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Oracle Application Server 10gOracle Developer Suite 10g
機能概要
Oracle Application Server 10g(9.0.4)概要
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アジェンダ
• Oracle Application Server紹介– Oracle Application Serverとは?– 構成の紹介
• Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能– 運用管理– セキュリティ– 高可用性– 新コンポーネント紹介
– 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
• グリッドコンピューティング
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J2EE, &Web Services
ポータル
ワイヤレス
ビジネスインテリジェンス
ビジネス統合
管理&セキュリティ
パフォーマンス&キャッシュ
Oracle Application Serverは、業界標準に準拠したアプリケーション・サーバーで、Webサイト、J2EE アプリケーションおよびWebサービスを実行するための包括的な、完全に統合されたプラットフォームを提供します。J2EEは1.3完全準拠です。
Oracle Application Serverを使用して、ブラウザやワイヤレス・デバイスからアクセスが可能な企業ポータルを提供することによって、情報アクセスを簡略化できます。
ビジネス・プロセスを再定義し、アプリケーションとデータを顧客または取引相手のものと統合することができます。
リアルタイムのパーソナライズによって、顧客に合った操作環境を提供し、さらに顧客のナビゲーション、購買、評価および人口統計データにアクセスして相互に関連付けることが可能になります。
分散システムおよび多様なユーザー・コミュニティを管理および監視でき、セキュリティおよびディレクトリのフレームワークを実装できます。
Oracle Application Server では、Webキャッシュ、インテリジェントなロード・バランスおよびクラスタリングの機能を使用して高速で拡張性のあるインターネット・アプリケーションを提供できます。
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Oracle Application Server 10g(9.0.4)コンポーネント
ビジネスインテリジェンス
OracleAS Discoverer
OracleAS Reports Services
OracleAS Forms Services
OracleAS Personalization
パフォーマンス&キャッシュ
OracleAS Web Cache
J2EE&Web Services
Oracle HTTP Server
OracleAS Container for J2EE
OracleAS TopLink
OracleAS Web Services
Oracle XML Developer Kit
OracleAS MapViewer
コンテンツ管理
Oracle Content Management SDK
Oracle Content Management SDKは、9iFSの後継ですがWebUIを持ちません。
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Oracle Application Server 10g(9.0.4)コンポーネント
ビジネス統合
OracleAS Integration
OracleAS InterConnect
OracleAS ProcessConnect
Oracle Workflow
管理&セキュリティ
Oracle Identity Management
Oracle Internet Directory
OracleAS Single Sign-On
OracleAS Certificate Authority
Oracle Enterprise Manager
Application Server Control
Grid Control
ポータル
OracleAS Portal
OracleAS Syndication Services
Oracle Ultra Search
ワイヤレス
OracleAS Wireless
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Oracle Application Server 10g(9.0.4)構成概要
� Oracle9iAS R9.0.2を継承した構成– Infrastructure/Middle-Tier(ASインスタンス)
ファーム
Infrastructure
Metadata Repository
Identity Management
SSO OID OCA
Middle-tier(J2EE and Web Cache)
OHS Web Cache OC4J
インスタンスA
Middle-tier(J2EE and Web Cache)
OHS Web Cache OC4J
インスタンスB
OracleAS クラスタ
Middle-tier、Infrastructureの位置付けには変更ありません。
Middle-tierは、アプリケーション実行する層で、複数のインスタンスから成り立ちます。同一構成のインスタンスをOracleASクラスタと呼び、アプリケーションの高可用性を実現することができます。
Infrastructureは、アプリケーションにセキュリティ、メタデータレポジトリサービスを提供する層で、Identity ManagementとMetadata Repositoryから構成されます。
それぞれIdentity ManagementとMetadata Repositoryは別のホストにインストールすることが可能です。
このIdentity ManagementはR9.0.4から新たに導入された概念で、OracleAS Single Sign-On, Oracle Internet Directory, OracleAS Certificate Authorityの総称です。
1つのInfrastructureで管理される複数のインスタンスをファームと呼びます。
7
Page 7
Oracle Application Server 10g(9.0.4)構成概要
� プロセス、インスタンス管理– Oracle Process Manager and Notification Server(OPMN)
– Distributed Configuration Management(DCM)
� Oracle9i R9.0.1.5をベース
OC4J
Web Cache
OHS
Application Server
Control
DCM
OPMN
Application Server
Control
DCM
OPMN
プロセス、インスタンス管理:
プロセス、インスタンス管理もR9.0.2から大きな変更はありません。
Distributed Configuration Management: DCM は、Metadata Repository に関連付けられているインスタンスの構成を管理します。構成の変更やデプロイされたアプリケーションをクラスタ全体に伝播します。
Oracle Process Manager and Notification Server: OPMN は、Oracle Application Server のインスタンスとそのコンポーネントに対するプロセス制御と監視機能をもたらします。また、コンポーネントのステータス情報を収集し、その情報を必要とするすべてのコンポーネントに配布します。
8
Page 8
Oracle Application Server 10g(9.0.4)~スタンダード(抜粋)~
1.2JSP
2.3Servlet
2.0EJB
2.0JDBC
1.0JTA
1.2JNDI
1.0.2bJMS
1.0JAAS
1.0JCA
1.1JAXP
1.2JavaMail
1.3J2EE
Java (OC4J )
1.0XML Namespace
2.0DOM
1.1XSLT
1.0XML Schema
2.0SAX
1.0XPath
1.0XML
XML (XDK )
1.1WSDL
2.0UDDI
1.1SOAP
Web Se r v i c e s
New
R9.0.4を構成するスタンダード、提供するスタンダード:
こちらの表は、R9.0.4にてサポートする業界標準テクノロジーの一部について、特にJava, Web関連についてまとめた表です。
これらスタンダードを利用して統合されたアプリケーションサーバーが動作し、さらにこれらに加えてRosettaNetなど各コンポーネントにおいても更なる業界標準に対応しています。
オラクルのアプリケーションサーバーは常に業界の最新スタンダードをサポートし、いち早く今後も提供していきます。
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アジェンダ
• Oracle Application Server紹介– Oracle Application Serverとは?– 構成の紹介
• Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能– 運用管理– セキュリティ– 高可用性– 新コンポーネント紹介
– 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
• グリッドコンピューティング
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Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能
• 運用管理• セキュリティ• 高可用性/スケーラビリティ
• 新コンポーネント紹介• 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
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運用管理1
• Application Server Control– インスタンスごとにApplication Server Controlが存在– ログ管理– ポートの集中管理– Infrastructureへの関連づけ
• Distributed Configuration Management(DCM)– アーカイブ機能– Application Server Controlとの併用可
Application Server Control:
Oracle9iAS Oracle Enterprise Manager Web Site がOracle Enterprise Manager 10g Application Server Controlに名称変更なりました。名称変更のみでコンポーネントの位置付けには変更ありません。
インスタンスごとにApplication Server Controlが存在:
従来のようにプライマリのOEM Web Siteや、emtabは存在しなくなりました。各インスタンスでias_adminパスワードを持ちます。
ログ管理:
各コンポーネントのログファイルを一箇所で集中して管理できるようになりました。複数のログファイルに渡って問題のトレースができます。また、ログ・ローダー機能により、様々なログファイルからデータを収集し、ログ・レポジトリにて管理します。
ポート集中管理:
システムにインストールされているOracle Application Serverが使用しているポート番号が一箇所にまとめられ、ブラウザから変更することが可能になりました。
Infrastructureへの関連づけ:
中間層インスタンスで使用するIdentity Managementや、Metadata Repositoryを変更できます。また、Metadata Repositoryのスキーマパスワードを変更することも可能です。
DCM:
アーカイブ機能:従来のsaveInstance, restoreInstanceコマンドの代わりとして使用します。構成変更時に自動的にアーカイブする機能もあります。
Application Server Controlとの併用:以前のリリースでの制限でありましたが、R9.0.4では併用可能です。
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運用管理2
• IPアドレス/ホスト名変更サポート
Infrastructure
IPアドレスのみ変更可能
Middle Tier
IPアドレス+ホスト名の変更可能
IPアドレス/ホスト名変更サポート:
Middle Tier=IPアドレスとホスト名の両方変更可能。
Infrastructure=IPアドレスのみ変更可能。
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運用管理3
• マニュアルの改善– 新規追加マニュアル(一部)
üクイックインストールガイド
ü高可用性ガイド
üIdentity Management概要及び配置ガイド
üOPMN管理者ガイド
üDCM管理者ガイド
üアプリケーション開発者ガイドXML
– トラブルシューティング情報
クイックインストールガイド:
R9.0.4では多くのインストールオプションがあります。例えば、従来のインフラストラクチャはIdentity managementとMetadata Repositoryに分けて構成が出来るようなりました。利用者の環境に応じた様々なトポロジを構成することが可能です。様々なトポロジに対応するため、インストールが複雑になったと感じられるかもしれません。従来のインストールガイドに比べ、単純化したインストールパターンに絞って解説したドキュメントです。
高可用性ガイド:
高可用性実現に向けた構成を解説しています。
Identity Management概要及び配置ガイド:
R9.0.4ではIdentity Managementという概念が導入されました。Identity ManagementはSSO,OID,OCAによって構成されます。OID,SSO,OCAといった個別コンポーネント単位でのマニュアルではなくIdentity Management全体についてのマニュアルです。
OPMN管理者ガイド/DCM管理者ガイド
この二つのドキュメントは従来はアプリケーションサーバー管理者ガイドの一部に含まれていましたが、独立したマニュアルとなりました。より詳細なったほか、トラブルシューティングに関しても追加されています。
アプリケーション開発者ガイドXML
XMLを利用したアプリケーション開発に向けたマニュアルです。
ドキュメント全体としてトラブルシューティングに対する記載が追加されており、障害発生時に、より役に立つ内容となりました。
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運用管理4
• 導入(Install)及び構成– システム要件
サーティファイ情報(2004年1月20日時点)
Microsoft IE 5.5/6.0
Netscape 4.78/4.79/7
1.4.1
1.4.2
9.0.1.5
9.2.0.4
10.1.0
8.1.7.4
9.0.1.4
Solaris 2.8/2.9
HP-UX11.0/11.11
Red Hat EL AS/ES2.1
Red Hat EL AS/ES3
UnitedLinux 1.0
MIRACLE LINUX SE V2.1
BrowserServer JDK
DatabasePlat form and OS
New
New
New
New
(注1)JDK1.4.2はLinux のみ対応。その他のプラットフォームでは出荷後サーティファイ予定。
(注2) MIRACLE LINUX SE V2.1はOracle9i Release 2対応キット要。
Solaris2.6, 2.7は未サポートです。
Oracle Database R9.0.1.5はメタデータレポジトリとして利用する際に必要となり、製品の出荷と共にPatch Set Releaseとしてリリースされる予定です。
PSR9.0.1.5はOracle Application Server専用となっており、Oracle9i Databaseを利用のお客様は利用できませんのでご注意ください。
DB10gは、出荷後にサーティファイ予定です。
カスタマデータベースへの接続はDatabase R8.1.7.4とR9.0.1.4もサポートされます。
現時点でJDK1.4.2にはLinuxのみ対応しています。その他のポートに関しましてはJDK1.4.2は出荷後サーティファイ予定となっております。
サーティファイ情報は、今後変更になる可能性があります。
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運用管理5
• 導入(Install)及び構成(つづき)– システム要件
サーティファイ予定(2004年1月20日時点)
Microsoft IE 5.5/6.0
Netscape 4.78/4.79/7
Mozilla 1.5
1.4.1
1.4.2
9.0.1.5
9.2.0.4
10.1.0
8.1.7.4
9.0.1.4
HP Tru64 5.1b
IBM AIX 5L(5.2)
Windows NT4.0/2000/2003(32bit)
Windows XP
BrowserServer JDK
DatabasePlat form and OS
New
New
New
New
New
Windows XPのサポートは、J2EE and Web Cacheのみに限定される予定です。
サーティファイ情報は、今後変更になる可能性があります。
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Page 16
運用管理6
• 導入(Install)及び構成(つづき)– インストール利便性の向上üインストール事前チェックüポート番号指定インストールüHA(Cluster)対応üインストール制限の解除üインストール時間の短縮とインストールサイズの削減
2.6GB520MB1.5GB975MB450MBディスク
1GB256MB1GB1GB512MBメモリ
InfrastructureDevKitsBI&FP&WJ2EE&WC
ハードウェア要件(Solaris)
インストール事前チェック:OUIにより、OSパッチ、カーネルパラメータ、CPUクロック、メモリ、ディスプレイの発色数まで、数多くのソフトウェア要件を自動的にチェックします。これにより、インストールに関するトラブルが大幅に削減されると予想されます。
ポート番号指定インストール:インストール時にユーザーが使用するポートを指定することが可能です。既にご紹介しましたようにインストール後にApplication Server Controlよりポート番号を変更することも可能です。但し、Oracle Net Listenerが使用する1521ポートは、インストール時には変更することはできず、またインストール後であってもApplication Server Controlからは変更できません。
Oracle Net Listenerポート番号は、インストール完了後にマニュアルに記載されているステップに従って修正することが可能です。
HA(Cluster)対応:インストーラは、ハードウェアクラスタを自動検出し、容易にクラスタ環境にインストールすることが可能です。
インストール制限の解除:DHCPマシン(Linux, Windowsのみサポート)や、NFS上へのインストールが可能です。また、サイレントインストール時にXフレームバッファが必要なくなりました。
インストール時間の短縮とインストールサイズの削減:
ここに表示してあるディスクサイズは、おおよその値です。メモリの消費に関しては若干多く必要となりました。
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Page 17
インストールサイズの削減
0
500
1000
1500
2000
2500
3000
3500
4000
4500
J2EE&WC P&W BI&Forms Infra DevKits
R9.0.2.0.1
R9.0.4.0.0
今回のリリースでは、
R9.0.2/9.0.3で製品に添付されていましたデモプログラムの多くはOTNから提供することになりました。
デモプログラムは、新機能を理解し、有効に活用するために非常に役に立ちますので、
必要に応じてOTN(http://otn.oracle.co.jp/)より入手してください。
18
Page 18
運用管理7
• 導入(Install)及び構成(つづき)– 柔軟な構成ü既存カスタマDBの利用
üInfrastructureを使用しないForms/Reports Servicesインストール
Oracle9i Database
9.2.0.4 or 9.0.1.5
Repository Creation Assistant
OracleAS Metadata Repository
既存カスタマDBの利用:R9.0.2ではInfrastructureインストール時に強制的にOracle9i DBを作成しMetadata Repositoryとしていました。R9.0.4では従来のようにMetadata Repositoryと共にOracle9i DBをインストールすることも出来ますし、既存のDBを活用することも出来ます。
既存のDBを利用する場合は、Oracle Application Server Repository Creation Assistant使って既存DB上にMetadata Repositoryを作成します。Metadata Repositoryを既存DBに作成する場合は、9.0.1.5、9.2.0.4以上が必要となります。
Infrastructureを使用しないForms/Reports Servicesインストール:別CDで提供します。R9.0.2でもInfrastructureを削除することは可能ではありましたが、インストール時からこのような構成にすることが可能になり、より導入が簡単になりました。
19
Page 19
運用管理8
• 導入(Install)及び構成(つづき)– アップグレードüツールにて、R9.0.2.x及びR9.0.3.xからアップグレードüシステム停止時間を最小限に抑えたアップグレードüR1.0.2.2.xからのアップグレードは、R9.0.2を経由
R9.0.4のMiddle-TierがR9.0.2のInfrastructure上で動作可能なため、Middle-Tierのアップグレードではシステムの停止が発生しません。Infrastructureを停止しているときのみサービスの中断が必要です。
20
Page 20
運用管理 まとめ
• Application Server全体の管理の改善• ドキュメント充実• インストールの容易さ• ダウンタイムを考慮したアップグレード
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Page 21
Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能
• 運用管理• セキュリティ• 高可用性/スケーラビリティ
• 新コンポーネント紹介• 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
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Page 22
Identity Managementとは、「Oracle 製品で分散セキュリティを
実現する統合インフラストラクチャ」
• Oracle Internet Directory• Active Directory連携• ファン-アウトレプリケーション
• OracleAS Single Sign-On• Windowsネイティブ認証• マルチレベル認証
• OracleAS Certificate Authority
セキュリティIdentity Management
プロビジョニング(OID)
PKI認証局(OCA)
ユーザー認証(SSO)
ディレクトリサービス(OID)
ディレクトリ統合(OID) 委任管理(OID)
Oracle Application Server 10g(9.0.4)より導入されたコンセプトであり、組織内のネットワーク・エンティティのセキュリティライフサイクル全体を管理します。一般的な例として、組織内のユーザーアカウント管理における、アカウントの作成、停止、権限の変更およびアカウントの削除が上げられます。
Oracle Application Server、Oracle Database Server、Oracle E-Business Suite、Oracle Collaboration Suite など、あらゆるOracle製品およびテクノロジ・スタックに対する共通インフラストラクチャであり、一貫したセキュリティモデルを提供します。
OracleAS Identity Managementには次のコンポーネントが含まれます。
OID:Oracle9i Databaseを利用したスケーラブルで堅牢なLDAP V3準拠ディレクトリサービス。
SSO:Oracleや3rdパーティ製品へのシングルサインオン環境を提供
OCA:X.509v3証明書による認証サービスの提供
OID:AD連携:SUN iPlanet連携に加え、Microsoft Active Directoryと連携が取れるようになりました。
OID:ファンアウトレプリケーション:従来の単一マスター、マルチマスターに加え新たに追加されました。サプライヤから変更を受信したコンシューマは、その変更を1 つ以上の別のコンシューマにレプリケートできます。
SSO:Windowsネイティブ認証:Kerberos チケットを使用して自動的にサインオン出来るようになりました。
SSO:マルチレベル認証:SSOでは、保護するアプリケーションに異なる認証レベルを割り当てることができます。たとえば、セキュリティが重視されるアプリケーションではユーザー証明書を要求するように構成し、セキュリティがさほど重要でないアプリケーションではユーザー名とパスワードを要求するように構成することもできます。
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Page 23
セキュリティ まとめ
• Identity Managementはオラクル製品共通のインフラストラクチャとしての位置付け
• Identity Managementは、OID, SSO, OCAで構成される
• Windowsとの連携が強化されました
24
Page 24
Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能
• 運用管理• セキュリティ• 高可用性/スケーラビリティ
• 新コンポーネント紹介• 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
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Page 25
高可用性/スケーラビリティ1
� OracleAS Infrastructureの高可用性– Active/Standby構成(Cold Failover Cluster)
– Disaster Recovery
– Metadata RepositoryのRAC対応
Infrastructureが単一障害点(SPoF)にはなりません。
OracleAS Infrastructureの高可用性:
Active/Standby構成(Cold Failover Cluster)
R9.0.2より利用可能になりましたインフラストラクチャのCold Failover構成がより簡単に構築可能になりました。わずらわしい手順も必要なく、インストーラはクラスタウェアを自動認識後、Cold Failover Clusterインストール専用の画面を表示し、論理ホストを入力するだけでCold Failoverインストールが完了します。
Disaster Recovery
天災などデータセンター全体の障害に対するソリューションです。インフラストラクチャのデータベースをOracle9i Data Guard機能で同期を取ります。地理的に離れたActive/Standby構成といえます。
Metadata RepositoryのRAC対応
R9.0.4よりMetadata Repositoryを個別に構成できるようになり、ユーザーのRAC環境上にも構築できるようになりました。対応しているデータベースは、R9.0.1.5以上、R9.2.0.4以上です。
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Page 26
高可用性/スケーラビリティ2
Active/Standby構成(Cold Failover Cluster)
Middle Tier
ORACLE HOME on 共有ディスク
論理ホスト名
Sun Cluster, HP MC/Service Guard, IBM AIX HACMP, Red Hat Cluster,Veritas Cluster Server, HP TruClusterをサポート予定。
Cold Failover Cluster:
2台のInfrastructureマシンに同じ論理ホスト、IPアドレスを割当て、一台を常にスタンバイ状態になるようにします。
ミドルティアからは常に論理ホストを用いてインフラストラクチャにアクセスします。
障害が起きたインフラストラクチャを停止させ、スタンバイ状態のマシンを起動させます。
クラスタウェアについて:
Sun Cluster, HP MC/Service Guard, IBM AIX HACMP, Red Hat Cluster, Veritas Cluster Server, HP TruClusterをサポート予定。
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Page 27
高可用性/スケーラビリティ3
• OracleASクラスタ(Middle-tier)の機能拡張
– ファイルベースクラスタ
üInfrastructureが不要
– mod_oc4jロードバランシングの拡張
üラウンドロビン/ランダム/メトリックベース
üLocal Affinity/Weighted
ファイルベースクラスタ:
Infrastructureを利用しないファイルベースクラスタが新たにサポートされました。J2EEアプリケーション実行環境において、インフラストラクチャを利用しないことにより、必要となるH/Wリソースが軽減されます。
ファイルベースクラスタもApplication Server Controlを利用して管理可能です。
ロードバランシングの拡張:
これまではラウンドロビンのみのサポートでしたが、ランダム、メトリックベースが追加されました。
さらに、これらのアルゴリズムで、ローカルホスト優先(Local Affinity)、重み付け(Weighted)が指定可能です。
メトリックベースは、サーバーの負荷に応じて動的にリクエストを割り振ることが可能です。
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Page 28
高可用性/スケーラビリティ4
� その他– OPMN
üプロセス管理対象の拡大
üプロセス起動はOPMN
OPMN:
R9.0.2ではOHSとOC4Jのみでしたが、R9.0.4ではほとんどのコンポーネントが管理対象になりました。
OHS, OC4J, OID, Web Cache, Discoverer, Wireless, Reports Services, ProcessConnectなど。
これによりOracle Application Serverとしてのプロセス管理が統一され、障害対応も統一化されました。
プロセス起動はOPMNで行うように変更されています。DCMコマンドはインスタンスの設定に関する操作や、アプリケーションのデプロイのみ利用可能です。
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Page 29
高可用性/スケーラビリティ まとめ
• HA構成(CFC)が簡単に構築できます• ファイルベースクラスタ採用でシステムの軽量化• ロードバランシングが強化
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Page 30
Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能
• 運用管理• セキュリティ• 高可用性/スケーラビリティ
• 新コンポーネント紹介– OracleAS Integration– OracleAS Certificate Authority
– OracleAS TopLink
• 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
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Page 31
新コンポーネントOracleAS Integration
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Page 32
OracleAS Integration
コスト、メンテナンス、管理の面で問題あり
� P2P統 合 の 特 徴– 統 合 の 手 法 が 多 岐 に 渡 る
– プログラミング中心的
– シ ス テ ム 全 体 が 複 雑 に な る
システム統合:Point to Point(P2P)型
レガシー
1対1ならば問題なし
レガシー
多岐にわたると...
レガシー
レガシー
システム統合:Point to Point(P2P)型
従来、社内に存在する複数のシステムのやりとりを実現するためには、Point to Pointとよばれる、システム同士一対一の開発が必要とされてきました。
新しいシステムが追加された場合や、アプリケーションのアップグレードの際などは、新たな開発が発生し、そのため、開発コストは増大し、管理工数も膨大なものとなっていました。
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Page 33
コスト、メンテナンス性、管理において有益
� ハブ & ス ポ ー ク 型 の 統 合 の 特 徴– 統 合 の 手 法 の 統 一 化
– データ/プロセスのモデリングが中心
– シ ス テ ム 全 体 が 簡 素 化
OracleAS Integration
システム統合:ハブ&スポーク型
レガシー
レガシー
レガシー
統合プラットフォーム
ハブアンドスポーク型の統合:
システム同士が対話をするのではなく、中心に配置されたハブを介してそれぞれのシステムが会話。このハブとなるのが、OracleAS Integrationです。
このモデルでは、新たなシステムの追加や、アプリケーションのアップグレードの際にも、中心となるハブのメンテナンスを行うだけになり、開発コストや管理工数の削減を行う事が可能になります。
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Page 34
InterConnectとProcessConnect
� 位 置 付 け の 違 い– InterConnect
� データレベル、アプリケーションレベルの統合
� キーワード:メッセージ・ブローカー
– ProcessConnect� 企業内外のビジネス・プロセス統合、自動化
� キーワード:ビジネス・プロセス・マネージメント( BPM) ビジネス・アクティビティ・モニタリング( BAM) ビジネス・プロセス・オプティマイゼーション(BPO)
� ニ ー ズ の 違 い– InterConnect:
� 他のアプリケーションへのデータの配信が目的
� 例:APP1で 作 成 さ れ た 顧 客 デ ー タ を APP2の 顧 客 DBに 反 映
– ProcessConnect:� 業務フローの観点で一つのシステムとして動作させることが目的
� 例:受注システム-> 出荷システム - > 会計システム
OracleAS Integration製品には、二つのコンポーネントが存在します。
・InterConnect
・ProcessConnect
InterConnectは、データレベルの統合(例:Oracle DBに追加されたデータを、同時にIBM DB2にも追加したい)、アプリケーションレベルの統合(例:Oracle DB上で動くアプリと、IBM DB2上で動くアプリをくっつけたい)など、メッセージブローカー(メッセージを仲介する)として適しています。
ProcessConnectには、プロセス管理機能が存在するため、ビジネスフロー全体の統合を行う事ができます。
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Page 35
ProcessConnectアダプタ
• テクノロジー・アダプタ– Oracle RDBMS– Oracle AQ – SMTP – FTP– File– HTTP/S– JMS– Web Service
• RosettaNetアダプタ– B2Bアダプタ
• アプリケーション・アダプタ– SAP R/3 – PeopleSoft 8.x– J.D.Edwards One World XE – Siebel 2000
• レガシー・アダプタ– IMS/DB– IMS/TM– Tuxedo– CICS– VSAM
ProcessConnectで利用できあるアダプタ一覧です。
36
Page 36
InterConnectアダプタ
• テクノロジー・アダプタ– Oracle RDBMS– Oracle AQ – SMTP – FTP・File– HTTP/S
• アプリケーション・アダプタ– SAP R/3 – PeopleSoft 7.5/8.0– J.D.Edwards One World XE – Siebel 2000
• レガシー・アダプタ– CICS– MQ Series
InterConnectで利用できあるアダプタ一覧です。
37
Page 37
OracleAS Integration まとめ
• オラクルの提供するA2A、B2B統合ソリューション• InterConnectとProcessConnectの2つから成り立
つ• 豊富なアダプタ群による様々なシステムとの統合
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Page 38
新コンポーネントOracleAS Certificate Authority
39
Page 39
OracleAS Certificate Authority� Application Server付属のPKI認証局用コンポーネント
� Oracleセキュリティ製品との統合によるセキュリティコストの低減
� 各種標準をサポート(RSA PKCS#12, PKCS#7, X.509v3他)
PKI
要求
発行・廃棄
電子証明書
より確実な
認証フレームワーク審査
運用ポリシー
ユーザ管理
Certificate Authority
Oracle Identity Managementの1コンポーネントと位置付けられています。OID, SSOとの連携が前提となっています。企業内システムで電子証明書を使った厳密な認証フレームワークをより安価に実現するために提供。
- Public Key Cryptography Standards
- PKCS #7:Cryptographic Message Syntax Standard
暗号化や署名を施したデータの構文。
- PKCS#12:Personal Information Exchange Syntax Standard
保存や送信のための個人情報(秘密鍵、公開鍵証明書等)のフォーマット。
40
Page 40
OracleAS Certificate Authority機能
� Oracle Database技術で実装する Oracle Internet Directory をリポジトリとして利用。
� OracleAS Single Sign-On ユーザへ簡単に電子証明書を発行可能。
� HTMLユーザーインターフェースの採用
Oracle Internet Directory
PKI
OracleASCertificateAuthority
OracleASSingleSign-On
Oracle Database
LDAP LDAP
SSO認証
ユーザ
電子証明書ユーザ
OID, OHS, SSO, OC4J, Oracle Databaseを利用することによりCA機能を実現し、3rdパーティ製品を必要としません。
その他、CAチェインのサポートや、JAASとの連携も可能になっております。
41
Page 41
OCA まとめ
• PKI認証局コンポーネント• Identity Managementの一部
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Page 42
新コンポーネントOracleAS TopLink
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Page 43
OracleAS TopLink
オラクルの提供するJavaオブジェクト-RDB間の永続化レイヤ• JDBCコーディング不要• SQLの記述は最小限
• Javaオブジェクトとして透過的にデータアクセス可能• データベース以外へのデータストアも可能
OracleAS OracleAS TopLinkTopLink
SQL生成/JDBCコール
Javaオブジェ
クトからの透
過的アクセス
JavaオブジェクトやEJBエンティティBeanで表現されるデータをリレーショナルデータベースやそれ以外のデータストアに格納するための永続化フレームワークです。TopLinkを利用することにより、高い信頼性とパフォーマンスが求められる企業アプリケーションのデータアクセス部分を、高い生産性で開発することが可能になります。
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Page 44
TopLinkが提供するもの
� TopLinkが提供するものは非常にシンプル– Mapping Workbench O-Rマッピングの定義ツール
– Sessions Editor 実行時環境の設定ツール
– Foundation Library ランタイム・ライブラリ(toplink.jar)
Mapping Workbench Sessions Editor
TopLinkは次の3つから構成されています。
Mapping Workbench
O/Rマッピングを定義するためのツールです。シンプルなユーザーインターフェースの採用により、直感的にマッピング定義が可能です。
Mapping Workbench
実行時の構成を定義するためのツールです。接続先データベースや接続プールの設定、ログ出力の有無などを定義します。
TopLink Foundation Library
TopLinkアプリケーションのランタイムライブラリです。アプリケーションは直接JDBC APIやSQLを記述するのではなく、Foundation Libraryが提供する抽象化されたAPIを使用してデータ操作、トランザクション処理を行います。
45
Page 45
OracleAS TopLink まとめ
• オラクル提供のO/Rマッピングツール• データアクセス部分を高い生産性で開発すること
が可能
46
Page 46
Oracle Application Server 10g(9.0.4)新機能
• 運用管理• セキュリティ• 高可用性/スケーラビリティ
• 新コンポーネント紹介• 各コンポーネントにおける新機能ハイライト
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Page 47
Oracle HTTP Server新機能
• SSL ハードウェアアクセラレータサポート (nCipher)
• ポートトンネリング
• AJP/SSL サポート
• 3rdパーティ製Webサーバーとの連携
Oracle HTTP Server
Apache1.3.28をベースにセキュリティに関して機能強化が図られています。
SSL HW Acceleration support (for nCipher):
nCipher製ハードウェアSSLハードウェアアクセラレータをサポートします。SSL処理がH/Wにて行われるため、Webサーバー自体のパフォーマンスが向上します。
ポートトンネリング:
OC4JとOHS(mod_oc4j)との通信にはAJPを利用します。OHSをファイアウォールの外におき、OC4Jを内側に配置した場合、ファイアウォールのポートを幾つもあける必要があります。これはセキュリティ上好ましいことではありません。ポートトンネリング機能を利用するとバックエンドで動作するOC4Jの数に関係なく1つのポートでOC4Jと通信可能になります。
AJP/SSL(OHS -> OC4J SSL) Support:
OC4JとOHSの通信ではAJPを利用しますが、AJPをSSL化することが可能になりました。これによりOC4Jへのリクエストは全ての経路でSSL化可能になりました。
3rdパーティ製Webサーバーとの連携:
Microsoft IIS, Sun ONE Web Server, Apacheと連携可能。(mod_oc4jの機能を3rdパーティ製Webサーバーで利用可能、他)
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OracleAS Containers for J2EE(OC4J) 新機能� JSP Standard Tag Library(JSR-152)
� Multimedia JSP Tag Library
� 軽量JMS(OracleAS JMS)
� Startup 及び Shutdownクラス
� ロギング
OC4J R9.0.4はJ2EE1.3完全互換に加えて次の新しい機能があります。
JSTL、Multimediaタグライブラリの追加により、JSP開発環境の強化を行いました。
Multimediaタグライブラリによって、アプリケーション開発者は、イメージ、オーディオ、ビデオといったマルチメディアを扱うコードを作成する必要はなくなります。これはOracle InterMediaの機能を利用して実現しています。
軽量JMS:
JMSサポートに関しては、従来のリリースで提供していたOracle JMSに加えて、新しく軽量JMSが追加されました。この新しいJMSプロバイダはOracleAS JMSと呼び、JMS1.0.2b互換で、ファイルベースの永続性をベースとしており、より高いパフォーマンスが期待できます。従来のAQを利用したOracle JMSも引き続き利用可能です。MDBはOC4J JMS, Oracle JMSの両方で利用可能です。
Startup/Shutdownクラス:
あらかじめ登録したクラスを、コンテナの起動、停止時に自動的に呼び出すことが可能になりました。
ロギング:
従来のプレーンテキストログに加えて、新しくOracle Diagnostic Loggingを利用したXMLベースのログを出力するモードをサポートします。
この新しいXMLベースのロギングモードは、ログファイルローテーションや、ログサイズの制限をサポートし、Oracle Application Server Controlより管理することが可能になります。
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OracleAS Web Services新機能
• UDDI2.0サポート• .NET互換性• PL/SQLプロシージャでのLOBサポート• WSDLアナライザの提供
JAX-RPC, WS-IなどJ2EE1.4ベースのテクノロジへの対応は時期リリース10.0.3以降を予定しています。
J2EE1.4に対応したOC4J Developer Preview版がUS-OTNで公開されておりますので、興味のございます方は、ダウンロードできます。
WSDLアナライザは、OTN経由で提供予定です。これによりクライアントアプリケーションを作成することなく、Webサービスのテストを行うことが可能です。
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OracleAS Portal新機能
� Web Clippingポートレット– 既存のWebサイトのコンテンツと機能を部分的にキャプ
チャ
� Omniポートレット– それぞれ異なるデータソースからポートレットへ表示
üSpreadsheet
üカンマで区切られた値(CSV)を含むテキストファイル
üDatabase
üXML
üWeb サービス
Web Clipping Portlet:
インターネット/イントラネット構築の推進でビジネス・アプリケーションはWebベースになってきています。必要な情報はWebサイト上の一部であることが多いです。既存のWebサイトのコンテンツを部分的にキャプチャしてポートレット化することができるようになりました。
Omni Portlet:
様々なソースを切り出し、指定した形式でポートレットとして利用可能にします。
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OracleAS Discoverer新機能
Appl icat ion Server Contro lApp l icat ion Server Contro l統 合統 合
Java CommandJava Command-- Line Tool Line Tool
グ ラ フ 描 画 機 能 の 拡 張グ ラ フ 描 画 機 能 の 拡 張
ユーザ定義関数テンプレートユーザ定義関数テンプレート
クエリー・パフォーマンスの改善クエリー・パフォーマンスの改善
プロセス監視、ロギング、パフォーマンス・モニター、opmn管 理
プロセス監視、ロギング、プロセス監視、ロギング、パフォーマンス・モニター、パフォーマンス・モニター、opmnopmn管 理管 理
Administratorから独立したEULメインテナンス・ツール
AdministratorAdministratorから独立したから独立したEULEULメインテナンス・ツールメインテナンス・ツール
新規グラフの追加、
インタラクティブ性の拡張
新規グラフの追加、新規グラフの追加、
インタラクティブ性の拡張インタラクティブ性の拡張
クリックと選択で作成可能なユーザ定義テンプレートの追加
クリックと選択で作成可能なクリックと選択で作成可能なユーザ定義テンプレートの追加ユーザ定義テンプレートの追加
インテリジェントな結合の使用(不要な表とカラムは非参照)
インテリジェントな結合の使用インテリジェントな結合の使用(不要な表とカラムは非参照)(不要な表とカラムは非参照)
OracleASOracleAS Discoverer 10gDiscoverer 10gNew FeaturesNew Features
Application Server Control統合
OPMN(Oracle Process Manager and Notification)によるプロセス監視対象となりました。
Application Server Controlに統合され、管理作業の多くはWebベースで行われます。CPUやメモリの使用率などパフォーマンス情報を取得したり、DiscovererのログをApplication Server ControlのCentral Log Viewerによって表示や管理が可能になりました。
クエリ・パフォーマンスの改善
不要な結合を除去することにより問合せ実行時間の短縮、ネットワーク負荷を下げ、パフォーマンスを改善しました。
Java Command-Line Tool
Discoverer Administratorをインストールすること無しに、EULを管理することが可能になりました。
グラフ描画機能の拡張
グラフが追加されトータル50種類以上に増え、レポート表現力が向上しました。
ユーザー定義関数テンプレート
Discovererはユーザーの分析をアシストするために、ビルトインテンプレートを用意いたしました。これはWizard形式で構成され、SQLの知識無しで一般的なビジネスに対する分析を設定することが可能になりました。
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OracleAS Wireless新機能
� XHTML モバイルコンテンツ開発
� マルチメディア適応サービス
� Web Clipping (HTMLをモバイル環境へ)
� JDeveloper Wireless Extension
Oracle9iAS Wireless は Oracle 独自の XML コンテンツをデバイスに応じてマークアップ変換していましたが、
OracleAS Wireless 10g では W3C 勧告の XHTML を使用することができます。
マルチメディア適応サービスを使用することにより、マルチメディア・コンテンツをデバイスに最適化することが可能です。
例えば、イメージをリッチカラーから白黒に変換したり、イメージフォーマットの変換、サイズの変換を行うことができます。
Web Clipping は OracleAS Portal のものと似ていますが、OracleAS Wireless 10g の Web Clipping は 既存の HTML, JavaScript コンテンツを
モバイルデバイスに適応させて配信することが可能です。
JDeveloper Wireless Extension (JWE) は JDeveloper の拡張プラグインであり、JWEを使用することによって、XHTML を使用した
コンテンツ開発や J2ME のアプリケーションの開発が可能です。
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OracleAS Web Cache新機能� 動的な構成変更
– プロセスのリスタート不要
� プロセス管理の変更– OPMNによるプロセス管理
� ログ改善– ログファイルのロールオーバー、アクセスログのカスタマイズ
� セキュリティ– nCipher H/W SSLアクセラレータサポート
– クライアントSSL証明書のサポート
� 失効方法の拡張– ESIタグによる失効(インライン失効)
– 検索キーによる失効
� 圧縮指定方法追加– HTTPヘッダによる圧縮の指定可
・動的な構成変更
Web Cache Managerからの設定情報変更時に、再起動不要となりました。全ての設定で再起動不要になったわけではありませんが、再起動不要項目にはマークがつけられており要、不要の判断が簡単に出来ます。
・プロセス管理の変更
OPMNによりプロセスの管理が行われるように変更されました。従来のWATCHDOGプロセスは使用しません。ただし、起動をwebcachectlコマンドを利用した場合は、従来通りWATCHDOGプロセスによるプロセス管理が行われます。
・ログの改善
ロールオーバー:ユーザーが指定した間隔でログをロールオーバーできます。
カスタマイズ:ログのカラムを指定できます。
・セキュリティ
H/W SSLアクセラレータの使用によりCPUリソースを削減できます。
認証にクライアントSSL証明書を使用するアプリケーションが利用できます。
・失効方法の拡張
ESIタグによる失効。
HTTPレスポンスヘッダに検索キーというものを設定し、失効時にURLの代わりに検索キーによる失効が可能となります。
・圧縮指定方法追加
従来のルールによる指定のほか、HTTPヘッダにより圧縮の指定が可能になりました。
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OracleAS Content Management SDK新機能
• ドメインコントローラの移行• Oracle FileSyncの強化• Web starter app• LOB(BFILE)の管理• Oracle Textの自動インデックス• RACサポート
ドメインコントローラの移行:
ドメイン・コントローラは、CMSDKドメインの最も重要なコンポーネントの1 つです。ドメイン・コントローラが停止すると、ドメインの一部分が使用できても、管理者がドメイ
ンを管理できる範囲は大幅に制限されます。システムの可用性が損なわれるのを回避するために、別の中間層をドメインコントローラとして構成できます。
FileSync機能の追加:
FileSyncはローカルコンピュータとCMSDKとのファイルの同期を取るWindows向けソフトウェアです。ログの強化とエラー通知が強化されています。
Web starter app:
アプリケーション開発者が独自にアプリケーションを作成する際の元なるサンプルのアプリケーションが付属しています。
LOBの管理:
BFILEの管理がWebベースのGUIで利用可能です。
RACサポート:
CMSDKが利用するデータベースにReal Application Clustersが利用可能で、高可用性を実現します。
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Oracle Application Server 10g(9.0.4)まとめ� 企業統合ソリューション (InterConnect, ProcessConnect)
� ポータル機能拡張(OmniPortlet, WebClipping)
� 新開発ツールの提供(OracleAS TopLink)
� 新しいセキュリティ機能(Identity Management, AD sync.)
� システムの監視、管理の改善(Oracle Enterprise Manager 10g)
� 高可用性オプションの追加
� パフォーマンス改善
� インストール改善
. . .and MORE!! !
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EnterpriseEnterpriseStandardStandard
Oracle Application Server 10g(9.0.4) Feature Summary
HTTP HTTP (Apache + mods)
J2EE / Web ServicesJ2EE / Web ServicesTopLinkTopLinkXML (XDK)XML (XDK)
Management (OEM)Management (OEM)JDeveloperJDeveloper (5 (5 LicLic.).)Portal Portal Content Mgmt. SDKContent Mgmt. SDKForms Forms Directory & Cert. AuthorityDirectory & Cert. AuthorityIntegration & Workflow Integration & Workflow
Caching Caching Business Intelligence Business Intelligence Wireless Wireless Personalization Personalization
O OO OO OO O
O OO O
OO
OO
O
O O
OOOO
O
JavaJava
O OO
ServicesServices
OO
各エディションとコンポーネントの関係をまとめました。
(2004年1月20日時点)
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