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UNITY3 オージオメータ
利用開始ガイド
2019 年 8 月更新版
シバントス株式会社
◆お店でご用意いただくもの
①納品された Unity3 製品一式
②ソフトをインストールするための PC
③聴覚医学会の検査用語音 CD ※取り込みを希望しない場合は不要
UNITY3の利用開始方法 ................................................................................................................ 2
STEP1:動作環境の確認............................................................................................................... 3
STEP2:パーツの確認 .................................................................................................................... 4
STEP3:PC インストール ................................................................................................................ 7
STEP4:接続 .............................................................................................................................. 10
STEP5:聴覚医学会語音検査用 CD音源の取り込み ................................................................... 12
STEP6:音場スピーカー校正 ........................................................................................................ 18
STEP7:動作確認 ....................................................................................................................... 22
オージオメータ設置に関するお問い合わせ
シバントス株式会社カスタマーサービス部
TEL.0800-222-4133 FAX.0800-888-4133
2
UNITY3の利用開始方法
本手順書では、UNITY3 オージオメータを設置し、利用開始するまでの方法をご説明しております。
本章では、その流れを説明します。
◆利用開始までのステップ:
以下の 7 ステップで利用を開始できます。
STEP1 動作環境の確認
STEP2 パーツの確認
STEP3 PCインストール
STEP4 接続
STEP5 聴覚医学会語音検査用CD音源の取り込み
STEP6 音場スピーカー校正
STEP7 動作確認
利用開始
3
Step1:動作環境の確認
本章では、Unity3 オージオメータを使用するための前提条件をご説明します。
◆PC スペックのシステム要件
※最小要件あくまで最低限の動作保証になります。推奨要件を満たすことをお奨めします。
項目 最小要件 推奨要件
プロセッサ(CPU) Pentium Ⅳ 2GHz 以上のマルチコア
プロセッサ
ハードディスク空き容量 5GB 以上
RAM(メモリ) 2GB RAM 4GB RAM (64-bit OS)
OS Windows7* (32bit & 64bit)
※Home Premium、Professional、
Ultimate を含む
Windows8*、Windows8.1*(32bit &
64bit)
Windows 10
Windows7* (32bit & 64bit)
※Home Premium、Professional、
Ultimate を含む
Windows8*、Windows8.1*(32bit
& 64bit)
Windows 10
画像解像度 1024×768 1280x1024
ドライブ DVD
Graphics Card XVGA Dual monitor output
USB インターフェイス USB 2.0**以上
Windows インストーラバージョン V4.5
.NET Framework .NET Framework 4.0 Full Profile
Windows Imaging Conponent V3.5
Windows Media Player V10 以上
*OS はアップデートされていること及びすべての Windows アップデートがインストールされていることが必要です。
**もし USB ハブを利用し、オージオメータと HIT ユニットに接続する場合、AC アダプタから電源供給可能な USB ハブが推奨されます。
<注意>2017 年 3 月をもって Connexx の Windows XP / VISTA 向けサポートは終了しております。弊社からの動作保
証は致しかねますので、ご了承ください。
◆Noah システム上で使う場合
Noah バージョン 4.7 以上をインストールする必要があります。
バージョンのアップグレードは HIMSA サイトをご参照ください。
4
Step2:パーツの確認
本章では、納品された Unity3 オージオメータ一式を開梱し、パーツが揃っているか確認する方法をご説明します。
① 「Unity3 オージオメータ(CD:10956787)」を開梱します。
② 以下のパーツが揃っているか確認します。
◆パーツ一覧 ※各パーツの色・形などの外観及び仕様は予告なく変更される場合がございますので、予めご了承ください。
写真 Item ID 品名 数量
10956783 UNITY3 フィッティングユニット
(UNITY 3 FITTING UNIT)
1
10823965 UNITY3 クイックユーザーガイドリーフレット
(USER GUIDE UNITY 3 QIG LEAFLET)
1
10823944 パワーサプライ
(POWER SUPPLY UNIT DC)
1
10824087 PC 用 USB ケーブル
(USB CABLE FOR PC)
1
UNITY 3 ソフトウェア DVD 日本版
※オージオメーター用と補聴器測定器用は共通のソフトウェ
アを使用します。両方を購入した場合は 1 枚のみ同梱して
います。
1
10823942 応答スイッチ
(CLIENT RESPONSE)
1
5
10940355 トークオーバーヘッドセット
(TALK OVER HEADSET)
1
10823941 トークバックマイク
(TALK BACK MICROPHONE)
1
10823938 B71 骨導受話器
(B71 BONE CONDUCTOR)
1
10823935 DD45 気導受話器
(DD45 AIR CONDUCTOR)
1
オージオメータ UNITY3 取扱説明書 1
Unity5.4 ユーザーリフェレンスマニュアル
Unity 5.4 User Reference Manual
1
保証書 1
添付文書 1
6
◆別売オプションアクセサリを購入の場合
写真 Item ID 品名 数量
10825966 HAD-300 高周波ヘッドホン 1
10960466 3C インサートイヤホン 1
10823936 Unity3 オリジナルインサートイヤホン 1
10824086 音場スピーカー 1
10823933 実耳測定オプション(REM/SM) 1
7
Step3:PC インストール
本章では、Unity3 を操作するソフト「UNITY 3 SOFTWARE(DVD)日本版」をインストールし、初期設定を完了させる方法を
ご説明します。
◆ソフトウェアのインストール
① UNITY 3 SOFTWARE(DVD)日本版を、DVD ドライブに挿入します。
インストールが自動で開始されました。
画面の指示に従って進んでください。
※自動的に開始されない場合は、以下の手順を実行してください。
1)Windows エクスプローラーを開き、DVD ドライブを開きます。
2)Unity_Setup_5.4.2(no licence).exe ファイルをダブルクリックします。
3)画面の指示に従って進んでください。
【注意】アップデートマネージャーは有効化しないでください。
② インストールが終了したら PC を再起動します。
③ インストールしたソフトを起動します。
※Noah4 を使用する場合は、そちらから起動してください。
必ずコチラを選択
8
◆初期表示画面の名称
◆初期設定ファイルのインストール
① 画面上部のメニューバー【ツール】から【プロファイルの設定】を選択します。
② 【新しいプロファイルを作成】をクリックします。
③ 新規プロファイル「ABC」を作成します。
④ インポートセッティングをクリックします。
メニューバー
タスクリスト
ツールバー
ダッシュボード
※顧客情報、測定履歴が表示されます。
9
⑤ DVD ドライブ内の「設定」内に保管されている
「Unity5.4.2_初期設定ファイル ver.1.xml」ファ
イルを選択します。
⑥ 「ユーザーセッティング」、「ワークステーションセッティング」、「シ
ステムセッティング」の項目すべてに✔を入れます。
⑦ 【OK】を選択します。
⑧ 右記のメッセージが出た場合は、「Yes」または「OK」をク
リックして進んでください。
⑨ 【閉じる】をクリックします。
以上で設定が完了しました。
10
Step4:接続
◆標準品の接続方法(別売オプションアクセサリを使用しない場合)
PC 用 USB ケーブル パワーサプライ
DD45 気導受話器
Air Conductor 1 に差し込む
トークバックマイク※お客様用
トークオーバーヘッドセット
※販売店様用
2 股の端子に色がついていま
す。図の通り、緑の端子を左
上に、ピンクの端子を右下に
差します。
B71 気導受話器
応答スイッチ
11
◆別売オプションアクセサリを使用する場合
Unity3 音場スピーカー
10824086
「Right」に差し込む
HAD-300 高周波ヘッドホン
10825966
Air Conductor 3 に差し込む
実耳測定オプション(REM/SM)
10823933
12
Step5:聴覚医学会語音検査用 CD音源の取り込み
聴覚医学会の語音検査用 CD をお持ちの場合、CD音源をPC内に取り込みが可能です。本章では取り込みの方法をご
説明します。(事前に販売店様にて用意頂けましたら、設置当日に取り込みが可能です。)
◆日本聴覚医学会の検査用語音 CDの写真
◆取り込み手順
①語音 CD を PC にセットし、「Windows Media Player」を起動します。
例)67-S/57-S 語表
② 【整理】>【オプション】をクリック
旧タイプ 現行タイプ2枚組(2019年7月現在)
13
③ 【音楽の取り込み】をクリック
④ 【変更】をクリック
⑤ 【C:¥Program Files (x86)¥SAT¥Unity5】フォルダに【Music】フォルダを作成します。
※ご使用のパソコンにより C:¥Program Files¥SAT¥Unity5 の場合があります。その場合はそちら【Music】フォルダを作
成してください。
【取り込んだ音楽を保存する場所】の表示が【C:¥Program Files (x86)¥SAT¥Unity5¥Music】になりました。
⑥ 【OK】をクリックして画面を閉じます。
注:PC のセキュリティの関係で、直接書き込めない場合があります。その場合、別の場所に Music フォルダを作成して保存し
てください。保存後に「C:¥Program Files (x86)¥SAT¥Unity5」に移動してください。
⑦ 【すべてのファイルを選択】>【CD の取り込み】をクリックします。
注:トラックのタイトルが
トラック 1、トラック 2・・・・
となることもあります。その
場合は、取り込んだファイ
ル名を編集することも可
能です。
14
すべて取り込みが完了しました。
⑧ Unity3 のソフトを起動します。
⑨ 【ツール】>【設定】をクリック
⑩ 【CD とメディアフォルダ】を選択します。
⑪ 【追加】をクリックします。
⑫ 【名前】欄に CD 名を記入します。(例)67-S/57-S 語表
15
⑬ 【フォルダパス】欄で、音源を取り込んだフォルダ指定します。
(例)C:\Program Files (x86)\SAT\Unity5\Music\日本聴覚
医学会\67-S-57-S 語表
※CD 概要は必要に応じて記入してください。(None)のままでも問題はありま
せん。
「C:¥Program Files (x86)¥SAT¥Unity5¥Music¥日本聴覚医学会¥67-
S-57-S 語表」が指定されました。
⑭ 保存をクリックします。
◆語音音源の「入力校正」手順
続いて取り込みした音源を校正します。
再び【ツール】>【設定】>【CD とメディアフォルダ】の画面を開いて進めます。
① 【編集】を選択します。
16
② 【校正】をクリックします。
③ 【トラック】欄が第1トラック【1000Hz 基準音】になっていることを確認します。
④ 【キャリブレーションの開始】をクリックします。
ピーという校正用の基準音が再生されます。
⑤ 音が出ている間に【 -1】【 -0.1】【+0.1】
【+1】ボタンをクリックして、緑色のバーが 0
になるように調整します。
※音が終わってしまったときは、改めて【キャリブレーションの開始】を
クリックしてやり直してください。
⑥ 保存をクリックします。
17
⑦ 【OK】をクリックします。
⑧ 【保存】をクリックします。
⑨ 一度 Unity3 のソフトを閉じて、再度起動
します。
これで「聴覚医学会語音検査用 CD 音源の取り込み」が完了しました。
18
Step6:音場スピーカー校正
本章では、音場スピーカー校正をする方法を説明します。
◆音場スピーカー校正の2つの方法
スピーカー校正には以下 2 つの方法があります。
方法1:騒音計を使用する方法
方法2:実耳測定ユニットのビルトインマイクロホンを使用する方法
※方法 2 は別売の実耳測定オプションをご購入頂いている場合のみ可能です。
◆方法1:騒音計を使用する方法の手順
① 騒音計を基準位置に置き、C 特性に設定します。
※基準位置は、スピーカーから 50cm~1m の間とし、顧客の耳がくる位置のことです。
※スピーカーの位置もマーキングしたり固定したりするなど、ズレないようにしてください。
② Unity ソフトの上部メニューバーより【ツール】>【音場スピーカー校正】をクリックします。
パスワード入力画面が表示されました。
⑮ パスワードを入力し、OK をクリックします。
パスワード:unity3FFcal
※FF のみ大文字、そのほかは小文字です。
⑯ 【純音聴力測定】【語音聴力測定】に✔をいれます。
※実耳測定オプションを購入している場合は、【REM/SM】にも✔を入れます。
⑰ 【SPL メーターを使用】を選択します。
⑱ 【Next】をクリックします。
19
⑲ 【自由音場 output】欄は「Free Field Loudspeakers」を選
択します。
⑳ 【Speakers to calibrate】欄は「右」を選択します。
21 【Signal for sound card calibration】欄は「ワーブル」を選択
します。
㉑ 【Start】をクリックします。
最初に信号タイプはワーブルで周波数 125Hz の音がスピーカーから
出ます。
㉒ 【ターゲットレベル】欄は「70」にセットします。
㉓ 基準位置に置いた騒音計に表示される値が
「70dB SPL」になるように、補正値で調整します。
数値を合わせたら、次へ進みます。
㉔ 【Next】をクリックします。
㉕ 以下、表示される各信号で繰り返します。
※いずれもターゲットは「70」で騒音計の値が「70dB
SPL」になるよう補正値で調整してください。
<表示される順番>
・ワーブルトーン(周波数毎:125/500/750/1k/1.5k/2k/3k/4k/6k/8k Hz)
・ホワイトノイズ
・ピンクノイズ
・スピーチノイズ
・スピーチノイズ ILTASS
・ナローバンドノイズ(周波数毎:125/500/750/1k/1.5k/2k/3k/4k/6k/8k Hz)
「自由音場ラウドスピーカーの校正に成功しました。」と表示されました。
㉖ 【OK】をクリックします。
以上で完了です。
20
◆方法 2:実耳測定ユニットのビルトインマイクロホンを使用する方法の手順
※実耳測定オプションの購入が必要です。
① 実耳測定ユニットのビルドインマイクロホンを基準位置にくるようにします。
※基準位置は、スピーカーから 50cm~1m の間とし、顧客の耳がくる位置のことです。
実耳測定ユニットを耳にかけて椅子に座る方法をお奨めします。
※スピーカーの位置もマーキングしたり固定したりするなど、ズレないようにしてください。
② Unity ソフトの上部メニュバーより【ツール】>【音場スピーカー校正】をクリックします。
パスワード入力画面が表示されました。
③ パスワードを入力し、OK をクリックします。
パスワード:unity3FFcal
※FF のみ大文字、そのほかは小文字です。
④ 【純音聴力測定】【語音聴力測定】【REM/SM】に✔をい
れます。
⑤ 【ビルトインマイクロホンを使用】を選択します。
⑥ 【Next】をクリックします。
21
⑦ 【自由音場 output】欄は「Free Field Loudspeakers」を選択します。
⑧ 【Speakers to calibrate】欄は「右」を選択します。
⑨ 【マイクロホン】欄は、使用する側の(基準位置で耳にかけている)
REM プローブマイクを選択します。※左、右はどちらでも構いませんので
基準位置で耳にかけている側を選択ください。
⑩ 【レベル】欄は、「70」を入力します。
⑪ 【Signal for sound card calibration】欄は「ワーブル」を選択します。
⑫ 【Start】をクリックします。
各信号及び周波数が自動で校正されます。
「自由音場ラウドスピーカーの校正に成功しました」と表示されました。
⑬ 【OK】を押して完了です。
22
STEP7:動作確認
◆Unity3 ソフト画面の説明
◆気導測定の確認
①【気導閾値】を選択します。
② 【DD45】を選択します。
③ 測定したい部分にカーソル
をあてます。
④【呈示】をクリックします。
信号音が出ることを確認してくだ
さい。
気導、骨導、語音明瞭度、音場測定
補聴器特性測定
実耳測定
1
2 4
3
23
◆骨導測定の確認
① 【骨導閾値】を選択します。
② 【B-71】を選択します。
③ 測定したい部分にカーソルをあてます。
④ ④【呈示】をクリックします。
信号音が出ることを確認してください。
◆音場測定の確認
※スピーカーの端子が、オージオメータユニットの【Right】に差し込まれていることを事前にご確認ください。
1
2
3
4
24
① 【音場閾値】を選択します。
② 【右 FF】を選択します。
③ 測定したい部分にカーソルをあてます。
④ 【呈示】をクリックします。
スピーカーから音が出るかを確認します。
◆語音測定の確認
①【一般】>【スピーチ測定】を選択します。
② 画面左の【メディアコントロール】で、【語音 CD(例は None)】を指定します。
③ 【右 FF】を選択します。
④ 再生ボタンをクリックします。
スピーカーから CD の音が出ることを確認します。
1
2 4
3
2
4
3
1
2
3
4
25
◆実耳測定の確認
① 左タブより【実耳測定】を選択します。
② 【実耳測定】をクリックします。
測定前に実耳測定ユニットのプローブマイクとリファレンスマイクの感度が同様であるかの確認を行います。
プローブチューブの先端を、ねじれの無いように、プローブマイクロホン本体の切れ込みに差し込みます。
プローブチューブ先端をリファレンスマイクの中心に合わせてください。
③ ソフト画面右下にある校正アイコン をクリックします。
④ スピーカーから 25~50cm 以内に、プローブマイクロホンを近づけます。
4
切れ込みに差し込む
プローブチューブ
プローブマイク
リファレンスマイク
3
25~50cm
26
⑤ 校正開始アイコン をクリックします。
校正完了までプローブマイクを動かさずに待ちます。(約 10 秒)
緑の枠内に特性が収まったら、校正は完了です。
⑥ 【OK】をクリックして校正画面を閉じます。
※校正が失敗する場合は、チューブのねじれ、詰まりがないか確認してください。
裸耳利得の測定を確認します。
右図に記載の①~④を実施してます。
右図⑤の波形の記載が確認できれば終了です。
Unity3 オージオメータの利用を開始する準備が整いました。
以上
5
6