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1 Salome-Meca2017 AsterStudy の使い方」 Ver. 0.20 Japan Salome-Meca Working Group 龍野 2017 10 3 目次 1 はじめに 2 2 AsterStudy を起動 2 3 メッシュの読み込み 2 4 解析モデルの設定 3 5 物性値の定義 5 6 物性値の割当 5 7 構造の境界条件の設定 6 7.1 拘束条件の設定 .......................................... 6 7.2 荷重条件を設定 .......................................... 8 8 線形構造解析の設定 9 9 ポスト処理の設定 10 10 結果ファイルの出力設定 12 11 解析の実行 14 12 参考文献 15

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Salome-Meca2017「AsterStudyの使い方」

Ver. 0.20

Japan Salome-Meca Working Group 龍野

2017年 10月 3日

目次

1 はじめに 2

2 AsterStudyを起動 2

3 メッシュの読み込み 2

4 解析モデルの設定 3

5 物性値の定義 5

6 物性値の割当 5

7 構造の境界条件の設定 6

7.1 拘束条件の設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6

7.2 荷重条件を設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8

8 線形構造解析の設定 9

9 ポスト処理の設定 10

10 結果ファイルの出力設定 12

11 解析の実行 14

12 参考文献 15

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3 メッシュの読み込み 2

1 はじめに

Salome-Meca2017 では、いままで存在していた Aster モジュールがなくなり、それに代わり AsterStudy

モジュールが新たに採用された。Asterモジュールにあったコマンドファイル作成用Wizardがなくなったこ

とにより、過去のコマンドファイルを使用しないときには AsterStudyモジュールでコマンドファイルを全て

入力する必要がある。

この資料では、”Japan Salome-Meca Working Group”-”入門・導入・検証分科会”のトレーニングマ

ニュアル「応力解析のはじめかた」でメッシュ作成、メッシュ上にジオメトリからグループを作成した状態か

ら、引き続き解析条件の設定、解析の実施までを行う。

2 AsterStudyを起動

• モジュール情報をプルダウンし、「AsterStudy」モジュールを選択 or 「AsterStudy」アイコンを選択

する。

•「Case View」タブの「Data Setting」タブ内に表示されている「Case 1」上で右クリックし、「Add

Stage」を選択すると「Stage 1」が追加され、ツールバーの「Mesh」、「Model Definition」、「Material」、

「Functions and Lists」、「BC and Load」、「Pre Analysis」、「Analysis」、「Post processing」、「Fracture

and Fatigue」、「Output」が選択可能になる。それぞれの項目からプルダウンしながらコマンドファイ

ルの作成を行う。

3 メッシュの読み込み

次の Asterコマンドを入力する。

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4 解析モデルの設定 3

mesh = LIRE MAILLAGE(FORMAT=’MED’ , UNITE=20)

•「Mesh」より、「Read a mesh(LIRE MAILLAGE)」をプルダウンすると画面右に「Edit command」

ウィンドウが表示される。ここで、「Mesh file location (UNITE)についている赤いアスタリスク(*)

は設定が必須であることを示し、プルダウンして「Mesh 1」を選択する。

•「Mesh file format」のチェックボックスを選択し、出力フォーマットに「Med」フォーマットが選択さ

れていることを確認する。

•「Edit command」ウィンドウ下の「Apply」を選択すると、画面左下の「Infomation」に設定された

Asterコマンドが表示される。

• 設定に問題がなければ、「Edit command」ウィンドウ下の「OK」を選択し、メッシュの読み込みを終

了する。

4 解析モデルの設定

次の Asterコマンドを入力する。

model = AFFEMODELE(

AFFE= F (MODELISATION=( ’ 3D’ , ) , PHENOMENE=’MECANIQUE’ , TOUT=’OUI ’ ) ,

MAILLAGE=mesh

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4 解析モデルの設定 4

)

•「Model Definition」より、「Assgin filete element」をプルダウンする。

•「finite element assignment(AFFE)」にチェックを入れ、右端の「item」追加ボタンを選択する。

•「Edit」を選択し、「Exactly One」の「Everywhere」にチェックを入れ、「Yes」が選択されていること

を確認する。

•「Phenomenon」より、「Mechanic」をプルダウンする。

•「Modelisation」右端の「item」追加ボタンを選択し、「3D」をプルダウンして「OK」を選択する。

•「Mesh」に 「mesh(LIRE MAILLAGE)」が選択されていることを確認し、「Apply」を選択して設定

に問題がなければ、「OK」を選択して解析モデルの設定を終了する。

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6 物性値の割当 5

5 物性値の定義

次の Asterコマンドを入力する。

mater = DEFI MATERIAU(ELAS= F (E=210000.0 , NU=0.3) )

•「Material」より、「Define a material」を選択。

•「Liner isotropic elasticity(ELAS)」にチェックを入れ、「Edit」を選択

•「Young’s modules(E)」に、210000MPa、「Poisson’s ratios」に 0.3を入力し、「Apply」を選択して設

定に問題がなければ、「OK」を選択して物性値の定義を終了する。

6 物性値の割当

次の Asterコマンドを入力する。

f i e l dmat = AFFEMATERIAU(AFFE= F (MATER=(mater , ) , TOUT=’OUI ’ ) , MAILLAGE=

mesh )

•「Material」をプルダウンし、「Assgin a material」を選択する。

•「Mesh」にチェックを入れ、「mesh(LIRE MAILLAGE」が選択されていることを確認し、「Material

assignment(AFFE)」右端の「item」追加ボタンを選択し、「Edit」を選択する。

•「Exactly One」の「Evrywher」にチェックを入れ、「Yes」が選択されていることを確認し、「material」

端の「item」追加ボタンを選択する。

•「Material」の「item」に「mater(DEFI MATERIAU)」が選択されていることを確認し、「OK」を選

択する。

•「Apply」を選択して設定に問題がなければ、「OK」を選択して物性値の割当を終了する。

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7 構造の境界条件の設定 6

7 構造の境界条件の設定

次の Asterコマンドを入力する。

load = AFFE CHARMECA(

DDL IMPO= F (DX=0.0 , DY=0.0 , DZ=0.0 , GROUPMA=( ’ f i x ’ , ) ) ,

FORCE FACE= F (FZ=−200.0 , GROUPMA=( ’ loadL ’ , ) ) ,

MODELE=model

)

7.1 拘束条件の設定

•「BC and Load」より、「Assign mechanical load」を選択する。

• 拘束する面を選択する。「Enforce DOF」にチェックを入れ、「item」追加ボタンを選択、「Edit」を選

択する。

•「Group of element(GROUP MA)」にチェックを入れ、「Edit」を選択する。

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7 構造の境界条件の設定 7

•「2D elements」の「fix」にチェックを入れ、「OK」を選択する。

•「DX」,「DY」,「DZ」にチェックを入れ、それぞれに変位「0.0」を入力し、「OK」を選択する。

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7 構造の境界条件の設定 8

7.2 荷重条件を設定

•「拘束条件の設定」を行った後、設定画面を閉じずにスライドバーを操作し、「FORCE ARETE」に

チェックを入れ、「item」追加ボタンを選択し、「Edit」を選択する。

•「Group of element(GROUP MA)」にチェックを入れ、「Edit」を選択し、「1D elements」より、「loadL」

にチェックを入れ、「OK」を選択する。

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8 線形構造解析の設定 9

•「FZ」にチェックを入れ、単位長さあたりの荷重-200を入力し、「OK」を選択する。

•「Apply」を選択して設定に問題がなければ、「OK」を選択して拘束条件の設定を終了する。

8 線形構造解析の設定

次の Asterコマンドを入力する。

r e s l i n = MECA STATIQUE(CHAMMATER=f ie ldmat , EXCIT= F (CHARGE=load ) , MODELE=

model )

•「Analasis」より、「Static mechanical analysis」を選択する。

•「Material field」にチェックを入れ、「fieldmat(AFFE MATERIAL)」が選択されていることを確認

する。

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9 ポスト処理の設定 10

•「Model」には「model(AFFE MODELE)」が選択されていることを確認する。

•「Loads」端の「item」追加ボタンを選択し、「Edit」を選択する。

•「Load」に「load(AFFE CHAR MECA)」が選択されていることを確認し、「OK」を選択する。

•「Apply」を選択して設定に問題がなければ、「OK」を選択して線形構造解析の設定を終了する。

9 ポスト処理の設定

次の Asterコマンドを入力する。

RESU = CALCCHAMP(

CONTRAINTE=( ’SIGM ELNO ’ , ’SIGM NOEU ’ ) ,

CRITERES=( ’SIEQ ELNO ’ , ’SIEQ NOEU ’ ) ,

RESULTAT=r e s l i n

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9 ポスト処理の設定 11

)

•「Post Processing」より、「CALC CHAMP」を選択する。

•「Rusult」に「reslin(MECA STATIQUE)」が選択されていることを確認する。

• スライドバーを操作し、「CONTRAINTE」にチェックを入れ、「item」追加ボタンを選択し、

「SIGM ELNO」、もう一度、「item」追加ボタンを選択し、「SIGM NOEU」 を追加する。

•「CRITES」にチェックを入れ、「item」追加ボタンを選択し、「SIEQ ELNO」、もう一度、「item」追

加ボタンを選択し、「SIEQ NOEU」を追加する。

•「Name」を「unnamed」から「RESU」に変更し、「OK」を選択する。

•「Apply」を選択して設定に問題がなければ、「OK」を選択してポスト処理の設定を終了する。

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10 結果ファイルの出力設定 12

10 結果ファイルの出力設定

次の Asterコマンドを入力する。

IMPR RESU(

FORMAT=’MED’ ,

RESU= F (NOMCHAM=( ’SIGM NOEU ’ , ’SIEQ NOEU ’ , ’DEPL ’ ) , RESULTAT=RESU) ,

UNITE=80

)

•「Output」より、「Set output results」を選択する。

•「Results file location」の横にある「...」をクリックすると、結果ファイルの出力先とファイル名を

指定できる。「Name」に「hsteel.rmed」を入力し、「Save」を選択することで、作業フォルダ内に、

「hsteel.rmed」を作成される。

•「Format」にチェックを入れ、「Med」フォーマットが選択されていることを確認する。

•「Results」にチェックを入れ、「item」追加ボタンを選択し、「Edit」を選択する。

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10 結果ファイルの出力設定 13

•「Result」にチェックを入れ、プルダウンして「RESU(CALC CHAMP)」を選択する。

•「NOM CHAM」にチェックを入れ、「item」追加ボタンを選択し、「SIGM NOEU」、「SIEQ NOEU」、

「DEPL」 を順番に追加し、「OK」を選択する。

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11 解析の実行 14

•「Apply」を選択して設定に問題がなければ、「OK」を選択して結果ファイルの出力設定を終了する。

11 解析の実行

•「History View」に切り替える。

•「Case 1」-「Stage 1」左横の停止ボタンを選択し、「Run」を選択する。

• メモリ、解析時間の変更がなければ、そのまま「Run」を選択し、実行する

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12 参考文献 15

• Aster Workspaceに RunCase 1が緑色に点灯すれば正常に解析終了です。

• モジュール情報をプルダウンし、「ParaVis」モジュールを選択 or 「ParaVis」アイコンを選択して結

果評価を行います。

12 参考文献

• オープン CAE勉強会@関西 速習! AsterStudy

• AsterStudy tutorial: curved pipe

• Code Aster & Salome-Meca 日本語解説

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