14
SO4204 - 3C UniTrain-I実験装置をご理解いただくために、実際の操作を行った手順から特徴と効果を検証します。 最初に精製水(純水)を準備します。今回は、コンタクトレンズ洗浄用で行いました。 CDパッケージからCD4204-3Cを導入します。基本モジュールVI Starter 、USBドライバー、燃料電池 のLabSoftパッケージが導入されます。下図、構成品をLabSoftの電子コンテンツを参照しながら、操作 します。 (構成品) ●UniTrain-I Interface ●実験用パネル ■PEMの二重燃料電池 ■スケーリングされたガス貯蔵装置とPEM型電気分解機 ■電源2V /2.5A ■ホース、ホースクランプ ■特性記録用可変負荷 ●Labsoftブラウザやコースのソフトウェアを収録したCD-ROM ●精製水 ●必要数の結線ケーブルも用意します。 UniTrain-I electrical power engineering courses

UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

  • Upload
    others

  • View
    9

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

SO4204-3C

UniTrain-I実験装置をご理解いただくために、実際の操作を行った手順から特徴と効果を検証します。

最初に精製水(純水)を準備します。今回は、コンタクトレンズ洗浄用で行いました。

CDパッケージからCD4204-3Cを導入します。基本モジュールVI Starter 、USBドライバー、燃料電池

のLabSoftパッケージが導入されます。下図、構成品をLabSoftの電子コンテンツを参照しながら、操作

します。

(構成品)

●UniTrain-I Interface

●実験用パネル

■PEMの二重燃料電池

■スケーリングされたガス貯蔵装置とPEM型電気分解機

■電源2V /2.5A

■ホース、ホースクランプ

■特性記録用可変負荷

●Labsoftブラウザやコースのソフトウェアを収録したCD-ROM

●精製水

●必要数の結線ケーブルも用意します。

UniTrain-I electrical power engineering courses

Page 2: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

LabSoft UniTrain-I courses

コースの内容:

■燃料電池の機能と動作原理

■燃料電池の特性を記録

■電気分解の電気化学プロセス(ファラデーの第一および第二法則)を学習

■ファラデーの法則と燃料電池のエネルギー効率を決定する

■燃料電池の直列および並列配置

■燃料電池の電力に関する考慮事項

■電解槽の機能と動作原理

■電解槽のVI特性を記録する

■ファラデーの法則と電気分解機のエネルギー効率を決定する

★コース実習所要時間:約4.5時間 想定(52項目)

【開発・製造元】

Lucas-NülleLehr- und Mesgerate GmbHSiemensstraße 2 ⋅ 50170

Kerpen (Sindorf), Germany Tel. +49(0)2273/567-0 ⋅ Fax. +49(0)2273/567-39

http://www.lucas-nuelle.com

実機と論理式を結び付け、学習効果を最大限に高めることができます。※ここまでのLNシステムの特徴は、1.コンテンツ自身が、実験装置を動作させるI/Fを兼ねていること。

2.電解槽・燃料電池の特性が、コンテンツで定義される計算式・定数に合致するように設計されていること。

よって、教員は、あらかじめ教材の特性値を記録し、生徒の理解度を助ける論理的解説が行えるようになっていること。3.小テストは、コンテンツに直接データを記入できるノートパッドになっていること。4.各個々の実験には小テストがついて、理解度を確認できるようになっていること。5.「指示計器」・「測定計器」は、各個々の実験ごと毎々出現し、間違いを減らせること。

6.理解度診断テストが適宜コンテンツに記載され、そのセクションの理解度を向上させるようになっていること。

Page 3: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

燃料電池とは

Page 4: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

燃料電池の原理

Page 5: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

はじめてみよう

UniTrain-I electrical power engineering courses

コンテンツの起動:

メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

します。(複数コンテンツ導入可)

TOPページの概説から記載されていますので、コンテンツ通りに操作を進めます。

“初めに・・“で実機に操作に入り、

次ページからのように

機器の組み立てが説明されます。

Page 6: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

機器の組み立て

• “始めに・・”の章で、機器の組み立てが記載されています。

• 上部シリンダーは、「やや傾け、ゴム部分を爪で押し込むように丁寧に接続します。この時、ロート部を破損しないように気を付けます。各チューブも気体漏れの無いようにしっかり接続してください。蒸留水は、上部シリンダーに8割~9割を満たすように注入します。

• コンテンツLabsoftを読みながら操作し、以下の仮想機器Electrolyzer(電解槽)をコンテンツ内の画面上から起動します。1.0Aをセットし、POWERボタンを押します。(ERRORランプ点灯時は中止してください)

• 1.0A/1min分で水素8.0ml、酸素4.0mlが発生します。

• 実験は、気体を維持するために、60mlの範囲で行ってください。

Page 7: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

測定をするには・・

• (電圧を測定しましょう)コンテンツの通りに結線を行います。ANALOG IN A+-にかかるV(電圧)を計測しましょう。約1.4Vが計測されます。

• (電流を測定しましょう)コンテンツの通りに結線を行います。ANALOG IN B+-にかかるA(電流)を計測しましょう。約0.04Aが計測されます。

ボード上の分流器抵抗はすべて0.1Ωです。0hmの内に分流された値:0.1(この値は、以降の実験でも利用します=表示j精度)

配管中の水素、酸素が他の期待を含まず、きれいに満たされれば、最大効率で燃料電池が稼働します。

※ここまでのLNシステムの特徴は・・・1.コンテンツ自身が、実験装置を動作させるI/Fを兼ねていること。

2.電解槽・燃料電池の特性が、コンテンツで定義される計算式・定数に合致するように設計されていること。よって、教員は、あらかじめ教材の特性値を記録し、生徒の理解度を助ける論理的解説が行えるようになっていること。

3.小テストは、コンテンツに直接データを記入できるノートパッドになっていること。

4.個々の実験には小テストがついて、理解度を確認できるようになっていること。

5.「指示計器」・「測定計器」は、各個々の実験ごと毎々出現し、間違いを減らせること。

6.理解度診断テストが適宜コンテンツに記載され、そのセクションの理解度を向上させるようになっていること。

Page 8: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

可変抵抗のよる電力のグラフ

• 現在のANALOG IN A,Bのデータから電力、XYプロットを実施して経過を観察します。

レポート作成に役立つ、 EXCELなど他のソフトに転送機能を有します。(対象は、データ入力テンプレートも結果チャート)

Page 9: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

理解度診断

• 各実験の途中にその実験の理解度診断があり、小テスト形式で、理解度を確認することができます。

Page 10: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

予習

法則・定義・計算式など座学学習もコンテンツ内に

Page 11: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

実測と設問

• 60mlの水素発生時の酸素発生量は、30mlで2:1でH2Oの化学式と合致します。

• 水の分子は、2つの水素原子と1つの酸素原子で構成されていることがわかり、酸素原子の2倍水素原子が含まれます。

• 「電解槽の特性」では、電圧を徐々に上げながら、電流の増加を観察します。

• コンテンツアニメーションで概念を確認します。

• 回答は、

「1.5V」で

電流が着実にはっきりと急激に上昇します」

Page 12: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

ファラデーの第一法則:H2の生成

1Aで生成される時間当たりの水素生成量

電解電流(A)に対する3分あたりの水素生成量

/

よって、水素生成量は、電流に比例します。

また、時間に比例します。

結果を要約するとファラデーの第一法則「電解分離物質の量は時間、電流、電荷に比例する」の通りになる。

/

• 理解度診断ニールス·ボーアが1913年に開発した原子モデルによれば、核内に存在する粒子は?

陽子、中性子

酸素原子は外殻に6個の電子を持っています。どのように貴(希)ガス状態に到達しますか?他の原子と2つの電子を共有することによって(共有結合)。もう2つの電子を取ることによって。

イオンの特徴は?異なる数の電子と陽子を持っています。

産業用用途で水素はどう生成されますか?炭化水素(例えばメタノール)を含むガスの改質による。水の電気分解を介して。

電解槽は、水を個々の因子に分解するために電気エネルギーを使用します。

t(s) 60 90 120 150 180 210 240

V(ml) 2 6 8 10 14 18 20

I(A) 0.4 0.8 1.2 1.6 2.0

V(ml) 4 18 26 36 48

Page 13: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

設問実施

• 漏れ率(水素・酸素がエネルギーとして消費されない率)

「水素タンク中のレベルが50mlになるまでシステムで水素を生成します。5分間完全にシステムを休止します。漏れ量は、5mlでした。したがって、漏れ率は、1ml/minです。」

• これらの実データをもとに、燃料電池の特性を算出します。

• 図のように結線し、燃料電池の出力のみとし、600mA/minで消費した状態のデータを計測します。

• この特性をもとに、効率を算出し、燃料電池のシステム全体の効率を求めます。

t 60 120 180 240

V(ml) 5 10 15 20

Leakage losses(漏れ率)

1 2 3 4

Consumption(消費)

4 8 12 16

Page 14: UniTrain-I electrical power engineering courses...UniTrain-I electrical power engineering courses はじめてみよう コンテンツの起動: メニューからLabSoftを起動します。ログイン後、コースコンテンツを選択

UniTrain-I electrical power engineering courses

まとめ

・実習実験装置

• ・実験計測値

・実機と連動した教科書

・小テスト/理解度判定

総合的な理解、気づき、発想を促す。

t(s) 60 90 120 150 180 210 240

V(ml) 2 6 8 10 14 18 20