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GTO Trio [Profile] Ofri Nehemya オフリ・ネヘミア :drums 1994 年テルアビブに隣接する商業都市ラマトガン生まれ。国立テルマ・イエリン在学中にバークリー音楽大学の サマー・ジャズプログラムおよび同学 BA 課程の全額奨学金を獲得。またアメリカ=イスラエル文化財団優秀奨学金 を受ける。徴兵時には、イスラエル国防軍の優れたミュージシャン育成プログラムに選抜された。 その才能は早くから注目を集め、10 代の頃からすでに、アヴィシャイ・コーエン (b)、エリ・デジブリ、アーロン・ ゴールドバーグ、オメル・アヴィタルなど錚々たるアーティストたちと共演。特にベーシストのアヴィシャイ・コー エンは頻繁にメンバーとして指名。またエリ・デジブリ・カルテットでは、世界各地へのツァーに参加する。 2015 年の「東京 JAZZ」主会場の東京国際フォーラム・ホールAで公演し、ガディ・レハヴィ (p) との若手コンビと して、堂々たるプレイを披露する。 また、アヴィシャイ・コーエン(b)『アルマ』(2013)、エリ・デジブリ『トゥエルヴ』(2013)、および『クリフ・ハンギン』(2015)のレコーディングに参加し 特にアヴィシャイ・コーエン (b) がプロデュースした『All Original』(2014) では、“オフリ・ネヘミア・カルテット” としてラインナップされ、アヴィシャイ の高評価がうかがわれる。 イスラエル主要紙「ハアレツ」の重鎮レビュアーのベン・シャレヴはレッドジー・ジャズ・フェスティバルに参加したオフリ・ネヘミア・カルテットについ て「ネヘミア作曲の “After the Big War” には、繊細で絶妙なインプロがもたらした非常に美しい瞬間があった。素晴らしいメロディーをともなう支配的なマ ーチのリズム。まさに今回のフェスのベスト・ドラムソロの一つといえるだろう」 Tal Mashiach タル・マシアハ:bass 1993 年イスラエル北部の村ハラシム生まれ。 テフェン・デモクラティック・スクール卒業。11 歳でクラシックギターを始め、エルサレム音楽舞踊アカデミーのギター 部門国内最優秀賞(2011)をはじめ、数々の賞を受賞。 またアメリカ=イスラエル文化財団優秀奨学金(2006-2010)を受け Roland Dyens、Ana Vidovic などのマスタークラスに 参加。2011 年の徴兵時に、イスラエル国防軍の優れたミュージシャン育成プログラムに選抜され、ダブルベースとクラシッ ク音楽とジャズの勉強を開始。 2012 年から 2014 年、テルアビブのイスラエル音楽院ジャズ・スタディセンターでユヴァル・コーエン指揮の学校代表の ビッグバンドに参加、またロシアのロストフ・ジャズフェスティバルで、ギラッド・ロネン指揮の選抜アンサンブルで公演。 2012 年~ 2014 年にテルアビブにあるイスラエル音楽学校ジャズ科に奨学金を得て学ぶ。 1996 年テルアビブで生まれ。幼児の頃から、耳で聞いた曲を譜面無しで再現できる 能力に恵まれ、のち即興演奏から自然にジャズの道へ。8 歳でクラシックピアノとクラシック音楽 理論を学び始める。11 歳でリモン音楽学校(Rimon School of Jazz and Contemporary Music)の 学生として受け入れられ、14 歳~ 16 歳は同学校の全額奨学金を受ける。 13 歳の時にバークリー音楽大学 5 週間プログラム全額奨学金を得て渡米、その後母親が彼をニュー ヨーク市に連れて行き、市内の有名なジャズクラブで自分のスキルを試す機会に恵まれた。 そこでまたたくまに有名なミュージシャンらの注目を集め、ラヴィ・コルトレーンやチック・コリア、 ボビー・マクファーリン、デイヴ・リーブマン(リーブマン曰く「彼(ガディ)は他の惑星からやっ てきた」)、カート・ローゼンウィンケル、エディ・ゴメスらと共演。 Smoke でのソロパフォーマンスの YouTube は、わずか数週間で 1 万回以上再生された。 Gadi Lehavi  ガディ・レハヴィ : piano 2012 年にはブルーノートで “ガディ・レハヴィ・トリオ” として6夜連続公演。その時弱冠16歳。特にラヴィ・コルトレーンは大変目をかけ、ヴィレジ・ ヴァンガードやバードランドなどの名門クラブで共演する機会を積極的に提供した。しかし華やかな名声の一方で、自己の成長にベストな環境で、実のある 道を選びたいという本人と家族の意志ゆえに、米国に移住はしなかった。その後、レッドシー・ジャズフェスティバルの芸術監督でもあるエリ・デジブリに 指名され、彼のカルテットのツアーメンバーに。各国のクラブやフェスティバルに活動の幅を広げた。 そのグループで 2015 年に初来日、東京 JAZZ 主会場の東京国際フォーラム・ホール A に出演、テレビ放送もされた。 その後はNYのニュースクール大学の奨学金を得てジャズ科に学ぶ。 イスラエルでは、ダニエル・ザミール、ユヴァル・コーエン、アモス・ホフマン、アヴィシャイ・コーエンなど著名な先輩と多数共演。 2014 年と 2015 年には、オフリ・ネヘミヤ・カルテットのメンバーとしてヨーロッパツアーに参加する。 2014 年 9 月、アヴィシャイ・コーエン・トリヴェ ニのメンバーとして初来日を果たす。2015 年、NYのニュースクール大学BFA課程の全額奨学金(~2017)を獲得したのを機に渡米、NYを拠点に活動を 開始。現在ではマルチインストゥルメンタルのパフォーマー、作曲家として活躍の幅を広げ、ジャズのメッカでの偉大な先輩たちの薫陶を受けている。 またサイドマンとしても世界各国のジャズフェスティバルで公演活動をする傍ら、自らのプロジェクトを立ち上げ、イスラエル帰省時には国内のシーンを 盛り上げ様々な活動を展開している。タル・マシアハは様々な楽器を弾きこなすミュージシャン、作曲家で、その両方の才能をフルに活かし、目下イスラエ ルのミュージックシーンを牽引する若手代表の一人。

[Profile]...またアメリカ=イスラエル文化財団優秀奨学金(2006-2010)を受けRoland Dyens、Ana Vidovicなどのマスタークラスに 参加。2011年の徴兵時に、イスラエル国防軍の優れたミュージシャン育成プログラムに選抜され、ダブルベースとクラシッ

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GTO Trio[Profile]

Ofri Nehemya オフリ・ネヘミア :drums1994 年テルアビブに隣接する商業都市ラマトガン生まれ。国立テルマ・イエリン在学中にバークリー音楽大学の

サマー・ジャズプログラムおよび同学 BA課程の全額奨学金を獲得。またアメリカ=イスラエル文化財団優秀奨学金

を受ける。徴兵時には、イスラエル国防軍の優れたミュージシャン育成プログラムに選抜された。

その才能は早くから注目を集め、10 代の頃からすでに、アヴィシャイ・コーエン (b)、エリ・デジブリ、アーロン・

ゴールドバーグ、オメル・アヴィタルなど錚々たるアーティストたちと共演。特にベーシストのアヴィシャイ・コー

エンは頻繁にメンバーとして指名。またエリ・デジブリ・カルテットでは、世界各地へのツァーに参加する。

2015 年の「東京 JAZZ」主会場の東京国際フォーラム・ホールAで公演し、ガディ・レハヴィ (p) との若手コンビとして、堂々たるプレイを披露する。

また、アヴィシャイ・コーエン (b)『アルマ』(2013)、エリ・デジブリ『トゥエルヴ』(2013)、および『クリフ・ハンギン』(2015) のレコーディングに参加し

特にアヴィシャイ・コーエン (b) がプロデュースした『All Original』(2014) では、“オフリ・ネヘミア・カルテット” としてラインナップされ、アヴィシャイ

の高評価がうかがわれる。

イスラエル主要紙「ハアレツ」の重鎮レビュアーのベン・シャレヴはレッドジー・ジャズ・フェスティバルに参加したオフリ・ネヘミア・カルテットについ

て「ネヘミア作曲の “After the Big War” には、繊細で絶妙なインプロがもたらした非常に美しい瞬間があった。素晴らしいメロディーをともなう支配的なマ

ーチのリズム。まさに今回のフェスのベスト・ドラムソロの一つといえるだろう」

Tal Mashiach タル・マシアハ:bass1993 年イスラエル北部の村ハラシム生まれ。

テフェン・デモクラティック・スクール卒業。11 歳でクラシックギターを始め、エルサレム音楽舞踊アカデミーのギター

部門国内最優秀賞(2011)をはじめ、数々の賞を受賞。

またアメリカ=イスラエル文化財団優秀奨学金(2006-2010)を受け Roland Dyens、Ana Vidovic などのマスタークラスに

参加。2011 年の徴兵時に、イスラエル国防軍の優れたミュージシャン育成プログラムに選抜され、ダブルベースとクラシッ

ク音楽とジャズの勉強を開始。

2012 年から 2014 年、テルアビブのイスラエル音楽院ジャズ・スタディセンターでユヴァル・コーエン指揮の学校代表の

ビッグバンドに参加、またロシアのロストフ・ジャズフェスティバルで、ギラッド・ロネン指揮の選抜アンサンブルで公演。

2012 年~ 2014 年にテルアビブにあるイスラエル音楽学校ジャズ科に奨学金を得て学ぶ。

1996 年テルアビブで生まれ。幼児の頃から、耳で聞いた曲を譜面無しで再現できる

能力に恵まれ、のち即興演奏から自然にジャズの道へ。8歳でクラシックピアノとクラシック音楽

理論を学び始める。11 歳でリモン音楽学校(Rimon School of Jazz and Contemporary Music)の

学生として受け入れられ、14 歳~ 16 歳は同学校の全額奨学金を受ける。

13 歳の時にバークリー音楽大学 5週間プログラム全額奨学金を得て渡米、その後母親が彼をニュー

ヨーク市に連れて行き、市内の有名なジャズクラブで自分のスキルを試す機会に恵まれた。

そこでまたたくまに有名なミュージシャンらの注目を集め、ラヴィ・コルトレーンやチック・コリア、

ボビー・マクファーリン、デイヴ・リーブマン(リーブマン曰く「彼(ガディ)は他の惑星からやっ

てきた」)、カート・ローゼンウィンケル、エディ・ゴメスらと共演。

Smoke でのソロパフォーマンスの YouTube は、わずか数週間で 1万回以上再生された。

Gadi Lehavi  ガディ・レハヴィ : piano

2012 年にはブルーノートで “ガディ・レハヴィ・トリオ” として6夜連続公演。その時弱冠 16 歳。特にラヴィ・コルトレーンは大変目をかけ、ヴィレジ・

ヴァンガードやバードランドなどの名門クラブで共演する機会を積極的に提供した。しかし華やかな名声の一方で、自己の成長にベストな環境で、実のある

道を選びたいという本人と家族の意志ゆえに、米国に移住はしなかった。その後、レッドシー・ジャズフェスティバルの芸術監督でもあるエリ・デジブリに

指名され、彼のカルテットのツアーメンバーに。各国のクラブやフェスティバルに活動の幅を広げた。

そのグループで 2015 年に初来日、東京 JAZZ 主会場の東京国際フォーラム・ホール Aに出演、テレビ放送もされた。

その後はNYのニュースクール大学の奨学金を得てジャズ科に学ぶ。

イスラエルでは、ダニエル・ザミール、ユヴァル・コーエン、アモス・ホフマン、アヴィシャイ・コーエンなど著名な先輩と多数共演。

2014 年と 2015 年には、オフリ・ネヘミヤ・カルテットのメンバーとしてヨーロッパツアーに参加する。 2014 年 9 月、アヴィシャイ・コーエン・トリヴェ

ニのメンバーとして初来日を果たす。2015 年、NYのニュースクール大学 BFA 課程の全額奨学金(~ 2017)を獲得したのを機に渡米、NYを拠点に活動を

開始。現在ではマルチインストゥルメンタルのパフォーマー、作曲家として活躍の幅を広げ、ジャズのメッカでの偉大な先輩たちの薫陶を受けている。

またサイドマンとしても世界各国のジャズフェスティバルで公演活動をする傍ら、自らのプロジェクトを立ち上げ、イスラエル帰省時には国内のシーンを

盛り上げ様々な活動を展開している。タル・マシアハは様々な楽器を弾きこなすミュージシャン、作曲家で、その両方の才能をフルに活かし、目下イスラエ

ルのミュージックシーンを牽引する若手代表の一人。