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Student’s Voice - ritsumeiritsnet.ritsumei.jp/life/faculty/asset/ise/ise_pamphlet.pdf · ⑥専門的な知識・技術、正しい倫理観、リーダーシップを獲得することに強い意欲を持っている。

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海外インターンシップを経験したことで大学院で研究を深めようと決意。

瀨川 莉彩 さん

情報理工学研究科 情報理工学専攻計算機科学コース 博士課程前期課程1回生

京都府立嵯峨野高校出身

ゲームなどのプログラマに憧れを持っていたので、情報系の学部があり、様々な学部の人と共

に研究活動や課外活動ができる立命館大学を選びました。入学前にプログラミングを専門的に学

んだことはありませんでしたが、授業で「プログラミング演習」を学び、その次に「アドバンスト

プログラミング演習」と段階的に修得することができました。1つのプログラミング言語を修得

すると、他の言語への学習意欲が湧き、授業で学んだC言語に加え、今はさらに複数の言語を学

んでいます。また中国、大連交通大学への短期IT研修プログラムに参加して、英語でプログラミ

ングを学び、現地の学生と交流したことも良い経験になりました。

情報理工学部には、海外企業でのインターンシップ・プログラムもあります。私は、留学先の大

連の企業で車載ソフトウェアのプログラムを作成する仕事を経験しました。現地の方々と共同で

大きなプログラムを作るのは、1人で行うのとは違い、非常に苦労しました。また、言葉の壁があ

るなかで働く大変さも実感し、英語を学ぶモチベーションも高まりました。

私の研究テーマは量子情報で、現在は、次世代コンピューティングの一つとされる量子コン

ピュータに関する研究をしています。インターンシップの経験から、学部の学びだけでは実力不

足だと感じたので、大学院に進学して量子情報通信技術の研究を行い、コンピュータの高速化に

寄与したいと考えています。将来は、大学院で学んだことを活かし、人の役に立つサービスを作

る仕事に就くのが目標です。

Student ’s Vo ice

学部 HP

取得学位 学士(工学)

アドミッション・ポリシー

情報理工学部は、情報科学技術の基礎から応用までの幅広い領域において、中核となる知識や技術から最先端の内容に及ぶ教育・研究を行います。コンピュータを利用して、新しい問題に対して実践的かつ創造的な解決策を導くことのできる経験と知識を備え、情報技術分野の組織の一員として中核的な役割を果たすとともに、多様な組織のリーダーとしてグローバルに活躍できる技術者・研究者を育成することを目指します。このような人材を育成するために、本学部では下記のような人物が入学することを期待しています。①論理的な思考を行うことができ、情報科学を学ぶために必要な数学や自然科学に関する基礎知識を備えている。② 日本語で学ぶ6つのコースについては、日本語の文章を作成および理解する十分な能力と、英語に関する基礎学力を備えている。

英語で学ぶ1つのコースについては、英語の文章を作成および理解する十分な能力を備えている。③大学での幅広い学びを理解するための基礎的な教養を備えている。 ④情報技術に関わる学問分野に、幅広く、強い関心・興味を持っている。 ⑤基礎的なプログラミングを学習する強い意欲を持っている。 ⑥ 専門的な知識・技術、正しい倫理観、リーダーシップを獲得することに強い意欲を持っている。 ⑦ 問題を発見・解決する能力、コミュニケーション能力の重要性を認識し、その向上に励む意欲を持っている。

TANQ

情報理工学部は2004年、情報通信技術(Information and

Communication Technology; ICT)に関わる広範な領域を網

羅する情報系学部として設立されました。今日では、最先端の

ICTを学べる学部として国内外から注目を集めています。これ

までにないICTの仕組みを生み出し、未来社会を創造すること

が使命です。

多様な学びを可能にするため、2017年度から7コース制を

導入しました。1回生では専門分野での学びを支えるべく、情

報理論、計算機科学、論理回路、数学、プログラミングといっ

た情報理工学の基礎となる知識と技術を修得し、1回生秋学期

から各コースに所属し専門分野を学びます。全ての授業を英語

で学ぶ情報システムグローバルコースも開設しており、世界に

通じる国際性を備えた、次代を担う技術者を育てていきます。

ICTの世界で新しい技術や製品をつくるためには、日本だけ

でなく多様な国々の文化や思想、宗教、習慣を知り、世界から

ニーズを掘り起こす必要があります。そのために不可欠となる

のが英語運用能力です。情報システムグローバルコース以外

の6コースにおいても英語で授業を受ける共通専門科目を開講

するほか、技術的な内容を英語で議論できる能力の修得を目標

に、理系のための英語プログラムを充実させています。また、

ICTを英語で学ぶ独自の海外IT研修制度を設け、アメリカ、オー

ストラリア、インド、中国などに学生を派遣しています。一方、

中国の大連理工大学との共同学部運営をはじめ、海外の多くの

提携大学からも留学生を受け入れています。

実社会との連携も情報理工学部の特長です。ネットワークセ

キュリティや観光客防災などの研究領域で行政と連携するほ

か、医工連携による技術開発、新概念のアプリケーション開発

など、世界にインパクトを与える研究に取り組んでいます。

情報理工学科システムアーキテクトコース/セキュリティ・ネットワークコース/先端社会デザインコース/実世界情報コース/画像・音メディアコース/知能情報コース/情報システムグローバルコース

立命館大学理系 スペシャルサイト

目指すのは、新たな未来の創造「情報」の力で社会をより便利に、より楽しく、より安全に

2 3

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4 年間の学び

7 つのコース各専門領域を深く学ぶ日本語基準の専門コースに加え、さまざまな分野の知識を横断的に活用してグローバルな環境で問題解決を実践す

る英語基準のコースを設置。情報分野を取り巻く新たな社会状況に対応できる人材の育成を目指します。

1回生では情報科学分野全般の基礎を学修し、春学期修了時に各自の興味や将来のビジョンを考慮して専門コースを選択します。所属する研究室を3回生春学期に決定し、秋学期から1年半をかけて卒業研究に取り組みます。専門分野に関する深い知識や、自ら問題を発見し解決できる実力が身につき、大学院へ進学した場合も、より深く高度なレベルからスタートすることが可能になります。

システムアーキテクトコース

今まで誰も作ったことのない情報システムを構築できる「建築家

(アーキテクト)」を目指し、ハード、ソフトの基礎的な技術から、ビッグデータ解析、IoTまで情報システム技術全般を学び、システム開発・運用のための実践的能力を獲得します。

セキュリティ・ネットワークコース

あらゆるものがネットワークを介してつながるIoT社会、その基盤となるコンピュータと情報ネットワークの基礎技術を学び、実際の攻撃からコンピュータ・システムと保有する貴重なデータを護る高度なセキュリティ技術を身につけることができます。

先端社会デザインコース

膨大なデータの分析とモデル化を行う技術、具体的な社会システム・サービスを設計・実装する技術、人々と社会・システムを高度に交流させる技術を学び、人間とICTが共生する未来の社会・システムを創造・実現する実践的能力を身につけます。

実世界情報コース

ICTを通じて人間と外界を結ぶヒューマンインタフェース、臨場感の高い仮想世界を体感するバーチャルリアリティ技術やミクストリアリティ技術、身の周りのモノをネットワークにつなぐIoT、機械システムの知能化を実現するロボット技術を学びます。

画像・音メディアコース

画像や音などの多様なメディアデータを活用する情報処理手法を学びます。また、コンピュータ・グラフィックス、情報の可視化、3次元画像処理、音声認識・合成、音響情報処理、信号処理などのメディア技術を高度化する研究を行います。

Information Systems Science and Engineering Course (情報システムグローバルコース)

Internationally oriented technical and social skills are essential in the development of modern information technologies. With classes taught in English only, the Information Systems Science and Engineering (ISSE) course educates students from around the world, including Japan, providing the skills and knowledge to become professional and productive members of information technology teams anywhere in the world. This course lays a foundation of engineering competency to work flexibly with continually evolving hardware and software. Engineering Project-Based Learning (PBL) classes every semester give students the problem-solving experience necessary to work as creative and competent leaders in diverse and dynamic professional communities.

情報システムグローバルコースは、情報工学分野に精通し、多種多様なコミュニティにおけるチームの一員として、グローバルに活躍できる人材を育成します。カリキュラムは、全て英語で構成されており、学生が自ら問題を発見し解決していく課題解決型学習(Project-Based Learning -PBL)が根幹となっているのが主な特長です。

知能情報コース

自然現象や社会現象の計測データの解析をはじめ数理モデルやシミュレーションなどを運用する総合的な知識と技術を体系的に学びます。実データの取得と情報の抽出を通じ、知能情報システムを工学的に実現する能力を修得します。

◦上記は2019年度の予定であり、科目名称等は変更する場合があります。◦上表はカリキュラムの一部です。詳細は、ホームページをご参照ください。◦学部の専門科目とは質的に異なる、幅広い分野の知識の修得を目指す科目を多数履修することができます。

※情報システムグローバルコースのみ入学時にコースを選択

科目についての詳細は オンラインシラバス 立命館 検索

情 

報 

理 

工 

学 

セメスター 第1セメスター(春) 第2セメスター(秋) 第3セメスター(春) 第4セメスター(秋) 第5・7セメスター(春) 第6・8セメスター(秋)

学びの流れ共通カリキュラムで

情報科学技術の基礎から学び、 1回生秋学期にコース配属

コース専門科目で 専門分野の知識を深める

3回生秋学期より卒業研究で 最先端の研究に取り組む

専 

門 

科 

専門基礎科目

数学科目数学1数学3数学演習1

数学2数学4数学演習2

数理科目 情報理論情報基礎数学確率・統計

多変量解析フーリエ解析

離散数学数値解析

共通専門科目

情報科目情報理工基礎演習情報倫理と情報技術計算機科学入門

論理回路

ソフトウェア工学コンピュータネットワークデジタル信号処理計算機構成論

データベースオペレーティングシステムネットワークセキュリティコンピュータグラフィックス人工知能

グローバル IT科目

Information Science in Action Presentation Plus 401 Writing for Publication 402

卒業研究科目卒業研究2

卒業研究1卒業研究3

コースごとに固有の演習科目、実験科目がほぼ全セメスターにあり、さまざまなテーマで演習・実験を行います

固有専門科目

システム アーキテクト

コース

プログラミング演習1システムアーキテクト 演習プログラミング言語電気電子回路

プログラミング演習2システムアーキテクト実験1データ構造とアルゴリズムユーザビリティ工学

システムアーキテクト プログラミング演習システムアーキテクト実験2計算機アーキテクチャオブジェクト指向論

システムアーキテクト実験3メディア処理実験データモデリングIoT

ビッグデータ解析ソフトウェア開発管理暗号理論ヒューマン インタフェース

セキュリティ・ ネットワーク

コース

プログラミング演習1プログラミング言語電気電子回路セキュリティ・ ネットワーク概論

プログラミング演習2セキュリティ・ ネットワーク学実験1データ構造とアルゴリズムユーザビリティ工学

ネットワーク開発実験セキュリティ・ ネットワーク学実験2計算機アーキテクチャオブジェクト指向論

セキュアシステム開発実験セキュリティ・ ネットワーク学実験3ワイヤレス通信システムシステムソフトウェア構成論

暗号理論システムセキュリティビッグデータ解析ヒューマン インタフェース

先端社会デザイン コース

プログラミング演習1プログラミング言語先端社会デザイン概論

プログラミング演習2先端社会デザイン創成1データ構造とアルゴリズムオブジェクト指向論

実践プログラミング演習テキストマイニングWeb情報技術概論ヒューマンインタフェース

Webアプリケーション先端社会デザイン創成2情報アクセス論データマイニング基礎

Webコンピューティング社会デザイン論知識工学センシング工学

実世界情報 コース

実世界情報演習1プログラミング演習1プログラミング言語電気電子回路

実世界情報実験1プログラミング演習2データ構造とアルゴリズムオブジェクト指向論

実世界情報実験2実世界情報演習2センシング工学実世界情報処理ロボティクス

実世界情報実験3実世界情報演習3機械学習ユビキタスコンピューティング最適化数学

心理物理学コンピュータ グラフィックス応用音声音響情報処理1パターン認識

画像・音メディア コース

プログラミング演習1メディア計算機演習プログラミング言語電気電子回路

プログラミング演習2データ構造とアルゴリズムメディア基礎数学画像情報処理1

メディア実験1メディアプロジェクト演習1音声音響情報処理1

メディア実験2メディアプロジェクト演習2画像情報処理2音声音響情報処理2

コンピュータ グラフィックス応用パターン認識実世界情報処理Web情報技術概論

知能情報 コース

プログラミング演習1知能情報基礎演習プログラミング言語電気電子回路

プログラミング演習2知能情報処理演習データ構造とアルゴリズム生体生理工学

知能情報学実験シミュレーション工学センシング工学ロボティクス

知能情報システム創成最適化数学機械学習色彩工学

心理物理学脳機能情報処理感性工学ヒューマン インタフェース

情報システムグローバル

PBL: Problem Analysis and ModelingIntroduction to ProgrammingIntroduction to OOA, OOD, and UML

PBL: Team-based DesignProgramming Practice 1Programming Language

PBL: Creative DesignProgramming Practice 2Data Structures and Algorithms

PBL: Team-based Creative DesignImperative ProgrammingNetwork SystemsHuman Interface

PBL: Design EvolutionDistributed SystemsWeb Information EngineeringVisualization and Computer Art

Embedded SystemsData ScienceAdvanced Computer GraphicsPattern Recognition and Machine Learning

グローバル・キャリア養成科目

キャリア養成 プログラム

情報と職業日本語表現技術

連携講座

グローバルIT プログラム

海外IT研修プログラム(オーストラリア)、(中国) グローバルインターンシップ 海外IT研修プログラム(インド)

情報系資格取得 プログラム

情報技術実践1情報技術実践2

情報技術実践3

MOT入門プログラム

技術経営概論技術経営特論

イノベーション論ファイナンス入門

ITを活用した業務改革入門技術の事業化構想入門

〈大 

学 

院 

進 

学〉

情 

報 

理 

工 

学 

研 

究 

科 

情 

報 

理 

工 

学 

専 

[必修] 英語情報科学においては英語運用能力が重要とされるため、英語を専修とし、情報科学分野で国際的に活躍できる人材の養成を目指します。

外国語の選択

1回生 2回生 3・4回生

教養科目 P.130

詳しくはこちら

コース選択回 生

4 5

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研究紹介

[2019年度 教員・研究テーマ一覧]

Igor Goncharenko Digital Human Modeling, Human Movement Analysis, Scientific Visualization

泉 朋子 認知工学、思い出工学、感性工学、ヒューマンインタフェース市村 真希 グローバル人材育成、工学英語教育今川 隆司 集積回路システム設計、再構成可能アーキテクチャ井本 桂右 音響信号処理、アレイ信号処理、音響シーン分析岩本 祐太郎 画像処理,機械学習,医用画像解析Uwe Serdült Social Network Analysis, Digital Democracy, E-Government Applications上原 哲太郎 システムセキュリティ、システム管理、デジタルフォレンジックEric Cooper Interactive Intelligent Systems, Kansei Engineering大井 翔 コンピュータビジョン、生活行動理解、認知科学、福祉情報工学大西 淳 要求工学、仕様化、オブジェクト指向分析、ソフトウェア開発技法大森 隆行 ソフトウェア工学、ソフトウェア開発環境岡藤 勇希 ヒューマンモデリング、ヒューマンロボットインタラクション小川 祐樹 社会シミュレーション、オンラインコミュニティ越智 裕之 再構成可能アーキテクチャ、超低消費電力システム、集積回路設計自動化柏原 考爾 生体情報工学、人間医工学、脳神経科学、知的画像処理加藤 ジェーン 歩行者検出・行動予測、画像映像の詳細認識、映像要約、深層学習亀井 且有 知能システム、感性・感情システム、 知的ヒューマンインタフェース北野 勝則 脳の計算理論、ニューラルネットワーク北原 大地 信号処理、最適化、逆問題、画像処理北村 尊義 人間中心設計、ユーザーエクスペリエンス、プロトタイピング來村 徳信 知識工学、知識共有、オントロジー、セマンティックウェブ、人工知能木村 朝子 実世界指向インタフェース、対話デバイス、複合現実感

國枝 義敏 高性能計算、並列処理、高信頼性ソフトウェア桑原 和宏 知識処理、コミュニケーション支援古 艶磊 Image Processing, Macine Learning, GNSS, Sensor Fusion佐竹 賢治 情報セキュリティ、符号理論Jeremy White モバイル・アシステッド・ランゲージ・ラーニング、モバイル・ラーニング、デジタル・リテラシー鄭 俊俊 ソフトウェア信頼性、コンピュータセキュリティ、フォールトトレラントシステム篠田 博之 視覚情報処理、色彩工学、心理物理学柴田 史久 モバイルコンピューティング、複合現実感、マンマシンインターフェース島川 博光 データ工学、実時間計算、コンテキスト教育、プログラミング教育島田 伸敬 対話ロボット、ビジョンインタフェース、コンピュータビジョン徐 剛 ロボットビジョン、3次元画像計測杉野 直樹 第二言語習得論、英語教育学杉森 直樹 英語コーパス言語学、英語教育学瀬尾 昌孝 機械学習、画像解析高田 秀志 協調学習・協調作業支援、分散コンピューティング、データベース瀧本 栄二 無線ネットワーク、ネットワーク・セキュリティ田中 覚 3次元 CG、デジタルヒューマニティーズ、医用可視化谷口 忠大 創発システム、人工知能、ロボティクス陳 延偉 知的画像処理、医用画像解析、コンピュータビジョン坪 泰宏 脳情報理論、神経活動計測、統計モデリング、複雑ネットワークDinh Thi Dong, Phuong Programming Education

遠里 由佳子 生命医薬情報学、機械学習、情報検索、データベース、データ駆動科学仲田 晋 コンピュータグラフィックス、計算機シミュレーション

中村 ちどり 言語学、日本語教育学西浦 敬信 音響信号処理、高臨場感音響、選択的集音、騒音制御西尾 信彦 ユビキタス環境、センサネットワーク、自律・分散・協調システム西川 郁子 知能システム、機械学習、人工知能、最適化西原 陽子 言語情報処理、情報視覚化、コミュニケーションデザイン西村 俊和 計算機仲介コミュニケーション、インターネットワーキング野口 拓 アドホックネットワーク、IoT、センサネットワーク野間 春生 バーチャルリアリティ、触覚インタフェース萩原 良信 生活支援ロボット、ヒューマンロボットインタラクション、 ロボットビジョン長谷川 恭子 数値解析、コンピュータグラフィックス服部 宏充 マルチエージェントシミュレーション、社会システムデザイン、人工知能原田 智広 進化計算、機械学習、知的エージェントHarry Dauer 英語教育学、異文化コミュニケーション白 楊 Robotics, Non-holomic systems, Motion PlanningVictor Kryssanov Communication Theory, Complex Systems, Statistical Analysis 平林 晃 信号処理、画像処理、センシング工学福本 淳一 自然言語処理、情報抽出、質問応答、文書要約、ロボット対話福森 隆寛 音声・音響信号処理、音声認識、騒音抑圧藤田 宜久 数値シミュレーション、並列計算双見 京介 ウェアラブル、ユビキタス、情報提示、心身の状態向上と能力拡張前田 亮 ディジタル図書館、情報検索、多言語情報処理前田 忠彦 ワイヤレスネットワークシステム・アンテナ応用システム 高周波工学、通信・電波伝送工学前田 陽一郎 人間共生システム、知能ロボット、ソフトコンピューティング松尾 直志 画像認識、コンピュータビジョン

松村 耕平 ヒューマンコンピュータインタラクション、身体性認知科学、知識メディア丸山 勝久 ソフトウェア工学、ソフトウェア開発環境、プログラム解析満田 隆 認知心理学、運動神経科学、ロボティクスMikhail Svinin Robotics, Haptics, Machine Intelligence村尾 和哉 ウェアラブル、ユビキタス、モバイル村上 陽平 サービスコンピューティング、デザイン学、人工知能毛利 公一 オペレーティングシステム、コンピュータセキュリティ、コンピュータネットワーク山下 茂 次世代計算方式、計算機設計支援システム山下 洋一 音声認識、音声合成、音信号処理、音楽情報処理山添 大丈 コンピュータビジョン、ウェアラブルコンピューティング山西 良典 感性情報処理、音楽情報処理、エンタテインメントコンピューティング

山本 寛 情報ネットワーキング、組込みシステム、分散ネットワークシステム、生態・環境観測センサネットワーク

Ruck Thawonmas ゲームAI、ウェルビーイングゲーム李 周浩 空間知能化、知的インタラクション、知能システム李 亮 画像処理、バーチャルリアリティルッケル瀬本 阿矢 英米文学、比較文学・文化学、英語教育学和田 隆広 ヒューマンロボティクス、福祉ロボット、人間機械システム、運転支援システム王 彧 画像認識、映像解析、オブジェクト検出、深層学習

「ものづくり」をテーマに学び 知識の集積だけではない実践力を養う。

情報理工学に関わるさまざまな最先端の研究を行っています。知識を集積するだけではなく、活用し、実際に作って検証するというものづくりの実践を通じ、技術者として必要なIT技術の適格性を見極める力やシステム開発能力を養います。主体性・創造性を伸ばすことに加え、企画・管理・運営能力、プレゼンテーション能力、コミュニケーション能力の向上を目指します。

子どもたちがプログラミングによるものづくりを通して学ぶことを支援するシステムを構築しています。このシステムは、複数人で協力しながらプログラミングを行えるようになっているのが特徴です。

IoT向けセンサのための集積回路の研究に取り組んでいます。このような集積回路は幅広い温度範囲で動作することが要求されますので、チップ表面の温度測定にサーモグラフィーを利用して評価します。

携帯電話網やWi-Fiなど無線通信では、電波などに由来する通信品質低下が避けられません。低下品質を補うため欠損データの再送や複数通信路併用などを実現する通信規約(プロトコル)が重要です。次世代の通信規約の研究をしています。

古都めぐりで寺社への距離をスマートウォッチで知るにはどうすればいいでしょうか。正確な距離をそのまま画面上に反映すると、わかりにくいことが知られています。私たちはちょうどよい距離感のデザインを感性評価から研究しています。

デジタル保存された有形文化財を可視化する研究です。立体計測で得られた数億点の大規模点群に、独自のアルゴリズムを適用することで、超高精細画像や精密透視画像を生成できます。

交通事故のリスクを予測するための周辺環境認識技術を開発しています。特に、きめ細かな予測を実現するため、高精度な歩行者検出だけでなく、その歩行者が大人か子どもか、自車に気付いているかどうか、車道に飛び出す可能性があるかどうかなどの属性認識や事故リスクの推定を目指しています。

音信号を分析・解析することにより、さまざまな情報を抽出したり、音の特性を判定したりすることができます。人の声に含まれる感情の自動認識、雰囲気や場面に合った音楽・効果音の自動選択などの研究を行っています。

人とロボットの親和性が高い人間共生システム研究の一環として、操作者の視点位置を計測すると同時に、視線の停留状態や無意識に注目しやすい特徴量を抽出し、人間の意図推論が可能な全方向車椅子ロボットのための知的操作支援システムの開発を行っています。

人間がさまざまな感覚情報を統合し、判断し、運動するしくみについて、心理物理学や脳活動計測を用いて研究しています。人間の情報処理のしくみを理解することは、機能的なモノづくりや、新しいマーケティング手法の開発につながります。

子ども向けプログラミング学習支援システム

集積回路の試作チップ 次世代通信規約

ちょうどよい距離感の観光アプリデザイン 有形文化財の高精細可視化・透視可視化

交通環境の高度理解の技術開発

音信号の解析と認識

意図推論に基づく知的操作支援が可能な福祉ロボット

マルチモーダル情報処理の脳機能解析

高齢者の体を模倣して作られたロボットでは、麻痺症状、筋力低下、関節の拘縮などが再現でき、関節の角度、かかった力などを計測することが可能なため、正しい介護動作を客観的に学ぶことができます。

介護訓練のための高齢者模倣ロボット

感性工学は、人間の気持ちを理解するシステムの構築や感性を考慮した商品の開発を行っています。アフェクティブエンジニアリング研究室では、人間と似た感性反応をするコンピュータプログラムを開発し、その結果を製品やシステムに応用します。

感性工学

自動運転の研究が世界中で熱狂的に進められています。人間にとって使いやすい自動運転を目指し、人間が安心して使えるように人工知能に好みの運転を学習させる技術、機能限界時に安全かつスムーズに人間に運転を引き継ぐ技術、車酔いの少ない自動運転制御技術など、多面的に研究しています。

人間に優しい自動運転車

犯罪や不正にかかわるデジタルデータは改ざんや消去が容易に行えてしまうため、その証拠としての信頼性を保つことが大変重要です。デジタル証拠の調査と保全の技術であるデジタル・フォレンジックについて警察と協力して研究を進めています。

デジタル・フォレンジック

無線通信機能を持つモノ同士を無線通信で相互につなげて形成したネットワークであるアドホックネットワークは、次世代IoTを支える基幹技術です。アドホックネットワーク構成技術から応用システムまで幅広く研究を行っています。

モノをつなげるアドホックネットワーク

心理物理学による視覚情報処理研究の成果を生かし、色彩工学へ応用しています。例えば、多様な色覚に対応した、色覚バリアフリーの照明システムやディスプレイ技術の開発などがその代表例です。

色覚バリアフリー

衛星回線用ネットワーク装置(中央)と駆動用電池(背景黒)

祇園祭・八幡山の3次元透視画像

詳しくはこちら

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現在は、医療機器の開発部門で眼底機器に使用される画像処理や画像取得のためのFPGA設計に携わっています。FPGAは、製造完了後でも目的のアプリケーションや機能要件に応じて再プログラムできるデバイスです。社会のニーズとともに進化する技術について日々勉強を重ねています。もともと物事を追究することが好きで、学生時代の大半を研究に費しました。その中で、国内外の学会にも参加し、成果を出せるように頑張ったことが思い出に残っています。初めて学ぶことも多く、大変でしたが、新しいことを勉強する中で知見が広がるのを実感し、多様な分野を勉強することに楽しさを覚えました。将来、製品を通じて医療の進展に貢献できるよう、眼科分野やFPGAの勉強を継続していきたいと考えています。

現在は社員の育成や配置を行う際のサポートツールの企画・開発・運用、社員に自身のキャリアを考えてもらう「自己申告制度」の企画・運用を担当しています。さらにピープルデータアナリストとしてさまざまな分析を通して人財の採用・育成・配置業務に幅広く携わっています。どんな仕事でも目的を整理して課題を設定し、解決策を考えて実行、さらには効果を検証、報告する力が求められます。大学院時代、修士論文の作成にあたって、研究課題の設定から研究の進捗管理、公聴会での発表まで経験する中でこうしたスキルが身につきました。加えて、研究活動で培ったプログラミングスキルも、現在データ分析を行う上で役立っています。人工知能(AI)の普及が進む中、今後は人事・人財開発の専門知識を持ちながらAIを設計・実装できる人財になるのが目標です。

中津 美冴 さん株式会社ニコン ヘルスケア事業部

(情報理工学研究科 情報理工学専攻 人間情報科学コース 2016年修了情報理工学部 メディア情報学科 2014年卒業)

平岡 貴志 さんKDDI株式会社 コーポレート統括本部 人事本部 人事部 HRシステムグループ

(理工学研究科 情報システム学専攻(現 情報理工学研究科) 2007年修了 理工学部 情報学科(現 情報理工学部) 2005年卒業)

大学で身につけた知見や探究する姿勢を活かし医療分野に貢献できる技術者を目指す。

研究活動を通じて培ったスキルを活かし人事・人財開発部門のスペシャリストとして活躍。

2010年、情報理工学部に入学。2014年、情報理工学研究科に進学。2016年、博士課程前期課程を修了。大学で学んだ画像処理や機械学習の技術を活かすべく同年4月、株式会社ニコンに入社。医療機器の開発を行う部署で、主に眼科機器の開発を行っている。

2001年、理工学部情報学科(現 情報理工学部)に入学。3回生で研究室に配属され、AR、VR、MRの研究に従事する。2005年、博士課程前期課程に進学。2007年、KDDI入社。建設本部auコア設計部でネットワークエンジニアとして基地局の交換機の設備設計業務に従事。その後総務・人事本部などを経て2019年より現職。

卒業生からのメッセージ学びの特色

大学院進学−情報理工学研究科−情報理工学研究科は、情報理工学部の教育と研究の基盤の上に「ICTの最先端領域における教育と研究を

展開」しています。情報処理、ネットワークおよびシステムの構築といった基盤技術から、情報メディアや人、知能におよぶ応用技術まで多岐にわたる情報技術の最先端領域の高度な理論と技術に加え、創造的発見能力を兼ね備えた国際的に活躍できる研究者、高度専門職業人を養成しています。教員規模や研究実績は全国トップクラスを誇り、修了生の多くが、国内外でグローバル人材として活躍しています。

学生支援■ PJ 連合PJ(プロジェクト)連合は人工知能開発、ゲーム開発、競技プログラミングなど様々な分野で活動しています。情報系の学生として日々新しい技術、知識に挑戦し、成長を目指します。連合には200名を超える情報理工学部生が在籍し、世界大会入賞といった華々しい活動成果もあげています。

■ FSS(Foreign Students Supporter)情報理工学部の留学生を対象とした交流支援団体です。映画鑑賞やディナーパーティなどの学内イベントや、大阪や京都など有名観光地で関西の文化に触れる学外企画などを行なっています。週一のランチミーティングでは、イベントの計画や英語の勉強会、留学生を招いて交流会を行なっています。

情報理工学部の新たな国際教育情報理工学部では、世界のさまざまな大学・研究機関と協定を結び、学部独自の海外IT研修プログラムや海外インターンシップを実施して

います。英語を学ぶだけでなく、ITの専門知識や能力を身につけることが可能です。また、「共通専門科目」を英語と日本語の両方で開講し、英語によるICTの基礎学習をはじめ、海外留学で世界に触れる経験や、海外からの留学生と共に学べる環境を活用することで、情報理工学部の中でグローバルな感覚を身につけることを支援しています。

大連交通大学立命館大学

シンビオシス国際大学

クイーンズランド工科大学

カンタベリー大学

カリフォルニア大学デービス校ウースター工科大学

■海外インターンシップ・プログラムアメリカ、インド、ベトナム、中国の日系IT企業・現地IT企業などで専門知識を活用し確かな職業観を身につけます。

■ 海外 IT 研修プログラム学部独自の留学プログラムを多数備え、語学力だけでなく専門知識の向上も目指します。

[アメリカ]ウースター工科大学

[オーストラリア]クイーンズランド工科大学

[インド]シンビオシス国際大学

[中国]大連交通大学

5 年一貫制「博士課程教育超創人財育成プログラム」2019年4月より、博士課程前期課程・後期課程の5年に対応した一貫制の「博士

課程教育超創人財育成プログラム」を開設しました。このプログラムでは、国内外の企業や機関と連携し、社会で専門性を活かしてイノベーションを起す人材の育成を目指します。情報理工学研究科における研究分野を軸に、持続社会の課題の一つであるアクティブライフ分野の視点も身につけ、産業界・異分野等と連携した授業を展開する中で、多様性と柔軟性をもった思考力、新たな価値を生み出すことのできる実行力を養います。将来的には、企業・行政・医療機関・研究機関など、産官地の様々な機関の中核を担うイノベーター人材として活躍することを期待しています。

http://www.ritsumei.ac.jp/gr/aldp/

【留学生数(受入)】 2018年度 144名

所属研究科での研究活動

超創人財育成プログラムA B C

アクティブライフ分野

グローバル教育

社会実装教育

専門知識を活かして、幅広い分野・企業で情報化社会の未来を担う。多くの卒業生が、身につけた高度な情報技術の知識やマネジメント能力、プレゼンテーション能力を、社会とつながりの深いさまざまな分野で活かしています。

就職状況

◎円グラフの数値は小数点以下第二位を四捨五入により算出。◎研究科を含む。◎進学率={進学者/(就職者+進学者)}。 ただし、進学者には大学院だけでなくその他の進学者を含む。

[2018年度卒業生・大学院修了生 就職先一例] 〈50音順〉

SCSK(株) (株)デンソー (株)日立製作所

エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(株) 東レ(株) 富士通(株)

(株)エヌ・ティ・ティ・データ トヨタ自動車(株) 本田技研工業(株)

(株)NTTドコモ 西日本電信電話(株) マツダ(株)

(株)カプコン 西日本旅客鉄道(株) 三菱重工業(株)

キヤノン(株) 日産自動車(株) 三菱電機(株)

KDDI(株) 日本電気(株) (株)村田製作所

(株)サイバーエージェント 日本電信電話(株) ヤフー(株)

ソフトバンク(株) 日本電産(株) LINE(株)

ダイキン工業(株) 任天堂(株) ローム(株)

大日本印刷(株) パナソニック(株) 国家公務員総合職

中部電力(株) 東日本電信電話(株) 教員

進学率

47.4%

製造 33.0%

サービス55.8%

マスコミ1.2%

公務員2.4% 教員

0.3%

流通・商事4.5%

金融2.7%

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