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Start本トレーニングガイドは、初めてRhinoGOLDを使用する方に、少しでも使い方やコマンドの種類を分かって頂けるために作成された教本です。初めてCADを使用する場合、この教本とホームページに掲載してあるレッスン映像を見ながら勉強されることをオススメいたします。
本教本は、外出先などでもご覧に頂けるように、ホームページでもご覧いただけます。
RhinoGOLDは、
ジュエリーCADとは。
ジュエリー製作の為、ジュエリー製作者が設計開発した、ジュエリーCADソフトです。RhinoGoldは、CADソフトは高額という概念を打ち崩した、低価格で使いやすい高性能のジュエリーCADソフトです。画面表示がシンプルで直感的に作業できる為、初心者の方でも簡単に使用できるようになり、新型のパラメーターを使用する事によってデータの作成、編集が簡単に行う事ができるようになりました。リアルタイムプレビュー機能を備えている為、容易かつ迅速に作業が行なえ、レンダリング機能が画面上で表現でき、リアルで理想に近いデータを作製出来るようになりました。ジュエリーCAD製作、プレゼンテーションやカタログの作成、映像製作など全てを網羅する、総合ジュエリーソフトです。宝飾業界の専門家に必要な数多くの高度なツールをご利用頂けます。 モデリング全ての段階において正確なプロ仕様となっているので、そのまま製造に繋げられる品質のモデリングを実現することができます。
・低価格で、高性能ジュエリー用CADソフト・世界で幅広く使われている認められたソフト・シンプルで、使い易いインターフェース・画面上で表現できる、レンダリング機能搭載・リアルタイムプレビュー機能・RhinoGOLD、Rhinoceros 両モード搭載
RhinoGOLDとジュエリーCAD
今のジュエリー業界では、CADは無くてはならない技術となっています。世界では、10年前からCADが使われ、日本でも、数年前からCADが使われ始め、CADと言う言葉も浸透してきました。ですが、手作りを基本としていた職人にとってCADを始めるにも敷居が高い、ソフトの価格が高額と思われている方が、とても多いのが現状です。RhinoGOLDは、初心者からプロまで簡単・高性能・低価格なジュエリーCADソフトとして開発され、世界で高いシュアを誇っています。CADで良く言われていた、見やすさと使い易さを両立したRhinoGOLDを是非体感してみて下さい。
RhinoGOLDとは。
RhinoGOLDオリジナルコマンドRhinoGOLDは、ジュエリーを作るために考えられたコマンドが数多くあります。ジュエリーを簡単、正確に作る為に考えられた機能が100種類以上搭載してあります。従来のCADは、難しと感じた方にも簡単に使えるように考慮されているソフトです。従来のライノユーザーにも、喜ばれる機能が数多く搭載されています。
ライノゴールド トレーニングガイド
ライノゴールド トレーニングガイド
ツールバー
ビュータイトル
リング方向アイコン
ステータスバー
コマンドライン
画⾯の説明
操作性の良い ホイール付き3ボタンマウス がお勧めです
左ボタン 右ボタン
ホイール
コマンド・オブジェクトの選択 - クリック
ポップアップメニューの起動 - クリック
ズームイン/ズームアウト - 回転
直前に使用したコマンドを再起動
コマンド実行中は確定・キャンセル - クリック
ビューを回転 - クリック & ドラッグ
パン - Shift & クリック & ドラッグ
ダイナミックズーム - Ctrl & クリック & ドラッグ
ビューを傾ける - Shift & Alt & クリック & ドラッグ
カメラを回転 - Ctrl & Alt & クリック & ドラッグ
アドバイス!!DELETEボタンをマウスの余ったボタンにDELETEのショートカットを登録する事をお勧めいたします。
lo^ jb
ca良く使うキーボードボタン操作(ショートカットキー)
f良く使うショートカットキー C
b Vb Sb A
b Z b Y
セーブ
全て選択
戻る 進む
コピー
貼り付け
b
おすすめはマウスは、3ボタン以上をお勧めします。
マウス操作
RhinoGOLDは、簡単に3D-CADができるように、開発されました。
コマンドの種類も、ボタンの配置も初心者の方でも使いやすいようになっています。
これからのチュートリアル説明などで、ツールバー コマンドライン ステータスバー ビュータイトル などは、出てきますので
初めて使用する方は位置を覚えておきましょう。
ユーザー経験値レベル
初級
中級
上級
Modern Silver
Modern Black
Modern Blue
Classic
インターフェース
タイトル表⽰ (チェックを外す)
通常
アイコン上にテキストを表⽰ (チェックを外す)
タイトル表⽰/アイコン上にテキストを表⽰
ライノゴールド トレーニングガイド
Modern Silver
Modern Black
Modern Blue
Classic
①
②
ユーザープロファイル(セッティング)
ユーザープロファイルでは、RhinoGOLDの各種設定が行えます。画面の表示カラーや、ボタンの配置設定、言語、単位など一般的な設定が行えます。
①のTDMのマークをクリックすると左記のような画面が現れます。②のユーザープロファイルをクリックします。下記の画面が中央に現れます。
①
②
③
④
⑤
① 地域言語:使用する言語を選択します。 通常Japaneseを選択。単位:使用する単位を選択します。 通常mmを選択。
② ユーザー経験値レベルユーザー経験値レベルを設定します。初級・中級・上級から選べます。 ツールバーのコマンド数が変わります。
③ インターフェースインターフェース(画面の設定)を行います。
は、ツールバーのコマンドボタンの表示の設定が出来ます。□通常は、すべてにチェックを入れて下さい。
は、画面の配色を変えることが出来ます。□
④ パス各種設定のディレクトリーを設定します。
⑤ 高度な編集タイトル表示/アイコン上にテキストを表示/リングの方向アイコン
オプションボタン
ツールバーのボタンをクリックすることにより、コマンドが開始されますが、ツールバーの下の矢印▼をクリックすると更にコマンドが表示されます。例)
内のウィザードボタンをクリックすると、左記①のような□リングウィザードが表示されます。ウィザードボタンの下部の○内の▼をクリックすると左記②のようにボタンの下に別のボタンが現れ、ウィザードに関連したコマンドが表示されます。このように、メインボタン以外にも関連するボタンが隠れていることを理解して作業を行って下さい。
①
②
大部分のRhinoGoldコマンドは、メニューバーから見つかることができます。ジュエリー製作に特化した、コマンドの配置。これからジュエリーCADを始める方に分かりやすく、使いやすいように作られています。
RhinoGold ツールバー RhinoGOLDの特徴の一つが分かりやすく使いやすい ツールバーにあります。
キーボードの[F4]キーを押すと機能ウインドウが現れます。画面の機能オプションの設定ができます。
機能ウィンドウは、4ブロックに分割されます。
ズーム・メニュー
良く使う画面ツールが配列されています。
ジェネラルメニュー
レイヤーの管理や、オブジェクトのプロパティ、ヒストリー画面ビューの設定などの設定が出来ます。。
ビューメニュー
画面の表示を変える事が出来ます。
機能オプション画⾯
このメニューでは、画面操作などで必要とされる 「よく使う 表示コマンドが」配列されています。
ライノゴールド トレーニングガイド
レイヤーマネージャの起動
プロパティマネージャーの起動
ヒストリマネージャの起動
3画面と4画面の切り替え
シェーディングモード
透過マネージャー
ビューマネージャー
パン:マウスで画面を移動することが出来ます。マウスカーソルが手のマークに変わります。平行ビューポート(Top、Front、Rightなど)では、 マウスの右ボタンを使ってドラッグします。パースビューポートでは、Shift + マウスの右ボタンでドラッグします。
ダイナミックズーム:マウスを使って画面を拡大縮小できます。Ctrl+ マウスの右ボタンを使って上下にドラッグします。マウスのホイール を回転します。マウスの右ボタンを使ってズームインとズームアウトするには上にドラッグするとズームインします。 下にドラッグするとズームアウトします。
1:1ズーム:クリックすることにより、原寸のサイズで画面表示します。
ウィンドウ・ズーム:拡大したい場所をマウスでドラックしながら囲む事により囲まれた部分が拡大され画面に表示されます。
ビューを回転:平行ビューポート(Top、Front、Rightなど)を360度回転させる事が出来ます。 パースビューポートでは、マウスの右ボタンを使ってドラッグします。
全体ズーム:表示されているオブジェクトを画面全体に表示ます。
選択ズーム:選択したオブジェクトが画面全体に表示されます。
編集メニュー
ズームコマンド ジェネラルコマンド ビューコマンド
ズームコマンド
ライノゴールド トレーニングガイド
オブジェクトの選択⽅法オブジェクトを選択
オブジェクト上にカーソルを置いてクリック。 Shift を押しながらオブジェクトをクリック
右から左にドラッグして選択したいオブジェクトに枠を交差させます
枠の交差によるオブジェクト選択 選択オブジェクトを解除
Ctrl を押しながら選択解除したいオブジェクトをクリックします
複数のオブジェクトを選択
左から右にドラッグして選択したいオブジェクトを囲みます
枠の囲みによるオブジェクト選択
ライノゴールド トレーニングガイド
ビューポートは Top・Bottom・Left・Right・Front・Back・Perspectiveから選択できますビューの切替えは ポップアップメニュー または 各ビュータイトル から行います
ビューコマンド
画面を切り替える事により、作業の効率が大幅にUPします。色々な角度で作成できるようになりましょう。
TOP
Bottom
Right
Front
Left
Back
Perspective
この位置で右クリック
□の中で右クリック→ビューの設定からも変更が可能です。
各画⾯を個別に変えるには
ファイルを開くと上記の様な配置で表じれると思います。各画面のビューを変えると、右記の角度で表示されます。
画⾯ RhinoGoldモードの画面は、基本下記の3画面で行います。難しいデザイン作業の場合などは、4画面に切り替えて作業を行うことも出来ます。画面数が多いほど色々な角度での表示が可能です。ですが画面数が多いと1画面での表示が小さくなります。
3画面
4画面
画⾯ビューの変え⽅
初期起動時は、3画面になっています。4画面にするには、[F4] を押します。左記の画面が表示されます。
の4ビュー|3ビューを左クリックすると4画面に□変わります。3画面に戻す場合は、□の4ビュー|3ビューを右クリックします。
ジェネラルコマンド
ライノゴールド トレーニングガイド
オブジェクト選択…オブジェクト同⼠が重なっている場合に選択メニューが表⽰されます。
下記の図で の中は、緑の図形と青の図形が重なっている部分になります。黄色の点線枠重なっている部分を選択してしまうと、どちらの図形を選択したいか分かりませんよね!重なっている箇所を選択した場合、選択メニュー画面が現れます。選択メニューの中で選びたい図形を選択すれば、重なっていても選びたい図形を選択できます。選択メニュー画面で選ぶ際は、選ばれる図形がピンクの枠で表示されるので、選択ミスがありません。
⾞のヘッドミラー部を選択するとします。ヘッドミラーの中には、いろいろなパーツがあります。選択すると下記のように選択メニューがあらわれ3個のパーツからどれを選択するか選ぶ事が出来ます。
ライノゴールド トレーニングガイド
①
②
④
③ ①…ワイヤーフレーム
②…シェーディング
③…ゴースト
④…レンダリング
オブジェクトの表示方法を4パターンで表示が可能です。それぞれの画面で表示方法を変えることが出来ます。
の場所でマウスの右をクリックすることにより、右記のメニューが表示されます。
の枠内に表示する方法が表示されています。好きな表示方法を選びます。
オブジェクトの表⽰
選択したい場合、選択メニューリストから選びます。
オブジェクトの選択⽅法
ブラウザRhinoGOLDには、ブラウザという新機能が搭載されています。RhinoGOLDブラウザは、本ソフトの大きな特徴の一つです。
エクスプローラ レンダー ライブラリ
ブラウザ
ブラウザーを表示方法が2通りあります。簡単にTDMアイコン>ブラウザーで表示できます。Rhinoモードユーザーは、ツールバーかメニューから表示できます。
ウィンドウからウィンドウ(エクスプローラ、レンダリング、ライブラリー)の変更は下部にある3つのアイコンで行ってください。
ブラウザでは、・エクスプローラでの、リングや石枠、石などの製作履歴と個々を簡単にチェックや編集を行う事が可能。・オブジェクトのリアルタイムレンダリング・ジェムのリアルタイムンダリング・ライブラリーのプレビュー管理(設定)ができます。
ライノゴールド トレーニングガイド
ライブラリー ライブラリーのフォルダ間の素早い移動ができます。端にあるウィンドウからファイルをクリック(ホールド)してモデルをインサートします。この機能は、マネージャーセクションで説明されているライブラリーコマンドと同じです。
どのように自分のライブラリ・フォルダを定義しますか?
指定フォルダーを変更することは、とても簡単です。ユーザープロファイルの画面を表示してみてください。パラメーター全般で、ライブラリ欄がある事が確認できると思います。そのライブラリ欄の右のフォルダーアイコンをクリックして、指定したいフォルダーを選択します。
エクスプローラは、ドキュメントにあるすべての編集できるオブジェクトを表示することです。作成したオブジェクトは自動的にエクスプローラに追加されていきます。 主にオブジェクトを選択して編集する機能で、すべてのオブジェクトは、タイプ・Gem別・または寸法ごとにグループ化しています。
オブジェクトの編集の仕方 選択したいオブジェクトを選んでエディットをクリックしてください。ウィンドウからオブジェクトを選択・オブジェクトそのものを選択・またはエクスプローラから選択の中から使いやすいものを選択してください。
重要事項2点: 1.違ったタイプのオブジェクトを同時に選択して編集することはできません。ただし、同じタイプのオブジェクトでしたらいくつでも選択できます。 2.ベゼル・ヘッド・プロング・カッターを作成するとき、Gemの形状に合わせて作られます。Gemの変更に合わせて、エレメントの形状も自動的にアップデートされます。 オプションがフリーズしてしばらくアクセスできないときは、エレメントはアップデートされません。 そのときは、アップデートを中断してすぐにアップデートしなおすとアクセスできるようになります。ベゼル・ヘッド・プロング・カッターは、そのフィーチャー(プロパティ)を失うことなくジェムの形に合わせて作成され、ライブラリに 保存されます。例えばもしベゼルの編集をする場合、それぞれのジェムのタイプに合わせてサイズを変更をし、保存する必要がなく、エレメントの寸法、角度、幅を調整することなくジェムの編集・調整が可能です。
エクスプローラエクスプローラでは、⽯枠や⽯などを簡単にチェックや編集を⾏う事を可能にしました。⽯枠付きの指輪を作った完成データの⽯や枠のサイズを変える場合従来は指輪からすべてを作り直す必要がありました。エクスプローラーを使えば、⽯枠や⽯のサイズだけを、常時変える事が出来ます。
編集例)1.ジェムを選択してエディット(編集)をクリックします。
2.Gem Parametersウィンドウが開きます。 ジェムのタイプの変更や寸法の変更をし て、Updateをクリックしてください。
3.ジェムとベゼルが変更されます。
①②
③
ライノゴールド トレーニングガイド
リアルタイムレンダリング RhinoGoldにはリアルタイムレンダリングが含まれています。リアルレンダリングを可能にしたことにより、シンプルでリアルなジュエリー製作を可能にしています。他に、コミュニケーションを円滑にするためにシンプルなレンダリングをできるだけ早く作成することを可能にしています。
リアルタイムレンダーの変更方法画面上のオブジェクトを選択して、レンダー内のアイコンをクリックすれば即座に画面に反映されます。
※リアルレンダリングは、カタログ写真のように鮮明なレンダリング作成には向いていません。カタログや映像用のレンダリング機能は別ページで説明しております。
ユーザーフォルダは編集したRhinoGoldファイルを保存するところで、ユーザー、レンダーマテリアル、テンプレート、ライブラリ等のフォルダに保存されます。
フォルダーが作成される場所デフォルトで、このフォルダはローミングユーザーのフォルダに作成されます。読み込みや書き込みするフォルダーの場所は設定可能で、RhinoGoldの入っているパソコンならこのフォルダのパス(C:\Users\Username\AppData\Roaming\TDM Solutions\RhinoGold\2.0. )を変更することができます。すべてのファイルはそのフォルダに保存でき、すべてのローミングフォルダはバックアッププログラムでコピーされます。
ユーザーフォルダを他の場所に作る方法
RhinoGoldのユーザーフォルダーは、インストール時、自動で作成します。他の場所を指定する場合は、TDMアイコン>ユーザープロファイル>ユーザーファオルダーを開く、を開いてください。 Rhinoモードの方は、RhinoGoldユーザーファオルダーを開くを起動して下さい。
ライノゴールド トレーニングガイド
RhinoGOLD & Rhinoceros ヘルプ
RhinoGOLDを学ぶには、本書をご使用になるのも一つの方法ですが、RhinoGOLDには、ヘルプ機能も持っております。ヘルプ機能には、RhinoGOLD用とRhinoceros用の2種類が存在します。両ヘルプ機能を、駆使しレベルアップの補助として有効活用して下さい。ヘルプ機能は、各操作の詳しい説明や映像なども収録されています。
RhinoGOLDのヘルプを表示するには、画面左上のTDMアイコンをクリックして、一番下ののヘルプをクリックします。□
ユーザーフォルダを定義
コマンドコマンドのタスクバーは、非常に良く使う領域です。コマンド欄には、コマンドをキーボードで直接入力しての実行や、距離や角度など細かい数値の入力、過去に実行したコマンド履歴などを表示・実行することが出来ます。RhinoGoldでは、正確な図形を作ることが出来るのも特徴の一つです。コマンド欄に数値を入力し正確な寸法・位置・角度などを指定して使いこなします。
コマンドのキャンセルコマンドをキャンセルするには、Escキーを押すか、新しいコマンドを入力してください。
コマンドからの実⾏コマンド欄に、実行するコマンドを入力して[Enter] をクリックします。例) 通常リングウィザードを起動する場合は、 ツールバーのウィザードボタンをクリック しますが、コマンドバーからでも起動が出来ます。コマンド欄に、RingWizardと入力して[Enter]をクリックします。リングウィザード画面が表示されます。
コマンドの⼊⼒補助コマンド欄にコマンドをキーボードで入力する際に数文字入力すると、左記の画面のように入力文字に該当するコマンドがリスト表示されます。この補助リストがある為、すべてのコマンドを入力することなく実行を可能にしています。
履歴コマンドバーには、今まで行ったコマンドの履歴がヒストリとして表示されています。
履歴のワンクリック実⾏コマンドーバーの空白の部分で、右クリックすれば、左記の画面が表示されます。今まで行った20のコマンドが記憶されています。リストから選んで実行することが出来ます。
コマンドヒストリコマンドヒストリ画面は今まで実行したコマンドのヒストリ(履歴)が見ることが出来ます。コマンドヒストリ画面は、キーボードの[F4]キーを押すことにより表示されます。過去の500通りのコマンドが表示されます。
ライノゴールド トレーニングガイド
画⾯の操作
「ホイール」
「ドラック」
b
「ドラック」
「ドラック」
オブジェクトの移動操作
2種類の拡⼤縮⼩表⽰⽅法
初めて3D-CADソフトを使うには、画⾯操作を熟知する必要があります。この章では、画⾯の拡⼤縮⼩表⽰の⽅法を学びます。左記図(図1)のような図形を作ってから画⾯の表⽰作業を⾏ってください。。
図1
マウスのホールを上下に回転
①① キーボードの「CTRL」キーを押しながらマウスの右ボタンを押したままマウスを上下に動かします。
拡⼤縮⼩表⽰
拡⼤ 縮⼩
②②
拡⼤表⽰するには、①と②の 2種類の⽅法があります。
「3D回転は、中⼼を起点に回転表⽰」
「ドラック」
「3D回転表⽰」
3D表⽰画⾯「Perspective画⾯」での移動・回転操作
3D表⽰画⾯「Perspective画⾯」の移動操作と回転表⽰の操作⽅法です。
マウス右ボタンを押しながらマウスを回転。
SHIFTキーとマウスの右ボタンを押しながらマウスを移動 補⾜説明
「ドラック」
画⾯の移動操作画⾯の移動操作⽅法です。※オブジェクトの移動とは違います。
マウス右ボタンを押しながら マウスを移動。
オブジェクト「図形」 の移動
移動させたいオブジェクトにマウスカーソルを合わせ移動したい箇所まで「ドラック」させます。
作成した図形「オブジェクト」を移動する操作の説明です。オブジェクトを移動させるためにはマウスのドラック操作で⾏います。キーボードの「SHIFT」キーを押しながらドラックすると⽔平・垂直に移動できます。
ライノゴールド トレーニングガイド
「クリック」
「クリック」
移動
中⼼へ移動
「ドラック」 「ドラック」 「クリック」
垂直移動 ⽔平移動 決定!!
ガムボール
「ドラック」 「クリック」
拡⼤
決定!!
「ドラック」
回転
「クリック」決定!!
選択
拡⼤・縮⼩・移動・回転ガムボールコマンドとは、オブジェクトの拡⼤・縮⼩・回転・移動を簡単に⾏えるコマンドになります。 初⼼者の⽅には、とても扱いやすいコマンドです。
「中⼼へ移動」コマンドは、オブジェクトを中⼼に配置するためのコマンドです。良く使うコマンドです。
移動させたいオブジェクトを選択して、「中⼼へ移動」コマンドをクリックすると、中⼼に移動します。
移動(垂直・⽔平)移動するには、⾚い点線枠内の「 」部分をドラックすると⽔平・垂直にオブジェクトが移動します。↑→
拡⼤・縮⼩拡⼤・縮⼩するには、⾚い点線枠内の「 」部分をドラック□□すると拡⼤・縮⼩します。
回転回転するには、⾚い点線枠内の「 」部分を ドラックすると回転します。
ライノゴールド トレーニングガイド
スケッチ - 作成 コマンド
テキスト コマンド「テキスト」コマンドでは、簡単にテキストを⼊⼒することが出来ます。⾼さや、奥⾏き、フォントも簡単に指定できます。
テキスト編集画⾯が表⽰されます。
「クリック」
フォントも簡単に変えられます。
テキストのサイズや⾼さを指定できます。
好きな位置でクリックして決定します。
「クリック」
「クリック」
「クリック」
「クリック」
「スケッチ-作成」コマンドは、2次元(平⾯)上の線画を描く事を基本にしたコマンド類です。・直線 ・曲線 ・円 ・円弧 ・楕円・⻑⽅形 ・テキスト
初めて3D-CADを使う⽅は、3Dソフトなのに2次元の線を描くの︖と、思われるのではないでしょうか。答えは、2次元の線を描き、その線を⽴ち上げて3Dにするからです。5ページ先に コマンドの説明「押し出し」があります。⾒て頂ければ、多少はご理解いただけると思います。Adobe Illustratorなどで線画(パス)などで描かれたデータを使⽤して、3Dデータを製作するなど2次元の線はいろいろな⽤途で3D製作に意味を持ちます。
「直線」コマンドをクリックするとカーソルの形状が変わります。
「SHIFT」キーを押しながら線を描くと平⾏線や垂直線が描けます。
「クリック」
「クリック」
「クリック」 「クリック」
直線-ポリライン 円 曲線
直線と同じようにクリックしていき最後は繋げます。
円を描きたい中⼼でクリックし、理想の⼤きさに広げたら再度クリックします。
直線と同じようにクリックしていき最後は繋げます。
ライノゴールド トレーニングガイド
球体を描く
「クリック」「クリック」
「クリック」
直⽅形を描く
「クリック」
「クリック」
「クリック」
カーソル移動
球体を描きたい中⼼でクリックし、理想の⼤きさに広げたら再度クリックします。
「クリック」
「クリック」
数値⼊⼒で球体を描く球体を描くには、上記のような感覚で作る⽅法と、コマンドに数値⼊⼒して作る⽅法と2通りあります。描くには、まずは中⼼点でクリックした後に、コマンド⼊⼒場所( )にカーソ□内ルを持っていき、( )でクリックして□内数値⼊⼒しエンターキーを押します。
⾓(端)になる部分をクリックし、理想の⼤きさに広げたら再度クリックします。
①①
②②
①①
②②
①①
②②
直⽅体を描くには、画⾯Aの部分で底⾯を作ります。⾓(端)になる部分をクリックし、理想の⼤きさに広げたら再度クリックします。これで四⾓の底⾯が出来ます。次に、画⾯Bにカーソルを持っていくと、直⽅体が上下に伸び縮みしていることが分かると思います。理想の⼤きさになりました、クリックして決定ます。
A B
A B
他の図形も同じような感じで作ることが出来ます。いろいろと試してみてください。
底⾯のサイズを決めます。
⾼さを決めます。
ライノゴールド トレーニングガイド
3Dスケール
「クリック」
選択
「クリック」
「クリック」 「クリック」
「クリック」 「クリック」
3Dスケール
2Dスケール
1Dスケール
3Dスケール 2Dスケール 1Dスケール
3辺全てが拡⼤・縮⼩されます。 2辺が拡⼤・縮⼩されます。 1辺が拡⼤・縮⼩されます。3辺全てが拡⼤・縮⼩されます。 2辺が拡⼤・縮⼩されます。 1辺が拡⼤・縮⼩されます。
「クリック」
決定
マウ
ス操
作で
⼤きさ
を決めた
ら︑
「3Dスケール」コマンドでは、オブジェクトの拡⼤縮⼩が可能です。「3Dスケール」「2Dスケール」「1Dスケール」の3種類あり、拡⼤される辺数を選択できます。下記の図を参考にスケールする⽤途にあわせて、ご使⽤ください。
「3Dスケール」は、ココをクリック。
「2Dスケール」「1Dスケール」は、ココをクリックしドロップダウンリストから選択。
「クリック」①①
②②
①①
②②
①①②②
コマンドボタンをクリックするとカーソルの形状が変わります。
ライノゴールド トレーニングガイド
回転コマンド「回転」コマンドでは、オブジェクトを回転する際に使⽤するコマンドです。左記の図で の画⾯で回転操作する時と 画⾯で⾏うA Bときでは、図形の回転は変わります。その時に応じて画⾯を選んで回転コマンドを使⽤します。
A BA
B
「クリック」 「クリック」 「クリック」
「クリック」決定
「クリック」
Bで⾏うとAと違う⾓度で回転します。Bで⾏うとAと違う⾓度で回転します。
②②
③③
①① ④④
⑤⑤
①①
②② ③③
決定「クリック」④④
フェレット コマンド「フィレット」コマンドとは、⾓を丸くするコマンドです。下記の図1のように、⾓がRになることです。
図1
「クリック」
天⾯をクリックします。
コマンドに「フィレットする1つ⽬のサーフェスを選択」と表⽰されますので、フィレットするオブジェクトの天⾯を選択します。フィレットするRの強弱を変える場合は、
内の に数値を⼊⼒します。□ 半径(R)=1.000 「クリック」
側⾯をクリックします。
「クリック」
コマンドボタンをクリックするとカーソルの形状が変わります。
ライノゴールド トレーニングガイド
ミラー コマンド「ミラー」コマンドでは、簡単にオブジェクトを反転コピーする機能を可能にします。
図のようなオブジェクトを作成します。図のようなオブジェクトを作成します。
オブジェクトを選択します。
「クリック」「クリック」
「クリック」
「クリック」
①①
②②
左右に移動して調えます。線を引いた箇所を始点に反転コピーされます。
ベント コマンド
「ベント」コマンドでは、簡単に図形やテキストなどを曲げる事が出来ます。
初めて使⽤する⽅は、丸や⻑⽅形など簡単な図形でOK!!初めて使⽤する⽅は、丸や⻑⽅形など簡単な図形でOK!!
図のようなオブジェクトを作成します。図のようなオブジェクトを作成します。
オブジェクトを選択します。
「クリック」
「クリック」
「クリック」
選択
選択
①① ②②
③③
図形に沿って平⾏に線を描きます。
マウスを上に移動すると図形が曲がります。決定する時は、クリックします。
ライノゴールド トレーニングガイド
1レールスイープ コマンド「1レールスイープ」コマンドでは、曲線から⽴体物を作る代表的なコマンドになります。輪郭線と断⾯線を描いて⽴体物にします。左記の図のような円を2個描きます。
「円」コマンドで図のような円を描きます。
「クリック」
「クリック」
コマンドに「レールを選択」が表⽰されます。⼤きな円を選択します。
次に「断⾯曲線を選択」が表⽰されます。⼩さな円を選択します。
下記の画⾯が表⽰されたら「OK」をクリックします。「クリック」
断⾯線
輪郭線
断⾯線
輪郭線
押し出し コマンド「押し出し」コマンドは、スケッチコマンド類にある、2次元の直線画・曲線画を⽴ち上げ3D図形に変える事が出来ます。
選択「クリック」
「クリック」
「クリック」
コマンドボタンをクリックするとカーソルの形状が変わります。
ライノゴールド トレーニングガイド
ブーリアン
「クリック」
「クリック」
⽤意
ブーリアンコマンドとは、図形の溶接・削りを⾏う代表的なコマンドです。全ての3D製作で使われるコマンドなので、使い⽅をしっかりと学びましょう。
図1の様な図形(⻑⽅形と球体)を作っておきます。図2の様な図形配置にします。
「クリック」
溶接する図形を⼀つ選択します。次に溶接する2つ⽬の図形を「SHIFT」キーを押しながら選択し「ENTER」キーを押します。
⼀つ⽬のグループの欄に溶接する2つの図形が表⽰されていることを確認します。
ブーリアン(和) - 溶接
□内のブール演算 和を選択
プレビューを押すと溶接される図形が⿊く表⽰されます。よろしければ「OK」を押し決定します。
ライノゴールド トレーニングガイド
「クリック」
ブーリアン(差) - 削るブール演算ー差とは、図形から図形を削る作業を⾏います。
①□内のブール演算差 を選択
①①②②
ブール演算差は、選択画⾯が2個になります。
②□内の選択を押し、図形を選択します。削りの場合、図形を選択する順番が⼤事になります。⼀つ⽬の選択では、
を選択し「ENTER」キー。削られる図形
1つ⽬に選ばれた図形は、画⾯から消えます。次に を選択し「ENTER」で決定します。削る図形
⼀つ⽬のグループ欄に削られる図形。2つ⽬のグループ欄には削る図形が表⽰されていることを確認し、プレビューボタンを押します。
プレビューを押すと溶接される図形が⿊く表⽰されます。よろしければ「OK」を押し決定します。
図形の選択順番「1つ⽬のグループ」「2つ⽬のグループ」
が違う場合は、完成図形も変わります。
完成
「クリック」
2つ⽬のグループの選択を押します。
ライノゴールド トレーニングガイド
次の章では、いままでの説明を見ながら、下記の2種類の図形を作ってみましょう。※①は次の章で一から説明付きで学べます。
①① ②①① ②
ライノゴールド トレーニングガイド
初めての RhinoGOLDここでは、前章までのコマンドなどを使って、簡単な3Dデータを作ります。図解を⾒ながら作って⾒て下さい。
初めてソフトを起動したとき図1のような画⾯になると思います。初めて起動した場合のみ、[02] [03] の設定を⾏って下さい。RhinoGOLDを使いやすくする設定です。
02
03 リング⽅向確認アイコンを表⽰する
ブラウザを表⽰する
初めての RhinoGOLD01図1
チェックを⼊れる
リング⽅向アイコンが表⽰されます。
⾦属フォルダーをクリックします。
このアイコンをクリックします。
ブーリ演算 差07
[06]で作った直⽅体をブーリアンします。右記図の様な選択をして下さい。⼀つ⽬のグループでは、削られる直⽅体[04]で作成した直⽅体です。2つ⽬のグループは、削る直⽅体を選択します。[06]で製作した直⽅体です。
ライノゴールド トレーニングガイド
直⽅体を作ります。04直⽅体コマンドで直⽅体を製作します。
図形に⾊を付けます。05通常、図形を作成した場合、[04]のようなグレー⾊で表⽰されます。グレー⾊だと⾒づらいケースがあるので、⾊を付けて作業を⾏うと便利です。⾊の変え⽅は、簡単です。図形を選択してからブラウザのマテリアルリストから⾦属⾊を選択します。
直⽅体を作ります。06上記で作った直⽅体の上にもう⼀回直⽅体を作ります。下記の図のように作ります。
今回作った直⽅体を少し上に移動します。
ブール演算 差を⾏うと下記の様な図になります。
テキスト⼊⼒08次に、GOLDの⽂字を作ります。「テキスト」コマンドを押し、下記の のように⼊⼒します。□内⼊⼒したら、画⾯のような場所に配置してください。
グループ化について
ガムボールで縮⼩・移動09GOLDの⽂字を縮⼩して直⽅体の真ん中下⽬に配置します。次は、★の⽂字を作成します。[07]のテキストと同じ製作⽅法で作成しますが★はフォントにより出ない場合があります。フォントをMPゴシックに変えて⼊⼒してください。
ライノゴールド トレーニングガイド
テキスト⼊⼒
★も「ガムボール」を使⽤して、縮⼩と移動を⾏います。
★は、2個必要なので、コピーします。「CTRL」キー押しながら「C」キーを押すとコピーされ 「CTRL」キー押しながら「V」キーを押すと貼り付けされます。貼り付けされた、★は元の★の上に重なっているため、コピーされたのが分からないと思います。★を移動して⾒て下さい。元の★は残って、重なっていた★を動かすことが出来ると思います。「SHIFT」キーを押しながら移動すると⽔平に動かすことが出来ます。2個の星をGOLDの⽂字の上部に動かします。
b V貼り付け
b Cコピー
次は、ライノの⽂字を作り、上記と同じく縮⼩移動を⾏い配置します。
補⾜補⾜になりますが、下記の図のように「テキスト」を配置すると、⽂字は1⽂字づつバラバラの状態です。GOLDの⽂字をグループ化しておけば、作業効率が格段とUPします。□のように⽂字を囲んで「CTRL」キー押しながら「G」キーを押すとグループ化されます。
b G グループ化してあるとワンクリックで⽂字全部が選択でき便利です。グループ化してあるとワンクリックで⽂字全部が選択でき便利です。
通常は、選択しても1⽂字しか選択できない。通常は、選択しても1⽂字しか選択できない。
グループ化を解除する場合は、「グループ化」コマンド内の「グループ解除」を押します。
グループ化解除
トーラス(丸輪)を作る11
10
図1の の図形を伸ばしたい場合は、1Dスケールが便利です。縦⽅向のみ拡⼤されるので、⻑さが⾜りない時などに□内使⽤できます。今回のチュートリアルでも、配置したけど⻑さが⾜りないケースもあると思うので、下記の⽤に⻑くしながら製作して下さい。
ライノゴールド トレーニングガイド
移動
移動
トーラスコマンドで丸輪を作ります。中⼼あたりに直⽅体や球体と同じような感覚で作ります。
丸輪を図2の位置に移動します。この状態ですと、図3の様に⼟台の下に丸輪が配置されているので、図4のように、⼟台の中⼼に丸輪を移動します。
1D拡⼤縮⼩について
図1
図2 図3
図2
図1
図3 図4
ブーリアン 溶接&抜く12次は、ブール演算 差を使⽤して、抜き作業を⾏います。1グループ⽬は⼟台を選択し、2つ⽬グループは「★ライノ★」を選択します。プレビュー→OKを押して、図2の様な形状を作ります。続いて、「GOLD」と「丸輪」と⼟台をブール演算 和で溶接します。
図2
図1