Oracle Mobile Application Server for Industrial …4 Oracle Mobile Application Server for Industrial Applicationsインストレーション・ガイド（MSCA 設定マニュアル）

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Oracle Mobile Application Server for Industrial Applications

インストレーション・ガイド（MSCA 設定マニュアル）

リリース 1.0.8.2

2002 年 5 月

2 Oracle Mobile Application Server for Industrial Applicationsインストレーション・ガイド（MSCA 設定マニュアル）

Oracle Mobile Application Server for Industrial Applications インストレーション・ガイド制限付権利の説明

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的にのみ使用されており、それぞれの所有者の商標または登録商標です。

目次 3

目次目次目次目次

1 はじめに ........................................................................................................................................ 4

対象読者 ............................................................................................................................................ 4

2 Mobile Industrial Applications Server スタート・ガイド ................................................................ 5

2.1 Mobile Application Server for Industrial の要件............................................................................ 5 2.2 AutoConfig による Mobile Application Server for Industrial の設定 ............................................. 5 2.3 Mobile Application Server for Industrial の設定............................................................................ 5 2.4 正常に起動されたかどうかの確認 .............................................................................................. 6

3 サーバーの管理.............................................................................................................................. 7

3.1 mwactl スクリプト ...................................................................................................................... 7 3.2 サーバーの起動........................................................................................................................... 8 3.3 サーバーの停止........................................................................................................................... 8 3.4 AutoConfig の実行 ....................................................................................................................... 8 3.5 mwa.cfg ....................................................................................................................................... 9

4 デバイスの構成............................................................................................................................ 11

4.1 deviceIP.ini ................................................................................................................................ 11 4.2 default_key.ini ........................................................................................................................... 12 4.3 新しいデバイスの追加および登録 ............................................................................................ 13

5 トラブルシューティング ............................................................................................................. 14

付録 A ディスパッチャ ................................................................................................................... 15

A.1 ディスパッチャの概要 ............................................................................................................. 15 A.2 ディスパッチャの起動 ............................................................................................................. 16 A.3 ディスパッチャの停止 ............................................................................................................. 16

付録 B. MWA サーバー・マネージャ.............................................................................................. 17

B.1 MWA サーバー・マネージャの概要 ......................................................................................... 17 B.2 サーバーの起動および停止 ...................................................................................................... 18 B.3 サーバーのモニター ................................................................................................................. 20 B.4 サーバーの構成 ........................................................................................................................ 22


1 はじめにはじめにはじめにはじめに Mobile Application Server には次の 2 種類があります。

�� Mobile Application Server for Self-Service Applications

�� Mobile Application Server for Industrial Applications

Mobile Application Server for Self-ServiceとMobile Application Server for Industrialは同一カテゴリで出

荷されていますが、同じ構成ファイルを使用するというだけで、実際にはまったく別の製品です。

Industrial Applications を使用する場合は、このドキュメントを読んで設定してください。Self-Service Applications を使用する場合は、設定を行う必要はありません。

このマニュアルでは、Mobile Application Server for Industrial Applications の実行および実装方法につ

いて説明します。したがって、このドキュメント内の「サーバー」という語は、常に「Mobile Industrial Applications Server」を指しています。

対象読者対象読者対象読者対象読者

このマニュアルは、Mobile Industrial Applications Server を実行する次のようなユーザーを対象に書か

れています。

�� データベース管理者

�� システム管理者

�� 専門技術者

2 Mobile Industrial Applications Server スタート・ガイド 5

2 Mobile Industrial Applications Server スタート・ガイドスタート・ガイドスタート・ガイドスタート・ガイド Mobile Industrial Application Server は、倉庫管理(WMS)、在庫管理(INV)、工程管理(WIP)、品質管理

(QA)などの Industrial Applications 向けのランタイム・エンジンを提供するサーバー・プロセスです。

これらの Industrial Applications は、Mobile Application Industrial Server のフレームワークの上位に

位置するモジュールです。

Mobile Industrial Application Server は、クライアントとして機能する無線端末とデータベース・サー

バーの中間層として機能します。次の図は、Mobile Industrial Application Server の概要図です。

この章では、Mobile Application Server for Industrial の起動方法について、以下の構成で説明します。

�� Mobile Application Server for Industrial の要件

�� Mobile Application Server for Industrial の起動

�� 正常に起動されたかどうかの確認

2.1 Mobile Application Server for Industrial の要件の要件の要件の要件

Mobile Application Server for Industrial Applications を起動する前に、次の製品がインストールされて

いることを確認してください。

�� Java Development Kit（JDK）

�� 詳細は、パッチに付属している README-Config-JDK.html を参照してください。

�� Oracle JDBC

�� 詳細は、パッチに付属している README-Config-JDBC.html を参照してください。

Mobile Industrial Application Server で Apache サーバーを実行する必要はありません。

2.2 AutoConfig によるによるによるによる Mobile Application Server for Industrial の設定の設定の設定の設定

リリース 11.5.7 以降の Mobile Industrial Application Server は、AutoConfig ユーティリティで設定でき

ます。ただし、AutoConfig を使用する場合は、mwa.cfg を手動で編集しないでください。また、

deviceIP.ini を編集するときは、十分に注意してください。

注意: これらのファイルを直接編集すると、設定データが失われる可能性があります。

2.3 Mobile Application Server for Industrial の設定の設定の設定の設定

注意: このドキュメントの設定手順では、次の表記規則を使用します。

�� <JAVA_TOP>は、Oracle Applications Java ディレクトリの上位ディレクトリ（$JAVA_TOP）です。apps.zip は、このディレクトリに格納されます。


�� <APPL_TOP>は、Oracle Applications の上位ディレクトリ（$APPL_TOP）です。

�� <MWA_TOP>は、MWA ディレクトリの上位ディレクトリ（$MWA_TOP）です。

Mobile Application Server for Industrial を起動するには、次の手順に従ってください。

1. <APPL_TOP>ディレクトリに移動します。

2. <APPL_TOP>ディレクトリ内の APPLSYS.env スクリプトを実行して、必要な環境変数をすべ

て設定します。この手順が完了すると、$MWA_TOP 環境変数が適切なディレクトリに設定さ

れます。

3. サーバーを起動します。$MWA_TOP/bin ディレクトリに移動し、次のコマンドを発行します。

�� UNIX 環境: "mwactl.sh start [port_number]"

�� Windows 環境: "mwactl start [port_number]"

port_number パラメータを指定しない場合は、mwa.cfg ファイルの mwa.TelnetPortNumber に指定

されたポート番号が使用されます。

UNIX 環境では、サーバーへの接続ユーザー数によって、ファイル記述子の制限を増やさなけ

ればならない場合があります。この場合は、"ksh"と入力して Korn シェルを起動し、"ulimit -n 1024"コマンドを実行します。この処理は、mwactl.sh の実行前に行なってください。

4. この手順はオプションで、ディスパッチャ・プロセスを起動します。このプロセスは、より多

くのユーザーをサポートし、ロード・バランシングを実行するために使用されます。ディスパ

ッチャを起動するには、このプロセスが待機するポート番号を mwa.cfg ファイルに指定する必

要があります。mwa.cfg ファイルの mwa.Dispatcher エントリを編集して、ディスパッチャのホ

スト名とポート番号を反映します。たとえば、localhost が ap100sun、ディスパッチャの実行ポ

ートが 3223 の場合は、mwa.Dispatcher=ap100sun:3223 と指定します。ポート番号を指定したら、

$MWA_TOP/bin ディレクトリに移動してディスパッチャを起動します。次のコマンドを発行し

ます。

�� UNIX 環境: "mwactl.sh start_dispatcher"

�� Windows 環境: "mwactl start_dispatcher"

ディスパッチャでも同様に、UNIX 環境では、ディスパッチャへの接続ユーザー数によって、ファ

イル記述子の制限を増やさなければならない場合があります。この場合は、"ksh"と入力して Kornシェルを起動し、"ulimit -n 1024"コマンドを実行します。この処理は、mwactl.sh の実行前に行なっ

てください。

5. 起動が成功したかどうかを確認します。

2.4 正常に正常に正常に正常に起動起動起動起動されたかどうかの確認されたかどうかの確認されたかどうかの確認されたかどうかの確認

Mobile Application Server for Industrial が正常に起動されたかどうかをテストするには、対応するホス

ト名とポート番号を使って、任意の Telnet クライアントからサーバーに接続します。「デバイス・

リスト」ページまたは「ログイン」ページが表示される必要があります。表示されない場合は、ト

ラブルシューティングの項を参照してください。

3 サーバーの管理 7

3 サーバーの管理サーバーの管理サーバーの管理サーバーの管理この章は、次の項で構成されます。

�� mwactl スクリプト

�� サーバーの起動

�� サーバーの停止

�� mwa.cfg

3.1 mwactl スクリプトスクリプトスクリプトスクリプト

mwactl コマンド行ユーティリティを使って、サーバーを起動または停止できます。UNIX 環境では、

mwactl.sh スクリプトを使用します。たとえば、サーバーを起動する場合は、"mwactl.sh start"と入力

します。DOS 環境では、mwactl.cmd ファイルを使用します。たとえば、"mwactl start"のように入力

してユーティリティを起動します。DOS 環境では、ファイル拡張子を省略できます。このドキュメ

ントでは、"mwactl"のようにファイル拡張子を省略しています。UNIX 環境の場合は、スクリプト名

の直後に".sh"を追加してください。

このスクリプトを実行する構文は、次のとおりです。

mwactl [-login username/password] [-java_config "VM settings"] [-mwatop MWA_TOP] start|stop|stop_force [port]

各パラメータの解説は、次の表を参照してください。

mwactl パラメータパラメータパラメータパラメータ

パラメータパラメータパラメータパラメータ使用方法使用方法使用方法使用方法

login サーバーを停止するときに限り必須。Oracle Applications のシステム管理職責を付与さ

れたユーザー名とパスワードを使用する。

java_config java オプションを設定する。"-ms"、"-mx"などの値を指定して、初期または大 Javaヒープ・サイズを設定できる。このパラメータはオプションである。指定しない場合

は、"-ms64m -mx128m"という値がデフォルトで設定される。

mwatop Mobile Applications のルート・ディレクトリの場所を指定する。たとえば、Mobile Applications が/d3/mwa にある場合は、"/d3/mwa"の mwatop を指定する。このパラメー

タはオプションである。設定しない場合、mwactl は MWA_TOP 環境変数を検索する。

start、stop、stop_force

サーバーを通常の手順で正常に起動または停止する場合は、"start"または"stop"を指定

する。サーバーを強制的に終了する場合は、"stop_force"を指定する。

"stop_force"オプションがサーバーを強制的に終了するのに対して、"stop"オプション

はサーバーを通常の手順で正常に停止する。

"stop"オプションを指定した場合、ログインしているユーザーがいなければ、サーバ

ーは 60 秒後に停止する。ログインしているユーザーがいる場合は、すべてのユーザ

ーがログアウトしてから停止する。"stop_force"オプションを指定した場合、サーバー

はただちに停止する。

[port] サーバーの起動ポートを指定するオプション・パラメータ。省略した場合、サーバー

は mwa.cfg ファイル内のプロパティを検索する。デフォルトのポート番号は 2323。

従来の Telnet デーモンの多くはポート 23 で起動するため、このポート上でサーバー

を起動しないという設定もできる。

サーバーは、ポート n+1（n はサーバーの起動ポートのポート番号）を使ってサーバ

ー・マネージャと通信する。起動ポートが 2323 の場合、ポート 2324 も使用されるた

め、ポート 2324 上でサーバーを起動することはできない。


3.2 サーバーの起動サーバーの起動サーバーの起動サーバーの起動

この項では、環境設定が適切に行われていること、すなわち、これまでのインストール手順がすべ

て完了し、APPLSYS.env スクリプトが実行済であることを想定して説明を進めます。

サーバーの起動には、mwactl スクリプトの"start"オプションを使用します。各パラメータの詳細は、

前の項の表を参照してください。

サーバーを起動するときの入力例を示します。

�� mwa.cfg に指定されているデフォルト・ポート番号でサーバーを起動するには、"mwactl start"と入力します。

�� ポート 9090 でサーバーを起動するには、"mwactl start 9090"と入力します。

�� 初期ヒープ・サイズ 128MB、大ヒープ・サイズ 256MB の設定で、ポート 9090 でサーバー

を起動するには、"mwactl -java_config "-ms128m - mx256m" start 9090"と入力します。

サーバー・プロセスは、ポート n とポート n+1 の両方を使用します。たとえば、ポート 2323 でサー

バーを起動する場合は、ポート 2324 も使用されます。このため、ポート 2324 でサーバーを起動す

ることはできません。

3.3 サーバーの停止サーバーの停止サーバーの停止サーバーの停止

この項では、これまでのインストール手順がすべて完了し、APPLSYS.env スクリプトが実行済であ

ること、すなわち環境設定が適切に行われていることを想定して説明を進めます。

サーバーの停止には、mwactl スクリプトの"stop"または"stop_force"オプションを使用します。サー

バーを停止するときには、いくつかのパラメータを選択できます。"stop"、"stop_force"、およびその

他のパラメータの詳細は、前の項の表を参照してください。

"stop"と"stop_force"以外に、次の 2 つの必須パラメータがあります。

�� "-login username/password"パラメータ。Oracle Applications の「システム管理者」職責を付与さ

れているユーザーのユーザー名とパスワードを指定します。これらのユーザー名とパスワード

を認証時に使用することによって、承認されたユーザー以外はサーバーを停止できなくなりま

す。ユーザー名とパスワードの大文字と小文字は区別されます。

�� "port"パラメータ。サーバー・プロセスの実行ポートのポート番号を指定します。

サーバーを停止するときの入力例を示します。

�� ポート 9090 上で実行中のサーバーを通常の手順で正常に停止するには、"mwactl -login username/password stop 9090"と入力します。

�� ポート 9090 上で実行中のサーバーを強制的に停止するには、"mwactl -login user/password stop_force 9090"と入力します。

3.4 AutoConfig の実行の実行の実行の実行

Autoconfig は、Applications Context File を使って製品構成の管理を行うユーティリティです。

Applications Context File は、$APPL_TOP/admin ディレクトリ内の XML リポジトリです。ローカル・

マシンの/APPL_TOP ディレクトリ固有の情報は、ここに格納されます。Rapid Installer のデフォルト

の設定では、AutoConfig はインストール時に実行されます。インストール後、$APPL_TOP/admin デ

ィレクトリ内の Applications Context File（$TWO_TASK.xml）を編集した場合は、AutoConfig ユーテ

ィリティを再度実行して、構成ファイル（mwa.cfg など）に変更内容を反映する必要があります。

mwa.cfg と deviceIP に直接変更を加えても、AutoConfig の次回実行時に変更内容が失われるので注

意してください。

AutoConfig の実行方法の詳細は、Metalink Note 165195.1 を参照してください。その他の製品の構成

を省略する場合は、AutoConfig の実行時に"product=mwa"を指定します。

3 サーバーの管理 9

3.5 mwa.cfg

$MWA_TOP/secure の下の mwa.cfg ファイルには、サーバーの構成情報が格納されます。このファイ

ルは、Mobile Industrial Application Server と Mobile Self-Service Application Server によって使用されま

す。このファイルは、インストール時に AutoConfig によって生成されるため、ユーザーは手動で変

更しないでください。

$MWA_TOP の下の mwa.cfg ではなく、別の mwa.cfg ファイルを使用する場合は、mwactl スクリプ

トで-java_config "-Dmwa.cfg=<location of the cfg file>"オプションを指定します。たとえば、使用した

い mwa.cfg ファイルが/tmp ディレクトリ内にある場合、"mwactl.sh -java_config "-Dmwa.cfg=/tmp/mwa.cfg"と指定してサーバーを起動します。この場合も mwatop の場所を把握して

いなければならないことに変わりはありませんが、$MWA_TOP/secureの下の cfgファイルではなく、

-java_config オプションで指定された cfg ファイルを使用することになります。

このファイルに変更を加える場合は、「AutoConfig の実行」の項の説明に従って Applications Context File（<TWO_TASK>.xml）を編集し、AutoConfig ユーティリティを実行して、変更内容を反映しま

す。cfg ファイルに変更を加える作業は、サーバーの実行前に行う必要があります。サーバーの実行

中に変更を加えた場合は、サーバーを再起動しないと変更内容が反映されません。

次の表では、Applications Context File（<TWO_TASK>.xml）内のMobile Industrial Application Server 専用プロ

パティについて説明します。Applications Context File ファイル内のプロパティのうち、<oa_mwa_server>タグと</oa_mwa_server>タグで囲まれていないものは、Mobile Industrial Application Server 以外の製品のプロパ

ティです。これらは、Mobile Industrial Application Server の構成には関係ありません。

Applications Context File のプロパティのプロパティのプロパティのプロパティ

タグタグタグタグ説明説明説明説明

mwaPortNo サーバーの起動ポート。従来の Telnet サーバーはポート 23 で起動す

るので、Mobile Application Server for Industrial はそれ以外のポート

（ポート 2323 など）で起動しなければならない。サーバーの起動時

に mwactl ユーティリティを使ってポート番号を指定することもで

きる。この場合、このプロパティで指定されたポートより、mwactlで指定されたポートが優先される。

サーバーはポート n+1（n はサーバーの起動ポートのポート番号）を

使って MWA サーバー・マネージャと通信する。起動ポートが 2323の場合、ポート 2324 も使用されるため、ポート 2324 上でサーバー

を起動することはできない。

mwaDropConnectionTimeout セッションが中断してから、クライアントがサーバーに再接続する

までの待ち時間（分単位）。120 と指定した場合、クライアントは、

サーバーとの接続が切断されてから 2 時間後に同じサーバーに再接

続する。この時点で、初の接続時の情報はすべて失われる。

mwaStaleSessionTimeout アイドル状態になった Telnet セッションが非アクティブになるまで

の時間（分単位）。

MwaLogLevel システム・ログ・ファイルに記録されるメッセージのレベルを設定

する。有効な値は、fatal、error、warning、debug、trace。制限レベル

がも高い fatal に設定した場合、致命的なエラーによるメッセージ

だけが表示される。一方、制限レベルがも低い trace に設定した場

合、すべてのメッセージが記録される。

MwaLogRotate ログ・ファイルの循環を有効にする。有効な値は"Yes"または"No"。

MwaLogFileSize ログ・ファイルを循環するときのサイズ（バイト単位）。

mwaDispatcherPort ディスパッチャの起動ポート。

mwaDispatcherThreadCount ディスパッチャ専用のプロパティ。ディスパッチャのワーカー・ス

レッド数を検出する。このプロパティと

mwa.DispatcherClientsPerWorker プロパティを同時に使用して、ディ

スパッチャに接続できる合計クライアント数を指定できる。


mwaDispatcherClientsPerWorker ディスパッチャ専用のプロパティ。単一のワーカー・スレッドで処

理できるクライアント数を制御する。このプロパティと

mwa.DispatcherClientsPerWorker プロパティを同時に使用して、ディ

スパッチャに接続できる合計クライアント数を指定できる。

MwaJVMb JVM 実装によっては、ネットワーク実装内にバグが存在する場合が

ある。このプロパティは、JVM にバグが存在することをサーバーに

通知して、サーバー側でなんらかの回避策をとれるようにする。有

効な値は"TRUE"または"FALSE"。大文字と小文字が区別される点に

注意すること。

mwa.cfg 構成ファイル内の一部の値は、E-Business Suite 標準に準拠して定義されているため、変更

されないことを推奨します。次の表では、こうした定義済みのパラメータについて説明します。

mwa.logdir サーバー・ログ・ファイルを格納するディレクトリを指定する。この

プロパティが省略されている場合、$MWA_TOP/log ディレクトリが使

用される。

デフォルト値: 標準の Applications ログ・ディレクトリ。

mwa.SystemLog サーバー・ログ・ファイルの名前。サーバーを起動したポート番号が、

このファイル名の初に追加される。たとえば、2 台のサーバーのうち、

1 台をポート 2323、もう 1 台をポート 2325 で起動したとする。さらに、

システム・ログ・ファイル名が"system.log"であるとする。この場合、

$MWA_TOP/log ディレクトリ内に、2323.system.log と 2325.system.logが生成される。

デフォルト値: system.log。

mwa.DbcFolder mwa.DbcFileプロパティで指定されたdbcファイルを格納するディレク

トリ。

デフォルト値: <FND_TOP>/secure。

mwa.DbcFile このプロパティは、カンマで区切られた複数の値からなる文字列で表

される。サーバーが使用するすべての dbc ファイルを指定する。サー

バーは、mwa.DbcFolder プロパティに指定されたディレクトリから dbcファイルを検索する。

デフォルト値: <Database Host Name>_<DatabaseSID>。

mwa.InitialPoolSize サーバーの初期化時にプール内に作成されるデータベース接続数を指

定する。

デフォルト値: 3。

mwa.Dispatcher サーバーがディスパッチャを検索する場所を指定する（hostname : port）。サーバーは、自身を登録するときに、常に指定されたホスト名

およびポートに接続しようとする。これにより、ディスパッチャのプ

ラグ・アンド・プレイ機能が有効になる。

デフォルト値:<Hostname on which AutoConfig is started> : <mwaDispatcherPort>

mwa.TelnetServer Mobile Application Server for Industrial のインスタンスとポートをすべ

て指定する、サーバー・マネージャツール専用のプロパティ。サー

バー・マネージャは、このプロパティを使って、管理対象のサーバー・

インスタンスをすべて検出する。このため、指定するリストは新の

ものでなければならない。リストが古いと、サーバー・マネージャが

正常に動作しない。

デフォルト値: <Hostname on which AutoConfig is started> : < mwaPortNo>

4 デバイスの構成 11

4 デバイスの構成デバイスの構成デバイスの構成デバイスの構成この章では、既存のデバイスの構成方法と、新しいデバイスの追加および登録方法について説明し

ます。次の項で構成されます。

�� deviceIP.ini

�� default_key.ini

�� 新しいデバイスの追加および登録

4.1 deviceIP.ini

deviceIP.ini ファイルは、$MWA_TOP/secure ディレクトリに格納されています。このファイルを使

って、クライアントとして使用されるすべてのデバイスを管理できます。サーバーにデバイスを認

識させるには、deviceIP.ini ファイルを編集して、そのデバイスを登録する必要があります。

deviceIP.ini ファイルは AutoConfig でも管理できます。このファイルの編集は慎重に行う必要があり

ます。編集可能な部分は、"Begin customizations"から"End customizations"までです。それ以外の場所

に編集を加えても、その内容は失われます。または、AutoConfig を次回実行したときに無効化され

ます。

//# ********************

//#

//# Begin customizations

//#

//# ********************

編集可能な部分

//# ********************

//#

//# End customizations

//#

//# ********************

このファイルに変更を加える必要がある場合は、サーバーの起動前に行う必要があります。サーバ

ーの実行中に変更を加えた場合は、サーバーを再起動しないと変更内容が反映されません。

ファイルは 2 つのセクションで構成されています。初のセクション（[device]セクション）は、デ

バイスとデバイス構成ファイルをマッピングするセクションです。2 番目のセクション（[map]セク

ション）は、IP アドレスとデバイス構成ファイルをマッピングするセクションです。サーバーは、

クライアントからの接続を確認すると、そのクライアントの IP アドレスとファイルの 2 番目のセク

ションの情報から接続デバイスのデバイス構成ファイルを検出しようとします。該当するデバイス

構成ファイルが検出されない場合は、ファイルの初のセクションに記載されているデバイス・リ

ストが表示されます。ユーザーは、このリストからデバイスを選択できます。deviceIP.ini ファイル

の 2 つのセクションについては、次の表を参照してください。

deviceIP.ini ファイルのセクションファイルのセクションファイルのセクションファイルのセクション

セクションセクションセクションセクション説明説明説明説明

[device]セクションすべてのデバイスのリストが指定されている。サーバーが接続デバイ

スのデバイス構成ファイルを検出できなかった場合、このリストが表

示され、ユーザーはそこからデバイスを選択できる。各行は

DeviceName=DeviceConfigFile の形式で記述されているが、ユーザーに

表示されるのは DeviceName の部分だけとなる。デバイスの選択が完了

すると、対応するデバイス構成ファイルが使用される。


DeviceName は AK プロンプトによって変換され、AK プロンプトの

"MWARUNTIME"リージョンに格納されている情報（属性コード

"INDUSTRIAL_" + DeviceName の形式）が、プロンプトとして表示され

る。例: "INDUSTRIAL_DEFAULT"。

[map]セクション IP アドレスとデバイス構成ファイルのマッピングが指定されている。

サーバーは、この情報に基づいて接続デバイスのデバイス構成ファイ

ルを特定する。各行は P_Address=DeviceConfigFile の形式で記述されて

いる。IP アドレスの末尾にワイルド・カードを指定することもできる。

4.2 default_key.ini

default_key.ini ファイルは、$MWA_TOP/secure ディレクトリに格納されています。このファイルが

デフォルトのデバイス構成ファイルです。複数のデバイスをカスタマイズする場合は、それぞれに

1 個ずつデバイス構成ファイルを指定する必要があります。指定しなかった場合は、デフォルトの

デバイス構成が使用されます。このファイルに変更を加える必要がある場合は、サーバーの起動前

に行う必要があります。サーバーの実行中に変更を加えた場合は、サーバーを再起動しないと変更

内容が反映されません。

ファイルは 2 つの部分で構成されており、初の部分にはデバイスのキー・バインディングが指定

されています。2 番目の部分には、デバイスの幅や高さといった特性が指定されています。クライ

アントがサーバーに正常に接続した後、ヘルプ・キー（[F1]）を押すと、そのクライアントが使用

するデバイスの構成情報が表示されます。デバイス構成ファイル内の各プロパティについては、次

の表を参照してください。

デバイス構成ファイルのプロパティデバイス構成ファイルのプロパティデバイス構成ファイルのプロパティデバイス構成ファイルのプロパティ

プロパティプロパティプロパティプロパティ説明説明説明説明

キー・バインディング各行は ACTION=KEY の形式で記述されている。ACTION は、デバ

イスの KEY を押したときサーバーによって認識される論理アクシ

ョンを示す。ACTION は AK プロンプトによって変換される。アク

ションを示す実際のテキストは、AK プロンプトの属性コード

"INDUSTRIAL_" + ACTION によって決定される。例: "INDUSTRIAL_MWA_HELP"。KEY には、CONTROLA～

CONTROLZ、F1～F4 のうち、CONTROLH、CONTROLI、CONTROLMを除く ASCII 値を指定できる。CONTROLH、CONTROLI、CONTROLM は、ナビゲーション・キー[BackSpace]、[Tab]、および

[Enter]と競合するために使用できない。

DATASTREAMINDICATOR ストリーム（バーコードなど）からデータを受け取ることを示す

ASCII 値。

DEFAULT_WIDTH デバイスのデフォルトの幅。この値は、デバイスの寸法（幅と高さ）

を変更できない場合に使用される。

DEFAULT_HEIGHT デバイスのデフォルトの高さ。この値は、デバイスの寸法（幅と高

さ）を変更できない場合に使用される。

DEFAULT_TERM_TYPE デバイスのデフォルトの端末タイプ。この値は、デバイスの端末タ

イプを変更できない場合に使用される。

PROMPT_RATIO フィールドのプロンプトと値の比率を指定する。たとえば値が"1:1"の場合、プロンプトと値の幅は等しくなる（幅が 20 のとき、フィー

ルドのプロンプトは 10 文字に制限される）。

CHARACTER_SET クライアントのキャラクタ・セットを指定する。サーバーは、この

プロパティを基にして、文字をバイトに変換する。例: UTF8、CP1252、Unicode、SJIS など。

POSITIVE_SOUND デバイスが正常に動作したときのサウンド設定を表す ASCII 値。た

とえば、値が"7"の場合は、デバイスのベル音が有効になる。ASCII値 7 は、ほとんどのデバイスでベル音を表す。

4 デバイスの構成 13

NEGATIVE_SOUND デバイスがエラーとなったときのサウンド設定を表す ASCII 値。カ

ンマで区切った文字列を指定した場合、サーバーは、指定されたす

べての値を順番に送信する。たとえば、"7,7,7"と指定した場合は、

デバイスのベル音が 3 回鳴る。

BLOCK_MODE デバイスをブロック・モードで実行するかどうかを指定する。設定

可能な値は"yes"または"no"。"yes"に設定した場合、サーバーはクラ

イアントからの入力をエコーしない。また、デバイスがキャラクタ・

モードで実行されているとき、[Enter]キーを必要としなかった箇所

で[Enter]キーを要求するようになる。

4.3 新しいデバイスの追加および登録新しいデバイスの追加および登録新しいデバイスの追加および登録新しいデバイスの追加および登録

新しいデバイスをサーバーに追加および登録するには、次の 2 つの手順を実行する必要があります。

1. デバイス構成ファイルを作成します。default_key.ini ファイルをコピーし、必要に応じて変更を

加えた後、テンプレートとして使用します。新しいデバイス構成ファイルでは、通常、次の項

目が変更されます。

�� DATASTREAMINDICATOR: ストリーム（バーコードなど）からデータを受け取ることを

示す ASCII 値です。この値は、デバイスによってバーコード値の先頭に追加される ASCII文字列と一致していなければなりません。

�� DEFAULT_WIDTH: デバイスのデフォルトの幅です。この値は、デバイスの寸法を変更

できない場合に使用されます。

�� DEFAULT_HEIGHT: デバイスのデフォルトの高さです。この値は、デバイスの寸法を変

更できない場合に使用されます。

�� CHARACTER_SET: クライアントが使用するキャラクタ・セットです。サーバーは、この

プロパティを基にして、文字からバイトに変換します。たとえば、UTF8、CP1252、Unicode、SJIS などの変換が可能です。

�� BLOCK_MODE: デバイスをブロック・モードで実行するかどうかを指定します。

2. deviceIP.ini ファイルに変更を加えます。deviceIP.ini ファイルは、$MWA_TOP/secure ディレク

トリにあります。クライアントとして使用されるすべてのデバイスは、このファイルで管理さ

れます。サーバーは、ユーザーが deviceIP.ini ファイルを編集して登録したデバイスしか認識し

ません。新しいデバイス構成ファイルの[device]セクションに新しいエントリを追加してくださ

い。


5 トラブルシューティングトラブルシューティングトラブルシューティングトラブルシューティング Q: サーバーが正常に起動しません。

A: 環境設定が適切かどうかを確認してください。特に次の項目が重要です。

�� 環境変数$MWA_TOP。

�� deviceIP.ini ファイルが$MWA_TOP/secure ディレクトリ内に存在するかどうか。存在

しない場合は、「AutoConfig の実行」の項の説明に従って AutoConfig ユーティリテ

ィを実行してください。

�� mwa.cfg ファイルが$MWA_TOP/secure ディレクトリ内に存在するかどうか。存在し

ない場合は、「AutoConfig の実行」の項の説明に従って AutoConfig ユーティリティ

を実行してください。

�� dbc フォルダとそのファイルが存在するかどうか。

�� ログ・ディレクトリとログ・ファイルへの書き込みが許可されているかどうか。

Q: サーバーに接続した時点では、ページが表示されません。キーボード上の任意のキーを押

すと、ログイン・ページが表示されます。

A: mwa.cfg ファイル内の mwa.JVMAvailableBug プロパティの値を"TRUE"（すべて大文字）

に設定し、サーバーを再起動してください。

Q: ナビゲーションがうまくいきません。[Ctrl]を押しながら[C]を押さないと次のページに移

動できないという問題が頻繁に発生します。

A: mwa.cfg ファイル内の mwa.JVMAvailableBug プロパティの値を"TRUE"（すべて大文字）

に設定し、サーバーを再起動してください。

Q: X ユーザーがすでに接続しているサーバーに接続しようとすると、接続が許可されま

せん。

A: サーバーを UNIX 系のシステムで実行している場合は、ファイル記述子の制限を厳しくし

てみてください。

Q: サーバーがなかなかクライアントに応答しません。

A: 複数の Telnet サーバーとディスパッチャを起動して、ロード・バランシングを行なってく

ださい。

Q: 数分間作業を中断していただけで、サーバーから切断されてしまいます。

A: mwa.cfg ファイル内の"mwa.StaleSessionTimeout"に現在より大きい値を設定してください。

付録 A ディスパッチャ 15

付録付録付録付録 A ディスパッチャディスパッチャディスパッチャディスパッチャ

A.1 ディスパッチャの概要ディスパッチャの概要ディスパッチャの概要ディスパッチャの概要

応答時間が長いときは、複数のサーバーに負荷を分散させることをお薦めします。特に、サーバー

への接続クライアント数が 20 台を超える場合は、この処理が重要になります。

ディスパッチャと複数のモバイル・サーバーを起動するだけで、負荷を分散させることができます。

複数のサーバーの起動には、複数のポートを持つ単一マシン、または複数のマシンを使用します。

詳細は起動手順を参照してください。Mobile Application Server for Industrial をポート n で起動すると

きは、ポート n+1 も使用される点に注意してください。たとえば、ポート 2323 とポート 2325 で同

時にサーバーを起動することはできますが、ポート 2323 とポート 2324 で同時にサーバーを起動す

ることはできません。各サーバーが別々のプロセスを起動し、別々の JVM を使用することにより、

ロード・バランシングが行われます。

ディスパッチャを使ってロード・バランシングを行うとき、クライアントは個々のサーバーではな

くディスパッチャに接続されます。このディスパッチャとサーバーは、別々のマシンに配置する必

要があります。次の図では、単一のディスパッチャに N 台のクライアントが接続されています。こ

れらのクライアントの要求は、M 台の Mobile Application Server に分散されます。

ロード・バランシングを行うときは、次の点に注意してください。

�� <APPL_TOP>は、NFS によって、ディスパッチャの実行マシンとサーバーの実行マシンで共有

されていなければなりません。これにより、一意のサーバー構成ファイル（mwa.cfg）が複数

のサーバーおよびディスパッチャ間で共有されます。

�� サーバーのログ・ファイルが衝突しないように注意してください。たとえば、サーバーごとに

異なったポートを使用するか、またはサーバー・ログを（NFS 共有にしないで）ローカル・マ

シン上に配置することによって、この問題を回避できます。

�� 通常、システム・シェルは、子が使用できる大ソケット数や大ファイル数にかなり厳しい

制限を課しています。したがって、同一マシン上で複数の Telnet サーバーやディスパッチャを

実行する場合は、これらを異なったシェルから起動する必要があります。また、起動の前に、

シェルの ulimit の値を大きくする必要があります（"ulimit -n 1024"など）。ディスパッチャな

しで単一の Telnet サーバーを実行する場合も、ulimit の値の調整が必要です。デフォルトの制

限値（64）では、ファイル記述子の数は足りません。シェルの種類によっては、ulimit 値の調


整を許可しないものもあります。この場合は、ulimit を設定して Telnet サーバーやディスパッ

チャを実行する前に、"ksh"に切り替える必要があります。次の例を参照してください。

A.2 ディスパッチャの起動ディスパッチャの起動ディスパッチャの起動ディスパッチャの起動

ディスパッチャを起動する前に、環境設定が適切に行われていること、すなわち、このドキュメン

トの冒頭で説明したインストール手順がすべて完了し、APPLSYS.env スクリプトが実行済であるこ

とを確認してください。mwa.cfg ファイルの mwaDispatcherPort プロパティは、$TWO_TASK.xml ファイルを使って設定するディスパッチャ用の必須プロパティです（構成の詳しい変更方法について

は、「mwa.cfg」の項を参照）。たとえば、ローカルホストが ap1003sun でディスパッチャの実行ポ

ートが 3223 である場合は、mwa.Dispatcher=ap100sun:3223 と設定します。

その後、$MWA_TOP/bin ディレクトリに移動し、"mwactl start_dispatcher"と入力してディスパッチ

ャを起動します。

ファイル記述子の制限はディスパッチャにも適用されます。UNIX 環境でディスパッチャを実行し

ている場合は、この制限値を大きくする必要があります。

A.3 ディスパッチャの停止ディスパッチャの停止ディスパッチャの停止ディスパッチャの停止

環境設定が完了したら、$MWA_TOP/bin ディレクトリに移動し、"mwactl stop_dispatcher"と入力して

ディスパッチャを停止します。

付録 B. MWA サーバー・マネージャ 17

付録付録付録付録 B. MWA サーバー・マネージャサーバー・マネージャサーバー・マネージャサーバー・マネージャこの章は、次の項で構成されます。

�� MWA サーバー・マネージャの概要

�� サーバーの起動および停止

�� サーバーの監視

B.1 MWA サーバー・マネージャの概要サーバー・マネージャの概要サーバー・マネージャの概要サーバー・マネージャの概要

Mobile Application Server for Industrial Applications のサーバー・マネージャには、サーバーの起動と

停止、サーバーの監視、サーバーの構成という 3 つの主要機能があります。サーバー・マネージャ

の Web ベースのグラフィカル・インタフェースを使って、サーバー・ディスパッチャと Mobile Application Server for Industrial を監視および管理することができます。

MWA サーバー・マネージャを実行する前に、$MWA_TOP/sec ディレクトリ内の mwa.cfg ファイル

に次のような行が含まれていることを確認してください。

mwa.TelnetServer=ap3010pc:2323,ap940pc:2323;2424;2525;2626,ap891sun:

3333;5555;6666,ap100jvm:6666

これは、Mobile Application Server for Industrial を実行するマシンおよびポートを指定するプロパティ

です。このリストは、必要に応じて変更できます。MWA サーバー・マネージャを使って変更する

こともできます。

MWA サーバー・マネージャには、次の手順でアクセスします。

�� MWA サーバー・マネージャの職責を持つユーザー名を使って、Self-Service Web アプリケー

ションにログインします。

�� ログイン後、ホームページの「セルフ･サービス」セクションから「MWA サーバー・マネー

ジャ」を選択します。

次のページに、6 つのリンクが表示されます。このうち「サーバーの起動/停止」、「サーバーのモ

ニター」、「構成」の 3 つは、Mobile Supply Chain Server 用のリンクです。


B.2 サーバサーバサーバサーバーの起動および停止ーの起動および停止ーの起動および停止ーの起動および停止

「サーバーの起動/停止」ページには、サーバー・ディスパッチャと Mobile Application Server for Industrial の状態情報が表示されます。ユーザーは、このページから任意のサーバーを停止できます。

次の図は「サーバーの起動/停止」ページのスクリーン・ショットです。

「サーバーの起動/停止」ページは、「サーバー・ディスパッチャ」と「サーバーの起動/停止」の 2つのリージョンで構成されています。「サーバー・ディスパッチャ」リージョンには、サーバー・

ディスパッチャの状態が表示されます。サーバー・ディスパッチャの実行中は、サーバー・ディス

パッチャを制御する 2 つのボタンを使用できます。「停止」を押すと、サーバー・ディスパッチャ

は停止します。「バウンス」を押すと、ディスパッチャはいったん停止してから、再起動します。

「サーバーの起動/停止」リージョンには、Mobile Application Server for Industrial の状態とサーバー

を停止するためのコントロールが表示されます。マシン名のポップ・リスト、選択されたマシンの

状態の一覧表、および 3 つのコントロール・ボタンを使用できます。


その他のマシン上の Mobile Application Server for Industrial の状態を確認するには、「サーバー・ホ

スト」リストからマシン名を選択し、「サーバー・ホストの更新」ボタンを押します。

特定のポート上の Mobile Application Server for Industrial を停止するには、「サーバー・ステータス」

表の該当する行の「サーバーの停止」リンクをクリックします。

現在選択されているマシン上のすべてのMobile Application Server for Industrialを停止するには、「全

サーバーの停止」ボタンをクリックします。

操作を実行するときに、サーバー・マネージャからユーザー名とパスワードの入力を要求されるこ

とがあります。この場合は、Oracle Applications の管理者の権限を付与されたユーザー名とパスワー

ドを入力してください。このユーザー名とパスワードは、サーバー・マネージャへのログイン時に

使用したものとは異なる場合もあります。ユーザー名とパスワードの入力が要求されるのは、1 セ

ッションにつき 1 回だけです。

現時点では、MWA サーバー・マネージャでサーバー・ディスパッチャや Mobile Application Server for Industrial を起動することはできません。手動で起動する方法については、3.2 項の「サーバーの起

動」と A.2 項の「ディスパッチャの起動」を参照してください。


B.3 サーバーのサーバーのサーバーのサーバーのモニターモニターモニターモニター

「サーバーのモニター」ページには、サーバー・ディスパッチャと Mobile Application Server for Industrial の詳細情報が表示されます。このページから、Mobile Application Server for Industrial に対し

て短いメッセージを送信またはブロードキャストすることができます。このページにアクセスする

には、MWA サーバー・マネージャのホームページからモニターページを選択するか、その他の

MWA サーバー・マネージャのページの「サプライ・チェーン」タブをクリックし、「サーバーの

モニター」をクリックします。

「サーバーのモニター」ページも、サーバー・ディスパッチャ用と Mobile Application Server for Industrial 用の 2 つのリージョンで構成されています。

「ディスパチャ情報」リージョンには、サーバー・ディスパッチャの情報、たとえば登録済みサー

バー、クライアント、ワーカーあたりのクライアント数などが表形式で表示されます。

「サーバーおよびセッション情報」リージョンには、個々のサーバーとユーザー・セッション（存

在する場合）の状態が表示されます。このページからユーザー・セッションを停止したり、メッセ

ージを交換することもできます。次の図はサーバーおよびセッション情報のスクリーン・ショット

です。

「サーバー・ホスト」には、サーバー・マシンの一覧が表示されます。特定のサーバー・マシンの

情報を表示するには、リストからマシン名を選択して、「サーバー・ホストの変更」ボタンをクリ

ックします。


「サーバー・ステータス」の表には、選択されたマシンの各ポートについて、サーバーの状態が表

示されます。たとえば、サーバーのアップタイム、現在のセッション数、合計セッション数、合計

メモリー容量、使用済のメモリー容量などが表示されます。

「ユーザー・セッション」の表には、選択されたマシン上のユーザー・セッション情報が表示され

ます。コントロールを使って、メッセージを交換したりセッションを終了することができます。

ユーザー・セッションを終了するには、表中の該当する行の「終了」列に表示されているアイコン

をクリックします。クリックすると、確認ページが表示されます。このページの下部の「終了」ボ

タンを押すと、実際にセッションが終了します。「取消」ボタンを押すと、「モニター」ページに

戻ります。

ユーザー・セッションの表では、3 とおりの方法でメッセージ交換を行うことができます。

�� 特定のユーザーにメッセージを送信するには、表中の該当する行の「Post A Message」リンク

をクリックします。

�� 選択されたサーバー・マシン上のすべてのユーザー・セッションにメッセージをブロードキャ

ストするには、「ホストへブロードキャスト」ボタンをクリックします。

�� すべてのサーバー・マシン上のすべてのユーザー・セッションにメッセージをブロードキャス

トするには、「全ホストへブロードキャスト」ボタンをクリックします。

メッセージを送信/ブロードキャストするときは、次に示すメッセージ・ページの編集ボックスに短

いメッセージを入力し、「発行」をクリックします。Mobile Application Server for Industrial は、MWA サーバー・マネージャから受け取ったメッセージをイベント・キューに格納します。このメッセー

ジは、処理イベントが呼び出された時点でクライアントの画面に表示されます。


B.4 サーバーの構成サーバーの構成サーバーの構成サーバーの構成

「構成」ページでは、mwa.cfg ファイル内のプロパティを変更できます。このページにアクセスす

るには、MWA サーバー・マネージャのホームページの「構成」リンクを選択するか、その他の

MWA サーバー・マネージャのページの「サプライ・チェーン」タブをクリックし、「構成」をク

リックします。

「構成」ページは、3 つのリージョンで構成されています。「Mobile Supply Chain Applications」リ

ージョンでは、ディスパッチャのホスト、ポート、dbc ファイル・ディレクトリ、dbc ファイル・リ

ストなど、Mobile Supply Chain Server に影響を及ぼすいくつかの主要な属性を表示し、編集するこ

とができます。

「ログ」リージョンでは、ログ・レベル、ログ・ファイルのパス、ログ・ファイル名など、サーバ

ーのロギングに関する動作を変更できます。

「データベース」リージョンでは、dbc ファイルの内容を表示できます。ユーザーによる dbc ファ

イルの変更はサポートされていないので、このリージョンは読取り専用です。「DBC ファイル」リ

ストから dbc ファイル名を選択し、「表示」をクリックすると、選択された dbc ファイルの内容が

表示されます。

変更後、「保存」ボタンを押して変更内容を mwa.cfg ファイルに保存します。mwa.cfg ファイルと

このファイルを含むディレクトリに対する書き込み権限が、Apache ユーザーに付与されていること

を確認してください。「取消」を押すと変更内容が取り消されます。段落スタイル一覧

Documents

Oracle Mobile Application Server for Industrial …4 Oracle Mobile Application Server for Industrial Applicationsインストレーション・ガイド（MSCA 設定マニュアル）