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© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 日本企業のイノベーション創造に必要なものとは何か ~ITを活用した日本的イノベーションへの取り組みを考える~ Prowise Business Forum in Tokyo 株式会社 日立ソリューションズ プロダクトソリューション事業本部 プロダクトマーケティング本部 マーケティング推進部 2014/6/5 松本 匡孝

日本企業のイノベーション創造に必要なものとは何か · 2014-06-05  · 日本企業のイノベーション創造に必要なものとは何か ~ITを活用した日本的イノベーションへの取り組みを考える~

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日本企業のイノベーション創造に必要なものとは何か

~ITを活用した日本的イノベーションへの取り組みを考える~

Prowise Business Forum in Tokyo

株式会社 日立ソリューションズ プロダクトソリューション事業本部 プロダクトマーケティング本部 マーケティング推進部

2014/6/5

松本 匡孝

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved.

1. 日本企業にイノベーション創造が困難な2つの理由

2. 組織・人材評価制度・企業文化の問題

3. 偏差値教育の問題

Contents

4. 脳科学から分析:「ハーマンモデル」

5. イノベーションを創造するには

9. ソリューションのご紹介

6. 取り組み事例1:IT企業

7. 取り組み事例2:研究・開発部門

10. まとめ

8. 取り組み事例3:学習塾

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1. 日本企業にイノベーション創造が困難な2つの理由

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1-1 企業にイノベーション創造が困難な2つの理由

組織・人材評価制度・企業文化の問題

偏差値教育の問題

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2. 組織・人材評価制度・企業文化の問題

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2-1 組織の問題

既存事業を 維持する必要

限られた 人材リソース

新規事業を推進する組織がない

新規事業が 生まれない

組織の問題でイノベーションが生まれない悪循環

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2-2 人材評価制度の問題

新規事業を 推進する

成果(実績)が 現れにくい

人事査定は 実績で評価

新規事業を やりたがらない

人材評価制度がイノベーション創造に適していない悪循環

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2-3 企業文化の問題

新規事業を 推進する

前例尊重、 現状維持の風習

新しい試みは 潰される

新規事業が 育たない

企業文化がイノベーション創造を阻害する悪循環

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3. 偏差値教育の問題

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3-1 高学歴重視の社会構造

大企業

従業員1000人以上

中堅企業 従業員100~999人

中小企業

従業員100人以下

高学歴 高偏差値

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3-2 イノベーションの定義

イノベーションとは、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造し、社会的に大きな変化をもたらす自発的な人・組織・社会の幅広い変革を意味する

(出典:Wikiペディア)

イノベーションとは、新しいものを生産する、あるいは 既存のものを新しい方法で生産することである また、既存の価値を破壊して新しい価値を創造して いくこと(創造的破壊)が経済成長の源泉である

(出典:文部科学省ホームページ)

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3-3 高学歴・高偏差値とイノベーションの関係は・・・

高学歴・高偏差値 イノベーション創造 ≠

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4. 脳科学から分析 : 「ハーマンモデル」

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4-1 ハーマンモデルとは

人には「利き腕」があるように、「利き脳」(脳優位性)が存在する。 脳は大脳新皮質の左右半球と辺緑系の左右半球の合計4つで 構成され、脳優位性の型により思考パターンが異なる。

Aタイプ

Bタイプ Cタイプ

Dタイプ

左大脳新皮質 右大脳新皮質 Analyze Strategize

Personalize Organize 左辺緑系 右辺緑系

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4-2 各タイプの思考パターン

勉強に有利な脳優位性は・・・

・事実に基いているか ・数量化されているか ・明晰な分析がなされたか ・要点をついているか ・論理的か

・細かい点もそろっているか ・順を追って構成したか ・きちんとまとまっているか ・見て分かる適正な形式を 使っているか

Dタイプ

・全体像を見ているか ・視覚に訴え、色彩に富むか ・比喩を使っているか ・将来を見据えているか ・概念的に健全/明確であるか

Cタイプ

・相手に伝わる経験談あるか ・要点をつく事例を用意したか ・人助け/ユーザフレンドリーか ・感情的な問題も認識して いるか

・事実に基いているか ・数量化されているか ・明晰な分析がなされたか ・要点をついているか ・論理的か

・細かい点もそろっているか ・順を追って構成したか ・きちんとまとまっているか ・見て分かる適正な形式を 使っているか

Aタイプ

Bタイプ

勉強に 適している

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4-3 一般的な企業の脳優位性構成

Aタイプ

Bタイプ

Dタイプ

Cタイプ

> 少ない

多い

左脳優位の傾向は大企業になるほど強い

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4-4 イノベーション創造における脳優位性の役割分担

アイデア創出 市場調査 検証・実行計画 事業化

新規事業創造のプロセス

イノベーション創造は全脳のチーム構成が優位

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5. イノベーションを創造するには

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5-1 課題と解決の方向性

■ 新規事業を創造する組織・人材 を育成するシステムが不十分

■ 組織運営におけるKPIやコンプライ アンスがイノベーションを阻害

■ 社員の創造性を引き出せるような オフィス環境が未整備

■ 尖ったタイプの人材への受容度や 社会的活用が不十分

■ 総量としてのリスクマネーが米国等 に比べ不足し、VCのアーリー投資も 不十分

■ 社内エコシステムの装備 ■ 社会全体での新事業創造 を活性化させる社会エコ システムの整備

課 題 解決の方向性

※エコシステム: 生態系(エコシステム)とは、ある地域に住むすべての生物とこれに相互に作用し合う非生物的環境をひとまとめにし、エネルギーの流れや物 質環境に着目して一つの機能系とみなしたものである(世界大百科事典)

出典:「新しい事業を創造するための企業内の人材マネジメントの在り方を考える研究会報告書」(経済産業省)

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5-2 社内エコシステムの必要性

出典:Japan Innovation Network

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5-3 社内エコシステムの5要素

出典:Japan Innovation Network

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5-4 社内エコシステムの構成概念図

出典:Japan Innovation Network

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5-5 社内エコシステム→社会エコシステムへ

出典:Japan Innovation Network 出典:Japan Innovation Network

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6. 取り組み事例1:IT企業

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7. 取り組み事例2 : 研究・開発部門

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■ 某研究機関で問題となった報道と同様、実験ノートの管理は

個人の裁量で管理され、管理者にて状況を把握できない

■ 実験データの改ざん・ねつ造を防止するには、各研究者への

コンプライアンスの徹底では限界

■ 研究者の苦手なルーティンワーク的な作業はITで対応し、

研究者は本来の研究に専念できる仕組みの構築

■ 構築する仕組みは、これまで不足していた研究者間の

コミュニケーションを活性化し、イノベーション創造を支援する

7-1 取り組みの背景

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7-2 実験ノートの管理(現状)

研究者

項 目 実施する作業 管理方法

実験ノートに貼り付け またPC・タブレットに保存

紙に出力、 またOffice文書・PDF化し

PC・タブレットに保存

紙に出力、 またOffice文書・PDF化し

PC・タブレットに保存

実験ノートに記載 手書きメモ

実験ノートに記載 タイトル・日付・通し番号、実験目的、 材料・方法、実際に行った手技、 結果、考察 等

実験ノートを保管

紙媒体で保管 PC・タブレットに保存

共有ストレージに保存

思いついたアイデア

実験データの記録

参考文献や調査資料

デジカメで撮影した 写真や動画

関連Webサイト

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7-3 現状の課題

改ざん・ねつ造をシステム的に防げない

実験内容は研究者しかわからない(属人化)

研究者間の共有が困難

過去の実験内容の検索が困難

研究内容のレビューが適切に行われていない

実験ノートと関連データが紐付けされていない

実験ノートへの記載漏れが発生する

実験ノートが紙媒体 で管理されている

関連データが 実験ノートと別媒体 で管理されている

若い研究者は 手書きよりも

PCやタブレットを 使いたがる傾向

現状の運用 課 題

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7-4 課題の解決方法

改ざん・ねつ造をシステム的に防げない

実験内容は研究者しかわからない(属人化)

研究者間の共有が困難

過去の実験内容の検索が困難

研究内容のレビューが適切に行われていない

実験ノートと関連データが紐付けされていない

実験ノートへの記載漏れが発生する

電子化した手書きメモやデータの変更履歴を システム的に管理

電子化したメモやデータをWeb上で管理し メンバー間で共有

さらに、研究者の投稿に関してメンバー間で 随時コミュニケーションが可能な仕組み

実験内容や時期など、カテゴリー別に分類 また、キーワードにて検索が可能な仕組み

実験メモと関連データをセットで管理する仕組み

PCへのタイピングやタブレットへの手書きメモ で投稿可能な仕組み

課 題 解決方法

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7-5 運用イメージ:記述~関連データ管理~共有

実験ノート:日立一郎

コメント 投稿者:田中一郎 2014/04/21 14:19 参考文献からコピー&ペースト を行った箇所について・・・

研究者

投稿者:日立花子 2014/04/21 10:34

修正箇所 修正箇所

Ver.3

Ver.2

Ver.1

添付ファイル:

参考文献.doc(223KB)

関連資料.xls(318KB)

投稿者:日立花子 2014/04/21 14:47 至急、関連研究に関する 確認を行い・・・

研究メンバー

Ver.3

Ver.2

Ver.1

修正箇所

操作ログを管理

システム管理者

新情報共有基盤

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投稿者:山本次郎2014/12/19 16:53

添付ファイル:

関連データ.xls(2,975KB)

レポートを展開します。

過去3年分の実験データを集計

し、関連データと合わせて・・・

7-6 運用イメージ:分類・管理~検索・活用

研究テーマ

DNA解析

研究日

2014年

2013年

執筆者

山田太郎

日立花子

共同研究者

山田太郎

鈴木一郎

カテゴリー

投稿者:日立花子2014/04/21 10:34

修正箇所

添付ファイル:

参考文献.doc(223KB)

関連資料.xls(318KB)

投稿者:山本次郎2014/12/19 16:53

添付ファイル:

関連データ.xls(2,975KB)

レポートを展開します。

過去3年分の実験データを集計

し、関連データと合わせて・・・

投稿者:山本次郎2014/12/19 16:53

添付ファイル:

関連データ.xls(2,975KB)

レポートを展開します。

過去3年分の実験データを集計

し、関連データと合わせて・・・

投稿者:山本次郎2014/12/19 16:53

添付ファイル:

関連データ.xls(2,975KB)

レポートを展開します。

過去3年分の実験データを集計

し、関連データと合わせて・・・

投稿者:日立花子2014/04/21 10:34

修正箇所

添付ファイル:

参考文献.doc(223KB)

関連資料.xls(318KB)

研究者

研究メンバー 投稿者:日立花子2014/04/21 10:34

修正箇所

添付ファイル:

参考文献.doc(223KB)

関連資料.xls(318KB)

タグ:DNA解析

タグ:DNA解析

タグ:DNA解析 調査 タグ:DNA解析 調査

新情報共有基盤

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8. 取り組み事例3 : 学習塾

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 32

8-1 取り組みの背景

■ 企業理念である生徒の個々可能性を発見し、その能力 を最大限に伸ばすことを目的にITを活用した教育改革を 行う ■ ITは最新のテクノロジーでありながら、使う側の視点に 立った、生徒が心地よいと思える人間的なITを実現する ■ 生徒の生涯を通じたパートナーとしての学習塾を目指す

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プロフィール 氏名:鈴木花子さん 生年月日:2004年9月18日

所属:南新宿校

鈴木花子さん

プロフィール 氏名:山田太郎くん 生年月日:2005年3月24日

所属:さいたま中央校

山田太郎くん

プロフィール 氏名:山本良子さん 生年月日:2004年11月3日

所属:市川東校

山本良子さん

8-2 生徒ごとにコミュニティを作成

成績管理

成績管理

成績管理 ・・・

新コミュニケーション基盤

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前期の教材を配布します。 来週から授業が始まりますね。 一緒にがんばりましょう!

山田太郎くん

質問です。 分数のわり算について・・・

8-3 生徒の育成(講師/塾と生徒のコミュニケーション)

教材配布

回 答

質 問

コメント: 英語の教材で発音を聞くページ がありますが・・・

お母さんに手伝ってもらって 写真にスマホをかざして・・・

コメント: 鈴木先生がお休みなので・・・ 加減乗除を使って解くと・・・

解けました。 ありがとうございます(^◇^)

質 問

回 答

コメント

生徒/家庭 講師/塾 新コミュニケーション基盤

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8-4 手書きで、いつでも先生に質問

生徒/家庭 講師/学習塾

この意味を よく考えて・・・

なにが入るの?

わかりません? この問題の 解き方は・・・

山田太郎くん

この問題の 解き方は・・・

コメント: これに詳しい解 き方が書いて ありますよ

手書きソフトウェア

新コミュニケーション基盤

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算数・数学 国語

年中~年長 0~2歳

英語

1~2年生

3歳~年少

8-5 蓄積したナレッジを活用

タグ検索

父兄とのトラブル 検索

キーワード検索

3~4年生 5~6年生

中学生・高校生 大学生・社会人

父兄 教材 タブレット ・・・

部活との両立は 時間的に難しく 塾が時間を考慮 すべきだと・・・

山田太郎くん

教材の再購入は 塾側の責任で負担 お願いします・・・

斉藤次郎くん

先生が他の生徒を ひいきしているので うちの子が・・・

田中幸子さん

受験を考えて 算数の苦手な 問題を質問・・・

佐藤恵子さん

伊東剛くん

この問題の 解き方は・・・

わかりません?

中学受験を検討 していますが、 志望校に合った 学習プランは・・・

大空翼くん

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8-6 生徒の特性を分析

プロフィール

氏名:鈴木花子さん生年月日:2004年9月18日

所属:南新宿校

鈴木花子さん

プロフィール

氏名:山田太郎くん生年月日:2005年3月24日

所属:さいたま中央校

山田太郎くん

プロフィール

氏名:山本良子さん生年月日:2004年11月3日

所属:市川東校

山本良子さん

成績管理

成績管理

成績管理・・・

HMIX DB

成績管理 DB

学習塾

収集

分析

改善

A

B

D

C

新コミュニケーション基盤

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8-7 生徒一人ひとりの将来の夢の実現までサポート

幼児

小学校

中学校

高校

大学

社会人

学習塾 提携

学習塾 提携

学習塾 提携

学習塾

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9. ソリューションのご紹介

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企業グループ A社グループ

B社グループ

C社グループ

・製品を販売

・機能の差別化

・機能的価値

・顧客の満足を得る

・コスト競争力の強化

・情緒的価値

・社会発展に貢献

・他社との共創

・社会的価値

目 的

差別化要素

提供価値

イントラ 企業間情報

共有・交換基盤

メール/FTP

情報共有/コラボレー ション環境の整備

インフラの制限や コンプライアンス/セキュ リティへの対応が必要

インフラの制限から開放 され、業務にリソースを 集中

9-1 ITの動向①

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■ 第4世代コラボレーション・サービスの登場

Gartnerレポートでは企業のコラボレーション環境において、既存のコラボレーションツールを 新たな利用パターンに基づいて再パッケージ化した「第4世代コラボレーション・サービス」が 登場し、導入する企業が競争力優位を獲得することを予測している

第1世代

・電子メール ・カレンダー

第2世代

・インスタントメッセージング ・Web会議 ・共有ワークスペース

第3世代

・ブログ/RSS ・Wiki ・ソーシャルプロファイル

第4世代

既存のコラボレーション ツールの再パッケージ化

1990年~ 2000年~ 2005年~ 201x年~

ユニバーサル・ダッシュボード

ソーシャル・ネット ワーキングツール

ファイル転送 オンライン会議 コンテンツ管理

第4世代コラボレーション・サービスでは現在実行中のビジネス・タスクに最も効果的なコラボレーションサービスを「ユニバーサル・ダッシュボード」経由で簡単に利用できる

9-2 ITの動向②

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企業間連携型 ・セキュリティ ・コンプライアンス

知識共有型 (エンタープライズ・ソーシャル)

企業内型

情報伝達型 (メール、スケジューラ、ファイル転送)

MS SharePoint

Google Apps

IBM Connections 企業間情報

共有・交換基盤

OnSchedule

IntraLinks

BizMart

Basecamp

市場ニーズ

Chatter

9-3 市場ニーズの変化と既存製品の位置づけ

INSUITE

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9-4 新情報共有基盤:コンセプト

【知識活用を強力に支援】

■ ショートメッセージや長文など業務内容に応じた様々なコミュニケーションをサポート ■ コミュニケーションと関連ドキュメントを統合的に管理し、ドキュメントの作成目的や 変更経緯を理解しながら、コンテンツの再利用を支援 ■ メッセージ単位のアクセス権設定により秘匿性の高いコミュニケーションをエンター プライズ・ソーシャル上で実現

■ 多重化通信技術により世界中のどこからでも、インターネット回線を利用した高速な コンテンツ共有・交換が可能 ■ 暗号化やDRM*により、情報漏えいや情報の二次利用を防止 ■ 持出や輸出審査ログの記録を自動化し、利用者の情報管理の負荷を低減

【グローバル化とセキュリティへの対応】

*DRM:Digital Rights Management

【迅速なソリューション提供】

■ 企業内利用に必要なLDAP/ADによるユーザ管理と、LDAP/ADに登録不可な社外 ユーザを統合的に管理し、システム管理者の運用負荷を低減 ■ また、管理者権限を細分化することで各企業ごとに独自でユーザ管理を行うことが 可能

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海外拠点 社外パートナ

日本拠点

■変更/修正理由を質問 ■変更/修正個所を記載

■作成者への変更/修正を指示 ■変更/修正理由を回答

コミュニケーション 記録

エンタープライズ・ソーシャル

・コミュニケーションを記録 ・コミュニケーション履歴を ノウハウとして活用

コミュニケーション

■正しく、最新のデータを活用

コンテンツ管理 ・コミュニケーション記録の 添付ファイルを管理 ・ファイルのバージョン管理

コンテンツ管理

多重化 通信

送受信ログ

多重化 通信

・大容量のCAD、図面データを 高速且つ途切れることなく転送 ・自動転送 ・送信先制御 ・送受信記録管理

図面 技術 文書

■データを高速に ダウンロード/アップロード

高速転送

■データを高速に アップロード/ダウンロード

図面 技術 文書

不可

ポリシーサーバ

■印刷/コピー/ダウンロード

許可 図面

技術 文書

・PDFで技術情報を保護 ・情報アクセスに認証 ・印刷/ダウンロード可否を制御 ・期間を決めて失効 ・即座に失効

セキュリティ

図面 技術 文書

9-5 新情報共有基盤:機能概要

LDAP/AD 外部ユーザ管理

■システム管理/自社ユーザ管理 ■自社ユーザ管理

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9-6 新情報共有基盤:メッセージ表示画面

ログアウト ?

新規投稿 5件 あります。 !

トラクター-Vシリーズ

プロジェクト一覧

トラクター-Rシリーズ

トラクター-Qシリーズ

メッセージ ▼

すべて ▼ 投稿者:全員 ▼

2013/03/05 18:42 基本設計書のレビュー指摘について (2) 日立一朗

2013/03/05 18:45 基本設計書のレビュー(2) (2) 日立一朗

2013/03/05 18:49 基本設計書のレビュー(3) (2) 日立一朗

!▼

ABC工業向け試作開発

フェーズ共通

キックオフ

DR1.0

部品図

DR1.1

FFC産業向け試作開発

議事録

SD向けOEM開発

締め切り 1件 あります。 !

タイトル 日時

XXXX ▼ 検索 詳細検索 日立太郎 (XXX )

コメント 公開

対象者にメールにて通知が行われます。

操作マニュアル.doc (236KB) 日立一郎 2013/03/05 18:55

取扱説明書.doc (236KB) 日立一郎 !アップロード未完了

コメント

1 投稿者:日立一郎 投稿日 2013/02/22 15:47

マニュアル印刷できません。

タグ:マニュアル 部品番号:00010 フェーズ:キックオフ

2013/03/05 18:55 基本設計書のレビュー終了 (4) 日立一朗 !

3 投稿者:日立一郎 投稿日 2013/02/22 15:47

指摘事項:A部品(XS-12025623)の素材指定が不明です。 再度確認を願いします。

4 投稿者:日立一郎 投稿日 2013/02/22 15:47

マニュアル印刷できません。

2 投稿者:日立一郎 投稿日 2013/02/22 15:47

再度、データを再変換してアップしました。

部品図:メッセージ一覧

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

>

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 46

9-7 新情報共有基盤:メッセージ投稿画面

メッセージ投稿

一時保存 キャンセル

ファイル:

HMIXトラクター-Vシリーズ/ABC工業向け試作開発/DR1.0/部品図

タイトル:

メッセージ管理設定:

XXXX

投稿カテゴリー:

投稿

本文:

□高速転送を使用してアップロード

タグ:

セキュリティ設定:

XXXX フェーズ:

□メッセージへのコメント投稿を許可

>

○投稿先カテゴリのアクセス権に従う ○このメッセージに独自のアクセス権を設定

> ファイル登録

アクセス権設定

> ファイル保護設定

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 47

9-8 新情報共有基盤:添付ファイル保護設定ダイアログ

一時登録 キャンセル 投稿

メッセージ投稿

> ファイル保護設定

削除

追加

xxxxxxxxxx

xxxxxxxx

xxxxx

公開グループ一覧

権限 グループ名

参照可 ▼

参照可 ▼

参照可 ▼

PDFファイル保護: プロジェクト外秘

PDFファイル保護設定一覧

削除

追加

プロジェクト外秘

社外秘

権限 設定名

設定

メッセージ管理設定: □メッセージへのコメント投稿を許可

× PDFファイル保護設定

キャンセル

○設定なし(常に閲覧可) 閲覧期間設定:

XXXX 保護設定名:

操作可否設定:

OK

○投稿日から指定日数経過するまで閲覧可… XXXX 日

○投稿日から指定日数経過するまで閲覧可… XXXX/VV/NN

□保護ファイルの内容コピーを許可

□保護ファイルの印刷を許可

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9-9 新手書きソフトウェアのご紹介

どこでも、手軽に、心地よく

オフィス文書や画像などにスラスラと手書きして、 メンバーとすぐに共有。 離れてても、ネットワークを利用して リアルタイムに情報共有できます。

自分の頭の中の思いや考えを、 簡単にメンバーと共有・記録できるリアルタイムコラボレーションソフトウェア。

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9-10 新手書きソフトウェアのご紹介

■ 特徴/機能

もちろん拡大・縮小も

手書き文字などは編集可能

デジタル付箋紙 ノートは何枚も

ペン・図形ツール

資料を読み込んで背景に

離れた人とちゃんと共有

バツグンの書き味

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10. まとめ

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 51

CEO/CIOの判断 ・企業の成長 ・トップの意向

労働組合の合意 ・社員へのメリット ・社員の保護

現場の協力 ・現場へのメリット ・現場の風土に適合

日本企業は現場の賛同がないと改革は困難

10-1 改革への壁

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 52

内面 (インサイド) から変える。

企業自身の根本的なパラダイム

や動機、社風などを変えることか

ら始める。

自身を改善せずに他者との関係

を改善することはできない。

外側 (アウトサイド) からもたらさ

れた永続的な問題解決や幸福、

成功はないのだ。

出典:「7つの習慣」スティーブン・コヴィー

社員が目標や 価値観を共有

社員の関係

パートナ との関係

お客様 との関係

自立的に協働できる場

社会との共通価値を創造

最高の顧客経験を提供する

10-2 まずは現場から

自らを変革すれば、お客様との関係も変わる

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved. 53

ご清聴ありがとうございました

※ 記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

© Hitachi Solutions, Ltd. 2014. All rights reserved.

END

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~ITを活用した日本的イノベーションへの取り組みを考える~