示します。 アラーム&イベントサマリプロパティ内容は,Exaquantum/Explorer のアラーム

&イベントサマリコントロールと同じですので,同様にそれらを設定します。 5. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ページ

のプロパティ」を選択して,「ページのプロパティ」ウィンドウを表示します 6. 「言語」タブを選択して,「保存時のエンコード」に「日本語(シフト JIS)」を

選択します。 7. [ファイル]メニューの[名前を付けて保存]でファイルを保存します。

Exaquantum Web サイトに表示されるアラーム&イベントサマリ Web ページの

ファイル名を入力します。 8. アラーム&イベントサマリ Web ページの登録を行います。[Exaquantum]メ

ニューの[ビューの等値化]を選択します。「名前」,「コメント」,「Webページ」を入力します。「Web ページ」には,HTML ファイル名とそのパスを

設定します(例:¥Users¥EVENT¥TEST.htm)。 「ビューのタイプ」は,「アラーム・イベント」を選択します

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<目次> <7. アラーム&イベントサマリ Web ページ> 7-2

IM 36J04A15-04

9th Edition : 2010.12.27-00

SharePoint Designer 2007 を使用する場合 1. Microsoft SharePoint Designer 2007 を起動します。 2. [挿入]-[Web コンポーネント]を選択します。「Web コンポーネントの挿

入」ウィンドウが表示されるので,[カスタムコントロール]-[ActiveX コ

ントロール]を選択します。[次へ]ボタンをクリックします。 3. 「ActiveX コントロールの挿入」ウィンドウから[Yokogawa Exaquantum/Web

Event Summary Control]を選択し,[完了]ボタンをクリックします。 4. サイズ変更ハンドルで表示したいサイズに変更します。 5. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ActiveX

コントロールのプロパティ」を選択して,「ActiveX コントロールのプロパ

ティ」ウィンドウを表示します。 アラーム&イベントサマリプロパティ内容は,Exaquantum/Explorer のアラーム

&イベントサマリコントロールと同じですので,同様にそれらを設定します。 6. コントロールを右クリックして表示されるポップアップメニューから「ページ

のプロパティ」を選択して,「ページのプロパティ」ウィンドウを表示します 7. 「言語」タブを選択して,「保存時のエンコード」に「日本語(シフト JIS)」を

選択します。 8. [ファイル]メニューの[名前を付けて保存]でファイルを保存します。

Exaquantum Web サイトに表示されるアラーム&イベントサマリ Web ページの

ファイル名を入力します。 9. アラーム&イベントサマリ Web ページの登録を行います。[Exaquantum]メ

ニューの[ビューの等値化]を選択します。「名前」,「コメント」,「Webページ」を入力します。「Web ページ」には,HTML ファイル名とそのパスを

設定します(例:¥Users¥EVENT¥TEST.htm)。 「ビューのタイプ」は,「アラーム・イベント」を選択します

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<目次> <8. ユーザ数の管理> 8-1

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5th Edition : 2005.12.28-00

8. ユーザ数の管理 Exaquantum に接続する Exaquantum/Web クライアント PC は,それぞれ認証さ

れている必要があります。しかしながら,Web クライアントは特定の PC に限定

できないため,ユーザ情報のシステムが Exaquantum へのアクセスを管理する方

法として使用されます。 認証している人数以上のユーザが Exaquantum/Web サーバにアクセスしたときに

は,ブラウザに警告のメッセージが表示されます。 警告メッセージをユーザに対して表示しないためには,次のいずれかの方法を行い

ます。 ・ Exaquantum/Web クライアントの数を増やすためのキーコードを取得する。キー

コードの取得については,当社にお問い合わせください。 ・ 使用されていないユーザ情報をサーバから削除する

8.1 ユーザ情報の削除

ユーザ情報は Web アドミニストレーションツールを使用して削除することができ

ます。Web アドミニストレーションツールは Exaquantum Web サーバ上で利用でき

るツールです。Web アドミニストレーションツールにアクセスするユーザは,

QAdministratorGroup のメンバである必要があります。

ユーザ情報の削除は,以下の手順で行います。 1. [スタート]メニューから[プログラム]-[Exaquantum]-[Web 管理ツー

ル]を選択します。 2. Web アドミニストレーションツールウィンドウで表示されるリストから,削除

するユーザ情報を選択します。 3. [削除]ボタンをクリックします。 4. さらにユーザ情報削除するには,手順 2 および手順 3 を繰り返します。

Page 51: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

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Page 52: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <9. Web クライアントでの大容量データの読み込み> 9-1

IM 36J04A15-04

8th Edition : 2009.09.14-00

9. Web クライアントでの大容量データの読み込み Internet Information Service (IIS) 6.0 はデータ量の制限に関するメッセージを

Web クライアントに通知します。 IIS5.0 からのアップグレード後に,

Exaqaquantum Excel Add-In で長期間やタグ数の多いデータの閲覧などを行った

時に,このメッセージが通知され,値が正しく表示されないことがあります。IISで閲覧できるデータ量を増やす手順を説明します。

9.1 IIS メタベースの ASPBufferingLimit の変更

IIS メタベース( Metabase.xml )は,テキストエディタで変更できます。

Metabase.xml 変更前に,IIS マネージャで「メタベースの直接編集を有効にする」を

可能にする必要があります。Metabase.xml 変更後は「メタベースの直接編集を有効

にする」を不可にしてください。また,IIS の再起動が必要です。 この操作は,Web サーバの管理者権限を持つユーザが行ってください。インター

ネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャの起動は以下のいずれかの方

法で行います。起動の際,以下の画面が表示された場合は,[続行]ボタンをク

リックしてください。

・ [スタート]メニュー-[コントロールパネル]-[管理ツール]-[イン

ターネットインフォメーションサービス(IIS)マネージャ]を選択 ・ [スタート]-[ファイル名を指定して実行]でファイル名を指定して実行画

面を開いてから「mmc %systemroot%¥system32¥inetsrv¥iis.msc」を入力して,

[OK]ボタンをクリック

Page 53: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <9. Web クライアントでの大容量データの読み込み> 9-2

IM 36J04A15-04

8th Edition : 2009.09.14-00

Windows Server 2003 の場合

IIS マネージャでメタベースの「実行中の編集」を可能にする 1. IIS マネージャで,「ローカルコンピュータ」を右クリックし,表示から「プロ

パティ」をクリックします。 2. 「メタベースの直接編集を有効にする」チェックボックスをチェックし,

[OK]ボタンをクリックします。

IIS メタベースを変更する 3. テキストエディタで Metabase.xml を開きます。デフォルトのファイルパスは以

下のとおりです。

%systemroot%¥system32¥inetserv¥metabase.xml

4. Metabase.xml で Exaquantum バーチャルディレクトリを指定します。 5. 以下の項目を追加します。(AspBufferingLimit がデータ量の設定値です。デ

フォルト値は 4194304 です。) 既に項目がある場合は,設定内容を変更してください。

AspBufferingLimit="41943040" AspBufferingOn="TRUE" 6. 必要な場合は,ExaquantumHome バーチャルディレクトリにも上記を追加します。 7. Metabase.xml を保存し,テキストエディタを終了します。

IIS マネージャでメタベースの「実行中の編集」を不可にする 8. IIS マネージャで,「ローカルコンピュータ」を右クリックし,表示から「プロ

パティ」をクリックします。 9. 「メタベースの直接編集を有効にする」チェックボックスのチェックをはず

し,[OK]ボタンをクリックします。

IIS を再起動する 10. コマンドプロンプトで「iisrestart」と入力し,IIS を再起動します。

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<目次> <9. Web クライアントでの大容量データの読み込み> 9-3

IM 36J04A15-04

8th Edition : 2009.09.14-00

Windows Server 2008 の場合

IIS 設定値を変更する 1. IIS マネージャ画面から,「ローカルコンピュータ」-「サイト」-「Default

Web Site」-「Exaquantum」を選択し,ASP をダブルクリックします。

2. 以下の項目を追加します。(応答バッファ処理の制限がデータ量の設定値で

す。デフォルト値は 4194304 です。) 既に項目がある場合は,設定内容を変更してください。

バッファ処理を有効にする="True" 応答バッファ処理の制限="41943040" 適用をクリックすると,設定値が変更されます。

Page 55: User’s Manual Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web画 …

<目次> <9. Web クライアントでの大容量データの読み込み> 9-4

IM 36J04A15-04

8th Edition : 2009.09.14-00

3. IIS マネージャ画面から,「ローカルコンピュータ」-「サイト」-「Default Web Site」-「ExaquantumHome」を選択し,ASP をダブルクリックします。

4. 以下の項目を追加します。(応答バッファ処理の制限がデータ量の設定値で

す。デフォルト値は 4194304 です。) 既に項目がある場合は,設定内容を変更してください。

バッファ処理を有効にする="True" 応答バッファ処理の制限="41943040" 適用をクリックすると,設定値が変更されます。

IIS を再起動する 5. コマンドプロンプトで「iisrestart」と入力し,IIS を再起動します。

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9th Edition : 2010.12.27-00

取扱説明書 改訂情報 資料名称 : Exaquantum エンジニアリングガイド Vol.4 Web 画面構築編 資料番号 :IM 36J04A15-04 2010 年 12 月/9 版 4 章 Microsoft Expression Web4 の記述を追加,Microsoft FrontPage の記述を削除 6 章 Microsoft Expression Web4 の記述を追加,Microsoft FrontPage の記述を削除 7 章 Microsoft Expression Web4 の記述を追加,Microsoft FrontPage の記述を削除 R2.60 リリースに伴う記述見直し 2009 年 9 月/8 版 3 章 「3.1 クライアント用 Web サイト」に画面更新周期の記述を追加 5 章 「5. グラフィック Web ページ」に注意事項を追加 「5.2 CENTUM グラフィック変換機能」に CENTUM VP の場合の記述を追加 9 章 「Web クライアントによりデータ読み込み」新規追加 R2.50 リリースに伴う記述見直し 2008 年 2 月/7 版 2 章 「Web サーバマネージャ」新規追加 4 章 SharePointDesigner の記述を追加 「外部から対話型コントロールを読み込む 」に文章を追加 6 章 SharePointDesigner の記述を追加 「6.3 トレンド Web ページのプレビュー」を削除 7 章 SharePointDesigner の記述を追加 「7.2 アラーム&イベントサマリ Web ページのプレビュー」を削除 9 章 「Web クライアントによりデータ読み込み」新規追加 R2.40 リリースに伴う記述見直し 2007 年 2 月/6 版 4 章 「4.5 ActiveX コントロールの有効化」新規追加 5 章 「5.2.1 グラフィック変換の準備」を削除 上記削除に伴い以下のように変更 CENTUM グラフィック変換のログ(5.2.2→5.2.1) CENTUM グラフィック変換の手順(5.2.3→5.2.2) CENTUM グラフィック変換の対象(5.2.4→5.2.3) 「5.2.2 CENTUM グラフィック変換の手順」に OPC サーバ設定でワイルドカード%が使用できることを

追記 R2.30 リリースに伴う記述見直し 2005 年 12 月/5 版 5 章 「5.2.3 グラフィック変換の手順」修正 R2.20 リリースに伴う記述見直し 2004 年 9 月/4 版 4 章 「4.4 Web ページ作成前の事前準備」 ・FrontPage アドインの追加に FrontPage 2003 の場合の注意事項追加 ・図 4-2 下の注意 「Office 2000」を「FrontPage 2000」に変更 「Office XP」を「FrontPage 2002,Office 2003」に変更 5 章 「5.2.2 CENTUM グラフィック変換のログ」を追加 上記追加に伴い以下のように変更 CENTUM グラフィック変換の手順(5.2.2→5.2.3) CENTUM グラフィック変換の対象(5.2.3→5.2.4) 6 章 「6.2 ライセンス」削除 上記削除に伴い,以降の節番号変更 7 章 「7.1 ライセンス」削除 上記削除に伴い,以降の節番号変更 R2.10 リリースに伴う記述見直し 2003 年 9 月/3 版 表紙 名称変更(Instruction Manual→User’s Manual) R2.02.50 リリースに伴う記述見直し

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<目次> ii

IM 36J04A15-04

9th Edition : 2010.12.27-00

2003 年 8 月/2 版 2 章 「2.1 Exaquantum/Web の概要」 Exaquantum/Web クライアントの概要を訂正 3 章 「3.1 クライアント用 Web サイト」 「ロールベース・ビュー」から「プラントビュー」に修正(誤記訂正) 「3.2 定義ツール用 Web サイト」 ・定義ツール用 Web サイトの URL 訂正 ・サーバ側の注意追記 ・ログオン時のユーザ名,パスワード追記 4 章 「4.1 Web ページの種類」Web ページの新規作成 「Exaquantum/Web クライアント」から「Exaquantum サーバ/クライアント」に修正(誤記訂正) 「4.3 Web ページ作成ツールの機能」 Exaquantum/Web サイトの登録にビューの等値化操作を追加 「4.4 Web ページ作成前の事前準備」 Office XP を使用する場合の操作を追記 5 章 「5.1.1 新規にグラフィック Web ページを作成する」 ・ビューの等値化操作を追記 ・グラフィック Web ページの保存操作に関する注意を追記 ・ヒストリリプレイオプションに関する注意を追記 ・条件付の表現式の演算子に注意を追記 「5.2.1 CENTUM グラフィック変換の準備」 定義ファイルが保存されているディレクトリを訂正 「5.2.2 CENTUM グラフィック変換の手順」 4.の OPC サーバ名の設定部分を詳細に記述 「5.2.3 CENTUM グラフィック変換の対象」 CENTUM グラフィック変換の制限の追記を訂正 6 章 「6.2 ライセンス」を追加。以降の節番号を変更 「6.3 トレンド Web ページの定義」 2.に注意を追記。ビューの等値化追記 7 章 「7.1 ライセンス」を追加。以降の節番号を変更 「7.2 アラームイベントサマリ Web ページの定義」 2.に注意を追記。ビューの等値化追記 8 章 新規追加(ユーザ数の管理) R2.02 リリースに伴う記述見直し 2002 年 6 月/初版 新規発行

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