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２００５年１０月１２日
-- 先端材料の東レ先端材料の東レ --
東レ株式会社東レ株式会社取締役ＩＲ室長取締役ＩＲ室長
斉藤典彦斉藤典彦
2
目次
東レグループの概要 p. 4-p. 8基盤事業について p.10-p.12戦略的拡大事業について p.14-p.27原料価格高騰への対応について p.29-p.30今後の業績見通しと株価推移 p.32-p.35東レの社会活動について p.37-p.38＜ご参考＞ナノテクノロジー
関連材料についてp.40-p.47
3
東レグループの概要
4
東レグループの概要
設立： 1926年1月
資本金： 969億円
会社数： 東レ＋連結子会社139社
（国内68社、海外71社）
従業員数： 東レ6,638人（連結ベース33,707人）
発行済株式数：1,401,481千株（売買単位：千株）
株主数： 151,739名
決算期： 3月
＜２００５年３月３１日現在＞
わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します企業理念：
株主のために 誠実で信頼に応える経営を顧客のために 新しい価値と高い品質の製品とサービスを社員のために 働きがいと公正な機会を地域社会のために 社会の一員としての責任をもち相互に良好な関係を
経営基本方針：
代表取締役社長 榊原 定征
5
事業セグメント別売上高・営業利益
東レは、繊維とプラスチック・ケミカル事業を基盤事業と位置付け、情報通信材料・機器、炭素繊維複合材料、環境、ライフサイエンスなどの事業を戦略的拡大事業として拡大していきます。
東レは、繊維とプラスチック・ケミカル事業を基盤事業と位置付け、情報通信材料・機器、炭素繊維複合材料、環境、ライフサイエンスなどの事業を戦略的拡大事業として拡大していきます。
繊維
ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ・ｹﾐｶﾙ
情報通信材料・機器
環境・ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ
ﾗｲﾌｻｲｴﾝｽその他
炭素繊維複合材料
０５年３月期連結売上高
０５年３月期連結営業利益
12,986億円 811億円
ポリエステル・ナイロン・アクリル繊維、製品、スエード調人工皮革等
ＰＥＴ・ＰＰ・ＰＰＳ等ﾌｨﾙﾑ,ＡＢＳ・ナイロン・ＰＢＴ等樹脂,ﾌｧｲﾝｹﾐｶﾙ等
ﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲ材料（ＰＥＴﾌｨﾙﾑ、ｶﾗｰﾌｨﾙﾀｰ等）、回路・半導体材料、記録材料等
水処理膜・ﾌﾟﾗﾝﾄｼｽﾃﾑ事業建材、ﾏﾝｼｮﾝ事業、ﾌﾟﾗﾝﾄ事業等
医薬品（天然型ｲﾝﾀｰﾌｪﾛﾝβ製剤、ﾌﾟﾛｽﾀｻｲｸﾘﾝ誘導体製剤）、人工臓器、情報・サービス事業等
炭素繊維複合材料、情報・ｻｰﾋﾞｽ事業等
5,134億円(40%)
209億円(26%)
3,004億円(23%)
157億円(19%)
2,191億円(17%)
283億円(35%)
1,487億円(11%)
43億円(5%)
723億円(6%)
65億円(8%)
447億円(3%)
56億円(7%)
＜主な製品＞＜事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ＞
合計
6
事業セグメント別売上高・営業利益推移
230
92 104184 209
111
60
92
157
68
93
178
283
12
24
36
56
43
87
36
39
58
65
161314
17
8
6
0
11
-1
3
3
3
0
150
300
450
600
750
900
0 1 / 3 月期 0 2 / 3 月期 0 3 / 3 月期 0 4 / 3 月期 0 5 / 3 月期
修正
ﾗｲﾌｻｲｴﾝｽ その他
環境・ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ
炭素繊維複合材料
情報通信材料・機器
ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ･ｹﾐｶﾙ
繊維
営業利益億円
512
188
330
568
811
4,335 4,315 4,183 4,2485,134
2,458 2,249 2,419 2,548
3,004
1,5361,414 1,477
1,778
2,191
344366 346
373
447
1,2411,052 1,188
1,201
1,487
840761 717
737
723
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
01/3月期 02/3月期 03/3月期 04/3月期 05/3月期
売上高億円
10,754
10,157 10,33010,885
12,986
7
ＲＯＡ・ＲＯＥ・営業利益率､総資産・Ｄ／Ｅﾚｼｵ推移
ＲＯＡ ・ＲＯＥ・営業利益率
ＲＯＡ＝営業利益／総資産ＲＯＥ＝当期純利益／株主資本営業利益率＝営業利益／売上高
％
3.5
1.3
2.5
4.43.9
0.91.4
4.86.0
7.9
5.2
6.2
1.9
5.2
3.2
0.0
1.0
2.0
3.0
4.0
5.0
6.0
7.0
8.0
9.0
０１／３月期 ０２／３月期 ０３／３月期 ０４／３月期 ０５／３月期
ROA
ROE
営業利益率
総資産・Ｄ／Ｅレシオ億円 倍
14,611
13,86513,010 12,953
14,023
Ｄ／Ｅレシオ＝有利子負債／株主資本
4,252 4,131 3,904 4,142
5,867 5,8535,461
4,4923,881
3,645 3,866
4,525
4,6684,945
4,8291.40
1.19
1.38
1.42
1.03
0
2,000
4,000
6,000
8,000
10,000
12,000
14,000
16,000
18,000
０１／３月期 ０２／３月期 ０３／３月期 ０４／３月期 ０５／３月期0.8
0.9
1
1.1
1.2
1.3
1.4
1.5
1.6
1.7その他の負債、少数株主持分
有利子負債
株主資本
Ｄ／Ｅレシオ
8
持続的な収益拡大のイメージ
03/3 04/3 05/3 06/3 07/3
繊維、ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ・ｹﾐｶﾙ
安定的に収益基盤を支える
戦略的拡大事業
基盤事業
次期中核事業に育成
情報通信材料・機器
ライフサイエンスその他
炭素繊維複合材料、環境・ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ
情報通信
環境・安全・ｱﾒﾆﾃｨｰ
ライフサイエンス
成長３領域事業セグメント
基盤事業で得られるキャッシュを戦略的拡大事業に集中投資
東レは、コア技術である有機合成化学、高分子化学、バイオケミストリーに加え、先端のナノテクノロジーや高機能を付与する加工技術を駆使して“先端材料”を常に創出しつつ、収益拡大を図っていきます。
東レは、コア技術である有機合成化学、高分子化学、バイオケミストリーに加え、先端のナノテクノロジーや高機能を付与する加工技術を駆使して“先端材料”を常に創出しつつ、収益拡大を図っていきます。
9
基盤事業について
10
繊維事業
・３大合繊（ポリエステル、ナイロン、アクリル）を中心にグローバルに展開・付加価値の高いテキスタイル事業を展開することによって、安定的に利益を確保
○
○
○
○
染
色
○
○
○
○
○
人工皮革
○
○
○
○
○
○
○
○
△
○
紡
績
テキスタイル
○○Montefibre
○○○○○○○ユニチカ
○○○○○○東洋紡
○○○三菱ﾚｲﾖﾝ
○○クラレ
○○旭化成
○東邦ﾃﾅｯｸｽ
○○○帝人
○○○○○○○○東レ
○○○Kosa
SFFY
○
○
産FY
○
○
○
○
産FY
○
○
アクリルポリエステルナイロン
○Nylstar
○○Rhodia
Acordis
○○Honeywell
○○○Solutia
○○○Invista
SF衣FYSFBCF衣FY
・３大合繊（ポリエステル、ナイロン、アクリル）を中心にグローバルに展開・付加価値の高いテキスタイル事業を展開することによって、安定的に利益を確保
先進国合繊ﾒｰｶｰの生産品種とテキスタイ
ルの展開状況
先進国合繊ﾒｰｶｰの生産品種とテキスタイ
ルの展開状況 織・編
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樹脂事業
・アジア（日本・東南アジア・中国）を中心とするグローバルな事業展開・エンジニアリング・プラスチック総合メーカーとして多彩な商品ラインアップ・自動車用途を中心に強みを発揮
・アジア（日本・東南アジア・中国）を中心とするグローバルな事業展開・エンジニアリング・プラスチック総合メーカーとして多彩な商品ラインアップ・自動車用途を中心に強みを発揮
コンパウンド
重合
PNR
TPM
KTP
TPSZ
TREC
TTS
SMPC
TDG
成形加工
RKZ
STPS
TBPR
PBT樹脂60,000t/y(2006-)
ﾎﾞﾄﾙ用PET樹脂75,000t/y
ABS樹脂220,000t/y
POM樹脂25,000t/y
TPRC
ﾎﾞﾄﾙ用PET樹脂100,000t/y
千葉
東洋ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ精工
愛媛
名古屋
東海
PBT樹脂23,000t/y
ABS樹脂72,000t/y
ﾅｲﾛﾝ樹脂54,000t/y
PPS樹脂8,000t/y
コンパウンド
重合
PNR
TPM
KTP
TPSZ
TREC
TTS
SMPC
TDG
成形加工
RKZ
STPS
TBPR
PBT樹脂60,000t/y(2006-)
ﾎﾞﾄﾙ用PET樹脂75,000t/y
ABS樹脂220,000t/y
POM樹脂25,000t/y
TPRC
ﾎﾞﾄﾙ用PET樹脂100,000t/y
千葉
東洋ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ精工
愛媛
名古屋
東海
PBT樹脂23,000t/y
ABS樹脂72,000t/y
ﾅｲﾛﾝ樹脂54,000t/y
PPS樹脂8,000t/y
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フィルム事業
・世界ナンバーＯｎｅ事業としてＰＥＴフィルムを保有：世界Ｎｏ．１シェア20%・世界６極体制によるグローバルオペレーション・磁気材料、工業材料、包装材料の全用途で付加価値化を推進
・世界ナンバーＯｎｅ事業としてＰＥＴフィルムを保有：世界Ｎｏ．１シェア20%・世界６極体制によるグローバルオペレーション・磁気材料、工業材料、包装材料の全用途で付加価値化を推進
PET: Poly Ethylene Terephthalate （ポリエステル）
品種補完
PFR社PFR社
TPEu社TPEu社
YTP社YTP社
TSI社TSI社
TPA社TPA社
東レ東レ
包材・工材厚物工材他
包材・工材厚物工材薄物
工材厚物
工材他
工材厚物
TTR, DFR
包材、工材厚物
TTR: Thermal Transfer RibbonDFR: Dry Film Resist
北米向け付加価値包工材用途の拡大
欧州向け付加価値包工材用途の拡大
中国市場対応設備増強
磁材から包工材用途への転換韓国内ｼｪｱ拡大
汎用品ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ生産拠点準汎用分野への転換
高付加価値・戦略用途の拡大
包材・ＩＴ関連・TTR
PETﾌｨﾙﾑの市場シェア（当社推計・数量ﾍﾞｰｽ）
東レＧ
その他
ｼｪｱ：約20％
合計約１４０万t/y
設備能力：30,000t/y
設備能力：21,000t/y
設備能力：95,200t/y
設備能力：105,000t/y
設備能力：30,000t/y設備能力：50,000t/y
品種補完
品種補完
世界シェアＮｏ．１
品種補完
PFR社PFR社
TPEu社TPEu社
YTP社YTP社
TSI社TSI社
TPA社TPA社
東レ東レ
包材・工材厚物工材他
包材・工材厚物工材薄物
工材厚物
工材他
工材厚物
TTR, DFR
包材、工材厚物
TTR: Thermal Transfer RibbonDFR: Dry Film Resist
北米向け付加価値包工材用途の拡大
欧州向け付加価値包工材用途の拡大
中国市場対応設備増強
磁材から包工材用途への転換韓国内ｼｪｱ拡大
汎用品ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ生産拠点準汎用分野への転換
高付加価値・戦略用途の拡大
包材・ＩＴ関連・TTR
PETﾌｨﾙﾑの市場シェア（当社推計・数量ﾍﾞｰｽ）
東レＧ
その他
ｼｪｱ：約20％
合計約１４０万t/y
設備能力：30,000t/y
設備能力：21,000t/y
設備能力：95,200t/y
設備能力：105,000t/y
設備能力：30,000t/y設備能力：50,000t/y
品種補完
品種補完
世界シェアＮｏ．１
TTR: Thermal Transfer Ribbon(熱転写リボン）DFR: Dry Film Resist (回路形成用ﾌｨﾙﾑﾚｼﾞｽﾄ）
13
戦略的拡大事業について
14
成長３領域に対応する東レ製品群
環境・安全・アメニティ
<連結セグメント>•炭素繊維複合材料•環境・エンジニアリング(水処理)•繊維、ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ・ｹﾐｶﾙ(自動車用途、環境関連用途)
炭素繊維部材（航空機・自動車部材、大型構造体、高欄、
ＣＮＧタンク等）、
分離膜 / システム、廃水処理システム、
焼却炉用バグフィルター、
安全関連素材・製品（エアバッグ、シートベルト等）、
生分解ポリマー（繊維・樹脂・フィルム）、
環境関連繊維・フィルム
樹脂・フィルム : ＦＰＤ・携帯電話・デジタル家電用樹脂・フィルム等
電子材料: 回路材料、ＰＤＰ材料、コーティング材料、有機EL材料等
LCD関連材料: 中型・小型液晶パネル用カラーフルター、カラーフィルター用材料
IT関連製造装置: カラーフィルター製造装置、IC封止装置等
情報・通信（ＩＴ）
<連結セグメント＞•情報通信材料・機器
ライフサイエンス
<連結セグメント＞•ライフサイエンスその他
医薬: 天然型インターフェロンβ製剤「フエロン」、
プロスタサイクリン誘導剤 「ドルナー」
医療材: 人工腎臓「フィルトライザー」「トレスルホ ン」、敗血症治療用血液浄化器 「トレミキシン」
ファインケミカル: 医・農薬中間体
ニューバイオ製品：ＤＮＡチップ、 タンパク質解析チップ等
へルスケア、ナイスエージング製品
15
情報通信(IT)材料・機器セグメントの用途別内訳
その他ﾃﾞｼﾞﾀﾙ関連製品用材料ﾌﾗｯﾄﾊﾟﾈﾙﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲ（ＦＰＤ）材料
＜製品例＞＜製品例＞
ﾊﾟﾗ系ｱﾗﾐﾄﾞﾌｨﾙﾑ 90%
印刷用版材 40%
ソフトウェア
半導体関連材料（ﾎﾟﾘｲﾐﾄﾞｺｰﾃｨﾝｸﾞ剤等）
回路材料（ＦＰＣ用基板材料）
＜製品例＞
ＰＥＴﾌｨﾙﾑ 20%
ＰＥＴﾌｨﾙﾑ 20%（熱転写ﾘﾎﾞﾝ等）
＜製品例＞
ＰＤＰ用材料 （背面板用ﾍﾟｰｽﾄ材料）
％は2004年度の当社推定世界ｼｪｱ（PETﾌｨﾙﾑのｼｪｱは個別用途のｼｪｱではなく、製品全体のｼｪｱ)
世界ﾅﾝﾊﾞｰﾜﾝ事業
回路材料（TAB用基板材料80% COF用基板材料）
液晶ｶﾗｰﾌｨﾙﾀｰ製造装置（ｽﾘｯﾄｺｰﾀｰ 40%、ﾏｰｷﾝｸﾞ装置 70%、他）
液晶テレビ用半導体実装装置 40%
ＰＥＴﾌｨﾙﾑ 20% （剥離ﾌｨﾙﾑ等）ＰＥＴﾌｨﾙﾑ 20% （LCD,PDP用光学ﾌｨﾙﾑ)
液晶ｶﾗｰﾌｨﾙﾀｰ （中型・小型に特化)
情報通信材料・機器ｾｸﾞﾒﾝﾄ売上高（05/3期)
２，１９１億円
情報通信材料・機器ｾｸﾞﾒﾝﾄ売上高（05/3期)
２，１９１億円
磁気ﾌｨﾙﾑ
その他製品
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ﾌﾗｯﾄﾊﾟﾈﾙﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲ（ＦＰＤ）用光学フィルム
需要が拡大しているＬＣＤ（液晶）、ＰＤＰ（プラズマパネル）の様々な部材に当社ＰＥＴフィルム“ルミラー”が使用されています。今後も、フィルム加工事業とのシナジーを高め、ＦＰＤ用フィルム材料事業を拡大・強化します。
需要が拡大しているＬＣＤ（液晶）、ＰＤＰ（プラズマパネル）の様々な部材に当社ＰＥＴフィルム“ルミラー”が使用されています。今後も、フィルム加工事業とのシナジーを高め、ＦＰＤ用フィルム材料事業を拡大・強化します。
ＬＣＤの構成例 ＰＤＰの構成例
偏光フィルムガラス
ガラス位相差フィルム
反射防止(AR)フィルム
プラズマパネル
前面フィルター
近赤外線(NIR)カットフィルム ガラス
電磁波(EMI)遮蔽フィルム
：現在、ＰＥＴフィルムが 使用されている用途
拡散フィルム
導光板
リフレクター
蛍光管
プリズムシート
輝度向上フィルム
反射フィルム
17
回路材料事業のサプライチェーン
ＴＡＢ／ＣＯＦフィルムやＦＰＣを含むポリイミドフィルム回路材料に関するサプライチェーンの中で、東レグループはリーディングポジションを有しています。
ＴＡＢ／ＣＯＦフィルムやＦＰＣを含むポリイミドフィルム回路材料に関するサプライチェーンの中で、東レグループはリーディングポジションを有しています。
回路形成 IC 実装
STEMCO STECO
LCD パネル
サムソンとの合弁 サムソンとの合弁サムソングループ
パネルメーカー内製 パネルメーカー
銅張フィルム
東レTSI
ポリイミドフィルム COF テープ
東レデュポン
東レフィルム 加工
<ＦＰＤ駆動ドライバーＩＣ用>
TABテープ
東レ
<ＦＰＣ用>TAB: Tape Automated Bonding（通常の液晶で使用される回路材料）
FPC 市場COF: Chip On Film（高精細な液晶で使用される回路材料）
FPC: Flexible Printed Circuit（デジカメ等で使用されるフレキシブルなプリント配線板）
18
液晶カラーフィルター関連ビジネスについて
①液晶用カラーフィルターは中型・小型（携帯電話、ゲーム機、カーナビ等用途）に集中。②大型（第５世代以上）分野は、パネルメーカーの内製化戦略に対応して、スリットコー ター（カラーフィルター製造装置）、カラーペースト材料を中心に事業展開。
①液晶用カラーフィルターは中型・小型（携帯電話、ゲーム機、カーナビ等用途）に集中。②大型（第５世代以上）分野は、パネルメーカーの内製化戦略に対応して、スリットコー ター（カラーフィルター製造装置）、カラーペースト材料を中心に事業展開。
①中型・小型液晶用途
②大型液晶用途
• 携帯電話• ゲーム機• カーナビ等
• パソコン• ＴＶ
液晶パネル セットメーカー液晶カラーフィルター
カラーフィルター製造装置 カラーペースト
パネルメーカー
パネルメーカー
パネルメーカー
パネルメーカー
パネルメーカー
セットメーカー
セットメーカー
カラーフィルター内製
半透過型 カラーフィルター
Toray
スリットコータで世界Ｎｏ.１シェア
7G 東レスリットコーター
Toray
ペースト材料
東レ屋外・屋内とも に明るく見える
携帯電話向けＴＦＴカラーフィルターで 世界No. 1シェア
東レ
カラーフィルターメーカー
19
プラズマディスプレイパネル(PDP)関連ビジネス
ＰＤＰテレビ生産では、松下電器産業(株)様との合弁会社・松下プラズマディスプレイ(株)(略称ＭＰＤＰ社、出資金；３００億円、出資比率；東レ：松下＝２５：７５、設立；２０００年９月)を設立。同合弁会社との関係は、①背面板用ペース
トの販売②背面板プロセス技術に対するロイヤルティ③配当収入、となります。
ＰＤＰテレビ生産では、松下電器産業(株)様との合弁会社・松下プラズマディスプレイ(株)(略称ＭＰＤＰ社、出資金；３００億円、出資比率；東レ：松下＝２５：７５、設立；２０００年９月)を設立。同合弁会社との関係は、①背面板用ペース
トの販売②背面板プロセス技術に対するロイヤルティ③配当収入、となります。
0
200
400
600
800
1,000
1,200
2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008
第３工場：１５０万台稼働
第２工場：５０万台稼働
第３工場：１５０万台稼働
日本
欧州
中国
ｱｼﾞｱ大洋州
その他
（年度）
米州
（万台／年）
ＰＤＰ需要動向とＭＰＤＰ社設備推移
第２工場：５０万台稼働
松下
22%
LG19%FHP
18%
Pioneer
13%
Samsung
SDI 26%
松下
早期に４０％
を目指す
早期に４０％
を目指す
松下
22%
LG19%FHP
18%
Pioneer
13%
Samsung
SDI 26%
2004年
ＰＤＰパネル
シェア
2004年
ＰＤＰパネル
シェア 松下
早期に４０％
を目指す
早期に４０％
を目指す
松下
22%
LG19%FHP
18%
Pioneer
13%
Samsung
SDI 26%
松下
早期に４０％
を目指す
早期に４０％
を目指す
松下
22%
LG19%FHP
18%
Pioneer
13%
Samsung
SDI 26%
2004年
ＰＤＰパネル
シェア
2004年
ＰＤＰパネル
シェア
2004年
ＰＤＰパネル
シェア
2004年
ＰＤＰパネル
シェア 松下
早期に４０％
を目指す
早期に４０％
を目指す
第１工場：５０万台
0
50
100
150
200
２００１ ２００２ ２００３ ２００４ ２００５ ２００６ ２００７ ２００８
（ｔ／月）
ＭＰＤＰ社Ⅲ期（尼崎）稼働
生産拠点：東レ滋賀事業場
ＭＰＤＰ社Ⅲ期（尼崎）増産に対応した増能を計画中
0
50
100
150
200
２００１ ２００２ ２００３ ２００４ ２００５ ２００６ ２００７ ２００８
（ｔ／月）
ＭＰＤＰ社Ⅲ期（尼崎）稼働
生産拠点：東レ滋賀事業場
ＭＰＤＰ社Ⅲ期（尼崎）増産に対応した増能を計画中
背面板用ペーストの生産能力
20
炭素繊維複合材料事業の見通し
東レは質･量共に世界一の炭素繊維ﾒｰｶｰであり､産業･ｽﾎﾟｰﾂ用途に加え、特に航空機用途に強いのが特徴。炭素繊維複合材料事業の売上高を､現状の500億円弱から2010年迄には1,300億円に拡大(営業利益率15％目標)｡同時に世界ｼｪｱ40%を目指します。
東レは質･量共に世界一の炭素繊維ﾒｰｶｰであり､産業･ｽﾎﾟｰﾂ用途に加え、特に航空機用途に強いのが特徴。炭素繊維複合材料事業の売上高を､現状の500億円弱から2010年迄には1,300億円に拡大(営業利益率15％目標)｡同時に世界ｼｪｱ40%を目指します。
PAN系炭素繊維の需要見通し
（ラージトウ含む当社推定)
PANPAN系炭素繊維の需要見通し系炭素繊維の需要見通し
（ラージトウ含む当社推定（ラージトウ含む当社推定)PAN系炭素繊維のマーケットシェアPANPAN系炭素繊維のマーケットシェア系炭素繊維のマーケットシェア
)
0
10,000
20,000
30,000
40,000
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
産業
航空機
スポーツ
Carbon Fibers Demand (tons / year)
海底油田部材
パソコン筐体
風車
自動車部品CNG タンク
ゴルフシャフト テニスラケット
Ｂ７８７Ａ３８０Ｂ７７７
40,000
Ａ３５０
船舶
大型建築物
データ: 東レ推定
東邦テナックスグループ
19%
三菱レイヨングループ
16%
Hexcel5%
ラージ トゥ17%
東レグループ34%
Cytec3%
台湾プラスチック6%
計 22,000トン（2004年）
データ: 東レ推定PAN = Poly Acrylo Nitrile（ポリアクリロニトリル）
21
航空機分野での炭素繊維複合材料の採用拡大
1980年代から二次構造材に｡ボーイング社Ｂ７７７で初めて一次構造材として尾翼に採用(東レが独占)｡ボ社Ｂ７８７は“オールコンポジットエアプレーン”と呼ばれ機体重量の50％以上が炭素繊維複合材料となります(一次構造材は東レが独占）。
約23トン(推定)約23 トン (推定)約 7 トン1 トン (B767)１機当たりCF使用量
B 787A380
約35 トン (推定)
一次構造材
二次構造材
2006 200819951982就航年
一次構造材
二次構造材
約35トン(推定)約10トン1.5 トン (B767)１機当たりCFRP使用量
一次構造材
二次構造材二次構造材構造材種
B 777B 767 etc.機 種
CFRP = Carbon Fiber Reinforced Plastic (炭素繊維複合材料)CF =Carbon Fiber (炭素繊維)
Toray’s CF Prepreg was selected as a primary structure material
7E7 (Launch in 2008)Boeing 777
Airbus A340-500/600A380 (Launch in 2006)
Replaced all structure materials to composite materials
構造材の複合材化進展
一次構造材として唯一東レプリプレグ採用
B787 （2008年就航予定）ボーイング社 B777
エアバス社 A340-500/600 A380（2006年就航予定）
東レ炭素繊維を採用 一次構造材への大量適用
エアバス社Ａ350 (2010年就航予定) 等今後の新開発機種への更なる複合材適用拡大へ
1980年代から二次構造材に｡ボーイング社Ｂ７７７で初めて一次構造材として尾翼に採用(東レが独占)｡ボ社Ｂ７８７は“オールコンポジットエアプレーン”と呼ばれ機体重量の50％以上が炭素繊維複合材料となります(一次構造材は東レが独占）。
22
産業用途における炭素繊維需要の拡大
炭素繊維複合材料は､航空機用途(成長率年率15%)向けだけでなく､産業用途向けにも今後高い成長率(年率10%)が期待でき、将来的には自動車用途の拡大が期待されます。
炭素繊維複合材料は､航空機用途(成長率年率15%)向けだけでなく､産業用途向けにも今後高い成長率(年率10%)が期待でき、将来的には自動車用途の拡大が期待されます。
0
10,000
20,000
30,000
40,000
2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010
内枠：２００３年↓
外枠：２０１０年
自動車（ドライブシャフト、ボンネット、自動車（ドライブシャフト、ボンネット、
スポイラー、トラック架装等）
風車ブレード風車ブレード
産業用途需要の内訳推移
圧力容器（CNG タンク、圧力容器（CNG タンク、
空気呼吸器）
海底油田（ライザー、テ
ダー、スプーラブルチュー
海底油田（ライザー、テ
ダー、スプーラブルチューブ等）
土木建築•耐震補強材料（橋脚、床板、梁、柱）•強化木材）•筋材（ロッド、グリッド）•
土木建築•耐震補強材料（橋脚、床板、梁、柱）•軽量建材（立体トラス、屋根材、ＣＦＲＰ強化木材）•筋材（ロッド、グリッド）•橋梁（桁材、ＣＦＲＣケーブル）船舶（船体、
船舶（船体、
コンテナ）印刷機、製紙機用ロール
印刷機、製紙機用ロール
機械部品類••小型機械部品（IC
機械部品類•液晶搬送ロボット用フォーク•小型機械部品（ICトレイ、ＯＡ
機器部品等）
その他•貯蔵容器等）•テ部材、車椅子、補装具等）
•ＰＣ筐体、
その他•燃料電池（電極ガス拡散層、水素貯蔵容器等）•医療機器（Ｘ線装置用天板・カセッテ部材、車椅子、補装具等）
•ＰＣ筐体、デジタルカメラ筐体、等
t/y
1
自動車用途における炭素繊維需要の拡大
23＊ 「革新的温暖化対策技術プログラム」（経産省：Ｈ１５～Ｈ１９年度）
ＣＦＲＰ適用部位と軽量化効果
（ ）内数値はスチール品との比較、リアスポイラーのみＡＢＳ樹脂との比較
ＣＦＲＰ化で約５０％の軽量化効果が期
フード（－１２ｋｇ）
プラットフォーム（－150ｋｇ）
インパクトビーム（－３ｋｇ）
トランクリッド（－５ｋｇ）
リアスポイラー（－４ｋｇ）
プロペラシャフト（－５ｋｇ）
ディフューザー（－１０ｋｇ）
約100kgの軽量効果
ルーフ（－１０ｋｇ）
ＣＦＲＰ適用効果ＣＦＲＰ適用効果
運転性能向上（ﾌﾟﾛﾍﾟﾗｼｬﾌ
振動減衰性向上・固有振動数UP
運転性能向上（ﾌﾟﾛﾍﾟﾗｼｬﾌ
振動減衰性向上・固有振動数UP
衝突安全性向上（ﾌﾟﾛﾍﾟﾗｼｬﾌ
衝撃エネルギー吸収
衝突安全性向上（ﾌﾟﾛﾍﾟﾗｼｬﾌ
衝撃エネルギー吸収
組立工数・経費削減一体化によるモジュール化効
組立工数・経費削減一体化によるモジュール化効
安全性向上材料疲労特性向
安全性向上材料疲労特性向
軽量化燃費向上→温暖化対
軽量化燃費向上→温暖化対
24
炭素繊維の自動車車体への本格実用化を加速
東レは、自動車車体などの大量生産が可能な､炭素繊維複合材料（CFRP）の高速成形技術の確立に世界で初めて成功｡成形時間を10分以下（従来の約15分の1）に短縮し､大幅なｺｽﾄ削減を実現､CFRP適用自動車体の量産化が大きく前進します。
東レは、自動車車体などの大量生産が可能な､炭素繊維複合材料（CFRP）の高速成形技術の確立に世界で初めて成功｡成形時間を10分以下（従来の約15分の1）に短縮し､大幅なｺｽﾄ削減を実現､CFRP適用自動車体の量産化が大きく前進します。
ＣＦＲＰのメリット ・軽量化 ・安全性
ＣＦＲＰの課題 ・量産技術の確立 ・低コスト化
「超ハイサイクル一体成形法」の確立
ＣＦＲＰ成形フロー
計２時間強
計１０分
基材配置樹脂含浸 樹脂硬化 脱型
・樹脂の含浸速度を飛躍的に向上
・成形時における樹脂の流動性と硬化速度 を大幅に改善
・炭素繊維シートの新しい三次元一体賦形技術を導入
成形時間
従来法
超ハイサイクル一体成形法
◆ CFRP適用自動車体の量産化に大きく前進
◆ 航空機部材等他用途への拡大展開も可能
自動車用ドア部品（試作品）
上型
炭素繊維シートの三次元一体賦形基材
基材配置 樹脂含浸・硬化 脱型
樹脂調合
加圧注入
成形品
上型
下型
基材配置 樹脂含浸・硬化
本研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の支援を受けた日産自動車との共同研究
25
とうもろこしを原料としたポリ乳酸の市場展開
東レは、植物系素材ﾌﾟﾗｽﾁｯｸであるポリ乳酸(PLA)を､地球環境配慮型の先端材料と位置付け、統合ﾌﾞﾗﾝﾄﾞの“ｴｺﾃﾞｨｱ”を冠し､繊維､ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ製品の市場展開を推進。ノートﾊﾟｿｺﾝの
大型ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ筐体にも､世界で初めて採用されました（富士通(株)「FMV-BIBLO」向け）。
ナノレベルの微分散技術を使った「ポリ乳酸ナノアロイ」を、 電機・電子機器や自動車部品など高性能プラスチック分野へ展開
フィルム微細構造技術を駆使した「柔軟性ポリ乳酸フィルム」を、ラップフィルムをはじめとした包装材料や工業材料に展開
フィルム製品
樹脂製品
“ Ecodearエコディア ” 植物から生まれたポリ乳酸繊維・樹脂・フィルム
“ Ecodearエコディア ” 植物から生まれたポリ乳酸繊維・樹脂・フィルム
東レは、植物系素材ﾌﾟﾗｽﾁｯｸであるポリ乳酸(PLA)を､地球環境配慮型の先端材料と位置付け、統合ﾌﾞﾗﾝﾄﾞの“ｴｺﾃﾞｨｱ”を冠し､繊維､ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ製品の市場展開を推進。ノートﾊﾟｿｺﾝの
大型ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ筐体にも､世界で初めて採用されました（富士通(株)「FMV-BIBLO」向け）。
当社のポリ乳酸関連製品の統合ブランド“Ecodear”を、繊維・樹脂・ﾌｨﾙﾑで一体化した市場展開
フィラメント、ステープル・ファイバー、ＢＣＦ、スパンボンドなど、多様な成型が可能。 長年培った「紡糸技術」や「特殊染色手法」「高機能ファブリ ケーション技術」などの高次加工技術をポリ乳酸繊維に活用し、産業資材、衣料用途、寝装資材、カーペットなどへ展開
繊維製品
“Ecodear”採用例
トヨタ自動車（株）「ラウム」向けフロアカーペット
トヨタ自動車（株）「ラム
ウ」向けスペアタイヤカバー
家庭用ラグ 富士通（株）「FMV-BIBLO」向けノートパソコン用筐体
26
世界に広がるＲＯ膜(逆浸透膜)事業
チュアス（シンガポール）
136,000m3/d
RO = Reverse Osmosis (逆浸透）
27
ライフサイエンス事業の育成
ﾗｲﾌｻｲｴﾝｽ事業の基盤を2010年近傍までに固め、2010年代以降の中核事業に育成します。医薬品及び人工腎臓など医療材事業の拡大に加え、ナノテクノロジー（ＮＴ）とバイオテクノロジー（ＢＴ）の融合によるバイオツール事業を次世代の柱事業の一つとします。
ﾗｲﾌｻｲｴﾝｽ事業の基盤を2010年近傍までに固め、2010年代以降の中核事業に育成します。医薬品及び人工腎臓など医療材事業の拡大に加え、ナノテクノロジー（ＮＴ）とバイオテクノロジー（ＢＴ）の融合によるバイオツール事業を次世代の柱事業の一つとします。
東レのコア技術東レのコア技術
有機合成化学
高分子化学
バイオケミストリー
現在の製品現在の製品
医薬品化学
微細加工技術
天然型インターフェロン-β 製剤 “フエロン”
プロスタサイクリン誘導体(PGl2) “ドルナー”
人工腎臓 “フィルトライザー”
“トレスルホン”
持続緩徐式血液ろ過器 “ヘモフィール”
医薬
人工腎臓
集中治療用 血液ろ過器
将来の製品将来の製品
ナノテクノロジー
ＤＮＡチップ
バイオテクノロジー
タンパク質 解析チップ
通常のチップに比べ、１００倍の感度を有する
テーラーメード医療のためのバイオツールの創出
ナノとバイオの融合
東レのコア技術東レのコア技術
有機合成化学
高分子化学
バイオケミストリー
現在の製品現在の製品
医薬品化学
微細加工技術
天然型インターフェロン-β 製剤 “フエロン”
プロスタサイクリン誘導体(PGl2) “ドルナー”
人工腎臓 “フィルトライザー”
“トレスルホン”
持続緩徐式血液ろ過器 “ヘモフィール”
医薬
人工腎臓
集中治療用 血液ろ過器
将来の製品将来の製品
ナノテクノロジー
ＤＮＡチップ
バイオテクノロジー
タンパク質 解析チップ
通常のチップに比べ、１００倍の感度を有する
テーラーメード医療のためのバイオツールの創出
ナノとバイオの融合
28
原料価格高騰への対応について
29
原料価格の見通し
主要原料の価格は、５～６月に軟化したが、７～９月には反転し、今後も高値の水準を維持すると見込みます。
主要原料の価格は、５～６月に軟化したが、７～９月には反転し、今後も高値の水準を維持すると見込みます。
0
200
400
600
800
1000
1200
1400
'04/4～6 '04/7～9 '04/10～12 '05/1～3 '05/4 '05/5 '05/6 '05/7～9 '05/10～12 '06/1～30
50
100
150
200
250
300
350
400
450
500
原油（DUBAI FOB，$/BL,右軸） →
← ナフサ（$/t,左軸）
← ＰＸ（$/t,左軸）
← ＥＧ（$/t,左軸）
← ＡＮ（$/t,左軸）
ＢＺ(¢/gal,右軸） →
30
2006年3月期第１四半期営業利益増減要因分析
0
50
100
150
200
250
300
350
400
０５／３期１Ｑ
０６／３期１Ｑ
億円
その他の製品の価格変動（ネット）
+67
+131 -109
-20-13
161
-58
その他原価差営業費差
159
数量差
石化原料由来製品の原燃料価格アップ
石化原料由来製品の値上げ及び高付加価値品へのシフト
高付加価値品へのｼﾌﾄ
石化原料 由来製品の値上げ
価格転嫁率約８５％
2005年度を通じて、原燃料価格の高騰によるｺｽﾄｱｯﾌﾟを販売価格に転嫁すべく、最大限努力します。
2005年度を通じて、原燃料価格の高騰によるｺｽﾄｱｯﾌﾟを販売価格に転嫁すべく、最大限努力します。
31
今後の業績見通しと株価推移
32
2006年3月期連結業績見通し（５月１１日公表値）
億円
備考：為替レートの前提は、105円／US＄
05年3月期 06年3月期上期 5,757 7,000 +1,243 (+21.6%)
下期 7,229 7,800 +571 (+7.9%)
通期 12,986 14,800 +1,814 (+14.0%)
上期 356 340 - 16 (-4.5%)
下期 455 560 +105 (+23.2%)
通期 811 900 +89 (+11.0%)
上期 348 310 - 38 (-10.9%)
下期 420 550 +130 (+30.9%)
通期 768 860 +92 (+12.0%)
上期 198 130 - 68 (-34.3%)
下期 146 300 +154 (+105.3%)
通期 344 430 +86 (+25.0%)
上期 14.12円 9.28円
下期 10.34円 21.42円
通期 24.46円 30.71円
上期 ３．５円 ４．０円
下期 ３．５円 ４．０円
通期 ７．０円 ８．０円
増減
１株当たり当期純利益
１株当たり配当金
売上高
営業利益
経常利益
当期純利益
33
“New Toray (ＮT) プロジェクト”の進展
（億円）
“プロジェクトＮＴ２１”
実績 “ＮＴ－Ⅱ”所期目標値 見通し 中期目標
営業利益１営業利益１,,０００億０００億円達成時の主要財務円達成時の主要財務
指標イメージ指標イメージ
ＲＯＡ： 約７％
ＲＯＥ： 約９％
Ｄ／Ｅﾚｼｵ:１．０以下
早期に達成
（見通し）
“プロジェクトＮＴ-Ⅱ”
740
中期展望
1,000
営業利益１営業利益１,,２００億２００億円達成時の主要財務円達成時の主要財務
指標イメージ指標イメージ
ＲＯＡ： 約８％
ＲＯＥ： 約１０％
Ｄ／Ｅレシオ：０．８
717 719
476
323
512
568
900
1,200
188
811
330
03/3 04/3 05/3 06/3
営業利益の推移1,200
1,000
800
600
400
200
0
97/3 98/3 99/3 00/3 01/3 02/3
34
東レグループ中期設備投資計画
２００４年～２００６年の３年間で２,
事業へ約７０％を配分する。
ＮＴ-Ⅱで“攻めの経営”へと転換、2005年3月期～2007年3月期の３年間で2,500億円の設備投資を行います。そのうち、成長拡大目的へ約65％、うち情報通信材料・機器、炭素繊維複合材料を中心とした戦略的拡大事業へ約70％を配分します。
３年間で２,５００億円の設備投資３年間で２,５００億円の設備投資
基盤整備・改善*35% 成長拡大
65%
基盤事業３０％
戦略的拡大事業
７０％
繊維・プラケミなどの
基盤事業からから生ま
れる安定的なキャッシュ
フローを原資として、
将来キャッシュフロー
を生み出す戦略的拡
大分野へ配分する。
繊維、ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ・ｹﾐｶﾙ
などの基盤事業から生ま
れる安定的なキャッシュ
フローを原資として、
将来キャッシュフロー
を生み出す戦略的拡
大分野へ配分する。
繊維・プラケミなどの
基盤事業からから生ま
れる安定的なキャッシュ
フローを原資として、
将来キャッシュフロー
を生み出す戦略的拡
大分野へ配分する。
繊維、ﾌﾟﾗｽﾁｯｸ・ｹﾐｶﾙ
などの基盤事業から生ま
れる安定的なｷｬｯｼｭﾌﾛｰ
を原資として、将来
ｷｬｯｼｭﾌﾛｰを生み出す
戦略的拡大事業へ配分
します。
＊基盤整備・改善＝環境・安全・防災・省人化・合理化・維持投資 他
35
東レの株価・PER・PBRの推移
0.60
0.80
1.00
1.20
1.40
1.60
1.80
東レ 日経平均株価倍
PER・PBRは３月末終値から算出
2002.3 2003.3 2004.3 2005.3
倍
2005.9
2005年9月末終値東レ：604円日経平均：13,574円
2002年3月末終値東レ：352円日経平均：11,025円
割高だったＰＥＲは業績の向上とともに低下しました。低位にあったＰＢＲも業績改善とともに向上しました。
割高だったＰＥＲは業績の向上とともに低下しました。低位にあったＰＢＲも業績改善とともに向上しました。
PER(Price Earnings Ratio(株価収益率))=株価／１株当たり利益PBR(Price Book value Ratio(株価純資産倍率)=株価／１株当たり純資産
倍
0
1 0
2 0
3 0
4 0
5 0
6 0
7 0
2 0 0 3 年 3 月 期 2 0 0 4 年 3 月 期 2 0 0 5 年 3 月 期
0
0 .2
0 .4
0 .6
0 .8
1
1 .2
1 .4
1 .6
1 .8
P E R P B R
2002年3月末終値を1とした場合、東レの株価上昇率は日経平均の上昇率を超えています。2002年4月から取り組んできた経営改革への市場の評価の表れと認識しています。
2002年3月末終値を1とした場合、東レの株価上昇率は日経平均の上昇率を超えています。2002年4月から取り組んできた経営改革への市場の評価の表れと認識しています。
36
東レの社会活動について
37
CSR(企業の社会的責任)への取り組み
ＮＴ－Ⅱの推進によって、グローバルな高収益企業グループを目指すとともに、これと併行して「安全・防災・環境保全」を最優先の経営課題とし、「企業倫理・法令遵守」の取り組みをはじめとしたＣＳＲを積極的に推進しています。
ＮＴ－Ⅱの推進によって、グローバルな高収益企業グループを目指すとともに、これと併行して「安全・防災・環境保全」を最優先の経営課題とし、「企業倫理・法令遵守」の取り組みをはじめとしたＣＳＲを積極的に推進しています。
経営関連の取り組み
•ＣＳＲ委員会の設置（ＣＳＲ委員会は倫理委員会、法令遵守委員会等 ８つの全社委員会を横断的につなぐ位置付け）•「企業倫理・法令遵守８原則」、「ＣＳＲガイドライン」の制定•企業倫理・法令遵守ハンドブックの配布•ＣＳＲ報告書（環境・社会活動報告書）の発行（昨年度より） 等
環境関連の取り組み
•「環境３ヶ年計画」の推進•「環境１０原則」の制定•地球環境委員会、安全・衛生・環境委員会、 製品安全委員会の設置 ・環境・リサイクル事業の推進 等
社会関連の取り組み
•顧客、社員、労組と経営陣との定期懇談会の実施•（財）東レ科学振興会による基礎科学・理科教育 の振興・助成•芸術・文化支援、スポーツ振興等主体的な社会 貢献活動の推進 等
38
愛・地球博と東レ
東レは、愛・地球博の三井・東芝館に協賛しました。また、万博会場では、多くの当社環境配慮型製品が使用されました。
東レは、愛・地球博の三井・東芝館に協賛しました。また、万博会場では、多くの当社環境配慮型製品が使用されました。
三井・東芝館
透水性・保水性に優れるリサイクル舗装材“トレスルー”が藤が丘駅と外国政府館の敷地で使用されました。
トヨタ自動車（株）が開発したＩＭＴＳ （Intelligent Multi-mode Transit System) のシート部分には、ポリ乳酸繊維“エコディア”が使用されました。
会場の行き先案内板表面の生地にはポリ乳酸繊維“エコディア”が使用されました。
39
＜ご参考＞ナノテクノロジー関連材料について
40
ナノファイバーの開発
■多様なナノファイバーの形態（ナイロン、ＰＢＴ）■多様なナノファイバーの形態（ナイロン、ＰＢＴ）
バンドル構造 単繊維分散構造 ｽﾊﾟｲﾀﾞｰｳｪｯﾌﾞ構造
高性能エアフィルター
高性能液体フィルター
ワイピングクロス
高級アパレル
医療用基材
しなやかさ
ナノ細孔
ナノ凹凸
吸着・吸収性
徐放性
小豆大（０．１５ｇ）のチップで月まで届く細さ
期待されるナノ効果
極限の細さ
高比表面積
用途展開用途展開用途展開
41
ナノ積層フィルムの開発
5nm
平均層厚み (nm)
PET
異素材ポリマー
縦方向
熱収縮率（％）
耐引裂強度（Ｎ／ｍｍ）
■
■
■
■
■
ナノ効果
1 10 100 1000 10000
1
200
400
600
◆ ガラス保護ﾌｨﾙﾑ（安全＆防犯用）
◆ 電子材料用テープ
◆ 光学機能フィルム
良
良
【新開発ﾌｨﾙﾑ】【PETﾌｨﾙﾑ】
不合格不合格
落球貫通性能試験（高さ３ｍ 重量２．２ｋｇ）
合格合格
貫通
用途展開用途展開用途展開
1000nm（=1μm） 100nm 10nm 1nm
従来技術従来技術 新技術新技術
42
ナノアロイポリマーの開発
電子顕微鏡写真
（例）ポリ乳酸ナノアロイ（例）ポリ乳酸ナノアロイ
開発材の特性
高性能異種ポリマーが、ネットワーク構造を形成、成形性、耐熱性が向上！ 40
60
80
100
120
140
0 50 100 150
アイゾッド衝撃強度、ﾉｯﾁ有 （Ｊ／ｍ）
荷重
たわ
み温
度
（℃
）
ポリ乳酸
ｱｲｿﾞｯﾄ衝撃強度（Ｊ／ｍ）
開発材
０ ５０ １００ １５０４０
６０
８０
１００
１２０
１４０
熱変
形温
度（℃
）１０ｎｍ
耐熱性
衝撃強度
耐薬品性
流動性
成形性
特性改善特性改善特性改善
高分子設計
相溶化剤設計
コンパウンド技術
ポリマーＡ
＋ポリマー
Ｂ
従来アロイ 相反転アロイナノアロイポリマーの構造制御に成功
ナノアロイポリマーの構造制御に成功
ナノ分散アロイ ナノ共連続アロイ
43
カーボンナノチューブ（ＣＮＴ）の開発
ゼオライト利用ＣＣＶＤ法（Catalyst-supported Chemical Vapor Deposition）
産学連携：名古屋大学 篠原教授
◆大型の試験生産設備を完成
◆量産技術検討を開始
◆二次加工技術の検討推進
◆社外連携先との応用研究も推進
検討状況検討状況検討状況
CNT純度：９９％以上2層CNT純度：６０％６０％以上以上
：９９％以上９０％９０％以上以上
用途展開用途展開用途展開
◆ディスプレー材料（電子放出材料）
◆燃料電池材料（触媒担体）
◆ポリマー添加剤（導電性、放熱性材料）
産学連携：東京大学丸山助教授
CNT純度単層CNT純度：
44
2003 2004 2005 2006 2010
35 30 25 10
寸法安定性限界
20ピッチ(μm)
従来COF技術
年
寸法許容幅 (%) ±0.04 ±0.02 ±0.01
新開発技術
◆ １０μｍ以下の微細ピッチ対応
◆ ±０．００１％の位置精度
優れた特性優れた特性優れた特性
駆動ＩＣ（ＣＯＦ）ピッチ
IC
端子
PI フィルム 銅線
LCDパネル
液晶（ＬＣＤ）とＩＣとの接続
１０μm ピッチ
次世代パターン加工技術を開発
ＬＣＤ駆動ＩＣの接続ピッチのトレンド
◆加工中のポリイミドフィルムの寸法変化を抑制するフィルム加工革新技術を開発
◆配線形状を微細に制御でき、ﾌｧｲﾝﾋﾟｯﾁ化に有利な「セミアディティブ法」を採用
技術ポイント技術ポイント技術ポイント
45
超高感度ＤＮＡチップの開発
バイオとナノテクノロジーの融合によって従来比約100倍の高感度ＤＮＡチップを開発。遺伝子診断やゲノム創薬データベース構築に貢献。
バイオとナノテクノロジーの融合によって従来比約100倍の高感度ＤＮＡチップを開発。遺伝子診断やゲノム創薬データベース構築に貢献。
遺伝子診断チップ遺伝子診断チップ ゲノム創薬ﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽゲノム創薬ﾃﾞｰﾀﾍﾞｰｽ
疾患関連遺伝子情報
従来型ＤＮＡチップ
東レ東レ 京大医薬連合京大医薬連合東レ東レ
高速、高精度ＤＮＡチップ
ノイズの大幅低減シグナル強度の向上 検出感度の飛躍的向上（従来型チップの100倍）
従来比１００倍の高感度化に成功
＋
新型ＤＮＡチップ開発新型ＤＮＡチップ開発新型ＤＮＡチップ開発京大との連携京大との連携京大との連携
辻本教授など
高速検出（従来型チップの100倍）
高定量性
高再現性従来型ＤＮＡチップ 新型ＤＮＡチップ
本開発の一部はＮＥＤＯ「バイオ・ＩＴ融合機器開発プロジェクト」の支援を受けています
46
世界初の樹脂製・超高感度タンパク質解析チップを開発
極微量の血液等のサンプルから、病気の原因や発症状況に関係する疾患関連タンパク質を、簡易な操作で従来の100倍以上の高感度で検出できるバイオツールの基本技術の開発に成功。この技術を用い、世界初の樹脂製多機能集積型のタンパク質解析チップの試作に成功。
極微量の血液等のサンプルから、病気の原因や発症状況に関係する疾患関連タンパク質を、簡易な操作で従来の100倍以上の高感度で検出できるバイオツールの基本技術の開発に成功。この技術を用い、世界初の樹脂製多機能集積型のタンパク質解析チップの試作に成功。
＜本開発の位置付け＞
＜本開発の３つの特長＞
樹脂化の課題サンプル中のタンパク質が、樹脂製チップの経路表面に吸着し、解析が困難
１．優れたタンパク質吸着抑制効果
未知の疾患関連タンパク質の研究（プロテオーム解析） 別途、研究推進中
疾患関連ﾀﾝﾊﾟｸ質を検出･解析する研究（ﾀﾝﾊﾟｸ質解析） 多機能集積型ﾀﾝﾊﾟｸ質解析チップ
疾患関連遺伝子を解明する研究（ゲノム解析) 高感度DNAチップ
（Ｈ１７．２ 発表）
0
20
40
60
80
100
未処理樹脂 東レチップ回
収率
（％
）
医療器材の材料開発で培ったナノレベルの表面修飾技術で吸着防止
テーラーメード医療を目指した
３つの研究
（Ｈ１６．９ 発表）
複数機能をチップ上で連動させた世界初の多機能集積型チップ
２．１枚のチップ上に複数の機能を集積化 （タンパク質解析の自動化に目処）
高精度の樹脂微細加工技術を活用
３．従来の１００倍以上の検出感度を実現 ノイズ（信号対雑音比）の低減などにより達成
本研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構（NEDO）の支援を受け、大阪大学川合研究室、名古屋大学馬場研究室との共同研究
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世界初の高性能タンパク質分画デバイスを開発
当社のナノテクノロジー（独自の分離膜技術）とバイオテクノロジー（タンパク質精製技術、医療機器開発技術等）を融合し、極微量の疾患関連タンパク質の検出が、極めて容易にかつ高精度の達成できる画期的な高性能タンパク質分画デバイスを世界で初めて開発。
当社のナノテクノロジー（独自の分離膜技術）とバイオテクノロジー（タンパク質精製技術、医療機器開発技術等）を融合し、極微量の疾患関連タンパク質の検出が、極めて容易にかつ高精度の達成できる画期的な高性能タンパク質分画デバイスを世界で初めて開発。
血液中のタンパク質１％ 疾患の原因や指標になる低分子量タンパク質（創薬のターゲット）
タンパク質分析の妨害成分であり、
分離除去する技術の開発が課題
直径数ナノメートルの穴を持つ中空糸膜を使用した装置を開発
・短時間（１～２時間）で高分子タンパク質を除去
・分子量１万～３万程度の低分子量のタンパク質
（創薬のターゲットが多数存在）を選択的に濃縮し、回収
高分子量タンパク質
病気の鍵となる低分子量タンパ
ク質
直径数ナノメートルの穴
９９％ アルブミン等の高分子量タンパク質
ナノテクとバイオの融合
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本資料中の２００６年３月期業績見通し・事業計画、並びに中期経営課題における予想・事業計画についての記述は、現時点における将来の経済環境予想等の仮定に基づいています。
本資料において当社の将来の業績を保証するものではありません。
