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Step2ケーキの作成
3ds max 5 BASIC
ス ター ト ア ッ プ
[ 2-1 ]
シーンのレンダリング
アニメーションの作成
オブジェクトの複製
マテリアルの割り当て
オブジェクトの作成
モディファイヤ機能の適用
■基本操作及び編集機能 ここでは、ケーキをモデリングしていきながらオブジェクトへのモディファイヤの適用及び配列、マテリアルの割り当て、簡単なアニメーションの作成を学習していきます。
基本的な編集機能
[ 2-2 ]
1. ケーキの作成
■土台の作成
1. [作成 ]パネルから [標準プリミティブ ]をプルダウンして [拡張プリミティブ ]を選択しま
す。[オブジェクトタイプ ]から [ホース ]ボタンを選択します。
2. トップビュー上でグリッドの原点にマウスカーソルを合わせて半径→高さの順にドラッグし、「ホース」オブジェクトを作成します。(ここでは任意の大きさで作成します。)
3. [修正 ]パネルで、[フリーホースパラメータ ]の [高さ ]を 4.5、[共通ホースパラメータ ]の
[セグメント ]を 30、[開始 ]を 1.0%、[終了 ]を 100.0%、[循環 ]を 10.0、[直径 ]を 1.0%、[ホースのシェイプ ]から [丸いホース ]の [直径 ]を 18、[側面 ]を 30と設定します。
4. [ビューポートナビゲーションコントロール]から [全範囲ズーム全ビューポート]ボタンを
クリックし、オブジェクトを全体表示させます。
●
1.ドラッグして底面の 半径を決めます。
2.マウスボタンを離し、カーソルを上に移動させて高さを決め、もう一度クリックします。
START UP
[ 2-3 ]
● Step2- ケーキの作成●
■デコレーションの作成
1. [作成 ]パネルに移ります。[オブジェクトタイプ ]から [多角柱 ]ボタンを選択し、[オート
グリッド ]にチェックを付けます。トップビュー上で図のような位置に、半径→高さ→フィレットの順にドラッグ&ドロップで「多角柱」オブジェクトを作成します。(ここでは任意の大きさで作成します。)
2. [修正 ]パネルで [側面 ]を 8、[半径 ]を 1.2、[フィレット ]を 0.0、[高さ ]を 7.0、[側面セ
グメント ]を 3、[高さセグメント ]を 10、[スムーズ ]にチェックを入れます。
3. 「多角柱」オブジェクトが選択されている状態で、 [修正 ]パネルの [モディファイヤ リスト ]
から [ツイスト ]を選択します。[パラメータ ]ロールアウトから [ツイスト ]の [角度 ]パラメータを 200と入力します。
後でコピーをするので必ずこの位置に作成
クリックしてリストを開きます。
開いたモディファイヤリストから「ツイスト」を選択。
角度パラメータに数値を入力。
基本的な編集機能
[ 2-4 ]
4. 続けて [モディファイヤリスト ]から [テーパ ]を選択します。[パラメータ ]ロールアウトから[テーパ ]の [量 ]パラメータを -1.0と入力します。
5. [モディファイヤリスト ]から [ストレッチ ]を選択します。[パラメータ ]ロールアウトから [ストレッチ ]パラメータを -0.8と入力します。
6. [モディファイヤリスト ]から [ベンド ]を選択します。[パラメータ ]ロールアウトから [ベンド]の [角度 ]パラメータを 157、[方向 ]パラメータを -20と入力します。
[ 2-5 ]
● Step2- ケーキの作成●
7. 「多角柱」オブジェクトを複製します。ツールバーの [ 参照座標系 ] ドロップダウンリストから [ 選択 ] を選び、最初に作成した「ホース」オブジェクトをクリックします。参照座標系に [Hose01] が表示されます。座標系の中心を、
[基点中心を使用 ]フライアウトで、 [変換座標の中心を使用 ]にします。
Hint!・フライアウトフライアウトは、右下コーナーに小さな黒色の三角形が表示されているボタンから使用できるアイコン型のメニューです。フライアウトを使用するには、そのボタンを押したままにするか、短い距離をドラッグします。フライアウトメニューの項目を選択したい場合は、その項目までドラッグしてマウスボタンを離すことで使用できます。
8. トップビューをアクティブにします。作成した「多角柱」オブジェクトが選択されている状態で、[ツール ]メニューから [配列 ]を選択します。[配列変換 ]の中から [回転 ]ラベルの右の矢印ボタンをクリックします。[総数 ]の [Z]の値を 360にし、[配列の次元 ]で [1D]を選択して [数 ]パラメータを 18と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
Hose01をクリック
Hose01が追加される
※ボタンを押し続けてフライアウトさせ、一番下の「変換座標の中心を使用」ボタンを選択します。
基点を中心にし、回転しながら連続コピーされます。
基本的な編集機能
[ 2-6 ]
Hint!・変換座標ツールバーのボタンをフライアウトし、変換操作の基準となる基点を切り替えます。[ 変換座標の中心を使用 ]の場合は、[座標系 ]に影響します。例えば、[座標系 ]が [親 ]になっていると、現在選択しているオブジェクトの基点ではなく [親 ]の基点を使用するため、親を中心にした変換操作が設定できます。
■イチゴの作成
1. [作成 ]パネルから [拡張プリミティブ ]のドロップダウンリストをクリックし、[標準プリ
ミティブ ]を選択します。[オブジェクトタイプ ]から [球 ]ボタンを選択します。[オートグリッド ]にチェックが入っている場合はチェックを外します。
2. トップビューでケーキのほぼ中央に「球」を任意の大きさで作成します。[修正 ]パネルに移り [パラメータ ]ロールアウトから、[半径 ]を 1.35と入力します。
基点中心を使用個々のオブジェクトが持っている基点を使用します。初期はこの設定になっています。
選択部分の中心を使用選択しているもの(複数選択時も可)の中心に基点ができます。複数選択すると自動的に切り替わります。
変換座標の中心を使用現在使用されている座標系の中心を基点とします。選択オブジェクト以外の基点を使用する場合に選択します。
● 親
● チェックが入っている場合は外す。
[ 2-7 ]
● Step2- ケーキの作成●
3. 「球」オブジェクトが選択されている状態で [モディファイヤ ]リストから [テーパ ]を選択します。[パラメータ ]ロールアウトから [テーパ ]の [量 ]パラメータを -0.8と入力します。
4. 続けて [モディファイヤ ]リストから [ストレッチ ]を選択します。[パラメータ ]ロールアウトから [ストレッチ ]パラメータを 0.1と入力します。
5. [参照座標系 ]を [ビュー ]にし、座標系の中心を [基点中心を使用 ]に戻します。
6. 「球」オブジェクトが選択されている状態で、メインツールバーから [位置合わせ ]を選択し
ます。パースペクティブビューで「ホース」オブジェクト(ケーキの土台)をクリックします。
● クリック
基本的な編集機能
[ 2-8 ]
7. [選択の位置合わせ ]ダイアログで、初めに図 1のように [X位置 ]と [Y位置 ]を合わせて [適用]ボタンをクリックします。次に図 2のように [Z位置 ]を合わせて最後に [OK]ボタンをクリックします。
8. トップビューを右クリックで選択し、 [最小/最大切り替え」で 1画面表示にします。
ツールバーから [選択して移動 ]ボタンをクリックし、 [Shift]キーを押しながら [変換ギズモ]の Y軸に制限をかけ、図のように移動コピーします。[クローンオプション ]は [コピー ]を選択して [OK]ボタンをクリックします。
9. [参照座標系 ]を [Hose01]に変更し、座標系の中心を [変換座標の中心を使用 ]にします。
[ツール ]メニューから [配列 ]を選択し、[配列の次元 ]から [1D]の [数 ]パラメータを 12と入力して [OK]ボタンをクリックします。
図 1 図 2
[ 2-9 ]
● Step2- ケーキの作成●
10. 座標系の中心を [基点中心を使用]に戻します。 [選択して移動]ツールで、[Shift]キー
を押しながら図の位置に「球」を移動コピーします。[クローンオプション ]は [コピー ]を選択します。
11. 再び座標系の中心を [変換座標の中心を使用]にします。[ツール]メニューから[配列]を
選択し、[配列の次元]から[1D]の[数]パラメータを 6と入力して [OK]ボタンをクリックします。
基本的な編集機能
[ 2-10 ]
■マテリアルの割り当て
1. [最小/最大切り替え」で 4画面表示に戻します。
メインツールバーから [マテリアルエディタ]ボタンをクリックします。[マテリアルエディタ ]の[ブリン基本パラメータ]で[拡散反射光]の隣の [カラー見本 ]をクリックすると、[カラーセレクタ]ダイアログが表示されます。ホワイトネスのバーを一番下まで下げ、カラーを白にします。
2. [カラーセレクタ]を閉じて、「Hose01」オブジェクト(ケーキの土台)を選択します。 [マテ
リアルを選択へ割り当て]ボタンをクリックし、「Hose01」オブジェクトに割り当てます。
Hint!シーン上のオブジェクトに割り当てられているマテリアルには、四隅に三角のマークが付きます。
maxではこれをホットマテリアル(割り当て済み)とクールマテリアル(割り当てなし)と呼んでいます。
割り当て済み 割り当てなし
[ 2-11 ]
● Step2- ケーキの作成●
3. メインツールバーの [名前による選択]ボタンをクリックします。「Gengon01」から「Gengon18」
までをクリック&ドラッグで選択し、[選択]ボタンを押します。
4. [マテリアルエディタ]の [マテリアルを選択へ割り当て]ボタンをクリックします。
5. [マテリアルエディタ ]で現在選択しているマテリアルの右隣のサンプルスロットを選択します。[拡散反射光]で [カラー見本 ]の隣のボタンをクリックすると、[マテリアル/マップブラウザ]が開きます。リストから[ビットマップ]をダブルクリックし、「strawberry.jpg」を選択して[開く]ボタンを押します。イチゴの画像がサンプルスロットの球に割り当てられます。
.
クリック&ドラッグ
① ②
③ ④
基本的な編集機能
[ 2-12 ]
6. メインツールバーの [名前による選択]ボタンをクリックします。「Sphere01」から「Sphere19」
までをクリック&ドラッグで選択し、[選択]ボタンを押します。
7. [マテリアルエディタ]の [マテリアルを選択へ割り当て]ボタンをクリックし、
[ビューポートにマップを表示]ボタンをクリックしてマップを表示させます。
8. [ファイル ]メニューから [保存 ]を選択します。保存先と任意のファイル名を指定して、シーンを保存します。
■カメラの配置1. [ファイル ]メニューから [リセット ]を選択します。確認のダイアログが開くので、[はい ]を
クリックしてシーンをリセットします。[ ファイル ] メニューから [ 開く ] を選択して、「cake_scene_first.max」を開きます。
クリック&ドラッグ
[ 2-13 ]
● Step2- ケーキの作成●
2. トップビューを右クリックで選択します。 [作成 ]パネルの [カメラ ]から [ターゲット ]
を選択し、トップビュー上で左下から右上に向かってドラッグしてカメラを配置します。
3. パースペクティブビューを選択し、ビューポートラベルの上で右クリックしてメニューを表示させます。[ビューポート選択 ]の [Camera01]を選択し、カメラビューに切り替えます。
4. カメラの位置を調整します。 [選択して移動 ]ツールに切り替えて、フロントビューで高さ方
向を、トップビューで Xと Y方向を、カメラビューで確認しながら調節します。(だいたい下の図のカメラビューのような目線になるように)
ビューの左上にある“パースペクティブ”の文字の上で右クリックします。
※ 変換ギズモの X、Y軸のそれぞれに制限をかけて 移動させる。
基本的な編集機能
[ 2-14 ]
Hint!うまくいかない場合は、[ カメラをビューにマッチ ] でカメラ位置をパースペクティブビューにあわせることができます。①カメラビューを右クリックでアクティブにし、パースペクティブビューに切り替えます。② [ビュー ]メニューから [アクティブ パースペクティブビューを復元 ]を選択すると、変更されたパースペクティブビューがシーンの初期状態に戻ります。
③「カメラ」オブジェクトとパースペクティブビューが選択されている状態で、[ ビュー ] メニューから [カメラをビューにマッチ ]を選択します。④カメラ位置がパースペクティブビューの目線と一致します。
■ライトの設定1. シーンにライトを合成します。[ ファイル ] メニューから [ 合成 ] を選択して
「candle_scene_gousei.max」を開きます。合成のダイアログから [ すべて ] ボタンをクリックし、OKボタンを押します。
[ 2-15 ]
● Step2- ケーキの作成●
2. シーンに、選択したライトが合成されます。(「Omni06」「Omni07」は非表示の設定になっています。)
Hint!ライトを作成すると暗くなる理由ライトを何も作成していなくてもシーンには規定値のライトが2つ、対角の位置に存在します。ライトを1つでも作成すると規定値のライトは消え、作成したライトのみになります。そのため位置や数によっては暗く見えることがあります。作成したライトをすべて消去すると、再度規定値のライトが照らされます。
3. 「Omni01」が選択されている状態で、 [修正 ]パネルの [強度 /カラー /減衰 ]パラメータの数
値を設定します。[強度 ]を 0.0、その隣のカラーボタンをクリックしてカラーをごく淡いオレンジ色(図を参照)にします。[遠方減衰 ]の [使用 ]にチェックを入れ、[開始フレーム ]を 10.0、[終了フレーム ]を 30.0と入力します。
基本的な編集機能
[ 2-16 ]
■アニメーションの設定1. 画面下の [オートキー ]をクリックします。[タイムスライダ ]をドラッグして 50フレームに移
動させます。
2. [強度 /カラー /減衰 ]パラメータの [強度 ]の数値を 0.45と入力します。50フレームにキーが設定されたら、画面下の [オートキー ]をクリックしてオフにします。
3. 「Omni01」ライトを、ケーキ上のキャンドルの数だけ複製します。ツールバーの [参照座標系 ]ドロップダウンリストの中から [選択 ]を選び、カメラビューからケーキの土台部分をクリックし
ます。参照座標系には「cake」が表示されます。座標系の中心を [変換座標の中心を使用 ]に
します。
4. 「Omni01」が選択されている状態で、[ツール ]メニューから [配列 ]を選択します。[配列変換 ]から [回転 ]ラベルの右の矢印ボタンをクリックして、[総数 ]セクションの [Z]の値を 360にします。[配列の次元 ]で [1D]を選択して [数 ]パラメータを 5と入力し、[OK]ボタンをクリックします。5本のキャンドルの上にそれぞれライトが配置されます。
5. [アニメーションを再生 ]ボタンで確認します。
50フレームに移動
※ 必ず OFF にする。
ケーキの土台をクリック cakeが追加される
[ 2-17 ]
● Step2- ケーキの作成●
■レンダリング1. ここでは静止画像をレンダリングします。[タイムスライダ ]を 100フレームまで移動させて、カ
メラビューをアクティブにします。
2. 一度 [クイックレンダリング ]をクリックして確認します。(アクティブなビューがレンダリ
ングされます。)
3. レンダリング画像を閉じて、次に [シーンをレンダリング ]ボタンをクリックして、[シーン
をレンダリング ]ダイアログを表示させます。
4. パラメータを変更してレンダリングしてみます。今回は静止画像をレンダリングするので、[ 時間出力 ]では [単一 ]を選択します。[共通パラメータ ]ロールアウトの [出力イメージサイズ ]では [640× 480]のボタンをクリックします。
基本的な編集機能
[ 2-18 ]
5. [レンダリング出力 ]でレンダリング画像の保存先を指定します。[ファイル ]ボタンをクリックし、保存先を指定します。[ ファイルの種類 ] から保存形式を指定(ここではビットマップ形式を指定)し、[保存 ]ボタンをクリックします。
6. 最後に、[ レンダリング ] ボタンをクリックし、レンダリングを開始します。レンダリング画像を確認できるプレビュー画面が表示されます。
7. 保存されたファイルを 3dsmax上で確認するには、[ファイル ]メニューの [イメージファイルを表示 ]を選択します。[ファイルを表示 ]のダイアログで保存したファイルを選択して確認します。
Hint!アニメーションのレンダリングをしたい場合には、[シーンをレンダリング]でパラメータを変更します。[時間出力 ]グループで [アクティブタイムセグメント ]を選択すると、全フレームをレンダリングすることができます。
[ 2-19 ]
● Step2- ケーキの作成●