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O R T H O D E V E L O P M E N T ご使用の前に、必ず添付文書をお読み下さい。 ODEV IBSインターボディ スペーサー Interbody Spacer The Cantilever TLIF TM Approach IBS TM

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ご使用の前に、必ず添付文書をお読み下さい。

ODEV IBSインターボディ スペーサー

Interbody SpacerThe Cantilever TLIFTM Approach

IBSTM

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ODEV IBSインターボディ スペーサー

IBSTM Interbody Spacer

STEP2C-TLIFTMにて

IBSTMを挿入します。

STEP4カンチレバー作用により、

コンプレッションがかかります。

STEP1病変のある椎間板。

STEP3自家骨を移植します。

IBSTM

IBSTM

IBSTM

IBSTMは、C-TLIFTMによるアプローチに もっとも適したデザインです。 IBSTMは、C-TLIFTMによるアプローチに もっとも適したデザインです。

Cantilever TransforaminalLumbar Interbody FusionC-TLIFTM

■ カンチレバー作用により、移植骨にコンプレッションがかかります。

■ 脊椎周辺の神経や、軟部組織のレトラクションを最小限に抑えます。

■ インプラントが皮質骨上に設置されるため、沈下の危険性が抑え   られます。

IBSTM Design and ShapeIBSTMデザインと形状

■ 回旋に対する安定性を向上させるマクログルーブ仕上げです。

■ 三日月型の形状   ▼移植骨と母床の接触面積を広く確保できます。  ▼挿入時に先端となる部分がテーパーになっているので、限られた   スペースで容易に挿入できます。

■ テーパー形状

  ▼全サイズ8°のテーパーです。  ▼ロードシスを回復させます。

■ 腰椎前方を支持しながら、後方の移植骨にコンプレッションをかけ  ることができます。

■ 椎間高を維持するためのスペーサーは8種類です。

Instrumentation手術器械

■ C-TLIFTMのためのユニークな手術器械が含まれています。

Surgical Technique手術手技

INTERBODY SPACERインターボディー スペーサー

INSTRUMENTATIONインスツルメンテーション

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The Cantilever TLIFTM Approach

目次

カンチレバー TLIFTM(C-TLIFTM)について・・・・・・・・・・

C-TLIFTMのバイオメカニクス・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅰ.ペディクルスクリューの刺入・・・・・・・・・・・・・・

Ⅱ.経椎間孔アプローチによる椎間板の展開・・・・・・・・・

Ⅲ.椎間板の切除・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅳ.IBSTMのサイジング・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅴ.移植骨の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅵ.サイズの選択・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅶ.IBSTMの挿入・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅷ.移植骨の準備・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅸ.コンプレッション・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

Ⅹ.最終検査と閉創・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 .インプラント・工具一覧・・・・・・・・・・・・・・・・ Ⅸ

この手技は、椎間スペーサーのインスツルメン テーションの一般的な手引きです。術者はすで に椎間固定の基礎に精通していることを想定し て書かれています。症例は患者によって異なる ため、術者の経験により判断して手技を変更し なければならないことがあります。

Designing Surgeons: Peter Pal Varga,M.D. Chief Surgeon Semmelwels Universty of Medicine James W. Ogilvie,M.D. Professor of Orthopaedic Surgery University of Minnesota

取扱説明書 SURGICAL TECHNIQUE

■ 適応

ODEV IBS インターボディ スペーサーは、一般的に腰椎および腰仙骨 の以下の症例に適応します。

● 脊椎部分の不安定  ● 椎間板ヘルニア ● 慢性椎体/椎間板変性  ● 脊椎辷り症

● 椎体の疾病または骨折  ● 椎体の腫瘍  ● 脊椎炎

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Ⅰ. ペディクルスクリューの刺入

経椎間孔腰椎間固定はL1から仙椎まで で実施することができますが、ここでは L4-L5の可動部におけるC-TLIFTMを取 り上げます。L4とL5の棘突起と椎弓か らすべての軟部組織を除去します。ペ ディクルスクリュー刺入箇所を術者の 得意な方法で作製します(図1)。ペディ クルスクリュー刺入時にL3-L4の椎間 関節包を損傷しないように注意します (図2)。PLFで行われるような横突起 先端までの剥離は行われないように注 意します。

Ⅱ. 経椎間孔アプローチによる椎間板の展開

術者が右利きの場合は患者の左側に立 つ方が手術を行いやすいでしょう。左の L4下椎間突起をオステオトーム(253- 0006、007)またはロンジュール(253 -0008、0009)で除去します(図3)。 L4の関節突起間部の強度を温存するよ うに注意しなければなりません。これを 削りすぎると棘突起にディストラクショ ンをかけた時に骨折が起こります(図4)。 除去した骨はステップⅧ「移植骨の設置」 で自家骨移植として使用するので、すべ て保存しておきます。

カンチレバーTLIFTM(C-TLIFTM)について

C-TLIFTMのバイオメカニクス(構造図)

椎間固定の最大の目標はインスツルメンテーションを用いて罹患椎体を固定し、椎間板腔の高さと矢状面アライメントを 回復させ、椎体間骨癒合に必要な環境を整えることです。カンチレバー経椎間孔腰椎間固定(C-TLIFTM)は、従来のPLIFや ALIFと比較すると、合併症を最小限に抑えながらこうした目標を達成できる手術手技です。 カンチレバーの力学的特性によって、強固な固定が得られます。ODEV IBSTMインターボディ スペーサー(以下IBSTM) と椎弓根のインスツルメンテーションを用いることにより、カンチレバーが椎間板腔に形成されます。IBSTMはC-TLIFTM

アプローチにより前方の残存線維輸組織に対向するよう設置されます。粉砕した移植骨はIBSTMの後方に設置されます。 椎弓根のインスツルメンテーションを用いて後方テンションバンドによるコンプレッションをかけることで、矢状面アラ イメントの再建と椎間板腔内移植骨へのコンプレッションを行います。IBSTMと椎弓根のインスツルメンテーションの 組み合わせにより、移植骨に圧迫力を加え、骨誘導を促進させると同時に矢状面アライメントの再建が期待できます。

図1 図2

図3 図4

図5

ラミナディストラクター(253-0010) をL4-L5の棘突起間に設置します(図5)。 さらにディストラクションをかけるには、 L5椎弓の上方縁で黄色靱帯を切離します。 L5左の上関節突起をL5椎弓根の上縁に 至るまで切除します。前縦靱帯および後 縦靱帯はそのまま残します。

図6適切な電気凝固器を用いて椎間板の後側 方にある静脈叢を凝固止血します(図6)。 コットノイドを止血の補助として使用す ることもできます。

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Ⅲ. 椎間板の除去

エレベーター(253-0012)を用いて椎 体終板から椎間板を外します(図9)。

Ⅳ. IBSTMのサイジング

安全に切除できる限りの椎間板組織を 取り除いたら、IBS トライアル(253- 2077~2015)を用いて正しいインプ ラントのサイズを決定します(図12)。 インサーター ハンドル ロッド(253- 0002)をインサーター ハンドル シース (253-0001)にスライドさせて入れ ます。IBSトライアルをインサーターに ねじ入れて装着し、外側スリーブの溝に IBSトライアルを合わせます。最終的な サイズは椎体の間で椎間板高を回復さ せぴったりとフィットするものでなけ ればなりません。

Ⅴ. 移植骨の準備

インプラントのサイズを決定したらステ ップⅡ「経椎間孔アプローチによる椎間 板の展開」で採取した骨を移植のために 準備します。良好な骨癒合を促進させる ために、自家移植骨から注意深くすべて の軟部組織を取り除きます。L4とL5の 棘突起からも追加の自家骨を採取する ことができます。採取した骨はボーンミ ルに通します(図13)。

図12

Ⅵ. サイズの選択

IBS トライアルで最終的に決定された サイズのIBSTMを選択します。IBS トラ イアルと同じ方法でIBSTMをインサーター に装着します(図14)。

図7 図8

外側に出てゆくL4の神経根と頭尾方向 に走るL5の神経根を損傷しないように 注意を払います。硬膜を保護するために 神経根レトラクター(253-0016)を置 くこともできますが、実際にはレトタク ションはほとんど不要です(図7)。 静脈を凝固した後、内側にある硬膜と外 側にある外へ出てゆく神経根の間から 15番メスを使用して線維輪を開窓します (図8)。

鋭匙(253-0013~0015)、エレベー ター、ロンジュールを使用して椎間板を 除去します(図10)。椎体の終板を損傷 すると、大量出血につながりスペーサー が挿入された時に軸方向の荷重に対する 支持力が低下するおそれがあるので、損 傷しないように注意します。 鋭匙 ライトハンドおよびレフトハンドを 用いれば反対側の椎間板を除去しやすく なります(図11)。椎間板スペースへの アクセスを良くするためにL5椎弓根に 隣接するL5椎体上縁の切除が必要な場合 もあります。

図14

図9

図11

図10

図13

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図15 図16

図17 図18

図19

(注)ペディクルスクリューシステムは、本システム には含まれません。

図20

図21

Ⅶ. IBSTMの挿入

接触による神経根の損傷が起こらないよ う注意しながら、IBSTMを椎間板スペース へ静かに進ませます(図15)。線椎輪の 残存組織に対向するよう前方にインプ ラントを設置します(図16)。インサー ターを付けたまま、X線でIBSTMの位置を 確認します。IBSTMが前方の良い位置に 設置されていれば、インプラントからイ ンサーターを外します。調節を要する場 合は、インプラントをグラフト インパ クター(253-0017)で静かにタッピン グまたは押し入れて、IBSTMの最終的な 位置決めを行います。

Ⅷ. 移植骨の設置

IBSTMが良い位置に設置されたら、IBSTM

と後縦靱帯の間の終板を軽く剥皮します。 これには鋭匙を用います。準備した移植 骨をIBSTMと後縦靱帯の間のスペースに インパクトして詰めます。粉砕骨を設置 するにはボーン ファンネル(253-0005) を用いると便利です(図17)。移植骨を 設置する時にIBSTMをずらさないように 注意します。さらに、移植骨が神経根に 接触して設置されないよう注意します。 移植骨は脊椎管の高さより2~3mm沈 みこませなければなりません。移植骨の 設置の仕上げには補助としてボーン タ ンプ(253-0003)を使用します(図18)。 まれに、過去の手術で椎弓板が切除されている場合や椎間板スペースが非常に大きい場合に、追加の移植骨が必要になることが あります。追加の骨の採取を行うかどうかは、術中に術者が判断します。移植のために追加の骨が必要と思われたら、腸骨稜から 自家骨を採取します。ほとんどの症例では、砕いた移植骨6~10cm3で椎間板のスペースを十分に満たすことができます。

Ⅸ. コンプレッション

反対側の椎間関節がこれまでに切除され ておらず、その椎間関節の固定が望まし い場合には、関節軟骨を除去し、その関節 に砕いた移植骨を追加し、インパクトし て詰めます(図19)。 ラミナディストラクターを外してペディ クルスクリューとロッドによるコンスト ラクトを組み立てます。椎間板スペース に軽くコンプレッションをかけた後、コ ンストラクトを締め上げます(図20)。 コンプレッションを利用して適切な矢 状面のアライメントを作ります。椎体後 方の移植骨にコンプレッションがかかっ ていることを確認します。

Ⅹ. 最終検査と閉創

椎間骨移植の最終検査を行い、ステップ Ⅷ「移植骨の設置」で述べた通り、脊椎管 の高さから2~3mm沈みこむように移 植骨が設置されてることを確かめます (図21)。通常の方法で閉創を行います。 ドレーンの使用は術者の判断によります。

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工具

 .インプラント・工具一覧 Ⅸ

製品番号       品 名        サイズ(厚み) 153-2007 インターボディ スペーサー 7mm 153-2008 インターボディ スペーサー 8mm 153-2009 インターボディ スペーサー 9mm 153-2010 インターボディ スペーサー 10mm 153-2011 インターボディ スペーサー 11mm 153-2012 インターボディ スペーサー 12mm 153-2013 インターボディ スペーサー 13mm 153-2015 インターボディ スペーサー 15mm

インプラント

製品番号       品 名        サイズ(厚み)

253-0001 インサーター ハンドル シース

253-0002 インサーター ハンドル ロッド

253-0003 ボーン タンプ

253-0005 ボーン ファンネル

253-0006 ストレート ランボット オステオトーム

253-0007 カーブド ランボット オステオトーム

253-0008 ストレート ロンジュール 4mm

253-0009 カーブド ロンジュール 4mm

253-0010 ラミナ ディストラクター

253-0011 ボーン コンパクション プローブ

253-0012 エレベーター

253-0013 鋭匙 ストレート

253-0014 鋭匙 ライトハンド

253-0015 鋭匙 レフトハンド

253-0016 神経根レトラクター

253-0017 グラフト インパクター

253-2007 IBS トライアル 7mm

253-2009 IBS トライアル 9mm

253-2011 IBS トライアル 11mm

253-2013 IBS トライアル 13mm

253-2015 IBS トライアル 15mm

255-0018 ストレート ロンジュール 6mm

255-0019 カーブド ロンジュール 6mm

255-0020 ラミナ ディストラクター 10.5

255-0023 スラップ ハンマー

255-0024 ラテラル ボーン タンプ

255-0057 IBS サイザー 7mm

255-0058 IBS サイザー 8mm

255-0059 IBS サイザー 9mm

255-0060 IBS サイザー 10mm

255-0061 IBS サイザー 11mm

255-0062 IBS サイザー 12mm

255-0070 椎体間スプレッダー 7mm

255-0071 椎体間スプレッダー 8mm

255-0072 椎体間スプレッダー 9mm

255-0073 椎体間スプレッダー 10mm

255-0074 椎体間スプレッダー 11mm

255-0075 椎体間スプレッダー 12mm

255-0076 椎体間スプレッダー 13mm

JANコード

JANコード

4546937022181 4546937027810 4546937022198 4546937027827 4546937022204 4546937027834 4546937022211 4546937022228

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医療機器承認番号 :21200BZY00171000 製造販売業許可番号:13B1X00213

U.S. Patent No. 6,579,318

〒162-0066 東京都新宿区市谷台町12-2 TEL :03(3341)6545 FAX :03(3341)6752 URL: http://www.jmdm.co.jp

製造販売元

製造元

12104