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RAID コントローラー関連 FAQ
ここでは RAID コントローラー全般に関してよくある質問をまとめています。内容は随時更新されます。
内容
ServeRAID コントローラーの機能 3
MSMを導入しています。ログに次のようなエラーが記録され、Patrol Read が実行されていないようで
す。
2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read aborted on PD: -:-:1 ........................................................ 3
ServeRAIDのコンポーネントバージョンについて、様々なバージョンが公開されていますが、どの
ServeRAIDのコンポーネントバージョンを選択すれば良いかわかりません。 ............................................. 3
セキュリティ設定をした ServeRAID-MR10is コントローラーが故障した場合交換することは可能です
か? ................................................................................................................................................................................... 5
ServeRAIDシリーズのバッテリー(キャッシュ用)の寿命はどれくらいですか? ........................................... 5
各 RAID コントローラーの機能の違いを教えて下さい。 ..................................................................................... 5
MegaRAID ストレージ・マネージャーでリモート管理するために使用してるポート番号を教えてください。
............................................................................................................................................................................................ 6
MegaRAID ストレージ・マネージャーで特定のサーバーだけ管理したいがネットワーク上のサーバー
すべてを検出してきてしまい表示に時間がかかる。 ........................................................................................... 6
ServeRAID-M1015にてディスクは正しく装着されており、物理ディスクとしては認識されているのに
RAID 構成できません。 ................................................................................................................................................ 6
ServeRAID M1015にコピーバック機能はありますか? ..................................................................................... 6
VMWare ESXiで MSMはサポートされますか?サポートされていない場合どのように管理しますか?
............................................................................................................................................................................................ 8
リモートデスクトップサービスがインストールされた Windows環境に MSMがインストールできません。
.......................................................................................................................................................................................... 11
ServeRAID-M1015/M5015/M5014にて、SATAの HDDを使用して RAIDを構成すると HDD キャッシ
ュが有効になり突然の電源断などの場合にデータ損失の恐れがあります。 ............................................ 11
ServeRAID の拡張機能 Feature on Demand (FOD)の適用方法(アクティベーションガイド) .............. 12
SSD ドライブの寿命を確認する方法はありますか?........................................................................................ 12
ServeRAID-M5100シリーズのキャッシュを保護するフラッシュバックアップの PowerModuleは消耗品
ですか? ......................................................................................................................................................................... 13
2
ServeRAID-M5110 SAS/SATA コントローラーは PI機能(Data Protection)を Enableで使用するとソフ
トウェア NMI が発生しリセットされる場合があります。 ..................................................................................... 13
追加したドライブで RAID構成ができません。また、ホットスペアに設定できません。 ............................ 14
サーバー起動時に POSTで Critical Messageが表示されました。ハードウェア障害でしょうか? ..... 14
Windows環境にてサーバーに高負荷がかかった時にハングアップしたり、再起動したりする場合があ
ります。MSM上には以下のようなエラーが表示されます。 ............................................................................ 16
Fatal firmware error: Driver detected possible firmware hang, halting firmware ................................ 16
Driver detected possible firmware hang, halting firmware ......................................................................... 16
Fatal firmware error: Line 1305 in ../../raid/1078dma.c ............................................................................. 16
ディスク関連の OS機能 ............................................................................................................................................................. 17
Linux OSから 2TBを超える領域を利用したいのですが可能でしょうか? ................................................ 17
2TB を超える領域に Linux OSを導入したいと思いますが可能でしょうか? ............................................ 17
Windows Server 2008 R2を BIOSモードで 2TB を越える領域に導入したいと思いますが可能でしょう
か? ................................................................................................................................................................................. 17
Windows Server 2008 R2を BIOSモードで、導入した場合、2TBを越える領域をデータ領域として割り
当てるには、どのようにすればよいですか? ...................................................................................................... 17
その他の質問 ................................................................................................................................................................................. 18
免責 ................................................................................................................................................................................................... 18
3
ServeRAID コントローラーの機能
MSMを導入しています。ログに次のようなエラーが記録され、Patrol Read が実行されていないようです。
原因と対応方法を教えてください。
2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read aborted on PD: -:-:1
2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read aborted on PD: -:-:0
2015-09-01 3:00:00 Controller ID: 0 Patrol Read started?
ServeRAIDアダプターのデフォルト設定では Weeklyで同日の AM3:00に Consistency Check と Patrol Read が
同時に実行されることが原因です。Patrol Readは Consistency Checkのような他のタスクと同時に実行するこ
とができません。実行時間が重ならない様にスケジュールすることで解決できます。
なお、Patrol Readの実行対象とする Virtual Driveを手動で設定することができます。
ServeRAID のコンポーネントバージョンについて、様々なバージョンが公開されていますが、どの
ServeRAID のコンポーネントバージョンを選択すれば良いかわかりません。
RAID コントローラー毎に以下のCDおよび管理ツールをご利用ください。
下記表のバージョンは、管理ツールのバージョンとCDのバージョンです。適用される BIOS/ファームウェア/デ
バイス・ドライバーのバージョンはCDのバージョンとは異なる場合があります。
ハードウェア CLI(コマンド) OS導入前の RAID 構成ツール OS 上の RAID 構成・管理ツール
ServeRAID-M5210
ServeRAID-M5210e
ServeRAID-M1215
StorCLI
LSI MegaRAID Configuration Utility
(uEFI上のユーティリティ)
IMM2 Local Storage Utility
MegaRAID ストレージ・マネージャー
v15.03.01.00
(CD の提供なし)
ServeRAID-H1110 SAS2IRCU LSI Corp Configuration ユーティリティ
(BIOS/uEFI上のユーティリティ)
ServeRAID-H1135
オンボード LSI SAS/SATA コン
トローラー 2004
SAS2IRCU LSI SAS2 MPT Controller Configuration ユー
ティリティ (uEFI上のユーティリティ)
ServeRAID-C100
ServeRAID-C105 MegaCLI
HumanInterfaceInfrastrucutre (HII)構成ユー
ティリティ(uEFI上のユーティリティ)
ServeRAID-M5120
ServeRAID-M5115
ServeRAID-M5110
ServeRAID-M5110e
ServeRAID-M1115
MegaCLI
StorCLI
LSI MegaRAID Configuration Utility
(uEFI上のユーティリティ)
WebBIOS
(BIOS/uEFI上のユーティリティ)
ServeRAID-M5016
ServeRAID-M5025
MegaCLI
StorCLI
WebBIOS
(BIOS/uEFI上のユーティリティ)
4
ServeRAID-M5015
ServeRAID-M5014
ServeRAID-M1015
ServeRAID-MR10i
MR10is、MR10ie
ServeRAID-MR10M
ServeRAID-MR10k
ServeRAID-BR10i
ServeRAID-BR10il
ServeRAID-BR10il v2 CFGGEN
LSI Logic Configuration ユーティリティ
(BIOS/uEFI上のユーティリティ) オンボード LSI SAS/SATA
コントローラー
1064、1064e、1068e、1078
ServeRAID-B5015 brcli maxRAID Configuration Manager
(uEFI上のユーティリティ) maxRAID Storage Manager
ServeRAID-4L、4Lx
IPSSEND
ServeRAID サポートCD 7.12j
ServeRAID マネージャー9.3
ServeRAID アプリケーションCD9.3
ServeRAID-4M、4Mx
ServeRAID-5i
ServeRAID-6i、6i+
ServeRAID-6M
ServeRAID-7k
ServeRAID-7t AACCLI
オンボード LSI SCSI
コントローラー
CFGGEN
(for SCSI)
ServeRAID-8i
ARCCONF ServeRAID サポートCD 9.3 ServeRAID-8k、8k-l
ServeRAID-8s
ServeRAID-7e(HostRAID) HRCONF
ServeRAID サポートCD1.15j
(1.15.02 は使用しないで下さい)
ServeRAID-8e(HostRAID) ServeRAID サポートCD1.30j
DS300、DS400 -
ServeRAID マネージャー8.25
ServeRAID アプリケーションCD8.25
(アダプテックサイトからダウンロード)
x450、x455 上の
オンボード SCSI コントローラー
・ServeRAID-6M
ServeRAID マネージャー6.11
ServeRAID サポートCD6.11j
(サポート CD 内に管理用の ServeRAID マネージャーが含まれます)
5
下記のサイトよりダウンロード可能です。
ServeRAID software matrix
https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?brand=5000008&lndocid=SERV-RAID
セキュリティ設定をした ServeRAID-MR10isコントローラーが故障した場合交換することは可能ですか?
仮想ディスクに損傷がなく、セキュリティーキーを紛失していなければ、ServeRAID-MR10is コントローラーを交
換しても DATAを復元することができます。
ServeRAID シリーズのバッテリー(キャッシュ用)の寿命はどれくらいですか?
ServeRAID-MR10、M5000、シリーズ:
寿命はご利用の環境により異なりますが、最適なパフォーマンスのために、年に一度の予防交換を推奨してお
ります。バッテリーのエラーは MegaRAIDストレージ・マネージャーが検知します。
ServeRAID コントローラー バッテリー運用ガイド
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-0483D7A
ServeRAID-M5100、M5200 シリーズ:
従来のリチウムイオン・バッテリーではなくスーパー・キャパシタ(コンデンサ)を採用しているため寿命交換の必
要はありません。そのため消耗品扱いではありません。
各 RAID コントローラーの機能の違いを教えて下さい。
システム・ガイドや Redbookサイトの Quick Referenceに比較表が掲載されています。記載されていな情報を下
記の表に追加しました。
システム・ガイド(IBM RAID コントローラー 比較表)
http://www.lenovojp.com/server/systemguide/pdf/raid_guide.pdf
ServeRAID Adapter Quick Reference
http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/tips0054.html?Open#comparison
RAID コントローラー機能比較表 (上記サイトにない情報をマニュアルや実機検証にて確認)
6
ServeRAID オンボード
MR10m MR10i
MR10is MR10ie MR10k BR10i BR10il
1064
1064e 1078
コントローラーあたりの最大仮想ディスク 64 64 64 64 2 2(※1) 2
アレイあたりの最大仮想ディスク数 16 16 16 16 1 1 1
アレイあたりの最大物理装置数 32 16/32 26 16(※2) 8 4(※1) 4
最大ホットスペア数 216 16 26 14(※2) 2 2(※1) 2
仮想ディスクあたりの最大スパン数 8 8 8 8 - - - -
外部コネクタ数 2 0 システム装置
のコネクタ
0 0 システム装置
のコネクタ 内部コネクタ数 0 2 2 1
グローバルホットスペア 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇 〇
専用ホットスペア 〇 〇 〇 〇 × × × ×
HDD 単体の認識 1 台の HDD で RAID-0 を構成 RAID 構成なしで可
黒字 : マニュアル等記載スペック 赤字 : 実機確認(Firmware::MR:11.0.1-0014、BR:2.66)
※ 1:現行機種でのシステム装置の最大搭載可能台数 4台で確認しております。
※ 2:最大数ではなく実機確認できた台数です
MegaRAID ストレージ・マネージャーでリモート管理するために使用してるポート番号を教えてください。
サーバー側 49152 - 65535 (TCP) および 3071, 5571 (TCP/UDP)
クライアント側 49152 - 65535 (TCP)
MegaRAID ストレージ・マネージャーで特定のサーバーだけ管理したいがネットワーク上のサーバーすべ
てを検出してきてしまい表示に時間がかかる。
MegaRAID ストレージ・マネージャー6.90-06以降でサーバーを指定できるようになりました。
ServeRAID-M1015にてディスクは正しく装着されており、物理ディスクとしては認識されているのに RAID
構成できません。
物理ディスクのステータスが「JBOD」となっているディスクは RAID 構成できません。
ディスクのステータスを「Unconfigured good(未構成で良好)」に変更することにより RAID 構成可能となります。
ServeRAID M1015 にコピーバック機能はありますか?
ServeRAID M1015にはコピーバック機能があり、デフォルトで Enableになっております。しかし、M1015では新し
い HDDを JBOD として認識する仕様となっており、新しい HDDを挿入しても自動でコピーバックが動作しない
7
状況です。「JBOD」を「Unconfigured good(未構成で良好)」に変更してから挿入し直すことによりコピーバックが
開始します。
ServeRAID M1015にてコピーバックを動作させるための手順
1. 障害のあるディスクをスロットから取り外します
2. 新しいディスクを挿入します
3. JBOD で認識しているディスクを右クリックして「Remove JBOD(JBODの削除)」を選択します
4. 「Unconfigured good(未構成で良好)」に変ったことを確認して一度このディスクを取り外します
5. 再度挿入するとコピーバックが自動で開始します。(コピーバック中の画面です。完了すると Onlineになり
ます)
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VMWare ESXi で MSM はサポートされますか?サポートされていない場合どのように管理しますか?
ESXi5.x LENOVO Customized 版 ではサポートされております。詳細は下記ガイドをご参照下さい。
MegaRAID ストレージ・マネージャー 導入ガイド
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-0257271
ESXi4.xでは MSM アプリケーションはサポートされておりません。
No VMware ESXi support with MegaRAID Storage Manager - IBM ServeRAID, SAS/SATA Controller
https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5088070&brandind=5000019
システムを停止させずに、ServeRAIDの Firmware、ドライバーのバージョン、RAIDやディスクの現在のステータ
スは、vSphere Client の構成画面にて確認できます。
9
10
11
リモートデスクトップサービスがインストールされた Windows 環境に MSMがインストールできません。
リモートデスクトップサービスがインストールされた環境に MSM を導入するにはインストールモードで導入する
必要があります。
Windows Server 2008R2でのインストールモードで導入方法は以下になります。
「コントロールパネル」-「プログラム」-「リモートデスクトップサーバーへアプリケーションのインストール」から
MSMをインストールします。
ServeRAID-M1015/M5015/M5014にて、SATA の HDD を使用して RAID を構成すると HDD キャッシュが
有効になり突然の電源断などの場合にデータ損失の恐れがあります。
SATAの HDD はディスクキャッシュのデフォルト値が有効となっておりますので RAID 構成時に Disk Cache
Policy を「UnChanged」(デフォルト値)で構成すると突然の電源断があった場合にデータ損失の可能性があり
ます。MegaRAID Storage Manager上で、仮想ドライブのプロパティにて Disk Cache Policyを「Disable」に変更す
ることにより回避できます。
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ServeRAID の拡張機能 Feature on Demand (FOD)の適用方法(アクティベーションガイド)
ServeRAIDの Feature on Demand (FoD)は IMMから適用します。FoD適用後にはシステムの再起動が必要に
なります。詳しい手順してついては下記サイトをご参照下さい。
ServeRAID Feature on Demand (FOD) ライセンス・アクティベーション・ガイド
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd07.nsf/jtechinfo/SYJ0-025DED1
SSD ドライブの寿命を確認する方法はありますか?
「IBM SSD Wear Gauge CLI Utility 」を使用して確認できます。 FixCentralよりダウンロードしてご利用下さい。
Fix Central
http://www.ibm.com/support/fixcentral/
Windows版 v1.0 (ibm_utl_ssd_cli-1.00_windows_32-64.exe)
Linux版 v1.0 (ibm_utl_ssd_cli-1.00_linux_32-64.bin)
[root@localhost ~]# ./ibm_utl_ssd_cli-1.00_linux_32-64.bin -s
(C) Copyright IBM Corp.2012. All Rights Reserved.
SSDCLI -- Display SMART SSD Info v:1.01.61312
-------------------------------------------------------------------------------
1 PN:68Y7749-49Y5845 SN:034436E1 FW:MA49
Percentage of cell erase cycles remaining: 100%
Percentage of remaining spare cells: 100%
Life Remaining Gauge: 100%
2 PN:68Y7749-49Y5845 SN:034436F5 FW:MA49
Percentage of cell erase cycles remaining: 100%
Percentage of remaining spare cells: 100%
Life Remaining Gauge: 100%
13
2 SSD Device(s) Found and Log(s) Dumped
ServeRAID-M5100シリーズのキャッシュを保護するフラッシュバックアップの PowerModule は消耗品です
か?
ServeRAID-M5110/M5110e/M5120/M5016 に標準搭載、もしくは下記オプション製品に含まれるPowerModule
は従来のリチウムイオン・バッテリーではなくスーパー・キャパシタ(コンデンサ)となっており消耗品ではありま
せん。
81Y4559 ServeRAID-M5100 用 1GB Flash/RAID5 UPG
81Y4487 ServeRAID-M5100 用 512MB Flash/RAID5 UPG
ServeRAID M5100 用 Flash Power Module のスーパー・キャパシタ・パックは、 電源障害や停電が発生したと
きに DRAM からフラッシュ・メモリーにキャッシュ・データを移すために電源を供給します。 フラッシュ・メモリー
は不揮発性であるため移動後のデータの保持に電力を必要としません。そのため長時間保持可能となります。
DRAM のコンテンツは、次に RAID コントローラーの電源が入った時に不揮発性フラッシュ・メモリーから復元
され、 キャッシュ・データは、そこから記憶装置に書き込むことが可能です。
ServeRAID-M5110 SAS/SATA コントローラーは PI 機能(Data Protection)を Enableで使用するとソフトウ
ェア NMI が発生しリセットされる場合があります。
下記サイトの PI機能(Data Protection)の現在の設定値の確認方法と設定変更方法を参照してください。
PI機能(Data Protection)をEnableで使用するとServeRAID M5110 SAS/SATAコントローラーはソフトウェアNMI
が発生しリセットされる場合があります
http://www.ibm.com/jp/domino04/pc/support/Sylphd08.nsf/jtechinfo/SYJ0-02DFEE2
14
追加したドライブで RAID 構成ができません。また、ホットスペアに設定できません。
追加したドライブに以前の構成が残っているとそのドライブでRAIDを構成したり、ホットスペアに設定することが
できません。以前の構成が残っている場合のステータスは Unconfigured Good(未構成で良好)となっておりま
すが、 Foreign(外部構成)となっておりアイコンに青い矢印が付いております。
この場合は、以下の手順で残っている構成をクリアしてください。
1. RAID コントローラーを選択した状態で「Go To」→「Controller」→「Scan Foreign Configuration」
2. 「Clear」を選択して「OK」ボタンを押します。
サーバー起動時に POSTで Critical Message が表示されました。ハードウェア障害でしょうか?
以前は黒い画面で表示されていた ServeRAID M5100 シリーズ・コントローラからのメッセージが、最新の
Firmware(Version 23.16.0-0027)では青い画面で「Critical Message」として表示されるように変更されました。
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ハードウェア障害の可能性も考えられますが、まずは、WebBIOSを起動して状況を確認してください。この青い
画面のメッセージから WebBIOSを起動するためには、一度 Enterキーを押して入力画面を表示してから入力し
てください。(以前の黒い画面では cキーを押して yキーを押すというステップでした。)
ServeRAID M5200シリーズではこの画面は黒となっております。また、WebBIOSではなく LSI Configuration
Utility が起動されます。
1. 青画面の場合 WebBIOSに入るには、ここで「Enter」キーを押します。
2. 入力画面が表示されますのでここで「C」キーを入力して「Enter」キーを押します。
3. ここで「Enter」キーを押します。
4. 入力画面が表示されますのでここで「Y」キーを入力して「Enter」キーを押します。
16
5. 以下のメッセージが表示されますのでこの画面で「Esc」キーを押します。
6. WebBIOSの画面が表示されます。
(ServeRAID M5200シリーズでは Lsi Configuration Utilityが表示されます)
Windows 環境にてサーバーに高負荷がかかった時にハングアップしたり、再起動したりする場合がありま
す。MSM上には以下のようなエラーが表示されます。
Fatal firmware error: Driver detected possible firmware hang, halting firmware
Driver detected possible firmware hang, halting firmware
Fatal firmware error: Line 1305 in ../../raid/1078dma.c
17
ServeRAID M and MR10 Series SAS Controller device driver v6.702.07.00 for Microsoft Windows Server 2012
R2, 2012, 2008 R2, and 2008 にてこの不具合が確認されております。ひとつ前のバージョン 6.600.25-3 をご利
用下さい。FixCentralよりダウンロード可能です。
参考 Tips:
Fatal firmware errors seen running Microsoft Windows Server 2008 and 2012
https://www.ibm.com/support/entry/myportal/docdisplay?lndocid=MIGR-5096069&brandind=5000008&myns=
x008&mync=E
ディスク関連の OS機能
Linux OSから 2TB を超える領域を利用したいのですが可能でしょうか?
Linux環境で 2TB以上の領域を扱うには、カーネルがGTPをサポートするよう構成されている必要があります。
kernel2.6 以降であればサポートの可能性がありますが、ご利用のディストリビューションが GPTをサポートして
いるかご確認下さい。OSインストール後に 2TBを超えるパーティションを作成するには、fdiskでは無く parted
を利用します。
2TB を超える領域に Linux OSを導入したいと思いますが可能でしょうか?
2TBを超える領域に Linux OSを導入するには、OSインストーラーが GPTをサポートしている必要があります。
また、OSを起動するためのブートローダー(GRUBなど)が、2TB以上の領域をサポートしている事も条件となり
ます。ブートローダーが未対応の場合は、OSを起動するための/bootパーティションを、2TB以下の領域に作
成する必要があります。
Windows Server 2008 R2 を BIOS モードで 2TBを越える領域に導入したいと思いますが可能でしょうか?
Windowsのブート領域はBIOSベースのシステムの場合、2TBを超える領域を自動でGPTディスクとして認識し
ない為、通常 2TB を超える領域に OSを導入することができません。Windowsのブート領域は BIOSに代わる
uEFI対応システムによって、2TBを超える領域に対応可能となりますので、uEFIモードでインストールを行ってく
ださい。(uEFI モードにてインストールを行う場合には、導入予定の機器が uEFI に対応している必要があります。
ご使用になられる機種が uEFIに対応しているかご確認ください。)
Windows Server 2008 R2を BIOSモードで、導入した場合、2TBを越える領域をデータ領域として割り当て
るには、どのようにすればよいですか?
BIOSモードでインストールを行った場合、ディスクの状態が MBRで導入されます。しかし、MBRではシステム・
データ領域として合計 2TB までしか使用することは出来ませんので、2TB 以上のデータ領域として容量を必要
とする場合には、データ領域をGPT状態にあるディスクを使用する必要があります。ひとつのディスクにMBRと
18
GPTの両方の状態を保持することは出来ませんので、上記の場合にはRAIDを構成する際に 2つの論理ドライ
ブに分け、システム領域は MBR ディスク、データ領域は GPTディスクにして構築する必要があります。
MBR と GPTの詳細に関しては以下の Microsoft社のページをご確認ください。
Windows と GPT に関する FAQ
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/windows/hardware/gg463525
その他の質問
その他、製品に関する情報は次のリンクからご確認ください。
System x はじめての導入セットアップ・ガイド
http://www.lenovojp.com/server/technical/gd-systemx.shtml
Lenovo システム・ガイド ― System x
http://www.lenovojp.com/server/systemguide/
Fix Central
http://www.ibm.com/support/fixcentral/
免責
当内容は、お客様、販売店様、その他関係者が、System x, Flex System などを活用することを目的として作成
しました。
19
詳細につきましては、URL( http://www.lenovo.com/legal/jp/ja/ )の利用条件をご参照ください。
当技術資料に含まれるレノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社および Lenovo Enterprise Solutions
(以下総称して、LES) 以外の製品に関する情報は、各提供ベンダーより提供されたものであり、LES はその
正確性または完全性についてはいかなる責任も負いません。
当技術資料の個々の項目は、LESにて検証されていますが、お客様の環境において全く同一または同様な結
果が得られる保証はありません。お客様の環境、その他の要因によって異なる場合があります。お客様自身の
環境にこれらの技術を適用される場合は、お客様自身の責任と費用において行なってくださいますようお願い
いたします。
Copyright 2015 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ株式会社