SoftLayer Image Templateによるバックアップ手順書 · SoftLayerで購入したサーバは、ディスクイメージをテンプレートで取得することでシステムバックアップができ、作業はサーバのOSを問わずポータルから共通

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SoftLayer

Image Templateによるバックアップ手順書

2015年2月版

日本情報通信株式会社

- 2 - Copyright © 2015 Nippon Information and Communication Corporation

目次

全体の流れ

作業上の注意事項

Image Templateの作成

Alertの受信

リストア


全体の流れ

SoftLayerで購入したサーバは、ディスクイメージをテンプレートで取得すること

でシステムバックアップができ、作業はサーバのOSを問わずポータルから共通

の手順で行えます。

リストアは以下の二通りがあります。本資料では既存サーバへリロードする手順

を記載しています。

リストア

（新規サーバの購入）既存サーバの削除

Image Template

の作成 ★

リストア

（既存サーバへリロード）

★

★･･･サーバがシャットダウンします

既存サーバへリロードする場合の特徴

・データが上書きされるためデータバックアップを取らないと元データは消失する

・既存サーバを使うためIPアドレスが変わらない

新規サーバを購入する場合の特徴

・リストアがうまくいかなかった場合、既存サーバが残っているためやり直しが可能

・新しくサーバを建てるためIPアドレスが変わる

・既存サーバを削除するまで２台分の料金がかかる


作業上の注意事項

サーバのシャットダウンが必須です。

Image Templateを作成する際と、既存サーバにリロードする際にサーバがダウンします。

ダウンタイムが読めません。

サーバのOSやデータ容量、SoftLayer側の状況により、Image Templateの作成時間やリス

トア時間は大きく変わります。

既存サーバにリストアする場合はデータバックアップを取ることを推奨します。

既存サーバへのリストアはImage Templateを上書きすることになるので、データバック

アップを取らないと元のデータが消失してしまいます。

サーバログイン時のパスワードは必ず変更されます。

リストアするとユーザ名はデフォルト（Windows：administrator Linux：root）に戻り、

パスワードもリセットされます。リストア後にサーバにログインする際は、ポータルの

Devices ⇒ Device List から新しいパスワードを確認してください。



既存サーバのImage Templateを作成します。

手順1: SoftLayerポータル https://control.softlayer.com/ にログインする

https://control.softlayer.com/





手順2: ログイン後、メニューからDevices ⇒ Device List を選択する



手順3: Image Templateを作成するサーバ名を選択する



手順4: 画面右上のActionsボタン ⇒ Create Image Template を選択する



手順5: 以下の情報を入力する

Image Name（必須入力）：作成するImage Templateの名前 ※150字まで

Note（任意入力）：作成するImage Templateの説明 ※1000字まで

※Image Name, Note共に日本語入力可能

全角/半角で文字数制限は変わらない

※既存のImage Templateと同じImage Nameにした場合、上書きはされず同名のImage Template

が作成されます(Start DateやNoteの内容で見分けてください)。なお、Image Templateは世代

管理を自動で行わないので、不必要になったImage Templateは手動で削除してください。



手順5α: UsernameとPasswordにはサーバ購入時のデフォルト値が表示されるので

購入後に変更している場合は現在のユーザネーム/パスワードに書き換え

Update を押下する

※文字の上をクリックすると編集モードになる



手順6: Image Template作成対象ディスクにチェックがついていることを確認する

手順7: I agree to have my computing instance powered off. にチェックをつけ、

Create Templateを押下する

※対象のディスク容量/本数に応じて処理時間が長くなります。

処理中はシステムを利用できなくなります。



手順8: Image Template created successfully のメッセージを確認する

※数秒で画面が自動遷移するので注意

↓ Devicesの画面に遷移



※時計アイコンにマウスオーバー

すると進捗状況が表示される

テンプレート作成中はサーバがダウンします。時間はOSやデータ容量で大きく変

わります。稀に数時間掛かることもあるので時間的余裕を確保してください。



手順9: メニューから Devices ⇒ Manage ⇒ Images を選択する



手順10: Image Templateの作成が完了したことを確認する

※Create DateとActionsボタンが表示されていれば完了状態です

※作成したテンプレートが見つからない場合は、プルダウンでPrivate Imagesが選択されて

いるか確認してください。

以上でImage Templateの作成は完了です。


Alertの受信

監視サービスでサーバをモニタリングしている場合、Image Templateの作成でサーバがダウンするため下記のようなアラートメールとチケットが切られます。

チケット

メール


リストア

既存のサーバにImage Templateをリロードします。

手順1: メニューから Devices ⇒ Device Listを選択する

手順2: リストアするサーバ名を選択する


リストア

手順3: Actions ⇒ Load From Image を選択する


リストア

手順4: 作成したImage Templateにチェックを入れ、Load Selected Image を押下する


リストア

手順5: 内容を確認し、間違いがなければ Next を押下する


リストア

手順6: リストア先のディスクは初期化され、保存データは失われると警告が出る

良ければ Confirm OS Reload を押下する

※ただちにサーバがシャットダウンされリストアが始まる


リストア

手順7: 正常に開始されると以下の画面が表示されるのでOKを押下する

画面がDevicesに遷移し、時計アイコンがつく


リストア

リストア中はサーバがダウンします。時間はOSやデータ容量で大きく変わります。

稀に数時間掛かることもあるので時間的余裕を確保してください。

※時計アイコンにマウスオーバー

すると進捗状況が表示される


リストア

手順8: リストア完了のメールが届いたら、ポータルを更新し、時計のアイコンが

消えたことを確認する

以上でリストアは完了です。

環境に応じて、ログイン確認やアプリの起動確認を行ってください。

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