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C120-E383-01

SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド · はじめてのサーバの電源投入 25 電源投入の概要 25 システムコンソール 25 alom cmt

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SPARC® Enterprise T1000 サーバインストレーションガイド

Manual Code : C120-E383-01Part No. 875-4175-10April 2007

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C120-E383-01

Copyright 2007 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054, U.S.A. All rights reserved.

本書には、富士通株式会社により提供および修正された技術情報が含まれています。

Sun Microsystems, Inc. および富士通株式会社は、それぞれ本書に記述されている製品および技術に関する知的所有権を所有または管理しています。これらの製品、技術、および本書は、著作権法、特許権などの知的所有権に関する法律および国際条約により保護されています。これらの製品、技術、および本書に対してSun Microsystems, Inc. および富士通株式会社が有する知的所有権には、http://www.sun.com/patents に掲載されているひとつまたは複数の米国特許、および米国ならびにその他の国におけるひとつまたは複数の特許または出願中の特許が含まれています。

本書およびそれに付属する製品および技術は、その使用、複製、頒布および逆コンパイルを制限するライセンスのもとにおいて頒布されます。富士通株式会社とSun Microsystems, Inc. およびそのライセンサーの書面による事前の許可なく、このような製品または技術および本書のいかなる部分も、いかなる方法によっても複製することが禁じられます。本書の提供は、明示的であるか黙示的であるかを問わず、本製品またはそれに付随する技術に関するいかなる権利またはライセンスを付与するものでもありません。本書は、富士通株式会社またはSun Microsystems, Inc. の一部、あるいはそのいずれかの関連会社のいかなる種類の義務を含むものでも示すものでもありません。

本書および本書に記述されている製品および技術には、ソフトウェアおよびフォント技術を含む第三者の知的財産が含まれている場合があります。これらの知的財産は、著作権法により保護されているか、または提供者から富士通株式会社および/ またはSun Microsystems, Inc. へライセンスが付与されているか、あるいはその両方です。

GPL または LGPL が適用されたソースコードの複製は、GPL または LGPL の規約に従い、該当する場合に、一般ユーザーからのお申し込みに応じて入手可能です。富士通株式会社またはSun Microsystems, Inc.にお問い合わせください。

この配布には、第三者が開発した構成要素が含まれている可能性があります。

本製品の一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている Berkeley BSD システムに基づいていることがあります。UNIX は、X/Open Company Limited が独占的にライセンスしている米国ならびに他の国における登録商標です。

Sun、Sun Microsystems、Sunのロゴ、Java、Netra、Solaris、Sun StorEdge、docs.sun.com、OpenBoot、SunVTS、SunSolve、CoolThreads、J2EEおよびSun Fireは、米国およびその他の国におけるSun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。

富士通および富士通のロゴマークは、富士通株式会社の登録商標です。

すべての SPARC 商標は、 SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の米国およびその他の国における登録商標です。SPARC 商標が付いた製品は、Sun Microsystems, Inc. が開発したアーキテクチャーに基づくものです。

SPARC64 は、Fujitsu Microelectronics, Inc. および富士通株式会社が SPARC International, Inc. のライセンスを受けて使用している同社の商標です。

OPEN LOOK および SunTM Graphical User Interface は、Sun Microsystems, Inc. が自社のユーザーおよびライセンス実施権者向けに開発しました。Sun Microsystems, Inc. は、コンピュータ産業用のビジュアルまたは グラフィカル・ユーザーインタフェースの概念の研究開発における Xerox 社の先駆者としての成果を認めるものです。Sun Microsystems, Inc. は Xerox 社から Xerox Graphical User Interfaceの非独占的ライセンスを取得しており、このライセンスは、OPEN LOOK GUIを実装しているかまたはSunの書面によるライセンス契約を満たすSun Microsystems, Inc. のライセンス実施権者にも適用されます。

United States Government Rights - Commercial use. U.S. Government users are subject to the standard government user license agreements of Sun Microsystems, Inc. and Fujitsu Limited and the applicable provisions of the FAR and its supplements.

免責条項: 本書または本書に記述されている製品や技術に関して富士通株式会社、Sun Microsystems, Inc. またはそのいずれかの関連会社が行う保証は、製品または技術の提供に適用されるライセンス契約で明示的に規定されている保証に限ります。このような契約で明示的に規定された保証を除き、富士通株式会社、Sun Microsystems, Inc. およびそのいずれかの関連会社は、製品、技術、または本書に関して、明示、黙示を問わず、いかなる種類の保証も行いません。これらの製品、技術、または本書は、現状のまま提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も、かかる免責が法的に無効とされた場合を除き、行われないものとします。このような契約で明示的に規定されていないかぎり、富士通株式会社、Sun Microsystems, Inc. またはそのいずれかの関連会社は、いかなる法理論のもとの第三者に対しても、その収益の損失、有用性またはデータに関する損失、あるいは業務の中断について、あるいは間接的損害、特別損害、付随的損害、または結果的損害について、そのような損害の可能性が示唆されていた場合であっても、適用される法律が許容する範囲内で、いかなる責任も負いません。

本書は、「現状のまま」提供され、商品性、特定目的への適合性または第三者の権利の非侵害の黙示の保証を含みそれに限定されない、明示的であるか黙示的であるかを問わない、なんらの保証も、かかる免責が法的に無効とされた場合を除き、行われないものとします。

原典: SPARC Enterprise T1000 Server Installation GuideManual Code: C120-E383-01EN

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目次

はじめに xiii

1. 設置の準備 1

サーバの概要 2

必要な工具 2

オプションのコンポーネント 3

設置の概要 3

スライドレール構成部品の注意事項 5

ケーブル管理に関する注意事項 8

データポートおよびケーブル配線に関する注意事項 9

ポートの場所 9

ケーブル配線の注意 9

安全のための注意事項 10

2. サーバの取り付け 11

ラックマウントキット 11

サーバのラックへの設置 12

▼ 固定部品を取り付ける 12

▼ スライドレールを取り付ける 15

▼ サーバをラックに取り付ける 19

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▼ ケーブル管理留め具を取り付ける 20

保守目的でのラックからのサーバの取り外し 21

サーバのケーブル接続 21

▼ SC シリアル管理ポートに接続する 22

▼ SC ネットワーク管理ポートに接続する 22

▼ Ethernet ネットワークケーブルに接続する 23

TTYA シリアルポート 23

▼ AC 電源ケーブルをサーバに接続する 23

3. システムの電源投入 25

はじめてのサーバの電源投入 25

電源投入の概要 25

システムコンソール 25

ALOM CMT システムコントローラ 26

パスワード 26

▼ はじめてシステムに電源を入れる 26

ALOM CMT システムコントローラへのログイン 29

▼ シリアル管理ポートを使用してシステムコントローラにログインする29

▼ ネットワーク管理ポートを使用してシステムコントローラにログインする 30

▼ システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する 31

▼ システムコントローラをリセットする 34

一般的な処理での ALOM CMT システムコントローラの使用 35

▼ 電源投入シーケンスを開始する 35

▼ システムコンソールに接続する 36

▼ システムの正常な初期化を実行する 37

Solaris オペレーティングシステムの起動 39

▼ Solaris オペレーティングシステムを起動する 39

▼ システムをリセットする (任意) 40

iv SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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▼ システムの電源を再投入する 40

A. サーバのファームウェアの更新 43

フラッシュイメージの概要 43

ファームウェアの更新 43

▼ ファームウェアを更新する 44

B. 起動デバイスの選択 47

ネットワークへのネットワークインタフェースの接続 47

▼ ネットワークインタフェースをネットワークに接続する 48

C. ネットワーク管理ポートの構成 49

システムコントローラのネットワーク管理ポートの構成 49

▼ システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する 49

索引 53

目次 v

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vi SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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図目次

図 1-1 サーバ 2

図 1-2 スライドレール構成部品 6

図 1-3 固定部品のロック 7

図 1-4 ケーブル管理留め具 8

図 1-5 背面パネルのポートおよびコネクタの位置 9

図 2-1 スライドレール構成部品のロックの解除 12

図 2-2 固定部品のリリースボタン 13

図 2-3 固定部品のシャーシへの取り付け 14

図 2-4 スライドレールの脱落防止機構付きねじ 15

図 2-5 拡張部品の使用 16

図 2-6 スライドレールの取り付け 17

図 2-7 スライドレールの間隔ツールを使用したスライドレール間の間隔の調整 18

図 2-8 スライドレールへのシャーシの取り付け 20

図 2-9 背面パネルのコネクタ 21

図 2-10 システムコントローラのシリアルポートおよびネットワークポート (シャーシ背面) 22

図 2-11 シリアルポート (TTYA) 23

図 3-1 AC コネクタ 27

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viii SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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表目次

表 1-1 Ethernet 接続の転送速度 10

表 3-1 サーバのデバイス一覧 38

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x SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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コード例

コード例 3-1 起動手順の例 27

コード例 3-2 システムの正常な初期化の出力例 37

コード例 3-3 ディスク 0 からのサーバの起動の例 39

コード例 A-1 ファームウェア更新後の標準的な起動手順 45

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xii SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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はじめに

『SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド』では、SPARC Enterprise T1000 サーバの設置に役立つ手順、基本的な情報、および参考資料について説明します。

このマニュアルの設置に関する手順は、システム管理者が Solaris™ オペレーティングシステム (Solaris OS) を使用した経験があることを前提としています。

注 – すべての内部コンポーネントの取り付けは、認定された保守技術者のみが行なってください。

安全な使用のためにこのマニュアルには当製品を安全に使用していただくための重要な情報が記載されています。当製品を使用する前に、このマニュアルを熟読してください。特にこのマニュアルに記載されている「安全上の注意事項」をよく読み、理解したうえで当製品を使用してください。また、このマニュアルは大切に保管してください。富士通は、使用者および周囲の方の身体や財産に被害を及ぼすことなく安全に使っていただくために細心の注意を払っています。本製品を使用する際は、マニュアルの説明に従ってください。

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マニュアルの構成このマニュアルは、次の章で構成されています。

第 1 章では、SPARC Enterprise T1000 サーバの設置の概要について説明します。

第 2 章では、SPARC Enterprise T1000 サーバのラックへの取り付け手順について説明します。

第 3 章では、サーバの構成と電源投入、および追加ソフトウェアのインストールについて説明します。

付録 A では、システムコントローラファームウェアおよびホストファームウェアの更新手順について説明します。

付録 B では、起動デバイスの選択手順について説明します。

付録 Cでは、システムファームウェア 6.2 より前のバージョンのファームウェアを使用するサーバを構成する手順について説明します

索引読者が本書から必要事項をすぐ捜し出せるように、キーワードと参照ページとの対応を示しています。

関連マニュアルSPARC Enterpriseシリーズのすべてのマニュアルは、次のウェブサイトで 新版を提供しています。

国内

http://primeserver.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/

海外

http://www.fujitsu.com/sparcenterprise/manual/

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注 – 本製品の 新情報はプロダクトノートで確認してください。プロダクトノートはウェブサイトにだけ公開されています。

『Enhanced Support Facility 3.x』CD-ROMで提供されるもの■ リモート保守サービス

タイトル 説明 コード

SPARC Enterprise T1000 サーバ プロダクトノート

新の製品の更新および問題に関する情報

C120-E381

SPARC Enterprise T1000 サーバ 設置計画マニュアル

設置計画のためのサーバ仕様 C120-H018

SPARC Enterprise T1000 サーバ はじめにお読みください

システムを設置し、迅速に稼動させるための参照先マニュアルに関する情報

C120-E379XA

SPARC Enterprise T1000 サーバ 製品概要

サーバの機能の概要 C120-E380

SPARC Enterprise T1000 サーバ サービスマニュアル

サーバの障害追跡のための診断の実行方法と、サーバの部品の取り外しおよび交換方法

C120-E384

SPARC Enterprise T1000 サーバ アドミニストレーションガイド

サーバ固有の管理作業の実行方法 C120-E385

Advanced Lights out Management (ALOM)

CMT v1.x ガイド

Advanced Lights Out Manager (ALOM) ソフトウェアを使用する方法

C120-E386

SPARC Enterprise T1000 サーバ 安全に使用していただくために

本製品の安全性および適合性に関する情報

C120-E382XA

タイトル コード

Enhanced Support Facilityユーザーズガイド REMCS編 C112-B067

はじめに xv

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UNIX コマンドについてこのマニュアルには、システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成などに使用する基本的な UNIX® コマンドと操作手順に関する説明は含まれていない可能性があります。これらについては、以下を参照してください。

■ 使用しているシステムに付属のソフトウェアマニュアル

■ 下記にある Solaris™ オペレーティングシステムのマニュアル

http://docs.sun.com

書体と記号について

書体または記号*

* 使用しているブラウザにより、これらの設定と異なって表示される場合があります。

意味 例

AaBbCc123 コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例。

.login ファイルを編集します。

ls -a を実行します。

% You have mail.

AaBbCc123 ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して表します。

% su

Password:

AaBbCc123 コマンド行の可変部分。実際の名前や値と置き換えてください。

rm filename と入力します。

『 』 参照する書名を示します。 『Solaris ユーザーマニュアル』

「 」 参照する章、節、または、強調する語を示します。

第 6 章「データの管理」を参照。

この操作ができるのは「スーパーユーザー」だけです。

\ 枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。

% grep ‘^#define \

XV_VERSION_STRING’

xvi SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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シェルプロンプトについて

警告表示について本書では以下の表示を使用して、使用者や周囲の方の身体や財産に損害を与えないための警告や使用者にとって価値のある重要な情報を示しています。

警告 – 「警告」とは、正しく使用しない場合、死亡する、または重傷を負うことがあり得ること(潜在的な危険状態)を示しています。

注意 – 「注意」とは、正しく使用しない場合、軽傷、または中程度の傷害を負うことがあり得ることと、当該製品自身またはその他の使用者などの財産に、損害が生じる危険性があることを示しています。

参考 – 「参考」とは、効果的な使い方など、使用者にとって価値のある情報であることを示しています。

シェル プロンプト

UNIX の C シェル machine_name%

UNIX の Bourne シェルと Korn シェル $

スーパーユーザー (シェルの種類を問わない) #

はじめに xvii

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本文中の警告表示の仕方

警告レベルの記号の後ろに警告文が続きます。警告文は、 通常の記述と区別するため、 行端を変えています。さらに、通常の記述行からは、前後1行ずつ空けています。

注意 – 本製品および弊社提供のオプション製品について、以下に示す作業は当社技術員が行います。お客様は絶対に作業しないようお願いします。故障の原因となる恐れがあります。

■ 内蔵オプション装置の取付け/取外し)

また、重要な警告表示は、「安全上の注意事項」の中に「重要な警告事項の一覧」としてまとめて記載しています。

xviii SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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安全上の注意事項

重要な警告事項の一覧本マニュアル中に記載している重要な警告事項は以下のとおりです。

注意 – 「注意」とは、正しく使用しない場合、軽傷、または中程度の傷害を負うことがあり得ることと、当該製品自身またはその他の使用者などの財産に、損害が生じる危険性があることを示しています。

作業区分 警告事項

装置設置時 感電・発火

サーバおよび関連機器が適切にアースされていないと、感電する可能性があります。

装置損傷

取り付け作業を開始する前に、キャビネットまたはラックに転倒防止バーを配置してください。

サーバの重量は約 18 kg (40 ポンド) です。この章の手順に従って、システムを持ち上げてラック格納装置に取り付けるには、2 人の作業員が必要です。

2 人で行う手順については、各手順の前後および作業中に常に意思の疎通を図り、混乱が起こらないようにしてください。

伸ばしたスライドレール上のサーバの重量によって、キャビネットが転倒する可能性があります。

はじめに xix

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警告ラベル

当製品には以下のようにラベルが貼付してあります。

■ ラベルは絶対にはがさないでください。

■ 以下のラベルは当製品の使用者を対象としています。

SPARC Enterprise T1000 のサンプル

xx SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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製品取扱い上の注意事項

メンテナンスについて

警告 – 本製品、および当社提供のオプション製品について、以下に示す作業は当社技術員が行います。お客様は絶対に作業しないようお願いします。感電・負傷・発火のおそれがあります。

■ 各装置の新規設置と移設、および初期設定

■ 前面、後面および側面カバーの取外し

■ 内蔵オプション装置の取付け/取外し

■ 外部インターフェースケーブルの抜差し

■ メンテナンス(修理と定期的な診断と保守)

注意 – 本製品および当社提供のオプション製品について、以下に示す作業は当社技術員が行います。お客様は絶対に作業しないようにお願いします。故障の原因となるおそれがあります。

■ お客様のお手元に届いたオプションアダプタなどの開梱

■ 外部インターフェースケーブルの抜差し

本製品の改造/再生について

注意 – 本製品に改造を加えたり、本製品の中古品を再生して使用すると、使用者や周囲の方の身体や財産に予期しない損害が生じるおそれがあります。

はじめに xxi

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使用済製品の引取りとリサイクルについてのお願い ■ この製品の所有権が事業主の場合には、使用後に廃棄される製品は産業廃棄物扱

いとなり、廃棄する際にはマニフェスト伝票(廃棄物管理表)の発行が必要となります。

■ 製品所有者が当社に廃棄を依頼される場合には、“富士通リサイクル受付センター”をご利用ください。

■ 詳しくは、環境活動のホームページ(http://eco.fujitsu.com/jp/)の“富士通リサイクルシステム”(http://eco.fujitsu.com/jp/5g/products/recycleindex.html)をご覧いただくか、または担当営業にお問合せください。

■ なお、“富士通パソコンリサイクル受付センター”は、個人のお客様専用受付窓口のため、ご利用いただけませんのでご注意ください。

■ 当社では、富士通リサイクルシステムを構築し、リサイクルセンターでの使用済製品の解体、分別処理により、部品の再使用や材料へのリサイクルを行っています。

廃棄・譲渡時のハードディスク上のデータ消去に関するご注意■ 本機器を使用していた状態のまま廃棄・譲渡すると、ハードディスク内のデータ

を第三者に読み取られ、予期しない用途に利用される恐れがあります。機密情報や重要なデータの流出を防ぐためには、本機器を廃棄・譲渡する際に、ハードディスク上のすべてのデータを消去することが必要となります。

■ ところが、ハードディスク上のデータを消去するというのは、それほど容易なことではありません。ハードディスクを初期化(フォーマット)したり、OS 上からファイルを削除する操作をしただけでは、一見データが消去されたように見えますが、ただ単にOS 上でそれらのデータを呼び出す処理ができなくなっただけあり、悪意を持った第三者によってデータが復元される恐れがあります。

■ したがって、お客様の機密情報や重要なデータをハードディスク上に保存していた場合には、上に挙げるような操作をするだけでなく、データ消去のサービスを利用するなどして、これらのデータを完全に消去し、復元されないようにすることをお勧めします。

■ お客様が、廃棄・譲渡等を行う際に、ハードディスク上の重要なデータが流出するというトラブルを回避するためには、ハードディスクに記録された全データを、お客様の責任において消去することが非常に重要となります。

xxii SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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■ なお、ソフトウェア使用許諾(ライセンス)契約により、ソフトウェア(OS やアプリケーション・ソフトウェア)の第三者への譲渡が制限されている場合、ハードディスク上のソフトウェアを削除することなくサーバなどを譲渡すると、契約違反となる可能性があるため、そうした観点からも十分な確認を行う必要があります。

■ 弊社では、お客様の機密情報や重要なデータの漏洩を防止するため、お客様が本機器を廃棄・譲渡する際にハードディスク上のデータやソフトウェアを消去するサービスを提供しておりますので、是非ご利用ください。

データ消去サービス

弊社の専門スタッフがお客様のもとにお伺いし、短時間で、磁気ディスクおよび磁気テープ媒体上のデータなどを消去するサービスです。

■ 詳しくは、ストレージ統合サービス(http://storage-system.fujitsu.com/jp/service/integrate/)をご覧ください。

はじめに xxiii

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マニュアルへのコメント本マニュアルに関するご意見、ご要望または内容に不明確な部分がございましたら、下記内容

を具体的にご記入の上、担当 SE、販売員または担当講師にお渡しください。

xxiv SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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第 1 章

設置の準備

この章では、サーバの設置について説明し、第 2 章以降で説明する取り付け手順に関する基本的な情報を示します。

この章は、次のセクションで構成されています。

■ 2 ページの「必要な工具」■ 3 ページの「オプションのコンポーネント」■ 3 ページの「設置の概要」■ 5 ページの「スライドレール構成部品の注意事項」■ 8 ページの「ケーブル管理に関する注意事項」■ 9 ページの「データポートおよびケーブル配線に関する注意事項」■ 10 ページの「安全のための注意事項」

1

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サーバの概要図 1-1 にサーバを示します。

図 1-1 サーバ

必要な工具■ プラスのねじ回し (Phillips の 2 番)■ ESD マットおよびアースストラップ

2 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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オプションのコンポーネントサーバの標準コンポーネントは出荷時に取り付けられています。ただし、増設メモリーや PCI カードなどのオプションを注文した場合、これらは個別に出荷される場合があります。サーバをラックに取り付ける前に、これらのコンポーネントを取り付けてください。

出荷時に取り付けられないその他のオプションを注文した場合、取り付け手順については『SPARC Enterprise T1000 サーバ サービスマニュアル』を参照してください。

注 – すべての内部コンポーネントの取り付けは、認定された保守技術者のみが行なってください。

注意 – 静電気による損傷によって、システムが永続的に使用できなくなるか、または保守技術者による修理が必要になることがあります。コンポーネントは、静電気防止用マット、静電気防止袋、または使い捨ての静電気防止用マットなどの、静電気防止面に置いてください。システムコンポーネントを取り扱うときは、シャーシの金属面に接続された静電防止用アースストラップを着用してください。

注 – オプションのコンポーネントのリストは、予告なしに更新される可能性があります。

設置の概要この設置マニュアルで説明する手順は、次の順序で実行する必要があります。

1. 使用するサーバと一緒に出荷されるコンポーネントがすべて届いていることを確認します。

2. 使用しているシステムの設定情報を収集します。次のパラメータなどの詳細情報については、システム管理者に確認してください。

■ ゲートウェイの IP アドレス■ システムコントローラの IP アドレス■ ネットマスク

第 1 章 設置の準備 3

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3. システムと同梱されているオプションのコンポーネントを取り付けます。増設メモリーなど、その他のオプションのコンポーネントを購入した場合は、サーバをラックに取り付ける前にこれらのコンポーネントを取り付けてください。3 ページの「オプションのコンポーネント」を参照してください。

4. ラックまたは装置キャビネットにサーバを取り付けます。19 ページの「サーバをラックに取り付ける」を参照してください。

注 – このマニュアルでは、ラックという用語はオープンラックまたはクローズキャビネットのいずれかを意味します。

5. サーバをシリアル端末または端末エミュレータ (PC またはワークステーション) に接続して、システムメッセージを表示します。25 ページの「はじめてのサーバの電源投入」を参照してください。

参考 – 電源ケーブルを接続する前にシリアル端末または端末エミュレータを接続するようにしてください。システムに AC 電源を接続するとすぐに、システムコントローラの電源が入り、診断が実行されます。診断テストで問題が発見されると、シリアル端末に出力されます。詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT ガイド』を参照してください。

6. データケーブルをサーバに接続します。 ただし、AC 電源ケーブルはまだ接続しないでください。21 ページの「サーバのケーブル接続」を参照してください。

7. AC 電源ケーブルをサーバに接続し、エラーメッセージが表示されるかどうかを確認します。25 ページの「はじめてのサーバの電源投入」を参照してください。

注意 – サーバおよび関連機器が適切にアースされていないと、感電する可能性があります。

注 – システムコントローラ (SC) は、3.3 V のスタンバイ電圧で動作します。システムに AC 電源が接続されるとすぐに、システムコントローラの電源が入り、診断が実行され、ALOM CMT ファームウェアが初期化されます。

8. システムコントローラの起動後に、シリアル管理ポートを介して ALOM CMT コマンド行インタフェースにアクセスします。29 ページの「シリアル管理ポートを使用してシステムコントローラにログインする」を参照してください。

9. SC ネットワーク管理ポートを構成します。31 ページの「システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する」を参照してください。

10. システムコントローラをリセットして、新しい構成を有効にします。34 ページの「システムコントローラをリセットする」を参照してください。

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11. ALOM CMT ソフトウェアを使用してサーバに電源を入れます。35 ページの「電源投入シーケンスを開始する」を参照してください。

12. Solaris OS を構成します。39 ページの「Solaris オペレーティングシステムを起動する」を参照してください。

Solaris OS は、サーバにプリインストールされています。電源を入れると、自動的に Solaris OS の設定手順に進みます。39 ページの「Solaris オペレーティングシステムを起動する」を参照してください。

13. サーバに必要なパッチ (1 つまたは複数) をインストールします。

必要なパッチのリストについては、『プロダクトノート』を参照してください。

14. (省略可能) Solaris メディアキットから追加ソフトウェアを読み込みます。

Solaris メディアキット (別売) には、サーバの操作、設定、および管理に役立つソフトウェアが収録された CD が複数含まれています。収録されているすべてのソフトウェアのリストおよびインストール手順の詳細は、メディアキットに付属のマニュアルを参照してください。

スライドレール構成部品の注意事項ラックマウントキットには、スライドレール構成部品が 2 セット含まれています。各スライドレール構成部品は、ラックの右側または左側のどちらにも取り付けることができます。

スライドレール構成部品は、前面セクション、スライドする背面セクション、および取り外し可能な固定部品の 3 つの主要なセクションで構成されています (図 1-2)。また、ラックマウントキットには拡張部品が 2 つ含まれています。

第 1 章 設置の準備 5

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図 1-2 スライドレール構成部品

スライドレール構成部品には、次の特徴があります。

■ スライドレールは、前面セクションおよび背面セクションで構成されています。前面セクションおよび背面セクションを、610 mm (24 インチ) ~ 740 mm (29.0 インチ) のラックの奥行に合わせて伸ばします。

■ 取り付けレールキットには拡張部品が含まれています。拡張部品を使用すると、各スライドレールは 73 mm (2.9 インチ) 長くなります。

■ 固定部品は、スライドレールから 330 mm (13 インチ) スライドさせると、適切な位置でロックされます。固定部品のロックを解除すると、さらに 100 mm (4 インチ) スライドしてからスライドレールから外れます。この固定部品は、サーバシャーシの側面に直接取り付けます。

■ サーバの各固定部品には、ロックが 2 つ付いています (図 1-3)。ロックを使用して、固定部品を前方へスライドさせることができます。固定部品のリリースボタンを使用すると、スライドレールから固定部品を取り外すことができます。リリースボタンは、固定部品をスライドレールへ押し込むときにも使用します。

拡張部品

前面セクション

固定部品( 取り外した状態 )

背面セクション

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図 1-3 固定部品のロック

固定部品のリリースボタン

固定部品のロック ( ボタン 2 つ )

第 1 章 設置の準備 7

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ケーブル管理に関する注意事項サーバのスライドレールキットには、ケーブル管理留め具 (図 1-4) が含まれています。ケーブル管理留め具は、スライドレールに取り付けます。この留め具にケーブルを取り付けるには、ケーブルタイまたはケーブルストラップを使用してください。

図 1-4 ケーブル管理留め具

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データポートおよびケーブル配線に関する注意事項

ポートの場所

図 1-5 に、サーバのポートを示します。

図 1-5 背面パネルのポートおよびコネクタの位置

ケーブル配線の注意

次に、サーバのケーブル接続およびポートの一覧を示します。

■ サーバのケーブル接続の 小構成:

■ 1 つ以上のシステムボード上の Ethernet ネットワーク接続 (NET ポート)■ システムコントローラのシリアル管理ポート (SERIAL MGT ポート)■ システムコントローラのネットワーク管理ポート (NET MGT ポート)■ 電源ケーブル

■ システムコントローラ (SC) 管理ポート。ALOM CMT システムコントローラで使用する SC 管理ポートは、2 つあります。

■ SC シリアル管理ポート (ラベル SERIAL MGT) では RJ-45 ケーブルを使用します。このポートは常に使用可能です。このポートは、ALOM CMT システムコントローラへのデフォルトの接続です。

■ SC ネットワーク管理ポート (ラベル NET MGT) は、ALOM CMT システムコントローラへのオプションの接続です。31 ページの「システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する」を参照してください。SC ネットワーク管理ポートでは、10/100 BASE-T 接続用に RJ-45 ケーブルを使用します。このポートでは、ギガビットネットワークへの接続はサポートされていません。

SC ネットワーク管理ポート

SC シリアル管理ポート

NET3

NET2

NET1

NET0 シリアルポート

AC 電源差し込み口

第 1 章 設置の準備 9

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詳細は、『SPARC Enterprise T1000 サーバ 製品概要』を参照してください。

■ Ethernet ポート。サーバの Ethernet インタフェースは、10 Mbps、100 Mbps、および 1000 Mbps で動作します。Ethernet ポートの転送速度を表 1-1 に示します。

■ TTYA シリアルポート。シリアルデバイス用のヌルモデムケーブルが付いた DB-9 コネクタを使用します。このポートは、Solaris OS および OpenBoot PROM™ メッセージでは ttya と表示されます。このポートは、SC シリアル管理ポートには接続されません。

■ AC 電源ケーブル。AC 電源ケーブルを電源に接続するとすぐに、サーバがスタンバイモードになり、ALOM CMT システムコントローラが初期化されます。

参考 – 電源ケーブルを接続する前にシリアル端末または端末エミュレータを接続するようにしてください。システムに AC 電源を接続するとすぐに、システムコントローラの電源が入り、診断が実行されます。診断テストで問題が発見されると、シリアル端末に出力されます。詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT v1.2 ガイド』を参照してください。

安全のための注意事項

注意 – 取り付け作業を開始する前に、装置ラックに転倒防止機能を配置してください。

表 1-1 Ethernet 接続の転送速度

接続タイプ IEEE 用語 転送速度

Ethernet 10BASE-T 10 Mbps

Fast Ethernet 100BASE-TX 100 Mbps

ギガビット Ethernet 1000BASE-T 1000 Mbps

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第 2 章

サーバの取り付け

この章では、装置ラックにサーバを取り付ける手順について説明します。この章は、次のセクションで構成されています。

■ 11 ページの「ラックマウントキット」■ 12 ページの「サーバのラックへの設置」■ 21 ページの「保守目的でのラックからのサーバの取り外し」■ 21 ページの「サーバのケーブル接続」

注 – サーバの取り付けを開始する前に、部品がすべてそろっていることを確認してください。

注 – このマニュアルでは、「左」および「右」という表現は、システムを前面または背面のいずれかから見た場合のユーザーにとっての左および右を指しています。

ラックマウントキットサーバのラックマウントキットには、取り付けスライドが 2 つ、スライド間隔ツールが 1 つ、およびケーブル管理留め具が 1 つ含まれています。また、キットには拡張部品も 2 つ含まれており、 大 1000 mm (39.5 インチ) の奥行のラックに対応します。

マウントキットには、各種ラックに適合するさまざまな種類のねじおよびナットも含まれています。予備のねじおよびナットもあります。

11

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サーバのラックへの設置

▼ 固定部品を取り付ける

1. 両方の固定部品をそれぞれのスライドレールから完全に引き出します。

a. スライドレールロックの上下のロックボタンを同時に押し続けます (図 2-1)。

図 2-1 スライドレール構成部品のロックの解除

b. 固定部品が止まるまで引き出します。

c. 固定部品のリリースボタンを左方向にスライドさせて (図 2-2)、固定部品をスライドレールから完全に引き出します。

12 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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図 2-2 固定部品のリリースボタン

2. サーバシャーシの右側に固定部品を取り付けます。

a. スライドレールロックを前面側にして、固定部品の 2 つのはめ込み用の穴とシャーシ側面の 2 つの位置決め用のピンの位置を合わせて、サーバのシャーシに固定部品を配置します (図 2-3)。

第 2 章 サーバの取り付け 13

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図 2-3 固定部品のシャーシへの取り付け

b. 固定部品の 2 つのはめ込み用の穴を通して突き出た 2 つの位置決め用のピンの先端を使用して、部品がカチッと音を立ててロックされるまで、固定部品をシャーシの前面に向かってスライドさせます。

c. 位置決め用のピンがどちらもはめ込み用の穴に固定され、前面側の位置決め用のピンが固定部品のロックにかみ合っていることを確認します (図 2-3)。

3. サーバシャーシの左側に 2 つめの固定部品を取り付けます。

14 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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▼ スライドレールを取り付ける

1. ラックポストにスライドレールを取り付けるときに使用する、ラックのねじ穴の番号を確認します。

ほとんどのラックポストには、ラックユニット (1.75 インチまたは 45 mm) を単位とする目盛りが付けられています。サーバには、1 ラックユニットのスペースが必要です。

2. スライドレールを取り付けるために使用するねじを確認します。

■ 使用しているラックのラックポストにねじ込み式の取り付け用ねじ穴がある場合は、ねじ山がメトリックか標準かを確認します。マウントキットに含まれているパッケージから適切なねじを選択します。

■ 使用しているラックにねじ込み式の取り付け用ねじ穴がない場合、取り付けねじは固定部品およびラックポストに通してからケージナットを使用して固定します。マウントキットに含まれているパッケージから適切なねじおよびナットを選択します。

3. 各スライドレールの 2 本の脱落防止機構付きねじ (図 2-4) を、およそ 4 分の 1 回転させて緩めます。

この処置によって、背面セクションが動くようになり、各スライドレールの長さの調整が可能になります。

図 2-4 スライドレールの脱落防止機構付きねじ

前面

第 2 章 サーバの取り付け 15

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4. スライドレールに拡張部品が必要かどうかを確認します。

通常のラックの取り付けでは、スライドレールの拡張部品は必要ありません。ただし、次に示す条件では拡張部品の取り付けが必要になる場合があります。

■ ラックの奥行が 740 mm (29.0 インチ) よりも長い場合。

■ スライドレールの端をラックの側面に取り付ける必要がある場合。

必要に応じて、図 2-5 に示すように、M6 ねじを使用して各スライドレールの背面側に拡張部品を取り付けます。

図 2-5 拡張部品の使用

注 – 非常にまれに、側面のフランジを前方側にして拡張部品を取り付ける必要がある場合があります。

背面

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5. スライドレールを前面右側のラックポストに取り付けます (図 2-6)。

a. ラックポストのねじ穴のサイズに合う M5 または M6 ねじを 2 本使用して、前面右側のラックポストにスライドレールの前面側を緩く取り付けます。

ねじはまだ締め付けないでください。

図 2-6 スライドレールの取り付け

b. 背面側のラックポストの外側に届く位置までスライドレールの背面セクションをスライドさせて、スライドレールの長さを調節します。その後、脱落防止機構付きねじ (図 2-4) をきつく締めてスライドレールの長さを固定します。

c. ねじを使用して、スライドレールの背面側を背面のラックポストに緩く取り付けます。

6. 同じ方法で、2 本めのスライドレールを左のラックポストに取り付けます。

スライドレールの前面側または背面側の取り付けねじは、締め付けないでください。

7. スライドレールの間隔ツールを使用して、スライドレール間の間隔を調整します。

前面

第 2 章 サーバの取り付け 17

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a. ラックの背面で、左のスライドレールの中央セクションの端の溝に、間隔ツールの左側を挿入します (図 2-7)。

図 2-7 スライドレールの間隔ツールを使用したスライドレール間の間隔の調整

b. ツールの両端が左右のレールの中央セクションに入るように、必要に応じてレールの端を同時に右または左にスライドさせながら、右のレールの端の溝にツールの右側を挿入します。

ツールが正しく挿入されると、レール間の間隔は 442 mm (17.4 インチ) になります。

c. ねじを締め付けて、適切な位置でスライドレールの端を固定します。

d. スライドレールの間隔ツールを外します。

前面

18 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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e. ラックの前面で、間隔ツールを使用して前面側の左右のレールの端の間隔を調整します。

前面側のレールの端には、間隔ツールを差し込む溝がありません。間隔ツールの端が両方のレールに接触するまで、必要に応じてレールを左右にスライドさせてください。これによって、左右のレールの端の間隔は 442 mm (17.4 インチ) になります。

f. 2 本のねじを締め付けて、適切な位置でレールを固定します。

▼ サーバをラックに取り付ける

1. ラックの準備が整ったら、転倒防止機能を配置します。

注意 – 取り付け作業を開始する前に、ラックに転倒防止機能を配置してください。

第 2 章 サーバの取り付け 19

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2. サーバを持ち上げて、固定部品の両端を左右のスライドレールに挿入します (図 2-8)。

図 2-8 スライドレールへのシャーシの取り付け

3. シャーシをラックにスライドさせて入れます。

注意 – 次に進む前に、サーバがラックにしっかりと取り付けられ、スライドレールが固定部品にロックされていることを確認してください。

▼ ケーブル管理留め具を取り付ける

1. システムシャーシの背面で、ケーブル管理留め具をスライドレール構成部品に配置します。

2. カチッという音を立てて固定部品の所定の位置にはめ込まれるまで、ケーブル管理留め具のそれぞれの端を押し下げます。

前面

20 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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注 – 次に続く手順で示すように、サーバにケーブルを接続する場合は、ケーブルをケーブル管理留め具上に配線して、ケーブルタイを使用して各ケーブルを適切な位置に固定します。

保守目的でのラックからのサーバの取り外しサーバの内部部品を取り付けまたは交換するには、まずサーバをラックから取り外す必要があります。

取り外し手順については、『SPARC Enterprise T1000 サーバ サービスマニュアル』を参照してください。

サーバのケーブル接続サーバを起動するには、ネットワークおよびシリアルポートを接続して構成する必要があります。手順については、次のセクションで説明します。

■ 22 ページの「SC シリアル管理ポートに接続する」■ 22 ページの「SC ネットワーク管理ポートに接続する」■ 23 ページの「Ethernet ネットワークケーブルに接続する」■ 23 ページの「AC 電源ケーブルをサーバに接続する」

図 2-9 に、サーバの背面パネルにあるコネクタを示します。

図 2-9 背面パネルのコネクタ

SC ネットワーク管理ポート

SC シリアル管理ポート

NET3

NET2

NET1

NET0 TTYA シリアルポート

AC 電源差し込み口

第 2 章 サーバの取り付け 21

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▼ SC シリアル管理ポートに接続するシステムコントローラのシリアル管理ポートには、SER MGT とマークが付いています (図 2-10)。

図 2-10 システムコントローラのシリアルポートおよびネットワークポート (シャーシ背面)

注 – SC シリアル管理ポートは、サーバ管理にのみ使用してください。このポートは、システムコントローラと端末またはコンピュータの間のデフォルトの接続です。

注意 – このポートにモデムを接続しないでください。

● カテゴリ 5 ケーブルを、SER MGT シリアル管理ポートから端末デバイスに接続します。

DB-9 または DB-25 ケーブルのいずれかを接続する場合は、アダプタを使用して、各コネクタに指定されているクロス接続を実行してください。

▼ SC ネットワーク管理ポートに接続する

システムコントローラのネットワーク管理ポートには、NET MGT とマークが付いています (図 2-10)。

注 – SC ネットワーク管理ポートは、デフォルトでは動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を介してネットワーク設定を取得し、Solaris™ Secure Shell (SSH®) を使用した接続を許可するように構成されています。使用しているネットワークのこれらの設定を変更する必要がある場合があります。手順を第 3 章に示します。

● カテゴリ 5 ケーブルを、NET MGT ネットワーク管理ポートからネットワークスイッチまたはハブに接続します。

SER MGT NET MGT

22 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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▼ Ethernet ネットワークケーブルに接続する

サーバには、NET0、NET1、NET2、および NET3 とマークの付いた、4 つのネットワークコネクタがあります (図 2-9)。これらのコネクタは、RJ-45 ギガビット Ethernet です。

1. カテゴリ 5 ケーブルを、ネットワークスイッチまたはハブからシャーシの背面にある Ethernet ポート 0 (NET0) に接続します。

NET0 は、図 2-9 に示す 4 ポートのネットワーククラスタの、左端にあるポートです。

2. 必要に応じて、カテゴリ 5 ケーブルをネットワークスイッチまたはハブから残りの Ethernet ポート (NET1、NET2、NET3) に接続します。

TTYA シリアルポート

TTYA シリアルポートは、DB-9 コネクタです。出荷キットに、DB-9/RJ-45 アダプタケーブルが含まれています。

注 – このシリアルポートは、SC シリアル管理ポートとは異なります。このシリアルポートは、汎用シリアルデータの転送のみに使用してください。

図 2-11 シリアルポート (TTYA)

▼ AC 電源ケーブルをサーバに接続するシステムの電源をはじめて入れるときには、特別な準備および手順が必要です。たとえば、AC 電源ケーブルを接続する前にディスプレイを準備していないと、システムメッセージが失われる可能性があります。

1. この章のハードウェアに関する手順を完了させてください。ただし、AC 電源ケーブルはまだ接続しないでください。

システムの電源をはじめて入れるときには、特別な準備および手順が必要です。たとえば、AC 電源ケーブルを接続する前にディスプレイを準備していないと、システムメッセージが失われる可能性があります。サーバを AC 電源に接続する手順は、25 ページの「はじめてのサーバの電源投入」に記載されています。

1 5

6 9

第 2 章 サーバの取り付け 23

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注意 – AC 電源ケーブルを電源に接続するとすぐに、サーバがスタンバイモードになり、システムコントローラが初期化されます。

2. 25 ページの「はじめてのサーバの電源投入」に進みます。

24 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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第 3 章

システムの電源投入

この章では、サーバを起動し、システムコントローラのネットワーク管理ポートを使用可能にする手順について説明します。

この章は、次のセクションで構成されています。

■ 25 ページの「はじめてのサーバの電源投入」■ 29 ページの「ALOM CMT システムコントローラへのログイン」■ 35 ページの「一般的な処理での ALOM CMT システムコントローラの使用」■ 39 ページの「Solaris オペレーティングシステムの起動」

はじめてのサーバの電源投入

電源投入の概要

システムコンソール

システムの電源を入れると、システムコンソールの制御下で起動処理が開始されます。システムコンソールには、システムの起動中にファームウェアベースのテストで生成された状態メッセージおよびエラーメッセージが表示されます。

注 – これらの状態メッセージおよびエラーメッセージを確認するには、端末または端末エミュレータをシリアル管理ポート (SERIAL MGT) に接続してください。端末または端末エミュレータの基本的な接続手順については、26 ページの「はじめてシステムに電源を入れる」を参照してください。

25

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システムコンソールの構成および端末の接続の詳細は、『SPARC Enterprise T1000 サーバ アドミニストレーションガイド』を参照してください。

ALOM CMT システムコントローラ

システムコンソールによる低レベルのシステム診断が完了すると、ALOM CMT システムコントローラが初期化され、より高いレベルの診断が実行されます。シリアル管理ポートに接続されているデバイスを使用して ALOM CMT システムコントローラにアクセスすると、ALOM CMT 診断の出力が表示されます。

ネットワーク管理ポートは、デフォルトでは動的ホスト構成プロトコル (DHCP) を介して自動的にネットワーク構成を取得し、Secure Shell (SSH) を使用した接続を許可するように構成されています。

注 – 使用しているネットワークで DHCP および SSH を使用できない場合は、シリアル管理ポートを使用して ALOM CMT システムコントローラに接続し、ネットワーク管理ポートを再構成する必要があります。31 ページの「システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する」を参照してください。

ネットワーク管理ポート (NET MGT) に IP アドレスが割り当てられたあとは、Telnet または SSH を使用して ALOM CMT システムコントローラに接続できます。

パスワード

シリアル管理ポートを使用して ALOM CMT システムコントローラにはじめて接続する場合、デフォルトのパスワードはありません。admin のパスワードを設定するには、29 ページの「シリアル管理ポートを使用してシステムコントローラにログインする」を参照してください。

ネットワーク管理ポートを使用して ALOM CMT システムコントローラにはじめて接続する場合のデフォルトのパスワードは、シャーシのシリアル番号の下 8 桁になります。シリアル番号は、サーバの背面で示されています。また、サーバに同梱されるシステムの情報シートにも印刷されています。

▼ はじめてシステムに電源を入れる

参考 – 電源ケーブルを接続する前にシリアル端末または端末エミュレータが接続されていないと、システムメッセージを確認できません。AC 電源ケーブルを電源に接続するとすぐに、サーバがスタンバイモードになり、ALOM CMT システムコントローラが初期化されます。

26 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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注 – ログインしない場合、ALOM CMT は 60 秒後にタイムアウトしてシステムコンソールに戻ります。詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT ガイド』を参照してください。

システムコントローラは、3.3 V のスタンバイ電圧で動作します。システムに AC 電源が接続されるとすぐに、システムコントローラの電源が入り、診断が実行され、ALOM CMT ファームウェアが初期化されます。

1. 端末または端末エミュレータ (PC またはワークステーション) を SC シリアル管理ポートに接続します。

端末または端末エミュレータは次の設定で構成します。

■ 9600 ボー■ 8 ビット■ パリティーなし■ 1 ストップビット■ ハンドシェークなし

2. 端末または端末エミュレータの電源を入れます。

3. AC 電源ケーブルをサーバに接続して、端末でシステムメッセージを確認します。

図 3-1 AC コネクタ

システムコントローラが起動すると、シリアルコンソールにシステムコントローラのログインプロンプトが表示されます。次の例は、ログインプロンプトが表示されるまでの、システムコントローラの起動手順の出力の一部を示しています。

コード例 3-1 起動手順の例

ALOM BOOTMON v1.x

ALOM Build Release: 000

Reset register: f0000000 EHRS ESRS LLRS SWRS

ALOM POST 1.x

Dual Port Memory Test, PASSED.

TTY External - Internal Loopback Test

TTY External - Internal Loopback Test, PASSED.

AC 電源差し込み口

第 3 章 システムの電源投入 27

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注 – 60 秒以内にユーザーからの入力がなければ、ALOM CMT システムコントローラのコンソールは自動的にシステムコンソールに接続します。

TTYC - Internal Loopback Test

TTYC - Internal Loopback Test, PASSED.

....................

ETHERNET CPU LOOPBACK TEST, PASSED

Full VxDiag Tests - PASSED

Status summary - Status = 7FFF

VxDiag - - PASSED

POST - - PASSED

LOOPBACK - - PASSED

I2C - - PASSED

EPROM - - PASSED

FRU PROM - - PASSED

ETHERNET - - PASSED

MAIN CRC - - PASSED

BOOT CRC - - PASSED

TTYD - - PASSED

TTYC - - PASSED

MEMORY - - PASSED

MPC885 - - PASSED

sc>

コード例 3-1 起動手順の例 (続き)

28 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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ALOM CMT システムコントローラへのログインシリアル管理ポートとネットワーク管理ポートのどちらからでも、システムコントローラにログインできます。

▼ シリアル管理ポートを使用してシステムコントローラにログインする

システムコントローラが起動すると、ALOM CMT コマンド行インタフェースにアクセスして、システムの設定および管理を行うことができます。

システムコントローラをはじめて起動したときに、sc プロンプトが表示されます。デフォルトの設定では、admin と呼ばれる ALOM CMT ユーザーアカウントが提供されています。デフォルトのパスワードが指定されていないため、システムコントローラの password コマンドを使用してパスワードを作成してください。

1. システムにはじめて電源を入れる場合は、password コマンドを使用して admin のパスワードを設定します。

admin のパスワードを設定すると、それ以降の再起動では sc ログインプロンプトが表示されます。

.........................TTYD - - PASSEDTTYC - - PASSEDMEMORY - - PASSEDMPC885 - - PASSEDsc> passwordpassword: Changing password for adminSetting password for admin.New password: new-password

Re-enter new password: new-password

sc>

第 3 章 システムの電源投入 29

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2. ログイン名として admin を入力し、続けてパスワードを入力します。

▼ ネットワーク管理ポートを使用してシステムコントローラにログインする

SC ネットワーク管理ポートは、デフォルトでは DHCP を介してネットワーク設定を取得し、SSH を使用した接続を許可するように構成されています。

ネットワーク管理ポート (NET MGT) に DHCP サーバから IP アドレスが割り当てられたあとは、SSH を使用して ALOM CMT システムコントローラに接続できます。

注 – 使用しているネットワークで DHCP および SSH を使用できない場合は、シリアル管理ポートを使用して ALOM CMT システムコントローラに接続し、ネットワーク管理ポートを再構成する必要があります。31 ページの「システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する」を参照してください。

1. Telnet または SSH セッションを開き、ネットワークアドレスを指定してシステムコントローラに接続します。

次に、Telnet セッションの例を示します。

TTYD - - PASSEDTTYC - - PASSEDMEMORY - - PASSEDMPC885 - - PASSEDPlease login: adminPlease Enter password: password

(2 回 Return を押す) sc>

% telnet xxx.xxx.xx.xxTrying xxx.xxx.xx.xx...Connected to xxx.xxx.xx.xx.Escape character is '^]'.Advanced Lights Out Manager 1.xPlease login:

30 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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2. 以前に設定したパスワードを使用して、admin でログインします。

▼ システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する

注 – 使用しているネットワークで DHCP および SSH が使用できる場合は、はじめてシステムを起動するときにこの構成が自動的に実行されます。

この手順は、次の条件に該当する場合にのみ実行してください。

■ 使用しているネットワークで DHCP および SSH が使用できない場合。■ SC ネットワーク管理ポートの設定を変更する必要がある場合。

この手順では、シリアル管理ポートを使用して ALOM CMT システムコントローラに接続し、ネットワーク管理ポートを手動で再構成します。

注 – ALOM CMT の構成の詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT ガイド』を参照してください。

使用しているネットワーク構成の詳細に従って、次のネットワークパラメータを設定します。

■ if_network – SC がネットワーク上に存在するかどうかの指定■ netsc_ipaddr – システムコントローラの IP アドレス■ netsc_ipgateway – サブネットのゲートウェイの IP アドレス■ netsc_ipnetmask – システムコントローラサブネットのネットマスク

これらのパラメータを設定するには、setsc コマンドを使用してください。使用法は次のとおりです。

1. if_network パラメータを true に設定します。

Please login: adminPlease Enter password: passwordsc>

sc> setsc parameter

sc> setsc if_network true

第 3 章 システムの電源投入 31

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2. if_connection パラメータを、telnet または ssh のいずれかの接続タイプに設定します。

value には、次のいずれかの値を指定できます。

■ none■ telnet■ ssh

■ netsc_dhcp (システムコントローラが DHCP サーバを介してそのネットワークインタフェース構成を取得する)

ALOM CMT での SSH のサポートに関する詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT ガイド』を参照してください。

3. ネットワーク管理者に確認して、次のシステムコントローラの構成方法のどちらかを選択します。

■ DHCP を使用してネットワーク設定を取得します。手順 4 に進みます。■ 静的 IP 構成を設定します。手順 5 に進みます。

4. DHCP を使用する場合は、netsc_dhcp を true に設定します。

手順 6 に進みます。

5. 静的 IP 構成を使用する場合は、パラメータ netsc_ipaddr、netsc_ipgateway、および netsc_ipnetmask を、次のように設定します。

a. システムコントローラの IP アドレスを設定します。

b. システムコントローラゲートウェイの IP アドレスを設定します。

c. システムコントローラのネットマスクを設定します。

sc> setsc if_connection value

sc> setsc netsc_dhcp true

sc> setsc netsc_ipaddr service-processor-IPaddr

sc> setsc netsc_ipgateway gateway-IPaddr

sc> setsc netsc_ipnetmask 255.255.255.0

32 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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この例では、255.255.255.0 を使用してネットマスクを設定します。ご使用のネットワーク環境のサブネットでは、異なるネットマスクが必要になる場合があります。使用している環境にもっとも適したネットマスク番号を使用してください。

6. showsc コマンドを使用して、パラメータが適切に設定されたことを確認します。

sc> showsc

Advanced Lights Out Manager CMT v1.x

parameter value

--------- -----

if_network true

if_connection ssh

if_emailalerts false

netsc_dhcp true

netsc_ipaddr xxx.xxx.xxx.xxxnetsc_ipnetmask 255.255.255.0

netsc_ipgateway 0.0.0.0

mgt_mailhost

mgt_mailalert

sc_customerinfo

sc_escapechars #.

sc_powerondelay false

sc_powerstatememory false

sc_clipasswdecho true

sc_cliprompt sc

sc_clitimeout 0

sc_clieventlevel 2

sc_backupuserdata true

diag_trigger power-on-reset error-reset

diag_verbosity normal

diag_level max

diag_mode normal

sys_autorunonerror false

ser_baudrate 9600

ser_parity none

ser_stopbits 1

ser_data 8

netsc_enetaddr xx:xx:xx:xx:xx:xxsys_enetaddr yy:yy:yy:yy:yy:yy

第 3 章 システムの電源投入 33

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注 – 構成パラメータを設定したあとで、システムコントローラをリセットして新しい値を有効にする必要があります。34 ページの「システムコントローラをリセットする」を参照してください。

▼ システムコントローラをリセットする

● resetsc コマンドを実行します。

システムコントローラをリセットすることを確認するプロンプトが表示されます。プロンプトが表示されたら、y と入力します。

注 – 確認メッセージを省略するには、resetsc コマンドに –y フラグを指定してください。

システムコントローラがリセットされ、診断が実行されます。その後、ログインプロンプトに戻ります。

sc> resetscAre you sure you want to reset the SC [y/n]? yUser Requested SC Shutdown

ALOM POST 1.x

Dual Port Memory Test, PASSED.

TTY External - Internal Loopback Test

TTY External - Internal Loopback Test, PASSED.

TTYC - Internal Loopback Test

TTYC - Internal Loopback Test, PASSED.

TTYD - Internal Loopback Test

TTYD - Internal Loopback Test, PASSED.

....................

Full VxDiag Tests - PASSED

34 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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一般的な処理での ALOM CMT システムコントローラの使用

注 – ALOM CMT の使用方法の詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT ガイド』を参照してください。

▼ 電源投入シーケンスを開始する

システムの電源を入れるには、SC コンソールで poweron コマンドを使用する必要があります。

● 電源投入シーケンスを開始するには、poweron コマンドを実行します。

Status summary - Status = 7FFF

VxDiag - - PASSED

POST - - PASSED

LOOPBACK - - PASSED

I2C - - PASSED

EPROM - - PASSED

FRU PROM - - PASSED

ETHERNET - - PASSED

MAIN CRC - - PASSED

BOOT CRC - - PASSED

TTYD - - PASSED

TTYC - - PASSED

MEMORY - - PASSED

MPC885 - - PASSED

Please login:

第 3 章 システムの電源投入 35

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システムコンソールに sc> 警告メッセージが表示されます。これは、システムがリセットされたことを示しています。

▼ システムコンソールに接続する

POST、OpenBoot、および Solaris OS からの出力は、システムコントローラの console コマンドを使用してシステムコンソールに表示されます。

● console コマンドを実行し、–f オプションを使用して、使用しているセッションにコンソールを強制的に接続します。

コンソールには複数のユーザーが接続できますが、1 人のユーザーのみがセッションに参加することができます。

sc> poweronSC Alert: Host System has Resetsc>

sc> console –f#. (ALOM に戻るには #. を入力する)

36 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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▼ システムの正常な初期化を実行する

poweron コマンドを実行すると、CPU およびメモリーコントローラが初期化され、後には OpenBoot が初期化されます。多くのシステムメッセージが表示されたあと

で、ok プロンプトが表示されます。

次の出力例は、完全な出力の一部分です。

コード例 3-2 システムの正常な初期化の出力例sc> poweron -c

Enter #. to return to ALOM

SC Alert: Host System has Reset

0:0>

0:0>@(#) SPARC Enterprise T1000 Integrated POST 4.x.0 2005/06/14 12:19

0:0>VBSC selecting POST MAX Testing.

0:0>VBSC enabling L2 Cache.

0:0>VBSC enabling Full Memory Scrub.

....................

Find dropin, Copying Done, Size 0000.0000.0000.1110

Find dropin, (copied), Decompressing Done, Size 0000.0000.0006.06e0 ^Qcpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu cpu vpci mem32base, mem64base, cfgbase: e800000000 e000000000 e900000000

pci /pci@780: Device 0 pci pci

/pci@780/pci@0: Device 0 Nothing there

/pci@780/pci@0: Device 1 pci pci

....................

/pci@7c0/pci@0: Device a Nothing there

/pci@7c0/pci@0: Device b Nothing there

/pci@7c0/pci@0: Device c Nothing there

/pci@7c0/pci@0: Device d Nothing there

/pci@7c0/pci@0: Device e Nothing there

/pci@7c0/pci@0: Device f Nothing there

Probing I/O buses

SPARC Enterprise T1000, No Keyboard

OpenBoot FW build_11***PROTOTYPE_BUILD***, 16376 MB memory installed, Serial #51454515.

第 3 章 システムの電源投入 37

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追加のテストおよびシステムの機能の確認については、『SPARC Enterprise T1000 サーバ アドミニストレーションガイド』および OpenBoot ファームウェアのマニュアルを参照してください。

OpenBoot デバイスツリーに表示されている各種デバイスとそれらのパス名を理解するには、表 3-1 を参照してください。この表には、各デバイス、そのフルパス名、およびデバイスの物理的な場所を識別するために使用される場所または NAC の名前が示されています。

[firmware obp4.x #0]

Ethernet address xx:xx:xx:xx:xx:xx, Host ID: xxxxx.

{0} ok

表 3-1 サーバのデバイス一覧

識別子 デバイス デバイスパス (場所)

MB/CMP0/Pn cpun /cpu@n, where n = {0..31}

MB/CMP0/CH0/R0/D0 dimm0 (CH0/R0/D0/J0501)

MB/CMP0/CH0/R0/D1 dimm1 (CH0/R0/D1/J0601)

MB/CMP0/CH0/R1/D0 dimm2 (CH0/R1/D0/J0701)

MB/CMP0/CH0/R1/D1 dimm3 (CH0/R1/D1/J0801)

MB/CMP0/CH3/R0/D0 dimm4 (CH1/R0/D0/J1001)

MB/CMP0/CH3/R0/D1 dimm5 (CH1/R0/D1/J1101)

MB/CMP0/CH3/R1/D0 dimm6 (CH1/R1/D0/J1201)

MB/CMP0/CH3/R1/D1 dimm7 (CH1/R1/D1/J1301)

MB/PCIEa pci0 /pci@780

MB/PCIEb pci1 /pci@7c0

PCIE0 slot0 /pci@780/pci@0

MB/GBE0 net0net1

/pci@7c0/pci@0/network@4/pci@7c0/pci@0/network@4,1

MB/GBE1 net2net3

/pci@7c0/pci@0/pci@8/network@1/pci@7c0/pci@0/pci@8/network@1,1

MB/HBA SCSI /pci@7c0/pci@0/pci@8/scsi@2

コード例 3-2 システムの正常な初期化の出力例 (続き)

38 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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Solaris オペレーティングシステムの起動サーバの構成にハードドライブが含まれる場合、Solaris OS はそのディスクドライブにプリインストールされています。Solaris OS は構成されていません。このドライブからサーバを起動すると、使用している環境に合わせて Solaris OS を構成するように求めるプロンプトが表示されます。

▼ Solaris オペレーティングシステムを起動する

● ok プロンプトで boot コマンドを入力します。

ディスクパスにはターゲットを追加します。たとえば、ターゲットは disk0、またはデバイスパスやネットワークパスの場合もあります。

次の例では、サーバはディスク 0 (ゼロ) から起動されます。

コード例 3-3 ディスク 0 からのサーバの起動の例ok boot disk0

Boot device: /pci@7c0/pci@0/pci@8/scsi@2/disk@0,0

File and args:

Notice: Unimplemented procedure 'encode-unit' in /pci@7c0/pci@0/pci@2/pci@0/LSILogic,sas@4

Loading ufs-file-system package 1.4 04 Aug 1995 13:02:54.

FCode UFS Reader 1.12 00/07/17 15:48:16.

Loading: /platform/SUNW,T1000/ufsboot

Loading: /platform/sun4v/ufsboot

....................

Hostname: wgs94-181

The system is coming up. Please wait.

NIS domain name is x.x.x.x

starting rpc services: rpcbind keyserv ypbind done.

Setting netmask of lo0 to 255.0.0.0

Setting netmask of bge0 to 255.255.255.0

Setting default IPv4 interface for multicast: add net 224.0/4: gateway xxxx

syslog service starting.

volume management starting.

Creating new rsa public/private host key pair

第 3 章 システムの電源投入 39

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▼ システムをリセットする (任意)● システムをリセットする必要がある場合は、init 6 コマンドを使用します。

注 – システムの電源を再投入しないでください。

▼ システムの電源を再投入する

単純なリセットでシステムの問題が解決されない場合は、次の手順に従ってシステムの電源を再投入します。

1. Solaris OS を停止します。

Solaris OS プロンプトで、init 0 コマンドを実行して Solaris OS を停止し、ok プロンプトに戻ります。

2. #. エスケープシーケンスを入力して、システムコンソールプロンプトから SC コンソールプロンプトに切り替えます。

Creating new dsa public/private host key pair

The system is ready.

wgs94-181 console login:

# init 6

# init 0WARNING: proc_exit: init exitedsyncing file systems... doneProgram terminatedok

ok #.sc>

コード例 3-3 ディスク 0 からのサーバの起動の例 (続き)

40 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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3. SC コンソールを使用して poweroff コマンドを入力します。

4. poweron コマンドを入力します。

5. console コマンドを使用して、システムコンソールに再接続します。

さまざまなメッセージのあとに ok プロンプトが表示されます。

sc> poweroff -fySC Alert: SC Request to Power Off Host Immediately.

sc> poweronsc> SC Alert: Host System has Reset

sc> console -fEnter #. to return to ALOM.

第 3 章 システムの電源投入 41

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42 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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付録 A

サーバのファームウェアの更新

この付録では、サーバのファームウェアを更新する方法について説明します。

この付録では、次の項目について説明します。

■ フラッシュイメージの概要■ ファームウェアの更新

フラッシュイメージの概要フラッシュイメージは、次のコンポーネントで構成されます。

■ システムコントローラファームウェア■ OpenBoot■ POST■ リセット/コンフィット■ シーケンサ■ パーティションの説明

ファームウェアの更新flashupdate コマンドで、ALOM CMT システムコントローラのファームウェアおよびホストのファームウェアの両方を更新します。

以降のファームウェアリリースでの機能や修正を使用するには、次の手順を実行します。

43

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▼ ファームウェアを更新する

1. ALOM CMT システムコントローラのネットワーク管理ポートが構成されていることを確認します。

これは、ネットワークを介して新しいフラッシュイメージにアクセスするために必要になります。31 ページの「システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する」を参照してください。

2. Telnet セッションまたは SSH セッションを開き、システムコントローラに接続します。

次に、Telnet の場合の例を示します。

3. システムコントローラの設定時に定義したパスワードを使用して、admin でログインします。

4. flashupdate コマンドを実行します。

SC コマンドの flashupdate では、システムコントローラのフラッシュイメージおよびホストファームウェアが更新されます。flashupdate コマンドには、次の情報が必要です。

■ フラッシュイメージにアクセスできる、ネットワーク上の FTP サーバの IP アドレス

■ IP アドレスでアクセスできる、フラッシュイメージのフルパス名■ IP アドレスで指定されるシステムに登録されているアカウントのユーザー名およ

びパスワード

このコマンドの使用法は、次のとおりです。

flashupdate [-s IPaddr -f pathname] [-v]

各表記の意味は次のとおりです。

■ -s IPaddr は、フラッシュイメージにアクセスできる、ネットワーク上の FTP サーバの IP アドレスです

■ -f pathname は、フラッシュイメージのフルパス名です

% telnet xxx.xxx.xx.xxTrying xxx.xxx.xx.xx...Connected to xxx.xxx.xx.xx.Escape character is'^]'.

Please login:

Please login: adminPlease Enter password: passwordsc>

44 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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■ -v は、冗長メッセージ出力をオンに設定するためのフラグです

5. システムコントローラをリセットします。

フラッシュが更新されたら、システムコントローラをリセットして新しいイメージを有効にする必要があります。システムコントローラをリセットするには、次のように resetsc コマンドを実行してください。

注 – resetsc コマンドに -y フラグを使用すると、確認プロンプトを省略できます。Telnet セッションまたは SSH セッションから resetsc が実行された場合は、リセット時に Telnet セッションまたは SSH セッションが終了します。リセットからの出力は、システムコントローラのシリアルコンソールに表示されます。

システムコントローラがリセットされ、診断が実行されます。その後、コード例 A-1 のようにシリアルコンソールのログインプロンプトに戻ります。

sc> flashupdate -s xxx.xxx.xx.xx -f pathnameUsername: usernamePassword: password ............................................................... . Update complete. Reset device to use new image.sc>

sc> resetscAre you sure you want to reset the SC [y/n]? yUser Requested SC Shutdown

コード例 A-1 ファームウェア更新後の標準的な起動手順

ALOM BOOTMON v1.2.0

ALOM Build Release: 000

Reset register: f0000000 EHRS ESRS LLRS SWRS

ALOM POST 1.0

Dual Port Memory Test, PASSED.

TTY External - Internal Loopback Test

TTY External - Internal Loopback Test, PASSED.

TTYC - Internal Loopback Test

TTYC - Internal Loopback Test, PASSED.

付録 A サーバのファームウェアの更新 45

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...

ETHERNET CPU LOOPBACK TEST, PASSED

Full VxDiag Tests - PASSED

Status summary - Status = 7FFF

VxDiag - - PASSED

POST - - PASSED

LOOPBACK - - PASSED

I2C - - PASSED

EPROM - - PASSED

FRU PROM - - PASSED

ETHERNET - - PASSED

MAIN CRC - - PASSED

BOOT CRC - - PASSED

TTYD - - PASSED

TTYC - - PASSED

MEMORY - - PASSED

MPC885 - - PASSED

sc>

コード例 A-1 ファームウェア更新後の標準的な起動手順 (続き)

46 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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付録 B

起動デバイスの選択

起動デバイスは、OpenBoot 構成変数 boot-device の設定によって指定されます。この変数のデフォルト設定は、disk net です。この設定によって、ファームウェアは 初にシステムハードドライブからの起動を試みます。この起動が失敗すると、システムボード上の NET0 ギガビット Ethernet インタフェースからの起動を試みます。

この付録では、次の項目について説明します。

■ ネットワークへのネットワークインタフェースの接続

ネットワークへのネットワークインタフェースの接続ネットワークから起動する場合は、ネットワークインタフェースをネットワークに接続する必要があります。

この手順は、OpenBoot ファームウェアに関する知識があり、OpenBoot 環境の起動方法を理解していることを前提としています。詳細は、『SPARC Enterprise T1000 サーバ アドミニストレーションガイド』を参照してください。

47

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▼ ネットワークインタフェースをネットワークに接続する

● ok プロンプトで、次のように入力します。

device-specifier には、次のいずれかの値を指定します。

■ disk – システム起動ディスク (デフォルトでは内蔵ディスク 0) を指定する■ disk0 – 内蔵ドライブ 0 を指定する■ net、net0、net1 – ネットワークインタフェースを指定する■ フルパス名 – デバイスまたはネットワークインタフェースをフルパス名で指定し

ます

注 – Solaris OS は、boot-device の変数をエイリアス名ではなくフルパス名に変更します。デフォルト以外の boot-device の変数を選択すると、Solaris OS では起動デバイスのフルデバイスパスが指定されます。

注 – 起動されるプログラムの名前とともに、起動プログラムの動作方法を指定できます。詳細は、使用している特定の Solaris OS リリースに関する『OpenBoot 4.x Command Reference Manual』を参照してください。

システムボード上の Ethernet インタフェース以外のネットワークインタフェースをデフォルトの起動デバイスとして指定する場合は、次のように入力して、各インタフェースのフルパス名を確認することができます。

show-devs コマンドによってシステムデバイスが一覧表示され、各 PCI デバイスのフルパス名が表示されます。

ok setenv boot-device device-specifier

ok show-devs

48 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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付録 C

ネットワーク管理ポートの構成

使用しているサーバで、システムファームウェア 6.2 またはそれ以降の互換性のあるバージョンを使用する場合は、次に示す構成を行わないでください。ALOM CMT システムコントローラのネットワーク管理ポートは、出荷時に事前構成されています。

使用しているサーバで、システムファームウェア 6.2 より前のバージョンのファームウェアを使用する場合は、その前にネットワーク管理ポートを構成してください。

この付録では、次の項目について説明します。

■ システムコントローラのネットワーク管理ポートの構成

システムコントローラのネットワーク管理ポートの構成

▼ システムコントローラのネットワーク管理ポートを構成する

ネットワークを使用してはじめてシステムコントローラにアクセスするには、 初に SC シリアル管理ポートを使用して SC ネットワーク管理ポートを設定する必要があります。

使用しているネットワーク構成の詳細に従って、次のネットワークパラメータを設定します。

■ if_network – SC がネットワーク上に存在するかどうかの指定■ netsc_ipaddr – システムコントローラの IP アドレス■ netsc_ipgateway – サブネットのゲートウェイの IP アドレス■ netsc_ipnetmask – システムコントローラサブネットのネットマスク

49

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注 – ALOM CMT の構成の詳細は、『Advanced Lights Out Management (ALOM) CMT ガイド』を参照してください。

これらのパラメータを設定するには、setsc コマンドを使用する必要があります。使用法は次のとおりです。

1. システムコントローラのネットマスクを設定します。

この例では、255.255.255.0 を使用してネットマスクを設定します。ご使用のネットワーク環境のサブネットでは、異なるネットマスクが必要になる場合があります。使用している環境にもっとも適したネットマスク番号を使用してください。

2. システムコントローラの IP アドレスを設定します。

3. システムコントローラゲートウェイの IP アドレスを設定します。

4. if_network パラメータを true に設定します。

5. showsc コマンドを使用して、パラメータが適切に設定されたことを確認します。

showsc コマンドによって、次の例に示すように、すべての構成パラメータとその値が表示されます。

注 – 例で示されているネットワークアドレスおよびパラメータは、入力内容の説明のみを目的としています。ネットワーク管理ポートが適切に機能するためには、使用しているネットワーク構成の詳細に従って、アスタリスクのマークが付いた 4 つのパラメータを設定する必要があります。

sc> setsc parameter

sc> setsc netsc_ipnetmask 255.255.255.0

sc> setsc netsc_ipaddr service-processor-IPaddr

sc> setsc netsc_ipgateway gateway-IPaddr

sc> setsc if_network true

sc> showsc

Advanced Lights Out Manager CMT v1.x

50 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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parameter value

--------- -----

if_network* true

if_connection ssh

if_emailalerts false

netsc_dhcp true

netsc_ipaddr* xxx.xxx.xxx.xxxnetsc_ipnetmask* 255.255.255.0

netsc_ipgateway* xxx.xxx.xxx.xxmgt_mailhost

mgt_mailalert

sc_customerinfo

sc_escapechars #.

sc_powerondelay false

sc_powerstatememory false

sc_clipasswdecho true

sc_cliprompt sc

sc_clitimeout 0

sc_clieventlevel 2

sc_backupuserdata true

diag_trigger power-on-reset error-reset

diag_verbosity normal

diag_level max

diag_mode normal

sys_autorunonerror false

ser_baudrate 9600

ser_parity none

ser_stopbits 1

ser_data 8

netsc_enetaddr xx:xx:xx:xx:xx:xxsys_enetaddr yy:yy:yy:yy:yy:yy

付録 C ネットワーク管理ポートの構成 51

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52 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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索引

記号#.、システムコンソールのエスケープシーケンス

, 40

AAC 電源、システムコントローラ, 4AC 電源ケーブル, 10admin のパスワード、設定, 29admin ユーザーアカウント, 29ALOM CMT

シリアルおよびネットワーク管理ポート, 9パスワード, 26ログインしない場合の 60 秒後のタイムアウト

, 27ログイン手順, 29

Bboot コマンド, 39

Cconsole コマンド, 36, 41

EEthernet ポートの転送速度, 10

Fflashupdate コマンド, 43, 44

IIP アドレス

ゲートウェイ, 3システムコントローラ, 3設定、netsc_ipaddr, 31, 49

Ppassword コマンド, 29poweron コマンド, 35, 41

Rresetsc コマンド, 34, 45

SSC コンソールへの切り替え、#. エスケープシー

ケンス, 40

53

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SC シリアル管理ポートでのモデムの使用不可, 22setenv boot-device コマンドオプション, 48setsc コマンド, 31, 50showdevs コマンドによるフルパス名の表示, 48showsc コマンド, 31, 33, 50Solaris OS の起動, 39Solaris OS、プリインストール, 39Solaris オペレーティングシステムのオンラインマ

ニュアル, xvi

TTelnet セッション, 44Telnet セッションの alternate コマンド, 44TTYA シリアルポート, 10

あ安全上の注意事項, xix

か間隔ツール、スライドレール, 17関連マニュアル, xiv

き技術者、認定、内部コンポーネントの取り付け, 3起動順序, 47起動デバイスの設定, 47起動デバイスの選択, 47キャビネット、定義, 4

け警告表示, xviiゲートウェイの設定、netsc_ipgateway, 31, 49

ケーブルケーブル管理留め具, 20

シリアルデータケーブル用のアダプタ, 22接続の一覧, 9

ケーブル管理留め具、説明, 8

こ固定部品

シャーシの位置決め用のピン, 12スライドレールからの取り外し, 12スライドレール構成部品の一部, 5前面のロック, 7側面のリリースボタン, 7取り付けの準備, 12ロック, 6ロック解除, 12

固定部品の位置決め用のピン, 12コンポーネント、内部、認定された保守技術者に

よる取り付け, 3

さサーバの取り外し, 21

しシステムコンソール、再接続, 41システムコンソールへの接続, 36システムコントローラ

poweron コマンド, 35setsc コマンド, 31, 50showsc コマンド, 31, 50管理ポートの説明, 9システムコンソールへの接続, 36シリアル管理ポート, 9設定の構成, 31, 49電源投入, 4はじめての電源投入, 26パラレル管理ポート, 9必要な IP アドレス, 3ファームウェアの更新, 43リセット, 34, 45ログイン

54 SPARC Enterprise T1000 サーバ インストレーションガイド • 2007 年 4 月

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シリアル管理ポート, 29ネットワーク管理ポート, 30

ログインプロンプト, 27システムの電源投入の開始, 35システムの電源の再投入, 40システムメッセージの表示に必要な端末およびエ

ミュレータ, 4順序、設置手順, 3シリアル管理ポート、システムコントローラ, 9シリアルケーブル用のアダプタ, 22シリアル端末

電源投入前に必要, 26診断、実行時, 27

すスタンバイ電圧、3.3V, 27スタンバイモード, 24スライドレール

間隔ツール, 17長さの調節, 15

スライドレールの拡張部品, 6

せ製品取扱い上の注意事項, xxi設置手順の順序, 3設定、admin のパスワード, 29設定情報、ソフトウェアの設定, 3

た端末の構成の設定, 27端末のストップビット設定, 27端末のパリティー設定, 27端末のハンドシェーク設定, 27端末のビット設定, 27端末のボーレート, 27端末またはエミュレータ、取り付け, 4

ち調節、スライドレールの長さ, 15

つツール

一覧, 2スライドレールの間隔ツール, 17

てデフォルトの起動デバイス, 47電源の再投入の poweroff コマンド, 41電源の再投入の uadmin コマンド, 40

と留め具、ケーブル管理, 20取り付け

固定部品, 12ハードウェアオプション, 3

な長さの調節、スライドレール, 15

に認定された保守技術者による内部コンポーネント

の取り付け, 3

ねネットマスク

システム管理者, 3設定、netsc_ipnetmask, 31, 49

ネットワーク管理ポート、ギガビットネットワークへの接続の未サポート, 9

ネットワーク管理ポート、システムコントローラ, 9

索引 55

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ネットワークの設定、if_network, 31, 49

はハードウェアオプション、取り付け, 3はじめての電源投入, 25パスワード、admin アカウント用、設定, 29パスワード、ALOM CMT, 26パラレル管理ポート, 9

ひ必要なゲートウェイの IP アドレス, 3ピン、固定部品の位置決め用, 12

ふファームウェア

更新, 43コンポーネント, 43

ファームウェアの更新、SC ネットワーク管理ポー

ト, 43ファームウェアの更新用の admin コマンド, 44フラッシュイメージ、コンポーネント, 43プリインストールソフトウェア, 39フルディスクパスの例, 39

ほポートの場所の図, 9ホストファームウェアの更新, 43

らラック、定義, 4ラックからのサーバの取り外し, 21

りリセット

システムコントローラ, 34, 45システムの電源再投入, 40

ろログイン

SC シリアル管理ポート, 29SC ネットワーク管理ポート, 30

ログインプロンプト, 27ロック、固定部品, 6ロック解除、固定部品, 12

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