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OptSimが持つ豊富なモデリング機能と多様な外部インターフェースの特徴
製品概要製品概要
OptSimは、光通信システムの伝送レベルでの設計および性能評価を支援するために、直感的なモデリングとシミュレーション環境を提供します。使い易いGUIとラボ感覚のシミュレーション結果の解析ツールによって、OptSimは高い有用性を持ちながら学習曲線が素早く立ち上がります。柔軟性に富むコンポーネント・モデルの豊富なライブラリとシミュレーション・アルゴリズムにより、タイム・ツー・マーケットを短縮するための正確性と迅速性という2つの課題に最適なトレード・オフを提供し、複雑なプロジェクトやデザインに対するコストを削減します。OptSimは、多数のWDMチャンネル・システムにおいて、徹底的に確認が行われ信頼性が検証されており、さらに各種の研究機関や数多くの企業で利用されています。
おもな特徴おもな特徴
●時間領域および周波数領域の両方でシミュレーションが可能●広範囲に渡る光通信システムのための600個以上のブロック(非線形ファイバ、VCSEL、SOA、EDFA、ラマン・アンプなどを含む)を提供●MATLAB、C/C++、FORTRAN、Javaを用いて新たなブロックを最小限の労力で作成し、他のブロックと組み合わせて使用可能
●各種の研究機関で信頼性が検証され、数多くの企業で採用済み●RSoft社のデバイス設計ツールとの協調により、包括的なアプリケーションの問題解決が可能
OptSimOptSimSimulates a broad range of optical communication systems
アプリケーションアプリケーション
OptSimは下記のようなシステムの設計に最適なツールです。
▼ DWDM/CWDM(例:EDFA、マルチ・ポンプ・ラマン、SOA、ハイブリッド・アンプ) ▼ FTTx/PONシステム ▼ OTDM/OCDMAシステム ▼ CATVデジタル/アナログ・システム ▼ 全光ネットワーク ▼ 長距離の陸上・海底ケーブル・システム ▼ 光ソリトン・システム ▼ 光LAN ▼ 光インターコネクト ▼ 自由空間光システム
OptSimは下記のような広範囲なアプリケーションに対して使用できます。
▼ リンクの最適化:パワー・バジェット、分散マップ、ゲイン・バランス、パルスの整形やチャープの制御、送信機のプリ・エンファシス、増幅器の位置の適正化
▼ マルチ・ポンプ・ラマン増幅器によるスペクトル幅とゲインの最適化 ▼ 伝送損失の解析とその対策の評価(例: PMD、SPM、XPM、FWM、PG、MI、誘導ラマン散乱) ▼ 光伝送技術の決定と検証 チャネル間隔、チャネル数、伝送レート、変調技術の強化、コヒーレント・システム ▼ 統計学的な現象に対するシステムの感度を評価するモンテカルロ・シミュレーション (例:PMD、パターン効果、分散の統計的変化、ASEノイズ) ▼ 新たな変調方式の研究 ▼ システム感度の評価 ▼ レーザ・ドライバの設計最適化 ▼ 光増幅器チェーン内でのチャネルのアド・ドロップによるパワー・トランジェントの解析 ▼ 光増幅器チェーンに対する全光ゲイン・コントロールの設計
RSoft システム・シミュレーション・フレームワークの特徴
16チャンネル40GbpsのDPSK変調システムがシミュレーションされています。125kmのファイバを経た受信機のチャンネル8に対するアイ・ダイヤグラムとアイ・ダイヤグラムのヒストグラムが表示されています QPSK CATVシステムの1つのチャン
受信された信号のスキャタ・ダイアグラ
シミュレーション技法
解解析 データの後処理と表示
OptSimが持つ豊富なモデリング機能と多様な外部インターフェースの特徴OptSimが持つ豊富なモデリング機能と多様な外部インターフェースの特徴
▼ MATLAB®インタフェースによって、カスタム・ユーザ・モデルの開発およびシミュレーションと解析機能のカスタム化や拡張が容易に行えます。
▼ 計測器へのインタフェースにより、設計と開発の効率を最大化するため、実測値をシミュレーション環境に取込むことができます。
▼ デバイス・レベルのツール(例:BeamPROP、GratingMOD、LaserMOD)へのインタフェースにより、オプトエレクトロニクス回路とシステムの両方に対する強力なミクスト・レベルのデザイン・フローを提供できます。
▼ Berkeley SPICE、ケイデンス社のVirtuoso Spectre、シノプシス社のHSPICEのようなEDAツールへのインタフェースによって、電気回路のシミュレーションと光通信システム・シミュレーションを統合することができます。この統合によって、最も正確なエンド・ツー・エンドのシミュレーション、レーザ・ドライバ回路の設計最適化、電気と光のミクスト・ドメイン通信システムの設計が可能になります。
▼ カスタム・ユーザ・モデル開発のために、C/C++等のプログラミング言語に対するアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)が用意されています。
▼ Best Fit Laser Toolkit®により、要求される性能・特性に見合うように、レート方程式によるレーザ・モデルのパラメータをカスカム化できます。
▼ 拡張可能で且つあらかじめ定義されたメーカ仕様のコンポーネント・データベースが提供されており、既に市場で利用可能なコンポーネントを容易にモデル化できます。
▼ 後処理を行うGUIは直感的で且つ柔軟性に富んでおり、仮想的な計測器のように使用できます。▼ 強力なエンクリプション機能により、ブロック図やモデル・パラメータの保護を非常に簡単に行えます。
製品概要
おもな特徴
OptSim
アプリケーション
RSoft システム・シミュレーション・フレームワークの特徴RSoft システム・シミュレーション・フレームワークの特徴
OptSimは、柔軟性に富み使い易いGUI、複合シミュレーション・エンジン、強力なデータ後処理のためのユーティリティ、600個以上の洗練されたコンポーネント・モデルからなるシステム・シミュレーション用の強力なフレームワーク上に構築されています。このフレームワークにより、OptSimとModeSYS(マルチモード通信伝送システムの解析プラットフォーム)は完全に統合され、シングル・モードとマルチ・モードが混在した通信システムのシミュレーションと設計が行える環境が実現されています。
96チャンネル10Gbit/s WDMシステムのシミュレーション結果で、3ポンプラマン増幅(カウンター・プロパゲイション)を含む70kmのファイバを10スパン伝送させています。受信されたチャネルの1つについて、光信号のスペクトル、OSNR、アイ・ダイアグラムが表示されています。
ステムの1つのチャンネル上でスキャタ・ダイアグラムです
シミュレーション技法シミュレーション技法
OptSimには、相補的なシミュレーション技法を提供する複合シミュレーション・エンジンが提供されています。これによって、短距離データ通信から超長距離DWDM通信に至るシステム、フィードバック・パスを持つ強大なメトロ・ネットワーク、チャンネルのアド・ドロップによるEDFAのトランジエント解析、などの広範囲に渡るシステムのモデル化とシミュレーションを可能にする柔軟性を提供しています。
解析 データの後処理と表示解析 データの後処理と表示
シミュレーション後のデータの後処理と表示の機能は、直感的で且つ柔軟性に富んだ測定のためのGUIで提供されており、ラボ感覚の仮想計器群のように振舞います。例えば、グラフの重ね合わせ、グラフの相関性、対話型のカーソル値の読み取り、ピーク値の検索、アイ・ダイヤグラム測定、BER/Q値の評価、などが行えます。これらの対話型または後処理による機能により、検証すべき対象を一度シミュレーションした後の結果の解析がとても容易に行えるため、設計プロセスでの更なる時間の短縮が可能になります。シミュレーションの結果は、信号波形、アイ・ダイヤグラム、信号スペクトル、OSNR、ポアンカレ球面、分散マップ、などを含む何種類かの形式でプロットできます。さらに、ジッター、アイ・オープニング/クロージャ、電気/光スペクトル、チャープ、光の瞬時位相/周波数、光の瞬時パワーを含む様々な測定項目の選択が可能です。
OptSimの波長ドメイン・シミュレーション技法を用いた全光ゲイン・コントロールのシミュレーションです。フィードバックの使用、EDFAの過渡現象のモデル化、2msの時間ウインドウに対する高速シミュレーションを表しています。