Upload
others
View
0
Download
0
Embed Size (px)
Citation preview
- 1 -
【RICOH EH 環境センサーD201/D202 用】
使用説明書/取り扱いの注意 製品使用前に本書を御一読下さい
- 2 -
目次
1.本機に関する安全上のご注意 5
1-1.本書で使用している安全記号 5
1-2.表示の例 5
1-3.守っていただきたいこと 6
2.本機に関するその他の情報 9
2-1.製品を正しくお使い頂くための使用上の注意事項 9
2-2.電波に関する事項 9
2-3.製品の廃棄・回収 9
3.おことわり 10
3-1.情報セキュリティに対する保証について 10
3-2.設置に関する保証について 10
3-3.その他 10
4.製品概要について 11
4-1.本製品の構成 11
4-2.本製品の接続モードと通信距離の目安 11
4-3.本製品の概要 12
4-4.本体各部の名称とはたらき 12
4-5.動作に必要な照度と充電性能 13
4-5-1.センシング間隔に応じた必要照度の目安 13
4-5-2.充電性能 13
4-5-3.暗所動作可能時間 13
5.製品仕様について 14
5-1.RICOH EH 環境センサーD201/D202 製品仕様 14
5-2.RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™ 製品仕様 14
5-3.RICOH EH 環境センサーApp for Android™ ソフトウェア仕様 15
5-4.RICOH EH 環境センサーApp for WindowsⓇ ソフトウェア仕様 15
5-5.適合規格 15
6.使用方法について・・・AndroidTM 端末を用いたダイレクトモード 16
6-1.事前準備 16
6-1-1.必要な機器類 16
6-1-2. AndroidTM端末のバージョン情報と確認機器 16
6-1-3. AndroidTM端末へのアプリケーションインストール方法 16
6-2. RICOH EH 環境センサーApp for Android™の概要 17
6-3.モジュール登録機能 18
6-3-1.モジュール登録画面 18
6-3-2.周辺モジュールスキャン画面 19
6-3-3.詳細設定画面 19
6-3-3①.詳細設定(保存先設定) 20
6-3-3②.詳細設定(ログ保存形式設定) 20
- 3 -
6-3-3③.詳細設定(通知設定) 20
6-3-3④.詳細設定(照度換算設定)(D101用) 21
6-3-3⑤.詳細設定(照度換算設定)(D201/D202用) 21
6-3-4.接続画面(モジュール検索画面) 22
6-3-5.接続画面(モジュール設定画面) 23
6-3-6.色設定画面 23
6-4.モジュール受信機能 24
6-4-1.モジュールデータ表示画面 24
6-4-2.個別モジュールグラフ表示画面 25
6-4-3.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面 25
6-4-4.ロギング表示画面 26
6-4-4①.ロギング表示画面(全取得データ) 26
6-4-4②.ロギング表示画面(正常データ) 26
6-4-4③.ロギング表示画面(異常データ) 27
6-4-4④.ログファイルの内容 27
6-4-5.測定設定画面 28
6-4-6.色設定モジュール選択画面 29
6-4-7.閾値設定画面 30
6-5.ログ読み込み機能 32
6-5-1.CSV読み込み画面 32
6-5-2.データ表示画面(CSV過去データ) 33
6-5-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ) 33
6-5-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ) 34
6-5-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ) 35
6-5-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ) 36
6-5-7.測定設定画面(CSV過去データ) 36
6-5-8.ロギング表示画面(CSV過去データ) 37
6-5-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ) 37
6-5-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ) 37
6-5-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ) 38
7.使用方法について・・・WindowsⓇ端末を用いたゲートウェイモード 39
7-1.事前準備 39
7-1-1.必要な機器類 39
7-1-2.WindowsⓇ端末のバージョン情報と確認機器 39
7-1-3.Windows®端末へのアプリケーションインストール方法 39
7-2. RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™の設定方法 40
7-2-1.機器本体の説明 40
7-2-2.中継器本体との初期接続 40
7-2-3.中継器本体の設定方法 41
7-2-4.中継器の接続設定(中継器を1台のみ接続する場合) 43
7-2-5.中継器の接続設定(中継器を複数台接続する場合) 43
- 4 -
7-2-6.中継器バージョン確認方法 44
7-3. RICOH EH 環境センサーApp for WindowsⓇの概要 45
7-4.モジュール登録機能 46
7-4-1.中継器登録画面(未接続状態) 46
7-4-2.中継器登録画面(接続完了状態) 47
7-4-3.モジュール登録画面 48
7-4-4.周辺モジュールスキャン画面 49
7-4-5.詳細設定画面 50
7-4-5①.詳細設定(保存先設定) 50
7-4-5②.詳細設定(ログ保存形式設定) 50
7-4-5③.詳細設定(照度換算設定)(D101用) 51
7-4-5④.詳細設定(照度換算設定)(D201/202用) 51
7-4-6.色設定画面 52
7-5.モジュール受信機能 52
7-5-1.モジュールデータ表示画面(接続完了前) 52
7-5-2.モジュールデータ表示画面(接続完了後) 53
7-5-3.個別モジュールグラフ表示画面 54
7-5-4.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面 54
7-5-5.ロギング表示画面 55
7-5-5①.ロギング表示画面(全取得データ) 55
7-5-5②.ロギング表示画面(正常データ) 55
7-5-5③.ロギング表示画面(異常データ) 56
7-5-5④.ログファイルの内容 56
7-5-6.測定設定画面 57
7-5-7.色設定モジュール選択画面 58
7-5-8.閾値設定画面 59
7-6.ログ読み込み機能 61
7-6-1.CSV読み込み画面 61
7-6-2.データ表示画面(CSV過去データ) 62
7-6-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ) 62
7-6-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ) 63
7-6-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ) 64
7-6-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ) 65
7-6-7.測定設定画面(CSV過去データ) 65
7-6-8.ロギング表示画面(CSV過去データ) 66
7-6-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ) 66
7-6-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ) 66
7-6-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ) 67
7-7.アプリケーション設定ファイルについて 68
8.トラブルシューティング 72
9.本製品に関するお問い合わせ 74
- 5 -
1. 本機に関する安全上のご注意
1-1.本書で使用している安全記号
本書で使われている安全記号には以下のような意味があります。
本書および製品への表示では、製品を安全に正しくお使いいただき、あなたや他の人々への危害や財産への損害を未然に
防止するために、いろいろな表示をしています。その表示と意味は次のようになっています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています。
この表示を無視して、誤った取り扱いをすると、人が傷害を負う可能性が想定される内容および物的損害のみの発生が
想定される内容を示しています。
1-2.表示の例
安全表示の例です。
△記号は注意を促す内容があることを告げるものです。
記号は禁止の行為であることを告げるものです。
の中に具体的な禁止内容が描かれています。
(左図の場合は、“分解禁止”を表します)
- 6 -
1-3.守っていただきたいこと
本製品(センサーおよび中継器)を安全にお使いいただくために以下の内容をお守りください。
■使用時に守っていただきたいこと
• 引火性ガスやガソリン、ベンジン、シンナー等の近くで使用しないでください。
爆発や火災、火傷の原因となります。
• 航空機の中など、使用が制限または禁止されている場所では使用しないでください。
事故等の原因となります。
• 火のそばや直射日光のあたるところ・炎天下の車中など高温の場所で使用・保管・放置しないでください。
本機が爆発するなどして、火災やけが等の原因となります。
• 電子レンジや高圧容器に入れたりしないでください。
• ベンジンやシンナーなどの揮発性の薬品、または殺虫剤を本機にかけないでください。
• 異臭、発煙、過熱などの異常が発生したときは、すぐに使用をやめてください。
お買い上げ店または当社のお問い合わせ窓口にご連絡ください。
• 万一、センサー内部に異物(金属、水、液体など)が入った場合は、すぐにスイッチをOFFにしてください。
中継器内部に異物(金属、水、液体など)が入った場合は、すぐにACアダプタを抜いてください。そして当
社のお問い合わせ窓口に連絡してください。機械が故障、不具合のまま使用し続けないでください。
• 中継器に同梱されているACアダプタは、本製品専用です。本製品以外の電気製品には
使用できません。また同梱されているACアダプタ以外の使用できません。火災や感電の原因になります。
• 本製品とその付属品を幼児・子供の手の届く場所に設置・保管をしないでください。
• 本機を分解、修理、改造しないでください。センサー内部には、小型リチウムイオン電池を搭載しています。
- 7 -
<<RICOH EH 環境センサーD202以外の製品について>>
•本製品を濡らさないでください。また、濡れた手で操作しないでください。感電の原因となります。
•中継器の電源プラグは根元までしっかり差し込んでください。発煙、発火、火災、感電の原因になります。
• 引火性ガスやガソリン、ベンジン、シンナー等の近くで使用しないでください。
爆発や火災、火傷の原因となります。
• センサー内部の小型リチウムイオン電池から漏れた液が肌に触れると、火傷の原因になります。万が一触れ
てしまった場合には、すぐに水で洗い流してください。(せっけんは使用しないでください)そして、
当社のお問い合わせ窓口に連絡してください。機械が故障、不具合のまま使用し続けないでください。
本製品(センサーおよび中継器)に対して故障の原因となるため、以下のことはしないでください。
• 強い衝撃を与える
• 無理な状態(逆さまなど)で使用、保管
• 動作保証環境の温度内でご使用ください。
• 本体を保管する場合には低温や高温を避けて保管してください。
•ACアダプタに用いるUSB用の電源コードは年1回以上、ACアダプタから抜いて、点検してください。
・電源コードの芯線の露出・断線などがみられる
・電源コードの被膜に亀裂、へこみがある
・電源コードを曲げると、電源が切れたり入ったりする
・電源コードの一部が熱くなる
・電源コードが傷んでいる
上記のような状態の時には、本製品に関するお問い合わせまでご連絡ください。
そのまま使用すると、火災や感電の原因になります。
- 8 -
■センサー内部の小型リチウムイオン電池について守っていただきたいこと
• 本センサー内部には2次電池として小型リチウムイオン電池が内蔵されていますが、
お客様ご自身で取り外しや交換をしないでください
• ごみ廃棄場で処分されるごみの中にバッテリーを捨てないでください。
リチウムイオン電池は、「資源の有効な利用の促進に関する法律(資源有効利用促進法)」により、
回収・再資源化が求められております。
• 本製品は、小型リチウムイオン電池のみの廃棄はできないため、
廃棄時にお客様ご自身で小型リチウムイオン電池を取り外さないでください。
• 本機を廃棄するときは、お問い合わせ窓口に連絡してください。
- 9 -
2. 本機に関するその他の情報
2-1.製品を正しくお使い頂くための使用上の注意事項
●「RICOH EH 環境センサーD201」および、「RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™」は防水・耐水・耐衝撃など、
様々な環境下に耐える構造にはなっておりません。
●「RICOH EH 環境センサーD202」のIP規格・保護等級は防水防塵構造「IP44」です。
●太陽電池受光面が汚れると発電力が低下します。異物が付着した場合には、直ちに拭き取るようにして下さい。
●太陽電池受光面を強く擦らないようにしてください。汚れなどを落とす場合は軽く擦る程度としてください。
●太陽電池表面を押す・曲げる・捻るなどの行為は破損の原因になりますので、負荷をかけないようにしてください。
●本製品は屋内でのご利用に限定しています。屋外でのご使用は避けてください。
●LED/蛍光灯下1500lx以下での動作を推奨します。 直射日光の当たる場所は避けてください。
●中継器は、AC アダプタの接続口が上向きになるように設置を行わないでください。
●酸性、アルカリ性環境下での使用は行わないでください。
●未使用時は常温暗所での保管(引き出しの中やダンボール箱など)をしてください。
●スイッチ操作部は小さな部品となるため破損防止のため強い力が掛からないようご注意ください。
●中継器が接続されるネットワーク機器の設置場所および管理に十分ご注意ください
●悪意を持った第三者が中継器本体を操作することで不正な改ざんが施されないよう、中継器のWebブラウザでの設定
画面操作をする際は、中継器に対し操作用PCだけがアクセスできるような専用ネットワークを構築してください。
Webブラウザでの設定画面操作事は、「7-2. RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™の設定方法」を必ずご確認ください。
2-2.電波に関する事項
電波に関する注意事項を説明します。
■電波障害についての注意事項
他のエレクトロニクス機器に隣接して設置した場合、お互いに悪影響を及ぼすことがあります。特に、近くにテレビやラジオなど
がある場合、雑音が入ることがあります。その場合は、次のようにしてください。
●テレビやラジオなどからできるだけ離す
●テレビやラジオなどのアンテナの向きを変える
●コンセントを別にする
■電波障害自主規制について
この装置は、クラスB機器です。この装置は、オフィス、倉庫、住宅環境などで使用することを目的としていますが、
この装置がラジオやテレビジョン受信機に近接して使用されると、受信障害を引き起こすことがあります。
取扱説明書に従って正しい取り扱いをして下さい。 「VCCI-B」
2-3.製品の廃棄・回収
本機の廃棄・回収については、お問い合わせ窓口にご連絡ください。
- 10 -
3. おことわり
3-1.情報セキュリティに対する保証について
・中継器に対するパスワードの管理については、お客様の責任のもと、管理と定期的な更新をお願いします。
パスワードの情報漏洩に対するいかなる損害についても当社は責任を負わないものとします。
・保証期間中に中継器脆弱性対応が必要になった場合は、弊社よりご連絡の上、現物回収をさせて頂き
ファームウエアの更新対応を実施のうえ、更新済みの機器のお渡しによる対応とさせて頂きます。
3-2.設置に関する保証について
・お客様の設置による本環境センサーの落下や破損に対しては、当社はいかなる責も負いかねますのでご了承ください。
3-3.その他
・部品の取り外しを含む、分解や改造は行わないでください。これらの加工を行った場合には一切の保証は致しません。
・お客様が本製品をご利用したこと、又はご利用できなかったことにより損害を被った場合であっても、
当社は一切責任を負わないものとします。
・埋め込み型心臓ペースメーカーや医療電気機器の近く、航空機内や病院内など、
電波が周辺の機器に影響を与える場所や無線機器の使用が禁止されている場所では、電源を入れないでください。
電波によりそれらの装置・機器に影響を与える恐れがあります。
・本製品を、故障や誤動作が人命を脅かし、人体に危害を及ぼす恐れのある特別な品質、信頼性が要求される装置
(航空宇宙機器、原子力制御システム、交通機器、輸送機器、燃焼機器、各種安全装置、生命維持装置等)
のデータ取得ツールとして使用しないでください。
・本ドキュメントに記載しております製品及び技術情報のうち、「外国為替及び外国貿易管理法」に該当するものを
輸出される場合、又は国外に持ち出される場合は、同法に基づき日本国政府の輸出許可が必要です。
・本製品を国内の法令・規則及び命令により製造・販売を禁止されている応用製品に使用することはできません。
・製品添付の安全性に関する書面は、いつでもご覧いただけるよう大切に保管してください。
- 11 -
4. 製品概要について
4-1.本製品の構成
本製品の対象は以下の6点となります。
1.RICOH EH 環境センサーD201
2.RICOH EH 環境センサーD202
3.RICOH EH 中継器 for Wi-FiTM
4.中継器用ACアダプタ、電源用USBケーブル
5.RICOH EH 環境センサー App for AndroidTM(AndroidTM用アプリケーション)
6.RICOH EH 環境センサー App for WindowsⓇ (WindowsⓇ10用アプリケーション)
※アプリケーションは以下HPよりダウンロード頂けます。
https://industry.ricoh.com/dye-sensitized-solar-cell/sensor
4-2.本製品の接続モードと通信距離の目安
本製品の接続構成は以下の通りです。 ※スマートフォン、タブレット、パソコンは製品構成には含まれません。
1. ダイレクトモード (直接AndroidTM用アプリケーションの端末機器でデータ受信を行うモード)
2. ゲートウェイモード (中継器を介してWindowsⓇ用アプリケーションの端末機器でデータ受信を行うモード)
本製品の通信距離の目安はそれぞれのモードについて以下の通りです。
1.ダイレクトモードにおける受信端末とセンサーの設置距離の目安:障害物のない環境下で約30m以内
2.ゲートウェイモードにおける中継器とセンサーの設置距離の目安:障害物のない環境下で約30m以内
3.ゲートウェイモードにおける受信端末と中継器の設置距離の目安:障害物のない環境下で約50m以内
※障害物等があるなどの周辺環境によって、通信距離に影響が生じます。
※センサーの設定は「6-3-4.接続画面」で記載する信号強度6db(最大)、連続送信回数3回設定時の想定です。
※設置距離が延びて通信状態が悪化するとデータ欠損を生じます。
- 12 -
4-3.本製品の概要
RICOH EH 環境センサーD201/D202は、温湿度・気圧及び環境光からの情報を、Bluetooth® Low Energy
(BLE)を使って中継器を介しタブレットやパソコンなどに送る機能を有しており、色素増感太陽電池RICOH EH
DSSC2832aと内蔵の小型リチウムイオン電池にて動作します。本製品は、受信端末のモニター上に温湿度、気圧、照
度、内蔵リチウムイオン電池の電圧を表示し、グラフ化、データロギング、指定閾値外でのアラート通知を行います。
ダイレクトモードの場合は、1台の受信端末に対して最大15台の環境センサーからのデータ受信が可能です。
ゲートウェイモードの場合は、1台の中継器に対して最大15台の環境センサーからのデータ受信が可能となり、1台の受信
端末に対しては最大6台の中継器接続が可能です。 (最大90台の環境センサーからのデータを受信可)
※Bluetooth®のワードマーク、およびロゴは Bluetooth SIG. Inc.が所有する登録商標であり株式会社リコーでは
これらのマークをライセンスに基づき使用しております。
4-4.本体各部の名称とはたらき
- 13 -
4-5.動作に必要な照度と充電性能
4-5-1.センシング間隔に応じた必要照度の目安
以下に各センシング時間で2次電圧低下が無く連続的に動作可能な必要照度の目安を記載します。
※いずれも「6-3-4.接続画面」で記載する信号強度は6db(最大)、連続送信回数3回設定時における試算です。
※常温環境下における試算となります。 高温ほど必要照度は記載の数値よりも大きい照度が必要となります。
4-5-2.充電性能
2次電池電圧が枯渇し、動作不能になった場合以下の条件で充電が可能です。
・動作不能電圧の下限値は、約1.8V程度となります。
・200lx照射時:約4時間で起動電圧へ到達し動作可能となります。約30時間の照射で電圧2.3Vへ到達します。
・400lx照射時:約2時間で起動電圧へ到達し動作可能となります。約15時間の照射で電圧2.3Vへ到達します。
・なお満充電(約2.7V)には、1500lxで150時間以上の照射が必要となります。
●注意事項:充電時のセンサースイッチ「OFF」
上記充電は、いずれもセンサースイッチのOFFが必要となります。動作不能となった後は、ON状態では十分に充電ができま
せんのでご注意ください。(ON状態で起動電圧への到達は、約800lx 5時間以上の照射が必要)
4-5-3.暗所動作可能時間
各2次電池電圧に対して、完全暗所で光が当たらない場合での動作可能時間の目安は、
電圧表示が2.3Vの場合約4日間、2.4Vで約13日間、満充電(2.7V)では1ヶ月以上の暗所での動作が可能です。
※センシング間隔条件や信号強度の設定で動作可能時間は変動します。
※上記目安は、センシング間隔300s、信号強度6db、連続送信回数3回の場合の目安となります。
5 60 3000 - - -50 - - -75 - - 〇100 - 〇 〇125 - 〇 〇150 - 〇 〇200 - 〇 〇250 〇 〇 〇300 〇 〇 〇400 〇 〇 〇600 〇 〇 〇800 〇 〇 〇1000 〇 〇 〇
電力収支成立照度
センシング時間(秒)
24h照射照度
(
lx
)
- 14 -
5. 製品仕様について
本製品仕様は以下の通りです。
5-1.RICOH EH 環境センサーD201/D202 製品仕様
5-2.RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™ 製品仕様
※動作環境については、センサーと中継器/ACアダプタで上限温度に差異があるのでご注意ください。
項目機種 RICOH EH 環境センサーD201 RICOH EH 環境センサーD202電源測定対象
測定間隔無線仕様
連続動作条件
動作環境
サイズ W43mm × D41mm × H14mm W67mm × D47mm × H14mm重量 19g 23g防水防塵機能 なし IP44
仕様
RICOH EH DSSC2832a温度、湿度*、環境光、気圧、内蔵リチウムイオン電池の電圧値*急激な湿度変化に対するD202の応答性はD201に比べ劣ります。温度:-30℃~60℃、0.1℃湿度:0%RH~100%RH、0.1%RH
5~600秒(AndroidTMアプリを用いることで任意に変更可能)Bluetooth® Low Energy昼白色LED200lx8h環境で連続動作可能(300秒測定間隔の場合)-30℃~60℃室内専用(照度 1500lx以下)
測定範囲、分解能
測定精度
気圧:300hPa~1100hPa、0.1Pa環境光:0lx~10000lx、0.1lx電圧値:1.70~2.80V、0.01V温度:±1℃湿度:±3%RH気圧:±1hPa環境光:±15%(参考)電圧値:±0.1V
項目
電源
動作環境
Wi-Fi™
サイズ重量ファームウエアバージョン
54gIGS03W-RI-v1.0.9.0
仕様ACアダプタ , USB Type-C給電入力電圧:100V/240V 50-60Hz出力電圧:DC5V出力電流:1A中継器本体:-20℃~60℃ACアダプター:0℃~40℃802.11b/g/n 対応( 2.4GHz 帯)WPA/WPA2/WPA2 エンタープライズW54mm × D54mm × H19mm (外部アンテナ含まない)
- 15 -
5-3.RICOH EH 環境センサーApp for Android™ ソフトウェア仕様
5-4.RICOH EH 環境センサーApp for WindowsⓇ ソフトウェア仕様
5-5.適合規格
・EMC規格:VCCI クラスB適合品
・電波法(センサー/中継器):国内認可取得済
項目対応OS必要機能最大接続センサー数アラート機能データ容量
仕様AndroidTM OS 9.0以上Bluetooth® LE(Bluetooth® 5.0)以上の機能を有すること15台各センシング項目に対して任意に設定可能ログデータ 約25KB(1日1センサー300秒測定間隔あたり)※スマホ、タブレット本体およびSDカードへの保存可能
項目対応OSCPU最大接続センサー数アラート機能データ容量
1中継器あたり15台(最大6中継器 センサー90台)各センシング項目に対して任意に設定可能ログデータ 約25KB(1日1センサー300秒測定間隔あたり)
仕様Windows®10 Pro/HomeIntel® Atom™ x5-Z8350以上
- 16 -
6. 使用方法について・・・AndroidTM 端末を用いたダイレクトモード
6-1.事前準備
6-1-1.必要な機器類
ダイレクトモードでの使用をするために、事前に以下の物を準備する必要があります。
・RICOH EH 環境センサー D101、D201、D202のいずれかの端末
・AndroidTMOSを搭載したタブレットもしくはスマートフォン端末
6-1-2. AndroidTM端末のバージョン情報と確認機器
AndroidTM OS9.0以上、Bluetooth®5.0以上の機能を有した端末が必要となります。
なお、本製品で動作確認を行っている端末は以下の通りです。
・Lenovo製 Tab M8:タブレット
・NEC製 LAVIE Tab E TE508:タブレット
・SHARP製 sense4:スマートフォン
・SHARP製 AQUOS sense 3:スマートフォン
・SONY製 Xperia 8 Lite :スマートフォン
6-1-3. AndroidTM端末へのアプリケーションインストール方法
①「4-1.本製品の構成」に記載のサイトから「RICOH EH 環境センサーApp for Android™」をダウンロードします。
②インストールを行う端末へダウンロードしたファイルをコピーします。
③端末の「設定」>「ストレージ」機能などを用い、ダウンロードしたファイルを開きます。
④インストールにおける注意事項が表示されますので、「続行」をタップします。
⑤インストール確認画面が表示されますので、「インストール」ボタンをタップします。
⑥アイコンが作成され、アプリのインストールが完了します。
- 17 -
6-2. RICOH EH 環境センサーApp for Android™の概要
以降本説明書では、RICOH EH 環境センサーD201やD202を総称し「モジュール」と表現します。
初回起動時はモジュール登録がされていない為、「モジュール登録機能」が呼び出されます。
※詳細は「6-3:モジュール登録機能」、「6-4:モジュール受信機能」、「6-5:ログ読み込み機能」を参照してください。
- 18 -
6-3.モジュール登録機能
6-3-1.モジュール登録画面
① タップすることで、「6-4-1.モジュールデータ表示画面」に遷移します。
② タップすることで、「6-3-2.周辺モジュールスキャン画面」に遷移します。
③ タップすることで、空のモジュール設定項目が追加されます 。
④ タップすることで、「6-3-3.詳細設定」に遷移します。
⑤ タップをすることで、「6-3-4.接続画面(モジュール検索画面)」に遷移します。
⑥ 「共通のタイムアウト 判定モード」 の有効・無効を設定します。
タイムアウト機能は設定時間経過後も1度もモジュールからのデータ受信が無い場合「Error」表示をさせる機能です。
共通のタイムアウト判定モードが有効の場合、全モジュール共通のタイムアウト時間を⑦に設定します。
共通のタイムアウト判定モードが無効の場合、各モジュール個別にタイムアウト時間を⑪に設定します。
⑦ ⑥の設定が有効の場合、この設定時間内にモジュールからのデータ受信が無い場合「Error」表示を行います。
⑧ 「6-4-1.モジュールデータ表示画面」への登録有効・無効を設定します。
⑨ モジュール毎の「デバイス名」が入力可能です 。
⑩ モジュール毎の「BDアドレス」 を設定します。無効な「BDアドレス」を設定した場合、別画面遷移時に「BDアドレス」
設定がクリアされ、登録無効となります。
※直接「BDアドレス」を入力する場合は「:」を抜いてアドレスを入力してください。
※②周辺モジュールスキャンによって、スキャン登録した場合、BDアドレスは自動で入力されます。
⑪ ⑥の設定が無効の場合、モジュール毎、この設定時間内にモジュールからのデータ受信が無い場合
「Error」表示を行います。
⑫タップすることで「6-3-6.色設定画面」に遷移します。
- 19 -
6-3-2.周辺モジュールスキャン画面
① タップすることで「6-3-1.モジュール登録画面」に遷移します。
② 「検索通信処理状態」を表示します。タップすることで周辺の「環境センサー」の検索を開始・停止を行います。
「検索開始」の表示:「環境センサー」の検索を行っていない状態です。タップすることで検索を開始します。
「検索停止」の表示:「環境センサー」の検索を行っている状態です。タップすることで検索を停止します。
③ ②の検索にて発見した「環境センサー」の「デバイス名(ローカル名)」、「アドレス(BDアドレス)」を表示します。
④ タップにて選択した③の「環境センサー」を「ホワイトリスト」に設定します。選択したタイミングで検索を停止します。
⑤ 「ホワイトリスト(=データセンシングを選択したセンサーリスト)」に登録されている「環境センサー」を表示します。
⑥ タップにて選択した⑤の「環境センサー」を「ホワイトリスト」から削除します。
⑦ ⑤の全ての「環境センサー」を「ホワイトリスト」から削除します。
6-3-3.詳細設定画面
① 「6-3-3①:詳細設定(保存先設定)」に遷移します。
② 「6-3-3②:詳細設定(ログ保存形式設定)」に遷移します。
③ 「6-3-3③:詳細設定(通知設定)」に遷移します。
④ 「6-3-3④:詳細設定(照度換算設定)(D101用)」に遷移します。
⑤ 「6-3-3⑤:詳細設定(照度換算設定)(D201/D202用)」に遷移します。
(D201/D202 用)
(D101 用)
- 20 -
6-3-3①.詳細設定(保存先設定)
① ログファイルの保存先を「Android¥data¥jp.ricoh.RICOH_EH_ENV_SENSOR_APP」に設定します。
② タップをすることで、エクスプローラーが開かれ、ログファイルの保存先を
「SDカード¥Android¥data¥jp.ricoh.RICOH_EH_ENV_SENSOR_APP」の任意のフォルダに設定できます。
6-3-3②.詳細設定(ログ保存形式設定)
① タップをすることで、ダイアログが表示され、ログの保存間隔を任意の時間に設定することができます。
※保存ログファイル名「yyyy_MM_dd_HH_開始時間_保存設定時間.csv」
② タップをすることで、ログの保存間隔を一日単位に設定します。※保存ログファイル名「yyyy_MM_dd.csv」
6-3-3③.詳細設定(通知設定)
① 通知の有効・無効を設定することができます。
② 通知音の設定を変更することができます
- 21 -
6-3-3④.詳細設定(照度換算設定)(D101用)
RICOH EH環境センサー D101製品の照度値換算に適用されます。
① 受信データ(照度)の換算式を②と③に区分けする閾値を設定することができます。
② 受信データ(照度)が①未満の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
③ 受信データ(照度)が①以上の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
④ 前の画面に遷移します。
6-3-3⑤.詳細設定(照度換算設定)(D201/D202用)
RICOH EH環境センサー D201/D202製品の照度値換算に適用されます。
① 受信データ(照度)の換算式を②と③に区分けする閾値を設定することができます。
② 受信データ(照度)が①未満の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
③ 受信データ(照度)が①以上の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
④ 前の画面に遷移します。
※照度値はお客様ご利用環境に応じ任意に換算可能な設定を設けていますが、一般的な照明環境で使用される場合
はデフォルトで設定されている換算式をそのままご利用いただけます。
照度換算設定(D101 用)
照度換算設定(D201/D202 用)
- 22 -
6-3-4.接続画面(モジュール検索画面)※RICOH EH 環境センサーD201/D202のみ対応
本画面では、環境センサーとAndroidTM端末をBluetooth®でコネクト接続させることで、環境センサーのセンシング間隔
や通信強度設定を変更することができます。
① 「検索通信処理状態」を表示します。タップすることで周辺の接続可能な「環境センサー」の検索を開始・停止します。
「検索開始」の表示:「環境センサー」の検索を行っていない状態です。タップすることで検索を開始します。
「検索停止」の表示:「環境センサー」の検索を行っている状態です。タップすることで検索を停止します。
「環境センサー」を接続可能な状態とするためには、「4-4.本体各部の名称とはたらき」に記載のセンサーに付帯している
スイッチ部を「OFF」から「SET」に切り替えます。
●注意事項:設定変更時のセンサースイッチ「SET」切り替え
センサーのスイッチが「ON」の状態にある場合一度「OFF」に戻して5秒ほど経過してから「SET」へ切り替えを行ってください。
「ON」からすぐに「SET」へ切り替えを行ってしまうと、正しく接続ができません。また、設定変更後に「ON」へ戻す場合も
一度「SET」から「OFF」に戻し5秒ほど経過してから「ON」へ切り替えを行ってください。
また、スイッチが「SET」状態で⾧時間放置すると、AndroidTM端末との双方向の接続状態を常に維持してしまい消費電
力が上がり、2次電池電圧の低下が大きくなります。 設定変更が終わり次第、速やかに「OFF」状態、もしくは「OFF」から
「ON」へ切り替えをお願いします。
② ①の検索にて発見した「環境センサー」の「デバイス名(ローカル名)」、「アドレス(BDアドレス)」を表示します。
表示されているモジュールをタップすることで、タップしたモジュールに接続を行います。
接続が完了したら、画面下側に「接続完了」が表示され「6-3-5. 接続画面(モジュール設定画面)」に遷移します。
まれに「接続失敗」の表示がされますが、その場合は再度、接続したいモジュールをタップしてください。
- 23 -
6-3-5. 接続画面(モジュール設定画面)
① 信号強度を任意の値に設定することができます。(最大6.0dBmまで設定可能)
値が小さいほど消費電力が低減し、連続動作に必要な成立照度が低下しますが、通信距離に対するデータ欠損の割合
が上がります。(欠損の程度は周囲環境に依存します)
② 送信周期を任意の値に設定することができます。(最大600秒まで設定可能)
値が小さいほどセンシングデータが増えますが、消費電力が上がり連続動作に必要な成立照度が高まります。
③ 連続送信回数を任意の値に設定することができます。(最大10回まで設定可能)
値が小さいほど消費電力が低減し、連続動作に必要な成立照度が低下しますが、通信距離に対するデータ欠損の割合
が上がります。
④ ①~③で設定した値を接続モジュールに書き込みます。
6-3-6.色設定画面
① タップした色を反映し前の画面に戻ります。
② RGB(0~255)で設定した任意の色を設定することができます。
③ ②で設定した色を反映し前の画面に戻ります。
④ ②で設定した色が表示されます
- 24 -
6-4.モジュール受信機能
6-4-1.モジュールデータ表示画面
① 「ホワイトリスト」に登録した「環境センサー」の「デバイス名」、「アドレス」を表示します。
タップすることで、タップしたモジュールの「6-4-2.個別モジュールグラフ表示画面」に遷移します。
② タップすることで、「6-4-7.閾値設定画面」に遷移します。
閾値範囲外となるデータは「異常」として上図の通り異常個所と「ID」が赤字での表記となります。
③ タップをすることで「6-3-1.モジュール登録画面」に遷移します。
④ タップすることで、「6-5-1.CSV読み込み画面」に遷移します。
⑤ 表示パラメータの項目名を表示します。
「温度」、「湿度」、「照度」、「気圧」、「電圧値」は、タップすることで、タップした各センシング項目に応じた「6-4-3.個別パラ
メータにおける各モジュール同時グラフ表示画面」に遷移します。
⑥ 各モジュールから最後に受信したパラメータを表示します。1度も対象のモジュールからデータを受信していない場合、上
図の通り、「未受信」が表示されます。
※「照度」については受信データから換算式により計算した値を表示します。
詳細は「6-3-3④.詳細設定(照度換算設定)(D101用)」「6-3-3⑤.詳細設定(照度換算設定)(D201/D202
用)」を参照してください。
- 25 -
6-4-2.個別モジュールグラフ表示画面
① 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「アドレス」、「最終受信時のRSSI値」、「通信状態」を
表示します。 タップすることで「6-4-4.ロギング表示画面」に遷移します。
② タップすることで「6-4-5.測定設定画面」に遷移します。
③ 選択されたモジュールの受信情報をグラフで表示します。各グラフの表示範囲は「6-4-5.測定設定画面」の設定に
従います。タップすることでタップしたパラメータの「6-4-3.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面」に
遷移します。また、「6-4-7.閾値設定画面」で設定した閾値が破線で表示されます。(MAX:赤、MIN:青)
6-4-3.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面
① タップすることで「6-4-5.測定設定画面」に遷移します。
② タップすることで「6-4-6.色設定モジュール選択画面」に遷移します。
③ 選択されたパラメータの「ホワイトリスト」に登録したモジュールの受信情報をグラフで表示します。
各グラフの表示範囲は「6-4-5.測定設定画面」の設定に従います。
グラフ描画色は④に表示されている「デバイス名」、「アドレス」の文字色と対応しています。
④ 「ホワイトリスト」に登録したモジュールの「デバイス名」、「アドレス」を表示します。 表示される文字の色は③のグラフの色
と対応しています。タップすることで「6-4-2.個別モジュールグラフ表示画面」に遷移します。
- 26 -
6-4-4.ロギング表示画面
6-4-4①.ロギング表示画面(全取得データ)
① タップすることで、画面が「6-4-4②.ロギング表示画面(正常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「BDアドレス」、「最終受信時のRSSI」、「通信状態」を
表示します。
③ タップすることで、画面が「6-4-4③.ロギング表示画面(異常データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの全受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)を
ログ表示します。
6-4-4②.ロギング表示画面(正常データ)
① タップすることで、画面が「6-4-4③.ロギング表示画面(異常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「BDアドレス」、「最終受信時のRSSI」、「通信状態」を
表示します。
③ タップすることで、画面が「6-4-4①.ロギング表示画面(全取得データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの正常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)を
ログ表示します。
- 27 -
6-4-4③.ロギング表示画面(異常データ)
① タップすることで、画面が「6-4-4①.ロギング表示画面(全取得データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「BDアドレス」、「最終受信時のRSSI」、「通信状態」を
表示します。
③ タップすることで、画面が「6-4-4②.ロギング表示画面(正常データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの異常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)を
ログ表示します。
6-4-4④.ログファイルの内容
ログファイルには、モジュールからのデータ受信ごとに、上図のDATA1~DATA14をカンマ(,)区切りで出力します。
ログファイルの生成は「6-3-3②.詳細設定(ログ保存形式設定)」で設定した間隔で生成します。
- 28 -
6-4-5.測定設定画面
① 全てのグラフ共通のX軸の表示範囲を設定します。
② タップすることで遷移前の画面に遷移します。
③ パラメータ毎のグラフのY軸の表示範囲を設定します。詳細は以下の図を参照してください。
① 「有効」の場合、グラフのY軸の表示範囲(最小値/最大値)を自動調整します。
「無効」の場合は③、④の設定に従います。
② ①が「有効」の場合、グラフの最小値は「グラフ表示範囲の受信最小値-②の設定値」、
グラフの最大値は「グラフ表示範囲の受信最大値+②の設定値」となります。
③ ①が「無効」の場合のグラフの最小値を設定します。最大値を超えた値を設定しないでください。
④ ①が「無効」の場合のグラフの最大値を設定します。最小値未満の値を設定しないでください。
- 29 -
6-4-6.色設定モジュール選択画面
① タップすることで「6-3-6.色設定画面」に遷移します。
- 30 -
6-4-7.閾値設定画面
① 「有効」の場合、設定した閾値の監視を行います。「無効」の場合、閾値監視を行いません。
② タップをすることで、以下の閾値詳細設定画面に遷移します。
① 「有効」の場合、③と④の入力が有効になります。「無効」③と④の入力が無効になります。
② タップすることで設定内容を反映し前の画面に戻ります。
③ パラメータのMAX/MINの値を設定します。(気圧~照度まで設定可能)
④ チェックの状態によって、閾値の確認時にMAX/MIN両方監視するか、片方だけ監視するかを設定します。
⑤ 異常回数(累積)を設定します。※0を設定した場合、閾値の監視は行いません。
異常回数は、センシング間隔に関わらず閾値の範囲外データを受信した回数を示します。
アラート通知は、この異常回数に到達した時に発報されます。
1度発報された後でも、継続してこの異常回数に到達すると繰り返しアラート通知を行います。
異常回数の累積カウント中に、一度でも正常範囲に入った場合は累積カウントがリセットされます。
- 31 -
■途絶回数(D201/D202用)の閾値設定について
閾値設定画面の最上段にセンサーの欠損発報を行う、途絶回数の閾値設定項目があります。
本設定項目は以下のような構成でセンサーからの欠損を監視し発報を行う機能となります。
環境センサーのデータ内にある送信カウンタの値を監視する設定となります。
受信端末側で前回受信した送信カウンタと今回受信した送信カウンタとの差を確認し、その差が閾値設定項目で設定し
た値を超えた場合に受信異常となり異常通知が表示されます。
本機能では「途絶回数(D201/D202用)」の設定値の値が小さいほど、短い途絶時間で発報に至ります。
また、本機能の発報タイミングは途絶発生後、次のデータ受信時に異常発報となります。
データ欠損を生じたタイミングで「Error表示」を行う機能は、「6-3-1.モジュール登録画面」のタイムアウト判定機能を
ご使用ください。
例)5秒センシング間隔設定の場合、「途絶回数(D201/D202用)」が「10」の設定になっていると
50秒間(=5秒×10)以上連続で欠損を生じた際に、その次のデータ受信時に途絶回数異常の発報通知となります。
- 32 -
6-5.ログ読み込み機能
6-5-1.CSV読み込み画面
① タップすることで、選択したCSVファイルのデータを読み込み「6-5-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップすることで、以下図の削除画面に切り替わります。
① タップすることで、右側のチェックボックスにチェックがつきます。
② タップすることで、①でチェックを付けたCSVファイルを削除し前の画面に戻ります。
③ タップすることで、前の画面に戻ります。
- 33 -
6-5-2.データ表示画面(CSV過去データ)
① タップすることで、「6-5-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップすることで、③の表示値が切り替わります。
③ タップすることで、「6-5-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
④ タップすることで、③の表示値が切り替わります。
⑤ タップすることで、「6-5-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
⑥ タップすることで、「6-5-8.ロギング表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
⑦ タップすることで、「6-5-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移しま
す。
6-5-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ)
① 「読み込んだCSVファイルのデータ受信時間を一覧で表示します。タップをすることで、「6-5-6.個別パラメータにおける
各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)」のグラフの開始時間を設定します。
- 34 -
6-5-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ)
① 選択されたモジュールの「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
タップすることで「6-5-8.ロギング表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップをすることで「6-5-7.測定設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
③ タップすることで「6-5-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
④ 選択されたモジュールの受信情報をグラフで表示します。タップすることでタップしたパラメータの
「6-5-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
なお、各グラフの表示範囲は「6-5-7.測定設定画面(CSV過去データ)」の設定に従います。
- 35 -
6-5-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)
① タップすることで「6-5-7.測定設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップすることで「6-5-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
③ タップすることで「6-4-6.色設定モジュール選択画面」に遷移します。
④ タップすることで、⑤の表示値が切り替わります。
⑤ タップすることで、「6-5-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
⑥ タップすることで、⑤の表示値が切り替わります。
⑦ 選択されたパラメータのモジュールの受信情報をグラフで表示します。
各グラフの開始位置は⑤に表示されている時間に従い、表示範囲は「測定設定画面」、「表示範囲設定画面」の
設定に従います。グラフ描画色は④に表示されている「デバイス名」、「アドレス」の文字色と対応しています。
⑧ 「デバイス名」、「アドレス」を表示します。
表示される文字の色は③のグラフの色と対応しています。タップすることで
「6-5-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
- 36 -
6-5-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)
① 表示するデータ数を50~1000の範囲で設定することができます。
※データ数の数字になるため、対象の過去データのセンシング間隔に応じて表示されるグラフの時間軸は変化します。
6-5-7.測定設定画面(CSV過去データ)
① 「有効」の場合、グラフのY軸の表示範囲(最小値/最大値)を自動調整します。「無効」の場合は③、④の設定に従い
ます。
② ①が「有効」の場合、グラフの最小値は「グラフ表示範囲の受信最小値-②の設定値」、グラフの最大値は「グラフ表示
範囲の受信最大値+②の設定値」となります。
③ ①が「無効」の場合のグラフの最小値を設定します。最大値を超えた値を設定しないでください。
④ ①が「無効」の場合のグラフの最大値を設定します。最小値未満の値を設定しないでください。
- 37 -
6-5-8.ロギング表示画面(CSV過去データ)
6-5-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ)
① タップすることで、画面が「6-5-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
③ タップすることで、画面が「6-5-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの全受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)
をログ表示します。タップすることで、選択データを「6-5-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に表示します。
6-5-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ)
① タップすることで、画面が「6-5-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
③ タップすることで、画面が「6-5-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの正常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)をログ表示
します。 タップすることで、選択データを「6-5-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に表示します。
- 38 -
6-5-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ)
① タップすることで、画面が「6-5-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
③ タップすることで、画面が「6-5-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの異常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)をログ表示
します。 タップすることで、選択データを「6-5-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に表示します。
- 39 -
7. 使用方法について・・・WindowsⓇ端末を用いたゲートウェイモード
7-1.事前準備
7-1-1.必要な機器類
ゲートウェイモードでの使用をするために、事前に以下の物を準備する必要があります。
・RICOH EH 環境センサー D101、D201、D202のいずれかの端末
・RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™
・WindowsⓇ OSを搭載したタブレットもしくはPC端末
7-1-2. WindowsⓇ端末のバージョン情報と確認機器
WindowsⓇ10のOSが搭載された端末が必要となります。
7-1-3.WindowsⓇ端末へのアプリケーションインストール方法
①「4-1.本製品の構成」に記載のサイトから「RICOH EH 環境センサー App for WindowsⓇ」をダウンロードします。
②以下の「setup」ファイルをダブルクリックします。
③アプリケーションをインストールするフォルダの選択と、対象ユーザーの選択を行います。
④OKをクリックしインストールを開始します。
⑤アイコンが作成され、アプリのインストールが完了します。
- 40 -
7-2. RICOH EH 中継器 for Wi-Fi™の設定方法
7-2-1.機器本体の説明
■機器本体の各機能については、4-4.本体各部の名称とはたらきを参照ください。
■リセットボタン機能について
工場出荷時の設定に戻す必要がある場合は、同梱のUSB-type Cケーブルを本体およびACアダプタに接続し、
AC電源に接続した状態でリセットボタンを5秒以上押し続けます。その後、ネットワークステータスを表すLEDがオフになり、
ボタンを離すと本体機器が再起動し、工場出荷時の設定に戻すことが可能です。
■設定画面へのアクセスロック機能について
本中継器は、情報セキュリティ対応のため電源を差し込んだ後15min経過後に自動的に設定画面へログイン不可と
するロック機能を有しています。 中継器の設定が必要な場合は、電源差し込み後15min以内での操作を行うか、
15min経過後に設定が必要な場合は、再度電源を入れなおしてください。
7-2-2.中継器本体との初期接続
中継器の設定を行うためには、Wi-Fiで操作を行う端末と中継器本体を接続する必要があります。
中継器の電源を差し込むと、アクセスポイントとして、パソコンなどの各端末から接続できます。
●注意事項:中継器接続に際しての注意事項
悪意を持った第三者が中継器本体を操作することで不正な改ざんが施されないよう、中継器の設定操作をする際には、
中継器に対して操作用のPCだけがアクセスできるような専用ネットワークを構築してください。
本中継器では、SSIDとして以下のように表示がされます。
SSID表示 : iGS03M_■■_■■
※上記「■」部分は、中継器本体の裏側に記載されているMACアドレスの下4桁が表示されます。
接続するPCなどの端末から、Wi-Fi接続のSSIDを上記にて選択し、キー番号を入力することで接続できます。
SSIDに接続するデフォルトのキー番号は製品同梱されている番号を参照ください。
●注意事項:SSIDの接続キー番号の管理
SSIDの接続キー番号は「7-2-3.中継器本体の設定変更方法」にて、変更が可能です。
不正アクセス防止のためにもお客様管理のもとキー番号の適切な変更をお願いいたします。
※変更したキー番号を忘れると本体機器との接続ができなくなりますので、必ず控えをとってください。
万一、パスワードを忘れた場合は、「7-2-1.機器本体の説明」に記載のリセットボタン機能を用い工場出荷状態へ
リセットをしてください。
- 41 -
7-2-3.中継器本体の設定方法
■ログインについて
Wi-Fi接続後、Webブラウザを開き、アドレスバーに下記を入力しWeb設定画面に接続します。
Webブラウザ アドレスバーへの入力「192.168.10.1」
※推奨 Web ブラウザ: Google Chrome
接続が完了すると以下のようなログイン画面が表示されます。
Username、Passwordの初期設定はそれぞれ、製品同梱されているシールを確認し、入力を行います。
ログインが成功すると、以下のメニューバーが表示されます。
【メニューバーの表示】
●注意事項:ログインパスワードの管理
Web設定画面に対するログインパスワードは、以下に記載の「パスワード設定変更方法」にて、変更が可能です。
不正アクセス防止のためにもお客様管理のもとキー番号の適切な変更をお願いいたします。
※変更したパスワードを忘れるとWeb設定画面へのログインができなくなりますので、必ず控えをとってください。
万一、パスワードを忘れた場合は、「7-2-1.機器本体の説明」に記載のリセットボタン機能を用い工場出荷状態へ
リセットをしてください。
- 42 -
■Web設定画面のログインに必要なパスワードの設定変更について
1. メニューバーにおける「①」の部分をクリックします。
2. 以下画面が表示されますので、以下の手順で新しいパスワード設定を実施します。
3. それぞれ3つの枠に以下のパスワードを入力し変更を行います。
・Enter current password:現在のパスワードを入力します。 (初期パスワードは製品同梱に記載)
・Enter new password :新しいパスワードを入力します。
・Enter new password again:再度上記で入力した新しいパスワードを入力します。
●注意事項:ログインパスワードの管理
生年月日や名前など、第三者から類推されやすい単語はパスワードに設定しないでください。
■SSIDの接続キー番号変更方法について
1. メニューバーにおける「②」のWIFI部分をクリックします。
2. 以下赤枠のPasswordの部分に新しいキー番号を入力し、右下に表示される「SAVE」ボタンを押します。
3. 最後に、メニューバーの下へ「REBOOT」のボタンが表示されますのでそちらを押して再起動を行い完了です。
●注意事項:SSIDの接続キー番号の管理
生年月日や名前など、第三者から類推されやすい単語は接続キー番号に設定しないでください。
- 43 -
7-2-4.中継器の接続設定(中継器を1台のみ接続する場合)
「7-2-1」~「7-2-3」までの設定で環境センサーとの接続準備が整っています。
「7-3.RICOH EH 環境センサーApp for WindowsⓇ」をご確認頂きアプリケーション設定を行ってください。
なお、中継器を1台のみ直接PC端末と接続する場合のIPアドレスはWeb設定でブラウザ入力する番号と同じです。
中継器の初期IPアドレス:「192.168.10.1」
7-2-5.中継器の接続設定(中継器を複数台接続する場合)※最大、1つの端末に対して6台の中継器まで
複数の中継器を接続するためには、事前に接続元となるアクセスポイントの準備が必要です。接続が必要な中継器に
対し、それぞれのMACアドレスを中継器裏側に記載の表示から確認します。 各MACアドレスに対応した特定のIPアドレス
の振り分けをDHCPにてアクセスポイント側のネットワークで事前に設定を行います。(固定DHCP)
■Stationモードの設定
1. 「7-2-3.中継器本体の設定方法」に記載のメニューバーから②「WIFI」の部分をクリックします。
2. 上記表示の①modeの部分を「AP」から「Station」に変更します。
3. ②「SCAN」をクリックし、接続するアクセスポイントを選択します。
※SCANを実行しても接続したいアクセスポイントが表示されない場合、③に直接SSIDを入力することも可能です。
SCANによりアクセスポイントを選択した場合は、③のSSIDへの入力は不要です。
●注意事項:接続するアクセスポイント
悪意を持った第三者が中継器本体を操作することで不正な改ざんが施されないよう、接続を行うアクセスポイントは、お客
様が管理されている適正なアクセスポイントを選択してください。
4.④「Security」の部分は、②「SCAN」にて選択された場合自動的に検出、選択されます。手動で③「SSID」を入力す
る場合は、お客様自身でSecurityの選択設定が必要です。
5.⑤「Password」の部分へ、選択したアクセスポイントに対応したパスワードを入力します。
6. 右下に表示される「SAVE」ボタンを押し、メニューバーの下へ表示される「REBOOT」のボタンを押して完了です。
7. 事前に接続するアクセスポイント側で設定した固定DHCPに対応するIPアドレスを用いて、「7-3.RICOH EH 環境セ
ンサーApp for WindowsⓇ」のアプリケーション設定へ進みます。
8. 1~7の操作を必要な中継器台数分、それぞれ個別に実施を行います。
- 44 -
7-2-6.中継器バージョン確認方法
「7-2-3.中継器本体の設定方法」に記載のログインを行うと、最初に以下画面が表示されます。
画面上、赤枠の中にご使用中の中継器のファームウエアバージョンが確認できます。
また最新のファームウエアバージョンについては、本取扱説明書14ページに記載の製品仕様を確認ください。
- 45 -
7-3. RICOH EH 環境センサーApp for WindowsⓇの概要
アプリケーションは以下の機能により構成されます。
また、初回起動時はモジュール登録がされていない為、「7-4-1.中継器登録画面」が呼び出されます。
- 46 -
7-4.モジュール登録機能
7-4-1.中継器登録画面(未接続状態)
① タップすることで、②の「IPアドレス」の「中継器」への接続有効・無効を設定します。
② 「中継器」毎の「IPアドレス」を設定します。
③ 各「中継器」との通信状態を表示します。
④ 各「中継器」の「ホワイトリスト」に登録されている「環境センサー」の数を表示します。
⑤ タップすることで、「中継器」との接続を開始します。接続対象は②に有効な「IPアドレス」が設定され、
①が有効設定の「中継器」のみとなります。接続処理完了後、1台以上の「中継器」と接続完了していた場合、
「7.4.2中継器登録画面(接続完了状態)」に移行します。
※無効な「IPアドレス」が設定されている場合、⑤タップ時に「IPアドレス」がクリアされ、無効となります。
また、同じ「IPアドレス」を設定した場合、後の番号の中継器が無効となります。
- 47 -
7-4-2.中継器登録画面(接続完了状態)
① タップすることで、接続中の「中継器」との通信接続を切断します。
切断完了後、中継器登録画面(未接続状態)に移行します。
② タップすることで、「7-4-3.モジュール登録画面」に遷移します。
③ 接続完了し、「ホワイトリスト登録数」が1以上の「中継器」が存在するとき、
タップすることで、「7-5-2. モジュールデータ表示画面(接続完了後)」に遷移します。
※通信開始時、「ホワイトリスト登録数」が0の「中継器」は切断され、無効となります。
- 48 -
7-4-3.モジュール登録画面
① タップすることで「7-4-1.中継器登録画面」に遷移します。
② タップすることで設定対象の「中継器」を切り替えます。
③ タップすることで「7-4-4.周辺モジュールスキャン画面」に遷移します。
④ タップすることで「7-4-5.詳細設定画面」に遷移します。
⑤ タップすることで、空のモジュール設定項目が追加されます。
⑥ 「共通のタイムアウト 判定モード」 の有効・無効を設定します。「共通のタイムアウト時間で判定」の場合は⑦設定を、
「モジュール毎の設定を使用」の場合は⑪の設定を用いて受信途絶、タイムアウト判定を行います。
タイムアウト機能は設定時間経過後も1度もモジュールからのデータ受信が無い場合「Error」表示をさせる機能です。
⑦ ⑥の設定が「共通のタイムアウト時間で判定」の場合、この設定を使用しモジュールからのタイムアウト判定を行います。
⑧ ⑨の「BDアドレス」の「ホワイトリスト」への登録有効・無効を設定します。
⑨ 「環境センサー」毎の「デバイス名」を設定します。
⑩ 「環境センサー」毎の「BDアドレス」を設定します。無効な「BDアドレス」を設定した場合、別画面遷移時に
「BDアドレス」設定がクリアされ、登録無効となります。
※直接「BDアドレス」を入力する場合は「:」を抜いてアドレスを入力してください。
⑪ ⑥の設定が「モジュール毎の設定を使用」の場合、この設定を使用し、モジュールからのタイムアウト判定を行います。
⑫ タップすることで「7.4.6-色設定画面」に遷移します。
- 49 -
7-4-4.周辺モジュールスキャン画面
① タップをすることで「7-4-3.モジュール登録画面」に遷移します。
② 「検索通信処理状態」を表示します。タップすることで周辺の「環境センサー」の検索を開始・停止を行います。
③ ②の検索にて発見した「環境センサー」の「デバイス名(ローカル名)」、「アドレス(BDアドレス)」を表示します。
④ タップにて選択した③の「環境センサー」を「ホワイトリスト」に設定します。選択したタイミングで検索を停止します。
⑤ 「ホワイトリスト」に登録されている「環境センサー」を表示します。
⑥ タップにて選択した⑤の「環境センサー」を「ホワイトリスト」から削除します。
⑦ ⑤の全ての「環境センサー」を「ホワイトリスト」から削除します。
7-4-5.詳細設定画面
① 保存先指定のダイアログが表示されます。詳細は「7-4-5①.詳細設定(保存先設定)」を参照してください。
② 「7-4-5②.詳細設定(ログ保存形式設定)」に遷移します。
③ 「7-4-5③.詳細設定(照度換算設定)(D101用)」に遷移します。
④ 「7-4-5④.詳細設定(照度換算設定)(D201/202用)」に遷移します。
(D101 用)
(D201/D202 用)
- 50 -
7-4-5①.詳細設定(保存先設定)
① ログを保存するフォルダを選択できます。
② ログの保存先が①で指定したフォルダになります。
③ ダイアログを閉じます。
7-4-5②.詳細設定(ログ保存形式設定)
① タップをすることで、ログを「yyyy_MM_dd_HH.csv」の形式で保存します。
② タップをすることで、ログを「中継器X_yyyy_MM_dd.csv」(X = ①~⑥)の形式で保存します。
③ タップをすることで、ログを「yyyy_MM_dd_HH.csv」、「中継器X_yyyy_MM_dd.csv」(X = ①~⑥)の形式で
保存します。
- 51 -
7-4-5③.詳細設定(照度換算設定)(D101用)
① 受信データ(照度)の閾値を設定することができます。
② 受信データ(照度)が①未満の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
③ 受信データ(照度)が①以上の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
④ 前の画面に遷移します。
7-4-5④.詳細設定(照度換算設定)(D201/202用)
① 受信データ(照度)の閾値を設定することができます。
② 受信データ(照度)が①未満の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
③ 受信データ(照度)が①以上の場合に適応される換算式の値を設定することができます。
④ 前の画面に遷移します。
照度換算設定(D101 用)
照度換算設定(D201/202 用)
- 52 -
7-4-6.色設定画面
① タップした色を反映し前の画面に戻ります。
② RGB(0~255)で設定した任意の色を設定することができます。
③ ②で設定した色を反映し前の画面に戻ります。
④ ②で設定した色が表示されます
7-5.モジュール受信機能
7-5-1.モジュールデータ表示画面(接続完了前)
① タップをすることで「7-4-1(2).中継器登録画面」に遷移します。
② 「中継器」との接続処理状態を表示します。
- 53 -
7-5-2.モジュールデータ表示画面(接続完了後)
① タップすることで、「7-4-1.中継器登録画面」に遷移します。
② タップすることで、「7-5-8.閾値設定画面」に遷移します。
③ タップすることで、「7-6-1.CSV読み込み画面」に遷移します。
④ タップすることで、表示する「中継器」を切替えます。
⑤ 表示パラメータの項目名を表示します。
「温度」、「湿度」、「照度」、「気圧」、「電圧値」は、タップすることで、
「7-5-4.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面」に遷移します。
⑥ 「ホワイトリスト」に登録した「環境センサー」の「デバイス名」、「アドレス」を表示します。
タップすることで、タップしたモジュールの「7-5-3.個別モジュールグラフ表示画面」に遷移します。
⑦ 各モジュールから最後に受信したパラメータを表示します。1度も対象のモジュールからデータを受信していない場合、
上図の通り、「未受信」が表示されます。
異常となっているモジュールは上図の通り、異常個所と「ID」が赤字での表記となります。
※「照度」については受信データから換算式により計算した値を表示します。
詳細は「7-4-5③.詳細設定(照度換算設定)(D101用)」
「7-4-5④.詳細設定(照度換算設定)(D201/D202用)」を参照してください。
- 54 -
7-5-3.個別モジュールグラフ表示画面
① 選択モジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「アドレス」、「最終受信時のRSSI値」、「通信状態」を
表示します。 タップすることで「7-5-5.ロギング表示画面」に遷移します。
② タップすることで「7-5-6.測定設定画面」に遷移します。
③ 選択されたモジュールの受信情報をグラフで表示します。表示範囲は「7-5-6.測定設定画面」の設定に従います。
タップすることでタップしたパラメータの「7-5-4.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面」に遷移します。
また、「7-5-8.閾値設定画面」で設定した閾値が破線で表示されます。(MAX:赤、MIN:青)
7-5-4.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面
① タップすることで「7-5-6.測定設定画面」に遷移します。
② タップすることで「7-5-7.色設定モジュール選択画面」に遷移します。
③ 選択パラメータの受信情報をグラフで表示します。各グラフの表示範囲は「7-5-6.測定設定画面」の設定に従います。
グラフ描画色は④に表示されている「デバイス名」、「アドレス」の文字色と対応しています。
④ 「ホワイトリスト」に登録したモジュールの「デバイス名」、「アドレス」を表示します。
タップすることで「7-5-3.個別モジュールグラフ表示画面」に遷移します。
- 55 -
7-5-5.ロギング表示画面
7-5-5①.ロギング表示画面(全取得データ)
① タップすることで、画面が「7-5-5②.ロギング表示画面(正常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「BDアドレス」、「最終受信時のRSSI」、「通信状態」を
表示します。
③ タップすることで、画面が「7-5-5③.ロギング表示画面(異常データ)」に切り替わります。
④ 選択モジュールの全受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)をログ表示します。
7-5-5②.ロギング表示画面(正常データ)
① タップすることで、画面が「4.11.2ログ表示画面(受信データ(異常))」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「BDアドレス」、「最終受信時のRSSI」、「通信状態」を
表示します。
③ タップすることで、画面が「4.11.1ログ表示画面(全取得データ)」に切り替わります。
④ 選択モジュールの正常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)をログ表示します。
- 56 -
7-5-5③.ロギング表示画面(異常データ)
① タップすることで、画面が「7-5-5①.ロギング表示画面(全取得データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「最終受信時間」、「デバイス名」、「BDアドレス」、「最終受信時のRSSI」、「通信状態」を
表示します。
③ タップすることで、画面が「7-5-5②.ロギング表示画面(正常データ)」に切り替わります。
④ 選択モジュールの異常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)をログ表示します。
7-5-5④.ログファイルの内容
ログファイルには、モジュールからのデータ受信ごとに、上図のDATA1~DATA14をカンマ(,)区切りで出力します。
ログファイルの生成は「7-4-5②.詳細設定(ログ保存形式設定)」で設定した間隔で生成します。
- 57 -
7-5-6.測定設定画面
① 全てのグラフ共通のX軸の表示範囲を設定します。
② タップすることで遷移前の画面に遷移します。
③ パラメータ毎のグラフのY軸の表示範囲を設定します。詳細は下図を参照してください。
① 「有効」の場合、グラフのY軸の表示範囲(最小値/最大値)を自動調整します。
「無効」の場合は③、④の設定に従います。
② ①が「有効」の場合、グラフの最小値は「グラフ表示範囲の受信最小値-②の設定値」、
グラフの最大値は「グラフ表示範囲の受信最大値+②の設定値」となります。
③ ①が「無効」の場合のグラフの最小値を設定します。最大値を超えた値を設定しないでください。
④ ①が「無効」の場合のグラフの最大値を設定します。最小値未満の値を設定しないでください。
- 58 -
7-5-7.色設定モジュール選択画面
① タップすることで「7-4-6.色設定画面」に遷移します。
- 59 -
7-5-8.閾値設定画面
① 「有効」の場合、設定した閾値の監視を行います。「無効」の場合、閾値監視を行いません。
② タップをすることで、下図に遷移します。
① 「有効」の場合、③と④の入力が有効になります。「無効」③と④の入力が無効になります。
② タップすることで設定内容を反映し前の画面に戻ります。
③ パラメータのMAX/MINの値を設定します。(気圧~照度まで設定可能)
④ チェックの状態によって、閾値の確認時にMAX/MIN両方監視するか、片方だけ監視するかを設定します。
⑤ 異常回数(累積)を設定します。※0を設定した場合、閾値の監視は行いません。
異常回数は、センシング間隔に関わらず閾値の範囲外データを受信した回数を示します。
アラート通知は、この異常回数に到達した時に発報されます。
1度発報された後でも、継続してこの異常回数に到達すると繰り返しアラート通知を行います。
異常回数の累積カウント中に、一度でも正常範囲に入った場合は累積カウントがリセットされます。
⑥途絶回数(D201/D202用)の閾値設定を行います。
環境センサーのデータ内にある送信カウンタの値を監視する設定となります。
受信端末側で前回受信した送信カウンタと今回受信した送信カウンタとの差を確認し、その差が閾値設定項目で設定し
た値を超えた場合に受信異常となり異常通知が表示されます。
本機能では「途絶回数(D201/D202用)」の設定値の値が小さいほど、短い途絶時間で発報に至ります。
また、本機能の発報タイミングは途絶発生後、次のデータ受信時に異常発報となります。
データ欠損を生じたタイミングで「Error表示」を行う機能は、「6-3-1.モジュール登録画面」のタイムアウト判定機能を
ご使用ください。
- 60 -
途絶回数設定の項目は以下のような構成でセンサーからの欠損を監視し発報を行う機能となります。
例)5秒センシング間隔設定の場合、「途絶回数(D201/D202用)」が「10」の設定になっていると
50秒間(=5秒×10)以上連続で欠損を生じた際に、その次のデータ受信時に途絶回数異常の発報通知となります。
- 61 -
7-6.ログ読み込み機能
7-6-1.CSV読み込み画面
① タップすることで、選択したCSVファイルのデータを読み込み「7-6-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップすることで、以下の削除画面に切り替わります。
① タップすることで、選択されたCSVファイルの背景色が変化します。
② タップすることで、①で選択したCSVファイルを削除し前の画面に戻ります。
③ タップすることで、前の画面に戻ります。
- 62 -
7-6-2.データ表示画面(CSV過去データ)
① タップすることで、「7-6-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップすることで、③の表示値が切り替わります。
③ タップすることで、「7-6-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
④ タップすることで、③の表示値が切り替わります。
⑤ タップすることで、「7-6-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
⑥ タップすることで、「7-6-8.ロギング表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
⑦ タップすることで、「7-6-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
7-6-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ)
① 「読み込んだCSVファイルのデータ受信時間を一覧で表示します。
タップをすることで、「7-6-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)」の
グラフの開始時間を設定します。
- 63 -
7-6-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ)
① 選択されたモジュールの「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
タップすることで「7-6-8.ロギング表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップをすることで「7-6-7.測定設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
③ タップすることで「7-6-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
④ 選択されたモジュールの受信情報をグラフで表示します。
各グラフの表示範囲は「7-6-7.測定設定画面(CSV過去データ)」の設定に従います。タップすることでタップした
パラメータの「7-6-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
- 64 -
7-6-5.個別パラメータにおける各モジュール同時グラフ表示画面(CSV過去データ)
① タップすることで「7-6-7.測定設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
② タップすることで「7-6-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)」に遷移します。
③ タップすることで「7-5-7.色設定モジュール選択画面」に遷移します。
④ タップすることで、⑤の表示値が切り替わります。
⑤ タップすることで、「7-6-3.取得時間一覧表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
⑥ タップすることで、⑤の表示値が切り替わります。
⑦ 選択されたパラメータのモジュールの受信情報をグラフで表示します。各グラフの開始位置は⑤に表示されている時間に
従い、表示範囲は「測定設定画面」、「表示範囲設定画面」の設定に従います。
グラフ描画色は④に表示されている「デバイス名」、「アドレス」の文字色と対応しています。
⑧ 「デバイス名」、「アドレス」を表示します。表示される文字の色は③のグラフの色と対応しています。
タップすることで「7-6-4.個別モジュールグラフ表示画面(CSV過去データ)」に遷移します。
- 65 -
7-6-6.表示範囲設定画面(CSV過去データ)
① 表示するデータ数を50~1000の範囲で設定することができます。
※データ数の数字になるため、対象の過去データのセンシング間隔に応じて表示されるグラフの時間軸は変化します。
7-6-7.測定設定画面(CSV過去データ)
① 「有効」の場合、グラフのY軸の表示範囲(最小値/最大値)を自動調整します。
「無効」の場合は③、④の設定に従います。
② ①が「有効」の場合、グラフの最小値は「グラフ表示範囲の受信最小値-②の設定値」、
グラフの最大値は「グラフ表示範囲の受信最大値+②の設定値」となります。
③ ①が「無効」の場合のグラフの最小値を設定します。最大値を超えた値を設定しないでください。
④ ①が「無効」の場合のグラフの最大値を設定します。最小値未満の値を設定しないでください。
- 66 -
7-6-8.ロギング表示画面(CSV過去データ)
7-6-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ)
① タップすることで、画面が「7-6-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
③ タップすることで、画面が「7-6-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの全受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)
をログ表示します。タップすることで、選択データを「7-6-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に表示します。
7-6-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ)
① タップすることで、画面が「7-6-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
③ タップすることで、画面が「7-6-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの正常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)をログ表示
します。タップすることで、選択データを「7-6-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に表示します。
- 67 -
7-6-8③.ロギング表示画面(CSV異常データ)
① タップすることで、画面が「7-6-8①.ロギング表示画面(CSV全取得データ)」に切り替わります。
② 選択されたモジュールの「CSVファイル名」、「デバイス名」を表示します。
③ タップすることで、画面が「7-6-8②.ロギング表示画面(CSV正常データ)」に切り替わります。
④ 選択されたモジュールからの異常な受信情報(受信時刻、RSSI値、温度、湿度、気圧、照度、電圧値)を
ログ表示します。
⑤ タップすることで、選択データを「7-6-2.データ表示画面(CSV過去データ)」に表示します。
- 68 -
7-7.アプリケーション設定ファイルについて
ログ表示数や接続処理、エラー表示までのリトライ回数は設定ファイルとして、「¥アプリケーションインストールフォルダ
¥Setting」内の「Setting.ini」に保存されます。
設定ファイル「Setting.ini」はINIファイル形式※で下表の内容を設定します。
※INIファイル形式は下図の通り”[]”で囲った「セクション」毎に「キー」の設定値を”=”で設定する形式を指します。
設定可能項目の一覧を以下に示します。
- 69 -
- 70 -
- 71 -
■設定ファイルが上書き禁止だった場合
設定ファイルが上書き禁止で書き換えができない場合、「Setting.ini」のプロパティを開き以下①~⑤の手順に従って書き
込み許可にして下さい。
- 72 -
8.トラブルシューティング
本製品の操作中にトラブル、不具合と思われる事象が生じた際は、まず以下の対応をご確認ください。
以下の対処でも解決できない場合、担当の営業窓口もしくは本取扱説明書に記載の
「本製品に関するお問い合わせ」までご連絡ください。
区分 症状 原因/対応
センサーモジュール 設定しているセンシング時間間隔通り
にデータ受信ができない
(データの取りこぼしがみられる)
外部環境や通信距離等が原因で通信強度が不足し
ている可能性があります。以下対応を確認ください。
①RSSI 値をご確認のうえ、端末や中継器とセンサー
間の距離を近づけてご確認ください。安定した通信の
RSSI 値の目安は~「-80」程度となります。
②「6-3-5. 接続画面(モジュール設定画面)」を参
考にセンサーモジュールの信号強度や連続送信回数の
値を再設定ください。それぞれ値が大きくなるとデータ欠
損の割合が低下します。(ただし必要な連続動作に
必要な照度値も上昇します)
モジュール検索でセンサーが表示されな
い
センサースイッチを OFF⇒ON に切り替えたタイミングで
発信を行います。一度 OFF に切り替え再度 ON に設
定を行ってください。
データが受信できなくなった。 センサーモジュールの 2 次電池電圧が枯渇している可
能性があります。「4-5-2.充電性能」を参考にセンサー
に光を当てて充電をお願いします。その際に、スイッチが
OFF 状態であることを必ずご確認ください。
センサーのデータがおかしい。 センサーモジュールの ON 直後の初回受信時にまれに
各値が適正な値を示さない場合があります。センサー
動作の立ち上がりで不安定な状態が発生している可
能性があります。しばらくそのままデータ受信を行い、値
をご確認ください。
湿度変化がリアルタイムに表示されな
い。
RICOH EH 環境センサーD202 の防水防塵機能を
有した製品では、防水機能を高めるため湿度応答性
が D201 よりも若干劣ります。急激な環境変化が生じ
る場所へ移動した場合は数十分程度安定した数値が
取れるまで時間を要します。
データ受信していないのに電圧が低下
している
「6-3-5. 接続画面(モジュール設定画面)」を参考
に、スイッチの切り替えの注意事項をご確認ください。セ
ンサーのスイッチが「SET」状態で⾧時間放置すると、
AndroidTM端末との双方向の接続状態を常に維持し
てしまい消費電力が上がり、2次電池電圧の低下が大
きくなります。 設定変更が終わり次第、速やかに
「OFF」状態、もしくは「OFF」から「ON」へ切り替えをお
願いします。
- 73 -
区分 症状 原因/対応
AndroidTM 端末
モジュール設定がうまくできない
(スイッチ「SET」時のセンシング間隔
変更などの設定操作)
「6-3-5. 接続画面(モジュール設定画面)」を参
考にスイッチ切り替えの注意事項を確認ください。セン
サーのスイッチが「ON」の状態にある場合一度「OFF」
に戻して 5 秒ほど経過してから「SET」へ切り替えを行
ってください。「ON」からすぐに「SET」へ切り替えを行っ
てしまうと、正しく接続ができません。また、設定変更
後に「ON」へ戻す場合も一度「SET」から「OFF」に戻
し 5 秒ほど経過してから「ON」へ切り替えを行ってくだ
さい。
データ受信ができていない 受信画面の状態を確認ください。データ受信は、
「6-4-1.モジュールデータ表示画面」の状態の場合に
受信が行われます。 その他 CSV 閲覧や設定画面
に入っている状態ではデータ受信されませんのでご注
意ください。
区分 症状 原因/対応
WindowsⓇ端末
中継器
中継器との接続において「接続失敗」と
の表示がでる。
中継器との接続処理に失敗した状態です。以下の
点をご確認ください。
・中継器のIPアドレスに間違いがないか確認ください。
・中継器の電源が入っているか確認してください。
電源が入っている場合、一度電源を抜いて再度入れ
なおしてください。
・複数台との接続の場合、中継器がアクセスポイント
となる「Wi-Fiルーター」と接続されているか確認してく
ださい。
環境センサーの検索開始の際に、
「検索通信エラー!」の表示がでる。
「環境センサー」の検索開始・検索中止通信処理に
失敗した状態です。この表示が行われた場合、上記
の中継器接続失敗の対処と同様に中継器との接続
をやり直してください。
「中継器へのホワイトリスト設定に失敗」
の表示がでる。
中継器へのホワイトリスト設定に失敗した状態です。
この表示から変化しない場合、「7-4-1.中継器登録
画面」に戻るか、アプリケーション一度終了して、中継
器との接続を解除後、中継器の電源を再投入してく
ださい。
「中継器とモジュールの通信開始に
失敗」の表示がでる。
中継器への各モジュールとの通信開始に失敗した状
態です。この表示から変化しない場合、「7-4-1.中
継器登録画面」に戻るか、アプリケーション一度終了
して、中継器との接続を解除後、中継器の電源を再
投入してください。
- 74 -
9.本製品に関するお問い合わせ
本製品に関するお問い合わせにつきましては、当社ホームページよりご確認・ご連絡ください。
製品概要 https://industry.ricoh.com/dye-sensitized-solar-cell/sensor
お問い合わせフォーム https://webform.ricoh.com/form/pub/e00132/inquiry
窓口 株式会社リコー Energy Harvesting 事業センター
RICOH EH 環境センサーD201/D202 使用説明書
発行年月日:2021 年 11 月 1 日 Rev.1.10 発行:(株)リコー Energy Harvesting事業センター