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クライオ-FIB-SEM
クライオ-SEM
液状試料の構造を観察するには、試料本来の構造を維持した状態で一連の分析をする必要があります。クライオSEMでは、試料を急速凍結して割断面を作製することで、試料構造を観察することができます。さらにFIB加工による断面作製技術を組み合わせることで、より詳細な内部構造の情報を得ることが可能です。
a b
○試料本来の構造を維持したまま観察が可能
○簡便に広範囲の構造情報を取得可能
●平坦な断面作製ができない
●10μm以下の微細粒子はへき開せず、
外形のみの観察となる
□長所 ■短所バター凍結割断面のSEM観察
X Y
試料セット
凍結割断 SEM観察
急速凍結
割断面
10μm
○ナノオーダーで狙った位置の
平坦な断面の作製
○粒子径・分布情報の可視化
○水分昇華によるゲル構造の可視化
X-Y面で作製したFIB断面(昇華後)
粒子a 粒子b □FIB断面作製の長所
連続相中の乳脂肪バターの水溶性成分
割断ではへき開されない粒子・形態による成分の区別が難しい粒子も、FIBを用いて断面を形成してSEM観察することで明瞭に区別できます。
粒子a粒子b
FIB加工 断面観察
FIB
SEM
5μm
1μm1μm
Gaイオンビーム
ゲル構造
分析手法詳細編B0192 2013/11/21 2016/07/29
クライオ加工 冷却 SEM: 走査電子顕微鏡法
TEL : 03-3749-2525 E-mail : [email protected] : http://www.mst.or.jp/
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